契約結婚小説一覧

件
チェルシー・フェルニナは、一年前に夫を事故で亡くした未亡人。
時間が経っても、悲しい気持ちも、喪失感も埋まることはなかったが、
一年が経つ頃、ようやくちゃんと前を向くことにした。
引っ越しをして、これからの人生を歩もうとしていると、
なぜか契約結婚を持ち掛けられることになるが、
それはチェルシーにはどう考えても受け入れ難いことであった。
文字数 29,698
最終更新日 2025.03.27
登録日 2025.03.14
婚約者と姉が逢瀬を繰り返していると気付いた主人公。
婚約者を諫めるも無視され、父に訴えても聞き流される。
家族と婚約者を見限った彼女は二人の逢瀬を両親に突きつけ、婚約の白紙を願うが……
貴族なら愛や恋よりも義務を優先すべきと考える主人公が、自分の場所を求めて奮闘する話です。
R15は保険、タグは追加する可能性があります。
ふんわり設定のご都合主義の話なので、広いお心でお読みください。
24.3.1 女性向けHOTランキングで1位になりました。ありがとうございます。
2024年アクセスランキング2位でした。ありがとうございます。
文字数 1,119,293
最終更新日 2025.03.27
登録日 2024.02.24
書籍化確定です。詳細はしばらくお待ちください(o´-ω-)o)ペコッ
前世の記憶がうっすら残る私が転生したのは、貧乏伯爵家の長女。父親に頼まれ、公爵家の圧力と財力に負けた我が家は私を売った。
悲壮感漂う状況のようだが、契約婚は悪くない。実家の借金を返し、可愛い継子を愛でながら、旦那様は元気で留守が最高! と日常を謳歌する。旦那様に放置された妻ですが、息子や使用人と快適ライフを追求する。
逞しく生きる私に、旦那様が距離を詰めてきて? 本気の恋愛や溺愛はお断りです!!
ハッピーエンド確定
【同時掲載】小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2024/12/26……書籍化確定、公表
2024/09/07……カクヨム、恋愛週間 4位
2024/09/02……小説家になろう、総合連載 2位
2024/09/02……小説家になろう、週間恋愛 2位
2024/08/28……小説家になろう、日間恋愛連載 1位
2024/08/24……アルファポリス 女性向けHOT 8位
2024/08/16……エブリスタ 恋愛ファンタジー 1位
2024/08/14……連載開始
文字数 430,180
最終更新日 2025.03.27
登録日 2024.08.14
閉鎖的な山村の当主となった貢生は、花嫁を迎える準備のために三年ぶりに帰省した。許嫁の少女連子は当初は従順に思えたが、それは先に嫁いだ姉の死因を探るためだった。
真実を知ろうと奮闘する蓮子のひたむきな姿に、かたくなだった貢生も次第に惹かれるようになる。
だが、因習にとらわれた村はおぞましい過去を隠していた。
文字数 113,487
最終更新日 2025.03.27
登録日 2025.02.22
政略結婚をして3年。あらかじめ決められていた3年の間に子供が出来なければ離婚するという取り決めをしていたエリシアは、仕事で忙しいく言葉を殆ど交わすことなく離婚の日を迎えた。屋敷を追い出されてしまえば行くところなどない彼女だったがこれからについて話合うつもりでヴィンセントの元を訪れる。エリシアは何かが変わるかもしれないと一抹の期待を胸に抱いていたが、夫のヴィンセントは「好きにしろ」と一言だけ告げてエリシアを見ることなく彼女を追い出してしまう。
文字数 16,675
最終更新日 2025.03.27
登録日 2025.03.01
ミランダは婚約者のサミュエルに契約結婚を提案される。
過去二度に渡り婚約が駄目になってるミランダは三度目は流石にないと契約結婚を受け入れるしか無かった。
幼い頃から美少女のミランダだけど、周りから悲劇の令嬢と揶揄されていた。
契約期間は三年それまでの辛抱と思ったら⋯
えっ延長?
巫山戯るな!
白い結婚で離縁してやる!
✱作者の妄想の産物です
広い心でお読みください
✼•┈┈誤字報告ありがとうございます┈┈•✼
お気遣いにより承認していませんがこちらにて感謝申し上げます
本当にありがとうございました( ⑅ᴗ͈ ᴗ͈)𓈒𓏸𓈒𓐍
文字数 72,799
最終更新日 2025.03.26
登録日 2025.02.11
男爵家でありながら国一番の商団主の娘であるライサの夢は自身の商団で商売をし、上を目指すこと。
そんな彼女が自分の商団が欲しいと父に申し出たところ、「未婚だからダメだ」と言われてしまう。
なら結婚すればいいんですね? そう開き直り、相手に選んだのは没落しかけている侯爵家の跡継ぎ、ルカだった。
恋愛なんて興味のないライサは、没落しないよう支援する代わりに一年間だけの契約結婚を持ちかけたのだ。
契約内容は互いを好きにならないこと。
だって恋愛は面倒だし、何より私はアナタを愛するつもりなんてありませんから!
