ダーク小説一覧
生きるため思う終わりもある――。
とある町中に、その喫茶店はある。
物静かなマスターのご自慢は、真っ白なカップに淹れた真っ黒なこだわりのコーヒー。
そして、生きるために敢えて〈死〉を見つめること……。
文字数 3,064
最終更新日 2024.09.15
登録日 2024.09.15
心を閉ざした青年は、伝説の黄金の実を探す旅に出る――。
次期大王として選出された八人兄弟の末の『柰雲』は、妹の死を憂うあまり心を閉ざしかけていた。
大地は数年前から飢饉や干ばつがおそい、人々の暮らしは貧しくひもじくなる一方だ。
そんな中、北の戦闘民族が肥沃な土地を求めて南下し、侵略を繰り返しているという報せを受ける。
危惧する暇もなく奇襲をかけられ、村人全員を人質に取られてしまった。
運良くその場を切り抜けた奈雲だったが、村人が殺されたのを見て逆上し敵兵を惨殺してしまう。
報いとして、伝説に記された「和賀ノ実」を取って来るよう要求される。
その実は寒い土地でも痩せた土地でも芽を出し、一粒が一万粒に増えるという神が人に与えた実だ。
年内に取って来なければ村人たちの命を取られてしまう。
柰雲は相棒の「稀葉」とともに幻の実を探し求めて東へ出発する。
生きることに疲れた青年×相棒や仲間が
一族を救うために世界を旅する物語。
内容が無理な人はそっと閉じてネガティヴコメントは控えてください、お願いしますm(_ _)m
※この物語はあくまでファンタジーでありフィクションです。
実在する、人物.地名.団体、宗教、史実とは一切関係ありません。暴力や犯罪行為を助長する意図はありません。
暴力的な表現がありますので、苦手な方はご注意ください。
◇旧字体を使っていますので文字化け注意。
◇副題に「參の國編」とついていますが、壱、弐はありません。
◆表紙画像は簡単表紙メーカー様で作成しています。
◆無断転写や内容の模倣はご遠慮ください。
◆大変申し訳ありませんがのんびり更新です。また、予告なく非公開にすることがあります。
◆文章をAI学習に使うことは絶対にしないでください。
◆アルファポリスさん/エブリスタさん/カクヨムさん/なろうさんで掲載してます。
〇構想執筆:2021年、改稿投稿:2024年
文字数 135,075
最終更新日 2024.09.10
登録日 2024.06.06
主人公は気がつくと、目も鼻も口も、体までもが無くなっていた。
当然そのことに気がついた主人公に言葉には言い表せない恐怖と絶望が襲うが、涙すら出ることは無かった。
そうして恐怖と絶望に頭がおかしくなりそうだったが、主人公は感覚的に自分の体に何かが当たったことに気がついた。
その瞬間、謎の声が頭の中に鳴り響いた。
文字数 6,681
最終更新日 2024.09.08
登録日 2024.07.17
ノーマン侯爵家に嫁いだキャスリーンは、夫のアルフォンが邸の離れに最愛の女性を住まわせていることを知っている。愛情の通わぬ両親の下に育ったキャスリーンは、夫が愛を他所に得ている事を受け入れていた。
邸内には一族代々の肖像画が飾られているのだが、何故だかキャスリーンは、その中の一人、赤髪の令嬢に惹き付けられる。
ある日、古い図書室で古書を探り当てたキャスリーンは、そこに黒革の書物を見つけた。どうやらそれは赤髪の令嬢アマンダの日記であるらしい。
奇しくも夫の愛人と同じ名を持つ令嬢のものであった。
❇相変わらずの100%妄想の産物です。史実とは異なっております。
