日常小説一覧
文字数 9,809
最終更新日 2024.06.05
登録日 2024.05.29
早坂奈江(27歳)は、不動産事務の仕事に就きながら、これといった楽しみもなく毎日を淡々と過ごしていた。いつものように仕事を終えた奈江は、駅のホームから落ちそうになり、青年に命を助けられる。
翌日、伯母にランプの修理を頼まれた奈江は、『吉沢らんぷ』へ行くことになる。吉沢らんぷは、奈江の初恋の人の実家だ。しかし、らんぷやを訪ねた奈江の前に現れたのは、駅で出会った青年だった。
青年は猪川秋也。初恋の人である吉沢遥希の友人だ。遥希は亡くなったと、彼は言う。ショックを受ける奈江は、遥希と過ごした夏の日にあったある出来事を、秋也とともに調べることになり……。
文字数 102,147
最終更新日 2024.06.05
登録日 2024.06.03
久我島彬は受験を控えた中学三年生。
将来の夢なんてだいそれたものはなく、勉強はそこそこ、部活はもうちょい、がんばっている。
毒にも薬にもならないタイプでも友だちはいるし、学校生活も楽しい。
このまま平和に進学できればいうことなしだ。
そんな風に毎日を過ごす彬だが、ある日クラスメイトの言動が発端でけがを負う。
ただの小競り合いのつもりが、保護者を呼び出されての話し合いに発展してしまい──
※拙著「その身柄、拘束します。」の関連作品です。
本作単体では登場人物や相関関係がわかりにくいかと思います。
本編およびシリーズ先行作品をご確認ください。
◆シリーズ⑥(⑤は未公開です)
文字数 26,838
最終更新日 2024.06.05
登録日 2023.12.28
幼いころから夢遊病を患っていた柴田 環(しばた めぐる)は、夢遊病が治った後も再発の恐怖に怯えるあまり不眠症を患っていた。
そんなある日、父親が「知り合いから預かった」と言ってどこかあどけない少女をつれてくる。
「金咲 澪(かなさき みお)です、しばらくの間お世話になります」
突如決まった同棲生活だが、そこには「大人」の事情が深く関わっていた。どこかあどけなく、ダウナーな雰囲気をまとった"2人"のたじたじでどこか気だるけなラブストーリー
■このストーリーはカクヨムでも公開しています。■
文字数 20,575
最終更新日 2024.06.05
登録日 2024.05.02
東京の静かな住宅街に佇む「ミラールーム」は、訪れる人々の心の奥底を映し出す特別なカフェ。オーナーのアミが運営するこの場所では、来店者が感情ミラーを通じて自分自身と向き合い、内面の苦悩や感情を解放する手助けをしています。
人間関係の深い洞察を通じて、自己理解と他者とのつながりの大切さを教えてくれる心温まる物語
仕事に追われるサラリーマン、将来に悩む大学生、末期ガンの旦那を支える妻など、
感情ミラーを通じて心の傷と向き合い、癒しと再生を経験する感動的なエピソード
カフェの秘密やアミの過去、そしてミラールームの真の目的が明らかに。
文字数 14,189
最終更新日 2024.06.04
登録日 2024.06.04
☆☆☆☆☆
「ねえ、ねえ、パパ~!」
「うむ。なんだね?」
「里佳(りか)ねえー、お姉ちゃんになりたいのー。」
「そうか、そうかー。里佳ちゃんは、かわいいなー。」
「ねえ、ねえ、パパー……。あのバッグが欲しいの~!?」
「あれ?あのバッグ。買え与えなかったけ?ねえ、里佳、おじさんのこと、騙してないよなー!?」
☆☆☆☆☆
「ねえ、ねえ、パパ~!」
「どうしたんだい?里佳。」
「里佳ねえ、パパの○○なところが大好き~!!」
「……。」
「うん?パパ、どうしたの!?」
「俺にそんなところあったっけなー?」
☆☆☆☆☆
「うえーん。痛いよー……。」
「きみきみ、どうしたんだい?」
「きらんっ。釣れたよ、おじさま……。いくら引っ張れるかなー……。」
☆☆☆☆☆
「もしもし、このあいだ貸したお金、いつ返してくれるの?」
(やっばっ!!おじさま、ブロックしわすれちゃったなー。)
☆☆☆☆☆
「ねえ、ねえ、パパ?」
「どうしたの、里佳ちゃん。」
「お金貸してくれないかなー?」
「いいよ。お店につけとくからねー。」
「はーい。ありがとう!駿くん大好き!!」
「ホストクラブの売り上げに貢献してくれてるからねー……。」
「この女、馬鹿だなー……。どうせ、闇落ちしちゃうのに……うけけ……」
☆☆☆☆☆
文字数 536
最終更新日 2024.06.04
登録日 2024.06.04
【短編小説】
人生山あり谷あり。そんな人間の一喜一憂する様を見て、猫は普段何をどう思っているのだろうか?
