和風ファンタジー小説一覧
◆「囚人の見る夢」シリーズ二作目◆
一作目「紅蓮と黝」、につぐ二作目です。
三部作の中盤になります。
前世から続く魂の罪を清算すべく、善行の積み重ねを強いられた綾人。
その途中で過去の友人であったイトを祓い、大きな節目を超えました。
そして、ここから先にも大きな敵に出会う可能性があるため、
注意して霊力を高めていくように貴人様に言われます。
その必要性には納得していても、これから先の自分の人生がそのためだけにある事には納得しきれず、
タカトと共に最後の日まで楽しむことを決めました。
二人で暮らしながら、二人で便利屋のバイトを始め、日々を丁寧に生きようとしていたところ、
タカトの父との接触が徐々に増えていきます。
タカトとその父の雅貴の間にある軋轢。
その理由は、過去にありました。
出会いの全てが、過去とその罪に繋がり、その絡まりを解いていく。
二人の成長を描いた第二弾です。
文字数 121,615
最終更新日 2024.07.11
登録日 2024.05.06
地方貴族の妾の子である宇佐美桔梗は、五歳の時から実家から離れた別邸に移り住むことになる。そこで十歳年上の世話係の紫苑と出会い、日々過ごす中で二人は心を通わせていく。しかし村の因習に巻き込まれ、桔梗は十八歳になったら生贄として捧げられることが決まっていた。
「わたくしが死んだら、いっぱい泣いて、うんと悲しんで、おかしくなるくらいに泣き叫んで、永遠にわたくしのこと引きずって生きてくださいね」
生贄の少女と世話係の青年、二人の運命は交わるのか──
文字数 5,580
最終更新日 2024.07.05
登録日 2024.07.05
天明八年の江戸。神田松永町の両替商「秋野屋」が盗賊に襲われた上に火をつけられて全焼した。一人娘のゆみは運良く生き残ったのだが、その時にはゆみの小さな身体には不思議な能力が備わって、いた。
一方、婿入り先から追い出され実家からも勘当されている旗本の末子、本庄龍之介は、やくざ者から追われている途中にゆみと出会う。二人は一騒動の末に仮の親子として共に過ごしながら、ゆみの家を襲った凶悪犯を追って江戸を走ることになる。
浪人男と家無し娘、二人の刃は神田、本所界隈の悪を裂き、それはやがて二人の家族へと繋がる戦いになるのだった。
文字数 96,024
最終更新日 2024.07.05
登録日 2024.03.21
『神獣の花嫁シリーズ』第二作目です。
前作『〜かの者に捧ぐ〜』をお読みいただかなくとも楽しんでいただけるかと思いますが、お読みいただければさらに面白い! はずです。
☆☆☆☆☆
❖美穂(みほ)
赤い神獣の花嫁として召喚された女子高校生。
両親を早くに亡くし、現在は叔母の家に居候している。
短気で飽きっぽい。群れるのが嫌いなので、クラスの中でも浮いた存在だった。
❖赤虎(せきこ)・茜(あかね)
下総(しもうさ)ノ国の赤い神獣。通称『セキ』。
女装いと女の口調で話すが、視野が広く博識。
黙っていれば、文句なしの美青年(美穂の第一印象)。
※表紙絵は前作の主人公・咲耶とハクです。
黒冴様https://estar.jp/users/106303235に描いていただきました。
───あらすじ───
生きているんだ、あたし──。
陽ノ元という世界に、神獣の花嫁として召喚された美穂。
積極的に「死にたい」とは思わなかったが、消極的に「死んでもいい」と考えていた。
両親と祖父母を亡くし、引き取られた先の叔母夫婦の家も──学校も。
美穂の居場所では、なかった。
「アタシ? アタシは……んー、【アンタ次第で生きるオトコ】、よ」
───居場所のなかった少女が、新たに生きる世界とは。
文字数 37,196
最終更新日 2024.06.29
登録日 2024.06.19
山に暮らす妖怪《翔華》はある日、捨てられていた目の見えぬ赤子を拾う。非常食に丁度いい、とそれが大きくなり、自分に必要になるときまで育てることにした……
文字数 593
最終更新日 2024.06.25
登録日 2024.06.25
華燭山という山の麓にある燭台村。
そこに住む修造は、突然叔父に「狐の嫁になれ」と言われ困惑する。
家族を人食い狐に殺された経験のある修造。
「何か裏があるに違いない」と考え、隙あらば寝首を掻いてやろうと狐――赫の家に行くものの、どうにも勝手がおかしい。
本気で嫁が欲しいのか?何を考えているんだ?
