死小説一覧

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山田剛は1973年2月25日、神奈川県川崎市に生まれた。
彼には三つ下の弟がいた。
名前は順二といった。
どこにでもある普通の家族、平凡な人生を送っていくはずだった…が、彼が八歳の時母が亡くなりその母の病死から人生ががらっと180度変わってしまった。
彼が十三歳の時、父は連れ子のある相手と再婚した。
「今日からこの人がお前達の新しいお母さんと妹だ」
突然父にそう告げられた。
父の再婚後は愛情がその連れ子にばかり注がれ、彼と順二は邪険に扱われた。
そんな家庭がいやになり彼は二十歳の時家を飛び出した。
血の繋がったたった一人の弟を残したまま.....
数年が経ち最悪の事態が訪れた。
順二が最悪の道を選んでしまったのだ。
様々な家庭の困難を経験した彼に待ち受けてるのは
「バッドエンド」
か、はたまた
「ハッピーエンド」
か…..
日間トレンド・ヒューマンドラマ最高8位。
過去、特集「家族」に掲載され、イチオシ作品にもなりました。
母の死、父の再婚、弟との別れ、そして複雑だった家族との関係から得た生きることの意味を綴った作品です。
どうぞご拝読下さい。
文字数 11,669
最終更新日 2025.03.24
登録日 2025.03.22
ある夜、俺こと仮名・堂島は首吊り自殺をしている少女メメ子に出会う
自殺を止められて歓喜する彼女に戸惑いつつも俺はメメ子を知っていく――
ここが最新の令和 極東最前線 クソゲー日本 子殺しの国へようこそ!
文字数 4,413
最終更新日 2025.03.23
登録日 2025.03.23
2006年3月、僕は松戸市横須賀一丁目の一番地に生まれた…猫。
名前はニャン太、と言っても生まれた時に名前なんて無い。
後々、僕を飼ってくれた飼い主が名付けてくれた。
僕は普通のどこにでもいるオス猫。
ひょんなことから三十代前半の男に飼われることとなる。
男の名前は剛と言った。
剛はペットを飼ってはいけないおんぼろアパートに住んでいて、僕を飼い始めたのはいいものの大家さんにバレないように苦難続きだった。
剛との思い出はと言うと、沢山ある。
家出をして剛を困らせたり、ペット禁止のアパートで大家さんに僕を飼ってることがバレて大変だったこともあった。剛のくつろぐ部屋にスズメバチが侵入して来た時、剛が必死に僕を守ってくれたこともあった。
剛の車で芝生の生い茂る公園に連れて行ってもらったこともあった。
剛のたった一人の兄弟である弟が亡くなった時、辛そうに泣いていた剛を慰めてあげたこともあった。
【剛…剛は一人ぼっちなんかじゃない。
剛には僕がいて、僕には剛がいるから…】
嫌なこともあったけど、楽しい思い出の方が沢山ある。
しかし、2020年の夏くらいから、僕はたまらない吐き気に襲われ、二日に一度は吐いてしまうほど体調を崩した。
2021年8月21日、僕は剛に動物病院へ連れて行かれ何とそこで告げられた病名はリンパ腫とのことだ。
獣医さんが告げた僕の余命は残り1〜2ヶ月だと言う。
いきなり告げられたガンと言う事実と余命宣告に僕は唖然とした。
獣医さんにそう告げられた剛は泣きじゃくっていた。
【まさかこんなことって嘘だろ】
そう思いつつ、最悪の事態も覚悟し僕は検査入院するためのゲージに入れられた。
治療すればまだまだ長く生きられるかもしれない。
しかし、これが最後になるかもしれない。
そんな状況で僕は今こうして剛との15年間を振り返って見みた。
そして、改めて思う。
【剛…君と出会えて、僕は幸せだった】
…と。
私とニャン太とのほぼ実話の物語です。
エブリスタにて、2024年10月17日の特集「心を揺さぶる物語」に掲載されイチオシ作品にもなりました。
また、日間トレンド・ヒューマンドラマ最高22位獲得作品です。
ぜひご拝読いただければ嬉しい限りです。
文字数 10,832
最終更新日 2025.03.23
登録日 2024.11.24
文字数 2,853
最終更新日 2025.03.18
登録日 2025.03.18
人間の抱えるさまざまな闇、矛盾、歪み。
それらをセックスで吐き出していこうとする。
それぞれがそれぞれに闇を抱いている。
文字数 29,757
最終更新日 2025.02.15
登録日 2022.10.13
コンセプトは「曲のない歌」。
退廃とした空気、死の臭いが付きまとう世界観、報われぬ男女の想い、狂気的なまでの愛、世界に対する心の叫び、悪魔や天使といった中二病ワード、入り混じる真実と嘘などをテーマにした詩集。
※小説家になろうにも掲載しています
文字数 27,120
最終更新日 2025.02.08