その項目は了承してくれたルカだが、侯爵家の跡継ぎである彼は白い結婚は困ると主張。
子作りだけはすることになって……?
愛するつもりなんてないと宣言してしまったヒロインと、そのヒロインを全力で落としたいヒーローのお話です。
※他サイト様でも公開しております。
文字数 102,658
最終更新日 2025.03.24
登録日 2025.03.16
Ωの凛太。オレには夢がある。その為に勉強しなきゃ。お金が必要。でもムカつく父のお金はできるだけ使いたくない。そういう店、もありだろうか……。父のお金を使うより、どんな方法だろうと自分で稼いだ方がマシ、でもなぁ、と悩んでいたΩ凛太の前に、何やらめちゃくちゃイケメンなαが現れた。
凛太はΩの要素が弱い。ヒートはあるけど不定期だし、三日こもればなんとかなる。αのフェロモンも感じないし、自身も弱い。
なんだろうこのイケメン、と思っていたら、何やら話している間に、変な話になってきた。
契約結婚? 期間三年? その間は好きに勉強していい。その後も、生活の面倒は見る。デメリットは、戸籍にバツイチがつくこと。え、全然いいかも……。お願いします!
トリプルエスランク、紫の瞳を持つスーパーαのエリートの瑛士さんの、超高級マンション。最上階の隣の部屋を貰う。もし番になりたい人が居たら一緒に暮らしてもいいよとか言うけど、一番勉強がしたいので! 恋とか分からないしと断る。たまに一緒にパーティーに出たり、表に夫夫アピールはするけど、それ以外は絡む必要もない、はずだったのに、なぜか瑛士さんは、オレの部屋を訪ねてくる。そんな豪華でもない普通のオレのご飯を一緒に食べるようになる。勉強してる横で、瑛士さんも仕事してる。「何でここに」「居心地よくて」「いいですけど」そんな日々が続く。いろいろ距離がちかくなってきたある時、久しぶりにヒート。三日間こもるんで来ないでください。この期間だけは一応Ωなんで、と言ったオレに、一緒に居る、と、意味の分からない瑛士さん。一応抑制剤はお互い打つけど、さすがにヒートは、無理。出てってと言ったら、一人でそんな辛そうにさせてたくない、という。もうヒートも相まって、血が上って、頭、良く分からなくなる。まあ二人とも、微かな理性で頑張って、本番まではいかなかったんだけど。――ヒートを乗り越えてから、瑛士さん、なんかやたら、距離が近い。そんな風に見つめるの、なんかよくないと思いますけど。というと、おかしそうに笑われる。そんな時、色んなツテで、薬を作る夢の話が盛り上がってくる。Ωの対応や治験に向けて活動を開始するようになる。夢に少しずつ近づくような。そんな中、従来の抑制剤の治験の闇やΩたちへの許されない行為を耳にする。少しずつ証拠をそろえていくと、それを良く思わない連中が居て――。瑛士さんは、契約結婚をしてでも身辺に煩わしいことをなくしたかったはずなのに、なぜかオレに関わってくる。仕事も忙しいのに、時間を見つけては、側に居る。なんだか初の感覚。でもオレ、勉強しなきゃ!瑛士さんと結婚できるわけないし勘違いはしないように! なのに……? と、αに翻弄されまくる話です。ぜひ✨
表紙:クボキリツ(@kbk_Ritsu)さま
素敵なイラストをありがとう…🩷✨
文字数 174,081
最終更新日 2025.03.24
登録日 2024.10.31
☆おしらせ☆
8/25の週から更新頻度を変更し、週に2回程度の更新ペースになります。どうぞよろしくお願いいたします。
第10回オーバーラップWEB小説大賞にて銀賞をいただきました!
☆あらすじ☆
わたし、マリア・アラトルソワは、乙女ゲーム「ブルーメ」の中の悪役令嬢である。
十七歳の春。
前世の記憶を思い出し、その事実に気が付いたわたしは焦った。
乙女ゲームの悪役令嬢マリアは、すべての攻略対象のルートにおいて、ヒロインの恋路を邪魔する役割として登場する。
わたしの活躍(?)によって、ヒロインと攻略対象は愛を深め合うのだ。
そんな陰の立役者(?)であるわたしは、どの攻略対象ルートでも悲しいほどあっけなく断罪されて、国外追放されたり修道院送りにされたりする。一番ひどいのはこの国の第一王子ルートで、刺客を使ってヒロインを殺そうとしたわたしを、第一王子が正当防衛とばかりに斬り殺すというものだ。
ピンチだわ。人生どころか前世の人生も含めた中での最大のピンチ‼
このままではまずいと、わたしはあまり賢くない頭をフル回転させて考えた。
まだゲームははじまっていない。ゲームのはじまりは来年の春だ。つまり一年あるが…はっきり言おう、去年の一年間で、もうすでにいろいろやらかしていた。このままでは悪役令嬢まっしぐらだ。
うぐぐぐぐ……。
この状況を打破するためには、どうすればいいのか。
一生懸命考えたわたしは、そこでピコンと名案ならぬ迷案を思いついた。
悪役令嬢は、当て馬である。
ヒロインの恋のライバルだ。
では、物理的にヒロインのライバルになり得ない立場になっておけば、わたしは晴れて当て馬的な役割からは解放され、悪役令嬢にはならないのではあるまいか!
