唐突だが、俺はビールが好きだ。
ビールが好きすぎて世界各国のビールを飲んで旅をしている。
この背負っているバックには今まで飲んだビールの空き瓶と未開封の瓶がごちゃ混ぜになっている。
だからだろう。
歩くたびに瓶と瓶がぶつかり合い甲高い音を立てる。
俺はこれを聴くのが好きだ。そしてそれと並行して俺の足も速くなる。
さて次行く所ではどんなビールと出会えるのだろうか。
これは、とあるビール好きな青年を巻き込んだちょっと不思議な物語。
文字数 9,429
最終更新日 2024.01.14
登録日 2024.01.14