猫の目線から人間を観察する、そんなお話。
文字数 1,025
最終更新日 2024.06.04
登録日 2024.06.04
それはある世界の、今よりずっと未来のこと。いくつもの分岐点が存在し、それによって分岐された世界線、いわゆるパラレルワールド。これは、そ無限と存在するパラレルワールドの中のひとつの物語。
その宇宙に危機を及ぼす脅威や魔族と呼ばれる存在が、何度も世界を消滅させようと襲撃した。そのたびに、最強無血と謳われるレジェンド世代と称されたデ・ロアーの8人集が全てを解決していった。やがては脅威や魔族を封印し、これ以上は世界の危機もないだろうと誰もが信じていた。
しかし、そんな彼らの伝説の幕を閉ざす事件が起き、封印されていたはずの脅威が蘇った。瞬く間に不安が見え隠れする世界。そこは、異世界線へと繋がるゲートが一般的に存在し、異世界人を流れ込ませたり、例の脅威をも出してしまう。
そんな世界の日本で、実験体としてとある施設にいた主人公ドンボ。ある日、施設から神の力を人工的に得られる薬を盗んだ上で脱走に成功し、外の世界へと飛び出した。
そして街中に出た彼は恐怖と寂しさを覆い隠すために不良となり、その日凌ぎの生き方をしていた。
そんな日々を過ごしていたら、世界から脅威を封印したファイター企業、“デ・ロアー”に属すると自称する男、フラットの強引な手段で険しい旅をすることに。
狭い視野となんの知識もないドンボは、道中でフラットに教えられた生きる意味を活かし、この世界から再び脅威を取り除くことができるのであろうか。
文字数 164,163
最終更新日 2024.06.04
登録日 2023.06.09
やけどと申します。
そのかさぶたを剥がしてはいけません。
あとが残ってしまいますから。
じっくりと治るのを待ちましょう。
やけども一緒に待ちますから。
文字数 4,508
最終更新日 2024.06.04
登録日 2024.06.04
男爵令嬢のクララは、伯爵令息との婚約を邪魔されて、ある醜聞塗れの侯爵の愛人にされてしまう。耐え忍ぶ日々に、救いの天使が現れた。※視点はクララ、ダニエル、シェリーで切り替わりますので、苦手な方はご注意を。※短編「愛する事はないと言ってくれ」https://www.alphapolis.co.jp/novel/556320410/970881015/episode/8394041の続編ですが、単体でもお読み頂けると思います。※相変わらずダニエルは屑ですのでご注意下さい
文字数 10,067
最終更新日 2024.06.04
登録日 2024.06.04
「おはなしをしてくれませんか」
雑貨店『お話や』の店主、幸子。
幸子のもとへ、時折、悩みを抱えた客は訪れる。
毒親になりたくないと願う妊婦の女性。
結婚相手に高い理想を求める姉の元恋人。
世界に一つだけのものに魅せられる青年。
いつからか恋も仕事もあきらめた幸子の、下町から始まる恋のものがたり___
文字数 66,457
最終更新日 2024.06.04
登録日 2024.06.03
ーきがついたら、ゆうれいになってしまっていた。
全1話。『恒久の月』書籍化記念、発売日まで1日1作短編公開キャンペーン中。6/3の更新。
文字数 2,747
最終更新日 2024.06.03
登録日 2024.06.03
自称神を名乗る青年とアルバイトの高校生「唯奈」が経営している「御霊探偵事務所」
この世とあの世の狭間より時折出現する化け物「御霊」
命の危機に瀕し、渋々神と巫女の契約を交わした唯奈は全ての御霊を祓い、女子高生らしい青春を取り戻すために奮闘する。
文字数 14,836
最終更新日 2024.06.03
登録日 2024.06.03
猫に優しい街で暮らす私・及川瑠璃子は、銭湯で猫を洗うというバイトをしている。
ある日、お客さんのゴンゾウさん(メス猫)が買い物に出かけた私の前に急に飛び出してきて――
文字数 10,050
最終更新日 2024.06.03
登録日 2024.06.03
文字数 19,229
最終更新日 2024.06.03
登録日 2024.03.05
公爵令嬢ミシェル、侯爵令嬢ユリア、伯爵令嬢フランシスの仲良し令嬢3人が、それぞれの家を回りながらお茶会して、社交界の噂話から学園での事件からちょっと大きな声では言えない話まで、喋り倒します。
文字数 8,533
最終更新日 2024.06.03
登録日 2024.05.13
今日は、アメリカの防災の日。オハラ大統領の飼い猫ソックスがDr.ワ・ルイゾの重力無力化ペンキを踏んづけて逃げた。ペンキが乾けば、ネコは宇宙に飛んでいってしまう。ネコを助けろ! ホワイトハウスは大騒ぎに。
文字数 9,617
最終更新日 2024.06.03
登録日 2024.06.03
パッとしない田舎貴族の令嬢、シェリカは憂鬱だった。
お金もないのに王都に出て社交をしなければならないことに。
オマケに、破天荒な姉とボーッとした兄のお守りまで。
しかし、ひとりの居丈高な貴族とぶつかった事でシェリカは自分の家の秘密を知るのだった。
小説家になろうさんでも投稿しております。
文字数 48,218
最終更新日 2024.06.03
登録日 2024.05.12
——ある日目覚めると病室に居て、でもそこは今まで見たところよりずば抜けて近未来的な場所だった。
文字数 832
最終更新日 2024.06.02
登録日 2024.06.02
学園の中庭で繰り広げられる婚約破棄騒動。
婚約破棄してみたいブームに乗り、遊ぶ学生たち。
でも、そこにはマジで破棄する気の者も混ざったりして。そんなブームも騒ぎも他人事だと思っていた少女が、婚約破棄されてしまい?
