グルメ小説一覧
主人公、樹神 健(こだま たける)25歳。両親から受け継いだ小料理屋の“いつでも小料理屋”を経営している。その片手間に“戦士エコーズ”の4人のメンバーのリーダーとして、“悪の組織・デビルグリード”と戦っている。しかし、健とメンバーたちは“いつでも小料理屋”の売り上げのことばかりを気にして、戦いに身が入らない毎日だった。戦士運営団体とは店の仕入れや設備の費用を借りるために提携した。それに、毎月スズメの涙のバイト料をもらっていた。そして、対する“悪の組織・デビルグリード”の頭領(とうりょう)と戦闘員は“戦士エコーズ”の動向を探るため常連客として“いつでも小料理屋”に潜入していた。それに対して、健たちは全く気が付いていなかった!
文字数 60,035
最終更新日 2024.05.20
登録日 2024.04.18
大きな絶望もないが、取り立てて新鮮な喜びもない。
そんな平凡な日々をただ何となく過ごしていたごく一般的なスーパーのレジ打ち店員・藤田歌織。
歌織は、ある日の通勤の途中、普段ならただ通り過ぎるだけの電車の駅構内で、ふと一枚の掲示物に目を惹かれ、立ち止まった。
その瞬間、眠っていた歌織の食への好奇心がざわめいた。
これは"何者でもない普通の大人”であるちょっとだけ変な女2人が、未知の味覚と美食の感動を求めて、ひたすらに食べ歩き呑み歩く、愛と感動の物語である。
※最初はお酒を飲んでませんが、そのうち飲みだします。
※二人で食べ・飲みに行くのが主題ですが、一人飯・一人飲みエピソードも入る予定です。
※作品情報の画像は夜摘が撮った写真を写真加工ドットコム様で加工したものです。
2024.5.3
※構成に納得がいかない部分が出てしまった為、話の順番を一部変更しました。
既に読んで下さった方は、混乱させてしまったらごめんなさい。
内容は小さな修正を入れた以外には変更はありません。
文字数 43,861
最終更新日 2024.05.13
登録日 2024.04.18
――そう、その出逢いは私にとって、正に未知との遭遇でした。
或る会社の総務課で働く鈴木雪花(せつか)は、残業続きの毎日に嫌気が差していた。
そんな彼女に課長の浦河から告げられた提案は、何と火星人のマークを実習生として受け入れること!
勿論彼が火星人であるということは超機密事項。雪花はマークの指導員として仕事をこなそうとするが、日々色々なことが起こるもので……。
真面目で不器用な指導員雪花(地球人)と、優秀ながらも何かを抱えた実習生マーク(火星人)、そして二人を取り巻く人々が織りなすSF・お仕事・ラブストーリーです。
表紙イラスト制作:あき伽耶さん。
文字数 124,021
最終更新日 2024.05.11
登録日 2024.04.21
「まさか俺が異世界転移するとは……」
社畜な薬剤師アキラはある日突然、異世界へ飛ばされてしまった。
「お主には新たな世界の勇者として、魔王を討伐してほしい」
「いやそんなの無理だって!!」
「……チートがほしくないのか?」
「やります!」
そうしてチートを得たアキラだったが、あることに気が付いた。
「あれ? 魔法って化学と相性良いんじゃね?」
あらゆる現象を魔法で再現できると理解した彼は化学を組み合わせることで、魔法の威力を何倍にも跳ね上げてしまう。
しかしそれは神様にも予想外な事態を次々と引き起こし……?
サクサク読めるので通勤・通学のお供にどうぞ!
文字数 121,012
最終更新日 2024.04.27
登録日 2024.03.20
魔法使いに転生した主人公(メスガキ)は、勇者と共に魔王討伐へ向かう。
だが、勇者は極度の偏食家だった。
御礼の品にさえ口をつけられない。
それも、富を独占するため勇者にぜいたくを悪だと教えた教会のせい。
そんな勇者を不憫に思った女神は、主人公に「勇者を強化する」魔法を授けた。
その名も【合成レシピ】
勇者のスキキライを克服させて、勇者に魔力付与・身体強化を施す。
ついでに「請求は教会に強制」という最強スキルだ!
