現代文学 感動小説一覧
28
件
広い海の中ひっそりと小さな家が建っていた。
玄関には郵便局にあるような大きく赤いポストが置いてある。
表札には『Café Dear』と書かれていた。
この『Café Dear』は、閉店後も明かりが消えることがない。
そこから『小さな郵便局』の営業が始まる。
伝えたいけど、伝えれない想い。
伝えたかったけど、伝えることができなかった思い。
未来の自分に伝えたい想い。
未来の自分のために、あなたの大切な人のために。
あなたのための郵便局です。
あなたの想いを、お預かりします。
あなたはこの小説を読み終えた時、誰を思い浮かべますか?
文字数 5,844
最終更新日 2025.02.01
登録日 2025.01.13
僕がショックを感じたのは、母が〝認知症〟になったことではない。
僕がショックだったのは、母にこう感じてしまったことだーー。
老人ホームで暮らす母の奇異な行動の数々と、それを目の当たりにした息子の心情を描く。認知症になった母を受け入れられない息子に、認知症専門医がある言葉を告げる。それによって、認知症になった母の奇異行動の理由が明らかになる……。
その時、息子は思わずポロリと言葉をもらす。
母と子がつむいできた長い長い年月をたどる、心あたたまるストーリー。
文字数 10,293
最終更新日 2024.09.13
登録日 2024.09.13
何も怖がることはない、ただ真っ直ぐに生きてさえいればーー。
スペインとイギリスのクォーターであるリオは、ロンドンで女優の仕事をしている。祖父のパウロとチャップリンを敬愛する彼女は、恋愛に対して淡白で冷めた価値観を持っているために恋人との関係が長続きしない。また、女優には致命的な無表情であるという問題も抱えていた。だがそれには実は大きな理由があった。
リオはある日、次世代アイコンと称される大人気シンガーソングライターのUmiと出会う。人生や人に失望し、恋愛に対して淡白という部分で意気投合した2人は、名前のない関係性の中で通じ合っていく。
そんな時リオは祖父の友人のチャドから、自分が監督をする自主制作の映画に出ないかと誘いを受ける。
出演を決めた彼女は共演者やスタッフたちと充実した日々を送っていたが、周りで人種問題を想起させる事件が頻繁に起こるようになり、社会や自分自身と向き合っていく。
世の中の理不尽さや人間の汚さに翻弄されながらも、リオは周りの個性豊かな人間たちとの触れ合いの中で救われ、同時に変化・成長していく。
生きることに不器用ながらも、ユーモアと静かな優しさを持って前を向こうとする1人の少女の物語。
※ この作品はフィクションです。暴力行為、犯罪行為を助長する意図は一切ありません。
※人種差別、LGBT、いじめ、銃に関する描写が出てきますが、いじめや差別、犯罪行為を助長する目的でなく、問題提起をする意図の表現となりますのでご理解のほどよろしくお願いします。
文字数 132,003
最終更新日 2024.05.30
登録日 2024.04.29
私は見ている あなたが花開くのを
愛人であった母の子として生まれたエイヴェリーは、義姉のロマンに激しい恋心を抱いていた。
ある日彼女は通っている演劇学校の文化祭で、ロマンがクラスメイトとキスをしているのを目撃する。ショックのあまり泣き崩れる彼女を救ったのは、銀髪の見かけない女生徒だった。
話してみると、彼女は超人気舞台女優のクレア・ハスキンズだと判明する。ロマンの気を引くために家出をしたエイヴェリーは、彼女に想いを寄せるクラスメイトのオーシャンと、クレアの家に泊めてもらいながら生活をする。
そんなある時、エイヴェリーはロマンに思いを寄せる3年のジャンヌと出会う。学校独自の姉妹制度によりペアになった2人の間には確執が生まれる。エイヴェリーはジャンヌに刃向かったことがきっかけとなり、酷い虐めを受けるようになる。
エイヴェリーを傷つけるジャンヌに仕返しをしたいと感じたクレアとオーシャンは、12月の学校行事である『演劇コンペティション』で、3年生に勝とうと提案する。
オーディションでグランプリを受賞し、フランスの若者を中心に絶大な人気を誇るシンガーソングライターのソニア、引っ込み思案だが卓越した文才を持つケイティ、天然で不思議ちゃんと呼ばれるも、舞台だと別人のように豹変するメグ、元モデルのシャイな日本人留学生レンカ、パワフルな歌声を持つ苦労人のリアナ、中性的な魅力を持つ監督志望のアレックスーー。
