キャラ文芸 コメディ小説一覧
【あらすじ】
海と山にはさまれたのどかなある田舎町に、ひとりの男が流れついた。
男は、なんの因果かある日虎へと姿を変じてしまった元人間であった。
虎へと変わった直後は嘆き、苦しみ、山のいただきにて涙を流すこともあったが、冷静になってみると二足歩行できるししゃべれるし住民も受けいれてくれるしでなんやかんやそこに住むことになった。快適。
その町の小さな書店で働いてお賃金をありがたくいただきながら過ごす日々であったが、ある日悲鳴が聞こえてある女性を助けると、
「その声は、トラくん!? もしかしてぼくの友だち、ペンネーム『✝月下の美しき美獣✝』のトラくんかい!?」
と昔のペンネームを叫ばれ、虎は思い出したくない黒歴史におそわれ情緒がぐっちゃぐちゃになるのであった。
【表紙】
アボット・ハンダーソン・セイヤー『トラ』1874年頃
文字数 10,562
最終更新日 2024.04.06
登録日 2024.04.06
男女比1:300となった現代。逢坂浪澪(あいさか ろみお)は校内唯一の男子としてチヤホヤされていた。そんなある日、大勢の女子から言い寄られる生活に疑問を感じ、地元の高校を自主退学する。
そして浪澪は〝ごくふつうの青春〟を求めて都内の高校に編入。男だとバレないよう女装し、名前を美桜(みお)と改めて通学することに。
入学から間もなく──浪澪は学園内で絶大な権力をもつ3人の男子生徒【三貴士】とその許嫁である【花嫁】との揉め事に巻き込まれることになる。
「私、美桜のこともっと知りたい」
「わたしの手あったかいっしょ? もっと触っていいよ」
「へぇ……おもろい女」
「逢坂美桜。俺と結婚してくれ」
浪澪は"男"と"女"の姿を使い分け、身にかかる問題を次々と解決する一方、いたるところで誤解とすれ違いを招き、無意識のうちに学園を混乱の渦に陥れていく。
「ねぇご存知? この学園には三貴士様の他に、実はもう1人男子がいるみたいよ?」「幻の四人目……非常に興味深いですわね。美桜さんはどう思います?」「(それオレのことじゃねーか……)」
文字数 13,516
最終更新日 2024.04.05
登録日 2024.04.05
〈お知らせ〉
・最新話:エイプリルフール2024短編投稿しました。全3話+目白。嘘のような、本当の関係性
・次回の更新日は未定です
〈全体あらすじ〉
鈍感で能天気な男子高校生・贄原陽斗(にえはら はると)は妖怪をはじめとする異形を見、引きつける体質。
訳あって、彼のもとに集った三匹の鬼、蒼劔(そうけん)・黒縄(黒縄)・朱羅(しゅら)、そしてタイトルからハブられているサブカルズボラ妖怪・五代(ごだい)は、互いの目的のため、協力し合うことに。
学園要素あり、アクションあり、ギャグあり、シリアスあり、ホラーあり、恋愛ありの、ジャンルを聞かれたら「キャラ文芸」以外の説明に困る異形群像劇、始動!
〈第1部第一話 あらすじ〉
陽斗は妖怪や霊などの「異形」を日常的に目にしていながら、持ち前の鈍感さで人外だと気づいていなかった。
そんな日々がつづいた、ある帰り道。陽斗は人間をエサに妖怪を集め、妖力を奪っている鬼・黒縄と、その部下・朱羅に拉致される。連れてこられたのは、「映える心霊スポット」と呼ばれる廃工場。そこには訪れる者を食らう、恐ろしい妖怪が住み着いていた!
絶対絶命の陽斗を救ったのは、人を助けたい鬼・蒼劔だった……!
〈第2部第一話 あらすじ〉
春を迎えた節木市。蒼劔は毎年春になると現れる鬼のストーカー・桜下乱魔(おうからんま)から逃れるため、しばらく陽斗から離れることに。「桜が散ったら、また会おう」と約束するが、蒼劔の留守をねらうかのように、陽斗へ危機が訪れる! 蒼劔は陽斗を救えるのか?!