そしておバカなわたしは、ここで一つ、大きな間違いを犯す。
「おほほほほほほ~」と高笑いをしながらわたしが向かった先は、お兄様の部屋。
お兄様は、実はわたしの従兄で、本当の兄ではない。
そこに目を付けたわたしは、何も考えずにこう宣った。
「お兄様、わたしと(契約)結婚してくださいませ‼」
このときわたしは、失念していたのだ。
そう、お兄様が、この上なく厄介で意地悪で、それでいて粘着質な男だったと言うことを‼
そして、わたしを嫌っていたはずの攻略対象たちの様子も、なにやら変わってきて……。
これは、ヒロインに選ばれない攻略対象たちの救済に動き始めた、悪役令嬢の物語――
文字数 249,892
最終更新日 2025.03.24
登録日 2024.07.22
亡き妻の面影を追い求める、孤独な公爵。彼は、過去の悲しみから逃れるように、ある目的のために、契約結婚を選んだ。
契約相手は、亡き妻とどこか似た雰囲気を持つ、謎めいた女性。彼女は、何か秘密を抱えているようで、公爵との距離を測りかねている。
二人の契約結婚は、ぎこちないながらも、穏やかに始まった。しかし、過去の影は、二人の関係に暗い影を落とし、二人は次第に、異世界に隠された謎と陰謀に巻き込まれていく。
公爵は、契約妻の中に、亡き妻の幻影を見る。彼女は、一体何者なのか?そして、二人の過去に隠された秘密とは?
契約結婚から始まった、異世界の運命の恋。二人は、愛と謎に翻弄されながら、真実を追い求めていく。
文字数 12,519
最終更新日 2025.03.23
登録日 2025.03.22
獣人化(狼、人狼、人間)美形ヤンデレ執着ドS作家アルファ×調教済み性奴隷ドM(無自覚)美人オメガの改変オメガバースBLです。
病んでる溺愛攻め×病んでる卑屈受け(たまに受けもヤンデレ化する)。※ヤンデレ要素も純愛要素もあります。
※今後攻め×受けで一時主従プレイ(SMプレイ)も含まれそう。
シリアス要素も多めですが、甘いちゃからほのぼの、ギャグ要素も割とあるごちゃまぜ作品。めちゃ可哀想な性奴隷受けが、突然現れた愛重ため御曹司攻めにあれこれされて環境が180度変わり、「恋人契約」のあと「契約結婚」をして…?という感じのお話。
【あらすじ】
「貴方の手を見せてくださいませんか。いえ、私は目が見えませんので、《この手》で」
オメガ男性、27歳のユンファ(受け)は「性奴隷契約」を交わしたケグリが経営する店で日夜働き、身も心も性奴隷として調教されながら、日々陵辱され弄ばれていた。
しかしある日突然、盲目だろう謎の美青年(攻め/ソンジュ)がユンファの働くカフェへと訪れ、「貴方の手を“見せて”くれ」とユンファにいう。渋々ながらユンファが手を差し出すと、ユンファの手に触れているだけのその美青年は、次々とユンファのさまざまな面を言い当ててゆく。
そしてその謎の美青年――ソンジュは、「取材」といって聞き出したユンファの身の上話を聞いた後、にわかにユンファへ「一週間の恋人契約」を持ちかけたのだった。
そうして二人は「恋人契約」を結ぶが、「契約」と思っているユンファと、初めから本気でユンファに惚れ込んでいるようなソンジュ、ソンジュは度々ユンファへと本気のプロポーズをするが――「契約」を持ちかけた、ソンジュの思惑とは……?
