ざまあ要素あり小説一覧

件
✯オメガバース
❃❃❃❃❃❃❃❃❃❃❃❃❃❃❃❃❃❃❃❃❃❃
お見合いから一年半の交際を経て、結婚(番婚)をして3年。
今日も《夫》は帰らない。
《夫》には僕以外の『番』がいる。
ねぇ、どうしてなの?
一目惚れだって言ったじゃない。
愛してるって言ってくれたじゃないか。
ねぇ、僕はもう要らないの…?
独りで過ごす『発情期』は辛いよ…。
文字数 129,107
最終更新日 2025.03.31
登録日 2024.12.10
王都内で仲が良いと有名なラグナス公爵家姉妹。母親違いの義理関係ではあるが、そんな隔たりを感じさせないくらい、日々姉に愛情を注がれていたクレス。
クレスもまた、姉であるオリエンスを心から愛し、尊敬していて、お互いが掛け替えのない存在となっていた。
__しかし、それはただの茶番。
その事実を知ったのは、成人を迎えたクレスのデビュタントの日。姉の陰謀により、クレスと実の母親であるフロリアは濡れ衣を着せられ、死刑宣告をされてしまう。
そして命を断つ直後。とある事情で隠し持っていた“お守りのネックレス“の力により、人生をやり直せるチャンスを得たクレスは、姉への復讐を決意する。
文字数 82,928
最終更新日 2025.03.30
登録日 2025.02.08
セティは、ゾネ王国の第三側妃の連れ子だった。
王族と認められず、いつも王子たちに虐げられていた。
妹が誕生してからは、嫌がらせが悪化する。
そんなある時、生まれたばかりの妹の代わりに、野蛮な仮面族の大公のもとに人質として送られることになる。
(ああ! 絶対に処刑されるっ! だってどう頑張っても、僕は男なんだもの……)
首を刎ねられる覚悟だったセティ。
しかし、絶世の美丈夫であるレオルカがセティを歓迎してくれ、愛を教えてくれた。
冷遇されてきたセティは、あっという間に恋に落ちてしまう。
だが、レオルカにはセティの他に四人の美しい妻がいて――!?
☑︎女性も登場しますが、恋愛には発展しません。
☑︎同性婚が可能な世界です。
☑︎残念ながら、男性が妊娠、出産はできません。
※はR-18になるかも……?
第一章は辛いシーンもあるので、楽しく読みたい方は第二章から読んでくださったら嬉しいです!(❁ᴗ͈ˬᴗ͈)⁾⁾⁾
文字数 83,286
最終更新日 2025.03.29
登録日 2025.03.01
聖女のお仕事は、精霊のみなさまに助けてもらって国を守る結界を展開することです。
この世界に転生した聖女のエリーゼは、公爵家の子息と婚約しています。
精霊から愛されているエリーゼは、聖女としての能力も高く、国と結界を維持する組織にとって重要な立場にいます。
しかし、ある夜。エリーゼは、婚約破棄されます。
しかも婚約者様が、勝手に聖女の任を解いてしまうのです。
聖女の任を解かれたエリーゼは「ラッキー」と喜ぶのですが……
この国『ガイスト王国』は、どの様なことになるのでしょう。
――――――――――――――――
この物語を見つけていただきありがとうございます。
少しでも楽しんでいただければ、嬉しいです。
文字数 58,735
最終更新日 2025.03.18
登録日 2025.02.23
理由は不明だが世界は滅んでしまった。
「次はファンタジーな世界を作ろう」と神は世界を作り直す。
そして死んでしまった人間たちの魂を、新しい世界へと転生させた。
これはその転生した魂たちの中で、前世を思い出したごく一部の物語である。
文字数 12,872
最終更新日 2025.03.14
登録日 2025.03.08
本編は、電子書籍でリリース中!
私の公式サイトで!!
出会いがあれば、別れもある。
伝説になった室矢重遠は、寿命で死んだ。
後を追うように、室矢家の女たちも……。
室矢カレナの黄金の日々は、終わりを告げたのだ。
呆然自失で廃墟に転がっていたら、共に重遠を愛した槇島睦月と再会!
そのまま、田舎でスローライフをするも……。
死亡フラグにより、日本はすぐに大ピンチ!?
だけど、重遠がいないカレナは、我関せず……。
カレナと睦月は、様々な人々に振り回されつつも、全盛期の重遠を見かける。
室矢家の女たちの姿まで!?