〈章分け〉
1部(出会いと魔石編):序〜11.5話
2部(過去と術者協会編):12話〜
〈注意事項〉
※この作品はフィクションです。実在の人物や団体、出来事などはいっさい関係ありません。また、一部差別的描写が含まれておりますが、時代背景に合わせたものであり、差別を助長・扇動する意図はありません。
文字数 897,121
最終更新日 2024.04.04
登録日 2018.04.06
先日完結しました日本史ファンタジー小説「車にはねられて死んで気づいたらツンデレイケメンや新選組と共に霊界の裁判所で仕事をさせられてた話〜松山勇美の霊界異聞奇譚〜」の番外編です。小野たかむらと紫式部のユニークな逸話を元に書きました。おまけでキャラ設定集も付いてます。
☆番外編 「救出大作戦!」
本編終了から現世でいうと約一年後。霊界裁判所に平安時代の天才作家、紫式部がやって来た!局長、近藤勇の補佐を勤めていた森久保良順のテンションは自身が歴史と古典オタクだという事もあり爆上がり↑↑ サインを貰おうと色紙と筆を持って紫式部に詰め寄るがドン引きされる。
何だかんだで紫式部の裁判が開始。が、近藤が彼女に下した判決はなんと「色恋を描き人々を惑わせた罪により地獄行き」あまりにも残酷な判決に良順は大激怒。彼女を救おうと近藤の説得を試みるが、頑固な近藤は全く意見を曲げない。「同じ平安貴族であるたかむらさんなら何とか近藤局長を説得してくれるはず!」と、良順が助けを求めると、小野たかむらも近藤の判決に大激怒。二人で説得を試みるが、それでも意見を曲げない近藤。良順とたかむらは何とか紫式部を救おうと奮闘する。
そんな中一言も喋る事なく一部始終を見ている紫式部、そして何故か巻き込まれる地獄の番人、土方歳三……。
果たして良順とたかむらは紫式部を無事に天国へ送る事ができるのか?紫式部は何かを語るのか?一見関係なさそうな土方が呼ばれたワケとは?近藤が頑なに自身の判決にこだわるワケとは?
霊界を舞台に一人の天才作家をめぐるドタバタ劇が再び幕を開ける!
☆キャラ紹介と解説、裏話
本編と番外編のネタバレを含みますので、ネタバレを回避したい方は充分にご注意ください。
文字数 27,232
最終更新日 2024.03.29
登録日 2024.03.29
全33話。10万文字。自分の意志とは無関係かつ突発的に「数分から数時間、下手をすれば数日単位で世界が巻き戻る」という怪奇現象を幼い頃から繰り返し経験しているせいで「何をしたってどうせまた巻き戻る」と無気力な性格に育ってしまった真田大輔は高校二年生となって、周囲の人間からの評判がすこぶる良い長崎知世と同じクラスになる。ひょんな事からこの長崎知世が「リセット」と称して世界を巻き戻していた張本人だと知った大輔は、知世にそれをやめるよう詰め寄るがそのとき、また別の大事件が発生してしまう。大輔と知世は協力してその大事件を解決しようと奔走する。
文字数 100,768
最終更新日 2024.03.18
登録日 2024.01.31
後宮の隠し事 嘘つき皇帝と餌付けされた宮女の謎解き料理帖
レンタル有り旧題:餌付けされた女官は皇帝親子の願いを叶えるために後宮を駆け回る〜厨でつまみ食いしていた美味しいご飯を作ってくれていたのは鬼とうわさの皇帝でした
【第6回キャラ文芸大賞で後宮賞を受賞いたしました🌸】
応援いただいた皆様、お読みいただいた皆様、本当にありがとうございました。
【2024/03/13 発売】改題&加筆修正
「後宮の隠し事〜嘘つき皇帝と餌付けされた宮女の謎解き料理帖〜」
笙鈴(ショウリン)は飛竜(フェイロン)皇帝陛下が統治する仙皇国の後宮で働く下級女官。
先輩女官たちの虐めにも負けずに日々仕事をこなしていた笙鈴だったが、いつも腹を空かせていた。
そんな笙鈴の唯一の楽しみは、夜しか料理を作らず、自らが作った料理は決して食さない、謎の料理人・竜(ロン)が作る料理であった。
今日も竜の料理を食べに行った笙鈴だったが、竜から「料理を食べさせた分、仕事をしろ」と言われて仕事を頼まれる。
その仕事とは、飛竜の一人娘である皇女・氷水(ビンスイ)の身辺を探る事だった。
氷水から亡き母親の形見の首飾りが何者かに盗まれた事を知った笙鈴は首飾り探しを申し出る。
氷水の身辺を探る中で、氷水の食事を毒見していた毒見役が毒殺されてしまう。毒が入っていた小瓶を持っていた笙鈴が犯人として扱われそうになる。
毒殺の無実を証明した笙鈴だったが、今度は氷水から首飾りを盗んだ犯人に間違われてしまう。
笙鈴を犯人として密告したのは竜だった。
笙鈴は盗まれた氷水の首飾りを見つけられるのか。
そして、謎多き料理人・竜の正体と笙鈴に仕事を頼んだ理由、氷水の首飾りを盗んだ犯人とは一体誰なのかーー?