ソンジュの神のような慈愛と、悪魔のような狂愛に翻弄されながら、ユンファもまたソンジュに惹かれていって――。
「…ユンファさん…俺の“神子”になってください。――“婚姻契約”、結んでくださいますか。」
*健気儚げ、でも芯強めで実はプライド高め、理屈っぽい不憫受け(※ド天然)をチヤホヤする受け大好きわんわんちゅっちゅ溺愛執着攻め(?)。紳士の面被った獣攻め。
*実は「(しばしば素が出る)敬語年下×年上」かつ「愛あるドS×モロ感ドM(ただ受けの本質は…?)」。
【他のサイトさまでもお世話になっている作品です】
【表紙絵は自作】
文字数 1,596,329
最終更新日 2025.03.22
登録日 2023.10.17
「俺が産みます」
ベータの発言に騎士団長室がしずまりかえった。無言のアルファの騎士団長に代わり、年かさの騎士が訊ねる。
「しかし、君はベータでは?」
「新薬が開発されてベータでもオメガに転換して妊娠可能になって数年なのはご存じでしょう?」
「し、しかし、君はベータではあるが優秀な魔法騎士で、三男とはいえ侯爵家の……」
「どうせ俺は“なりそこない”ですから問題ありませんよ」
ベータは騎士団長の優秀な片腕ではあるが、ベータであった。名門貴族の子弟は優秀なアルファか子孫を残し政略結婚の手駒としてのオメガがもとめられる。
いくら優秀であっても、平凡なベータは求められないのだ。ベータの“なりそこない”という言葉に貴族階級ばかりの騎士達は沈黙する。
そして騎士団長は平民出身でありながら優秀なアルファであり、その剣と魔法一つだけでここまで成り上がった。
その優秀な血を残せと国王に命じられるほどに、さらには相手がいないというならば、オメガである第三王女を娶れという雰囲気になっていた。オメガらしい美貌を誇る王女だが、その性格は大変悪いと評判の……。
「お前はそれでいいのか?」
沈黙していた騎士団長が聞く。
「はい。できれば妊娠中の産休期間も業務として有給を認めていただけるならば」
「もちろん“重要な任務”だ。許可しよう」
「ありがとうございます」
こうして、二人の契約結婚ならぬ、契約出産はなりたった。
文字数 24,104
最終更新日 2025.03.22
登録日 2025.03.20
幼稚な殿下と傲慢な侯爵令嬢が最強聖女を解き放ってしまう婚約破棄騒動。
能天気な婚約者が国外追放を突き付けたところから破滅の物語は動き出す。
文字数 60,154
最終更新日 2025.03.21
登録日 2024.10.10
社交界では目立たぬ地味な令嬢――エミリア・シュトラウス。
厳格な家に育ち、家族の期待に応えるためだけに生きてきた彼女は、婚約者であるエドワード・ヴェルディン侯爵から突然、**「お前は私にふさわしくない。婚約を破棄する!」**と宣言される。
――でも、それって最高じゃありませんこと?
婚約破棄されたことで自由を得たエミリアは、これを機に新たな人生を歩むことを決意。
社交界の冷たい視線をものともせず、彼女は自分の輝きを取り戻すために動き出す。
そんな彼女の前に現れたのは、冷徹無比で最強と名高いアレクセイ・アイゼンバーグ公爵。
彼はエミリアに、まさかの「契約結婚」を提案する。
「君の自由を守るため、私と契約しないか?」
婚約破棄を喜び、新たな未来を掴み取るために契約結婚を受け入れたエミリア。
しかし、契約のはずだった関係は、次第に「真実の愛」へと変わっていく――!?
文字数 19,176
最終更新日 2025.03.19
登録日 2025.03.19
激甘、重すぎる溺愛ストーリー!
主人公は推理ゲームの序盤に殺される悪徳令嬢シータに転生してしまうが――。
「黒幕の侯爵は悪徳貴族しか狙わないじゃない。つまり、清く正しく生きていれば殺されないでしょ!」
本人は全く気にしていなかった。
そのままシータは、前世知識を駆使しながら令嬢ライフをエンジョイすることを決意。
しかし、主人公を待っていたのは、シータを政略結婚の道具としか考えていない両親と暮らす地獄と呼ぶべき生活だった。
ある日シータは舞踏会にて、黒幕であるセシル侯爵と遭遇。
「一つゲームをしましょう。もし、貴方が勝てばご褒美をあげます」
さらに、その『ご褒美』とは彼と『契約結婚』をすることで――。
文字数 34,983
最終更新日 2025.03.19
登録日 2025.03.09
冷酷無慈悲な戦争狂α×虐げられてきたΩ令息
ユリアン・マルトリッツ(18)は男爵の父に命じられ、国で最も恐れられる冷酷無慈悲な軍人、ロドリック・エデル公爵(27)と結婚することになる。若く偉大な軍人のロドリック公爵にこれまで貴族たちが結婚を申し入れなかったのは、彼に関する噂にあった。ロドリックの顔は醜悪で性癖も異常、逆らえばすぐに殺されてしまう…。
そんなロドリックが結婚を申し入れたのがユリアン・マルトリッツだった。
しかしユリアンもまた、魔性の遊び人として名高い。
それは弟のアルノーの影響で、よなよな男達を誑かす弟の汚名を着せられた兄のユリアンは、父の命令により着の身着のままで公爵邸にやってくる。
そこでロドリックに突きつけられたのは、《契約結婚》の条件だった。
一、契約期間は二年。
二、互いの生活には干渉しない——……
『俺たちの間に愛は必要ない』
ロドリックの冷たい言葉にも、ユリアンは歓喜せざるを得なかった。
なぜなら結婚の条件は、ユリアンの夢を叶えるものだったからだ。
☆感想、ブクマなどとても励みになります!
