差別小説一覧
尋伺小学校という仏教系の小学校に通う小学六年生の少年、中捨友徳が主人公。極右化した日本社会にヘイトスピーチをされたり、殺人や強姦の権利を主張するテロリストの隆盛の影響下で尋伺小学校の少年たちは暮らしている。ある日テロリストたち通称JRL(ジャスティスレイプリーグ)が日本政府に対して攻撃を開始。テロリストの首領の一人が尋伺小学校出身であったこともあり、少年たちは危機に晒される。友徳たちは、家族と学校の先生と共に、四国の甲羅村に疎開をする。仏教の神、帝釈天が日本が建国する前に打ち立てたという伝説のあるこの村を友徳は友達の正道、飛鳥、愛華、智咲と共に楽しむ。……突然の日本軍の訪問によってまたもや疎開する羽目になった少年たちは、女性だけの村アシャンティ村で居候させてもらうことになる。彼は両親や先生たちと一緒に仏教を学んで、生き方を紐解いていく。アシャンティ村の女性たちを付け狙う少年特別隊……甲羅村に集うテロリストや異世界からの訪問者。どうする?
引用または参考資料
アルボヌッレスマナサーラ(2004)”怒りの無条件降伏: 中部経典「ノコギリのたとえ」を読む (「パーリ仏典を読む」シリーズ vol. 2)”日本テーラワーダ仏教協会.p118.
大江健三郎(2004)”取り替え子”講談社文庫.p392
小田中直樹(2004)”歴史学ってなんだ?”PHP新書,p168(電子書籍)
後藤乾一(2022)”日本の南進と大東亜共栄圏”.めこん,p330
佐藤哲朗(nāgita)(2023.03.21).「弥勒(マイトレーヤ)を待ちわびて|仏陀再誕はあり得ない ①」.note. https://note.com/naagita/n/n5d3cc8aff147,(2024.08.25)
東海ダンマサークル(2014.01.22).「善語勝利経 Subhasita Jaya Sutta」.東海ダンマサークル. http://toukaidhammam.blog72.fc2.com/blog-entry-1789.html,(2024.08.20)
中村文則(2012)”何もかも憂鬱な夜に”.集英社文庫,p200
日本テーラワーダ仏教協会公式チャンネル(2020.11.15).「《ブッダのことば》仏道に性別は無い――仏教徒の模範となった在家女性聖者の物語(増支部七集ナンダ母経を読む)|スマナサーラ長老のパーリ経典解説 」.YouTube. https://www.youtube.com/live/8wjIZG5w2Dc?si=czKrMrQ0VYfepVmG, (2024.0815)
バンテ・ヘーネポラ・グナラタナ.(著).出村佳子(翻訳)(2018).”慈悲の瞑想”.春秋社,pp.213-214.
吉見義明(2010).”日本軍「慰安婦」制度とは何か”.岩波ブックレット,p64
文字数 315,410
最終更新日 2024.10.12
登録日 2024.09.19
ちょっと歪んだ性格の公爵様が、ちょっと独特な感性の子供を拾った結果溺愛が始まったお話。
最初親子のような関係ですが、最終地点恋愛方向に向かう予定。
なので最初は恋愛というよりは子育て。でも最終地点恋愛だからジャンル違いじゃないはず。
爛れた感じじゃなくて、歪だけど純愛な方向に持っていく予定なのでセーフ…アウト?
小説家になろう様でも投稿しています。
文字数 37,013
最終更新日 2024.07.16
登録日 2024.06.28
この世界には、魔、獣、星、夢という四種類の種族がある。
魔は尊敬され、獣は街を守る騎士に、星は仕切りをし、夢は…奴隷になる。変えられない常識になった。
"夢は呪われしものが多い"そしてまた"呪うものも多い"__
文字数 8,846
最終更新日 2024.06.21
登録日 2024.06.21
その日、一人の平民が処刑された……
罪状は勇者殺し。世界を救う勇者パーティーに所属していた彼女リィンは、その手で勇者を殺し、人々の憎悪に呑まれて絶命した……はずだった。
目覚めるはずのない意識が目覚めた先は、平和な日常、死んだと思っていた友人、そして首を斬り落とされ殺された自分が生きている姿……
リィンは気づく、ここが過去の世界だと……自分は、"死に戻り"をしたのだと。
勇者を殺し、罰せられることになる運命。それを回避するために、リィンは運命に抗うことを決意する。
だが、回避したい運命は、音もなく忍び寄る。
リィンは、勇者殺しの運命を回避することができるのか?