これは、最強のカレナによる、重遠が生まれ変わるまでの暇潰し。
彼らが守ってきた、地上にいる人々の悲喜こもごも。
この物語はフィクションであり、実在する人物、団体等とは一切関係ないことをご承知おきください。
また、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません。
※ カクヨム、小説家になろう、ハーメルンにも連載中
文字数 249,392
最終更新日 2025.03.13
登録日 2024.09.08
「暗い子だね!汚らしい!」
父と母もおらず、孤児院でいつも奴隷のようにコキに使われていた日々だった。
私がいると、不幸になると言われ死神と呼ばれていた。
夢も希望もなかった。
「やっと‥‥やっとみつけたっ」
そんなある日、自分とそっくりな男の子と出会う。それは‥‥実の兄であり、この国の王子だった。
私とは正反対な性格の持ち前の、明るさと行動力。今、私の存在を知られるのは叔母に狙われると言われ、私達は密かにあっていた。
現在のこのベラズレル国の国王代理は私達の叔母にあたる人であり、全ての実権があるのは叔母だった。叔母は、自分の息子を次期王にしたいと考えている。
だけど、王になる証の、指輪と聖杯を探しているようだった。それがないと、皆に認められないらしい。
そんなある日、双子の兄ルカは殺された。
あの叔母達に。
私はただ‥‥家族と出会えた。片割れに出会えて、いつか一緒に暮らす事を夢見ていたのに‥‥。
王座など、興味はない。
だけど‥‥兄を殺したのであれば‥‥
私は悪女でも死神にでもなってやるわ。
※恋愛なのかファンタジーなのか、迷いました。一応恋愛ものなんですが、
主人公の成長物語でもあります。
残酷なシーンがあるかもしれません。
文字数 44,453
最終更新日 2025.03.07
登録日 2025.03.04
王立学院に通うアンジェラは、同級生のジャネットと取り巻きの女生徒達から嫌がらせを受けていた。
陰口を言われ、根も葉もない噂を流され、親しい友人も離れてしまったアンジェラは孤独な寮生活を送っていた。
3年生に進級し、アンジェラはセリアという留学生とルームメイトになった。彼女と接するうちに、アンジェラは本来の明るさを取り戻し、以前から好ましく思っていたオーウェン王子と交流するようになったことで、彼に惹かれていく。
さらにアンジェラは、控えめな性格のハンナに嫌がらせをするようになったジャネットに立ち向かえるまでに成長した。
新たな友人も得て、彼女の日々は彩りを増す。
しかし、長期休暇が明けた頃、ジャネットの衝撃的な「秘密」を知ることになる。
この年、王立学院の創立を記念するパーティーで事件が起こる。
☆「聖女」のタグが気になる方は、1話の前に24話の前半を読まれることをお勧めします。(ネタバレあり)
文字数 38,372
最終更新日 2025.03.02
登録日 2023.03.08
第12回BL大賞奨励賞作品3/2完結。
人間嫌いと言われた公爵様に嫁いで3年。最初こそどうなるかと思ったものの自分としては公爵の妻として努力してきたつもりだ。
男同士でも結婚できる時代とはいえ、その同性愛結婚の先駆けの1人にされた僕。なんてことを言いつつも、嫌々嫁いだわけじゃなくて僕は運良く好きになった人に嫁いだので政略結婚万歳と今でも思っている。
だけど相手は人嫌いの公爵様。初夜なんて必要なことを一方的に話されただけで、翌日にどころかその日にお仕事に行ってしまうような人だ。だから使用人にも舐められるし、割と肩身は狭かった。
いくら惚れた相手と結婚できてもこれが毎日では参ってしまう。だから自分から少しでも過ごしやすい日々を送るためにそんな夫に提案したのだ。
三年間白い結婚を続けたら必ず離婚するから、三年間仕事でどうしても時間が取れない日を除いて毎日公爵様と関わる時間がほしいと。
どんなに人嫌いでも約束は守ってくれる人だと知っていたからできた提案だ。この契約のおかげで毎日辛くても頑張れた。
しかし、そんな毎日も今日で終わり。これからは好きな人から離れた生活になるのは残念なものの、同時に使用人たちからの冷遇や公爵様が好きな令嬢たちの妬みからの辛い日々から解放されるので悪い事ばかりではない。
最近は関わる時間が増えて少しは心の距離が近づけたかなとは思ったりもしたけど、元々噂されるほどの人嫌いな公爵様だから、契約のせいで無駄な時間をとらされる邪魔な僕がいなくなって内心喜んでいるかもしれない。それでもたまにはあんな奴がいたなと思い出してくれたら嬉しいなあ、なんて思っていたのに……。
「何故離婚の手続きをした?何か不満でもあるのなら直す。だから離れていかないでくれ」
「え?」
なんだか公爵様の様子がおかしい?