文字数 125,413
最終更新日 2024.03.13
登録日 2022.12.11
私は社長兼高校生の自称スーパーエリートの34歳。西赤崎高等学校のマドンナである英語教師、相沢先生は誰もが認める美女。そんな相沢先生にお近づきになりたくて、年齢詐称し、西赤崎高校に入学した私。一度学生時代に経験した高校生活、楽勝かと思いきや大変なことばかりで悩みまくり!相沢先生目当てで入学してきた同級生たちとの日常青春コメディー!
文字数 10,740
最終更新日 2024.02.25
登録日 2024.02.25
旧題:あやかし旅籠~にぎやか動画とほっこり山菜ごはん~
第6回キャラ文芸大賞【奨励賞】作品です。
◇◇◇◇
廃墟系動画クリエーターとして生計を立てる私、御崎小夏(みさきこなつ)はある日、撮影で訪れた廃村でめずらしいものを見つける。つやつやとした草で編まれたそれは、強い力が宿る茅の輪だった。茅の輪に触れたことで、あやかしの姿が見えるようになってしまい……!
廃村で出会った糸引き女(おっとり美形男性)が営む旅籠屋は、どうやら経営が傾いているらしい。私は山菜料理をごちそうになったお礼も兼ねて、旅籠「紬屋」のCM制作を決意する。CMの効果はすぐにあらわれお客さんが来てくれたのだけど、客のひとりである三つ目小僧にねだられて、あやかし専門チャンネルを開設することに。
デパコスを愛するイマドキ女子の雪女、枕を返すことに執念を燃やす枕返し、お遍路さんスタイルの小豆婆。個性豊かなあやかしを撮影する日々は思いのほか楽しい。けれど、私には廃墟を撮影し続けている理由があって……。
愛が重い美形あやかし×少しクールなにんげん女子のお話。
ほっこりおいしい山菜レシピもあります。
文字数 154,142
最終更新日 2024.02.15
登録日 2022.12.04
生きているもの死んでいるものに関わらず大なり小なり魔力をその身に秘めているものだが、それを上手に活用することが出来るモノは限られている。生まれつきその能力に長けているものは魔法使いとして活躍する場面が多く得られるのだが、普通の人間にはそのような場面に出会うことも出来ないどころか魔法を普通に使う事すら難しいのだ。
生まれ持った才能がなければ魔法を使う事すら出来ず、努力をして魔法を使えるようになるという事に対して何の意味もない行動であった。むしろ、魔法に関する才能がないのにもかかわらず魔法を使うための努力をすることは自分の可能性を極端に狭めて未来を閉ざすことになる場合が非常に多かった。
しかし、魔法を使うことが出来ない普通の人たちにとって文字通り人生を変えることになる世紀の大発明が今から三年前に誕生したのだ。その発明によって魔力を誰でも苦労なく扱えるようになり、三年経った今現在は日本に登録されている魔法使いの数が四千人からほぼすべての国民へと増加したのだった。
日本人の日本人による日本人のための魔法革命によって世界中で猛威を振るっていた魔物たちは駆逐され、長きにわたって人類を苦しめていた問題から一気に解放されたのである。
日本のみならず世界そのものを変えた彼女の発明は多くの者から支持され、その名誉は永遠に語り継がれるであろう。
設定・用語解説は別に用意してあります。
そちらを見ていただくとより本編を楽しめるとは思います。
「マーちゃんの深憂 設定・用語集」
https://www.alphapolis.co.jp/novel/863298964/650844803
文字数 110,066
最終更新日 2024.02.11
登録日 2023.12.30
―【第一部 きみいろ】あらすじ―
彩は異形のモノや人が纏うオーラを視ることができる……視たいと望んだわけでもないのに……。
そんな彼女は今いる”世界に絶望していた”
唯一の家族である父親に捨てられ、会ったこともない母方の祖父母の家に引っ越すこととなる。
引っ越し先で、彩と同じ異形のモノがみえる葉や妖たちとの新しい出逢いで彩の”世界の色”が変わっていく。
―【第零部 そらいろ】あらすじ―
『天色事変』(てんしょくじへん)
これは人間の世界に起きた大災害と妖モノたちの物語である。
大天狗と天女の子、タミは大天狗の翼と天女の”想いの力”を持って生まれてきた。
タミは生まれて瞼を開けたと同時に青い炎を出し、生まれた家を全焼させてしまう。