そして、彼女が勇者を殺してしまった、その理由とは……!?
これは、人の悪意と運命に抗う、一人の少女の物語。
小説家になろう、ノベルピア、カクヨムでも連載しています!
文字数 101,415
最終更新日 2024.05.18
登録日 2024.04.27
ある日突然、神託で勇者に選ばれた大好きな幼馴染。
物心ついた頃から一緒にいた。姉弟のような私たち。
時が過ぎて、親愛からいつしか恋心に変わり、それはやがて愛に変わった。
「愛してるよ、ミーシャ。魔王を倒して世界が平和になったら、結婚しよう」
「うん」
今までもこれからも、彼の隣にいるのは私だと思っていた。
思っていたのに——
なのに今、
彼は、私ではない女を抱いている。
そして今日も私は、勇者とハーレム要員の彼女たちのために、薬草を集めて薬を作り、身の回りの世話をし、食事を作る。
それしか出来ない役立たずだから。
でももうすぐそんな生活は終わる。
もう魔王城は目の前だ。
もしも魔王を倒してすべてが終わったら──
終わったなら──
私は貴方となんか、結婚しない。
さようなら、勇者様。
もう二度と会いません。
✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼
ご都合展開のゆるふわ設定です。
世界観が過去作のアレに似ております。なぜなら当時考えたプロットの一つだからです。
IFストーリーと呼んでいいかも?
それを登場人物を変えて短編として書き直しました。
※該当作品はなろうに掲載中です。
11話で完結です。
合わない方は静かに退場願います。
文字数 29,223
最終更新日 2024.04.29
登録日 2024.04.20
気が付いたら
大富豪の第三夫人になっていました。
通り魔に刺されたはずの私は
お貴族様の世界へ飛ばされていました。
しかも初夜!?
“お前のようなアバズレが
シュヴァルに嫁げたことに感謝しろよ!
カレン・ベネット!”
どうやらアバズレカレンの体に入ったらしい。
* 作り話です
* 完結保証付き
* 暇つぶしにどうぞ
文字数 68,836
最終更新日 2024.03.06
登録日 2024.02.23
その世界では、翔ぶための心の力を『羽』と言った。
◆
その世界では翔ぶことができることが当たり前で、それができないヒトは羽無しと呼ばれ忌み嫌われる。
――これは生まれつき翔べない『羽無し』の少年と空から墜ちてきた少女、そして『羽』と足を失った男を取り巻く、この世界に住まうヒトの物語。
文字数 42,866
最終更新日 2023.11.30
登録日 2023.11.28
大学生の白井光は、自身の虚弱体質が原因で将来に不安を感じていた。
ある日、彼は突然現れた少女によって異世界へと連れ去られてしまう。
その世界では、異世界から移民を受け入れる計画が立てられており、光はその一人目に選ばれたのだ。
異世界の少女は、光には素晴らしい魔法の才能があると告げる。
その言葉は本当だった。彼女の協力のおかげで、光は自身の才能を開花させ、異世界の住人ですら使えない魔法を使うことに成功したのだ。
しかし、移民である光は、彼に対する差別や、異世界人の自分とは異なる価値観に苦しめられることになる。
そして、彼の存在によって、異世界は危機に陥るのだった……。
文字数 58,543
最終更新日 2023.11.12
登録日 2023.11.03
会社員の鈴木正一は学習障害(鏡文字を書くなど)を患う息子晋(すすむ)の将来を後ろ向きに考えていた。ある日、突如として鏡の世界に入り込んだことで正一自身が普通の字を書いていることで白い目で見られるようになる。その中で同じ境遇にあった息子のことを改めて見つめなおす物語。タイトルが障害を意味する用語であるが、一文字でも鏡文字になって読めなくなる(障害でなくなる)ことで障害に対する差別をなくす意味がある。
文字数 1,406
最終更新日 2023.08.13
登録日 2023.08.13
かつてこの世界には白人による黒人への奴隷制度があった。
時代が進むにつれて、白人による黒人への奴隷制度はなくなった。
しかし、それは白人が人へ黒人が「豚」と呼ばれる物達へと変化したに過ぎなかった。
これは人間と「豚」と呼ばれる物達が存在する、今から少し先の未来の物語。
文字数 11,684
最終更新日 2023.08.08