❇外道要素を含みます。苦手な方はお逃げ下さい。
❇妄想遠泳の果てに波打ち際に打ち上げられた妄想スイマーによる寝物語です。
疲れたお心とお身体を妄想で癒やして頂けますと泳ぎ甲斐があります。
❇座右の銘は「知らないことは書けない」「嘘をつくなら最後まで」。
❇例の如く、鬼の誤字脱字を修復すべく激しい微修正が入ります。
「間を置いて二度美味しい」とご笑覧下さい。
文字数 153,302
最終更新日 2024.09.06
登録日 2024.08.15
とある事で気を失ったフリア・ディザスター公爵令嬢は突然、前世の記憶が蘇る。この世界は前世で読んだ小説と全く同じなのだと。
けれどもどう考えても居なかったはずの「フリア」という女の子として転生しており、更には兄であるディザスター兄弟は小説の悪役。
ヒロインに狂気的な愛を向けるサイコパスな顔面偏差値満点な双子で……
ヒロインに出会う前だからか、その愛情は妹であるフリアに向けられていて、今世の記憶ではただの大好きな兄である二人を死刑から守ろうと決意するフリア。
けれども思い出したばかりなのに、段々消えていく前世の記憶と知っているのと全然違う展開。
ヒロインにはひどく懐かれるし、主人公とは知らずに仲良くしていたソルは距離感がポンコツだし……
「あ……れ?兄弟ってこんなもんだっけ?」
(前世の世界ではどうだったかな……?)
「フリア〜、ファル兄様が一番好きだよね?」
「俺達、だろ兄?」
「ファル兄さん、ベリアル兄さんっ……!」
「フリア、俺の方がいいだろう!?」
「ごめんソル、アンタは違う」
兄さんたちがいちばん好き、前世の記憶は戻っても今更兄妹の常識は変えられない。愛しちゃってるから。
※大人表現が沢山あります。
なんでも許せる方、オーバー18歳の方推奨
文字数 35,832
最終更新日 2024.09.05
登録日 2022.09.19
復讐に燃える彼女は、かつて自分を滅ぼした男を探す旅に出る。そして、その旅の中で、次々と奇怪な事件に巻き込まれていくことになる――。
文字数 3,256
最終更新日 2024.08.28
登録日 2024.08.27
アイノカタチってどんな形をしているのかな
あなたにとってのアイノカタチを教えて?
お願い
私も、知ってみたいの
アイがどんなものなのか
文字数 3,363
最終更新日 2024.08.27
登録日 2023.06.13
「俺の名前は……わかりません」
異世界で目を覚ました少年は、記憶も常識もない。魔法も使えない。
ーーー挙句の果てには美少女に無視される。
そんなどん底で、命を脅かされた末に手に入れたのは、全ての物質を作り出す、忌まわしき『異能』だった。
あらゆる物質を作り出す異能『オリジン』。少年は辛うじてチートと呼べる能力を手に、迫り来る魔獣や魔人の脅威、そして待ち受ける己の運命に立ち向かう。
文字数 218,589
最終更新日 2024.08.24
登録日 2024.07.29
世界を救った伝説の勇者に憧れている少年エビルは、世界を見て回りながら人助けの旅をしたかった。現在は魔王という巨悪が消えてから三百年以上経つ。平和な旅になるかと思いきや、魔王を復活させようとしている邪悪な組織が世に蠢いていた。勇者に憧れを抱いているだけの心優しき少年に過去の因縁が、過酷な運命が牙を剥く。
少年が旅に出て、仲間と悪を打ち倒す王道ダークファンタジー! 二部構成で開幕!
