恋愛小説一覧
私――燦美野胡桃(あざみのくるみ)は、人の目が怖くて見れない。前髪を長くしているせいで貞子と呼ばれるのも、仕方ない、と諦めていた。
そんなある日。
突然、教室でひとりの幽霊が見えるようになる。
「初めまして。五年前に死んだ、仙二桃弥です」
子供みたいに元気で、よく笑う桃弥。
正反対に見えて、私達は、この世界に対して何かと諦めがちだった。
それでも――
「私は、桃弥が成仏できるように協力したいです」
「俺の代わりに、俺の出来なかったことをして欲しいんだ」
二人なら、今を変えられる。
これは、桃弥の未練を解消するため、自分のため、成長しようともがく青春物語。
※表紙イラスト・ミカスケ(http://misoko.net/ )様🙇♂️
文字数 80,780
最終更新日 2021.04.30
登録日 2021.04.30
異世界に転生したディーナ。幼少期からおかしいと思っていたのは妹キャロルのこと。実は妹も転生者だったのだけど……。え!? そっち? しかもそんなキャロルが、私の婚約者になった王子に気に入られてしまって?
文字数 7,621
最終更新日 2021.04.30
登録日 2021.04.30
人生を捧げたわたしの〝推し〟は、人気絶頂にて解散・引退。
涙が枯れるほど泣いて、絶望して、だけど推しの幸せのためならと見送ったのが一年前。
そんなわたしの前に、〝推し〟が再び現れた。
キラキラのオーラも、眩い笑顔もないままに。
文字数 76,032
最終更新日 2021.04.30
登録日 2021.04.10
ギルバートは筆頭公爵家の跡取りだ。
王族の血筋でもあるギルバートは、十年前当時五歳の婚約者と出会った時に、ある事を自覚した。
それは、王族の血が濃ければ濃い程現れる変態的性癖とも言えるもので……
これのせいで結婚できない男もいたりいなかったり…
中には、それを必死に抑えて夜を過ごす人物もいたりいなかったり……
しかし、優秀なギルバートは考えた。
果たして自分の欲望を抑え込むことが出来るのだろうかと。
答えは簡単。
できるだろうがやりたくない。
でも、別に問題ないんじゃないか?
表に出なければ分からない。
犯罪行為も知られなければ罪にはならない。
相手に嫌がらなければ合法だ――と。
そして、十年後。
婚約者リリアーヌは、遅咲きの反抗期に入っていた。
《注意》
直接的なR18(ベッドでのあれやこれや)はないものの、変態男が出てきます。
ちなみに犯罪的な男です。
苦手な方は閉じましょう。
覚悟がある人のみ先に進みましょう。
ざまぁはありません。
ざまぁを期待している人も去りましょう。
大事な事なのでもう一度言いますが、男側が変態です。
気を付けましょう。
作品を読んだ後の文句は受け付けません。
小説家になろうでも掲載中。
文字数 31,732
最終更新日 2021.04.30
登録日 2021.04.24
ある日オレは異世界に転生した。
赤ん坊からの再スタートだ!
で・も――――いきなり孤児ですか!?
孤児院に居てもいつ死んでもおかしくない文明の時代だし……大丈夫か?
記憶の奥にある「今世の美人な母」の顔の記憶を心の支えに、オレは未来を勝ち取ってやる!!
と、息巻いてやっと就いた職場では雑用・雑用・雑用の毎日……。
これって前世と似ているな……ヤバイっ!
が、そこへ女神降臨!!