文字数 20,149
最終更新日 2024.04.21
登録日 2024.04.13
文字数 45,531
最終更新日 2024.04.16
登録日 2019.11.14
ワイナリーを経営する父の仕事を手伝っていた翼は、家族に裏切れて崖から転落死する。
異世界転生した翼は、転生先が空中で地上へ落下。
大怪我を負ったところをベビーリーフスライムに助けられて従魔契約をする事になった。
次に出会ったのが、同族に大怪我を負わされた白いキマイラのユキ(キマイラ国の王子)。
翼達はユキがまた刺客に狙われる事も考えて、キマイラ王国の麓にある村へ向かった。
村へ到着するとキマイラ達が、村人を虐殺していた。
大柄で能力の高いユキが、あっという間に同族を退治していく。
◇◆◇
ベビーリーフスライムのリーフが何もない木の上の何かと話をしていた。
実は小さな妖精がいて、リーフの衝撃的な正体について聞かされる事になる。
しかも翼が妖精の使途かと疑っていて。
ワインに合う食事を楽しみながら旅を始めよう。
文字数 12,456
最終更新日 2024.04.10
登録日 2024.04.03
婚約破棄され、失恋した貴族令嬢の前に現れるのは——自転車での移動式屋台のカフェだった。
文字数 17,724
最終更新日 2024.03.31
登録日 2023.10.15
「去るまちも、行くまちも、桜はまだ咲かないけれど」
就職のため、生まれ育った街を離れ、ひとり暮らしをすることになった「私」。
地元の名物やおいしいものを思いつくまま食べて、ブログに記録し始める。
舞台背景は「2014年」を想定しています。
文字数 13,271
最終更新日 2024.03.29
登録日 2024.03.26
文字数 6,865
最終更新日 2024.03.28
登録日 2024.03.28
料理上手ゲイホスト(21)×地味なノンケ漫画家(24)による、隣人グルメBL
カクヨムで連載していたBL作品のR18加筆修正バージョンです。
【あらすじ】
ホストの孝太郎は同じハイツの隣に住む売れない漫画家の春に片想いしていた。料理の苦手な春のために孝太郎は食費を受け取り、夜食を一緒に食べるのが2人の日課だ。孝太郎は職場でゲイを公表していて、それでも通ってくれる指名客のためによく手料理を差し入れしている。
紆余曲折すれ違いの末に恋人同士になった2人だったが、空室になっていた隣の部屋に孝太郎と因縁のある先輩ホストの明が大阪から引っ越してきて――……
文字数 143,988
最終更新日 2024.03.26
登録日 2023.12.28
後宮の隠し事 嘘つき皇帝と餌付けされた宮女の謎解き料理帖
レンタル有り旧題:餌付けされた女官は皇帝親子の願いを叶えるために後宮を駆け回る〜厨でつまみ食いしていた美味しいご飯を作ってくれていたのは鬼とうわさの皇帝でした
【第6回キャラ文芸大賞で後宮賞を受賞いたしました🌸】
応援いただいた皆様、お読みいただいた皆様、本当にありがとうございました。
【2024/03/13 発売】改題&加筆修正
「後宮の隠し事〜嘘つき皇帝と餌付けされた宮女の謎解き料理帖〜」
笙鈴(ショウリン)は飛竜(フェイロン)皇帝陛下が統治する仙皇国の後宮で働く下級女官。
先輩女官たちの虐めにも負けずに日々仕事をこなしていた笙鈴だったが、いつも腹を空かせていた。
そんな笙鈴の唯一の楽しみは、夜しか料理を作らず、自らが作った料理は決して食さない、謎の料理人・竜(ロン)が作る料理であった。
今日も竜の料理を食べに行った笙鈴だったが、竜から「料理を食べさせた分、仕事をしろ」と言われて仕事を頼まれる。
その仕事とは、飛竜の一人娘である皇女・氷水(ビンスイ)の身辺を探る事だった。
氷水から亡き母親の形見の首飾りが何者かに盗まれた事を知った笙鈴は首飾り探しを申し出る。
氷水の身辺を探る中で、氷水の食事を毒見していた毒見役が毒殺されてしまう。毒が入っていた小瓶を持っていた笙鈴が犯人として扱われそうになる。
毒殺の無実を証明した笙鈴だったが、今度は氷水から首飾りを盗んだ犯人に間違われてしまう。
笙鈴を犯人として密告したのは竜だった。
笙鈴は盗まれた氷水の首飾りを見つけられるのか。
そして、謎多き料理人・竜の正体と笙鈴に仕事を頼んだ理由、氷水の首飾りを盗んだ犯人とは一体誰なのかーー?