※小説家になろう、カクヨムにも投稿しました。
文字数 1,100,073
最終更新日 2024.08.24
登録日 2024.02.25
処刑台から始まる復讐劇。
乙女ゲー世界の中に入り込んでしまった主人公リア。敵対ヒロインをせっせと始末する為に今日も頑張ります。
「私、この街が好きです。邪魔者が死んで行くところをたくさん見れるから……。」
文字数 112,564
最終更新日 2024.08.21
登録日 2024.08.03
悪役令嬢が処刑された。王子さまは聖女様と結ばれ、国は平和になった。そんなありきたりな物語ーーの裏側の、その先。
文字数 6,833
最終更新日 2024.08.16
登録日 2024.08.03
子爵令嬢のクリスティナは、王国の第二王女殿下に仕える侍女である。青味の強いブルネットの髪は光の加減で黒にも見えて、黒いお仕着せを纏えばその身も自身の影に溶け込んでしまうのではと思われた。
そんなクリスティナを囚えて心を縛るローレンは、王太子殿下の側近である。
クリスティナとローレン、不毛の関係に心が通い合う事は無い。愛の無いローレンに心も身体も囚われ続けるクリスティナであった。
❇相変わらずの100%妄想の産物です。史実とは異なっております。
❇外道要素を含みます。苦手な方はお逃げ下さい。
❇妄想遠泳の果てに波打ち際に打ち上げられた妄想スイマーによる寝物語です。
疲れたお心とお身体を妄想で癒やして頂けますと泳ぎ甲斐があります。
❇座右の銘は「知らないことは書けない」「嘘をつくなら最後まで」。
❇例の如く、鬼の誤字脱字を修復すべく激しい微修正が入ります。
「間を置いて二度美味しい」とご笑覧下さい。
文字数 107,899
最終更新日 2024.08.15
登録日 2024.07.31
人が負の感情を感じると産み落とすモノ。穢れ。その見た目は黒い塵。
それは常人には観測する事は出来ず、少量であれば無害に等しい。だが塵が積もり山となった時、それは全ての生き物に牙を剥く。空気から飲み込み、皮膚から吸収する。そうして大量に摂取すると人は負の感情を感じすぎてしまい心が壊れ、植物状態最悪の場合は死に至る。
高校三年生の夏。中学に入学する直前に亡くなった祖母の家で父親から探し物を頼まれた、東岡命(アズオカメイ)は一人で桜龍(オウリュウ)町という田舎町に向かった。その町で命は偶然にも穢レが絡む事件に巻き込まれてしまう。
人を殺す為に穢レを味方にして地獄から這い上がった者、穢レ人(ケガレビト)。人を守る為、穢レ人を全滅させ平和な未来を目指す為に戦う穢消師(エショウシ)との数千年間の戦争を目の当たりし、命は何を思い、行動するのか。
文字数 98,296
最終更新日 2024.08.11
登録日 2024.07.21
おねロリの主導権をロリに握らせるな!!
人外幼女が攻め、お姉さん(少女)が受けのお話
▲長編として作ろうか一瞬考えましたが、適当にss にしました。
いいね、感想、しおり。励みになります。
文字数 5,685
最終更新日 2024.08.10
登録日 2024.08.10
<読み切りファンタジー小説>
『御伽』。吸血鬼、鬼、ウェアウルフ、オーク...妖怪や悪魔などといった人ならざる者は総じてそう呼ばれていた。だが御伽と一言に言ってもその種族は様々。特殊な力を有している種族も多くその殆どが、人間と比べ身体能力が高いものの種族単位で言えば人間が圧倒的数を誇っていた。
そんな御伽は世界にとってすでに常識でありそれ故に人と御伽は現在では共存関係にあった。だが人間を下等だと見下す種族も少ないわけではなく対立による争いを防ぐため御伽のための町も造られた。それに加え世界には、御伽を排除しようとする組織『A.I』、逆に人間を排除しようとする組織『GOD』なども存在し完璧な意味での共存は実現していなかった。またその他にもいくつもの過激派組織が存在しておりそれらに対抗すべく政府は警察とは別にEOCBという組織を結成する。
