離婚小説一覧
弱小貧乏国の王子は、心優しい王子で幼い時に助けた白鹿
王子が年頃になっても、誰も貧乏国の王子と結婚してくれない。
このままでは、一生独身で後継ぎもなく、大国に吸収合併されてしまう。
そんな時、偶然、美しい女人に出会って、心惹かれる。
ダメもとでプロポーズすると、相手はすんなりOKしてくれたのである。
悦んだ王子は、早速、結婚式を行い、二人は夫婦となる。
妻となった女は、大変な働き者で、国の財政を立て直したのだ。
貧乏国だった王国は一躍経済大国へとなり上がる。
今まで見向きもされなかった王子は、一躍モテモテになり、浮気をしてしまい。
そのことが原因で、働き者の妻と離婚してしまう。
実は、働き者の妻は、昔助けた白鹿で、女神の化身であったのだ。
女神と離縁してからは、国は以前に増して、貧乏になり、浮気相手にも愛想を尽かされる。
再び、どん底を味わうものの、もう女神様は戻ってこない。
という話にする予定です。
文字数 3,012
最終更新日 2021.06.28
登録日 2021.06.28
「チルラっ!お前に離婚を告げてやるっ!」
「俺はお前のようなブスでつまらない女よりお前の妹の可愛いチルチを愛しているんだっ!」
「お姉様ぁ。お姉様の夫のネスレイン私がもらうわねぇ」
妹のチルチは確かに可愛く幼い頃から両親に愛され甘やかされ男性からちやほやされて育ちました。
チルチは私の物をなんでも奪っていきましたが、遂には私の夫まで奪っていくのです。
こんな情けない夫いらないのであげますけどね。
「チルラっ、処刑だっ!元妻といえどももう我慢ならんっ!」
「ふんっ、お前等風情がチルラを処刑できるとでも思っているのか」
「俺が悪かった!許してくれっ!元夫のよしみで助けてくれっ!」
「今更助けてくれと言われても私は20歳年下のイケメン王太子に溺愛され王太子妃として幸せに暮らしています。
前夫を助けてしまっては、前夫との未練があるのではあるのかとか前夫と関係を持っているのではないかとか
誤解されかねないので、助けるわけにはいかないんですよ。
というわけなので、さようなら」
「嫌だぁぁぁぁっ助けて、頼むっ、死にたくないっ、苦しみたくないっ」
やれやれ、今更泣きわめいてももう遅いっ!
文字数 1,722
最終更新日 2021.06.27
登録日 2021.04.11
起ち上げた美容品の通販会社が成功し、妻の灯(あかり)が多忙を極めるようになったため僕は大企業の出世頭という地位を捨てて主夫になった。しかし、娘の通う幼稚園で出会ったママ友と関係を持ってしまう。
※ハッピーエンドではありません。不安に思われる方は回避してください。
※年少者に閲覧を控えさせたい内容を含むため、R15指定とします。
※『小説家になろう』文学フリマ短編小説賞2018優秀賞作品です。
※2016.1.7に本編が完結した作品の、改稿版です。
文字数 92,986
最終更新日 2021.06.26
登録日 2015.12.29
ある日、突然夫のカイル・グラントが離婚状を叩きつけてきた。
理由は「君への愛が尽きたから」だそうだ。
しかし、私は知っていた。
カイルが離婚する本当の理由は、「夫婦の財産は全て共有」という法を悪用して、私のモーガン家のお金を使い尽くしたので、逃げようとしているためだ。
当然逃がすつもりもない。
なので私はカイルの弱点を掴むことにして……。
文字数 2,588
最終更新日 2021.06.19
登録日 2021.06.17
政略結婚をしたミモザは、初夜のベッドで夫から宣言された。
「君とは白い結婚になる。私は愛している人が居るからな」
腹が立ち過ぎたミモザは夫家族を破滅させる計画を立てる。白い結婚ってとっても便利なシステムなんですよ?