「誰よりも愛している。願うなら私だけの檻に閉じ込めたい」
「ふぇっ!?」
あまりの態度の変わりように僕はもうどうすればいいかわかりません!!
文字数 144,683
最終更新日 2025.03.02
登録日 2023.12.23
父母に言われ、無理矢理夜会に参加することになったメロライン。
壁の花に徹していると…突然女性が誰かを糾弾し始めた。
「私、貴方のようなデブで吹き出物だらけの豚とは結婚できませんわ!」
「そ、そんな…そんなこと言わないでくれ…」
女性に縋り付く男性をもう1人の男が勢いよく蹴り上げる。
「残念だったな…オルラフィオ王太子殿下。お前とパルサティラの婚約は今日この日を持って破棄させてもらおう。」
一人の男が鼻血を出しながら膝から崩れ落ちた。
「フッ…なんだ。あんな性根の腐ったヤツらなんて放っておけ。オルラフィオ王太子殿下いいことを考えたぞ。私と婚約するのはどうだろうか。」
閃いたとばかりにメロラインはオルラフィオに求婚を迫ったのであった。
文字数 89,098
最終更新日 2025.03.01
登録日 2025.02.22
ダリアローズ・シャルドネ侯爵令嬢は、転生者である。
前世でハマっていた乙女ゲームの悪役令嬢に転生してしまったが、婚約者となるレオナルド第一王子殿下は最推しだった。
推しを幸せに出来るのはわたししか居ない。
そんな思いから婚約者となり、絆を深め、断罪されないように身辺や言動には気をつけてきた。
ダリアローズはいつか本当に結婚できると思い献身してきたのだが、結婚式で彼の隣にいたのは……聖女ユリアナだった。
※元サヤなし
※四万字超えたので短編→長編に直しました。
※2/10 本編完結。番外編開始〜
※女性向けHOTランキング5日連続一位、頂きました。たくさんの閲覧、ありがとうございます!歓喜に震えてます
※第18回恋愛小説大賞で奨励賞を頂きました。たくさんの応援頂き、ありがとうございました!
文字数 112,461
最終更新日 2025.02.13
登録日 2025.01.31
目が覚めたらイケメンの顔が見えた。
顔を急に寄せてきたので手が出たが、彼は自分は私の父親だと鼻血を出しながら言ったのだが・・・
ここ何処だ?
▲▲▲▲▲▲
アリステッドは魔界の女王様。
いつの間にか婚約破棄を一方的に申し渡された人間の若い娘の身体に『憑依』していたのに驚くが、まぁ良いかと開き直り、『ミア嬢』の代わりに人間界の学園に通うことに。
ところが精霊召喚術の授業中アリステッドが呼び出したのは、なんと旧知の仲の6枚羽の天使セラフィ。
人としての常識が若干ズレた、魔界の女王様と若干オネエな天使の、ラブコメディ。
⚠取扱説明事項〜⚠
異世界しかもふんわり設定です。
現代知識を当てはめると気が遠くなりますやめましょう。
空想の世界のオハナシです。
作者の誤字脱字病は不治の病です。
申し訳ありません(_ _)
更新不定期ヘ( ̄ω ̄ヘ)
文字数 60,439
最終更新日 2025.02.13
登録日 2025.01.29
よくある転生もので悪役令嬢はいい子に、ヒロインが逆ハーレム狙いの悪女だったりしますが
もし、転生者がヒロインだけで、悪役令嬢がゲーム通りの悪人だったなら?
全てがゲーム通りに進んだとしたら?
