名も無き旋華の詩〜主人公は存在しないけど、それでもモブたちが物語を作り上げる件〜

これは我々が過ごす退屈な現実世界に、突如として異世界へと繋がる亜空間が現れ、非現実的な世界として考えられていた異世界が、現実の物となった世界。

更には、現実世界の文化と異世界の文化が、互いに共有し合う交流文化が確立した世界。

日本近海の太平洋側で現れた亜空間は、次第に大小問わず"ゲート"として日本国中に広がり、日本国内なら自由に異世界へと行ける様になっていた。


そしてここ、物語の中心舞台となる。

信潟県"青海(あおみ)市"にある"春桜学園"は、更なる異世界との交流を深めるために、日本政府より創設された異文化学校の一つである。

春桜学園は、現実世界の生徒だけではなく、異世界出身の人々が多く在籍している。

また、種族も様々で、人間を始め、魔族、妖怪、エルフ、獣人など、多くの種族が互いに交流を深めていた。


この物語は、そんな夢のような世界に暮らす人々が繰り広げる波乱万丈な物語……。


そして、"もしも"この現実世界に、異世界と言う夢の世界が存在したら、この現実世界の人々はどう動き、どう思い、どう向き合うのか。

無限に広がる選択肢の中で、導かれる結末は、破滅への一歩か。それとも平和への一歩か。

多くの可能性を秘めている反面、危険も伴うこの浮き世。

果たして、この二つの世界が望む未来とは……。
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