余命小説一覧
俺は幼馴染である朱里のことが好きだった。
けど最近、なんだか朱里は俺の親友(運動部の超イケメン!)と仲良くしている。
二人はお似合いだし、きっとあのまま付き合うんだろう。
そう思うとやるせなく、なんだか気分も憂鬱になるというものだ。
しかしある日、夢の中に神様が現れた。
そいつが言うには「朱里は一か月後に心臓発作で死んでしまう」らしい。
せめて朱里のために、そう思った俺は神様に身代わりを申し出ることにした。
これで何の悔いもなく――などと考えていた矢先、俺は朱里に呼び出されることになる。
えっ? 「ずっと昔から好きでした」だって……?
小説家になろう・ハーメルン・カクヨムにも掲載しています。
文字数 38,459
最終更新日 2024.11.21
登録日 2024.11.10
【一途勇者×短命聖女】
新章『余命2年』より じわじわタイトル回収中(*´з`)
「オレと結婚してくれ!!!」
聖女エレノアは慰問先の田舎街で少年ユーリからプロポーズを受けた。エレノアは20歳の侯爵令嬢、ユーリは10歳の農夫の息子。エレノアは埋まらない差があることを理解しつつも彼のプロポーズを受け入れた。婚約破棄されて間もない彼女には、少年ユーリの真っ直ぐな愛がとても眩しく見えたのだ。
とはいえこれは夢。叶わぬ幻想であることも理解していた。後にこの出来事は甘酸っぱい思い出となって互いの記憶の引き出しにしまわれるだろうと――そう思っていたのだ。
しかし、2人は苦難の末に結ばれ永久の愛を誓うことになる。『追想の勇者』ユーリ・カーライル。これは彼が生涯思い続けた女性、聖女・エレノア・カーライルの愛と生き様を描いた物語である。
※他サイトでも連載中です。更新ペースは同じです。
※更新ペース:隔週(土日祝を予定!)
文字数 143,499
最終更新日 2024.10.13
登録日 2023.12.29
27歳、男、大卒、なのに無職、そして独身、挙句に童貞。
家賃4万、1Rのボロアパート。
コンビニでバイトか家で過ごすだけの毎日。
「俺の人生、どこで狂ったんだろう……」
そんな俺がある日医者に告げられた。
「余命半年」
だから俺は決めたんだ。
「どうせ死ぬなら好き勝手生きてみよう」
その決断が俺の残り少ない人生を大きく変えた。
死を代償に得た、たった半年の本当の人生。
「生きるのってこんなに楽しくて、案外簡単だったんだな……」
文字数 13,595
最終更新日 2024.09.17
登録日 2024.04.13
作家の母と2人で生活する少女がいた。
その少女が15歳の頃たった一人の家族である母親と死別してしまう。
母親の死をきっかけに少女は、母親の過去を探っていき母の死と、自分の血の繋がった実の父親がまだこの世で生きていることを知り1人苦しみながら生きていく少女のお話
少女は本当のことを知ってどうなっていくのか。
※作者の都合で投稿が不定期です
文字数 4,734
最終更新日 2024.09.16
登録日 2022.08.04
時間とは酷なもので、たくさんの思い出を増やしてくれるのと同時に身体は老いていく。
自分たちだけではなく、愛犬たちもそれは同じで。
愛犬二匹と、ズボラな飼い主の日常。
文字数 10,257
最終更新日 2024.09.16
登録日 2024.08.22
降矢の短編置き場。以下、収録中です。
①【短編版】余命2年の初恋泥棒聖女は、同い年になった年下勇者に溺愛される。
[一途勇者×短命聖女]
とある事件をきっかけに勇者と聖女が"見た目"年齢同い年に。短い時間の中で愛を育む物語です。
※他サイトでも公開中。内容は同じですm(__)m
文字数 19,965
最終更新日 2024.09.15
登録日 2024.01.14
15歳の春。高校の入学式の日に僕は他人を助けて事故に遭い死んだ。――いや、正確には死ぬはずだった。
事故に遭った僕は死の間際で神様に願いごとをしたらしく、何やら僕に恩がある神様が寿命を1年だけ伸ばしてくれたらしい。
たったの1年。誰しもがそれを短いと思うかもしれないし、僕も事実そう思った。
