妖怪/怪物/あやかし小説一覧
足立区に伝わる六阿弥陀伝説。そこに出てくる"足立姫"という話をベースにファンタジー要素を加えたオリジナル作品です。
平安時代後期。武蔵国 足立郡 宮城村に“足立姫"という少女がおり、荒川を越えた先の村の次期当主と結婚することになりました。
しかし嫁入り先の姑からいじめを受け、ようやく許可された実家への一時帰省の道中で十二人の侍女と共に川に身を投げて亡くなってしまいます。
足立姫の屋敷のお付きだった宮城祿河は、主人ととも供養の任を手伝う最中、奇妙で不可思議な世界に飲み込まれていく平安ファンタジーです。
※この物語はフィクションであり、実在の人物・団体とは一切関係ありません
文字数 34,219
最終更新日 2024.12.21
登録日 2024.12.09
妖怪、精霊、獣人や多種多様な神々が実在する世界に住む人間・弓ノ持棗(ゆのもちなつめ)は、普段は無関心なくせに関与して欲しくはない部分だけ過干渉な双子の兄達から受ける日頃の扱いにうんざりしていた。兄達のせいで三度に渡りアルバイト先をクビになり、棗は『一人で生きていこう』と決意。家を出て、収入源を世界中に出現している“ダンジョン”に求めた。だが開始五分で突如最下層に転移してしまい、ラスボスらしき追尾者と遭遇。『殺される!』と棗は思っていたのに、何故か追尾者から『ずっと君に認知されたかった』的な事を言われ、最終的にはダンジョンの外にまで着いて来た挙句に「お嫁さん」と呼ばれる羽目になってしまった。
○執着心強めで闇堕ち済みの守護“堕”天使さんとの恋愛モノ。
○ちょっとえっちな小説の予定です。
【関連作品】
ショタ神様はあくまで『推し』です!
文字数 94,750
最終更新日 2024.12.20
登録日 2024.08.12
結界師として夜な夜な物怪と戦っていた高星とネジは、ある晩一人の女性、美桜と衝撃的な出会いをする。
この世のものとは思えない美貌を持つ彼女はなんと神様だった。魔払いの力を持つ美桜に高星は惹かれるが……。美桜を狙う強敵を前に死んでしまう。
黄泉の国で落ちぶれた神と出会い、蘇りの契約をするも、それは高星が鬼神となり満月の夜には必ず百鬼夜行を行なうというものだった。
そして美桜の身体は実は借りもので、本当の身体は婚約者のいる高天原にあるという……。美桜は高星と自分の身体を取り戻せるのか?
しかも一途に恋する高星の恋は前途多難で、美桜は別な男性を好きになってしまう……。
二人の神様が主人公の話です。気軽に読んでいただければ幸いです。
※ここに登場する神様はフィクションです。古事記の神様とは別物です。
文字数 25,511
最終更新日 2024.12.19
登録日 2024.11.28
妖怪、妖精、精霊、獣人や多種多様な神々——
とある時代にそれらの存在を科学的に『否定』しようとした者がいた。だが彼らは予想外にもお互いを隔てていた空間のズレを破壊してしまい、空想上の存在だったはずの者達は全て、人間達の新たな『隣人』となる。
三百年程前“神隠し”に遭い、鴉天狗の手により救出された“賀村巴”はそんな世界に突如、一人で放り出されてしまう。
家族も友人も知人も。既にもう誰もいない、彼女とは無関係であったはずの遠い遠い未来。そんな世界で巴は、三百年のブランクだけじゃなく『この先は誰とも結ばれない』という生涯独身の呪いらしきものまで背負いながらも、不思議と、お隣に住む白髪の少年・“カムイ”に惹かれていく。そんな自分を否定しつつ、猫又や幽霊などといった隣人達に恵まれて心の隙間を埋めていく。
○執着心強め神様に『神隠し』という名の『監禁』をされていた女性が、相手がそうとは知らぬまま関係を再構築していくお話。
○ちょっとえっちな小説。
○ショタコン要素あり。妖怪などといった者達も多めに登場します。
文字数 172,349
最終更新日 2024.12.18
登録日 2024.06.03
僕のしたいことは、妖怪と友達になりたいこと。
田舎の祖父母宅で手に入れた百人一首の様な札。それはただの札ではなく、妖怪が封印されていた。封印が解いてしまった雪女、烏天狗、コロポックル達から始まる少年少女の物語。
