切ない小説一覧
少女は架空のキャラクターに恋をしていた。推しとは少し違う。少女はキャラクターが実際に存在してるようにキャラクターと会話をしたり、キャラクターと交際してるかのように二人きりになると普通の男女のようにイチャイチャする。実在の他者には恋をせず、惹かれもしない。そんな少女はフィクトセクシュアルという心の病を抱えている。これは誰にも理解されない。少女と同じように少年もまた同じ悩みを抱えていた。
文字数 23,416
最終更新日 2024.12.20
登録日 2024.12.20
メルティーナは、人間と人獣が暮す国に、リュディック伯爵家の長女として生まれた。
十歳の時に庭園の片隅で怪我をしている子犬を見つける。
人獣の王が統治しているリンウィル王国では、犬を愛玩動物として扱うことは禁じられている。
メルティーナは密やかに子犬の手当をして、子犬と別れた。
それから五年後、メルティーナはデビュタントを迎えた。
しばらくして、王家からディルグ・リンウィル王太子殿下との婚約の打診の手紙が来る。
ディルグはメルティーナを、デビュタントの時に見初めたのだという。
メルティーナを心配した父は、メルティーナに伝える。
人獣には番がいる。番をみつけた時、きっとお前は捨てられる。
しかし王家からの打診を断ることはできない。
覚悟の上で、ディルグの婚約者になってくれるか、と──。
文字数 127,136
最終更新日 2024.12.20
登録日 2024.11.30
不良グループ【S】のリーダーである天田リュウは、大勢で群れる一方で、人知れず孤独感に苛まれていた。そんな日常にに嫌気がさしたある日、黒瀬という謎の男に声をかけられる。
「俺が、孤独な君を拾ってあげる。愛してあげる。もう何も寂しいことはないよ」
歪んでいる。
狂っている。
でも愛している。
依存し合っている二人の不安定な物語。
文字数 33,433
最終更新日 2024.12.20
登録日 2024.09.12
平凡な大学生活を送っていた新庄春馬の前に、突然見知らぬ女が現れた。
その女は、花蓮といい初対面のはずなのに、誰にも言ったことがない高校時代好きだった早見咲良の名前を出され、春馬は困惑する。
花蓮は、早見咲良に会えとしつこく迫ってくるのだった。
一方、不動産屋に勤める早見咲良のところにも、見知らぬ男がやってきて……
文字数 46,951
最終更新日 2024.12.20
登録日 2024.10.17
※最後まで読んでもらえると、タイトルの意味が分かります。
撫子橋という橋を知っているだろうか。
どこにでもあるような普通の橋だが、橋の下には河川敷があり晴れた日などにはよく家族連れが訪れる人気スポットだ。
しかし、貴方がもし男性で、愛する者が心にいるのなら注意してほしい事が二つある。
一つ目は、雨が降った金曜日の夜はその撫子橋を渡らず迂回してでも避けて欲しい。
二つ目は、もし迂回できないのであれば、橋の上に立つ女性に近づかないように。その女性は今にも飛び降りそうだが、どうかそのままに。半端な気持ちでその女性を助けてしまうと、一時の快楽と引き換えに貴方の大切な人が離れていく。
ただし、矛盾するようだがもし貴方に勇気があり、心にやましさが無いのであれば、どうか彼女を助けてあげて欲しい。
どうか。どうか。
文字数 10,141
最終更新日 2024.12.20
登録日 2024.12.18
怠惰、わたしたちを脅かすもの。
崇高なもの、それはあまりにも遠くにある。何のために生きているのか。
連載
文字数 406
最終更新日 2024.12.19
登録日 2024.12.19
天使を待つ孤独な少年×正体を隠した悪魔
ーー悪魔はただ、少年を幸せにするために嘘をついた。
ある夜、エクソシストに怪我を負わされた悪魔のノーチェは逃げた先で人間の屋敷に迷い込み、そこで一人の少年エリオットと出会う。
黒猫の姿をしたノーチェをただの猫だと思っているエリオットはノーチェのことを友達と呼んで可愛がった。やがてノーチェもエリオットの孤独と優しさに触れ絆されていくけれど、少しは救いになってやっていたつもりで、結局は返事もできない猫の姿ではそばにいても意味がないことに気付いてしまう。
そんな時、ノーチェが思い出したのは、代償と引き換えに願いを叶えてくれるという魔法使いの存在だった。
ーー明け渡せるものならなんでもくれてやろう。
それであいつの笑顔が手に入るなら安いと思った。いつからか抱いてしまった、この馬鹿げた願いが叶うなら。
ひとりぼっちの少年のそばにいてあげたかった悪魔と、幸せになりたい孤独な少年の嘘と遠回りの話。
天使とか悪魔とかエクソシストとかがいる世界観で人魚姫オマージュ風の切ないからのハピエン保証。これからの展開でタグ付けてます。
文字数 23,673
最終更新日 2024.12.17
登録日 2024.11.07
某私立大学の四回生である清水京は、生物の追試を受けれなかった。アホだから時間を間違えてしまったらしい。
このままでは単位がヤバイので教授に平蜘蛛の如く謝って、なんとか三回生の試験の際にもう一度試験を受けられるようにしてもらい、まあ、なんとか事なきを得た。
とりあえず、一度だけ三回生の生物の講義に出て、試験範囲は確認しておこうと思った京は、たまたま前の席にいた超絶可愛い女子に範囲を聞いた。
たまたま、聞いた相手が綺麗な子だったのであり、それ以上でもそれ以下でもなかった。
はずだった...