そんな世界で受け継がれ続けてきた『桃太郎』の名を父親から受け継いだ主人公。しかしその一族はただ『桃太郎』という名を代々受け継いでいるわけではなくその名と共にある意志が親から子へと引き継がれていた。それは主人公も例外ではなく彼もまたその意志を成し遂げようとしていた。
そんな意志と『桃太郎』の名を受け継いだ主人公は護衛・警備から人探しなど手広く行い御伽だけではなく過激派組織をも相手にできる企業AOFを立ち上げた。AOF設立後に3人の仲間をスカウトしてから本格的な活動は開始された。そして主人公は一族の意志の為、情報を集めながらも日々AOFに訪れる依頼をこなしていた。
※この物語はフィクションです。実在の団体や人物と一切関係はありません。
文字数 112,699
最終更新日 2024.08.01
登録日 2024.03.28
この世の果ての街では、死神たちや、人間をやめて人形になった者の楽園がある。
退廃的な冷たい雨の街だったその国が、時代とともに変わってゆく。
そんな国でのとある死神・フールの日常を描く。SFxファンタジーのちょっと変わったお話。
性的要素・グロ・独自解釈の科学を含みます。
文字数 5,724
最終更新日 2024.07.26
登録日 2024.07.24
婚約者の為、尽くして、耐えて、愛して、従順にしていたのに。
騙され、裏切られ、嵌められ、断頭台へと送られた。
嘲笑う婚約者と共謀者の令嬢を視界に映しながら、これまでの人生が走馬燈の様に流れる。
あぁ、やり直せるなら、絶対に婚約者を愛さないのに……
※R18は、エロではなくてざまぁに対してです!
ご注意ください。
※他サイトで公開中だった『ざまぁ別バージョン』も、こちらで公開することになりました。
AとBで若干話が違います。
文字数 77,826
最終更新日 2024.07.22
登録日 2022.01.16
人間界へ足を運ぶ存在は多くは悪魔、そして死神だった。
死神内でよく話題に挙がる餌がある。「血魂(けっこん)」と呼ばれる人間の魂……
その血魂を持つのは、死神が直接手を下してよいとされている未来の犯罪者だけだという。
彼等はそういった獲物を求め魂探しをし、人間を品定めすることが多い。
元号が変わる前、何日(なんか)24年12月25日。ある死神は黒兎赤という少年に目を付けた。
「初めまして、そしてさようなら──私はブラビット。
貴方を殺し、地獄へ送る迎えの者でございます」
彼はそこで殺されそうになった。しかし、あろうことか彼は友達になってくれと頼み
死神と「お友達」になり、多くを得て多くを失うこととなっていく。
ヴェルクツォイク・フォーアライターという正史を前提に、
正史のラスボスである赤が「もしヒロインと先に出会っていたら~」を描くはにわシリーズIF一作目。
幼少期編、中学生編、高校生編、大学生編の四編構成。②の四章までは毎日更新。
※創作サイトに掲載しているものを修正&表現を抑えめに変更しているところはしています。
文体は「()」も敢えて入れているタイプ。正史では通常文体。
※主人公がどんどんヤンデレ&犯罪者として屑になっていく話なので要注意。
※題材的に残酷描写・いじめ描写など暗い要素が多く存在します。
文字数 268,691
最終更新日 2024.07.19
登録日 2024.04.25
<読み切りファンタジー小説>
あの日からリナは妖刀空切と行動を共にしていた。空切は人の魂を喰らう。それがより強い者の魂であればあるほど、得られる量も多い。だが刀を抜けば空切が姿を現しその体を乗っ取ってはその間、集めた魂のエネルギーを僅かながら消費し続けていく。更に怪我を治癒する為にもそのエネルギーは消費される。
