日常小説一覧
ちょっとした、しかし致命的な手違いから同棲が始まった二人の男女。
田舎から大学に通うために東京に出てきた女子大生・篠築(しのつき)嵐(らん)。
オリジナルのランタンを制作し、いつかそれを本業にしようと夢を追う青年・露繁(つゆしげ)灯理(とうり)。
勘違いからの生活を、二人はお互いをよく知りながらも、ぎこちなく始めた。
しかし、灯理が嵐に預けたとあるランタンが二人に思いもよらないハプニングをもたらす。
文字数 298,547
最終更新日 2024.05.17
登録日 2024.02.03
人の感情を糧に成長する不思議な生命体を育てることになってしまった青年が、日々の中に存在する小さな優しさを探す物語。
※ファンタジー要素は謎の生命体周りだけで、基本はあんまり関係ないです。
※別名義で執筆している小説の息抜きに書いている作品になります。
一話一話は短め。更新もゆっくりです。
文字数 17,134
最終更新日 2024.05.17
登録日 2024.05.12
宇都見 玲(うつみ れい)はすいか町(すいかまち)に引っ越してきた高校一年生。中学二年生のある出来事がきっかけで、人前で歌を歌うことが出来なくなり、人との関わりを避けるようになってしまっていた。それでもどうしても歌が歌いたくて、人気の少ない河川敷で一人歌を歌っていたところ、隣のクラスの男子生徒、野掘大龍(のぼりたいりゅう)に見られてしまった。そして大龍に「バンドのボーカルをやって欲しい」と頼まれる。一度は断るものの、そこから玲の予想外の方向に物事が進んでしまい……?
傷ついた経験から、人との関わりを怖がっていた男子高校生が、田舎の商店街で緩やかな時間を過ごし、年齢も世代も違うバンドメンバーや商店街の人々と触れあっていきながら成長していく話です。
文字数 19,745
最終更新日 2024.05.17
登録日 2024.04.29
美味しいコーヒーのお話。
たまに更新します。
店名や場所は特定しないので、お散歩がてら探してみてください。
タイトルにある地名は、最寄駅です。
文字数 26,678
最終更新日 2024.05.17
登録日 2022.04.28
「ねえ、君、死ぬ前に私と将棋しようよ」
突然僕の背後から聞こえた声。振り返ると、そこには一人の女性。その正体は、まさかの死神。彼女は、僕と将棋をしたがっているのです。
「僕、今から自殺する予定なんですけど」
「知ってるよ? だから、死ぬ前に将棋指そうと思ったんだ」
「……あなた、頭大丈夫ですか?」
「えっと。特に問題はないはず、だよ?」
これから自殺する予定の僕と死神である彼女との将棋。紡がれる思い。
どうして僕が自殺をしようとしていたのか。どうして彼女は僕に将棋を挑んできたのか。最後に分かる、二人の共通点とは。
ハチャメチャで、アワアワで。そして、アマアマな二人の物語。
将棋を知っている方でも、もちろん知らない方でも楽しめる作品を目指します!