しかし、本人たちの意思など構わずにもう恋は始まってしまっていたのかもしれない。
文字数 222,973
最終更新日 2024.12.17
登録日 2021.07.29
【お嬢様はいつでもシリーズ】令嬢物語オムニバス
*** 本作はシリーズとなっていますが、それぞれ単体小説としてお楽しみいただけます ***
※ 現在本編を修正作業につき、こちらで1~3部をお届けいたします。
第1部「婚約破棄&処刑されて転生しましたけれど、家族と再会し仲間もできて幸せです。亡国に瀕したダメ皇子が今更取り戻しにいらしたけれど、出来のいい第二皇子に抹殺されるようです」
国防の秘密を宿す令嬢ミラ。婚約破棄&処刑され、孤児に転生するも、家族と再会し、新たな仲間や恋とも出会い、幸せな日々を手に入れる。一方、亡国に瀕したダメ皇子が過ちに気づき、彼女を奪おうと画策するも、出来のいい第二皇子に抹殺される物語。
転生令嬢が第二の人生で幸せを手に入れる、ざまぁのちハッピーエンドの恋愛ファンタジー。
R指定の描写はありませんが、万が一気になる方は目次※マークをさけてご覧ください。
***
第2部「成り代わりなんてありえなくない!? 泣く泣く送り出した親友じゃなくて真正のご令嬢は、私のほうでした」
孤児院で暮す二人の少女の前に、貴族の使者が現れた。どちらかがリーズン家のご令嬢で、ウィズダム伯爵と結婚するために迎えに来たのだという。選ばれたのは大人しく聡明なジューン。自分が選ばれると思っていたエミルは大ショック! ある時、本当の令嬢には三つホクロがあるとわかって……。
***
第3部「変人令嬢のお陰で辺境編成は大激変! もふもふよりメルヘンな新妻に辺境伯の偏愛が大変です!」
社交界で変わり者と噂されているマーガレット。家格も歳も離れた成り上がりの辺境伯との結婚が決まった。辺境警備の責務を一手に担っているクリスチャンは恐ろしく厳しいという人物だったが、実は大の動物好き。小動物のように愛くるしい若妻に一触即キュン♡ あれ…ええと…、ちょっと辺境伯の偏愛が過ぎてまへん?
文字数 204,161
最終更新日 2024.12.17
登録日 2024.12.17
いろんな夫婦の離縁にまつわる話を書きました。
ちょっと切ない夫婦の恋のお話。
離縁する夫婦……しない夫婦……のお話。
明るい離縁の話に暗い離縁のお話。
短編なのでよかったら読んでみてください。
文字数 296,705
最終更新日 2024.12.17
登録日 2024.07.03
異世界戦争モノです。
※センシティブな表現があります。
【戦場の猫】
"ヤモク"と呼び蔑まれてきた猫のような特徴を持つ亜人、いち。
家柄を理由に出世する事を拒んでいる若き少尉、北葉月 アラタ。
二人は戦場で出会い、お互いの価値観の違いに苦しみながら少しずつ寄り添っていく。
文字数 35,283
最終更新日 2024.12.16
登録日 2024.12.01
異世界との交流が始まって50年。
謎の適性検査の結果、人類を代表して異世界の王に嫁ぐことになった俺。
世界の期待を背負って嫁に来たもののなんと100人の側妃の内の1人に過ぎなかった⁉
めっちゃ冷遇されてるけど、負けずに生きてます!