しかしそれもそのはず、僕が神様に願ったのは寿命を伸ばすことではなく『好きな人に気持ちを伝える』ことだったのだから――
もう2度と会えないと分かっていても、大切な貴方にどうしても伝えたいことがありました。
文字数 533,764
最終更新日 2024.07.31
登録日 2019.01.12
姉の死をきっかけに、自身にとある呪いをかけてしまった少女・陽毬。
孤独な彼女が転校先の高校で出会ったのは、余命わずかの少年・爽。
爽との出会いによって陽毬は、囚われていた過去から解放され、次第に前向きになっていく。
しかし、いつも明るい爽はとある秘密を抱えていて……。
儚過ぎる初恋の先にふたりが見つけたものは、生きることのままならなさだった。
残された者と、残していかなければならない者の葛藤。
それぞれの想いが重なり合った先で、
徒花であったはずの彼女たちのかたちのない想いが美しい未来を咲かせる――。
文字数 24,210
最終更新日 2024.07.27
登録日 2024.07.21
挫折を味わった少年と、死が見える少女が繰り広げるひと夏の物語。
高2の葉村宏樹(はむらひろき)は関西の名門校に通っていたが、勉強についていけず、医師になる夢を諦めて千葉県の公立高校に編入する。
その高校には同い年の幼馴染み・椎名沙世子(しいなさよこ)がいた。沙世子は画家を目指していたが、絵の師匠だった父親の行き過ぎた指導よって負傷。その時のことがショックで筆を握れなくなっている。
久々に沙世子と顔を合わせた宏樹だが、「私は世界一の嘘つきだから近寄らないで」と言われ拒絶されてしまう。そんな中、同じクラスの貴島朱夏(きじましゅか)に突然話しかけられる。
人気者で明るい貴島は沙世子の親友で、『人の寿命が見える』という秘密の能力を持っていた。「このままだと沙世子が死ぬ」と言われた宏樹は、貴島と協力して沙世子を助ける決心をする。
文字数 110,759
最終更新日 2024.07.25
登録日 2024.06.19
どうして生きてるんだろう、じゃなくて、生まれてきてよかった、って。
大切なひとを守るため、ひとを遠ざけてきた愛来
×
陽キャだが、実は心臓に疾患を抱えるひなた
余命×純愛
青春ラブストーリー。
「あらすじ」
予知夢能力を持つ愛来は、ひととかかわることを避けて生きてきた。
高校二年の春、愛来はとなりの席の男子、ひなたに話しかけられる。
仲良くなっていくふたりだったが、過去の予知夢を見てしまった愛来は再びひなたを避け始め……
『俺の夢は、きっと見ないよ』
心臓疾患を抱え、余命三ヶ月の宣告を受けていたひなた。
ふたりは唯一無二の存在となり、諦めていた『青春』をしようとノートにやり残したことを書き出して……。
文字数 30,085
最終更新日 2024.07.24
登録日 2024.07.18
余命を終えた翌日、幽霊になった彼女と出会った僕。
初めて自由を手に入れた彼女といろいろなところを旅する。
文字数 14,728
最終更新日 2024.06.30
登録日 2024.06.30
君の瞳は病になって、それから私との距離はだんだん遠くなっていった。
ちょっと雰囲気が変わった君は空色の髪の毛に染めた。
まさか、そのあと、別な病になっているなんて私は知らなかったんだ。
私の瞳にはずっと君が映っているのに、君の瞳に私は映らない。
別世界の人間になってしまったんだと勝手に思っていた。
からっぽに支配された青い髪の君。
青い空を見たら君を必ず思い出すよ。
文字数 13,625
最終更新日 2024.06.25
登録日 2024.06.25
杠葉雨音は、ある日、死神のアイルに告白を受ける。断ると腹いせに寿命を奪われてしまった。死ぬまでに後悔を残さぬよう、幼なじみの蒼羽に告白をするも「幼なじみとしてしか見ていなかった」とフラれてしまう。気まずくなるも、雨音の命のカウントダウンが迫る。蒼羽と幼なじみとして共にいることを願うのだが……。蒼羽は雨音の寿命があとわずかなことを知ると驚きの行動をする。二人の想いが重なり合ったラストに感動の涙!
