サーカス小説一覧
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「なあレオポルド、君の心臓を僕にくれないか?」
火の輪をくぐるライオンのように、強く勇敢であれたらーー。
アヴリルは、どこにでもいる普通の女の子だった。少し違うところがあるとしたら、ボーイフレンドが絶えないこと。好きでもない相手と付き合ってばかりで、心から愛する人には出会えない。
シドニーで暮らしていた彼女は両親の離婚により、南米アルゼンチンのブエノスアイレスに引っ越す。だがそこで待っていたのは、一人の女からの嫉妬による陰湿ないじめだった。
そんなある日、彼女はある理由からネロという青年に化けて、引きこもりの伯父ケニーとともにアルゼンチン最大のスラムであるバラックエリアに足を踏み入れ、銃撃戦に巻き込まれる。
命からがら逃げた二人が乗り込んだのは、イギリスから来たサーカス団『ミルキーウェイ・トレインサーカス』が移動に使うためのサーカス列車だった。
サーカスの最終公演地が大切な友人であるオーロラが引っ越したロンドンと聞き、アヴリルはネロの姿のままで旅に同行することに決める。
動物の世話や雑用をするという条件でロンドンまで乗せてもらうことになるものの、クラウンを演じることになり、冷酷で非道な団長の下練習が始まる。
喜びや痛みを分かち合える仲間たちと出会い友情を育む中で、アヴリルの中にこれまでとは違う感情が生まれ始める。
※作中に出てくるパフォーマンスは宮沢賢治作『銀河鉄道の夜』プリシオン海岸のクルミ発掘の場面をモチーフにしていますが、実際の内容とはかけ離れた寸劇になっていることをご了承ください。
※参考文献は最終ページに記載しています。
※この物語はフィクションです。実在の人物、団体などとは一切関係ありません。
文字数 350,788
最終更新日 2024.05.28
登録日 2024.04.08
異世界転移×サーカス×すれ違いの恋愛ストーリー。
いきなり異世界に転移してしまった玲は、奴隷商人に追われていたところ、魔導旅芸人一座の団長エヴァンダーに助けられる。
彼の提案で、玲は道化師アイザック専任の世話係として旅芸人一座の仲間に加わった。
美青年だが胡散臭い笑顔を見せるアイザックに苦手意識を持つ玲だったが、彼が毎夜悪夢に魘されていると知り、眠れない彼のために元の世界の話を聞かせてあげることに。
これは、心が疲れてしまったアラサーOLと、心に傷を負っているワケありイケメンの交流を描いた、ほのぼのとした物語。
※小説家になろう様、カクヨム様にも掲載しています。
文字数 34,063
最終更新日 2023.04.23
登録日 2023.04.09
帝都を騒がす神出鬼没の義賊・怪盗ジェスター。
彼が持つもうひとつの顔こそ、私立探偵の橋本雅文である。
あるとき、帝都で発生した宝石商襲撃事件の犯人としてジェスターの名が挙がっているという話を聞いた雅文は、襲撃された宝石商・宮園家の生き残りである美月の護衛として、彼女が世話になっている小野寺家に潜り込む。〈偽ジェスター〉が彼女にさらなる危害を加えることを危惧する雅文だったが、小野寺家に隠されていたのは彼の懸念を上回るおぞましい秘密だった……。
【登場人物】
橋本雅文/怪盗ジェスター・・・探偵と怪盗の顔を使い分け、理不尽な境遇に陥れられた人々を救い出すことを信条としている青年。義賊として広く知られており、司法の光が届かない難解な事情を抱えた人々からの依頼を請け負うことが多い。自分の名を騙って宮園家の当主夫妻を殺害した〈偽ジェスター〉を追うため、宮園美月の護衛となる。
宮園美月・・・・・宝石商・宮園家の令嬢。ある晩突如両親を〈ジェスター〉に殺害されてしまい、家を継ぐには若すぎたため、ひとまず遠縁の小野寺家に引き取られる。読書家で、自分でも探偵小説を書いている。以前から義賊のジェスターに憧れを抱いていたのだが……。
小野寺誠三・・・・小野寺家の当主。画商、画家。両親を失った美月を保護し、養父として養育する。不眠に悩まされているらしい。
小野寺加代・・・・誠三の妻。引き取られてきた美月に対して小野寺家で唯一厳しくあたり、家事を言いつけたり外出を管理したりする厳格な人。
松田晴海・・・・・小野寺家に雇われたばかりの使用人。美月に襲撃事件のことを根掘り葉掘り聞いてしまったため、彼女から敬遠されている。
文字数 81,694
最終更新日 2023.02.07
登録日 2023.01.31
……声が出ない
それは唐突に俺を襲った
いつもは当たり前にできたこと
それが急にできなくなった
暗闇に突き落とされて、目の前なんて見えなくなった
うるさい喧騒の中でひとつだけ、綺麗な音が聴こえるまでは
文字数 30,075
最終更新日 2022.05.05
登録日 2021.12.13
『サーカス団がこの村にやってくる!!』
物珍しい生物たちが次々と登場するショーを
村人たちは大いに楽しんだ。
そして、彼らが村人たちの前に登場すると
村人たちからは今日一番の歓声が沸き起こった。
文字数 924
最終更新日 2022.04.09
登録日 2022.04.09
走って走って今までの居場所を捨てた。
幸せなんて上辺だけの存在であることを思い知った今日。
憎しみと、悲しみと、孤独感が心の中でふつふつと表れてきたが、
振り切ってただ走り続けた。
山を抜け辿り着いた教会で出会った彼ら。
「これは契約だ。
仲良しこよしではなくビジネスパートナとしてお互いを利用しあう関係だ」
ここから私の旅は始まる
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初めまして、生野クリームです。
アルファポリスでは初めての作品で
改行などで読みにくい部分などあるかもしれませんがその時は教えてくださるとうれしいです‼
連載頑張っていきますので更新楽しみにしていてください。
文字数 485
最終更新日 2021.04.14
登録日 2021.04.14
とある国のとある街で、開演5分前にサーカス団員達が繰り広げる、意味ありげな内容の意味のない会話劇。
文字数 1,587
最終更新日 2019.08.21
登録日 2019.08.21
姫野波音(ひめの なみね)は、スポーツジムで水泳インストラクターとして働く24歳。
中学生の頃、初恋の相手である年上の少年・碧(あお)を交通事故で亡くし、それ以来好きな人ができずに過ごしていた。交際経験もなし。
ある日、スポーツジムのイベントで生徒たちと海へ行くことに。その最中、生徒の一人が沖に流されてしまい、波音は迷わず救助に向かう。しかし、生徒にライフジャケットを装着させたところで大波に襲われ、波音は水中深くへと沈み溺れてしまう。
その後、見知らぬ浜辺で波音は目を覚ます。だが、そこは元いた世界ではなく、別世界だった。
気絶した波音を発見し助けてくれたのは、『碧』と名乗る男性。波音の初恋の人と名前こそ同じだが、性格も見た目も全く違う。強引で、俺様で、時々優しい彼。波音は碧が気になって仕方がない。
異世界転移から始まる、波音の“二度目の初恋”物語。
*表紙イラストはtokarami様よりお借りしています。
文字数 77,196
最終更新日 2018.09.20
登録日 2018.09.09
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