そして二人は強き魂を求めながら空切を満たす為の旅を続けていた。
リナは満たす事で妖刀から自身を解放出来ると信じて。
ラウルはその時を目にする為に。
※この物語はフィクションです。実在の団体や人物と一切関係はありません。
文字数 50,451
最終更新日 2024.07.15
登録日 2024.06.24
とある田舎の村に、縁切り様という神様がいる。
他県でも噂になるほどに強力な縁切りの神様だ。
くーちゃんとうーちゃんは、縁切り様に助けを求めた。
小説家になろう様でも投稿しています。
文字数 1,804
最終更新日 2024.07.11
登録日 2024.07.11
海辺にあるカイタイ館で暮らすりんたちは、人魚の血を引く短命の種族。
人間と同じ見た目だが、人間とは違う能力を持つことから人に管理されながらも大切に育てられる。
まもなくカイタイ館を出てまた別の場所へ行くことになっているが、りんたちはそれを受け入れているが、他の子は今の境遇を受け入れられずにいた。
全ては諸行無常。
なにかに囚われることは、人生をつらいものにするだけではないだろうか。
流れる雲のように、目の前にある流れに沿うことこそ、誰もが平穏を胸に抱くことができ、平穏無事に日々を過ごすことが出来るのではないだろうかと、りんは考えていた。
文字数 24,936
最終更新日 2024.07.11
登録日 2024.07.11
ハッピーエンドは訪れない。
わたしたちは世界の望む美しい
形にはなれなかった。
2人で生きる事を望めば望むほど
擦り切れる何かに、
すべて奪われる前に
奪うしかなかったのだ。
文字数 1,109
最終更新日 2024.07.11
登録日 2024.07.11
かんそう文ってきちんと書くことが出来ますか? 私は今でも書けません。
文字数 1,639
最終更新日 2024.07.11
登録日 2024.07.11
ある日、私が目を覚ますと同棲中の彼氏がいなかった。
テーブルの上には『先立つ不幸をお許しください』との手紙がある。
私は急いで家を飛び出した。
文字数 2,457
最終更新日 2024.07.05
登録日 2024.07.05
晴らせぬ恨みを晴らし、許せぬ人でなしを消す。仕掛けて仕損じなし、口外法度の始末屋稼業。昼行灯の同心・中村左内を中心とする始末屋のメンバーたちの生き様を描いた作品です。差別用語が数多く登場します。
また江戸時代が舞台ですが、史実とは異なる部分があります。歴史が好きすぎて、テレビの時代劇にもいちいち重箱の隅をつつくような突っ込みを入れる意識高い系の人は読まない方がいいです。
さらに昨今のスペシャルドラマの必殺シリーズとは根本的に違い、暗く不快で残酷な話が多くなります。苦手な方は注意してください。
【始末屋】
◎隼人
訳あって、沙羅と共に江戸に逃げて来た若者。小柄だが、鎖鎌と手裏剣を使いこなす凄腕の殺し屋。ただし世間知らず。普段は顔を白く塗り、大道芸人をしている。
◎沙羅
隼人と共に、江戸に逃げて来た南蛮人の女。実は、隠れ切支丹である。
◎鉄
現物の鉄の二つ名を持つ、大男の骨接ぎ屋。始末屋の一員ではあるが、同時に龍牙会の客分格でもある。殺しに快感を覚える、危険な一面を持っている。
◎市
普段は竹細工師をしている若者。二枚目役者のような整った顔立ちをしているが、その内面は冷酷そのもので、安い仕事は引き受けない。始末屋に対する仲間意識も薄く、他の者たちには何ら特別な感情を抱いていない。
◎小吉
始末屋の一員の若者。もっとも、偵察や情報収集などの補助的な役割しか出来ない。
◎源四郎
左内の下で動く目明かしであると同時に、始末屋の一員でもある。ただし、彼が始末屋であることは、他の面子は誰も知らない。
◎中村左内
