現代文学小説一覧
文字数 2,777
最終更新日 2024.05.04
登録日 2024.03.24
膵臓癌を宣告された。なかなか正面から受け止めるのは辛い。が、当然、そのことしか考えられない。
煮詰まりそうな中で、ふと、自分の状況や思いを短歌にしてみることを思いつく。
定型表現に加工しようとする中で、少しは冷静に、客観的に、自分を見る目を持てるのではないかと。
短歌の作歌経験は特になく、自作のレベルがどの程度かは分からない。まぁ、高いということは無いだろう。
しかし、癌闘病というシチュエーションと同時に提示されることで、定型詩の芸術性とはまた別に、ノンフィクションに通じる文学的な価値が生じるのではないか、というのが、このような形で作品を公開しようと考えた理由である。
宣告は8月で、そこからぽつぽつと作歌し、一部は他社サイトでも発表しているのでストックがあるが、以降の更新は完全に不定期。
いつかエタる。
文字数 10,352
最終更新日 2024.05.04
登録日 2023.10.16
夢見心地にさせるきらびやかな世界、優しくリードしてくれる年上の男性。最初から別れの定められた、遊びの恋のはずだった…。
夏の終わり。大学生になってはじめての長期休暇の後半をもてあます葉《よう》のもとに知らせが届く。
“大祖父の残した洋館に、映画の撮影クルーがやって来た”
好奇心に駆られて訪れたそこで、葉は十歳年上の脚本家、田坂佳思《けいし》から、ここに軟禁されているあいだ、恋人になって幸福な気分で過ごさないか、と提案される。
《第11回BL小説大賞にエントリーしています。》☜ 10月15日にキャンセルしました。
読んでいただけるだけでも、エールを送って下さるなら尚のこと、お腹をさらして喜びます🐕🐾
文字数 100,794
最終更新日 2024.05.04
登録日 2023.09.29
はろはろみんな~!
大人気配信者のちるちょこちゃんだよ☆
ちるちょこちゃんは女の子らしいものが大好き!
好きなタイプは男らしい人!
え? 令和なのに「女らしい」「男らしい」なんてダメ?
それ、なんで?
文字数 3,944
最終更新日 2024.05.04
登録日 2024.05.04
猫との出会いは唐突だった。
緊急事態宣言の続く中、全てが不安で全てが嫌になり、俺は自○する為にロープを買いに出掛けた。その途中の空き地から突然声をかけてきたそいつはこう言ったんだ。
『おい、兄ちゃん。お前、俺に猫缶を買ってこい。高いヤツ、3つな。』
これは、ぶっきらぼうな話す野良猫と、どこにでもいるダメ人間の俺の話だ……。
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【自作Net小説朗読CAFE】
『stand.fm』にてラジオドラマ配信(週1回日曜予定)
https://stand.fm/channels/65ab6f64d47b013105e92d02
文字数 27,879
最終更新日 2024.05.04
登録日 2022.07.29
人は寝たり起きたりを繰り返す生き物だ。ずっと起きてられる人なんていないし、ずっと寝ている人もいない。毎日、自分のすべきことがあって自分の生きる時間がある。
そんな人たちが疲れきった時に行き着く場所。そこがここ。この店、
「Tsukakoko」だ。名前の由来は至ってシンプル。
疲れたらここへ来て。
ここへ来てくれたら、君の抱いている悩みは全て無くなることはないかもしれないけれど、1時間前よりも心を軽くすることが出来る。ここへ来てくれたら、君を襲う体の痛みは綺麗さっぱり無くなることはないかもしれないけれど、1時間前よりは楽にすることが出来る。体を完璧にリセットすることは難しいけれど、明日を生きようと思える気持ちにさせることは出来る。
この店はそういうところ。少し真面目すぎる助手のいる店だけれど、僕と2人で必ず君に安らぎの時間と明日を生きる活力をお送りするよ。だから、この店を覚えていてほしい。Tsukakokoへようこそ。
文字数 100,533
最終更新日 2024.05.04
登録日 2023.11.05
文字数 40,744
最終更新日 2024.05.04
登録日 2023.07.29
祐作はゲイバーで若い男、朝陽と出会う。「俺、面倒くさいよ」と言われたものの、その瞳に魅入られた祐作は、うちに来るかと聞かれて朝陽について行く。だがそこは朝陽の家ではなく、保育所だった。
朝陽は姉の子を育てていた。姉は娘を出産して1年ほどで他界しており、結婚はしていなかった。誰にも言わずに出産した朝陽の姉。子供の父親は誰なのか。朝陽の姉が祐作と同じ会社に勤めていた事が解かり、祐作には思い当たるふしが……。
文字数 21,604
最終更新日 2024.05.04
登録日 2024.04.23
幼馴染として仲良しだった和希とゆうき。ふたりはある日、旅行に出かけたまま帰らなくなる。警察の必死の捜索で見つかった和希は還らぬ人になっていた。