文字数 281,222
最終更新日 2024.12.15
登録日 2023.11.19
お忙しい方のための1分あらすじ動画はこちら↓
https://youtube.com/shorts/GBWun-Q9xOs
(ストーリー)
■■死神×人間■■
■■高校時代の友人が死神となって蘇ってきた現代ファンタジーBL■■
「お帰り!」
家に帰ると、そこにいたのは死んだはずの高校時代の友人、悠輝(ゆうき)だった。
「生前の願い」を叶えるために、死神となって戻ってきた悠輝。
大学生の亘(わたり)は悠輝の死神業、死んだ人の「お迎え」を手伝うことになる。
彼が高校時代に犯してしまった罪――悠輝が死んでしまった原因――を償うために。
こうして死神と人間の奇妙な共同生活が始まった。
そんな中、近所で放火事件が相次ぐ。
人外の仕業と判断した二人は、一緒に犯人を捜すこととなるのだが。
(基本方針)
・未成年の性描写は無し
・合意のない性行為描写は無し
以上、物語の都合上どうしても入ってしまう場合は
事前にワーニングを出しますので、ご安心くださいませ。
○●----------------------------------------------------●○
↓現在、以下の2つのお話が連載中です。↓
週末にビュー数を見て、
増加数の多い方の作品をメインに更新したいと思いますmm
◆『不惑の森』(ミステリーBL)
https://youtube.com/shorts/uVqBID0eGdU
◆『ハッピー・ホーンテッド・マンション』(本作品:死神×人間BL)
https://youtube.com/shorts/GBWun-Q9xOs
○●----------------------------------------------------●○
また、「郁嵐(いくらん)」という名義でブロマンス風の和風歴史ファンタジー小説も書いています。
気軽におこしくださいませ~
・エブリスタ様
https://estar.jp/users/1510003589
・アルファポリス様
https://www.alphapolis.co.jp/mypage
・小説家になろう様
https://syosetu.com/user/top/
・カクヨム様
https://kakuyomu.jp/users/ikuran-ran
文字数 32,671
最終更新日 2024.12.15
登録日 2024.08.29
「僕の描いた絵が本物になったらいいのに」
そんな夢を抱く絵描き好きな少年・織部緑光(おりべ ろくみつ)は、科学の発展によって可視化された人の魂の持つ「色」を重視する現代に生まれる。
情熱の赤色、ひらめきの黄色、冷静な青色など人気色と比べ、臆病と評される「緑色」の緑光だが、色に囚われず前向きな幼少期を過ごしていた。
時を同じくして都心では、人類を脅かした感染症のパンデミックとネット社会の相乗作用が、放置されたグラフィティから夜な夜な這い出して人を襲う落画鬼(らくがき)を満天下に知らしめる。
その悪鬼に唯一、太刀打ちできるのは、絵を具現化させる摩訶不思議な文房具で戦う、憂世の英雄・浮夜絵師(うきよえし)。
夜ごとに増える落画鬼の被害。それに決死の覚悟で挑む者への偏見や誹謗中傷がくり返されるネット社会。
月日の流れによって、夢を見なくなるほど「緑色」らしくなっていた緑光だったが、SNS上に浮上した「すべての絵師を処せ」という一文を目にし……。
文字数 158,281
最終更新日 2024.12.12
登録日 2024.07.09
「はー・・・くっしゅん!!」
それは誰かのくしゃみから始まった。
日本で落ちこぼれの『ざしきわらし』として過ごしていたフクは、気づくと何もない霧の中にいた。霧の中で出会った黒い神様(?)にキスされたり、霧から助けられたと思ったらキョンシー使いの導師に襲われたり、二重人格の主人に刺されかけたりして散々な目にあう。異世界に訪問してから散々な目に遭っているが、この世界の人からは別世界からの訪問者は、みんな『悪魔』として討伐されてしまう!