才能のある生徒たちと演劇を通して友情を育むうちに、姉一色だったエイヴェリーの毎日に変化が訪れる。
文字数 114,403
最終更新日 2024.05.30
登録日 2024.04.29
「なあレオポルド、君の心臓を僕にくれないか?」
火の輪をくぐるライオンのように、強く勇敢であれたらーー。
アヴリルは、どこにでもいる普通の女の子だった。少し違うところがあるとしたら、ボーイフレンドが絶えないこと。好きでもない相手と付き合ってばかりで、心から愛する人には出会えない。
シドニーで暮らしていた彼女は両親の離婚により、南米アルゼンチンのブエノスアイレスに引っ越す。だがそこで待っていたのは、一人の女からの嫉妬による陰湿ないじめだった。
そんなある日、彼女はある理由からネロという青年に化けて、引きこもりの伯父ケニーとともにアルゼンチン最大のスラムであるバラックエリアに足を踏み入れ、銃撃戦に巻き込まれる。
命からがら逃げた二人が乗り込んだのは、イギリスから来たサーカス団『ミルキーウェイ・トレインサーカス』が移動に使うためのサーカス列車だった。
サーカスの最終公演地が大切な友人であるオーロラが引っ越したロンドンと聞き、アヴリルはネロの姿のままで旅に同行することに決める。
動物の世話や雑用をするという条件でロンドンまで乗せてもらうことになるものの、クラウンを演じることになり、冷酷で非道な団長の下練習が始まる。
喜びや痛みを分かち合える仲間たちと出会い友情を育む中で、アヴリルの中にこれまでとは違う感情が生まれ始める。
※作中に出てくるパフォーマンスは宮沢賢治作『銀河鉄道の夜』プリシオン海岸のクルミ発掘の場面をモチーフにしていますが、実際の内容とはかけ離れた寸劇になっていることをご了承ください。
※参考文献は最終ページに記載しています。
※この物語はフィクションです。実在の人物、団体などとは一切関係ありません。
文字数 350,788
最終更新日 2024.05.28
登録日 2024.04.08
ある夜、精神科外来に通院する二十歳の女性患者が、夜間用のインターホンを鳴らしました。
彼女はその時、重大な決断に迫られていたのです。
「看護師さんは私をよく知っているでしょう?
看護師さんならどう思う?」
精神科の外来看護師が、ある患者さんの人生の課題に向き合った話。
文字数 2,280
最終更新日 2024.03.29
登録日 2024.03.29
何時でも、片手間にサクッと読めて、面白いそんな作品集です。一話完結型なのでどれからでも読めます。気軽に目を通すだけでもお願いします!
文字数 50,547
最終更新日 2023.11.21
登録日 2023.02.26
仕事一筋でやってきた頑固親父、五十代の萬狩は離婚の裁判で悔しい思いをした。ある日、『老犬を最期まで見届けるのであれば』という奇妙な条件付きの家を見付け、移住を決める。
老犬の名前は、シェリー。
はじめ、彼は仲良くやるつもりはなかった。けれど、世話をし、日々を過ごしていく中でシェリーとの同居暮らしは萬狩を変え始める。関わってくる移住先の人達。これまでの彼には考えられない生活の中で、次第に『最期まで見届ける』という言葉が、萬狩の中で重みを増し始めて――
「いつまで、どのくらいまで、俺達には時間が許されているんだ?」
五十代の頑固な中年おやじ萬狩と、老犬シェリーの物語。
※「小説家になろう」「カクヨム」等にも掲載しています。
文字数 181,950
最終更新日 2023.11.05
登録日 2023.11.05
フットサルのアマチュア選手である室井昴が、
一度は諦めてしまったプロの選手になる夢を叶えるために奮闘する物語。
彼女である瑞希との恋や、チームメイトたちとの友情、
強敵たちとの激戦など、熱い青春を感じさせるストーリーは必見だ。
展開が速くいろいろな要素が盛り込まれており、
特にサッカーと恋愛が好きな人にはオススメの作品である。
笑いと感動を手にしたい人は乞うご期待!!
※毎日19時公開 全46話
下記サイトにて電子書籍で好評販売中!!
Amazon-Kindle:www.amazon.co.jp/kindle
BOOK WALKER:www.bookwalker.jp
文字数 143,904
最終更新日 2023.04.17
登録日 2023.03.01
通知表のためにボランティアに参加することになった不良少年。
行った先のワークショップのコーナーで待っていたのは、ひとりぼっちの女の子との温かな交流……?