天女は妖モノが住む世界ではなく、人間の世界で人として暮らすことを望んでいたが、タミの力が強すぎるため妖モノの世界で暮らす決断をする。
それから十年が経ち――人間の世界で後に『天色事変』と言われる大災害が起きる。
人間が自分勝手に犯した過ちによりアメフリ(雨を降らす妖怪)の雨は止まない雨になり、大天災へと発展してしまう。そんな人間や人間の世界を救おうとする妖モノと三大天上人(人間)が繰り広げる戦いの物語。
普段、人間や天災などに干渉しない妖モノたちだが、嘗て人間と妖モノが共存していた時に交わした約束を守るため集結する。
表面的には約束を守るために……本当は妖モノたちの大好きな人間たちを守るために。
タミはアメフリを救うことが出来るのか。
タミは”想いの力”で、大天狗は”自然を操る力”で人間たちの世界を救うことが出来るのか――。
文字数 78,216
最終更新日 2024.02.10
登録日 2023.12.31
霧の中で会った怪しい人物。さて、その誘いに乗るべきか…?
他サイトでも公開しています。
文字数 5,046
最終更新日 2024.02.02
登録日 2024.02.02
男子学生 村山と友野。
二人が顔を突き合わせる度に、まったく生産性のない会話が飛び交う。
ある日村山は、妹たちのために紙芝居を作ったという。
そのタイトルは
『悪役令嬢物語 きんたろう』
村山の新機軸の悪役令嬢の話が炸裂する。
※ノベルアップ+でも投稿しています(https://novelup.plus/story/376389846)
作中の熊の情報はこちらの情報を参考にしました。
「ツキノワグマってこんな生き物です」
https://www.pref.miyagi.jp/soshiki/nh-sgsin-r/what-kuma.html
文字数 3,312
最終更新日 2024.02.02
登録日 2024.02.02
大学二回生でイケメンの『山田伊織(いおり)』は、父親の事業失敗のために、ホームレスになってしまった。
住所不定のためにスマートフォンのバイトアプリでは仕事を探すことが出来ない。
仕方なく検索で探していると、住む込みで働けるところを偶然見つけた。
それは『占い祓い屋風雷館(ふうらいかん)』だった。
面接を受けるために行ってみると、そこには『ワンコインカレー・梅』があり、店の前を掃除していたのは、どう見ても小学校高学年にしか見えない『西園寺(さいおんじ)・フェラ・梅』という少女だった。
『伊織』という名前のせいで女性と間違われ、保留となるがカレー店が余りに忙しそうなので、伊織は店を手伝うことにした。
近くの高校から昼休みに二人の女の子が帰って来る。
稲妻雷(いなずまらい)と気流風子(きりゅうふうこ)だった。
女ばかりの職場にやって来た伊織を、不審に思いながら店を営業していると、銃を持って逃走中の殺人犯の二人組がやってくるのだった。
不死身の吸血鬼(バンパイヤ)の西園寺・フェラ・梅。
雷神の娘の稲妻雷(いなずまらい)。
風神の娘の気流風子(きりゅうふうこ)。
長身で男前の山田伊織。
四人の日常(?)の物語。
キャラ文芸大賞参加作品。
それと『お気に入り』を押して頂けたら、とても励みになります。
よろしくお願い致します。
文字数 64,000
最終更新日 2024.01.31
登録日 2023.12.13
(表紙画像はAI生成です)
茶道ラクロス部。校舎から独立した一区画に別庵として設けられ、畳敷きの室内には茶室もあり、ごろごろしながらお茶とお茶請けをたしなんでいればよかったその場所も、ラクロスやってた部員が新学期より、ラクロスなぎなた部に移籍&部員不足となる。そして廃部もしくは柔道茶道部との合同部になるよう生徒会から迫られるという、よくある例の危機に。
しかしうまいこと新年度より、エタってしまった物語世界の新入生受け入れ制度を我が校が導入したため、われわれは3人の新入部員を確保することができた。エタってるとはいえ、3人の世界はもとは異世界なので、当然リアル世界には存在しない魔法その他の異能力を持っている。
エタる、とは、作者のさまざまな都合・事情により、物語が最後まで完結していない、という状況で、エタり小説はネットでは山のように存在しているのである。
おれたちの世界そのものが物語だって? ご冗談を! リアルだよ!