戸惑う修造と、大きな狐。
そんな中、修造の親の仇であり赫の兄でもある黎の影が……
時代背景は明治初期だが主人公の住むのは田舎なので江戸末期と同じ暮らしをしているものとする:狐と猟師(になりきれない男)が結婚するまでのお話。
文字数 79,258
最終更新日 2024.06.23
登録日 2024.05.18
訳あって港街・錦濤で育った十歳の姫宮が新東宮として京の都に上る。護衛の女武人・翠令も同行するが、途中で盗賊の白狼に襲われる。そこに近衛大将・佳卓が助けに来た…のだが…。
才色兼備で身分も高いがアクも強い上官・佳卓のもと、傲岸不遜な白狼とともに宮仕えに馴染んでいく翠令。しかし、佳卓と双璧と称される文官随一の能力者・円偉の影がちらつくようになる。
京の都を追われた元野盗の白狼が、やんごとない悲劇の姫君につきつけた要求とは?
円偉が愛しているのは、男か女か、それともそれを問うても無駄なのか?
そして、追い詰められた皆を救うため佳卓が講じた奇策とは?
平安時代を舞台に、恋と友情と主従愛、そして政争とがダイナミックにからむファンタジー。人間ドラマをお楽しみください!
完結済みの草稿があり、定期的に推敲の上で投稿しています。完結するのは確かですので、その点についてはご安心下さい。
カテゴリーを「歴史」にしていいのかかなり悩みましたが、転生するなど物理的にあり得ない要素は拙作には無く、実在しないキャラとはいえ、地に足のついた戦いをするので「架空戦記」に近いのかな……と今のところ解しております。運営様が異なる判断をなさいましたらもちろんそちらに従います。
文字数 451,798
最終更新日 2024.06.22
登録日 2023.09.08
素肌を伝う舌。触れる唇と吐息。
「お前を癒やせるのは私しかいない」
美しき獣が放つ低い声音。
「赦せ……」
乞う必要のない赦し。
受けるは、穢れなき、この身──だから、私が選ばれた?
【中世の日本によく似た異世界を舞台にした和風ファンタジー】
* * *
幻想的で素敵な表紙絵は黒冴様[link:crea_u?c=U2FsdGVkX18xXOTc5MDkyNkS1vLRxSrgt3PkjfWqhRWPI1]に描いていただきました!
拙著『神獣の花嫁〜かの者に捧ぐ〜』の番外編です。
お先に本編をお読みいただければと思います。
文字数 18,116
最終更新日 2024.06.17
登録日 2024.06.16
先祖が貧乏神のせいで、どれだけ事業を起こしても失敗ばかりしている中村家。
この年もめでたく御店を売りに出すことになり、長屋生活が終わらないと嘆いているいろりの元に、一発逆転の縁談の話が舞い込んだ。
風水師として名を馳せる鎮目家に、ぜひともと呼ばれたのだ。
貧乏神の末裔だけど受け入れてもらえるかしらと思いながらウキウキで嫁入りしたら……鎮目家の虚弱体質な跡取りのもとに嫁入りしろという。
貧乏神なのに、虚弱体質な旦那様の元に嫁いで大丈夫?