果たしてヒロインは幸せになれるのか
※3/15 思いついたのが出来たので、おまけとして追加しました。
※9/28 また新しく思いつきましたので掲載します。今後も何か思いつきましたら更新しますが、基本的には「完結」とさせていただいてます。9/29も一話更新する予定です。
※2/8 「パターンその6・おまけ」を更新しました。
文字数 10,797
最終更新日 2025.02.08
登録日 2024.03.12
「本気じゃない。ただ、一度だけ相手をしてやれば、おとなくなると思っただけなんだ。愛しているのは、マーシアだけだ。信じてくれ……っ」
涙ぐみながら必死に言い訳するのは、マーシアの婚約者である、パスカルだ。
好きだから。愛しているから。別れたくないから。許したくないのに、別れると告げてやりたいのに、マーシアはどうしても、それが口に出せずにいた。
(……わかっている、つけ込まれていることは。わたしがこんなんだから、パスカルが浮気してしまうってことも)
でも、どうしようもなく好きだった。
それは、パスカルもよく理解していたのだろう。だからよけい、哀しかった。憎かった。わかっていても、どうしても別れたくなかった。
愛していたから。
文字数 19,371
最終更新日 2025.02.08
登録日 2025.01.23
異世界から無事に帰還を果たした、太陽。
彼は異世界に召喚させられてしまったわけだが、あちらの世界で勇者だったわけでも英雄となったわけでもなかった。
そんな太陽であったが、自分で引き起こした訳でもないド派手な演出によって一躍時の人となってしまう。
しかも、それが一般人のカメラに収められて拡散などされてしまったからなおさら。
久しぶりの現実世界だからゆっくりしたいと思っていたのも束の間、まさかのそこにはなかったはずのダンジョンで活動する探索者となり、お金を稼ぐ名目として配信者としても活動することになってしまった。
それでは異世界でやってきたこととなんら変わりがない、と思っていたら、まさかのまさか――こちらの世界でもステータスもレベルアップもあるとのこと。
しかし、現実世界と異世界とでは明確な差があり、ほとんどの人間が“冒険”をしていなかった。
そのせいで、せっかくダンジョンで手に入れることができる資源を持て余らせてしまっていて、その解決手段として太陽が目を付けられたというわけだ。
お金を稼がなければならない太陽は、自身が有する知識・装備・経験でダンジョンを次々に攻略していく!
時には事件に巻き込まれ、時にはダンジョンでの熱い戦いを、時には仲間との年相応の青春を、時には時には……――。
異世界では英雄にはなれなかった男が、現実世界では誰かの英雄となる姿を乞うご期待ください!
文字数 101,099
最終更新日 2025.01.30
登録日 2025.01.15
神代の時代から、人は守り神と共に生きてきた。人は守り神を信仰し、奉ることで様々な加護を得る。守り神は人々の信仰を糧とし、代わりに富や名声、時には人ならざる能力までも与えてくれた…。
豪商、羽立野(はたての)家の娘三葉(みつば)は、家族から妾の子として蔑まれ使用人と同じ扱いされていた。数年後には父の道具として顔も知らない相手と政略結婚させられるのだ…。そう人生を諦めていた時、兄の明興(ともあき)が公の場で財界の重鎮「蛇頭家(じゃとうけ)」との業務提携を一方的に破棄した挙げ句、蛇頭家の一人娘、江奈(えな)に対して「妾になれ」などというやらかしをてしまう。
呆れ果てた三葉は空気である立場を最大限利用して、羽立野家から逃亡し見知らぬ家で女中として働き始めた。……はずなのに、何故か当主の大神弘城(おおかみ ひろき)から「契約婚」をしないかと持ちかけられて。これから私、どうなるの?
大正時代風のあやかし結婚譚。
カクヨムにも掲載しています。
文字数 52,668
最終更新日 2025.01.28
登録日 2023.12.25
『ゲミュートルング』の看板を構え、小さな喫茶店を営む青年…平良樹 尉吹(ひいらぎ いぶき)は知る人ぞ知る殺心鬼で復讐代行者として働いている。
彼の妹、咲菜(さくな)がいじめられていると彼女の親友から相談された尉吹は、加害者に対して報復することを決心する。
依頼人の願いを聞き入れ、その命を奪うことなく対象の心を殺し廃人にすることで復讐を果たす……それ故に彼らは『殺心鬼』と呼ばれていた。
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・2023/06/23
扉絵を追加しました!
(自作イラストです)
尉吹のイメージイラストになります。
文字数 16,423
最終更新日 2025.01.24
登録日 2023.01.29
好きあって付き合ったのに、縁あって巡り逢ったのに。
人格・趣味・思考…分かり合えないならサヨナラするしかない。
振ったり振られたり、恋人と別れて前に進む女性の話。
17・略奪女に復讐するため新たな恋を探した女性の話。
(全18話)
*シリーズ全編、独立した話です。
本シリーズの統一テーマは『別れ話』ですが、本旨は『分かり合えない』ことです。
主人公と理解し合えない、つまりは考え方だったり趣味だったり生き方が「合わない」お話が多くなっております。
なので、一方的に男性を悪者にしてギャフンと言わせるオチは少ないです(明らかに男性が悪寄りなこともあります)。
色んな人がいて、私と合わない人もいるよね、というところを切り取った話です。
文字数 14,205
最終更新日 2025.01.23
登録日 2025.01.18
辺境の食糧庫と呼ばれる領地の領主の息子として誕生したアーサーは、実の父、平民の義母、腹違いの義兄と義妹に嫌われていた。
領地では、妖精憑きを嫌う文化があるため、妖精憑きに愛されるアーサーは、領地民からも嫌われていた。
しかし、領地の借金返済のために、アーサーの母は持参金をもって嫁ぎ、アーサーを次期領主とすることを母の生家である男爵家と契約で約束させられていた。
だが、誕生したアーサーは女の子であった。帝国では、跡継ぎは男のみ。そのため、アーサーは男として育てられた。
そして、十年に一度、王都で行われる舞踏会で、アーサーの復讐劇が始まることとなる。
なろうで妖精憑きシリーズの一つとして書いていたものをこちらで投稿しました。
文字数 567,346
最終更新日 2024.12.24
登録日 2024.12.24
面白半分で入った心霊スポットとの噂の空き家は、異界への入口だった?