登録日 2023.08.08
在日朝鮮人の三世として日本で生まれ育った朴宣美(パク・ソンミ)と妹の麗娜(ヨナ)は事業に成功した両親の元で不自由なく暮らしていた。
生まれ持って天才的な頭脳を持った姉の宣美は朝鮮学校から日本の私立中学に入学する、そこで待っていたのは在日朝鮮人に対する偏見と差別、日本人と自分の違いが分からないまま日本に幻滅していく中で出会った三人の日本人、親友の典子と窮地を救ってくれた警察官の亮二、父親の店でアルバイトとして働く孝介は宣美に日本人の素晴らしさ、国境を越えた友情と恋心を与えてくれたが、普通の幸せを願う宣美をモンスターと変えたのもまた、彼らだった。
文字数 111,052
最終更新日 2023.07.09
登録日 2023.04.28
※この作品はフィクションです。実在する人物、地名、事件、一切関係ありません。差別用語が混じってます。
幼少期に母を亡くし、父もあとを追うようにして亡くなる。一人ぼっちになった若本若葉(わかもとわかば)は〝家族を知りたい〟と疎遠だった母方の親戚を訪ねる。
天涯孤独の若葉に降り注ぐ、愛と家族、命の尊さ。
文字数 50,070
最終更新日 2023.07.07
登録日 2023.06.03
王は差別を許した。グリーデ公国には有名な格言が存在する。それは、【外区人は人にあらず】。王は国民を内区人と外区人に分け、内区人に外区人を虐げることを許した。しかし、王の命令に従わない少女がいた。その少女は若干15歳で軍学校を卒業した天才エリート軍人で、大貴族で、内区人でもあるメユ・コリト。
ある日、メユは出世コースから外され、軍を退職することを迫られた。そして、どこで産まれどこからやって来るのか誰も知らない異形の形をした生物『外征人』討伐組織である『国家対外征委員会』の統括官として転属を言い渡される。『国家対外征委員会』には、配属された統括官が廃人になってしまうという問題があった。そしてその元凶は外征人討伐者である『維持者M1』だった。しかし、あろうことかメユは統括官を廃人にしてしまう『維持者M1』に興味を持つ。現実主義者のM1と理想主義者のメユ、本来ならば相容れない二人が次第に互いに惹かれ合い、共通の目的を持つようになる。そう、世界を修正し導くという理想を。
文字数 17,008
最終更新日 2022.08.15
登録日 2022.08.10
主人公、伯爵家のアン・ウィルトンは伯爵家のジョン・クラークと政略結婚をしていた。
しかし、結婚してから一年がたったある日、ジョンは「離婚してくれ」とアンに切り出してきた。
理由を尋ねると「他に愛するができたから」
アンは呆れてため息をついた。
政略結婚なのに離婚をすると家同士の関係は悪化するし、約定も全て破綻してしまう。
ジョンはそれなのに一時の感情を優先し、アンへ離婚を迫った。
アンは呆れて「もういいか」とジョンとの離婚を承諾する。
結婚生活を続けてもこれ以上ジョンと上手くやっていけないと思ったからだ。
「本当はありがとう、アン!」
「いえ、あなたたちの幸福をお祈りしています」
ジョンは飛び上がるほどに喜び、アンは作り笑いでそれに対応した。
「では、私はもう行きますので」
しかしアンが部屋から出ていこうとしたその時、
「ああ、慰謝料は後で請求するよ」
とジョンが言ってきた。
アンは理解できなかった。
アンが慰謝料を払う?意味がわからない。
離婚を切り出したのはジョンだ。
「わ、私が慰謝料を払うんですか?」
するとジョンは当然のように頷いた。
「ああ、そうだ。だって君は女だろう? 慰謝料を払うのは当然じゃないか」
ジョンは慰謝料を貰えると錯覚していた。
加えてジョンはアンの持つ資産や屋敷までも相続できると考えていることが分かった。
離婚を突きつけられたうえにあまりにも虚仮にされて、アンはジョンへ復讐することを決意する……。
文字数 8,984
最終更新日 2022.07.07
登録日 2022.06.24
道といえば何を思う?多くの人が歩く道路の事とか自分の人生の事だと思うよね。俺もそう。つまんないよね。なんでか端的に話すよ。
文字数 785
最終更新日 2022.04.07
登録日 2022.04.07
※映画「ぼくのエリ 200歳の少女」(原作小説「MORSE―モールス―」)のオマージュ、リスペクト作品……のつもりですが、客観的に見るとリメイクに近いかもしれません。