「僕って今『ざしきわらし』だよね?趣味の悪いって、有名な鬼じゃないよね??」
誰もが嫌う『ゴミ掃除』に明け暮れながらも、今日も天使の目から掻い潜って生活している。
フクの世界のお釈迦さま、神様、神様が治める国の悪魔討伐隊『討伐天使』から逃れる毎日に、怯えながらもどうにか過ごしています。
一ヶ月前から、子供が消える事件が発生した。目撃者もなく、痕跡もなく消えることから、『悪魔』もしくは『悪魔付き』の仕業として調査を続けている。しかし、進展はなく、1人、また1人と子供が各地で誘拐されていく。子供の身分はバラバラ、共通点もほとんどない。フクは、『友達』から誘拐された子供を心配されるが、天使の監視を避けるために、動けずにいたところを、霧の中で出会った神様とよく似た青年が現れて・・・?
文字数 139,039
最終更新日 2024.12.09
登録日 2024.06.18
筝蔵美冬(ことくらみふゆ)は、筝蔵家の次女。箏蔵家の元には多大な名誉と富が集まる。けれどそれは、妖との盟約により、いずれ生まれる『運命の花嫁』への結納金として、もたらされたものだった。美冬は、盟約に従い、妖の元へ嫁ぐことになる。
妖。人ならざる者。いったいどんな扱いをうけるのか。戦々恐々として嫁いだ美冬。けれど、妖は美冬のことを溺愛し――。
文字数 14,914
最終更新日 2024.12.04
登録日 2020.04.19
口八丁な蝋燭頭の妖怪と、霊感の強い倫理観ゼロの宗教家の馴れ合いBL 外野に大量の妖怪やら怪しい神
※グロテスクな表現あり
文字数 71,562
最終更新日 2024.11.23
登録日 2022.10.26
愛して
恋焦がれて
彼は全てを捨てた
許されない恋だと知っていた
「愛しています」
狂気染みた愛を少女に注ぐ怪異
その先にあるのは果たして…?
頂点を極めた怪異と
怪異に見初められた人間の少女の
甘くも切ない恋物語―
文字数 174,993
最終更新日 2024.11.10
登録日 2024.11.05
十八歳の少年レイには十三歳から共に暮らす学校の教師であり、孤児だったレイを義弟として教会から身を引き取った義兄のデイレスがいた。臆病で人を怖がるレイにデイレスは自分がいつでもいるといって学校で苛められていた彼の心の傷を癒す本当の兄のような存在。しかし、彼への信頼と憧れの思いはいつしか恋心に変わっていた。
男が男に恋をするだなんて可笑しく、いけないことなのだろう。レイはその感情を必死に堪えていた。
レイが学校を卒業する数日前、彼を虐める男子の集団はデイレスが死神であるといった噂話をしていて、レイはそれを耳にしてしまう。
死神というのは、数年前にこの村の山の麓にある教会をたった一夜で乗っ取り、大鎌で殺した人間の血肉を貪る世にも恐ろしき存在。何千もの人間を廃教会へ連れ出し、殺戮を続ける凶悪な化物のことだ。
あんなに優しいデイレスが死神な訳が無い。
しかし、学校を卒業した日の夜、デイレスに連れられてやってきたのは廃教会。
血生臭い悪臭が漂う中レイは教会の地下室、祭壇のある小部屋へと誘導される。
グチャリ。
肉塊が踏みつけられた音だった。
恐る恐るレイが下を見下ろすと___
そこみは他の死体よりも損傷が酷いレイを虐めた彼らの亡骸だった。
デイレスの名を叫ぶレイの白い頬に背後から彼の冷たい掌が触れる。
「ああ、そんなに怯えないでくれ。余りにも可愛い過ぎて俺の喉がお前の血を欲しがっている」
デイレスの黒髪は白銀の長髪に変わり、赤い瞳には獣のような鋭い瞳孔が。
爪も伸びていて、ニヤリと笑う口元からは獰猛な二本の牙が零れていた。
祭壇上の椅子に腰掛け漆黒の大鎌を背負うその姿は死神そのものだった。
無垢な子どもの血は上手い
そんな噂と好奇心だけでレイを引き取ったデイレス。
しかし臆病なレイがデイレスに対してのみ甘えるその姿に理性が吹き飛ぶ程のとある衝動を引き起こしていた。
溺愛から生まれた愛の歪みはエスカレートしていく。
そしてレイは感じた。
死神を前にした恐怖、絶望、心臓の悲鳴。
それと興奮。
教師として、普段の好青年なデイレスの面影は無いが、殺しと血に飢えた本来の彼の姿は実に妖艶で、引き込まれる。
抱き合った二人は今宵......