3年どうにか耐えると決意したミモザだが、あまりに都合の良いように扱われ過ぎて、耐えられなくなってしまう。
そんなミモザを常に見守る影が居て…。
文字数 56,392
最終更新日 2021.06.18
登録日 2021.06.10
ルーンブレイス国の国家予算に匹敵するほどの資産を持つハイマーネ家のソフィア令嬢は、サーヴィン=アウトロ男爵と恋愛結婚をした。
ソフィアは幸せな人生を送っていけると思っていたのだが、とある日サーヴィンの不倫行為が発覚した。それも一度や二度ではなかった。
ソフィアの気持ちは既に冷めていたため離婚を切り出すも、サーヴィンは立場を理由に認めようとしない。
更にサーヴィンは第二夫妻候補としてラランカという愛人を連れてくる。
再度離婚を申し立てようとするが、ソフィアの財閥と金だけを理由にして一向に離婚を認めようとしなかった。
ソフィアは家から飛び出しピンチになるが、救世主が現れる。
後に全ての成り行きを話し、ロミオ=ルーンブレイス第一王子を味方につけ、更にソフィアの父をも味方につけた。
ソフィアが想定していなかったほどの制裁が始まる。
文字数 29,595
最終更新日 2021.06.18
登録日 2021.05.31
貴族のことを全く理解していない旦那様は、愛人を紹介してきました。
どうやら愛人を第二夫人に招き入れたいそうです。
ですが、この国では一夫多妻制があるとはいえ、それは十分に養っていける環境下にある上、貴族同士でしか認められません。
旦那様は貴族とはいえ現状無職ですし、愛人は平民のようです。
現状を整理すると、旦那様と愛人は不倫行為をしているというわけです。
貴族の人間が不倫行為などすれば、この国での処罰は極刑の可能性もあります。
それすら理解せずに堂々と……。
仕方がありません。
旦那様の気持ちはすでに愛人の方に夢中ですし、その願い叶えられるように私も協力致しましょう。
ただし、平和的に叶えられるかは別です。
政略結婚なので、周りのことも考えると離婚は簡単にできません。ならばこれくらいの抵抗は……させていただきますよ?
ですが、周囲からの協力がありまして、離婚に持っていくこともできそうですね。
折角ですので離婚する前に、愛人と旦那様が私たちの作戦に追い詰められているところもじっくりとこの目で見ておこうかと思います。
文字数 28,163
最終更新日 2021.06.15
登録日 2021.05.27
「貴様とは白い結婚を貫く。必要が無い限り、私の前に姿を現すな。」
初夜に言われたその言葉を、私は忠実に守っていました。
けれど私は赦されない人間です。
最期に貴方の視界に写ってしまうなんて。
※全9話。
毎朝7時に更新致します。
文字数 23,452
最終更新日 2021.06.14
登録日 2021.06.06
私の両親は死んでいる。私は父の弟夫婦にあたる侯爵家で、育った。その家には従姉妹がいて、仲の良い3人家族に居候という異物が入ったかのような扱いだった。
爵位が違うとか、父とは仲違いしていたと聞いたことはあるが。私の扱いづらいのだろう。教育を受け早々にこの家から出ようと思った。それも時間での解決しかできないが。
温かい交流はなく、日々を淡々と過ごしていると。私のお爺さまだという方から連絡があったことから
私の日々は変わった。
文字数 918
最終更新日 2021.06.07
登録日 2021.06.07
優雅にお茶をしていても、婦人達というのは情報に耳をそば立てている。
用意された物、その出され方にホストの人となりえお見定め今後の付き合いの参考にする。
そんな女の集まりを遊びだと殿方は言ったそうだけど、このスピードについて来れないだけじゃない?
私の夫もその1人、家柄で決めたけどなかなか合わない方向性に冷めて来た間柄。
どう修復すればいいのか?と思いきや目の覚める情報が?