いろりと桃矢のおかしなおかしな夫婦愛。
*カクヨム、エブリスタにも掲載中。
文字数 100,413
最終更新日 2024.06.17
登録日 2024.05.25
素肌を伝う舌。触れる唇と吐息。
「お前を癒やせるのは私しかいない」
美しき獣が放つ低い声音。
「赦せ……」
乞う必要のない赦し。
受けるは、穢れなき、この身──だから、私が選ばれた?
【中世の日本によく似た異世界を舞台にした和風ファンタジー】
* * *
幻想的で素敵な表紙絵は黒冴様[link:crea_u?c=U2FsdGVkX18xXOTc5MDkyNkS1vLRxSrgt3PkjfWqhRWPI1]に描いていただきました!
他サイトにも掲載していますが、こちら加筆修正したものを投稿しています。
アルファポリスさんのみのエピソードも追加予定。
文字数 343,217
最終更新日 2024.06.15
登録日 2024.04.17
七体の龍が守護する国・七龍国(しちりゅうこく)。
その内の一体である青龍の伴侶に選ばれた和華(わか)の身代わりとして、青龍の元に嫁ぐことになった海音(みおん)だったが、輿入れの道中に嫁入り道具を持ち逃げされた挙句、青龍が住まう山中に置き去りにされてしまう。
日が暮れても輿入れ先に到着しない海音は、とうとう山に住まう獣たちの餌食になることを覚悟する。しかしそんな海音を心配して迎えに来てくれたのは、和華を伴侶に望んだ青龍にして、巷では「人嫌いな冷涼者」として有名な蛍流(ほたる)であった。
冷酷無慈悲の噂まである蛍流だったが、怪我を負っていた海音を心配すると、自ら背負って輿入れ先まで運んでくれる。
身代わりがバレないまま話は進んでいき、身代わりの花嫁として役目を達成するという時、喉元に突き付けられたのは海音と和華の入れ替わりを見破った蛍流の刃であった。
「和華ではないな。お前、何者だ?」
疑いの眼差しを向ける蛍流。そんな蛍流に海音は正直に身の内を打ち明けるのだった。
「信じてもらえないかもしれませんが、私は今から三日前、こことは違う世界――『日本』からやって来ました……」
現代日本から転移したという海音を信じる蛍流の誘いでしばらく身を寄せることになるが、生活を共にする中で知るのは、蛍流と先代青龍との師弟関係、蛍流と兄弟同然に育った兄の存在。
そして、蛍流自身の誰にも打ち明けられない秘められた過去と噂の真相。
その過去を知った海音は決意する。
たとえ伴侶になれなくても、蛍流の心を救いたいと。
その結果、この身がどうなったとしても――。
転移先で身代わりの花嫁となった少女ד青龍”に選ばれて国を守護する人嫌い青年。
これは、遠い過去に願い事を分かち合った2人の「再会」から始まる「約束」された恋の物語。
「人嫌い」と噂の国の守護龍に嫁いだ身代わり娘に、冷涼な青龍さまは甘雨よりも甘く熱い愛を注ぐ。
┈┈┈┈┈┈┈ ❁ ❁ ❁┈┈┈┈┈┈┈┈
第一部完結しました。最後までお付き合いいただき、誠にありがとうございました。
第二部開始まで今しばらくお待ちください。
┈┈┈┈┈┈┈ ❁ ❁ ❁┈┈┈┈┈┈┈┈
文字数 229,370
最終更新日 2024.06.13
登録日 2024.01.12
ある日、多田羅町から土地神が消えた。
天候不良、自然災害の度重なる発生により作物に影響が出始めた。人口の流出も止まらない。
日照不足は死活問題である。
賢木朱実《さかきあけみ》は神社を営む賢木柊二《さかきしゅうじ》の一人娘だ。幼い頃に母を病死で亡くした。母の遺志を継ぐように、町のためにと巫女として神社で働きながらこの土地の繁栄を願ってきた。
