純文学小説一覧
多くの空手家から尊敬を込めて「龍皇」と呼ばれる久米颯玄。幼いころから祖父の下で空手修行に入り、成人するまでの修行の様子を描く。
その中で過日の沖縄で行なわれていた「掛け試し」と呼ばれる実戦試合にも参加。若くしてそこで頭角を表し、生涯の相手、サキと出会う。強豪との戦い、出稽古で技の幅を広げ、やがて本土に武者修行を決意する。本章はそこで終わる。第2章では本土での修行の様子、第3章は進駐軍への空手指導をきっかけに世界普及する様子を独特の筆致で紹介する。(※第2章以降の公開は読者の方の興味の動向によって決めたいと思います)
この話は実在するある拳聖がモデルで、日本本土への空手普及に貢献した稀有なエピソードを参考にしており、戦いのシーンの描写も丁寧に描いている。
文字数 99,637
最終更新日 2024.12.23
登録日 2024.11.09
希死念慮に囚われた作家・誠司、愛が欲しい未熟な女性・華、彼らを支配しながら救いたいと願う・亮。3人の奇妙な依存関係とその破壊と再生の物語。
※一部精神的・性的倫理の逸脱をテーマにした作品です。同性愛や未成年との関係、配偶者以外の関係などが出てきます。また依存関係や精神的不安定さ、希死念慮・自傷行為・自殺をテーマに含みます。
文字数 27,209
最終更新日 2024.12.20
登録日 2024.11.26
中学校の卒業が義務教育を終えるということにはどんな意味があるのだろう。
大学を卒業したが教員採用試験に合格できないまま、何年もの間臨時採用教師として中学校に勤務する北田道生。「正規」の先生たち以上にいろんな学校のいろんな先生達や、いろんな生徒達に接することで見えてきた「中学校のあるべき姿」に思いを深めていく主人公の生き方を描いています。
文字数 26,173
最終更新日 2024.12.18
登録日 2024.12.14
バツイチ独身中年、有明省吾は渚という看護士と付き合っていた。
省吾は38、渚は29才。渚は省吾との結婚を望んでいたが、省吾はそれには消極的だった。
彼は渚をしあわせにする自信がなかった。
だが愛情がないわけではなく、むしろそれは渚のしあわせを考えてのことだった。
愛することの矛盾、理屈ではない男女の恋愛模様。愛すれど切なく、愛するがゆえに苦悩するふたり。
結婚の必然性について考えてみました。
文字数 29,130
最終更新日 2024.12.17
登録日 2021.08.18
この世の不条理さ、不合理さ、そして非情さのすべてを詰めた。短編集です。
第一話「影、歩く」:人気歌手リュミエールとそれを取り巻く社会の不合理さに憤る青年は、あくる日、リュミエールを殺害することを決意する。リュミエールの死後、青年は何を悟るのか。
第二話「欠乏の時代」:女性社会が到来した。青年漫画やアニメ、小説は焚書坑儒の対象となり、作家たちが処刑された。彼らに感化された読者も「危険思想」として断罪された。それはさながらアメリカの禁酒法時代の再現にも思えた。漫画家である青年は、目まぐるしくも、何も変わらない社会を嘆き、現代において我々が見落としているものはなんだったのかを問いかけた。
文字数 28,867
最終更新日 2024.12.11
登録日 2024.12.07
退屈凌ぎに覗いて見てください。
星新一に憧れた自称しがない物書きもどきの作品です。気の向いた時に投稿します。
文字数 9,319
最終更新日 2024.12.08
登録日 2024.01.22
時給一万円の文学祭。
「一時間で書き上げた文章、優勝したら一万円」。
テーマに沿って一時間で書いて出す!