南町の昼行灯との異名を持つ同心。普段は小悪党の上前を掠め取り、大悪党には見てみぬふり……しかし、その実態は始末屋の元締であり剣の達人でもある。始末屋の仲間からは「八丁堀」と呼ばれている。
【龍牙会】
◎お勢
江戸の裏社会で、もっとも力を持つ組織「龍牙会」の元締。四十代の女性だが、裏の世界では彼女に逆らえる者など、ほとんどいない。
◎死門
お勢の用心棒。凄腕の殺し屋でもあり、裏の世界では恐れられている。奇妙な剣術を使う南蛮人。
◎呪道
拝み屋の呪道の二つ名を持つ軽薄な祈祷師。だが、その実態は龍牙会の幹部であり、元締お勢の片腕でもある。始末屋の鉄とは仲がいい。まだ二十代半ばの若者だが、なぜかお勢に惚れている。
【その他】
◎秀次
市の叔父であり、育ての親でもある。裏社会の大物だが、不気味な性癖の持ち主。
◎渡辺正太郎
若き同心。左内の同僚であり、いつも愚痴をこぼしている。
文字数 169,595
最終更新日 2024.07.01
登録日 2024.05.31
婚約者であるギスランは、他の男と喋っていただけで「閉じ込めたい」という怖い男。こんな男と結婚したくないと思っていたが、ある時、命を狙われてしまった。そこから、ギスランの行動はどんどんと常軌を逸脱し、エスカレートしていく。
自己中悪役系お姫様カルディアとヤンデレ尽くし系貴族ギスランが喧嘩っぷるしながらメリバへ突き進む話。
(1章まではなろう様に同じものがあります。また現在3章までをムーンノベルズ様で投稿しています。年末頃まで更新をお休みさせていただきます。よろしくお願いします)
文字数 1,620,754
最終更新日 2024.06.28
登録日 2019.06.06
孤独な美しき妖獣と、孤独な男爵家の娘の異類婚姻譚。
愛をお互いに与え合う二人の行く末は。
小説家になろう様でも投稿しております。
文字数 59,653
最終更新日 2024.06.19
登録日 2024.05.03
一世紀前、大陸の各国を巻き込んだ大戦は、「魔女」の出現により大きく転換。魔女の建国した「千年帝国」が大陸の大半を占領し、魔女に対して連合を組んで挑んだ各国は、大陸のほんの一部を残して海洋の島嶼へと追いやられた。
それから百年余り、「千年帝国」は突如として平和条約を破棄し、「灰燼作戦」の開始を表明。連合国をことごとく灰燼へと帰さしめるため、全面侵攻を開始する。
差別主義が蔓延し、魔女以外の人々を全て奴隷とした千年帝国。
魔女への報復を果たすため、国民を犠牲に軍事へと注力していた連合国の各国。
終わらない絶滅戦争の中、二人の少女は出撃する─千年帝国最後の反攻作戦のために。
戦野の死神と謳われる少女、暁月アリサ
戦場の女神と謳われる少女、宵月リラ
これは、二人の少女が絶望に挑む物語。
或いは、二人の世界が終わるその日まで、互いを愛し抜く物語。
※本作品には、差別的表現、暴力的表現などの描写、特に、「第三帝国」「ホロコースト」などを彷彿させる描写が色濃く存在しますが、筆者にはこれらを助長する意図がないことをご理解ください。
※「戦闘美少女」「総統」「百合」などの単語がお好きなかた向けです。
文字数 17,906
最終更新日 2024.06.14
登録日 2024.06.05
そこは現代であり、剣や魔法が存在する――歪みきった世界。
遥か昔、恋人のエレイナ諸共神々が住む天界を焼き尽くし、厄災竜と呼ばれたヤマタノオロチは死後天罰として記憶を持ったまま現代の人間に転生した。そこで英雄と称えられるものの、ある日突如現れた少女二人によってその命の灯火を消された。
二度の死と英雄としての屈辱を味わい、宿命に弄ばれている事の絶望を悟ったオロチは、死後の世界で謎の少女アカネとの出会いをきっかけに再び人間として生まれ変わる事を決意する。
