僕らは出会う、青く輝く月明かりの下で。
二葉は市内で自殺スポットとして有名な鉄橋の上にいた。
このままここから飛び降りて死んでしまおう。
足をかけた二葉に声をかけたのはうっすらと向こう側が透けて見える青年だった。
自分自身を幽霊だという青年レイから死ぬまでの時間をちょうだいと言われた二葉は、タイムリミットである18歳の誕生日までの四週間をレイと過ごすことになる。
レイは死にたいと言う二葉に四週間の間、鉄橋に自殺に来る人を止めてほしいと頼み――。
四週間後、二葉が選んだ選択とは。
そして、レイの運命とは。
これは死ななければいけない少女と幽霊との切ない青春ストーリー
登場人物
水無瀬 二葉(みなせ ふたば)
高校三年生 17歳
18歳になる四週間後までに死ななければいけない
レイ
鉄橋の地縛霊。
自殺した少年の霊らしい。
死のうとした二葉の時間をもらい、ある頼み事をする
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高校三年生 17歳
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レイ
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死のうとした二葉の時間をもらい、ある頼み事をする
第一章:青く輝く月明かりの下で
第二章:晴天の心に雨が降る
第三章:月が雲で隠れる夜は
第四章:真昼に昇る月
第五章:暗闇の中を照らす月
第六章:小さな月を手にして
第七章:明けない夜はない
第八章:降り注ぐ光の下で
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