読者様の評判があまりよくないので、期待せずにお読み下さい。(とくに原作ファンの方)
モントリオールに住む15歳の少女、サマンサ。彼女は母親と折り合い悪く、学校でもいじめに遭い、どこにも居場所がなかった。
ある日、住んでいる高層マンションの隣の部屋に奇妙な親子が引っ越してきた。
そして、サマンサはミステリアスな美少年「ネル」と出会う。
妖しい魅力を持つ彼に心惹かれていくサマンサだったが、ネルは普通とは違う面が多すぎた。学校にも行かず、スマホも知らず、ケーキも食べられない。
そして彼が引っ越してきた辺りから、サマンサの住むモントリオールで不気味な連続殺人事件が起き始める。
※ライトノベル作法研究所の鍛錬投稿室に投稿済です。
※なろうに投稿予定です。
※オマージュとしてはオリジナリティが足りない作品、とのことだったので今後改稿する可能性があります。しないとしても、加筆修正はちょいちょいします。
表紙はMARIA ROSE(Twitter @mravw)様。
2022/01/16 13話を編集しました。
2022/05/11 2話に加筆、14話とラストを編集しました。
2022/05/19 3話に加筆しました。
2022/05/24 ラストを少しカットしました。
2022/06/04 12話に加筆しました。
2022/07/20 10話に加筆しました。
2022/07/25 5話に加筆しました。
2022/08/02 表紙を変更しました。10話に加筆しました。
2022/08/04 12話に加筆しました。
文字数 77,792
最終更新日 2022.01.08
登録日 2022.01.05
人族・魔族・天使の話です。
自分が作ったゲームを元に作った物語です。
無料で、できるゲームなので、興味があったら
そちらの方も見てみてください。
【注意】
ゲームの方が先行していて、ネタバレしてしまうので、
話を順序よく読みたい方は、
こちらの物語が終わってからゲームをやることをお勧めします。
文字数 18,463
最終更新日 2021.11.07
登録日 2021.09.05
公爵家の長女セレネ・タナトスは婚約者に婚約破棄をされ、妹のユラがその婚約を受け継いだ。
両親はユラを溺愛していた。だから、妹のお願いだと言って勝手に進めて、あまつさえ、私に帝国屈指の問題児ハデス・ヒュプノスこと死神王子との強制婚約。
「私の人生終わったわ……」
ハデス・ヒュプノスは、皇帝の血を継ぐ一人で、私の元婚約者がハデスの兄であった。
実力こそ全てだが、人を殺したなどと様々な噂がたち、あまり良い印象もないしパーティーやらなんやら見たこともなかった。
けど、あれこの婚約幸せなのではーー?
⚠誤字脱字があります。
⚠作者のメンタルお豆腐並なので、「面白くない」「書き方下手」などという言葉はご控えください。
文字数 1,818
最終更新日 2021.10.01
登録日 2021.10.01
多様性の尊重が重要視される昨今、いろいろなテーマから改めて差別とは何なのかを考察した短編です
文字数 19,209
最終更新日 2021.09.18
登録日 2021.08.23
皆さん趣味は持っていますか?
私は最近まで持っていませんでした。
なんか大人な趣味に憧れますよね?
でも大丈夫!
今趣味がないことは実はプラスなことです!
文字数 3,557
最終更新日 2021.05.03
登録日 2021.05.03
『私は、こんな『進化』の毛皮を被った、荒廃した世界で、今日も生きていく』
2087年の世界を生きる、大栄美乃(21)は、元々『性別』がない。
抑々、少なくとも2087年現在では、全ての国民は『性別』を禁止され、『性別』を名乗ることも意識することもできない。
その中で、恋愛、個性、自分というもの、人間関係、優しさ、人の在り方など、あらゆる視点で日常を見ていくと、本当に何が人間を狂わせるのか、何が人間を生きやすくするのかを知る。
元々、『世界平和』のために、差別をなくすために『性別』を無くす必要はあったのだろうか。
大栄美乃は、今日も荒廃した世界を見つめている。
文字数 25,548
最終更新日 2021.04.12
登録日 2021.03.19
わたくしは努力が、とても好きです。
好きなもののためには何でもできます。
そんなわたくしの命よりも大事な人との出会い話をのぞいてみませんか...?