ときどき隣町の神社に舞を奉納するほど、朱実の舞は評判が良かった。
ある日、隣町の神事で舞を奉納したその帰り道。日暮れも迫ったその時刻に、ストーカーに襲われた。
命の危険を感じた朱実は思わず神様に助けを求める。
まさか本当に神様が現れて、その危機から救ってくれるなんて。そしてそのまま神様の住処でおもてなしを受けるなんて思いもしなかった。
長らく不在にしていた土地神が、多田羅町にやってきた。それが朱実を助けた泰然《たいぜん》と名乗る神であり、朱実に求婚をした超本人。
父と母のとの間に起きた事件。
神がいなくなった理由。
「誰か本当のことを教えて!」
神社の存続と五穀豊穣を願う物語。
☆表紙は、なかむ楽様に依頼して描いていただきました。
※小説家になろう、カクヨムにも公開しています。
文字数 134,187
最終更新日 2024.06.06
登録日 2022.04.02
人の子である犬飼すず子(30)と神に仕える猫の神使の頂点である“猫王”三条国芳。それぞれに持つ匂いは惹かれあい、そして重なり、優しくとろけるように混ざり合う。
猫を吸うはずの人間が逆に猫に吸われ、さらには番になって欲しいと頼まれてしまう“逆、猫吸い譚”の異世界転移和風ファンタジー。
ざまぁも無いし悪役令嬢も婚約破棄をしてくる酷い男もいない。ただひたすらに互いを思いやる、そんな一途でやさしくてちょっぴり艶のあるお話です。
(R-18シーンタイトルには※マーク)
(小説家になろう内ムーンライトノベルズ、pixivにも投稿)
文字数 162,929
最終更新日 2024.06.06
登録日 2023.08.18
美しい母と共に、住み込みの使用人として生活する、みや。
みやは最近、「母娘共々監禁される」夢をよく見ることに悩んでいた。
みやの母は、新華族で占術を得意とする家門の生まれで、みやの見る夢はこれから起こり得る未来である。
今まで悪い夢を見たときはそれらを変えてきたが、どうにも監禁される夢だけは消えてくれない。
焦るみやは、長年お世話になった町医者の「斑目家」から母娘で逃げようとするのだが――?
※全八話、完結済
文字数 8,935
最終更新日 2024.06.05
登録日 2024.06.04
【現在休載中……】
雪深い農村で育った少女・すずは、赤子のころにかけられた呪いによって盲目となり、姉や村人たちに虐いたげられる日々を送っていた。
ある日、すずは村人たちに騙されて生贄にされ、雪山の神社に閉じ込められてしまう。失意の中、絶命寸前の彼女を救ったのは、狼と人間を掛け合わせたような姿の男──村人たちが崇める守護神・大神だった。
呪いを解く代わりに大神のもとで働くことになったすずは、大神やあやかしたちの優しさに触れ、幸せを知っていく──。
神様と盲目少女が紡ぐ、和風恋愛幻想譚
文字数 120,498
最終更新日 2024.05.31
登録日 2024.01.17
「私だけを、愛してください」
これは世界を滅ぼす呪いの言葉となるのかもしれない。
…………
その村では、神様を産む儀式を毎年行っていた。
しかし、今年は異形の神が誕生してしまう。
神様はおのれの姿があまりに醜くて、嘆き悲しむ。ヒロインはそんな神様と交流しているうちに可哀想に思うようになり、血を捧げてしまうのだった。
季節は巡り、再び二人は出会う。ただし神様は別人のように美しい男性の姿になっていた。
神様はなぜ姿が変わってしまったのか?