エブリスタにも掲載しています。
※エロシーンあるところには✳つけてます。
文字数 126,333
最終更新日 2024.12.16
登録日 2024.12.09
前時代の遺物が数多く残る終わりの国、鳥人の王女アイナの為の祝賀会の準備が進められている中、アイナは本人は、北の保養地を訪れていた。
そこで出会った同じ鳥人の少年に、アイナは恋をする。しかしアイナには世間には秘密の婚約相手がいた。しかもアイナは幼い頃から課せられた《王女としての使命》から婚約者を憎んでいた。
少年との思い出を胸にしまい、ままならない現実に向き合うアイナ。
城に戻るが《少年との思い出》が《王女としての使命》を阻み、次第にアイナを追い詰め苦しめていく。
本作品は結婚からスタートしません。複雑な恋模様もありません。鳥人間や羊人虫人などの表現が出てきますが、普段の見た目は普通の人間とあまり変わりません。羽があったり(羽は仕舞える)角が生えていたといった程度です。
作者は恋愛冒険ファンタジーが好きなので、戦闘、流血、シリアスなシーンがあります。ご注意下さい。
一章は完結しております。まだハッピーエンドではないすが、そのうちそうなります
文字数 282,715
最終更新日 2024.12.16
登録日 2022.06.04
「俺とお前は、この先、ずっと一緒には居られない 」
Ω《オメガ》の真祝《まほぎ》の心の総てを掴んでいる男は、幼馴染みのβ《ベータ》の二海人《ふみと》。
けれど、ずっとずっと二海人だけで、涙が出る程好きで好きで堪らない真祝の想いに、二海人は決して応えてはくれない。
何度求めても跳ね返される想いに心は磨り減りそうになりながら、しかし応えてはくれないと分かっていても好きなことは止められない。
そんな時、真祝の前に現れたα《アルファ》の央翔《おうしょう》。 「真祝さん、俺の番《つがい》になってよ 」ーーーーー。
やっと会えた『運命の番 』だと、素直に気持ちをぶつけてくる央翔に、真祝は……。
◆R-18表現には、※を付けてあります。
文字数 174,261
最終更新日 2024.12.16
登録日 2024.05.26
※この物語はフィクションです。実際の人物、団体、事件、地名等には一切関係ありません。リアリティは求めておりませんので、現実にこだわりのある方、細かいことが気になる方にはオススメできません。物語のやわらかな世界をお楽しみ下さい。この件に関してお誹謗中傷はご遠慮ください※
※この作品はBLですが、主人公カップルの周りにはNLカップルもおります。その点ご理解の上、お読み下さいませ。
※無理矢理に近い描写が前半にありますが、不憫な主人公が攻めと出会い幸せを掴んでいく過程を丁寧に大切に描いた物語です。
本編は完結→芽生小学生編を現在書いています。
「歩み寄る恋をしよう!」気ままに生きてきたシングルファザー×恋人に捨てられた純真な青年のじれったい恋愛模様
離婚して息子と過ごす日々は大変だが、それまでの我慢から解き放たれ自由なものだった。
そんな俺には最近気になる若い青年がいる。
だけど……彼は幸せの中、陽だまりの中にいた。
手が届かないと憧れの存在だと諦めていたのに……そんな彼に異変が。
今までのように即物的に手に入れるのではなく、
今度こそ心から歩み寄る恋愛をしてみたい。
※ こちらは『幸せな復讐』https://www.alphapolis.co.jp/novel/492454226/710287703
のサイドストーリー、書下ろし新作です。
※『幸せな復讐』を先に読んでいただけると、
瑞樹の気持ちが伝わると思います。
※発展編として『幸せな復讐』で端折った部分を掘り下げていきます。
(宗吾と瑞樹が付き合いだす過程から結ばれるまで)
表紙絵……おもち様の作品です。
@0moti_moti0
文字数 4,199,319
最終更新日 2024.12.16
登録日 2019.07.31
海の見える宿にやってきたハル(29)。そこでタカ(31)という男と出会います。タカは、ある目的があってこの地にやってきました。