呪われた幽霊屋敷に閉じ込められてしまった彼らは無事に家から出られるのか?
そんな中、仲間の一人、雄大(ゆうだい)が突然姿を消す。次いで有希(ゆき)。さらには正樹(まさき)が怪異になって何処かに消えてしまう。
残されたのは健吾(けんご)と仁美(ひとみ)の二人。
呪われた家の秘密とは。
注意:グロ有りです。
短編になるか長編になるかは未定です。一応6万字程度を目標にしております。
文字数 33,362
最終更新日 2024.12.23
登録日 2022.12.25
「──レイラ。お願いだ。もう、ぼくを解放してくれ」
「あたしからも、お願いします。バートを、自由にしてあげて」
バートと、バートの愛する女が、悲痛な声色で、頭を下げる。さらに十歳の男の子が、レイラをきつく睨み付けてきた。
「お父さんとお母さんを虐めるな!」
レイラはもう、どうしたらいいのかわからなかった。
文字数 21,369
最終更新日 2024.12.18
登録日 2024.12.02
「お前を追放する!」
ゲームの悪役貴族に転生したルドルフは、シナリオ通りに息子のハイネ(後に世界を救う勇者)を追放した。
しかし、前世では子煩悩な父親だったルドルフのこれまでの人生は、ゲームのシナリオに大きく影響を与えていた。旅にでるはずだった勇者は旅に出ず、悪人になる人は善人になっていた。勇者でもないただの中年ルドルフは魔人から世界を救えるのか。
文字数 106,943
最終更新日 2024.11.29
登録日 2024.11.17
※以前短編で投稿したものを、長編に書き直したものです。
それは、突然のことだった。少なくともエミリアには、そう思えた。
「手、随分と荒れてるね。ちゃんとケアしてる?」
ある夕食の日。夫のアンガスが、エミリアの手をじっと見ていたかと思うと、そんなことを口にした。心配そうな声音ではなく、不快そうに眉を歪めていたので、エミリアは数秒、固まってしまった。
「えと……そう、ね。家事は水仕事も多いし、どうしたって荒れてしまうから。気をつけないといけないわね」
「なんだいそれ、言い訳? 女としての自覚、少し足りないんじゃない?」
エミリアは目を見張った。こんな嫌味なことを面と向かってアンガスに言われたのははじめてだったから。
どうしたらいいのかわからず、ただ哀しくて、エミリアは、ごめんなさいと謝ることしかできなかった。
それがいけなかったのか。アンガスの嫌味や小言は、日を追うごとに増していった。
「化粧してるの? いくらここが家だからって、ぼくがいること忘れてない?」
「お弁当、手抜きすぎじゃない? あまりに貧相で、みんなの前で食べられなかったよ」
「髪も肌も艶がないし、きみ、いくつ? まだ二十歳前だよね?」
などなど。
あまりに哀しく、腹が立ったので「わたしなりに頑張っているのに、どうしてそんな酷いこと言うの?」と、反論したエミリアに、アンガスは。
「ぼくを愛しているなら、もっと頑張れるはずだろ?」
と、呆れたように言い捨てた。
文字数 69,827
最終更新日 2024.11.04
登録日 2024.10.10
イヴォンヌは義妹ミランダに婚約者のパーシーを寝取られたことを知る。
しかもミランダは彼の子を妊娠していた。「堅物淑女」それが彼女に対する周りの印象。幼い頃に母親を亡くした彼女は、頑固な祖母に育てられたため、貞操観念が古いということだった。屈辱に自暴自棄になった彼女は、結婚式の後虚ろな表情で街を彷徨っていた。そこで危ない目に合いそうなところを、ある女性に助けられる。
助けてくれた女性アネカは今や伝説となりつつある魔女の一人で、イヴォンヌの状況を聞いて、彼女にある技術を教えてくれる。
それは「房中術」。
「房中術」を知ったイヴォンヌは、すっかり生まれ変わった。
ある時彼女が留守番をしていると、房中術を教えろと男が訪ねてきた。
一度は断ったが、後日アネカ宛に手紙が送られてきて、イヴォンヌは彼を担当するように命令される。
注)作中に出てくる「房中術」についての記述は、参考図書を基に作品に合うように解釈を加えたフィクションです。
R18には*が付きます。
文字数 36,833
最終更新日 2024.11.04
登録日 2023.11.26
女騎士として働いてきて、やっと幼馴染で許嫁のアドルフと結婚する事ができたエルヴィール(18)