文字数 125,413
最終更新日 2024.03.13
登録日 2022.12.11
事故でショボ死した主人公──星宮なぎさは神によって異世界に転移させられる。
そこは、Sランク以上の魔物が当たり前のように闊歩する世界最凶の魔境だった。
「せっかく手に入れた第二の人生、楽しみつくさねぇともったいねぇだろ!」
神様の力によって【創造】スキルと最強フィジカルを手に入れたなぎさは、自由気ままなスローライフを始める。
露天風呂付きの家を建てたり、倒した魔物でおいしい料理を作ったり、美人な悪霊を仲間にしたり、ペットを飼ってみたり。
やりたいことをやって好き勝手に生きていく。
なぜか人類未踏破ダンジョンを攻略しちゃったり、ペットが神獣と幻獣だったり、邪竜から目をつけられたりするけど、細かいことは気にしない。
人類最強の主人公がただひたすら好き放題生きていたら伝説になってしまった、そんなほのぼのギャグコメディ。
文字数 113,725
最終更新日 2024.03.05
登録日 2023.09.15
リョウジは調子に乗りやすい男だった。
女神のペット、ネコチャンさんを助けて事故死した彼はお詫びに異世界に転生させて貰う事となった。
美しい女神の前で見栄を張りまくったリョウジは、チート能力はかっこ悪いので要らない事、貴族ではなく平民として転生させて貰う事を願った。
貴族になって無敵の魔法チートで無双ハーレムで楽しみなさいよ、という女神に対して、俺は自分の力でのし上がりたい、俺の料理の才能ならば絶対に大丈夫だと胸をはる。
リュウジは十五年後、前世の記憶を取り戻した時、その選択を身もだえするほど後悔する事になる。
彼の転生した農村は、塩も、砂糖も手に入らないぐらい貧しかったのだ。
彼の異世界グルメ成り上がり計画は始まる前から終わっていた。
どうする、リュウジ!!