話が進むにつれ分かってくるハルとタカの意外な共通点、そしてハルの兄が届けてくれたもの。それは、決して良いものだけではありませんでした。
ハルの過去や兄の過去、複雑な人間関係や感情が良くも悪くも絡み合います。
ハルのいまの苦しみに影響を与えていること、そしてハルの兄が遺したものとタカに見せたもの。
ハルは知らなかった真実を次々と知り、そしてハルとタカは互いに苦しみもがきます。己の複雑な感情に押しつぶされそうにもなります。
でも、そこには確かな愛がちゃんと存在しています。
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シリアスで重めの人間ドラマですが、霊能など不思議な要素も含まれます。メインの2人はともに社会人です。
BLとしていますが、前半はラブ要素ゼロです。この先も現時点ではキスや抱擁はあっても過激な描写を描く予定はありません。家族や女性(元カノ)も登場します。
人間の複雑な関係や心情を書きたいと思ってます。
ここまで読んでくださりありがとうございます。
文字数 137,030
最終更新日 2024.12.16
登録日 2024.01.15
愛人が二人もいるノアへ嫁いだレイチェルは、領地の外れにある小さな邸に追いやられるも幸せな毎日を過ごしていた。ところが、それがそろそろ夫であるノアの思惑で潰えようとして…
しかし、ぞんざいな扱いをしてきたノアと夫婦になることを避けたいレイチェルは執事であるロイの力を借りてそれを回避しようと…
文字数 94,919
最終更新日 2024.12.15
登録日 2023.01.24
事故から始まったつがいの二人がすれ違いを経て、両思いのつがい夫夫になるまでのオメガバースラブストーリー。
*オメガバース自己設定あり
*性描写シーンを含むときは*をタイトルにつけます。
【あらすじ】
華やかな恋に憧れるオメガのエルフィーは、アカデミーのアイドルアルファとつがいになりたいと、卒業パーティーの夜に彼を呼び出し告白を決行する。だがなぜかやって来たのはアルファの幼馴染のクラウス。クラウスは堅物の唐変木でなぜかエルフィーを嫌っている上、双子の弟の想い人だ。
エルフィーは好きな人が来ないショックでお守りとして持っていたヒート誘発剤を誤発させ、ヒートを起こしてしまう。
そして目覚めると、明らかに事後であり、うなじには番成立の咬み痕が!
ダブルショックのエルフィーと怒り心頭の弟。エルフィーは治癒魔法で番解消薬を作ると誓うが、すぐにクラウスがやってきて求婚され、半ば強制的に婚約生活が始まって────
【登場人物】
受け:エルフィー・セルドラン(20)幼馴染のアルファと事故つがいになってしまった治癒魔力持ちのオメガ。王立アカデミーを卒業したばかりで、家業の医薬品ラボで仕事をしている
攻め:クラウス・モンテカルスト(20)エルフィーと事故つがいになったアルファ。公爵家の跡継ぎで王都騎士団の精鋭騎士。
表紙作成
雨宮里玖さん、ありがとうございます!
文字数 193,653
最終更新日 2024.12.15
登録日 2023.10.28
第二部公爵夫人編、投稿開始します
概ね、新月と満月の日に更新予定です
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「このまま家には帰さない。覚悟はいいな?」
気づいたら異世界の令嬢でした!
何もないところで転ぶようなドジな伯爵令嬢・リーゼロッテは、領地のお屋敷に閉じこもりで引きこもりな深窓の令嬢生活を送っていた。
使用人たちから『妖精姫』と慕われる一方、リーゼロッテは『悪魔の令嬢』と噂され!?
日本で生まれ育った知識がありながら、チートなんてみじんも発生する様子もなく、自由度ゼロの毎日に、脳内突っ込みをいれつつ過ごしていたけれど……。
リーゼロッテが十四歳のある日、王城からお茶会の招待状が。
王妃様主催のお茶会だけど、その実、女嫌いの王太子殿下のお見合い大会。
そこには会いたくない婚約者がいたから、さぁたいへん!
待ってましたのラノベっぽい展開に、退屈な日々が変わりそうな予感です?