ヒロインは何もわからぬままに求婚され、体を求められ、なおかつ紅飛斗としての修行も始まり……。
血の制約と嫉妬。行き着く先にあるのは愛か、それとも災いか。
○登場人物○
陽葉瑠(ひばる)……主人公。変わったものを好む。将来の職務への熱意あふれる17歳(物語開始時の年齢)。
神様(シン様)……よく泣く。一途。醜かったころにヒロインに親切にされて惚れてしまう。
芽那(めな)……幼馴染みの女友だち。
玖鎖良(くさら)……幼馴染み。明るいお調子者。
芭連(ばれん)……幼馴染み。無口な大男。
留園(るえん)……堅物の先生。彼女募集中。
村長……紅飛斗長も兼ねる。平時はゆるい人物。
文字数 130,341
最終更新日 2024.05.30
登録日 2024.03.09
美容オタクというか休みの日は料理を作ったり、アロマオイルマッサージをしたり、アロマオイルを垂らしてバスタイムを楽しんでいるアラフィフ女な私こと桐谷 瑞穂はどうやら【平安艶話~光源氏の恋~】という源氏物語がベースになっている乙女ゲームに似た世界に、それも入内したら桐壺の更衣と呼ばれる女性に転生した・・・らしい。
だって、私の父親が按察使の大納言で母親が皇族だったのだもの!
桐壺の更衣ってあれよね?
父親が生きていれば女御として入内出来ていたかも知れないのに、父親が居ない為に更衣として入内するしかなかった、帝に愛されちゃったが故に妃達だけではなく公達からも非難されていた大納言家の姫にして主人公である光源氏の母親。
そして主人公が母親の面影を求めて数多の姫達に手を出すと同時に、彼女達を苦しめ不幸となる切っ掛けともなった女性──・・・。
ゲームでは父親の遺言から幼い光源氏を残して逝くところまでが語られるけど、実は後見人が居ない状態で入内する前に私を心配して保護しようとしてくれている年上男性の存在が語られているし立ち姿もちゃんとあるのよね~。
その男性は智寿といって受領で超金持ち!長身のゴリマッチョ!しかもセクシーな低音ボイス!
実は女性受けしそうな外見をしている帝や光源氏、頭中将達といったキャラよりも筋骨隆々な智寿様が推しだったのよね~♡
今の私は大納言の姫とはいえ根は二十一世紀の日本で生きていた庶民。
そんな私が帝の妃として・・・否!何もかも占いで行動が決められるという窮屈な場所で生きて行けるはずがない!
よしっ!決めた!
二十一世紀・・・とは言わないけれど、せめて健康的で清潔な生活を送る為に私は智寿様の妻になる!!!
私が入内しなければ藤壺も葵の上も六条の御息所も・・・皆不幸にならないもの!!!
思い付きで書いたので、ガバガバ設定+矛盾がある+ご都合主義です。
文字数 12,602
最終更新日 2024.05.29
登録日 2024.05.19
――そのシアワセの刻限、一年也。
由緒正しき名家・紫園家。
紫園家は、栄えると同時に、呪われた血筋だと囁かれていた。
そんな紫園家に、ある日、かさねという名の少女が足を踏み入れる。
『蝶憑き』と不気味がる村人からは忌み嫌われ、父親は酒代と引き換えにかさねを当主の妾として売った。
覚悟を決めたかさねを待っていたのは、夢のような幸せな暮らし。
妾でありながら、屋敷の中で何よりも大事にされ優先される『胡蝶様』と呼ばれ暮らす事になるかさね。
溺れる程の幸せ。
しかし、かさねはそれが与えられた一年間の「猶予」であることを知っていた。
かさねにだけは不思議な慈しみを見せる冷徹な当主・鷹臣と、かさねを『形代』と呼び愛しむ正妻・燁子。
そして、『花嫁』を待っているという不思議な人ならざる青年・斎。
愛し愛され、望み望まれ。四葩に囲まれた屋敷にて、繰り広げられる或る愛憎劇――。
※時代設定的に、現代では女性蔑視や差別など不適切とされる表現等がありますが、差別や偏見を肯定する意図はありません。
文字数 127,276
最終更新日 2024.05.28
登録日 2024.05.28
明治あやかし夫婦の政略結婚
レンタル有り旧題:明治あやかし戀草紙 槿花は狐に抱かれ夢綴る
動乱を経て世は変わり、時代は明治。