地球の欧州中世文明準拠の異世界でなんとかして料理でのし上がろうとする本格グルメファンタジーです。
文字数 12,306
最終更新日 2024.03.03
登録日 2024.03.03
――ろく……なな……はち……――
右手、左手に二重に巻き付け、握ったポリエステル・ロープが軍手越しにぎりぎりと食い込み、びぃんと目一杯張って、すぐ後ろに立てかけられたはしごの最上段をこする。片膝つきの自分は歯を食いしばって、ぐ、ぐ、ぐ、と前に屈み、ウォークイン・クローゼットの扉に額を押し付けた。両腕から全身が緊張しきって、荒い鼻息、鼓動の響きとともにのぼせていく……――
じ、じゅうよん……じゅうご……じゅうろく……――
ロフトへのはしごに背中をつけ、もたれた「うさぎ」の細い首が、最上段からハングマンズノットで絞められていく……引張強度が300キログラム超のロープ、たとえ足がブローリングから浮き、つり下がったとしても、やせっぽちの息の根を止めるうえで問題にはならない。食い込む痛みを押し、自分はいっそう強く握り締めた。仕損じてはいけない……薬で意識のないうちに、苦しむことなく……――
文字数 14,981
最終更新日 2024.02.24
登録日 2024.02.02
ボクは旧車の単車乗り。今回は耶馬渓にお邪魔して、温泉、グルメを堪能します。ゆるゆるのショートツーリング。読んでいただければさいわいです。
文字数 1,544
最終更新日 2024.02.11
登録日 2024.02.11
ボクはさえない貧乏おじさん。これまた、さえない古いオートバイで、日帰りツーリングに出た。まったり温泉につかり、適当に昼飯を食べる。ただそれだけの、小さな、旅日記。ちょっと、ほっこりしてもらえれば
幸いです。
文字数 931
最終更新日 2024.02.11
登録日 2024.02.11
最強スライムぷるんくんとお金を稼ぎ、美味しいものを食べ、王国を取り巻く問題を解決してスローライフを目指せ!
最強種が集うSSランクのダンジョンで、レオという平民の男の子は最弱と言われるスライム(ぷるんくん)を救った。
レオはぷるんくんを飼いたいと思ったが、テイムが使えないため、それは叶わなかった。
レオはぷるんくんと約束を交わし、別れる。
数年が過ぎた。
レオは両親を失い、魔法の才能もない最弱平民としてクラスの生徒たちにいじめられるハメになる。
身も心もボロボロになった彼はクラスのいじめっ子に煽られ再びSSランクのダンジョンへ向かう。
ぷるんくんに会えるという色褪せた夢を抱いて。
だが、レオを迎えたのは自分を倒そうとするSSランクの強力なモンスターだった。
もう死を受け入れようとしたが、
レオの前にちっこい何かが現れた。
それは自分が幼い頃救ったぷるんくんだった。
文字数 145,173
最終更新日 2024.02.07
登録日 2024.01.13
地球からの転生者である勇者ユークリフォンスはついに魔王マカロンを追い詰める。長きに渡る世界大戦に終止符が打たれようとしていた。
「最後に言い残すことはあるか?」そう問われた魔王マカロンは「担々麺が食べたかった」と答える。
その言葉が二人の〝運命の歯車〟を大きく狂わせた。
『担々麺』それはこの異世界には存在しない料理。それを知る魔王マカロンは勇者ユークリフォンスと同じ転生者だったということになる。
それに気付いた勇者ユークリフォンスは魔王マカロンに向けていた聖剣を鞘に収める。直後、手を差し伸べて「俺も担々麺が食べたい」と答えた。
この瞬間、彼らに共通の目的が誕生する。それは〝担々麺を食べること〟だ。
それもただの担々麺ではない。魔王と勇者に相応しい〝究極の担々麺〟である。
そんな〝究極の担々麺〟を二人で完成すると、次に芽生えるのが〝誰かに食べてもらいたい〟という感情だ。
二人は魔王城を担々麺専門店へと改装して〝究極の担々麺〟の提供を始めた――。
店潰しの美食家、元勇者パーティー、元魔王軍大幹部、盗賊団、災厄で最凶の邪竜、神様など、個性強めな客の舌を唸らせることができるのか?
魔王と勇者の担々麺LOVEコンビが織り成す至極の異世界担々麺ファンタジー、開幕!