しかし半年後。魔物が大量発生し、今度はアドルフに徴集命令が下った。
「俺は魔物討伐なんか行けない…お前の方が昔から強いじゃないか。か、かわりにお前が行ってきてくれ!」
頑張って伸ばした髪を短く切られ、荷物を持たされるとそのまま有無を言わさず家から追い出された。
そして…5年の任期を終えて帰ってきたエルヴィールは…。
文字数 82,422
最終更新日 2024.11.03
登録日 2024.10.27
「何もできないΩどころか、ろくな嫁ぎ先も選べる魅力もない、Ωとしてもできそこないの無能め」
これは実の父に何度も言われてきた。母は僕が生まれてすぐ亡くなったため、子爵家の当主である父に逆らえる人はいないし、第二性別として才能溢れる所謂上位層のα(アルファ)と違い、発情期で周りを困らせるばかりか、中間層とも言われる所謂一般人のβ(ベータ)にも及ばない才能なしとして差別対象になりやすいΩ。
これが女の子だったなら寧ろ妊娠のしやすい理想の嫁として、後継ぎを望む貴族に歓迎されるだろう。でも男である僕はただαやβの女性と変わらない確率で、違いと言えば男でありながら妊娠できると言うだけでメリットはない。
とはいえ、僕に関しては女の子であってもだめだったかもしれない。何故なら僕の発情期は、僕自身ただ体が多少熱っぽくなるだけなのに、第二性別関係なく周りをフェロモンで狂わせるという普通ではないΩなのだから。そのおかげで周りとの関わりを遮断させるきっかけとなり、社交界からは逃げられ、老いを早めるデメリットのある抑制剤入らずで、長生きができそうではあるけれど。
まあ僕は結局のところ抑制剤の効かない体質らしいから、迷惑にしかならない無能Ωとしてより人との関わりを断たれて、父に暴言暴力を振るわれる毎日。もはや何のために生きてるのかすらわからない。
元々僕の父はろくでなしな人だ。気に入らないことがあれば、僕じゃなくても自分が目下と判断した人に限り、誰彼関係なく辛く当たるのだから。そんな親を持ち、自分に自信もないせいか、いつしか僕はこんな父ではない理想の父を思い描くことで日々の辛さを誤魔化していた。
そんな日に終わりを告げたのは僕が結婚可能な年になった16歳のこと。
「できそこないのお前にお似合いな、できそこないαとの婚約が決まったぞ。地位や権力だけはあるからな、初めてお前が役に立ちそうだ」
この日僕はようやくこの家を出ることができた。そして出会う。幼い頃から憧れた理想の父に。
それはぽっちゃりで目元に隈を作り疲れ切った顔をしたαで公爵家の僕の婚約者になった人。その人に第一印象とかそういうのではない心からこの人だと思う安心感のようなものを感じた僕は、ずっと夢見た存在が目の前にいると感激し、勢いよく放った最初の言葉は
「僕のパパになってください!」
その一言だった。
第12回BL大賞エントリー作品です。ぜひ応援ご感想お願いします。中傷誹謗はお控えください。
文字数 22,956
最終更新日 2024.10.24
登録日 2024.10.12
「……き、きみのこと、嫌いになったわけじゃないんだ」
オーブリーが申し訳なさそうに切り出すと、待ってましたと言わんばかりに、マルヴィナが言葉を繋ぎはじめた。
「オーブリー様は、決してミラベル様を嫌っているわけではありません。それだけは、誤解なきよう」
ミラベルが、当然のように頭に大量の疑問符を浮かべる。けれど、ミラベルが待ったをかける暇を与えず、オーブリーが勢いのまま、続ける。
「そう、そうなんだ。だから、きみとの婚約を解消する気はないし、結婚する意思は変わらない。ただ、その……」
「……婚約を解消? なにを言っているの?」
「いや、だから。婚約を解消する気はなくて……っ」
オーブリーは一呼吸置いてから、意を決したように、マルヴィナの肩を抱き寄せた。
「子爵令嬢のマルヴィナ嬢を、あ、愛人としてぼくの傍に置くことを許してほしい」
ミラベルが愕然としたように、目を見開く。なんの冗談。口にしたいのに、声が出なかった。
文字数 29,220
最終更新日 2024.10.03
登録日 2024.09.03
文字数 109,153
最終更新日 2024.09.30
登録日 2024.08.31
皆様、ご機嫌よう。
僕の名はアルベール。
恋愛ゲームの攻略キャラの一人です。