赤黒く歪んだ、けれども相思相愛故に契約の首輪を取り付けて監禁を受諾した少年と彼を愛する闇深き死神のストーリーが今、幕を上げる。
文字数 59,943
最終更新日 2024.10.14
登録日 2024.09.29
人気たこ焼き店の不正摘発、原因はタコと偽った得体の知れない食品の混入。
都内の下町にて一人暮らしの老婆の不可解な死。家の中には大量のお札が貼られていて、書き遺された手紙には「湧いて出る、湧いて出る」の一言のみ。
錯乱した通り魔による無差別殺傷事件、犯人は現行犯により警官二名にその場にて取り押さえられたものの、異様なほどに何かに怯えていたらしい。
その時の発言が、「もうじきイビツガミがやってくる」
私たちの知らないところで、何かが起きてる。
得体の知れないものが不気味に蠢いていて、人智の及ばないことが始まろうとしてる。
これは、私と怪異により描かれる不思議なお話
文字数 47,357
最終更新日 2024.10.10
登録日 2024.09.02
【「鎌倉猫ヶ丘小ミステリー倶楽部」に改題して、アルファポリスきずな文庫より好評発売中!】
https://kizuna.alphapolis.co.jp/book/11230
【「第1回きずな児童書大賞」にて、「謎解きユニーク探偵賞」を受賞】
市立「鎌倉西小学校」には不思議な部活がある。その名も「ミステリー倶楽部」。なんでも、「学校の怪談」の正体を、鮮やかに解明してくれるのだとか……。
学校の中で怪奇現象を目撃したら、ぜひとも「ミステリー倶楽部」に相談することをオススメする。
案外、つまらない勘違いが原因かもしれないから。
……本物の「お化け」や「妖怪」が出てくる前に、相談しに行こう。
※本作品は小学校高学年以上を想定しています。作中の漢字には、ふりがなが多く振ってあります。
※本作品はフィクションです。実在の人物・団体とは一切関係ありません。
※本作品は、三人の主人公を描いた連作短編です。誰を主軸にするかで、ジャンルが少し変化します。
※カクヨムさんにも投稿しています(初出:2020年8月1日)
文字数 160
最終更新日 2024.09.30
登録日 2023.06.21
「ようやく終わるんだ…」両親の離婚、毒親へと変貌した母、度重なるいじめーーー。私は何のために生きているんだろう……生きる希望を失い、孤独な毎日を送っていた少女、一華。自分が死んでも誰も悲しまないと考えた彼女は、自殺する事を決意する。荷作りをした一華が向かった先は、山や田んぼに囲まれた小さな村『白里村』。彼女はその村の山奥で包丁を突きつけて自殺を試みる。意識が遠のき、視界がぼんやりしていた時、1匹の狐が現れる。「イチカ、俺と契りを交わそう」この出会いをきっかけに一華の人生が大きく変わっていく…
文字数 38,426
最終更新日 2024.09.24
登録日 2023.10.21
やっとの思いで婚約破壊したのに、今度は異世界で妖たちの妃候補として1年間修行しなくてはならなくなった。
元の世界に戻るためにも大人しく過ごそうとするが、最も妃にふさわしくないという烙印を押され、同じ妃候補、妖たちから嫌がらせをうける。
性格の悪い主人公の楓は売られた喧嘩は買う主義で、やられたら徹底的にやり返す。
大人しく1年間過ごす予定が気づけば中心人物になっていた。
楓は元の世界に戻れるのか?妖たちの妃になってしまうのか?