文字数 810
最終更新日 2021.05.31
登録日 2021.05.31
あげなさい、お姉様でしょ。その合言葉で、わたくしのものは妹に奪われます。ドレスやアクセサリーだけでなく、夫も妹に奪われました。
だけど、妹が奪ったものはわたくしにとっては全て要らないものなんです。
モラハラ夫と離婚して、行き倒れかけたフローライトは、遠くの国で幸せを掴みます。
文字数 6,357
最終更新日 2021.05.30
登録日 2021.05.29
「もし僕が、離婚したら君は復讐してくれるのかい?!」
彼のたったその一言が、全米を震わせた。
✳︎今回も完全なるコメディとなっております。
文字数 726
最終更新日 2021.05.28
登録日 2021.05.28
横暴で利己主義なミュージシャンの多聞は、ひょんな事からラーメン屋のバイト店員である柊一と知り合う。
絶対のネームバリューを持つ自覚があった多聞は、それに全くなびかぬ柊一に、次第に惹かれていくのだった…。
ラブコメを目指したはずが、思いの外マジメ路線に化けたお話。
◎注意1◎
こちらの作品は'04〜'12まで運営していた、個人サイト「Teddy Boy」にて公開していたものです。
時代背景などが当時の物なので、内容が時代錯誤だったり、常識が昭和だったりします。
同一内容の作品を複数のサイトにアップしています。
◎注意2◎
当方の作品は(登場人物の姓名を考えるのが面倒という雑な理由により)スターシステムを採用しています。
同姓同名の人物が他作品(「MAESTRO-K!」など)にも登場しますが、シリーズ物の記載が無い限り全くの別人として扱っています。
上記、あしからずご了承の上で本文をお楽しみください。
文字数 53,548
最終更新日 2021.05.18
登録日 2021.03.09
文字数 3,082
最終更新日 2021.05.17
登録日 2021.05.17
夫の浮気で6年の結婚生活を終えた真莉。手に職もなくそれでもとりあえず働くしかない!見つけたのは居酒屋のキッチン担当。そこで知り合ったバイトの青年は休憩中はスマホばかり見て話もあまりしない。でもこんなことになるなんて想像もしてなかった
文字数 17,920
最終更新日 2021.05.14
登録日 2021.05.14
シャツにピンク色のキスマークを付けてきた夫に、次の朝「浮気をしてるのね」と聞くと「浮気は文化だろ!」とひどく逆ギレする。
そんな夫が会社に出勤した後、玄関の床に名刺が落ちていたので拾ってみると、そこには女の名前と住所が書かれていた。
私はそれを見て、夫の浮気を確信し、急いで書かれている住所へと行ってみた…
文字数 1,439
最終更新日 2021.05.14
登録日 2021.05.14
結婚したらそこがゴールだと思っていた。
だが、私の予想は外れ、何もかもがままならず、ゴールも見えないまま私は人生の暗闇の中を彷徨っていた。
※小説家になろう、カクヨムにも掲載中
文字数 2,952
最終更新日 2021.05.12
登録日 2021.05.12
ポストを見ると、心当たりのない送り元からの大きな封書が入っていた。
【重要書類】と赤い文字で書かれているのが妙に気になり、封を開けてみると、中には記入済みの離婚届が入っていた…
文字数 1,380
最終更新日 2021.05.08
登録日 2021.05.08
マシュー・ヴァンハイムの夫である皇太子ニードは、彼女との結婚が気に食わず、いつも彼女に辛くあたってきた。それでも献身的に支えてきたマシューだったが、ある日ニードは幼馴染のエリスをマシューが虐めていたとして彼女を糾弾し、離縁を宣言する。しかし、マシューはその完全無欠さで周りから「鉄の皇太子妃」と呼ばれるほどの信頼を得ていて......。この顛末は、後に「伝説の十五分間」として語り継がれることになる。
※完結しました。
文字数 3,356
最終更新日 2021.05.07
登録日 2021.05.01
離婚した私は高校からの友人と連絡を取る。私を慰める会と称した飲み会で再会したのは高校時代一目惚れしたあの人。その気持ちはとっくになくなっていると思っていたのに、高鳴った胸にそうではなかったのだと気付く。でも、やっぱりあの人は私を名前で呼ばない。他の友人のことは名前で呼ぶのに……。
※「小説家になろう」さんの方でも投稿していました。
※完結しました。
文字数 58,445
最終更新日 2021.05.02
登録日 2021.04.02
むかしむかし、あるところに、八十四歳のおばあさんと八十歳のおじいさんが住んでいました。
文字数 2,382
最終更新日 2021.04.30
登録日 2021.04.30
貴族令嬢のリナは、小さいころに親から言いつけられた婚約者カインから、ずっと執拗な嫌がらせを受けてきた。彼は本当は、幼馴染のナーラと結婚したかったのだ。二人の結婚が済んだ日の夜、カインはリナに失踪するよう迫り、リナも自分の人生のために了承する。しかしカインは約束を破り、姿を消したリナを嘘で徹底的に貶める。一方、リナはすべてを読んでおり......。
※完結しました!こんなに多くの方に読んでいただけるとは思っておらず、とてもうれしく思っています。また新作を準備していますので、そちらもどうぞよろしくお願いします!