転生したら前世で推しだったキラキライケメンキャラに生まれ変わっていました。
でも一つ問題が…
前世は友達がいたのに、何故か今世では友達が作れない……
様々な困難を乗り越えて、出来た友達は悪役令嬢でした……
文字数 18,402
最終更新日 2024.09.26
登録日 2024.08.30
王太子はバチェラー(王太子妃決定婚活バトルロワイヤル)を開始すると宣言した。
個性、特技、マナー、美貌など、王太子妃としての適正を競う婚活祭りだ。
たったひとりしか、妃は選ばれない。
そこに悪役令嬢である、アニマ・タウンゼントが招待を受ける。
アニマはある理由から、家族から虐げられていた。特に美しい妹と比べられていた。おまけに婚約者から婚約破棄されてしまい、どん底の状態でバチェラーへ招待される。
期待と不安がないまぜになったまま、話を聞くアニマ。
王太子はアニマに告げた。悪役令嬢は嫌いだ。あなたを愛すことはない、と。
「では、なぜ、私はバチェラーに呼ばれたの?」
アニマは疑問に思いながらも、バチェラーへの参加を決意するのだった。
しかし、ただの振られ役、笑われ要員(ピエロ役)だと思ってバチェラーに参加したのに。なぜか私ばっかりが贔屓されてませんか?
「一体、どうして?」
――これは、アニマという虐げられた悪役令嬢が、幸せをつかみ取る逆転劇。
文字数 110,029
最終更新日 2024.09.23
登録日 2024.09.20
かつて、刀技だけで世界を破滅寸前まで追い込んだ、史上最悪にして最強の殺人鬼がいた。
魔法も特異体質も数多く存在したその世界で、彼は刀1つで数多の強敵たちと渡り合い、何百何千…………何万何十万と屍の山を築いてきた。
その凶悪で残虐な所業は、正に『鬼』。
その超絶で無双の強さは、正に『神』。
だからこそ、後に人々は彼を『鬼神』と呼び、恐怖に支配されながら生きてきた。
しかし、
そんな彼でも、当時の英雄と呼ばれる人間たちに殺され、この世を去ることになる。
………………コレは、そんな男が、前世の記憶を持ったまま、異世界へと転生した物語。
当初は『無能者』として不遇な毎日を送るも、死に間際に前世の記憶を思い出した男が、神と世界に向けて、革命と戦乱を巻き起こす復讐譚────。
いずれ男が『魔王』として魔物たちの王に君臨する────『人類殲滅記』である。
文字数 696,907
最終更新日 2024.09.23
登録日 2021.08.07
薔薇戦争時代の貴族をモデルに書いた童話風の話。ざまあ要素(?)あり。
注意:ひらがなが多いので読みづらいです。後から漢字版も出そうとは考えています。
文字数 7,580
最終更新日 2024.09.19
登録日 2024.09.13
旧題:巻き込まれ召喚されたおっさん、無能で誰一人帰らない場所に追放されるも、超古代文明の暗号を解いて力を手にいれ、楽しく生きていく
高校生達が勇者として召喚される中、1人のただのサラリーマンのおっさんである福菅健吾が巻き込まれて異世界に召喚された。
高校生達は強力なステータスとスキルを獲得したが、おっさんは一般人未満のステータスしかない上に、異世界人の誰もが持っている言語理解しかなかったため、転移装置で誰一人帰ってこない『奈落』に追放されてしまう。
しかし、そこに刻まれた見たこともない文字を、健吾には全て理解する事ができ、強大な超古代文明のアイテムを手に入れる。
召喚者達は気づかなかった。健吾以外の高校生達の通常スキル欄に言語スキルがあり、健吾だけは固有スキルの欄に言語スキルがあった事を。そしてそのスキルが恐るべき力を秘めていることを。
※カクヨムでも連載しています
文字数 548,923
最終更新日 2024.09.17
登録日 2021.11.18
導入: 社会問題の提示
最近、ネットショッピングの統計データを見ていると、一つの異常なトレンドに気づかされる。「エピペン EpiPen 練習用 トレーニング用」が大量に購入されているのだ。この商品は、実際の治療用のものとは異なり、練習用の道具であり、本来はアナフィラキシーショックに備えるために使われる。しかし、その用途が全く異なる目的で広まっている可能性がある。そこには、現代日本が抱える深刻な社会問題が潜んでいるのではないだろうか。