表紙のイラストは、徒人(とびと)様からいただきました。
徒人(とびと)様のTwitter → https://twitter.com/tobito_sosaku
文字数 66,661
最終更新日 2024.05.17
登録日 2024.03.28
小学生からはじまって、高校生になります。
どんどん主役たちの、性格とか関係とかが変わって。
環境とかの変化によっても成長して。
その変わり目の人生エピソードを書いてます。
高校生以降、推敲しておりません。(きっぱり)
まとめてします。
メインは高校生で、ラストは18才で一区切り出来たら。
そこまでは、だいたい決まっています。
その後は、R18になるので、どうしようか。
朝チュン。古い。で、続けるかは、悩み中です。
句読点が多いのわざとです。
のんびりとしたやつの句読点、多いの好き。
文字数 37,058
最終更新日 2024.05.17
登録日 2024.01.19
少女とエルフのほのぼの暮らし
精霊さんや人外達と交流しながら、今日も縁側で日向ぼっこ
「いい天気だねぇ」
「年寄りくさいね」
「うるさい」
文字数 29,023
最終更新日 2024.05.17
登録日 2024.05.14
「君ってインフルエンザになっても、薬じゃなくて芋焼酎飲んで治しそうだよね」
から始まる怒涛のダメ出しをされて、八王子麗は、マッチングアプリで出会った男にフラれた。
八王子麗は焦っていた。
失恋未満のトラウマを抱えて、誰とも付き合うことなく26歳になってしまったのだ。
「処女は嫌だ。でも、恋はしたくない」
ある日、ふとそんな事を麗は思い。行動に移す。
処女を捨てるためにマッチングアプリを利用するが、出会う男はみんな変なやつらばかりだった。
麗はそれでも諦めずにメッセージのやり取りをする。
そんなある日、麗は「姫りんご」という男性と意気投合する。
会おうという事になり待ち合わせ場所に行くと、思いもよらない人が待っていた。
マッチングアプリでお姫様が釣れた件。の改稿版です
文字数 89,075
最終更新日 2024.05.17
登録日 2023.11.13
文字数 39,949
最終更新日 2024.05.17
登録日 2024.04.06
snsの人間関係に疲れた僕は、古い友人を訪ねた……。
※思い出的奇譚。[回天]以降二部からの作品は順不同人つき、どこからも読書可能となっております。
文字数 32,717
最終更新日 2024.05.17
登録日 2024.01.22
文字数 1,426
最終更新日 2024.05.17
登録日 2023.11.16
冒険者に憧れていた悠人と仲間たちが悲劇教団と戦うファンタジー。
悠人は妹の足を治す冒険を始め、リュセラや凛音らと奇妙なダンジョンに挑む。ダンジョンでは魔法や擬人化した物体が登場します。
へんてこな彼らに辟易する悠人達、だが100均と調味料が大好きな悠人、トライ狂いの凛音、道具が絡むと情けないリュセラ達も大概ですよ。
人生の最高のスパイスは悲劇なんかじゃない。喜びというスパイスを足そう。
それはそれとして掛けすぎだと思うなー。
期間中は出来しだい投稿します。
体調の都合で途中から文字数が減少しますが、ご心配なく。まだ飲めます。
お祭りは好きです。いっぱい飲めるので。次の日が怖いのですが。
最強の戦いを一話飛ばしてしまったので、間に入れて投稿します。
文字数 130,081
最終更新日 2024.05.17
登録日 2023.11.28
主人公、樹神 健(こだま たける)25歳。両親から受け継いだ小料理屋の“いつでも小料理屋”を経営している。その片手間に“戦士エコーズ”の4人のメンバーのリーダーとして、“悪の組織・デビルグリード”と戦っている。しかし、健とメンバーたちは“いつでも小料理屋”の売り上げのことばかりを気にして、戦いに身が入らない毎日だった。戦士運営団体とは店の仕入れや設備の費用を借りるために提携した。それに、毎月スズメの涙のバイト料をもらっていた。そして、対する“悪の組織・デビルグリード”の頭領(とうりょう)と戦闘員は“戦士エコーズ”の動向を探るため常連客として“いつでも小料理屋”に潜入していた。それに対して、健たちは全く気が付いていなかった!