週一回の投稿です。毎週、金曜日24時です。四回で終わるのでよろしければご覧ください。
文字数 2,283
最終更新日 2021.02.20
登録日 2021.01.30
ゴブリンとオークに支配された世界
爆発的に増えていくゴブリンとオークに穢される女たち
村が襲われたことをきっかけにオークへ復讐を誓う主人公
世界を知るほどに穢れに対する強い絶望を噛み締め、復讐の果てに穢れを救う方法を模索する
文字数 153,439
最終更新日 2021.01.21
登録日 2020.11.11
平民の娘マノン。
村に勇者を育てるための学園が作られ、やってきたのは勇者候補の男の子。
彼は誰よりも身体の弱いマノンを特別視するようになる。
「俺の力は、人を守る為に使いたい。可能ならば誰よりも弱い……君を守る為のものでありたい」
虚弱体質の庶民のマノンと、勇者候補の男の子と、貴族の子供たちの折りなす人間関係は社会の縮図そのもの。
*以前他サイトに載せていたものです。
文字数 73,716
最終更新日 2020.12.03
登録日 2020.11.29
この作品は自主制作映画化を前提として戯曲形式で書かれています。
この物語はフィクションであり、実在する人物や会社等は架空のものとなっております。
「back beat 1」の続編です。
宮城県仙台市にある芸能プロダクションを舞台に主人公である演技講師荏原とレッスン生達が繰り広げる青春ストーリー。
人に色がついて見える青年「拓真」が新たにオーディションに合格し、荏原のクラスに加入した。
彼は人とはどこか違う感覚を持っている。
「みんなと違うということは悪いことなのか?」
「みんなと同じでなければ、夢すらも目指しちゃいけないのか?」
荏原はレッスン生達を導いていけるのだろうか…。
この作品は私の近所にN男君という男性がいました。
私は当時5才でした。
N男君はいつも白いタンクトップ…昔で言うとランニングシャツに作業ズボン、靴の踵を踏み潰し同じ時間に一人で散歩に出かけていました。
誰とも目を合わせず、いつも視線は宙を見つめたまま、近所の人に何を言われようとも、悪ガキにバカにされようとも同じ表情、「同じ目の色」で近所にある線路…電車を見るために散歩に出かけていました。
当時私の家では父と母が毎日の様に夫婦喧嘩をしておりました。
その日は特に激しく父が母を殴り、テーブルをひっくり返しガラスは割れ、今ならば警察がきて大変な事になるのではないかという程の夫婦喧嘩をしていました。
とばっちりをくらい、父から「テメェは表に出てろ」と怒鳴りつけられて緑色のゴムボールだけを持って表に出ました。
近所中に父と母の怒鳴り声やガラスの割れる音、人がぶっ飛ばされて響く音…丸聞こえだったと思います。
表に出た私は何故か緑色のゴムボールをお向かいのブロック塀にぶつけて一人だけでキャッチボールを始めました。
初めは軽く投げていたはずが、苦しかったのか、やるせなさなのか、悲しみなのか、怒りなのか覚えていませんが、いつの間にか力一杯壁に向かって緑のゴムボールを投げていました。
ボールを受け損ない右に転がっていくと、そのボールを拾ってくれる人がいました…。
N男君でした。
N男君は私にボールを渡してくれました。
いつもは何があっても表情を変えず、どこを見てるかわからない、目の色のない彼がその時だけ…その時だけ悲しげな、寂しげな、何とも言えない顔で私にボールを渡してくれました。
その時に子供ながらに思ったことは「この人にはこの世界はどう見えているんだろう?」
「この人に今の僕はどう見えているんだろう?」
その後私は親戚中をたらい回しにされ、何回も引越し、名字も変わりました。
N男君がどうなったかはわかりません…。
今回の作品はN男君からインスピレーションを受けて描き始めました。
この作品は「小説家になろう」「エブリスタ」「ノベルアップ+」においても公開されております。
文字数 11,679
最終更新日 2020.06.11
登録日 2020.06.04
これはありとあらゆる世界の、ありとあらゆる時代の、ありとあらゆる状況で戦う者達の物語である。
※この作品は短編集です。時間はかなりかかるとは思いますが、様々なジャンルの物語を書く予定です。
文字数 5,215
最終更新日 2020.01.02
登録日 2019.11.19
〈ガラスの靴〉を履いた者は、珠玉の相に恵まれるという。
これに魅せられたエルクニア王国女王は、各地に散らばる〈ガラスの靴〉の欠片を集めさせるため、欠片を持ち寄った者に多額の褒賞金を与えると発表した。
たちまち〈ガラスの靴〉の欠片を見出さんとする旅人たちが現れ、俗に言う冒険者時代が幕を開けた。
そして今――
西の地では顔に醜い傷痕を刻んだ女が、
東の地では絶世の美貌に男惑わす女が、
〈ガラスの靴〉の欠片を求め、旅を始めようとしていた。
迫害が、裏切りが、思惑が――彼女たちの旅に絶えることない試練を与える。
踏み出すほどに心は迷い、傷ついていく。
それでもなお彼女たちは〈ガラスの靴〉を求めるのか?