☆ムーンライトノベルズにも載せてます。
☆ 書き下ろし後日談をつけて、2025/3/23のJ.garden57にて同人誌にしました。通販開始してます。
文字数 223,578
最終更新日 2025.03.17
登録日 2024.09.03
「はじめまして、フェルリア公爵様。わたしはリーシャ·フランクスと申します。以後お見知りおきを」
「ああ。さっそく本題に入るが、私と結婚してくれないか?」
「……」
ウェルロード。この国には建国当時から続く五つの名門家があった。それぞれ役割は違うものの爵位関係なく皇族に継ぐ権力を持つ五つの家はまとめて「ロード」と言われ、人々は尊敬と畏怖の念を抱いていた。
これは不幸な環境で育ちながらも自身の目的のために前を向き続ける一人の少女の物語。
文字数 144,091
最終更新日 2025.03.15
登録日 2024.04.10
今代限りで爵位がなくなる予定の貧乏男爵家に侯爵家からの婚約の申し込みが来た。これは金の気配がすると、リリアンはお見合いに臨むことにした。
文字数 11,796
最終更新日 2025.03.14
登録日 2025.03.14
あやかし嫁取り婚~龍神の契約妻になりました~
レンタル有り出会って間もない相手と結婚した――人ではないと知りながら。
あやかしたちは、それぞれの一族の血を残すため、人により近づくため。
特異な力を持った人間の娘を必要としていた。
彼らは、私が持つ『文様を盗み、身に宿す』能力に目をつけた。
『これは、あやかしの嫁取り戦』
身を守るため、私は形だけの結婚を選ぶ――
※二章までで、いったん完結します。
文字数 144,783
最終更新日 2025.03.12
登録日 2023.07.28
とある事件により心を閉ざす若き皇帝は、美しくも奇妙な妃を迎える。君を愛するつもりはないと言い放つ彼に、妃は「代わりに、怨霊や呪いの影があればすぐに教えるように」と条件を出す。その言葉通り妃は、皇帝を襲う怨霊を不思議な呪術で退治してみせた。
妃は何者なのか。彼女はなぜ、不思議な力を持つのか。
掴みどころのない妃に徐々に惹かれながら調べるうちに、謎は千年前に呪いを撒き散らした大妖狐へと繋がっていく--
中華風ファンタジー世界の、謎多き妃×傷を抱えた皇帝のオカルトミステリー!
文字数 209,644
最終更新日 2025.03.11
登録日 2024.02.02
契約婚ですが、エリート上司に淫らに溺愛されてます
レンタル有り旧題:私を変えたのは、契約の婚約者。〜社長令嬢は甘く淫らに翻弄される〜
「優秀な婿をとる以外にお前に価値はない」
そう言われ続けてきた葉月は社長令嬢だけど、自分に自信がなく、うつ向くのが癖。でも、生理的に受けつけない婚約者候補から逃れるために、衝動的に上司の理人に契約の婚約をもちかけた。
なにか目的があるらしい理人は承諾するが、「婚約したら、女遊びができないんだから、あんたが相手しろよ」と言う。
理人は契約の関係とは思えないほど、葉月を甘やかし、淫らなことを教える。
葉月は本当の結婚相手を見つけようと躍起になるが、理人に惹かれる気持ちが止められなくて……。
文字数 176,947
最終更新日 2025.03.08
登録日 2022.01.29
白い結婚を三年間。その他いくつかの決まり事。アンネリーナはその条件を呑み、三年を過ごした。そうして結婚が終わるその日になって三年振りに会った戸籍上の夫に離縁を切り出されたアンネリーナは言う。追加の慰謝料を頂きます――
文字数 6,021
最終更新日 2025.03.02
登録日 2025.03.02
フランジャール公爵家当主、シルヴァン・フォール。
地位も富も容姿も完璧な彼が結婚適齢期を過ぎても独身でいたのは、その潔癖症が原因だと噂されていた。
伯爵令嬢のナタリーは、父の死によって没落寸前にまで追い込まれた家を救うため、公爵と契約結婚をした。
公爵家が後ろ盾となる代わりに求められたのは「子どもを望まないこと」だった。
彼の潔癖症を尊重して気を遣うナタリーと、公爵夫人として健気に頑張るナタリーに不便がないよう気配りするシルヴァン。
お互いを尊重しながらもぎこちない夫婦生活を送る二人が、少しずつ惹かれていく。
※過去に書いたものを大幅に加筆・修正しています。
文字数 89,970
最終更新日 2025.03.01
登録日 2024.11.02
病弱で家族からお荷物扱いされていた伯爵令嬢のエヴァンジェリン・ル・シャルム。
夜会で気分が優れずにいた時、『血風の死神』と恐れられている冷酷将軍ことリシャール・ド・ラ・クロワ侯爵と出会う。
優しく介抱してくれた彼は噂の人物と同じようには思えない。彼女は戸惑いながらも感謝し、家路につく。
だが数日後、なぜかリシャールがシャルム家にやってきた。
彼の目的はエヴァンジェリンへの求婚の申し入れ!?