文字数 53,555
最終更新日 2024.05.17
登録日 2024.04.18
余命僅かである彼女の願いは、「自分が綴った小説を世に出すこと」。だから俺はその手を握り、共に戦うと決めた。
藤城 直樹(ふじしろ なおき)高校一年生は、入学したばかりだが あえて友達を作らず、将来もどうでも良く、何事もない三年間を過ごすと決めていた。
しかし同じクラスの女子である吉永 未来(よしなが みらい)に、直樹が二年前まで須藤 翼(すどう つばさ)のペンネームで小説投稿サイトに自作を載せていたと気付かれてしまう。
バカにされると身構えるが、実は未来も小説を書いており須藤 翼のファンだった。その為、執筆の仕方を教えて欲しいと頼んでくる。
直樹は、自分が小説を書いていたことを秘密にするのを条件とし、培った技術を未来に教えることにする。
そんな彼女の夢は公募に受賞し、書籍化すること。
元々素質と直樹の指導により上達していくが、現実はそう上手くいかず落選ばかり。
初めはそれを受け入れていた未来だったが、時間が経つにつれ焦り始め、直樹に自分の夢を叶えて欲しいと託してきた。
しかし彼は中学生の時に起きた出来事をキッカケに筆を折り、二度と執筆はしないと決めており。そして未来に、自分が成し得なかった夢をいつの間にか託していた。
そんな互いの気持ちがぶつかり合ってしまい、直樹は未来の夢を否定してしまう。
そんな最中に夏休みに入ってしまったことにより、彼女と会うことがなくなった直樹は、取り消せない言葉を放ったと後悔。
新学期に謝ると決め登校するが、教室に未来の姿はなく、教師より留学の事実を聞かされる。
最後に謝りたいと連絡を取ろうとするが通じず、それきりとなってしまう。
しかし、そんな二人を引き合わせてくれたのも、また小説だった。
久しぶりに対面した未来は、活気がなく痩せ細っており、実は病を抱えていて病状が悪化した為に姿を消したと知る。
彼女が長く生きられない現実を認めた直樹は、人生最後の夢である「小説をこの世に出したい」願いを叶える為に、もう一度手を取り合う。
過去の裏切りから筆を折ってしまった直樹が、今を懸命に生きる未来との出会いをきっかけに、自分にとっての小説とは何かを考え。
優しかった母、自分に暴力を振るった父を思い出し。
何故、人を避けるようになってしまったのかに向き合い。
傷付いていた自分を認めて、将来に向き合っていく。
※前半が冗長で、テーマのブレもあった為、改稿しています。不自然に文字数の少ないところもあり、すみません。
文字数 30,078
最終更新日 2024.05.17
登録日 2024.04.30
一条春都の楽しみは、日々の食事である。自分の食べたいものを作り食べることが、彼にとっての幸せであった。時にはありあわせのもので済ませたり、誰かのために料理を作ってみたり。
今日も理想の食事を追い求め、彼の腹は鳴るのだった。
****
いつも読んでいただいてありがとうございます。
とても励みになっています。これからもよろしくお願いします。
文字数 1,795,167
最終更新日 2024.05.17
登録日 2021.07.11
文字数 3,063
最終更新日 2024.05.17
登録日 2024.05.17
文字数 12,160,409
最終更新日 2024.05.17
登録日 2018.02.23
下級貴族出身のロビンソンは国境の治安維持・警備を仕事としていた。そんなロビンソンの幼馴染であるメリーはロビンソンに淡い恋心を抱いていた。ある日、視察に訪れていた王女アンナが盗賊に襲われる事件が発生、駆け付けたロビンソンによって事件はすぐに解決した。アンナは命を救ってくれたロビンソンを婚約者と宣言して…メリーは突如として行方不明になってしまい…。
文字数 22,434
最終更新日 2024.05.17
登録日 2024.05.10
※2023年9月21日に第一巻、2024年3月21日に第二巻が発売されました
ある少年は、母親よりネグレクトを受けていた上に住んでいたアパートを追い出されてしまった。
高校進学も出来ずにいたとあるバイト帰りに、酔っ払いに駅のホームから突き飛ばされてしまい、電車にひかれて死んでしまった。
しかしながら再び目を覚ました少年は、見た事もない異世界で赤子として新たに生をうけていた。
だが、赤子ながらに周囲の話を聞く内に、この世界の自分も幼い内に追い出されてしまう事に気づいてしまった。
そんな中、突然見知らぬ金髪の幼女が連れてこられ、一緒に部屋で育てられる事に。
幼女の事を妹として接しながら、この子も一緒に追い出されてしまうことが分かった。
幼い二人で来たる追い出される日に備えます。
基本はお兄ちゃんと妹ちゃんを中心としたストーリーです
カクヨム様と小説家になろう様にも投稿しています
2023/08/30
題名を以下に変更しました