やったぜ♪
文字数 3,718
最終更新日 2021.04.30
登録日 2021.04.30
結婚は男女共に12歳から出来ることになった世界。
そんな世界でも主人公の34歳ニート芹沢剛志は毎日アニメに漫画にゲームにと気ままなニート生活を送っていた。
そんな彼の元に政府から届いたのは低所得者救済結婚法の対象者に選ばれたということである。
それに参加を決めた彼の元に現れたのは12歳の超人気ユーチューバ―のYUIこと安藤唯だった。
彼女は彼のニート気質も受け止めたうえで結婚してくれるというのだ。
あまりの都合の良い展開に戸惑いつつも剛志は彼女の優しさに甘え結婚を決める。
これは一見不釣り合いで、やっぱり不釣り合いなカップルの甘く優しい新婚生活の記録であり、
そしてニートに優しいラブコメストーリーである。
文字数 8,104
最終更新日 2021.04.30
登録日 2021.04.26
今の世界が始まるよりもずっと昔、人々は神の恩恵を受け暮らしていた。人々はその恩恵を魔術、あるいは魔法と呼び、魔術を扱うのに特段優れている者のことを、”魔導士”と呼んでいた。
これは、そんな世界に導かれ、悲惨な運命に振り回され続けた二人が辿る、終わりと始まりの物語。
文字数 10,009
最終更新日 2021.04.30
登録日 2021.04.30
「力を失いかけた聖女を、いつまでも生かしておくと思ったか?」
聖女の力を使い果たしたヴェータ国の王女シェラは、王となった兄から廃棄宣告を受ける。
死を覚悟したが、一人の男によって強引に連れ去られたことにより、命を繋ぎとめた。
シェラをさらったのは、敵国であるアレストリアの王太子ルディオ。
「君が生きたいと願うなら、ひとつだけ方法がある」
それは彼と結婚し、敵国アレストリアの王太子妃となること。
生き延びるために、シェラは提案を受け入れる。
これは互いの利益のための契約結婚。
初めから分かっていたはずなのに、彼の優しさに惹かれていってしまう。
しかしある事件をきっかけに、ルディオはシェラと距離をとり始めて……?
……分かりました。
この際ですから、いっそあたって砕けてみましょう。
夫を好きになったっていいですよね?
シェラはひっそりと決意を固める。
彼が恐ろしい呪いを抱えているとも知らずに……
※『ネコ科王子の手なずけ方』シリーズの三作目、王太子編となります。
主人公が変わっているので、単体で読めます。
文字数 166,189
最終更新日 2021.04.30
登録日 2021.02.19
財布の中にいつも入れておくクレジットカードがなくなっていた。
後日、カード会社から届いた明細書を見てみると、買った覚えがないものが表記されていた。
まさか夫が使ったのではないかと疑いの目を向けると…
文字数 1,316
最終更新日 2021.04.30
登録日 2021.04.30
文字数 2,039
最終更新日 2021.04.30
登録日 2021.04.30
ツン×ツンのお互い素直になれない王宮カップルコメディーです。
七歳の時に義理の兄妹となった二人。見掛けだけなら妖精のように美しい義兄フォールだが、王子とは思えない口の悪さで義妹と喧嘩は日常茶飯事。そんな義兄に一目惚れした主人公のキャデルは、義兄にはもちろん自分の気持ちにも素直になれず、応戦ばかりか反撃もしばしば……。そんな二人にも突きつけられる王族としての役割。それは王家にとって有意義な婚姻。義妹の婚約を知った義兄の阻止が全力で始まる。
※ 『小説家になろう』様にて完結済み 『カクヨム』様 へも上げております。微妙にニュアンスが変わっておりますのでお暇な時にでもお越し下さいね。
文字数 11,687
最終更新日 2021.04.30
登録日 2021.04.26
虚弱体質で男性が(生理的に)苦手な姫添聖は、16歳の誕生日を翌日に控えた放課後、級友の鎌瀬友道に告白された。
そしてその夜、彼女は不思議な夢を見る。
ここじゃない別の世界。崩落する天空城の玉座の前で、愛する人と見つめあっていた。
グリアン・クフリン・エイラ
太陽と英雄の名を持つ彼は、彼女のか細い指に赤い糸を絡めた。
「”誓いの紡糸”まだ結んでなかったから」
彼女が結ばれた糸に目を輝かせていると、彼は彼女を軽く撫でて続ける。
「この糸には少し細工がしてあってね」
