喜劇小説一覧
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この世の不条理さ、不合理さ、そして非情さのすべてを詰めた。短編集です。
第一話「影、歩く」:人気歌手リュミエールとそれを取り巻く社会の不合理さに憤る青年は、あくる日、リュミエールを殺害することを決意する。リュミエールの死後、青年は何を悟るのか。
第二話「欠乏の時代」:女性社会が到来した。青年漫画やアニメ、小説は焚書坑儒の対象となり、作家たちが処刑された。彼らに感化された読者も「危険思想」として断罪された。それはさながらアメリカの禁酒法時代の再現にも思えた。漫画家である青年は、目まぐるしくも、何も変わらない社会を嘆き、現代において我々が見落としているものはなんだったのかを問いかけた。
文字数 28,867
最終更新日 2024.12.11
登録日 2024.12.07
カーヌス神聖王国の国王は代々、ドラゴンを召喚する力を受け継ぐ。
十三代目国王、エセキアスは表向きは好青年を演じていたものの、実は自己中心的で狂暴な人物だった。
そんなエセキアスの花嫁になったルーナティアは、嫁いだその日の夜に、自分が望んだ花嫁じゃなかったという理由で、後遺症が残るほどひどい暴力を受ける。
その後エセキアスの暴政によって、信頼は失われ、国民は暴動を起こした。
するとエセキアスは逆上し、ドラゴンの力で、カーヌスの首都ブランデを火の海に沈め、国民を虐殺する。
炎に追われ、塔の最上階まで追い詰められたルーナティアは、そこから身を投げるが、目覚めると、結婚式の前日まで時を遡っていた。
動揺するルーナティアに、魔王の使者を名乗る鴉が話しかけてきて、魔王の居城に来るようにうながしてくる。
狂王エセキアスを止めるため、ルーナティアは魔王になって奮闘する。
116話で完結します。
文字数 341,699
最終更新日 2021.03.04
登録日 2021.02.04
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