【登場人物と好きな担々麺】
★魔王…………………究極の担々麺
★勇者…………………究極の担々麺
★エルフ………………地獄の激辛担々麺
★女剣士………………漆黒のイカスミの担々麺
★女魔術師……………漆黒のイカスミ担々麺
★鬼人…………………真紅のトマト担々麺
★盗賊頭………………冷涼の冷やし担々麺
★盗賊下っ端…………冷涼の冷やし担々麺
★龍人…………………極上の担々つけ麺
★邪竜…………………翡翠のバジリコ担々麺
★羊人…………………白光のチーズ担々麺
★サキュバス…………甘々のストロベリー担々麺
★スケルトンキング…至福の豆乳担々麺
★スケルトン…………至福の豆乳担々麺
★虎人…………………極上の担々つけ麺 (熱盛り)
★妖精…………………究極のミニ担々麺
★神様…………………神秘の担々飯
※アイリスラーメンの作品です。小説の内容、テキスト、画像等の無断転載・無断使用を固く禁じます。
文字数 267,202
最終更新日 2024.02.06
登録日 2023.11.18
文字数 1,059
最終更新日 2024.02.06
登録日 2024.02.06
イクタは料理の時間を省略できる魔法の才能があったが、インチキ呼ばわりされて廃業に。
魔法学校の学食に拾ってもらい、忙しい日々を送る。
仕事が一段落して作業場を片付けていたら、悪役令嬢デボラが学食フロアの隅で寝泊まりしようとしていた。
母国が戦争状態になったせいで、援助を止められてしまったらしい。
イクタは、デボラの面倒を見ることに。
その後も、問題を抱えた女生徒が、イクタを頼ってくる。
ボクシングのプロを目指す少女。
魔王の娘であることを隠す、ダークエルフ。
卒業の度に、変装して学生になりすます賢者。
番長と生徒会長。
イクタと出会い、少女たちは学び、変わっていく。
文字数 105,627
最終更新日 2024.02.02
登録日 2023.12.30
失恋にストーカー。
心身ともにボロボロになった姉崎菜緒は、とうとう道端で倒れるように寝てしまって……。
悪夢にうなされる菜緒を夢の中で救ってくれたのはなんとお隣のイクメン、藤村辰巳だった。
辰巳と辰巳が世話する子供たちとなんだかんだと交流を深めていくけれど、子供たちはどこか不可思議だ。
それもそのはず、人の姿をとっているけれど辰巳も子供たちも人じゃない。
社を持たない龍神様とこれから神使となるため勉強中の動物たちだったのだ!
食に対し、こだわりの強い辰巳に神使候補の子供たちや見守っている神様たちはご不満で、今の現状を打破しようと菜緒を仲間に入れようと画策していて……
神様と作る二十四節気ごはんを召し上がれ!
文字数 84,785
最終更新日 2024.01.29
登録日 2023.12.04
――此処はかつての讃岐の国。そこに、古くから信仰の地として人々を見守って来た場所がある。
弘法大師が開いた真言密教の五大色にちなみ、青黄赤白黒の名を冠した五峰の山々。その一つ青峰山の近くでは、牛鬼と呼ばれるあやかしが人や家畜を襲い、村を荒らしていたという。
やがて困り果てた領主が依頼した山田蔵人という弓の名手によって、牛鬼は退治されたのだった。
青峰山にある麺処あやかし屋は、いつも大勢の客で賑わう人気の讃岐うどん店だ。
ただし、客は各地から集まるあやかし達ばかり。
早くに親を失い、あやかし達に育てられた店主の遠夜は、いつの間にやら随分と卑屈な性格となっていた。
それでも、たった一人で店を切り盛りする遠夜を心配したあやかしの常連客達が思い付いたのは、「看板娘を連れて来る事」。
幽霊と呼ばれ虐げられていた心優しい村娘と、自己肯定感低めの牛鬼の倅。あやかし達によって出会った二人の恋の行く末は……?