眞宮子爵の令嬢である奏子は、人々に淑やかで美しい理想の令嬢と言われながらもある秘密を抱えていた。
それは、巷で流行する恋愛小説の作者『槿花』であると言う事。
名家の令嬢が作家をしている事がわかれば騒動どころではない。それ故に必死に綴る情熱と滾る妄想を抑え、令嬢らしからぬ素に特大の猫を被っていた。
何れ婿を迎える為に、何時か書けなくなる時が来るのを諦めながら居たある日のこと。
夜会にて出会う憧れの美男美女が、ある出来事から千年を生きる天狐の姉弟であると知ってしまう。
姉は奏子の小説のファンであると言い、奏子が何れ執筆できなくなる日が来ることを知ると、何と弟を婿として差し出すと言う。
弟は嫌がっているし冗談と思っていたものの、気が付けば祝言の日を迎える事になっていた……。
※時代設定的に、現代では女性蔑視や差別など不適切とされる表現等がありますが、差別や偏見を肯定する意図はありません。
文字数 135,713
最終更新日 2024.05.17
登録日 2023.03.20
どうやら私こと新井 和葉は平安時代をベースにした育成シミュレーション要素がある乙女ゲームの世界に転生した、らしい。
幸いな事にヒロインの一人にしてプレイアブルキャラである燁子は左大臣家の長男である大納言と宮家の姫を母に持つ姫。どういう訳か前世を思い出す前に身に付けた立ち居振る舞い等が自然に出来る。
(問題は帝の元に入内する后がねの姫として育てられているって事なのよね~)
二十一世紀の日本で生きていた自分が帝の妃になるなど恐れ多いと断りたいのだが、それは両親が許さないだろう。
何より!
好きな時に風呂に入れない!
髪が洗えない!
地方と比べたら貧しい食生活!
これって何という地獄なの!?
お風呂の為、豊かな食生活を送る為、二十一世紀の日本で生きていた時を思い出してしまった燁子が受領の妻になる事を目指す話である。
主人公が生まれ変わった世界は建物や衣装、調度品等を見る限り平安時代っぽいけど、案外脳筋で何故か農耕と食文化が江戸~明治時代辺り、水回りのインフラが二十一世紀並みに整っているのに何故か都の食文化は平安時代レベルで中央貴族の行動は占いとかで決められるという風に色んな時代が混じっている和風ファンタジーな世界です。
思い付きで書いたので、ガバガバ設定+矛盾がある+ご都合主義。ダイジェスト的な感じです。
文字数 6,084
最終更新日 2024.05.16
登録日 2024.05.12
危険地帯の山の中。数少ない安全エリアで宿を営む赤犬族の犬耳幼子は、吹雪の中で白い青年を拾う。それは滅んだはずの種族「人族」で。
しっかり者のわんことあまり役に立たない青年。それでも青年は幼子の孤独をゆるやかに埋めてくれた。
異なる種族同士の、共同生活。
※本作はちいさい子と青年のほんのりストーリが軸なので、過激な描写は控えています。バトルシーンが多めなので(矛盾)怪我をしている描写もあります。苦手な方はご注意ください。
『BL短編』の方に、この作品のキャラクターの挿絵を投稿してあります。自作です。
文字数 845,010
最終更新日 2024.05.14
登録日 2023.06.30
【簡単あらすじ】周りから忌み嫌われる下女が、不遇な王子に力を与え、彼を王にする。
★シリアス8:コミカル2
【詳細あらすじ】
50人もの侍女をクビにしてきた第三王子、雪晴。
次の侍女に任じられたのは、異能を隠して王城で働く洗濯女、水奈だった。
鱗があるために疎まれている水奈だが、盲目の雪晴のそばでは安心して過ごせるように。
みじめな生活を送る雪晴も、献身的な水奈に好意を抱く。
惹かれ合う日々の中、実は〈銀龍の愛し子〉である水奈が、雪晴の力を覚醒させていく。「王家の恥」と見下される雪晴を、王座へと導いていく。
文字数 339,962
最終更新日 2024.05.12
登録日 2023.12.31
軍人×カースト最下位の貴族
榊 雪路は希少な子宮持ち。役立たずと言われようが婚約者がいることでなんとか家に置いてもらっていたが、父から告げられたのは婚約破棄!!