登録日 2021.01.13
しがない1人の少女はある時、偶然にも殺人の現場を目撃してしまう。
犯人の男は、それを見た彼女を殺そうとする。
しかし、彼女は逃げようとしなかった。
そればかりか、男にあることを頼む。
文字数 3,908
最終更新日 2025.02.02
登録日 2025.02.02
夢の中で印象的な男に出会う。知り合いで多分特別な関係の男である。夢の中では攻撃的な人達から追いかけられている。
文字数 7,996
最終更新日 2025.01.24
登録日 2025.01.24
「人生ではなく人世です。世が人であり人が世である。」
私は不思議な哲学者に出会い、とある問答をする。その問答が導く人生の極限とは。
文字数 347
最終更新日 2025.01.20
登録日 2025.01.20
久々に地元に帰省した亜紀子は、友人の朋恵を訪ねる。
昔話に花を咲かせた後、亜紀子は明日は愛乃に会うと言う。
亜紀子にとって、愛乃とはただの中学時代のクラスメイトでしかなく、それほど交流はなかった相手だった。
しかし、数年前、親友だった美香の告別式の日に、亜紀子は愛乃から美香への想いを聞くことになった。
文字数 7,979
最終更新日 2025.01.05
登録日 2025.01.05
石津健吾は死を待っていた。独りで死んでいくのをじっと待っていた。
別れ方とはどうあるべきなのか? そんなくだらないことを考えながら生きていた。
文字数 3,466
最終更新日 2024.11.04
登録日 2024.10.11
ポリセクシャルの私(祖父)とニューハーフ化していく孫(惣一郎)のお話。
ポリセクシャル(多性愛者)の私ならではの多彩な性遍歴と、孫の性の目覚めからニューハーフへの成長過程を描く。
ポリセクシャルゆえの孤独な思いを抱えるものの、懸命に自分なりの人生を築いてきた私は、死期を迎えて妖艶なニューハーフとなった孫にポリセクシャルの多元論哲学を語り、幸せな死を迎える。
文字数 47,769
最終更新日 2024.10.29
登録日 2024.10.29
つれづれなる思いを載せただけの短文です。
あくまでフィクションであり、現実とは一切関係ありません。
文字数 1,056
最終更新日 2024.10.27
登録日 2024.10.27
少女は夢を見る。怖い夢、優しい夢、不気味な夢、楽しい夢。夢見る少女は夢の中、パパとママに永遠のさよならを告げる。
文字数 658
最終更新日 2024.09.21
登録日 2024.09.21
──今、キミは何をしていますか?国の王子である主人公は、将来を誓いあった隣国のお姫様に恋文を送り続ける。しかし、恋文は何枚送っても帰って来ない。恋文が返って来ないのを知りつつも、愛しているキミにボクは恋文を送る。また、キミと逢えることを願って……
文字数 961
最終更新日 2024.09.21
登録日 2024.09.21
過去作品をまとめました。
『天葬』
「私」は最期の時を終えて蓬莱(ほうらい)の地へやってきた。鳥に変身する「飛鳥の術」を使って、村から南の海へ向かう。
広大な海の真ん中で空高く羽ばたいていくと、突然目の前から黒い塊(かたまり)がすっ飛んできた!
新しい異邦人の名前はエクリプス。「蝕(しょく)」という意味で、生前は災いの子として扱われていた。少年は両腕に烏(からす)の翼を持っている。彼はいつもその姿のまま、決して術を解こうとはしなかった……。
エブリスタ他でも掲載中
文字数 23,118
最終更新日 2024.08.25
登録日 2023.10.01
死んだ友人が残した『死はパレット』という言葉。その友人が残した解けなかった遺言を死んだ友人を前にして思い出す。彼の小説家としての魂とも取れるその言葉を残された主人公が、その意味を追想する。ただひたすらに考える。
文字数 3,999
最終更新日 2024.08.24
登録日 2024.08.24
両親が養育機能不全で、施設と自宅をいったりきたりして育った少女リコは、
愛着障害と気分障害を抱える。
何度も自傷を繰り返し、入院したリコは、病棟でレンという同じ境遇の男の子に出会い、恋や生きる意味を初めて見つける。
しかし、レンは……。
人生の苦しみを描きながらも、はかない恋の美しさを描いた物語。
※エロ、グロ、ありません。
文字数 44,178
最終更新日 2024.08.22
登録日 2024.05.23
短く、ブラックなジョークを。全話1分以内で読むことができます!お時間取らせません、どうぞ笑って怖がっていただければ。
文字数 1,919
最終更新日 2024.07.24
登録日 2020.05.30
文字数 923
最終更新日 2024.07.18
登録日 2024.07.18