「転生しても実家を追い出されたので、今度は自分の意志で生きていきたいと思います」→「転生しても実家を追い出されたので、今度は自分の意志で生きていきます」
書籍化が決定しました
2023/09/01
アルファポリス社様より9月中旬に刊行予定となります
2023/09/06
アルファポリス様より、9月19日に出荷されます
呱々唄七つ先生の素晴らしいイラストとなっております
文字数 1,450,416
最終更新日 2024.05.17
登録日 2022.09.30
画家の樺島成彰(かばしまなるあき)は夜の海に入って自殺した。
遺書を思わせる書き置きを見て浅井樹(あさいいつき)は樺島を探し、1年と少し前に樺島と訪れた砂浜で海中に樺島が立っているのを見つける。
冷え切った樺島をなんとか家に連れて帰り、様子がいつもと違うことに気がつく。
『恒久の月』出版記念(内容は全然関係ない。アンダルシュノベルズから24/6/10出荷予定)。
前半の『十日間の関係』と後半の『二年間の関係』の最初の話までは予約投稿(1日1話)しましたが、その後は少し時間が開いてから投稿するかもしれません。
前半は4万字弱のR15で後半は多分4万字強のR18です。R15とR18の回は、話タイトルの横にR15、R18と記載します。
文字数 11,233
最終更新日 2024.05.17
登録日 2024.05.13
【第14回ファンタジー小説大賞〜癒し系ほっこりファンタジー賞〜受賞作品】
2022/7/29発売❣️ 2022/12/5【WEB版完結】2023/7/29【番外編開始】
───────『自分はイージアス城のまかない担当なだけです』。
いつからか、いつ来たかはわからない、イージアス城に在籍しているとある下位料理人。男のようで女、女のようで男に見えるその存在は、イージアス国のイージアス城にある厨房で……日夜、まかない料理を作っていた。
近衛騎士から、王女、王妃。はてには、国王の疲れた胃袋を優しく包み込んでくれる珍味の数々。
その名は、イツキ。
聞き慣れない名前の彼か彼女かわからない人間は、日々王宮の贅沢料理とは違う胃袋を落ち着かせてくれる、素朴な料理を振る舞ってくれるのだった。
*少し特殊なまかない料理が出てきます。作者の実体験によるものです。
*日本と同じようで違う異世界で料理を作ります。なので、麺類や出汁も似通っています。
文字数 983,805
最終更新日 2024.05.17
登録日 2021.08.20
クリスマス。
家出少女の鞠は、街で途方に暮れていたところをサンタクロースのコスプレをしたおじさんに助けられる。
胡散臭いおじさんサンタはお金がないという鞠にクリスマスマーケットで大好物のスペシャルな焼きそばを恵んでくれたが、それには理由があって……。
読んだらきっと、あなたも大切な家族に会いたくなる。
文字数 1,692
最終更新日 2024.05.17
登録日 2024.04.24
これは我々が過ごす退屈な現実世界に、
突如、異世界へと繋がる扉が現れ、現実世界の文化と異世界の文化を共有し、共存共栄をもたらした世界。
つまり、今まで架空として語られ、誰もが憧れた異世界が現実の物となった世界である。
そしてここ、"春桜学園"は、
異種族と更なる交流を深めるために政府より創設された異文化学校の一つである。
この物語は、そんな夢のような世界に暮らす学生たちが繰り広げる波乱万丈な物語‥。
そして、もしもこの現実世界に異世界と言う概念が存在したら、この現実世界の人々はどう動き、どう思い、どう向き合うのか。
無限に広がる選択肢の中で導かれるのは、破滅への一歩か。それとも平和への一歩か。
多くの可能性を秘め、
対して危険も伴うこの浮き世。
果たして、二つの世界が望む先は何か…。
文字数 303,950
最終更新日 2024.05.17
登録日 2023.11.27
急遽異世界へと転生することになった九条颯馬(30)
小さな村に厄介になるも、生活の為に冒険者に。
ギルドに騙され、与えられたのは最低ランクのカッパープレート。
それに挫けることなく日々の雑務をこなしながらも、不慣れな異世界生活を送っていた。
そんな九条を優しく癒してくれるのは、ギルドの担当職員であるミア(10)と、森で助けた狐のカガリ(モフモフ)。
とは言えそんな日常も長くは続かず、ある日を境に九条は人生の転機を迎えることとなる。
ダンジョンで手に入れた魔法書。村を襲う盗賊団に、新たなる出会い。そして見直された九条の評価。
冒険者ギルドの最高ランクであるプラチナを手にし、目標であるスローライフに一歩前進したかのようにも見えたのだが、現実はそう甘くない。
今度はそれを利用しようと擦り寄って来る者達の手により、日常は非日常へと変化していく……。
「俺は田舎でモフモフに囲まれ、ミアと一緒にのんびり暮らしていたいんだ!!」
降りかかる火の粉は魔獣達と死霊術でズバッと解決!