その後もゆうきは見つからず、実家に一通の手紙が届く。
文字数 8,433
最終更新日 2024.05.03
登録日 2024.04.09
文字数 3,311
最終更新日 2024.05.03
登録日 2024.05.03
日々を楽しく生きる。
望にとって、それはなによりも大切なこと。
大げさな夢も、大それた目標も、無くたって人生の価値が下がるわけではない。
それでも、心の奥に燻る思いには気が付いていた。
向かうべき場所。
到着したい場所。
そこに向かって懸命に突き進んでいる者。
得るべきもの。
手に入れたいもの。
それに向かって必死に手を伸ばしている者。
全部自分の都合じゃん。
全部自分の欲得じゃん。
などと嘯いてはみても、やっぱりそういうひとたちの努力は美しかった。
そういう対象がある者が羨ましかった。
望みを持たない望が、望みを得ていく物語。
文字数 42,810
最終更新日 2024.05.02
登録日 2024.03.01
時は平成の初め頃。
牧雄の前から突然姿を消した幼馴染の少女・彰子。
小さい頃から病弱だった彰子は牧雄にとっては愛おしくて守るべき存在だったのに。
【ご注意】第2章以降はDV、虐待、モラハラ等を想起させる場面が含まれます。元々は第1章だけで完結していた作品なので、ストレス耐性の弱い方は第1章までで止めていただいても結構です。
文字数 69,242
最終更新日 2024.05.02
登録日 2024.03.03
トンネル内の暗闇の中でハンマーの音が響く。打音検査だ。トンネルの保守点検に勤しむ佐藤の前に浮かび上がる白い影。暗黒天女は指さし嘲笑する。社会の闇に潜む歪とそれがもたらす災害を。それは重層的に折り重なって構築された都市の終焉の断片。(この作品は一九九〇年代に執筆したものです。現在とは一部異なる表記をしております)参考資料 小林一輔著 コンクリートが危ない
文字数 6,564
最終更新日 2024.05.02
登録日 2024.04.30
後味の悪い話を書きたくなって書いてみました。
一応個人的に意味は通してあるのですが正直分かりにくいと思います。
ぜひ、後味の悪くなりたい方は読んでみてください。
文字数 1,711
最終更新日 2024.05.02
登録日 2024.05.02
これからいろいろなお話を書いてここに載せていくつもりです。朗読配信や日々の読書にぜひ。
配信などでご利用いただく場合は一言、感想にいただければ幸いです。
文字数 13,360
最終更新日 2024.05.02
登録日 2024.04.15
『雨穴「変な家」読書感想文』(過去のバックアップ記事からの展開)
「作者の雨穴(うけつ)さんの作品に関して」
『まずはじめに:本をとって「ぎょっとする」不可解な家の間取り図。ありえない、間取り図は、殺人事件のあらましだった。』
「用途不明な空間演出と間取り図。そして、監禁部屋のような子供部屋。」
『登場人物:栗原(探偵の役目)と柳丘さん(相談相手)そして、変な家の持ち主。宮江柚希(みやえゆずき)本名:片淵家の人々の真実とは。』
「呪いの左手首切りと小説の醍醐味とは?」
『家の間取り図と奇妙奇天烈なハードカバー、カラーリングと表紙の出来栄え。』
「表紙の扉部分と間取りの不可解さ。そして、ユーモアさ。」
『中身を読むに連れて引き込まれるオカルトの世界とホラーの醍醐味である。』
「隠された呪いと雨穴が最後まで出てこない登場人物には無い怖さとオカルトの世界。」
『登場人物には雨穴は最後まで登場しません。最後まで栗原が探偵という役割を担うことにより豪快なサスペンスと奇妙奇天烈な不愉快さを示しています。』
「何度みても雨穴が描いた間取りには、論考が見て取れる。」
『数度となく読み返すに連れて、不気味な世界が展開される。批判を許さない、雨穴の物語。体験消費:モノ消費からコト消費へ。』
「文化と古典文学とも読み取れる文化研究の基礎テキストのような論文と会話文が紡ぐのは、もののけの物語へと進む。圧倒的なスケールと部屋の面白さが伝えるポピュラーさと悪趣味なルームガイドの豪快さ。」
『実用性はないが、大塚英志【評論家】が批評するように、研究し尽くした高級マンションポエムのようなミッドサザンスタイル。港区を呼ぶならば、其処にはきっと物語があるのだろう。マンションの売り手には東京という街は、ファミコンの攻略文化といえるだろう。ストーリー性は、物語と論調へ。変な家とは雨穴が描いた作品の読解である。』
「呪いとい名の虚構である。」
『親の因果が子に報いる。罪と罰とは、子供を通じて欺騙となる。』
文字数 7,348
最終更新日 2024.05.02
登録日 2024.04.25
文字数 1,522
最終更新日 2024.05.01
登録日 2023.04.10
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