この糸は来世も現れる。
ただし、16歳までは見えない。
「そして16歳になってもまだこの糸が消えずにいたら、君がこの糸を見たときこの世界の記憶を取り戻す。その時は、僕を見つけてほしい。きっと近くで生まれて見せるから」
彼女は強く頷くと、彼に抱き着いた。すぐそばに迫る死の恐怖を彼に悟られないために。
なろうにも投稿してます。
文字数 15,074
最終更新日 2021.04.30
登録日 2021.03.12
不貞を犯し、最愛の息子まで取り上げられ離婚された女。好きだった母を奪った父と継母から逃れてきた少年。母を探して家出した少年と出会った女は750ccのオートバイに少年を乗せ、一緒に母親探しの旅をする。女は母性愛にも似た少年への思いを、次第に異性への愛に変えてゆく。少年は、大人の女に心惹かれて大人の男への階段を登り、逞しい青年へと脱皮してゆく。
2005年四月から道路交通法が改正され高速道路上で自動二輪車の二人乗りの規制が緩和され通行可能となったが、これはそれ以前の話。
昨年ムーンライトノベルズさんに掲載させていただいたのを新装加筆してお届けします。
文字数 258,210
最終更新日 2021.04.30
登録日 2021.02.24
「みて、私の婚約者よ!!」
妹、ジェル・リリーックレイは、自分の婚約者を今日皆へと発表した。
けど、その婚約者は私の婚約者ーー
どうやら勝手に婚約破棄されていたらしい。
その時の私はなんと喜んでいた。
実は両親から、「もし婚約破棄されたら、呪いの王子に嫁いでもらう」と、言われていたので重くそ喜んでいる。
呪いの王子、生まれながら呪いを持ち、生き物に触ると腐ってしまう。
その解決方法はなく、塔に幽閉されているんだそう。
でも、さすがに婚約者くらいは見つけないと……と、いうことで私がなった!!
今より自由になるはずだからと婚約したのに……溺愛されてます!??
文字数 5,206
最終更新日 2021.04.29
登録日 2021.03.14
日曜朝の女児向けアニメ的な世界の主人公になってしまった前世社畜な社会人が、最推しである敵役の男の子を救うために奮闘する話です。
※主人公がナチュラルにセクハラ(敵役の男の子にハグ)してますが、そういう物語ですので、頭を空っぽにして読んでください。
ほぼノリと勢いで書いているので、ちょくちょく色んなところを訂正しています。ご了承ください。
文字数 76,711
最終更新日 2021.04.29
登録日 2021.03.17
時折60秒先の未来が視える特殊な体質をもつ藤堂真崎は、ある日階段から落ちて来た同級生、四季宮茜を助ける。
彼女は寝ている間だけ自分を傷つける「自傷癖付きの夢遊病」を患っていた。そのため彼女の体には無数の傷がついており、カーディガンやタイツを履いてその傷を隠して生活をしていた。
階段から落ちて来た彼女を助けた折に、たまたまその傷を目にしてしまった真崎は、「この傷跡のせいで経験できなかった遊びに付き合ってほしい」と誘いを受ける。
これをきっかけに、自らの病気を「自遊病(じゆうびょう)」と呼ぶ明るい彼女に、真崎は次第に惹かれていく。
しかし彼女の病気の裏側には、ある重大な秘密が隠されていて――
文字数 113,551
最終更新日 2021.04.29
登録日 2021.04.29
侯爵令嬢、クロエ・クローディス。
婚約者である幼馴染みの第二王子、キースに婚約破棄されたのだが!?
文字数 2,666
最終更新日 2021.04.29
登録日 2021.04.29
前世では愛することも愛されることもないままに死に、性別も年齢も無関係な「生涯の伴侶」という仕組みのある世界で転生した僕。
だが、僕の「生涯の伴侶」は他の女性にうつつをぬかし、婚約破棄されてしまう。
主人公の「僕」と、その婚約者である「俺」の目線です。
若さゆえの過ち攻×ネガティブ受
文字数 9,061
最終更新日 2021.04.29
登録日 2021.04.24
私の婚約者は編入してきた男爵令嬢とあっという間に仲良くなり、私を侮辱しはじめたのだ。
だから、私は両親に相談して婚約を解消しようとしたのだが……。
文字数 4,114
最終更新日 2021.04.29
登録日 2021.04.29
ロード→セリ→カナンの視点で展開されるエロストーリー?