現代の日本社会では、痴漢という犯罪が未だに根深く残っており、それに伴う冤罪も大きな問題となっている。被害者の声が軽視される一方で、冤罪を恐れる男性の不安も無視できない。このような背景の中で、エピペンの練習用が何のために広まっているのか。考えられるのは、痴漢被害者が、自らの手で報復するための手段として、この道具を利用する可能性だ。
事件の予測と危険性の指摘
一部の痴漢被害者が、アナフィラキシーショックを装った殺人を実行する恐れがあるのではないか。これは、現代のドラマやフィクションの中で描かれるような話ではなく、実際に起こり得る現実のリスクだ。特に、注射器や注射針の所持が犯罪とされる一方で、エピペンは例外とされる。この曖昧な法律の隙間を突くことで、意図的な殺人が模倣される可能性が浮かび上がる。
痴漢をする者に対する警告としては、もはや犯罪を行えば命の危険すら伴う時代が来るのかもしれない。同時に、被害者が犯罪者と化す危険性も孕んでいる。どちらも一歩間違えば、取り返しのつかない事態へと発展するだろう。フィクションで描かれるシナリオが現実と交錯し始めたとき、我々はどのようにしてそれを防げるのか。
フィクションと現実の境界
テレビドラマ「ラストマン(全盲の捜査官)」においても、痴漢冤罪というテーマが取り上げられている。しかし、このドラマが描くのはあくまでフィクションの世界だ。現実の日本では、法的整備が追いつかない中、痴漢被害者が報復としてエピペンを使うという事態が広まりつつある。
フィクションが現実に与える影響は大きく、ドラマや映画の中で見たものが実際に模倣されることも少なくない。特に、自分が被害者であり、正義がなされないと感じたとき、人は過激な行動に走ることがある。正義感と復讐心が混ざり合い、その境界が曖昧になる中で、どれほどの人が「これは現実ではない」と思いとどまれるだろうか。
つづく・・・。
文字数 3,436
最終更新日 2024.09.06
登録日 2024.09.06
リスティーナはメイネシア国の第四王女という身分でありながらも母親が平民であるため、冷遇されていた。
そんな時、父である国王から、ローゼンハイム神聖皇国第二王子に嫁がされるよう命じられる。
それは、父王が溺愛している異母姉のレノアを嫁がせたくないという身勝手な理由からのものだった。
異母姉であるレノアの身代わりに嫁いだリスティーナ。
しかも、夫である第二王子、ルーファスは呪われた化け物王子と呼ばれていた。ルーファスには既に妻が三人もいて、リスティーナは四番目の妻として嫁がされることになる。
夫のルーファスはリスティーナに冷たく当たり、強く拒否をするが、彼の心の傷に触れ、次第に惹かれていき…、
文字数 919,252
最終更新日 2024.08.28
登録日 2020.11.05
R18 合わないと思われた方はバックお願いいたします
このご時世なのにパワハラが横行する会社に耐えられず23歳で無職になった瀬津地 清玖は、それ以降実家で引きこもりニートになる。堪忍袋の緒が切れた両親に追い出され、心配と見せかけたマウント取りにきた妹が追いかけてきた。
ぎこちなく会話をしていると、近くで交通事故が起きた。事故した今時の重い電動ママチャリが衝撃でふたりに飛んできたことを理解した瞬間、次に目が覚めると異世界だった。
そこそこ裕福なご令嬢として生まれて育ち、学園ではニートの時にしていたゲームキャラたちがいた。面倒なので、遠巻きにしていたはずなのに、ヒロインにフラれた当て馬にプロポーズされる。
実はこの当て馬には、とんでもない秘密があった。ゲームの設定であるそれを知っているキヨクは、彼との結婚をなんとしても阻止したく奔走する。
文字数 51,276
最終更新日 2024.08.25
登録日 2024.08.17
伯爵家の長女ミリア・ウィリアムは、妹を公爵家の嫡子であるルシアン・エリゼルドの婚約者にしようと懸命になっている両親から軽んじられてきた。
そんなある日、百年に一度の邪神への生け贄に妹が選ばれてしまう。
ミリアは、妹の身代わりにされる。
生け贄に選ばれた少女は、ミリアの他に二人。
一人は、商人の娘ローラ。
もう一人は、男爵家の娘ルシィ。
三人は、邪神クーラントに捧げられるが、ミリアは、邪神クーラントを倒すために戦う。
エブリスタにも掲載しています。
文字数 96,848
最終更新日 2024.08.25
登録日 2024.08.03