「騙したようで悪いが、これは契約結婚だ。君を愛することはないし、私を愛する必要もない」
「それで結構です。よろしくお願いいたします」
――私は誰かにとって都合のいい道具でしかない。道具は幸せを望んではいけない。
これは契約結婚から始まるすれ違い溺愛ストーリー。
Rシーンには(※)印をつけています。
文字数 57,997
最終更新日 2025.02.28
登録日 2025.01.31
妖精姫と呼ばれながらも悲劇的な最期を迎えた王女セレスティーナの死から十五年。セレナとして転生し、前世の母を慰めようとセレスティーナをモデルにした小説を書くと正体がばれ、母の勧めで出版した小説は大人気に。
正体を隠し人気小説家として活躍するセレナは冷血公爵と噂のラシェルから契約結婚を申し込まれる。好条件に即答して形だけの夫婦でいたけれど、サイン会当日先頭にはラシェルの姿が……
旦那様って私のファンなんですか!?
自分の書いた小説をきっかけに夫婦仲が進展したり、前世の関係者と再会したり、事件に巻き込まれたりする話。
「悲劇の王女は生まれ変わってハピエン主義の人気小説家になりました」の連載版です。
文字数 48,959
最終更新日 2025.02.27
登録日 2024.09.16
・※が付いている話には性描写が含まれます。
・ハッピーエンドです。最初ヒーローはデレてませんが途中からデレますのでご安心ください。
松原乙音は処女の看護師。しかし帰宅途中、異世界に転移してしまった!
召喚したのは異世界・アルグース帝国の公爵で竜人のアルグレート・グスタフ。どうやらある事情の元召喚儀式を行っていたら乙音が選ばれたようだ。
「君が子を授かったら、元の世界に戻す」
冷酷公爵として有名なアルグレートは、召喚したばかりの乙音に対しても冷たさを見せ、乙音もまたアルグレートに反発心を見せていた。
「何よアイツ、本当にムカつく……!」
しかし、ある事件をきっかけに、2人は急接近して……?
文字数 136,330
最終更新日 2025.02.23
登録日 2025.01.30
「すまない、ヘレナ、クリス。ディビッドに逃げられた……」
父の土下座から取り返しのつかない借金発覚。
そして数日後には、高級娼婦と真実の愛を貫こうとするリチャード・ゴドリー伯爵との契約結婚が決まった。
ヘレナは17歳。
底辺まで没落した子爵令嬢。
諸事情で見た目は十歳そこそこの体格、そして平凡な容姿。魔力量ちょっぴり。
しかし、生活能力と打たれ強さだけは誰にも負けない。
「ぼんやり顔だからって、性格までぼんやりしているわけじゃないの」
今回も強い少女の奮闘記、そして、そこそこモテ期(←(笑))を目指します。
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** 元題『ぼんやり顔だからって、性格までぼんやりとしているとは限りません』
で長い間お届けし愛着もありますが、
2024/02/27より『糸遣いの少女ヘレナは幸いを手繰る』へ変更いたします。 **
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※ ゆるゆるなファンタジーです。
ゆるファンゆえに、鋭いつっこみはどうかご容赦を。
※ 設定がハードなので(主に【閑話】)、R15設定としました。
なろう他各サイトにも掲載中。
『登場人物紹介』を他サイトに開設しました。↓
http://rosadasrosas.web.fc2.com/bonyari/character.html
文字数 796,564
最終更新日 2025.02.20
登録日 2021.11.12
「君との婚約は破棄する! これからは聖女シエナと生きる!」
そう高らかに宣言した王太子エドワード。しかし、その“聖女”とやらの奇跡はどこか胡散臭く、王太子の取り巻きも困惑気味。
――一方、婚約破棄されたはずの公爵令嬢ヴァレリー・リチャードソンは、なぜか社交界で高評価を得ることに?
王太子派と距離を置いたヴァレリーは、やがて第二王子派と接触し、ある男と“契約結婚”を結ぶことになる。
その相手は、冷徹な護衛隊長にして王宮最強の騎士、カイル・ヴァレンタイン。
「私たち、表向きの夫婦を演じましょう」
「……君のことは全力で守る。それが契約だからな」
利害一致の“白い結婚”が、いつしか予想外の関係へと変わっていき――?
文字数 45,614
最終更新日 2025.02.19
登録日 2025.02.19
「この結婚に愛は不要だ」
——そう言い放ったのは、王国随一の冷徹な公爵・ヴァレリウス・フォン・アイゼンベルク。
辺境の子爵家の娘アドリアナ・ローランは、家の存続のために彼との政略結婚を強いられる。
冷たく距離を取る夫との結婚生活は、まるで契約のようなもの。
——そう思っていたのに、いつの間にか状況は一変!?
そんな中、アドリアナの実家ローラン子爵領で疫病が発生!