【お詫び】
未完結にもかかわらず、4/23 12:10 ~ 15:40の間完結済み扱いになっていました。誠に申し訳ありません。
文字数 3,982
最終更新日 2021.04.29
登録日 2021.04.23
「お姉様、キラスクを預かって頂戴」
妹はしょっちゅう息子を預け遊びに行きます。
いつまで幼い少女のつもりなのでしょうか。
「お姉様ったら冷酷ね。甥を預かる事もできないのかしら。
酷いお姉様ね」
妹は遊びに行った先で殺されたそうです。ざまぁ(笑)
妹の夫も山に遊びに行って死にました、ざまぁ(笑)
登山が大好きで仕事もろくにせず登山ばかりしていた人だったので
山で死ねれば本望でしょうね。よかったですね。おめでとうございます。
「俺はどうなるんだ」
1人残されたキラスクは不安になるようですが、知ったことではありません。
「さぁー?両親のいない子供を引き取ろうなんて奇特な人はそういないでしょうし、1人で生きていけばいいんじゃないですか」
「そんな、叔母さん。俺を見捨てないでくれよ」
「都合の良い時だけ叔母さんですか。貴方なんて知りません。かってに1人で生きてください」
「いや、ずっと叔母さんって呼んでたぜ」
「テアラ、お前のように冷酷無慈悲な妻とは離婚だ」
「あれあれー、キラスクを引き取らなかった事でなんで貴方が怒るんですか」
「貴方にとっては他人ですよね」
「もしかして、貴方の子供だったりするんですか」
「私の妹と不倫してたんですかぁ。それなら処刑されますねー」
妹も死に不倫ゴミ夫も処刑され私は自由になりました。
美形イケメン王太子に愛されて私は幸せに生きています。
文字数 10,020
最終更新日 2021.04.22
登録日 2021.02.23
「ほら、今月の生活費だ。感謝して受け取れ」
「なんだ、感謝の言葉がないぞ」
「おい、返事もできないのか。両親に決められて仕方なくお前のようなブスで無能な女を妻にしてやったのだぞ。
感謝しろ感謝。感謝が足りないぞ」
「誰に食わせてもらってると思ってるんだ」
!!