しかし万一、物語だったとしたら、エタらないことをとりあえず願っておこう。
文字数 178,084
最終更新日 2024.01.31
登録日 2023.02.13
北海道は札幌と小樽の境界線にあるショッピングセンター、ターボモールのある店舗の一コマを切り取ったオムニバスコメディヒューマンドラマ。
同じショッピングセンターでも、テナントごとに十人十色の物語があるのです。
文字数 17,868
最終更新日 2024.01.31
登録日 2023.03.31
《第7回キャラ文芸大賞》にエントリー中です。
多くの人に読んで頂けたら嬉しいです。
彼と別れ、やけ酒を飲んだ翌朝。やたら綺麗な人が介護してくれた。
どうやら酔った私が連れ帰ってしまったらしい。自分を座敷童子と名乗る残念な男性をヒモ志望なのかと警戒するが、手料理にほだされ、なぜか同居が始まってしまう。
彼の作る料理は、思い出の中の祖母の手料理と同じ味だった。
文字数 20,228
最終更新日 2024.01.31
登録日 2023.12.02
とある時代、華胥の国にて麗しく、才媛たる美女たちが熱い戦いを繰り広げていた。国一番の美女を決めるそのミスコン(語弊)に傾国という言葉が相応しい美貌を誇る陵王はエントリーした。そして優勝しそうになっている。胡蝶という偽名で絶世の美女を演じる陵王は、実は女装が趣味なナルシスト気味な男性であり、しかも皇帝の実弟というどえらい立場。優勝する気はなかった。悪戯半分での参加で途中フェードアウトするつもりだったのに何故か優勝しそうだ。そもそも女じゃないし、正体がバレるわけにもいかない。そんな大ピンチな陵王とその兄の皇帝、幼馴染の側近によるミスコン(語弊)の舞台裏。その後、を更新中。
文字数 24,616
最終更新日 2024.01.30
登録日 2023.12.31
西暦2123年。人類が温暖化による地球環境の変化を何とか乗り越えた後の、今より少しだけ先の未来。
女子大生『あすか』は幼少からの「ペンギンになる」という夢を本気で叶えるため努力してきた。
幼馴染であり工学の天才である『富士(とみお)』もまた、彼女の夢を実現するために全力を尽くしてきた。
そしてついに、完璧なコウテイペンギンに変身することができる『ペンギンスーツ』の開発に成功し、マッドでグッドガイの教授たちと共に南極へと乗り込んでいく。
しかし、念願の地について早々巻き起こる大トラブル!絶体絶命のピンチ!?――のはずが、あすかは嬉々としてペンギンの群れへと突入する。
入り込んだペンギン達の輪の中で『ペンギン』として生活を始めたあすかの自由奔放な行動は、ペンギン達の心を次々と揺り動かすことになり……
ペンギンになりたい人間と本物のペンギン達が繰り広げる、SF青春ラブ(?)コメディが今開幕する!
文字数 70,202
最終更新日 2024.01.30
登録日 2023.12.29
|其処《そこ》は人に似て、人とは異なる者たちが住まう世界。ある日、気づくと|其処《そこ》にいた。
“綾”という名前以外、自身の記憶を全て失くして。記憶も、|還《かえ》る場所も失くした綾を鬼の統領・|羅刹《らせつ》は「異界の迷い人」とそう呼んだ。恐ろし気な肩書と裏腹に面倒見のいい羅刹に保護され、なんだかんだですっかり世界に馴染んだ綾は店をはじめた。その名も あやかし居酒屋「|酔《すい》」。個性豊かでギャップ強めのあやかしたち相手に今日も綾は料理を振る舞う。◆料理はおつまみ、ガッツリごはん系メイン。繋がりのある話もありますが、単体でもサクっと読めるのでお好きなメニュー部分だけでもお読み頂けます!ひとまず完結です。……当初の予定まで書ききったのですが、肉祭りや女子会も書きたいのでストックができればいつか復活する、かも?(未定)です。
文字数 45,917
最終更新日 2024.01.30
登録日 2023.12.31
有名旅館グループの一人娘・瀬戸リツカは、人前ではいつでもいい子に取り繕う癖がついている。そのため「本心を明かしてくれない子」として遠ざけられてしまうことがあり、深く傷ついていたが、誰にも相談できなかった。あるとき、社長の母の判断で「アパートハナミズキに引越しなさい」と強制される。
そこには不可思議な住人たちがいて、リツカが困りごとを助けてあげたことで懐かれてしまい「人間社会に馴染むにはどうしたらいいだろう?」と正直に頑張っている姿を見て、しだいに心の距離が近くなってゆく。
高校二年生のゴールデンウィーク明け、リツカは新たな学校にゆく。
そこには昔リツカをいじめた少女がいてーー。
逃げてきた過去と向き合うとき、現在は側にあやかしがいてくれる。
違うものたちが長く手を繋ぐための努力を描く、心温まる仮住まいストーリー。
文字数 34,413
最終更新日 2024.01.29
登録日 2023.12.30
愛猫ヒメは足長マンチカン。
朝は俺や家族達の鼻を甘噛みして起こすし、炬燵は占拠するし、可愛くてたまらない!