夫に頼るわけにはいかない——そう決意して故郷へ向かうが、そこには陰謀を巡らす貴族たちの罠が待ち受けていた……!
「お前は俺の妻だ。だから、もう一人で背負うな」
冷たかったはずの夫は、まるで別人のように甘くなり、時には公然と独占欲を隠さない!?
愛などない契約結婚だったはずが、いつの間にか溺愛されていました——!
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文字数 69,102
最終更新日 2025.02.16
登録日 2025.02.16
契約結婚のはずが、幼馴染の御曹司は溺愛婚をお望みです
レンタル有り旧題:幼なじみと契約結婚しましたが、いつの間にか溺愛婚になっています。
夢破れて帰ってきた故郷で、再会した彼との契約婚の日々。
★第17回恋愛小説大賞(2024年)にて、奨励賞を受賞いたしました!★
☆改題&加筆修正ののち、単行本として刊行されることになりました!☆
※作品のレンタル開始に伴い、旧題で掲載していた本文は2025年2月13日に非公開となりました。
お楽しみくださっていた方々には申し訳ありませんが、何卒ご了承くださいませ。
文字数 125,700
最終更新日 2025.02.13
登録日 2022.04.27
文字数 53,300
最終更新日 2025.02.12
登録日 2024.01.30
エブリスタにて人気ランキング、恋愛トレンドランキング1位いただいております!
プログラマーとして働いていた会社が倒産し、職なしニートになってしまった加賀美心春(かがみこはる)。
弟のためお金を稼ぎたい心春は行きつけのカフェを訪れていた高校の同級生である東雲伊織(しののめいおり)に救われ、彼の会社で再びプログラマーとして働けることになる。
彼は主にシステム開発で功績を残す、東雲ホールディングスの無口で無愛想な次期イケメン代表取締役だった。
心春のお金の苦労を知った伊織は突然契約結婚を持ちかけ、心春はお金に目がくらみそれを了承してしまう。
契約結婚の破棄の条件はたったひとつ。
どちからに好きな人ができた場合は潔く離婚をする、ということ。
その条件とは裏腹に伊織は結婚後、真っ直ぐすぎるほどの愛を心春に注ぎ溺愛しまくる。
彼女に向けられるその独占欲の本当の理由とは一体───。
加賀美心春(かがみこはる)27歳
東雲ホールディングス ゲーム制作部門プログラマー
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東雲伊織(しののめいおり)27歳
東雲ホールディングス 専務取締役
※表紙はニジジャーニーで作成しました
※フィクションでございますので、実際の職業、企業などと大きく相違もあるかと思いますが優しい目でご覧ください
文字数 303,534
最終更新日 2025.02.11
登録日 2024.10.04
名門伯爵家の令嬢として生まれたルナ・モンディアルは、家族の借金を清算するため、冷酷な伯爵・エヴァンスとの「白い結婚」を余儀なくされる。愛も温もりもない形だけの婚姻生活に耐え続ける日々。そこへ偶然出会ったのは、公爵家の御曹司アデル・ヴェイル。冷たく見える態度の裏に優しさを秘めた彼の存在が、徐々にルナの心を溶かしていく。
しかし、エヴァンスは裏社会と手を結び、危険な取引を進めていた。さらにルナの実家をも支配しようと画策するエヴァンスに対し、ルナは“証拠”を握り、孤独な戦いへと身を投じる。やがて彼女は、アデルと共に立ち上がり、絶望の檻から抜け出す術を探していくが――。
氷のように冷えきった契約結婚が崩れるとき、真実の愛は芽生えるのか。愛情なき結婚の裏に潜む陰謀と、運命を切り開くヒロインの決意を描く、胸熱のラブファンタジー。
文字数 46,669
最終更新日 2025.02.10
登録日 2025.02.10
最高峰の魔法の研究施設である魔塔。
そこでは、生活に不可欠な魔導具の生産や開発を行われている。
最愛の父と母を失い、継母に生家を乗っ取られ居場所を失ったシルファは、ついには戸籍ごと魔塔に売り飛ばされてしまった。
そんなシルファが配属されたのは、魔導具の『メンテナンス部』であった。
上層階ほど尊ばれ、難解な技術を必要とする部署が配置される魔塔において、メンテナンス部は最底辺の地下に位置している。
貴族の生まれながらも、魔法を発動することができないシルファは、唯一の取り柄である周囲の魔力を吸収して体内で中和する力を活かし、日々魔導具のメンテナンスに従事していた。
実家の後ろ盾を無くし、一人で粛々と生きていくと誓っていたシルファであったが、
上司に愛人になれと言い寄られて困り果てていたところ、突然魔塔の最高責任者ルーカスに呼びつけられる。
そこで知ったルーカスの秘密。
彼はとある事件で自分自身を守るために退行魔法で少年の姿になっていたのだ。
元の姿に戻るためには、シルファの力が必要だという。
戸惑うシルファに提案されたのは、互いの利のために結ぶ契約結婚であった。