「お前のように感謝もできん女とは離婚だ」
「私達、愛し合ってるの。ごめんねお姉様」
「お前のように感謝もできん女と違ってミイリアは感謝のできる女だ。
俺はお前の妹のミイリアと結婚する」
「殿方に媚びるのは本当に上手ね。それしかできないんだから、そりゃあそうやって必死に媚も売るわね。
貴女みたいな女性がいるから、女性の評価が下がるのよ」
「助けてお姉様。死にたくないわお姉様。お願いだから助けて」
「俺が悪かった。謝るから助けてくれ。助けてくれたら一生お前に慰謝料を払い続ける。
土地も全てお前に譲る。だから、助けてくれ」
「はぁーーー?舐めてるのかしら」
「ニコリカ。お前のように美しく優秀な女が離婚されて自由になるのを待ってたんだ」
「待ってなくて助けてよ」
「お前が待ってなくて助けを求めろよ」
「察してよ」
「揉める事もあるけれど私達は互いに尊敬しあい愛しあって幸せに暮らしています」
「今まで虐げられてきたので、これからはスローライフです」
「スローライフよ、リモッコス」
「りもりも」
文字数 3,338
最終更新日 2021.04.10
登録日 2021.02.23
仕事で外に出ていたとき、横を通り過ぎる女性に目がいく俺。
しかし、その魅惑的な女性は元嫁だった。
前にもまして美しくなっていた嫁の姿に、結婚していた日々を思い出す俺はひどく懺悔して・・・
文字数 1,000
最終更新日 2021.03.26
登録日 2021.03.26
「喜べ!やっと離婚できそうだぞ!」「……は?」
政略結婚して9年目、32歳の女王陛下は22歳の王配陛下に笑顔で告げた。
9年前の約束を叶えるために……。
豪胆果断だがどこか天然な女王と、彼女を敬愛してやまない美貌の若き王配のすれ違い離婚騒動。
「月と雪と温泉と ~幼馴染みの天然王子と最強魔術師~」の王子の姉の話ですが、独立した話で、作風も違います。
本作は小説家になろうにも投稿しています。
文字数 43,721
最終更新日 2021.03.17
登録日 2021.01.30
子爵家から伯爵家へ嫁いだトリニダードは、きつい性格の姑と無関心の夫のせいで居場所を見つけられずにいた。子どもができれば境遇も変わるかもしれないと耐えていたが、ある日、父が冤罪を着せられ、彼女は婚家から追い出されてしまう。
恋人に嵌められた妹は自ら死を選び、平民となり気落ちした両親は一年も経たずに相次いで病死してしまった。弟は領地で行方不明になっている。
こうして全てを失ったトリニダードは髪を染め名を変え、妹を嵌めた男への復讐を誓う。
「婚約者に裏切られた私が幸せになってもいいのですか?」のリカルダの侍女トニアの物語です。
文字数 2,408
最終更新日 2021.03.14
登録日 2021.03.13
※素人作品、ゆるふわ設定、ご都合主義、ショートショート予定※
本編 全8話
番外編 アレフの思い
番外編 思わぬ再開
改名
旦那様がまさか……─と裸で寝てるなんてっ!
→妹の激白~旦那様が、まさか─と裸で寝てるなんて~
ある日、私は見てしまったのです。
実家に戻っていて、我が家に帰ってきたら……旦那様がまだ寝ていて……その横に……
お互い裸で、何をしていたかなんてすぐに分かりました……ってましたから。
最低ですわ!
まさか、──と寝ているなんて!
すぐに離婚を申し込みましたわ!
そしたらあの人なんて言ったと思います?!
「君が無表情過ぎて気持ち悪いから悪いんだ」ですわよ?!
もう嫌です……お姉様……
もう、あの方に頼るしかありません……
「ふーん、君がルリィの妹か、似てないね。まぁ良いや、君が困ってたら、1度だけ助けてあげるよ仕方なくね」
そう上から目線で言ってきた姉の結婚相手…頼りたくないけれど……どうか、助けて下さい……。
文字数 22,711
最終更新日 2021.03.14
登録日 2021.02.25
「おかえりノカン、今日も帰りが早いわね」
「ああ、毎日がノー残業デーなんだ」
「そう、なら給料を増やせばいいんじゃないかしら。
努力して独立する人もいるのよ」
「デレポタやってたいし、僕は昇格も独立も興味ないよ」
ろくに稼ぎもせず無駄飯ぐらいの夫にうんざり。
もう我慢の限界です。
「うるさいなぁ。僕はデレポタやっていたいんだよ」
!!うるさい?