しかしそこは本来存在しないはずの未来……英雄と呼ばれた時代に誰もオロチに殺されていない世界線、即ち『歪みきった世界』であった。
そんな嘘偽りの世界で、オロチは今度こそエレイナを……大切な存在が生き続ける未来を取り戻すため、『死の宿命』との戦いに足を踏み入れる。
全ては過去の現実を変えるために――
文字数 536,674
最終更新日 2024.06.12
登録日 2023.04.14
公爵家の血筋として生まれたにも関わらず、奇妙な出生のせいで嫡女とは認められず、養女として育てられたレベッカ。
ある日、父親であるイグニートは公爵である祖父を弑逆《しぎゃく》し、公爵となる。
自身の愛する者のためならば、イグニートは罪も罪でないと、その数年後には国の王ですら、その手にかけ反逆者となる。一人、国に残されたレベッカは、身の置き場の無い罪人の子となった。
そんな時、黒騎士団の団長を務めるセルジオが何かと手を差し伸べてくれて自然と心を通わせるようになるが、二人の歩む道は波乱に満ちていた。
文字数 87,714
最終更新日 2024.06.10
登録日 2024.03.12
それは不思議な夢だった。
暗き闇の世界で、少女はひとり祈り続ける。
祈る彼女に三人の混沌の影が襲い掛かる。
それを守る、オレ麻宮龍輝(リュウキ)と少女(ニーシヤ)の守護騎士エッジ、エルフの大魔道士エス。
…それはこれから始まる呪われた戦いの始まりに過ぎなかった。
文字数 244,196
最終更新日 2024.06.09
登録日 2023.01.21
俺はヤクザの下っ端だった。
あの女は頭の情婦だった。
互いに悪人である俺達は、死んだらきっと地獄に落ちるだろうと思われた。
女は先に死んだ。後を追うため、俺は自刃した。
ところが死んだはずの俺は異世界で目覚め、魔王になって人間を滅ぼせと言われる。
馬鹿馬鹿しいとは思ったが、それを遂行しないと、俺は死ぬこともできないらしい。
死ねなければ、あの女に会いに行けない。
だから俺は仕方なく、魔王業に勤しむことにした。
必ず会いに行く。
地獄の底まで。
ただ一人愛した女のために。
――この誓いを、俺から、奪うな。
※女性に対する性加害の表現があります。何かしらの反応を起こす可能性がある場合閲覧を控えてください。
※ただし精神的には(加害されている)女性が優位です。
文字数 5,208
最終更新日 2024.06.08
登録日 2024.06.08
もう何年ここにいるのだろう。実験動物のように授精させられる日々。とうに正気をなくしている僕は、それでも毎日現れる美しい科学者を求めてしまう。
「どうか僕を抱いて、あなたの子を孕ませて」
「それは無理だよ、私は君の子がみたいんだ」
僕の子種を僕に注ぎ込み、僕だけの子を創ろうとするマッドサイエンティストは、今日も美しい顔を悲しく歪める。
「どうか頼む、私は永遠に君を愛したいんだ」
春森夢花様の闇BL企画参加作品です。
ムーンライトノベルズにも掲載。
文字数 3,889
最終更新日 2024.06.07
登録日 2024.06.07
侯爵家令嬢アデラの幼い頃からの婚約者であるレナードは、いつしか義妹ばかり優先するようになっていた。まだ家族になったばかりなのだから、時間が必要なのだろう。アデラはそう思って、婚約者同士のお茶会に義妹が乱入してきても、デートの約束を一方的にキャンセルされても、静かに見守っていた。
けれどある日、アデラはふたりの会話を聞いてしまう。それはアデラを蔑ろにし、ふたりで愛し合っているかのような内容の、酷いものだった。
そんなに義妹が好きなら、彼女と結婚すればいい。
そう思ったアデラは、彼らを後押しするために動き出した。
※以前掲載した短編の、長編版です。
文字数 148,957
最終更新日 2024.06.02
登録日 2023.12.23