文字数 18,733
最終更新日 2024.06.21
登録日 2024.06.20
25歳無職の俺はある男から治験のバイトに誘われた。
【1年間の拘束。命の危険性は無し。報酬は300万円】
生きる意味を見出せず、漠然と日々を過ごしていた俺は怪しいとは思いながらもその条件を呑み、無事にバイトをやり遂げる。
しかし、家に帰宅した俺を待っていたのは、自分と瓜二つの見た目をした人間だった。
どうやら俺が受けたバイトはただの治験バイトではなかったらしく、アンドロイドを作る国の実験だったらしい。
しかも俺の方がアンドロイドであって、試験運用の一ヵ月が経てば機能を強制的に停止させられるのだとか。
突如言い渡された余命一ヵ月。
生きたいとは思っていなかった。でも、死にたいとも思ってなかった俺は絶望に打ちひしがれながらも、自分が生きた意味を見つけるために残りの日々を生きていく。
そんな中、俺は家出少女の《椿》と出会って――
――心の底から死にたいなんて思ってないよ。
それ以外に自分を救う方法が思いつかなかった。
ただ、それだけ。
文字数 3,368
最終更新日 2024.06.15
登録日 2023.09.24
余命僅かである彼女の願いは、「自分が綴った小説を世に出すこと」。だから俺はその手を握り、共に戦うと決めた。
藤城 直樹(ふじしろ なおき)高校一年生は、入学したばかりだが あえて友達を作らず、将来もどうでも良く、何事もない三年間を過ごすと決めていた。
しかし同じクラスの女子である吉永 未来(よしなが みらい)に、直樹が二年前まで須藤 翼(すどう つばさ)のペンネームで小説投稿サイトに自作を載せていたと気付かれてしまう。
バカにされると身構えるが、実は未来も小説を書いており須藤 翼のファンだった。その為、執筆の仕方を教えて欲しいと頼んでくる。
直樹は、自分が小説を書いていたことを秘密にするのを条件とし、培った技術を未来に教えることにする。
そんな彼女の夢は公募に受賞し、書籍化すること。
元々素質と直樹の指導により上達していくが、現実はそう上手くいかず落選ばかり。
初めはそれを受け入れていた未来だったが、時間が経つにつれ焦り始め、直樹に自分の夢を叶えて欲しいと託してきた。
しかし彼は中学生の時に起きた出来事をキッカケに筆を折り、二度と執筆はしないと決めており。そして未来に、自分が成し得なかった夢をいつの間にか託していた。
そんな互いの気持ちがぶつかり合ってしまい、直樹は未来の夢を否定してしまう。
そんな最中に夏休みに入ってしまったことにより、彼女と会うことがなくなった直樹は、取り消せない言葉を放ったと後悔。
新学期に謝ると決め登校するが、教室に未来の姿はなく、教師より留学の事実を聞かされる。
最後に謝りたいと連絡を取ろうとするが通じず、それきりとなってしまう。
しかし、そんな二人を引き合わせてくれたのも、また小説だった。
久しぶりに対面した未来は、活気がなく痩せ細っており、実は病を抱えていて病状が悪化した為に姿を消したと知る。
彼女が長く生きられない現実を認めた直樹は、人生最後の夢である「小説をこの世に出したい」願いを叶える為に、もう一度手を取り合う。
過去の裏切りから筆を折ってしまった直樹が、今を懸命に生きる未来との出会いをきっかけに、自分にとっての小説とは何かを考え。
優しかった母、自分に暴力を振るった父を思い出し。
何故、人を避けるようになってしまったのかに向き合い。
傷付いていた自分を認めて、将来に向き合っていく。
※前半が冗長で、テーマのブレもあった為、改稿しています。不自然に文字数の少ないところもあり、すみません。
文字数 29,998
最終更新日 2024.05.17
登録日 2024.04.30
真夜中の教室。私は姿を見たことがないクラスメートに初めて出会った。彼は名前も知らない病気で誰にも知られずに消えたいと願っていた。
「死ぬ前に恋がしてみたいな」彼のお願いを受け入れ、仮の恋人になった私たち。
昔、気になっていた異性から振られた私は過去のトラウマから恋に臆病になっていた。
異性から裏切られることを恐れて恋に億劫な私と、死ぬ前に本物の恋を望む彼との運命は……?
☆ノベマ、小説家になろうにて同作品掲載中。
文字数 16,346
最終更新日 2024.05.15
登録日 2024.05.14
大好きな婚約者に最後のプレゼントを用意した。それは婚約解消すること。
だからわたしは悪女になります。
彼を自由にさせてあげたかった。
彼には愛する人と幸せになって欲しかった。
わたくしのことなど忘れて欲しかった。
だってわたくしはもうすぐ死ぬのだから。
さよならのかわりに……
文字数 173,953
最終更新日 2024.05.02
登録日 2024.02.24
高校生の俊哉は、交通事故に遭い、命を落としたと思った矢先に死神の少年と出会う。
余命の条件付きで、今回の事故をなかったことにしてくれるという死神。たとえ少しだとしても、今すぐ死ぬよりはマシなはずだった。
「お兄さんの余命は、恋人の樋本楓と手を繋いだ回数だよ。残りの数は、100回だ」
俊哉は苦悩しつつも、大好きな楓のために、幸せな日々を終わらせる決意をするが……?