私は貴方のためも思って言ってるんですが。
やれやれ、これはもう更生もできないでしょう。
「僕は君のようにうるさい妻より君の妹のマレッタのようにうるさくない女性が好きなんだ」
妹はうるさいぐらいなんですが、貴方の言ううるさいっていうのは
自分にとって向上を促す者をうるさいと言ってるだけですよね。
「そうよお姉様。私達は愛し合ってるの。真実の愛よ」
「離婚してくれないかな。慰謝料はお父様お母様に払ってもらうよ」
はぁ、どうしてこうも自立心がないのでしょう。
「離婚はしてあげますけど、貴方達ももう大人なのですから、責任は自分でとって下さいね」
慰謝料を両親に払ってもらおうと思うなんて、これはもう拷問処刑してあげた方がいいでしょう。
「助けてくれヒエナ。痛いよ。苦しいよ、怖いよ」
「お姉様、助けて。ごめんなさい。私死にたくない。生きたい」
「えっ。なんでですか。なんで私が貴方達を助けないといけないのですか」
「泣きついても助けませんよと言いましたよね」
『お姉様に助けてもらう事なんてないわよ』と言ったのは誰でしたかねぇ。
「お兄様は本当に情けない人だった。死んでくれてよかった」
元第4王子にしてイケイケイケメン国王タトスは両親と兄2人を殺して王位を継いだ
空腹精神の塊のような前国王の妾の子です。
「俺はもっと上を目指す。てっぺんだ。てっぺん目指さないと俺は呼吸ができない」
タトスはてっぺん目指していないと呼吸ができない王族の中の王族のような国王です。
これはこれで問題ありますね。
ガロトア国王タトスに愛されて幸せに暮らしていますが、夫は長生きできそうにありません。
「てっぺんまで走るの辞めるぐらいなら死んだ方がましだ」
あれ、これ私も死への道を一緒に走る感じですか。
「両親殺してお兄様2人殺して、お兄様が拷問処刑されてるの見て喜んでた俺が、地獄で永遠に苦しむ以外の死後なんてないだろ」
「お前も助けを求める妹が拷問処刑されるのを笑って見てたんだ、俺と一緒だろ」
「俺達には地獄しか待ってないんだよ」
俺達って、なんで俺達なのでしょう。その達って私も入ってますか?
そういえば、教えられましたね。
『許しちゃいなよ』
そんな、何万回と教えられた言葉が頭をよぎります。
文字数 1,723
最終更新日 2021.03.07
登録日 2021.02.23
文字数 3,070
最終更新日 2021.03.07
登録日 2021.03.07
カーヌス神聖王国の国王は代々、ドラゴンを召喚する力を受け継ぐ。
十三代目国王、エセキアスは表向きは好青年を演じていたものの、実は自己中心的で狂暴な人物だった。
そんなエセキアスの花嫁になったルーナティアは、嫁いだその日の夜に、自分が望んだ花嫁じゃなかったという理由で、後遺症が残るほどひどい暴力を受ける。
その後エセキアスの暴政によって、信頼は失われ、国民は暴動を起こした。
するとエセキアスは逆上し、ドラゴンの力で、カーヌスの首都ブランデを火の海に沈め、国民を虐殺する。
炎に追われ、塔の最上階まで追い詰められたルーナティアは、そこから身を投げるが、目覚めると、結婚式の前日まで時を遡っていた。
動揺するルーナティアに、魔王の使者を名乗る鴉が話しかけてきて、魔王の居城に来るようにうながしてくる。
狂王エセキアスを止めるため、ルーナティアは魔王になって奮闘する。
116話で完結します。
文字数 341,699
最終更新日 2021.03.04
登録日 2021.02.04
結婚半年で妹と浮気をした伯爵の夫は「別れてくれ」と切り出してきた。
なんて自己中心な人だろう…
怒りで震える姉。
そんな姉の仇を討つべく、ある人物が夫の前に現れた。
文字数 912
最終更新日 2021.02.23
登録日 2021.02.23
あなたに番が現れた時、私は離婚されました。
あなたは私を愛している。
あなたは私を愛している。
それでも番を探してしまうのは……
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下ネタ?注意。
文字数 11,338
最終更新日 2021.02.15
登録日 2021.02.06