面倒臭がりの生臭坊主は死霊術師として成り上がり、残念ながらスローライフは送れない。
これは、いずれ魔王と呼ばれる男と、勇者の少女の物語である。
文字数 1,978,289
最終更新日 2024.05.17
登録日 2020.10.16
大学受験が終わってすぐ、父が再婚したいと言い出した。相手の連れ子は小学生の女の子。新しくできた妹は、おとなしくて人見知り。まだ家族としてイマイチ打ち解けられないでいるのに、父に転勤の話が出てくる。新しい母はついていくつもりで自分も移動願いを出し、まだ幼い妹を含めた三人で引っ越すつもりでいたが……。
2年間限定で始まった、血の繋がらない妹との二人暮らし。気を使い過ぎて何でも我慢してしまう妹と、まだ十代なのに面倒見の良すぎる姉。一人っ子同士でぎこちないながらも、少しずつ縮まっていく姉妹の距離。
第7回ライト文芸大賞にエントリー中です。
文字数 74,309
最終更新日 2024.05.17
登録日 2024.04.26
毎日小説を書きたいと思っているのに、書けずにいないだろうか?
書くことは好きだし楽しいし、でもいざ書こうとすると手が止まってしまう。心理的にもなぜだかストップがかかってしまう。そんなことはないだろうか?
私はありすぎだ。
どうすれば面白い小説を書くことができるのだろうか?
長編小説を書きたいのに、書き続けられないのはなぜ?
そんな疑問に答えるエッセイ……ではない。
私が、小説を書けないから、ここはいったん諦めて、とりあえずエッセイでも書こうかと思って始めてみた。
私は基本的に、何かを書くことは好きなんだと思う。
たぶん、このエッセイにあなたが求める答えはない。
私が感じたことを、気の向くままに書いていくだけだ。
小説を書きたいのに書けないのが、辛くて苦しい。私が抱える心の苦しみを覗き込んで観察してもらう、そんなエッセイにしたいと思う。
文字数 57,941
最終更新日 2024.05.17
登録日 2024.04.12
ある日、日本で蛹症候群、通称クリサリス・シンドロームという言葉が流行した。
若年層を中心に広まっていったその症候群は医学的にあり得ないとされ、掲示板やSNSで時折話題に上がる程度の都市伝説── しかし、高校生の御手洗遊星(みたらいゆうせい)は、実際にその症候群によって苦しんでいた。
だが、誰にも理解されない孤独の中のある日。王子様と呼ばれ女子の人気を集める、同じ症候群にかかった女子高生、高田波瑠(たかだはる)と関わり、その孤独は音を立てて崩れる。 「分かろうとする事は、できると思う」「私も、きみのことを分かろうとしてみたい」
思春期の幻想か、現実の痛みか。
二人がお互いの孤独を理解して埋め合う、小さな世界の小さな恋のお話。
小説家になろうさんの方でも投稿しています
文字数 81,262
最終更新日 2024.05.17
登録日 2024.03.29