には、ならなかった。15歳への手の出しづらさよ。
世界観はカクヨム様なろう様で連載中の『捕虜少女の行く先は、番(つがい)の腕の中?』
『もふもふ日誌【極北の城<報告書>】』連載中の、3年後の世界線。
12歳で番と出会ってから我慢した竜人
竜人の番の女の子、成人は16歳
その2人を守る狼、実は獣人の男
3話連続で、週一ペースを目指してます。
文字数 11,253
最終更新日 2021.04.29
登録日 2021.03.05
公爵令嬢であるスフィアは、8歳の時に王子兄弟と会った事で前世を思い出した。
同時に、今、生きているこの世界は前世で読んだ小説の世界なのだと気付く。
さらに自分はヒーロー(第二王子)とヒロインが結ばれる為に、
婚約破棄されて国外追放となる運命の悪役令嬢だった……
とりあえず、王家と距離を置きヒーロー(第二王子)との婚約から逃げる事にしたスフィア。
それから数年後、そろそろ逃げるのに限界を迎えつつあったスフィアの前に現れたのは、
婚約者となるはずのヒーロー(第二王子)ではなく……
※ 『記憶喪失になってから、あなたの本当の気持ちを知りました』
に出てくる主人公の友人の話です。
そちらを読んでいなくても問題ありません。
文字数 151,061
最終更新日 2021.04.29
登録日 2021.03.25
隣国へ留学中だった王太子殿下が帰ってきた
留学中に出会った『真実の愛』で結ばれた恋人を連れて
なんでも隣国の王太子に婚約破棄された可哀想な公爵令嬢なんだそうだ
文字数 2,942
最終更新日 2021.04.29
登録日 2021.04.29
ハワード公爵家の長女クララは半年ほど前にガイラー公爵家の長男アドルフと結婚した。
が、優しく穏やかな性格で領主としての才能もあるアドルフは女性から大人気でクララの妹レイチェルも彼と結ばれたクララをしきりにうらやんでいた。
アドルフが領地に次期当主としての勉強をしに帰ったとき、突然クララにレイチェルから「アドルフと結ばれた」と手紙が来る。
だが、レイチェルは知らなかった。
ガイラー公爵家には冷酷非道で女癖が悪く勘当された、アドルフと瓜二つの長男がいたことを。
※短め。
文字数 22,114
最終更新日 2021.04.29
登録日 2021.04.18
小学生の頃から酷いいじめを受け続けてきた天野樹。
そして、小学生の頃に唯一の味方で親友の死、その後悪化するいじめ。心の扉を固く閉ざした樹は人との関わりを拒絶し続けて生きていくと決めたが、高校2年になり出会った人たちは樹をそうさせててはくれなかった。
彼らと出会って少しずつ樹の心境も変わっていく。
そんな、樹たちの日常と成長を描いた青春ストーリー
文字数 184,548
最終更新日 2021.04.29
登録日 2021.04.04
大手外食企業で平凡なOL生活を送っていた蛍里は、ある日、自分のデスクの上に一冊の本が置いてあるのを見つける。持ち主不明のその本を手に取ってパラパラとめくってみれば、タイトルや出版年月などが印刷されているページの端に、「https」から始まるホームページのアドレスが鉛筆で記入されていた。蛍里は興味本位でその本を自宅へ持ち帰り、自室のパソコンでアドレスを入力する。すると、検索ボタンを押して出てきたサイトは「詩乃守人」という作者が管理する小説サイトだった。読書が唯一の趣味といえる蛍里は、一つ目の作品を読み終えた瞬間に、詩乃守人のファンになってしまう。今まで感想というものを作者に送ったことはなかったが、気が付いた時にはサイトのトップメニューにある「御感想はこちらへ」のボタンを押していた。数日後、管理人である詩乃守人から返事が届く。物語の文章と違わず、繊細な言葉づかいで返事を送ってくれる詩乃守人に蛍里は惹かれ始める。時を同じくして、平穏だったOL生活にも変化が起こり始め………恋に恋する文学少女が織りなす、純愛ラブストーリー。
※表紙画像は、フリー画像サイト、pixabayから選んだものを使用しています。
※この物語はフィクションです。
文字数 105,658
最終更新日 2021.04.29
登録日 2021.02.17
下級貴族の最下位、騎士の娘だったロゼッタに人生の転機が訪れたのは八歳の時だ。
はるかに縁遠い伯爵家の養女になり、ロゼッタの人生は一変した。
華やかな社交界、有力貴族の子弟子女の集まる学院に入れたのも、伯爵家の威光があったからだった。
持って生まれた緋色の瞳を美しいと褒め称えられ、気に入られた相手は王族に連なる公爵令息アンソニー。
二人の恋は学院卒業と同時に結婚へと踏み切るかと思われたが……度重なる王位継承者の病死により、アンソニーが時期王位継承者に選ばれた時、冷たい別離の道へと舵は切られてしまう。
そして、王太子になった彼の口からでた言葉は、婚約破棄のそれだった。
他の投稿サイトでも掲載しています。
文字数 4,465
最終更新日 2021.04.29
登録日 2021.04.27
貴族令嬢のリナは、小さいころに親から言いつけられた婚約者カインから、ずっと執拗な嫌がらせを受けてきた。彼は本当は、幼馴染のナーラと結婚したかったのだ。二人の結婚が済んだ日の夜、カインはリナに失踪するよう迫り、リナも自分の人生のために了承する。しかしカインは約束を破り、姿を消したリナを嘘で徹底的に貶める。一方、リナはすべてを読んでおり......。
※完結しました!こんなに多くの方に読んでいただけるとは思っておらず、とてもうれしく思っています。また新作を準備していますので、そちらもどうぞよろしくお願いします!