文字数 126,918
最終更新日 2024.01.28
登録日 2023.12.30
★★★第7回キャラ文芸大賞奨励賞受賞作!★★★
勤めていた会社が倒産して突然暇になった都築ましろは、先日亡くなった祖母が経営していた「寿寿亭」という定食屋の片付けをしていた。
そこへ、着流しに下駄姿の奇妙な男がぶらりとやって来る。彼はカゲロウと名乗り、どこか人を食った飄々とした態度で「一緒に店を再開せんか?」と持ちかけた。もちろん、ましろはびっくりして断ったが、その後も昭和テイストなおかっぱ少女がやって来て「おいなりさんを作れ」と無理難題を言ったり奇妙なことばかり。
何と、カゲロウの正体は昔は神様だったらしい?あやかし、おかっぱ少女は神の使いの狐で、祖母の古くからの友人と判明。足繁く通った子供時代に彼らの存在を知らなかったことを不思議に思うましろだったが、あやかしたちから店を再開して欲しいと懇願され、祖母の下で働いていた獏(人型はイケメン)を誘って、「寿寿亭」を再開することにした。
カゲロウは「用心棒」と称してカウンターに居座り、狐ことポン太(ましろ命名)は昭和ギャルに扮して接客担当、イケメンバクさんは調理の補助を担い、あやかしのサポートを受けてましろは祖母の代わりに厨房に立つことになった。
初めてだらけの仕事に戸惑うなか、人間あやかしを問わず奇妙な客がやって来る。あやかし定食屋「寿寿亭」は今日もにぎやかに営業中!
文字数 88,529
最終更新日 2024.01.27
登録日 2023.12.31
社会人二年目。二十四歳の胡桃 アキ(くるみ あき)は不幸体質。
これまでの人生で起きてきた数々の不幸・ストレスは、食べることで発散してきた。
しかし、食べることでは解消できないくらいの不幸が重なってしまう。
失恋、会社の人間関係、さらには父親の死……抱えきれなくなったアキは、ついに自死を考えるようになった。
――そんな中、たまたま紹介してもらった人形町にある古びた食堂に行くことに。
『みそ汁食堂 めいど』
都心の喧騒から離れた下町で出会ったこの食堂は、人の姿をした女神と死神が営んでいた。
そして白猫が一匹。
昼の部は、女神の定食屋。
夜の部は、死神の酒場。
一汁三菜。ご飯とおかずと、そしてみそ汁。
お酒とおつまみ、締めのみそ汁。
二人の神がもてなす究極のみそ汁には、人生を導くヒントが隠されている。
与えられるのは幸福か、はたまた降伏か。
寄り添う優しさが胃に沁みる、不思議な食堂の物語。
文字数 84,041
最終更新日 2024.01.27
登録日 2023.12.30
大学生の双子の姉妹雪街奏と美優羽は恋人同士。そんな二人の普段の料理したり、食べたりする様子を描いたスピンオフ作品
あんな料理やこんな料理を今日も今日とても頂きます
※当作は「ツインくるっ〜双子の姉に恋して悪いですか⁈〜」のスピンオフ作になります。読んでいた方がより楽しめると思うので、当作よりも先にそちらを読むことを推奨します。
ツインくるっ!URL: https://www.alphapolis.co.jp/novel/744370891/696797865
また、小説家になろう、ノベルアップ、ソリスピアでも掲載いたします
文字数 7,363
最終更新日 2024.01.19
登録日 2024.01.16
母親に結婚をせっつかれている主人公、真琴。
一人前の料理人になるべく、天王寺の割烹で修行している。
ある日また母親にうるさく言われ、たわむれに観音さまに良縁を願うと、それがきっかけとなり、白狐のあやかしである雅玖と結婚することになってしまう。
そして5体のあやかしの子を預かり、5つ子として育てることになる。
真琴の夢を知った雅玖は、真琴のために和カフェを建ててくれた。真琴は昼は人間相手に、夜には子どもたちに会いに来るあやかし相手に切り盛りする。
しかし、子どもたちには、ある秘密があるのだった。
家族の行く末は、一体どこにたどり着くのだろうか。
文字数 127,104
最終更新日 2024.01.15
登録日 2023.11.27