そんなある日、自称有名ブリーダーのオッサンがヒメを買い取りたいと我が家に凸然押し掛けてきた⁈
あまりにもふざけた言い分に俺とお袋が叩き出すと、
「ならば、この娘と交換ならどうだ!」
翌日懲りもせずに現れたと思ったら、自分の末娘だと言う女の子を連れて再凸撃⁈
あまりにも危ない発言に俺はオッサンの顔面を正拳突き!
さすがにマズいかなと思いきや?
数時間後に現れた奥さんから、
「ご迷惑でなければ、このまま娘を預かってくれますか?」
とお願いされてしまう?
どういうこと?
作家の都合上、不定期連載です。
また、正確に理解してもらう為、あえてネコ好きの方を気遣うボカシた表現はしませんので、ご理解下さい。
例)
ペットショップで子猫をお迎えした。→ペットショップで子猫を購入した。
別の店舗に…→検体動物として業者が…
お別れ→殺処分
など。
文字数 231,287
最終更新日 2024.01.29
登録日 2023.08.17
★★★第7回キャラ文芸大賞奨励賞受賞作!★★★
勤めていた会社が倒産して突然暇になった都築ましろは、先日亡くなった祖母が経営していた「寿寿亭」という定食屋の片付けをしていた。
そこへ、着流しに下駄姿の奇妙な男がぶらりとやって来る。彼はカゲロウと名乗り、どこか人を食った飄々とした態度で「一緒に店を再開せんか?」と持ちかけた。もちろん、ましろはびっくりして断ったが、その後も昭和テイストなおかっぱ少女がやって来て「おいなりさんを作れ」と無理難題を言ったり奇妙なことばかり。
何と、カゲロウの正体は昔は神様だったらしい?あやかし、おかっぱ少女は神の使いの狐で、祖母の古くからの友人と判明。足繁く通った子供時代に彼らの存在を知らなかったことを不思議に思うましろだったが、あやかしたちから店を再開して欲しいと懇願され、祖母の下で働いていた獏(人型はイケメン)を誘って、「寿寿亭」を再開することにした。
カゲロウは「用心棒」と称してカウンターに居座り、狐ことポン太(ましろ命名)は昭和ギャルに扮して接客担当、イケメンバクさんは調理の補助を担い、あやかしのサポートを受けてましろは祖母の代わりに厨房に立つことになった。
初めてだらけの仕事に戸惑うなか、人間あやかしを問わず奇妙な客がやって来る。あやかし定食屋「寿寿亭」は今日もにぎやかに営業中!
文字数 88,529
最終更新日 2024.01.27
登録日 2023.12.31
会社の人事異動により、実家のある地元へ転勤が決まった主人公。
実家から通えば家賃補助は必要ないだろうと言われたが、今さら実家暮らしは無理。仕方なく、かつて祖母が住んでいた空き家に住むことに。
ところがその空き家に住むには、「お届けものやさん」をすることに同意しなくてはならないらしい。
坂の町だからこその助け合いかと思った主人公は、何も考えずに承諾するが、お願いされるお届けものとやらはどうにも変わったものばかり。
時々道ですれ違う、宅配便のお兄さんもちょっと変わっていて……。
坂の上の町で繰り広げられる少し不思議な恋物語。
表紙画像は、写真ACよりチョコラテさまの作品(写真ID28425604)をお借りしています。
文字数 51,829
最終更新日 2024.01.26
登録日 2023.12.31