文字数 20,973
最終更新日 2024.04.28
登録日 2024.04.28
10%の確率でしか未来を生きられない少女と
過去に辛い経験をしたことがある幼ななじみと
やたらとポジティブなホームレス
「あり得ない今を生きてるんだったら、あり得ない未来だってあるんじゃねえの?」
「そうやって、信じたいものを信じて生きる人生って、楽しいもんだよ」
もし、あたなら。
10パーセントの確率で訪れる幸せな未来と
90パーセントの確率で訪れる悲惨な未来。
そのどちらを信じますか。
***
心臓に病を患う和子(わこ)は、医者からアメリカでの手術を勧められるが、成功率10パーセントというあまりにも酷な現実に打ちひしがれ、渡米する勇気が出ずにいる。しかしこのまま日本にいても、死を待つだけ。
追い詰められた和子は、誰に何をされても気に食わない日々が続くが、そんな時出逢ったやたらとポジティブなホームレスに、段々と影響を受けていく。
幼ななじみの裕一にも支えられながら、彼女が前を向くまでの物語。
文字数 85,119
最終更新日 2024.04.25
登録日 2024.04.02
――余命通知書。
ある日、自分にしか見えない封書で、自身の死因や死ぬ月日が書かれた通知書が届く。
そんな都市伝説を目の当たりにした、山口朋文のもとへ届いたのは……恋心を寄せている幼馴染、海野朋香の余命通知書だった。
文字数 16,104
最終更新日 2024.04.08
登録日 2024.04.08
シナリオ通りの暴行事件と婚約破棄の後。呪われた王子に嫁がされ、一年以内に自害する運命の悪役令嬢が、彼の子を生むまで生き延びようとするお話。(★回はRシーン有)
***
――どう藻掻いても、シナリオは変わらなかった。
乙女ゲームの悪役令嬢に転生し、最悪の結末を回避するために頑張る……なんて努力に意味はなく、侯爵令嬢アデレードはシナリオ通りに辱められ、純潔を喪い、第二王子との婚約を解消させられた。
シナリオ内の悪役令嬢の最期は『いつのまにやら自害していた。』という雑なもので、この結末もまた不可避の模様……。
死にたい気持ちを抱えた彼女に、ある時、新たな縁談がやってくる。それは元婚約者の兄王子セドリックとのものだった。
彼は『呪われた王子』と言われており、これまでに彼と婚約した令嬢や聖女は皆、結婚の前に亡くなっている。
前世の知識からアデレードは、彼と結ばれたら一年以内に亡くなることを察しながらも、この縁談を承諾。
王命によって二人はすぐに籍を入れ、名実ともに夫婦となり、森の奥の離宮での生活を始めた。
セドリックは、アデレードを甘く、優しく愛した。
彼女は束の間の幸せに溺れ、ときおり『まだ死にたくない』『もっと生きたい』と感じるようになり――そんな時、
「子どもができた?」
「どうやら、初夜の時に……」
彼女の妊娠が発覚する。
(十月十日なら、まだ――)
それは、まるで奇跡のような時機で。
(ああ、この子を生むまでは、死ねないわ。どこにも書いてないなら、この子だけは、きっと)
出会いも、別れも、シナリオ通りに。
彼女は一年以内に自ら命を落とす。
それでも。
「あなたと、この子と出会えて――わたくしは、」
たった一文の結末を迎えるまで。
アデレードは、最後の時を全力で生き抜くのだ。
(――あなたの心を守るためなら、この嘘を貫いてみせる)
「余命一年と告げられたのです」
自害エンドの運命を背負う妻と、彼女に『不治の病』だと嘘をつかれた夫。転生悪役令嬢と呪われた王子。
すれ違いながらも想い合い、死に別れるふたりの、364日で終わる結婚生活。
*他サイトにも掲載しています
*朧星ここね名義作〈R18版〉
文字数 27,893
最終更新日 2024.02.22
登録日 2024.02.19
文字数 18,868
最終更新日 2024.01.08
登録日 2024.01.08
※1月4日12時完結
全てが嘘でした。
貴方に嫌われる為に悪役をうって出ました。
婚約破棄できるように。
人ってやろうと思えば残酷になれるのですね。
貴方と仲のいいあの子にわざと肩をぶつけたり、教科書を隠したり、面と向かって文句を言ったり。
貴方とあの子の仲を取り持ったり····
私に出来る事は貴方に新しい伴侶を作る事だけでした。
文字数 1,942
最終更新日 2024.01.04
登録日 2024.01.04
高校2年生の希空は、残り1年の命と宣告されていた。
希空の病気は、日光に嫌われる病。日光が、彼女の命を奪っていくというもの。
日光に嫌われた女。それが彼女・蒼井希空だ。
ある日、彼女のクラスに転校生の変わり者・夜瀬太陽が現れる。
しかし、そんな太陽も実は病気を患っていて...