楓は最後にどんな選択するのか?
なろう、カクヨムにも掲載中です。
文字数 29,396
最終更新日 2024.09.16
登録日 2024.08.31
《ヒト・人》動物界‐脊索動物門‐哺乳網‐サル目‐ヒト科‐ヒト属‐ヒト種、別名"人間"ともいう。~~~~~~~~など様々なものを発展させ、かつて生物の頂点に立った。25XX年から存在は確認されておらず、絶滅したと考えるべきである。かつて生態系の頂点に君臨した生物が絶滅まで至る経緯と原因としては、、、
“ヒト”の知の保管場所、図書館とその近辺を生活エリアとし、ずっとそこで生活してきた二人。ある日、偶然手に取った本の最後のページに嘗て生物の頂点に君臨した"ヒト”に関する少し他のとは違った記述を発見する。その違いは彼らの脳内に強烈な疑問を与え、彼らから離れない。二人はその答えを見つけるために長年生活していた地を初めて離れ、旅に出る。そして、そこで彼らが出会うのは“ヒト”が生み出し、残した全て、伝説、神話、伝承、物語、、。彼らは、かつて“ヒト”が創造・空想・想像した世界を旅するーーー
文字数 4,623
最終更新日 2024.09.10
登録日 2024.08.28
実家を出て1年が経ち幸せに暮らしていた陰陽師の楓。
1ヶ月前に隣の人が出ていったと思ったら、新しく違う人が入ってきた。元々、マンション内の付き合いなどしてないため、どうでもよかったが、ひょんなことからベランダで度々話すようになった。
本当は仲良くなるつもりなどなかったが、人には見えないものが見える楓は隣人の藍が呪われているのを知り、見て見ぬ振りなどできず助けてしまう。
その日を境に藍がアイドルとして復活できるように手助けすることになった!
文字数 1,453
最終更新日 2024.08.31
登録日 2024.08.31
=============
【あらすじ動画】
◆忙しい方のためのショート版(1分)
https://youtu.be/AE5HQr2mx94
◆完全版(3分)
https://youtu.be/dJ6__uR1REU
=============
時は大正と昭和の境目。
帝都一の歓楽街 浅草に、一人の少年が住んでいた。
彼の名は銀次(ぎんじ)。
口八丁だけで芸を売る根っからの香具師(しょうにん)だ。
この頃の浅草には関東大震災で家を失った
多くの少年・少女が住んでいた。
彼らは人さらいや悪徳警官など汚い大人たちから身を守るために、
浅草黒団(こくだん)、浅草紅団(くれないだん)などの徒党を組んで、力を合わせて日銭を稼ぎ、暮らしていた。
そんな中、銀二は一人、誰とも組まずに
元浅草十二階下のさびれた地区で暮らしている。
彼は二つの商いをしていた。昼間は古臭い覗きカラクリ屋。
そして夜は——誰にも言うことのできない仕事——探しモノ屋だ。
探しモノ屋。それは、人々が失ったモノを取り戻し返す仕事。
当時の日本は大震災の影響で、誰もが何かを失って生きていた。
家族、恋人、仕事、家、命……。
銀次はそんな人々の依頼を受け、なくしたモノを探しに
十二階跡地の奥にある浅草裏町へと日々、通っていた。
浅草裏町——幻橙町(げんとうちょう)。
普通の人には見えない、奇怪なモノたちが集まるこの町では、
代償さえ払いさえすれば手に入らないものはないという。