【お詫び】
未完結にもかかわらず、4/23 12:10 ~ 15:40の間完結済み扱いになっていました。誠に申し訳ありません。
文字数 3,982
最終更新日 2021.04.29
登録日 2021.04.23
こんなことになるならば、わたしはあなたに出会いたくなかった。でもわたしは、あなたを愛している。あなたがたとえ愛してなくても、疎んでいても、わたしはずっと愛している。
これはわたしが選択を間違えた話。
小説家になろう様にて先行更新しています。
これを読んだ方、言っておきます。あんまり上の内容信じない方がいいです。(自分で書いておいて何を言って((()
2021/4.11完結しました。
文字数 86,557
最終更新日 2021.04.29
登録日 2020.03.11
幼い頃から婚約していたアリストアとエドウィン。アリストアは最愛の婚約者と深い絆で結ばれ同じ道を歩くと信じていた。アリストアの描く未来が崩れ……。それぞれの初恋の結末を描く物語。
文字数 11,769
最終更新日 2021.04.29
登録日 2021.04.24
ひょんなことから性別を偽って騎士団に所属していたアンジェ。
彼女は自分の性別を自覚した日、騎士団を辞めた。
アンジェが騎士を辞めた理由。それは、騎士団規則に反しているからというのもあったが、大部分の理由は───騎士団長ユルバンの、無駄にハイスペックなスキルが、お年頃アンジェの心を傷つけたからだった。
それから二年、アンジェはしつこく「少年騎士アンジェ」につきまとうユルバンの視界をかいくぐって来たものの、とうとうアンジェのもう一つの姿「少女アンドレア」を見られてしまう。
同一人物であるのを隠すため、アンジェは「双子の妹」として誤魔化したけど───?
「わずかに今の方が女性らしい甘い匂いがするが、九割九部、記憶の中のアンジェと同じ匂い。アンドレア嬢、アンジェと一緒に住んでいるんだろう! 頼む、俺にアンジェを感じさせてくれ!」
発言からして気持ち悪い騎士団長ユルバンの優秀すぎる「嗅覚」が、じわじわと本当のアンジェにせまっていく!
※小説家になろう様にも掲載中
文字数 160,908
最終更新日 2021.04.29
登録日 2020.08.20
私には、大切な人がいる。
血の繋がりがない弟だ。
弟の存在が私の生きる支えになっていた。
そんな弟にさえ言えない秘密がある。
それは……私が殺し屋であることだ。
私は今までに沢山の汚いものを見て来た。
それは口に出すことすら億劫な汚い、汚いもの。
そんな私にとって弟は光だ。
暗闇の道を照らす光。
だから、もしも、もしも私の殺し屋としての姿を見せてしまったら私は弟の前から姿を消し、陰ながらに守ろう。
どんなことをしたとしても。
これはフィクションです。
犯罪を推奨しているわけではないのでご了承ください。
文字数 31,307
最終更新日 2021.04.29
登録日 2018.04.15