*外部サイトにも掲載しています。
文字数 3,542
最終更新日 2024.06.02
登録日 2024.06.02
森に囲まれた村で獣医として働くコルネリアは動物の言葉がわかる一方、その能力を気味悪がられていた。
そんなある日、コルネリアは村の習わしによって森の主である銀狼の花嫁に選ばれてしまう。
それは村からの追放を意味しており、彼女は絶望する。
村に助けてくれる者はおらず、銀狼の元へと送り込まれてしまう。
ところが出会った銀狼は怪我をしており、それを見たコルネリアは彼の傷の手当をする。
すると銀狼は彼女に一目惚れしたらしく、その場で結婚を申し込んでくる。
村に戻ることもできないコルネリアはそれを承諾。晴れて本当の銀狼の花嫁となる。
そのまま森で暮らすことになった彼女だが、動物と会話ができるという能力を活かし、第二の人生を謳歌していく。
文字数 44,874
最終更新日 2024.06.02
登録日 2024.05.28
「ダンジョンの中って、土地代0円とか最高すぎ!」
俺、三河修は高卒の社会人だ。
高校を卒業して数年ニートだったから、今は23歳だ。
ほかの同級生は成功している人が多い中、俺だけがニートだ。
今の時代、なぜか高卒はダンジョン探索に向いていないとされ、ダンジョン探索で食っていける高卒はわずかとなっている。
なぜこうなったかは知らんけど。
そして、俺は就職活動20連敗だった。
もう雇ってもらえないだろうと悟った俺は、ニート生活をしていた。
だけど、ふと自分で店を開くことに決めた。このままじゃやばいと思ったからだ。
だが、当然今はニートなので金がない。
そもそも店舗どころか、土地代がない。
しかも、どこの土地も高騰してるから、ダメそうだな、、、と思ったが、ただ一つ"無料"の土地があった。
「ダンジョンの中、あるじゃん。」
ダンジョンは危険すぎて誰も中に何も立てないだろうと思ったのか、国はダンジョン内に土地代を課していない。
だから、俺はダンジョンの中に店を開くことにした。
何の店をやるかって?もちろんパン屋だ。ダンジョンベーカリーだ。
俺は昔からパンが好きだ。一度はパン屋をしたいと思っていた。
でも、ダンジョンの中に来る人口は少ないし、そもそもダンジョンで売られてるパンなんて誰も買いたくないよなぁ、、
そう思いながらも、後が引けない俺は決意してパン屋を開くことにした。
もちろん材料もすべてダンジョン産だ。材料費がないからね。
幸い、俺は学生時代にダンジョンでモテるために鍛えていたから、まあ何とか生きられる。
それに、友人の宏が建築スキル持ちなので、建築もしてもらった。
で、開店したら、、
誰も来ないと思ってたら、、、
誰も来ませんでした。
ま、そうなるよな。
俺があきらめてすぐに店を閉じようとしている頃、"あること"がきっかけで一気に世界中で人気になった。
文字数 7,031
最終更新日 2024.06.02
登録日 2024.02.14
おじいちゃんが死んだ。住んでた写真館で一人ぼっちで。
おじいちゃんのしていた、砂時計のように見えるべっ甲の眼鏡をかけて、僕は昔のことを思い出す。
文字数 1,822
最終更新日 2024.06.02
登録日 2024.06.02
文字数 85,726
最終更新日 2024.06.01
登録日 2024.04.30
右半分が真っ白で左半分が真っ黒。そんなおかしな髪を生まれ持ったアンナは気持ち悪がられ、差別され、両親からも愛されてはいなかった。舞踏会ではいつも大広間の端で、艶やかな人々を眺めているばかり。生きていることも苦痛なアンナの元へ一人の青年が現れた。つい最近まで留学していた第六皇子のルークだった。ソバカスが特徴的で、はつらつとした明るい性格に、周りに流されない。アンナとは真反対な人間だ。勝ち馬のようなルークと結婚しようとたくらむ令嬢達が争う中で、彼が気に入ったのは大広間の端にいるアンナだった。
文字数 6,274
最終更新日 2024.06.01
登録日 2024.05.31