シルファはルーカスに協力するため、そして自らの利のためにその提案に頷いた。
所詮はお飾りの妻。役目を果たすまでの仮の妻。
そう覚悟を決めようとしていたシルファに、ルーカスは「俺は、この先誰でもない、君だけを大切にすると誓う」と言う。
心が追いつかないまま始まったルーカスとの生活は温かく幸せに満ちていて、シルファは少しずつ失ったものを取り戻していく。
けれど、継母や上司の男の手が忍び寄り、シルファがようやく見つけた居場所が脅かされることになる。
シルファは自分の居場所を守り抜き、ルーカスの退行魔法を解除することができるのか――
※他サイトでも公開しています
文字数 98,070
最終更新日 2025.02.09
登録日 2025.01.29
王立魔術院に勤めるジェシカは、爵位を継ぐために結婚相手を探していた。
そこで、大きな商会の支店長ユーグに見合いを申し込む。
魔力の相性がいいことだけが結婚相手の条件というジェシカ。ユーグとジェシカの魔力の相性は良く、結婚を進めたいと思う。
ユーグは子どもを作らない条件なら結婚してもいいと言う。
「契約結婚ってわけだ」
「契約結婚? そもそも結婚って契約でしょ?」
……という二人の結婚生活の話。
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西洋風異世界。電気はないけど魔道具があるって感じの世界観。
魔術あり。政治的な話なし。戦いなし。転移・転生なし。
三人称。視点は予告なく変わります。
※本作は2021年10月から2024年12月まで公開していた作品を修正したものです。旧題「魔術師令嬢の契約結婚」
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※小説家になろう様にも掲載中。
文字数 83,917
最終更新日 2025.02.08
登録日 2024.12.27
柴田美咲は25歳の普通の女性。都会のカフェで働きながら、恋愛とは無縁の日常を送っていた。そんな彼女の前に現れたのは、温和で穏やかな御曹司、神谷誠一。彼は家族の事情で結婚をする必要があり、何も知らない美咲に突然「契約結婚」の提案をする。
冷徹なイメージを持たれがちだが、実際の神谷は誰に対しても礼儀正しく、温かい心を持つ男性だった。仕事には真摯に取り組むが、恋愛に対してはとても不器用。最初は無理にでも結婚を提案するが、その後、彼女との生活を始める中で少しずつ「できるだけ幸せにしたい」と思うようになる。
契約結婚という冷徹なスタートを切った二人だが、日々の中で気持ちが変化していき、次第にお互いの心を結びつけていく。最初は遠慮しがちな彼の優しさが、ついには本物の愛へと変わる。静かな心の動きに気づいたとき、彼はついにその気持ちを伝える時を迎える。
契約から始まる恋が、どんな形で本物の愛に変わっていくのか。慎重な御曹司と、素直で真っ直ぐなヒロインが織りなす、じれったいけれど心温まる恋物語。
文字数 16,055
最終更新日 2025.02.01
登録日 2025.02.01
時は大正。
わたしは五爵制度の中で二番目に高位な侯爵家の令嬢だった。
けれど士族の家柄だった両親は財を使い潰し、また騙され、下級華族の四条家から支援を受け取る代わりにわたしを男爵のもとに嫁がせた。
花嫁修業と女学校の学びしかないわたしは、男性のことなど何もわからないまま四条男爵の妻となった。
陸軍大将だった四条男爵は大戦景気の中財力をつけ各界に影響力を持つ有力者にのし上がったが、金のことで恨みを買い刺され、今は下半身不随で屋敷の中ではほとんど床にいる。
四条男爵が不随であることはわたしにとってむしろ安心なことだったのに……。
そして修善寺の大屋敷四条家には、四条男爵の腹違いの息子たちが奔放に暮らしていた。
数えきれない部屋に、広い庭、いくつもの蔵。
誰とでも屋敷の中で二人きりになってしまう。
そのことが危ないことだとも、わたしは教わらないまま嫁いできてしまった。
やがてわたしは四条家の男たちの慰み者となっていく。
すべては仕組まれたことだと知ったわたしは、終わらない夜伽の中で復讐を誓う。
・わたし/あなた 元侯爵家令嬢 何も知らない、女学校も卒業していない花嫁。
・四条男爵 四条家の当主 元陸軍大将 大戦景気で闇で財力をつけ、政界、極道者、財閥に強い影響力を持っている。
・四条孝彦(しじょうたかひこ) 男爵の最初の妻の息子。長男。男爵を憎み、わたしを奪おうとしている。長身で端正な体、端正な顔立ちをしている。国粋主義の極道者、五和会と通じている。
・四条継彦(しじょうつぐひこ) 男爵の愛人の息子。次男。陸軍に出入りしているがやる気はない。軟派で、わたしにちょっかいを出す。
・四条正也(しじょうまさや) 男爵の愛人の息子で、母親を知らない。まだあどけなく、継彦に懐いて、わたしにも懐いている。
文字数 13,769
最終更新日 2025.01.30
登録日 2024.05.23