全て一時間で書き上げるアンソロジー(になる予定)。
必然的に、一話は短め。
文章は読みやすく、さらっといけます。
文学祭が開催される時期だけの不定期更新。
文字数 5,269
最終更新日 2024.12.08
登録日 2024.05.30
文字数 11,649
最終更新日 2024.11.26
登録日 2019.11.05
航海士だった浦島次郎はインド洋で海に落ち、半魚人になってしまう。
半魚人の次郎は月夜に磯にあがり、ハープの弾き語りをしている、伝説のドS人魚、キャサリンに恋をする。
半魚人「浦島次郎」と人魚、「キャサリン」の恋が始まる。
ギャグ・ラブコメディです。
文字数 12,713
最終更新日 2024.11.24
登録日 2024.03.26
銀次郎はヤクザだった。そんな銀次郎がある日、猫好きの直美に恋をした。
「あー、俺も猫になりてえなあ」
銀次郎の願いは叶った。なんと銀次郎は猫になってしまったのである。
だが銀次郎は猫アレルギー。猫が苦手で猫を飼ったこともなかった。
そんな猫になった銀次郎と直美のシリアス・ラブコメディです。
文字数 11,611
最終更新日 2024.11.22
登録日 2024.06.07
文字数 34,910
最終更新日 2024.11.20
登録日 2024.11.20
人生は選択の連続。だから私は考えて選び続けている。したがってそれらの結果は最高であるに違いない。
つれづれなるままに書いただけの短文です。
フィクションです。
文字数 2,181
最終更新日 2024.11.20
登録日 2024.11.20
文字数 25,045
最終更新日 2024.11.18
登録日 2023.05.15
文字数 155,404
最終更新日 2024.11.15
登録日 2023.04.16
木村小夜子と別れた倉田陽介は、偶然立ち寄った街のカフェで働く伊東由美子と出会う。
彼女は小夜子と瓜二つの顔をしており、仕草や声、話し方までがそっくりだった。
店に通い続ける陽介。次第にふたりは打ち解けていく。
だがやがて由美子は自分が愛されているのではなく、自分は小夜子の代わりなのだと思い悩む。
愛すれど切なく、苦しむふたり。そんな愛の形を想像してみました。
文字数 10,605
最終更新日 2024.11.14
登録日 2020.08.30
★★★1話読み切りです(^^)軽く読んでいただけます★★★
東京の街で偶然手にした一つの白い箱。何の変哲もないその箱が、主人公の人生を大きく変える鍵
となる。箱を開けることで、彼は過去の記憶と向き合わせられ、心に抱えていた後悔と向き合うことに。
箱から響く謎の声は、彼に「心の準備」ができた時に未来への扉を開けるよう告げる。
その声に導かれながら、過去の傷を癒し、前に進む力を見つけていく主人公の心の葛藤と成長を描いた物語。
「白い箱」は、過去と未来、そして自分自身と向き合う勇気を描いた、幻想的で心に響くヒューマンドラマです。
文字数 2,922
最終更新日 2024.11.13
登録日 2024.11.13
池尻都と小説家、嵐山光三郎60才はお互いに結婚を考え始めていた。
だが、あれほどセックスに貪欲だった彼女が嵐山との性交渉に積極性がなくなり、いつの間にかふたりはセックスレスになってしまう。
嵐山にはその理由が気がかりだった。
セックスがなくても男女の恋愛は継続出来るものなのだろうか? 真実の愛とは?
文字数 9,983
最終更新日 2024.11.12
登録日 2024.10.14
母から作られる味噌汁はどんな味がするのか
つれづれなるままに思いを載せただけの短文です
フィクションです
文字数 1,147
最終更新日 2024.11.08
登録日 2024.11.08
元ヤクザだった川村忠は事業に失敗し、何もかも失った。
そして夜の街で働き始め、そこで様々な人間模様を垣間見る。
生きることの辛さ、切なさの中に生きることの意味を見つけて行く川村。
何が正しくて何が間違っているか? そんなことは人間が後から付けた言い訳に過ぎない。
川村たちは闘魚、ランブルフィッシュのように闘い生きていた。
文字数 7,345
最終更新日 2024.11.05
登録日 2024.09.24
石津健吾は死を待っていた。独りで死んでいくのをじっと待っていた。
別れ方とはどうあるべきなのか? そんなくだらないことを考えながら生きていた。
文字数 3,466
最終更新日 2024.11.04
登録日 2024.10.11