追い出された雪路が奉公先に訪れたのは軍人貴族である鬼崎家!?
全体的にふわっとした設定です。
【舞台】大正あたりの日本をモチーフにした異世界。
【地雷回避】ふたなりではありませんが子宮という特殊&ファンタジー有り。(後半で強く出てきます)
一章完結済。二章は準備中…
文字数 70,710
最終更新日 2024.05.06
登録日 2023.02.11
文字数 28,754
最終更新日 2024.05.05
登録日 2024.05.05
実の親から捨てられた少女は刀鍛冶の爺に育てられた。彼女は冬の晩、本の中でしか知らなかった鬼の姿を見る。育ての親を殺され、形見の刀を奪われた彼女は復讐に生きる事を誓う。
彼女の復讐の先に何が待っているのか。
和風ダークファンタジー物です。
文字数 102,468
最終更新日 2024.05.04
登録日 2024.03.10
ささやかな願いなのです
けれど、大切な願いなのです
わたしの、初めての願いなのです
ただ、このひとと共に居たいのです……――
地方に未だ強い迷信が残る山村・瀬皓。
その有する土地には山があり、その山には強大な力を持つあやかしが住んでいるとされていた。
ある時から、村に原因不明の疫病が流行り、神隠しが起きるようになり、原因である山の大蛇を鎮める為に贄を差し出して許しを請うのだという事になる。
村長の娘・初穂が贄として向かった山の祠、そこに現れたのは何とも大人しそうな線の細い青年だった。
獰猛どころか陰気で弱気ですらある青年・玖澄。
彼は初穂を見ると花嫁として歓迎の意を露わにする。
そして、どういう事かわからぬうちに彼の屋敷へと連れていかれ、嫁御寮して愛され大切にされる事になる。
だが、初穂はある『使命』を帯びていて……。
――あやかしの命を狙う贄と、贄を愛し慈しむあやかしの、不思議な物語。
文字数 119,504
最終更新日 2024.04.28
登録日 2024.04.01
「堀の向こうには裏吉原があり、そこでは苦界の苦しみはないよ」
吉原に売られ、顔の火傷が原因で年季が明けるまで下働きとしてこき使われている音羽は、火事の日、遊女たちの噂になっている裏吉原に行けると信じて、堀に飛び込んだ。
そこで待っていたのは、人間のいない裏吉原。ここを出るためにはどのみち徳を積まないと出られないというあやかしだけの街だった。
「極楽浄土にそんな簡単に行けたら苦労はしないさね。あたしたちができるのは、ひとの苦しみを分かつことだけさ」
自称魔女の柊野に拾われた音羽は、裏吉原のひとびとの悩みを分かつ手伝いをはじめることになる。
*カクヨム、エブリスタ、pixivにも掲載しております。
文字数 102,355
最終更新日 2024.04.27
登録日 2024.03.25
【腹黒い地味姫と腹黒い美青年文官】
腹黒タッグで宮中に潜む『化け物』を狩ることはできるのか。
平安時代風ファンタジー。
舞台は帝が治める陽ノ国(ひのくに)の宮中。
名は霞(かすみ)。帝の第一妃、菖蒲(あやめ)姫に仕える女房だ。
菖蒲のことを上手く利用し、帝の第一妃に置くことに成功。
ある目的のために確かな地位を手に入れた霞は……宮中で人気の美青年文官、楓(かえで)に目をつけられてしまう。
楓も何やら探っていることがあるらしく、2人は手を組むことに。
切れ者同士、協力関係が築けるかと思いきや……。
2人には大きな難点が。
それは……2人とも性格が腹黒かった!!