それは、希空にとって1番残酷な病だった。
太陽に救われた希空と、希空に救われた太陽の涙の物語。
文字数 28,880
最終更新日 2023.12.10
登録日 2023.12.08
【心を閉ざした神様(推定一万才)と、とにかく不運な小説家志望の青年(十八才)の超年の差&種族を越えた推理謎解きラブストーリー】
【あらすじ】
記憶を失ったまま異世界に飛ばされた森羅(シンラ)十八才。
そこは、神々と土人形と呼ばれる人間が共存しており、昼しか無い国キと、夜しか無い国クルヌギアに別れていた。
昼の国では『神との添い寝』という謎の神事が行われようとしており、森羅は夜の守護神スエンの生贄のような形で差し出される。
当初はツンケンし「貴方の心臓をえぐり出す」と脅すスエンだったが、添い寝役のために夜着や食事を用意するなど森羅には疑問点がいっぱい。
神事の部屋に残された状況証拠とスエンの言動を元に、『神との添い寝』という神事は形骸化されており、スエン自身も蔑ろにされているのではないかと推理。
面白い土人形だと心を許したように見えたスエンだったが、名前も故郷も分からないと言った森羅を嘘をついているとずっと疑い、行く宛のない森羅をクルヌギアに連れていこうとはしない。
スエンから救護院という施設を紹介された森羅は、太陽に当たると皮膚が焦げるという不思議な症状に気づく。それを見た救護院の施設長は「本物の悪魔」と劇場主に売りつけ、森羅は全裸で太陽の下に立たされることになる。
文字数 92,385
最終更新日 2023.12.01
登録日 2023.10.21
「セックスが仕事だったから」
余命宣告を受けた夜、霧島零(21)はひったくりに合い、エイト(21)と名乗る男に助けられる。
彼は東京大寒波の日なのになぜか、半袖姿。そして、今日、刑務所を出所してきたばかりだと嘘とも本気とも付かない口調で零に言う。
どうしても人恋しい状況だった零はエイトを家に招き入れる。
過去を軽く語り始めたエイトは、仕事でセックスをしていたと零に告げる。
そして、つけっぱなしのテレビでは白昼堂々と民家を襲い金品を奪う日本各地で頻発している広域強盗犯のニュースが延々と流れていて……。
文字数 101,694
最終更新日 2023.11.19
登録日 2023.10.01
双葉結菜はある日、父に1週間後に顔も名前も知らぬ相手と結婚をするように命じられる。
周辺では有名な名家の生まれである結菜には、一切の選択の余地などない。
だからこそ、結菜は『恋がしたい』という願いを叶えるために、遊び男と名高い月城陽翔に『1週間だけ彼氏になってくれないか』と告白する。
恋人初日から初めてのことに溢れている世界に、結菜は凍え切っていた心を溶かし始める。
けれど、陽翔の行動に少しずつ違和感を感じ始めて………?
結菜の実家で明かされるは悲しき事実。
最後に決めた2人の選択とは………。
文字数 105,343
最終更新日 2023.11.14
登録日 2023.04.29
二十八歳の「俺」は、ある日、ふらりと立ち寄ったBARで一人の男に語り聞かせる。それは、四ヶ月前までこの世界に生きていた男の話――
絶縁していた父が肝臓癌末期で倒れ、再会を果たした二十代そこそこだった「俺」。それから約六年に及ぶ闘病生活を一部リアルに、そして死を見届けるまでの葛藤と覚悟と、迎えた最期までを――。
※「小説家になろう」「カクヨム」などにも掲載しています。
文字数 38,176
最終更新日 2023.11.05
登録日 2023.11.05
『余命は、長くても6ヶ月あるかどうでしょう_____。』
突如として告げられた余命宣告に嫌になり全て終わらそうとしたのに、君は言った。
『羨ましい。』
そういう君の横顔が儚くて美しくて、目が離せなくて。いつもは魅せない表情に初めての感情が膨れあがる。
そんな私と君の物語。
文字数 6,720
最終更新日 2023.10.09
登録日 2022.05.21