【チート×伏線スクランブル! 異色の異世界オカルト・ラブコメディー参上です!】
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●ふたつ名の令嬢と龍の託宣【R15版】●
第一部令嬢編:第1章~第5章まで【完結】
第二部公爵夫人編:第6章~
※【R18版】ふたつ名の令嬢と龍の託宣
ムーンライトノベルズにて先行して第6章投稿中٩( 'ω' )و
文字数 1,904,655
最終更新日 2024.12.15
登録日 2020.06.17
人気Vチューバー「青鮫透」は、若くして若年性の白血病を患い、余命が僅かに迫っていた。
青鮫透の大ファンである豊島ブン太は、幼馴染の瀬名サツキが、まさか“青鮫透”であることには気づいていなかった。
サツキは青鮫透として、Vチューバーとして、誰かに夢に与えられる存在になりたいと思っていた。
ブン太はいじめられっ子だった。
宇宙マニアで、いつも“数学ノート”と呼ばれるノートを持ち歩いていた。
彼はホーキング博士に憧れていた。
ブラックホールの謎を解き明かし、いつか宇宙の秘密に迫ってみたい。
そう夢見ていた。
ブン太は学校には行かなくなっていた。
高校2年生の頃だった。
全国でも有数の進学校に通っていながら、いじめが原因で不登校になってしまっていた。
サツキは彼が学校に行かなくなっていることを友達から聞き、彼の家に行く。
ブン太とは対照的に偏差値の低い私立の学校に通い、ギャルとして高校生活を謳歌していた。
サツキの初恋の相手は彼だった。
今じゃ恋心も無くなっていたが、彼のことが気がかりだった。
「私がどうしてVチューバーになったか、ブン太は知ってるの?」
少年と少女。
最初で最後の夏が、2.5次元の狭間で動き始める。
文字数 395
最終更新日 2024.12.15
登録日 2024.12.15
15年前、私はさびれた山村の村人たちに保護された。
私を連れていたのは虫の息の旅人で、セシルと……名前を告げただけで息を引き取った。
貧しい村では、どこの誰とも知らない子供を引き取り育てる余裕などない。それでもそのまま捨てられなかったのは、私に魔法の素質があったら。村人は私を忌み嫌いながらも、最低限の寝場所と食事を与えた。
やがて私の噂は地方領主、イングリス伯爵家の耳に止まった。
伯爵家には王家の騎士を目指す令息、モーガン・イングリスがいた。彼のパートナーとして召喚された私は、選択の自由なく契約を結ぶことになった。
契約――魔法師は戦う騎士のすべてをサポートし、騎士は魔法師を護る。
二人は運命を共にする対の翼となり、騎士は魔法師と契約して一人前とされる。
モーガンと契約した私は共に王都に赴き、新しい生活を始めた。
けれどそこで待っていたのは、半ば奴隷のような扱いだった。初めて私を必要としてくれた相手だからこそ、心より従う覚悟ではいたのだけれど……。
森の中で一人悲しさに耐えていた時、魔物の戦いで負傷した仲間を連れた騎士、エヴァン・アシュクロフトと出会った。
●R18な展開は※マークをつけています。
●諸々により執筆ペースがとても遅くなっていますが、少しでも書ければとおもいます。
文字数 52,175
最終更新日 2024.12.15
登録日 2024.10.31
ゲイで施設育ちという経歴を持つ高校の養護教諭の鶴見千草(つるみちぐさ)は、家族の縁が薄かったのが理由で『愛』というものがよくわからない。それでも日々生徒のために奮闘する千草は、あるとき一之宮颯真という生徒と出会う。彼は、酒とパチンコに明け暮れる父親のもとで息を殺すようにして生きていた。
そんな颯真を放ってはおけず関わるうちに、『養護教諭としての立場をはみ出しても支えたい』と思い始める千草。颯真も心を開いていくが……。
愛を知らない二人が手探りで相手を愛そうとするお話です。ハッピーエンド保障! 第二回キャラ文庫小説大賞最終選考作品です。
毎日19時公開。
表紙は芋煮様https://www.pixiv.net/artworks/97866172よりお借りしました。
文字数 102,822
最終更新日 2024.12.15
登録日 2024.11.20
シンディは、2歳の時に迷子になっていたところを保護されて、施設で育った。
親、兄弟がいたのかもわからない。かろうじて名前だけは、本人が言っていた。
大学に通うことが出来ず、ウェイトレスをしながら、幼児教育の専門学校に通い、ベビーシッターになった。