道半ばで旅を諦めるか?
あるいは、過酷なる運命に命潰えるのか?
欲望が紡ぐ冒険の中、明らかになる世界――そして人の姿とは。
文字数 162,766
最終更新日 2019.09.05
登録日 2019.08.27
17世紀のある国での物語。
その国はスペインに占領され、植民地にされてから百年経っていた。そこでは先住民族ワクワクが最も劣った人間として蔑まれていた。
ワクワクの女性とコーカシコス(白人)の男性の間に生まれた少年ヨハネが主人公。
彼は父を知らず、幼くして母を亡くすが、親友のペテロやワクワクの人々、宣教師たちの助けを借りて成長する。
しかし、ワクワクの村で飢饉が起こり、ヨハネは、ペテロと共にやむを得ず自らの身を奴隷として売る。
売られた先は奴隷貿易で栄える町、エル・デルタにある奴隷売買業アギラ商会だった。その商会の経営者はトマス。隻腕の大物奴隷商人だった。
そこでヨハネは奉公人(六年間の期間限定奴隷)として働くことになった。
文字数 146,988
最終更新日 2019.05.25
登録日 2019.04.03
これは、4人の人間…いや、異常者のストーリー。
この世界の人間は、全員『普通の思考』をしています。
世は#新魔狂__シンマキョウ__#時代。簡単に説明すると、魔法を使えるようになった人間達による狂ってしまった世界だ。
と言っても、強い魔法で世界が支配されているとか、戦争が世界中で勃発している…とかではない。
今現在、起こっているのは、
『最強差別主義社会』
差別対象は、強力な魔法を使う能力者。
理由は言うまでもなく、強力な魔法は危険だからだ。
大抵の人々は、ホコリから栄養を吸収出来るようになる…とか、耳に鉛筆を仕舞える…とか、あっても使わないような魔法ばかり。
ニュース「現在逃亡中の死刑囚の賞金額は…」
ちなみに、俺も危険と判断された人物だ。
人々は俺達の事を、『異常者』と呼ぶ。
「戦争が起きるかも知れない。」
「本人に悪気がないにせよ、怪我人が出たのは事実。」
「無意識で人を殺すなんて…信じられない!異常者は死刑賛成です!」
俺は生きている事が罪らしい。
現在逃亡中の俺には、多額の賞金が付けられている。(詳しくは知らないけど。)
ここで疑問なのは、どうして異常者達は強い魔法を使えるのに反発しないのか、だよな。
理由は2つ。
1つは、強い魔法は扱い辛いから。
2つ目は、異常者は意図的に相手を傷付けられないから。なぜかは分からない。
文字数 11,523
最終更新日 2019.03.30
登録日 2019.03.30
魔法の存在を信じている少女「澤野ミリカ」が
周りにそれを否定され続け、ある日、魔法が存在する異世界に飛ばされ、
天才魔法使いのイケメンガードマンの少年「ゼドル」に出会い、恋に落ち、そして、
ゼドルが率いるボディーガード屋「MaGistic Security Guard」の仲間達にも出会い、
ゼドル達に守ってもらう。というストーリーです。
文字数 21,263
最終更新日 2019.03.07
登録日 2019.03.06
『鬼』それはいつの世でも、恐れられていた架空の存在であった。
だが、それは過去の話である。この世界に謎の怪物、『骨人』が現れたのと同時期に、鬼は突如として姿を現した。
この世界とは違う時空にいた鬼は、経済破綻を起こし、人間に助けを乞うたのだ。
人々はこれをチャンスと捉えた。そして人々は、鬼を助ける代償として、骨人を駆逐する役目を押し付けた。
これはそんな世界に生きる、紅色の鬼についての物語である。
文字数 2,923
最終更新日 2018.06.11
登録日 2018.06.10