「ここには自分の取り戻したいものも、きっとあるはず」。
そう思いながら、銀次は探しモノ屋の商いを続けていた。
そんなある日、銀二のもとに、
失踪した浅草紅団団長の紅子(べにこ)を
探して欲しいという依頼が入る。
ひょんなことから黒団団長で幼なじみでもある
辰政(たつまさ)と幻橙町で一緒に紅子を探すことになった銀次。
果たして紅子は見つかるのか、
そして、銀次の探しているモノはどこにあるのか。
文字数 38,425
最終更新日 2024.08.21
登録日 2024.07.11
中学3年の苧環瞳美はいつものように深夜徘徊をしている最中、深夜にひとり公園で佇む謎の女性御厨と、魂が捻じ曲げられることによって生まれる異形の怪物、亡者を目撃する。
謎の力を使い、身体の一部を獣のように変化させた御厨によって亡者はなぎ倒され、その一部始終を見ていた瞳美に御厨は接近する。
瞳美は御厨から霊力という亡者に対抗するための力の存在と、亡者という怪異の存在を教えられ、亡者が過去に起きた最悪の思い出に関係しているのではと考えた。
「生きた人間でも亡者になるんですか」
「ええ⋯⋯」
その事実で亡者と戦うことを決意した瞳美は、霊力によって全ての想像を真実にするという最強の御札を授けられ、同じく亡者と戦う少女達と出会い、深夜の街を駆け回る日々が始まった。
御厨や少女達とともに戦う中で瞳美の中に幼馴染に抱いた以来の友愛の感情が芽生え始めた。
そんなある日、亡者に与する術者によって傷つけられ、病室のベッドの上で痛々しい姿を見せる御厨達を見て、瞳美は5年前の忌まわしき記憶と重ね合わせた。
術者によって亡者に変えられてしまった由貴(ゆたか)から自分を守り蹲る寿磨(かずま)。
瞳美は混沌とする術者への憎しみや過去の痛み、現在の恐怖に苛まれ、自分はこれからどうするべきかま毎晩自室で葛藤していた。
────
瞳美が戦うのをやめてしばらくして、昼間の街に亡者が大量発生した。
妹ともに行動していた三椏寿磨は、昔亡者になった幼馴染によって傷つけられたことによって霊力が宿った左腕を使い、亡者を倒した。
亡者の存在と豹変した由貴が繋がっていると知った寿磨は、退院した御厨達と共に亡者と戦っていた瞳美と合流し、この大量発生に関与し、さらには御厨達を病院送りにした術者を自分と瞳美で倒すと宣言する。
常に自分を守ってくれていた寿磨の存在に勇気を貰った瞳美は、最愛の親友と共に未知なる恐怖に立ち向かう。
文字数 111,264
最終更新日 2024.07.02
登録日 2024.07.02
【楼主×死神】
吉原にある藤乃屋。楼主の最澄(もずみ)は、吉原では珍しい京言葉を使う。ある日、競争店である菊乃屋の花魁が殺された。裸体の花魁の首を鋭利な刃物で切り裂いた犯人。疑われたのは、最後の客では無く、最澄だった————。
「人と違うとあかんのか?」
彼の前に現れたのは、自分を死神だと名乗る少女だった。
自分の生い立ちに不満を抱えた最澄。追い討ちをかける様に犯人だと罵られる。自分の身の潔白を証明出来るのは、少女だけ————。親から継いだ藤乃屋を守る為、楼主である最澄は、真犯人を追う事を決めた。
生きる意味を模索する楼主と死神の少女が送る和風ミステリー。人の欲が入り乱れる吉原で、真犯人は見つかるのか?!!