霞は一族の仇であり、宮中の権力者に手をかけていく『化け物』を狩ることができるのか。
※カクヨムでも公開しています。
文字数 167,852
最終更新日 2024.04.21
登録日 2023.12.09
「何があっても最後まで諦めない」「霊剣は守るために振るう」。父母の教えを胸に、どんなに過酷な運命に遭おうとも、希望を信じて戦い抜く少女と幼なじみたちの和風バトルファンタジー。
〈登場人物〉
朱咲あかり:天狐の父と朱咲の血を引く母をもつ半妖の少女。霊剣と言霊をのせた祝詞を操る。
青柳結月:青柳の血を引く妖の青年。霊符を駆使する。
白古秋之介:白古の血を引く妖の青年。神憑りを専門とする。
玄舞昴:玄舞の血を引くほぼ人間の青年。呪術的医療と結界を得意とする。
〈参考文献〉
安倍晴明『簠簋内伝』現代語訳総解説/藤巻一保/戎光祥出版
秘説 陰陽道/藤巻一保/戎光祥出版
図説 日本呪術全書/豊島泰国/原書房
文字数 412,621
最終更新日 2024.04.08
登録日 2021.08.25
祖父同士の約束で、許婚だった高藤青眞と、雫は祝言の日に初めて顔を合わせた。翌日から青眞の家で暮らしはじめると、家は雑多な物と――アヤカシで溢れていた。幼少時から視える雫は、どこかヘラヘラとしている青眞と、個性豊かなアヤカシと共に暮らし始める。どうやら青眞の仕事は、文章を書く事のようだが、雫はまだ、詳しいことを知らない。※都合良く異国から文明の利器が流入しています。不定期更新です。
文字数 13,908
最終更新日 2024.04.06
登録日 2024.04.06
「よろしく、花嫁様」
顔の大きな痣から忌み子と呼ばれ、なくなった両親からの愛情を頼りに生きてきた子爵令嬢花咲(カザキ)。領地では飢饉が起きそうになっていた。自分を厄介者扱いする継母は飢饉の原因を最上級と言われる笛吹きの鬼にすることにし、花咲は強引に鬼の嫁として差し出される。
鬼は長い黒髪をもち、ツノの生えた美しい青年の姿をしていた。鬼は花咲に興味がなく、食べようとする。しかし、両親の望む生を全うするために花咲は、笛吹きの鬼の本当の花嫁になることを申し出る。最初は鬼におびえる花咲だったが、二人は共同生活を通して少しずつ愛を知っていく。
文字数 11,777
最終更新日 2024.04.05
登録日 2024.04.05
不運体質(人間)×毒舌(人外)
人はこの世に生を受けて、たった一度しかない己の生を生きて最後には死んでいく。
肉体から離れた魂はあの世へと還り、輪廻(りんね)の輪に乗って再びこの世のどこかに生を受ける。
巡る命の流れを人々は『輪廻転生(りんねてんせい)』と呼んだ。
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~登場人物~
○久住 宗介(くずみ そうすけ)
・攻め(主人公)
・天涯孤独、不運体質
・25才
・昔から尽(ことごと)くツいておらず、職を転々としている。フリーター。
・ある日の帰り道、奇妙な事件に巻き込まれ、謎の男に殺されそうになった所を八代に助けられた
○八代(やつしろ)
・受け
・黒髪、薄紫色の瞳を持つ青年
・フード付きパーカーを常に着用
・宗介より若い見た目をしているが、少し(?)古風な喋り方をする
・ 不思議な力と猫を使役。宗介を殺そうとした男をずっと追っている
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~説明~
人間と神様、魂と運命、鬼と悪霊。
非科学的なものへの信仰が薄れつつある現代で繰り広げられる和風ファンタジーな(予定の)お話です(*´▽`*)
※グロテスク、暴力表現が多々あります。苦手な方はご注意下さい。
※この物語はフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。
※BLove様でも掲載中の作品です。
※表紙絵は友人様作です。
※読み:終(つい)の九生(きゅうしょう)
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文字数 66,561
最終更新日 2024.03.31
登録日 2021.04.16