少しでも主人公たちに感情移入してもらえたら嬉しいです。
文字数 6,260
最終更新日 2023.04.07
登録日 2023.04.07
自分の寿命が残り少ないと知った省吾。
生き延びることはないと言われ、意味のない延命を行うよりもお世話になった人にサヨナラを伝える時間に使うことを選ぶ。
〜追加〜(2023.2.19)
ほったらかしにしてたんですけど完結しました、万歳🙌
文字数 13,467
最終更新日 2023.02.19
登録日 2022.05.02
「明里朱里(あかりあかり)という名前が嫌だから」と妊娠中の妻に離婚を切り出された明里悠也。
その妻が突然居なくなって、あの時妊娠していた双子を児童養護施設に入れない為に悠也が引き取る事になる。悠也も児童養護施設育ちだった為に、自分の娘達を施設に入れる事が出来なかったのだ。
双子の一花と百花は天真爛漫で、常に悠也を振り回すが、悠也も何とかシングルファザーとして努力していた。
ある朝双子の世話に困って、つい大きな声を出してしまった時、アパートの隣室に住むシングルファザーの高橋が部屋を訪れる。
それをきっかけに隣室同士のシングルファザー達は交流を持つことになった。
二つの家族のそれぞれの悩み、そして新たな家族のカタチとは……
文字数 65,507
最終更新日 2022.07.12
登録日 2022.04.30
「さあ、これから家族みんなでおうちじかんだ」
我が家で恒例のおうちじかん、そのきっかけとなったあの日、母は一体何を思っていたのか……。
家族そろって過ごす何気ない日々、それはきっと奇跡のような時間。
文字数 3,214
最終更新日 2021.06.03
登録日 2021.06.03
幼い頃に父親を亡くした海斗は、母親と二人で暮らしていた。
そんなある日、海斗の携帯に見知らぬ番号から電話が届く。
その内容は母親が死んだというものだった。
※ 良い母の日を。
文字数 7,439
最終更新日 2021.05.03
登録日 2021.05.03
生まれつき二十歳で死ぬ運命にある私。二十歳の誕生日まで後三日。人生最期の三日間を後悔なく過ごしたい――
※小説家になろう、ノベルアッププラスにも掲載しています
文字数 5,588
最終更新日 2021.02.15
登録日 2021.02.15
「水の行方~花言葉の裏側で」
お金持ちのお嬢さん長田恭子がクラスメイトたちに「私の忠実な配下になるように」と意味した押し花を配ったことが元で一部の生徒の中にイジメが生じる。
長田恭子は何のために押し花を配ったのか?
長田恭子の目的は何なのか?
小学五年生の主人公村上陽一とクラスメイトたちが懸命に考える中、物語は意外な方向に展開する。
「忠実な配下」の本当の意味は?
クラスの女の子に虐められている和菓子屋の看板娘の智子、ひたすらピアノの練習に励む少女加奈子、そして押し花を配った長田恭子、3人の思いが一つになるとき物語は一つの形となって収束される。
◆印は男子の視点 ◇印は女子の視点になっています
【シリーズ小説の時系列】
春 「遠野静子の憂鬱」
↓ ↓
夏「水を守る」
↓
秋「水の行方」
↓ ↓
冬「水をすくう」 「長田多香子の憂鬱」
文字数 103,233
最終更新日 2019.08.26
登録日 2019.05.17
小学五年生の主人公村上陽一は母の年の離れた妹の叔母さんと本の話をしたり一緒にいろんな所に出かけたりする日々を送っていた。
そんな陽一にはすごく気になる場所があった。それは近所にある古いアパートとそれを見下ろすかのように立っている高台の家だ。
ある日アパートから出てきた中年男と女が封筒を受け渡しするのを見た日から全てが始まる。
陽一は近所の商店街の駄菓子屋で店番をする女の子小川悠子と高台に住む良家の娘香山仁美の二人の少女と知り合いになる。
やがて陽一は小川悠子が義父から虐待を受けていることを知るがどうすることもできないでいた。物語は進み、陽一は二人の少女に隠された秘密を知ることになる。
陽一を温かく見守り支えてくれる叔母さんとの会話や出来事を通して陽一自身が次第に成長し、二人の少女の秘密と叔母さんとの関係がリンクする。
町の人々の今まで見えていなかった部分が見えはじめ、全てが繋がり奇跡が訪れる時、陽一は誰が本当に好きなのかに気づく。
【シリーズ小説の時系列】
春 「遠野静子の憂鬱」
↓ ↓
夏「水を守る」
↓
秋「水の行方」
↓ ↓
冬「水をすくう」 「長田多香子の憂鬱」
文字数 105,124
最終更新日 2019.05.16
登録日 2019.04.17
28
件
アルファポリスの現代文学小説のご紹介
アルファポリスの現代文学小説の一覧ページです。
ヒューマンドラマや純文学を中心とした現代文学が満載です。
人気のタグからお気に入りの小説を探すこともできます。ぜひお気に入りの小説を見つけてください。