文字数 12,329
最終更新日 2024.06.27
登録日 2020.05.16
【一言あらすじ】
絵描きの祖父の描いた空想上の怪物たちが暴れだしたので、遺品の中にある画集の知識を使って解決していくストーリー。
【本格あらすじ】
中等魔法教育機関に通う、ごく普通の少年ヲルカ・ヲセット。
彼の祖父は無名の画家だったのだが子供心に感心を抱くほど想像力が豊かな人物で、まるで見聞きしてきたように空想上の怪物を描くのが得意だった。
その祖父が亡くなった際に生涯に渡って描き溜めた画集を受け継いだままに平穏無事な学生生活を送っていたのだが、ある日を境に『ウィアード』と呼ばれる正体不明の怪物たちが様々な事件を起こすようになる。
ひょんな事からその怪物の正体が祖父の考えた空想上の怪物だと気が付いたヲルカは、長年に渡って丸暗記した画集の知識を駆使して事件解決に乗り出す。
目論見通り、次々と怪物を退けているうちにヲルカの実力に目を付けた十のギルドが彼を獲得しようと水面下で抗争を始める。その結果、色恋にてヲルカを懐柔しようと画策した十のギルドは、自らのギルドが誇る才色兼備な美女をヲルカの元に送り込んでくる…。
※5/8時点 男性向けHOTランキング【43位】
文字数 276,868
最終更新日 2024.06.07
登録日 2024.04.29
文字数 16,290
最終更新日 2024.06.01
登録日 2024.06.01
「一ツ柳長屋ってさ、昔おばけ長屋って言われてたけど…全然おばけ出ないよね?」
「むしろ、あの長屋の住人になりたいくらいよ!」
長屋の住人は、みんなそれぞれ訳ありな人々。
知りたい?秘密?
─じゃあ、長屋へ遊びに来てよ?─
文字数 15,715
最終更新日 2024.05.30
登録日 2024.05.30
少年は死んだ。
ただ一つの心残りとして、自分を育ててくれた母へのお礼を言えずに。
そうして少年は消え、けれど気が付けば狐としてこの世に生を受けていた。
それも、妖狐――妖術を使う化け狐として。
これはそんな少年ハクトが化け狐として成長していくお話。
文字数 160,886
最終更新日 2024.05.01
登録日 2024.02.03
※こちらの作品は現在執筆中の新刊のお試し読みとなっております。
9月頃完成目処で、完成後は各種オフライン同人イベントやBOOTHにて販売予定ですので楽しみにお待ちいただけたらと思います。
【ジャンル】
人間×怪異 / 人間攻め / 異種間恋愛 / 無理やり / 大正時代 / 和風ローファンタジー
【あらすじ】
時は大正。
とある士族の下男として働く「篠木 統」はひょんなことから不審な虚無僧に追いかけ回される。
深編笠を脱いだそいつは牙をぎらりと光らせ、鋭い爪で統へ襲いかかった。
「ようやっと逢えたなァ、御前様」
この不穏な邂逅が統の人生を、存在意義を、浮き彫りにさせていく。
文字数 31,984
最終更新日 2024.03.12
登録日 2024.03.12
妖怪のヌウは人間の世界に長く暮らしている。現代の人間界は暮らすのは大変だ。ヌウの現代社会で人と交わって生きる奮闘記。
文字数 35,079
最終更新日 2024.01.20
登録日 2023.12.26
午後5時を過ぎると日本は妖怪の国になる。昼間は人間が多いが17時を過ぎると妖怪が多くなり、危険な国に変貌する。そのため、日本では午後5時以降はなるべく外出をしないようにとされている。
だが、なるべくの為禁止されている訳ではない為皆外出をしている。
妖怪は簡単に人間を殺せるが妖怪の長が人間を殺すのは禁止にした為、人間は安心して17時以降でも外出をしている。
その妖怪の長はどの妖怪よりも強いため恐れられていたが尊敬もされていた。
そんな妖怪の長が……。
文字数 1,741
最終更新日 2024.01.14
登録日 2024.01.06