ある時、小さい子供を2人産んで、亡くなり、お父さんが1人で育てている家庭のベビーシッターとして雇われた。
そこから運命が動き出す
文字数 13,419
最終更新日 2024.12.15
登録日 2024.12.05
お忙しい方のための1分あらすじ動画はこちら↓
https://youtube.com/shorts/GBWun-Q9xOs
(ストーリー)
■■死神×人間■■
■■高校時代の友人が死神となって蘇ってきた現代ファンタジーBL■■
「お帰り!」
家に帰ると、そこにいたのは死んだはずの高校時代の友人、悠輝(ゆうき)だった。
「生前の願い」を叶えるために、死神となって戻ってきた悠輝。
大学生の亘(わたり)は悠輝の死神業、死んだ人の「お迎え」を手伝うことになる。
彼が高校時代に犯してしまった罪――悠輝が死んでしまった原因――を償うために。
こうして死神と人間の奇妙な共同生活が始まった。
そんな中、近所で放火事件が相次ぐ。
人外の仕業と判断した二人は、一緒に犯人を捜すこととなるのだが。
(基本方針)
・未成年の性描写は無し
・合意のない性行為描写は無し
以上、物語の都合上どうしても入ってしまう場合は
事前にワーニングを出しますので、ご安心くださいませ。
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↓現在、以下の2つのお話が連載中です。↓
週末にビュー数を見て、
増加数の多い方の作品をメインに更新したいと思いますmm
◆『不惑の森』(ミステリーBL)
https://youtube.com/shorts/uVqBID0eGdU
◆『ハッピー・ホーンテッド・マンション』(本作品:死神×人間BL)
https://youtube.com/shorts/GBWun-Q9xOs
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また、「郁嵐(いくらん)」という名義でブロマンス風の和風歴史ファンタジー小説も書いています。
気軽におこしくださいませ~
・エブリスタ様
https://estar.jp/users/1510003589
・アルファポリス様
https://www.alphapolis.co.jp/mypage
・小説家になろう様
https://syosetu.com/user/top/
・カクヨム様
https://kakuyomu.jp/users/ikuran-ran
文字数 32,671
最終更新日 2024.12.15
登録日 2024.08.29
誰もが振り返るほど美しく…それでいて消えてしまいそうな程儚げな青年、洋と、突然会社の手違いで同居することになった。丈と洋…お互いが徐々に歩み寄り、お互いを知る度に少しずつ解き明かされていくのは、二人が出会った本当の理由だった。甘く切ない月明りのような繊細な恋物語を、スケールの大きな長編を目指して、じっくり描いていきます。
今後公開予定の『悲しい月』と『月夜の湖』との3部作になりますので、合わせて読んでいただけたらお話がぐっと深まります。
◆但し輪廻転生&トリップ・R18・無理矢理を含みます◆苦手な方は閲覧ご注意下さい。
◆ご注意とお願い◆
凌辱の描写はありますが、すべての出来事に未来へ繋がる意味があり、主人公が、どん底から浮上していくお話を真剣に書いています。どうかご理解くださいませ。
美しい表紙絵を、ほしふるほたるさん@HoshifuruHotaru に依頼して描いていただきました。丈と洋の世界を創り上げて下さり、ありがとうございます。
文字数 2,806,171
最終更新日 2024.12.15
登録日 2018.09.07
ーー父が死んだ、あの夏の日。
あの夏の記憶は、ある匂いと共に閉じ込めてある。
葬式の日に、しくしくと泣いていた真輝人に渡された、赤い花柄のハンカチ。
ハンカチには、名前のわからない花の匂いが染みついていた。
それ以来、真輝人はその匂いを嗅ぐ度に、父のことを思い出すようになる。
あのハンカチを渡してくれた女の子は、一体誰だったのか。
高校二年生になった真輝人は、ひょんなことからアロマオイル専門店でバイトをするようになる。
父の死をきっかけに、心を閉じ込めて生きてきた真輝人だったが、自分を変えようと必死に葛藤していたのだ。
人や匂いと触れ合う中で、明るくなっていく現実。
それは、父の死の真相までも明らかにした。
全てを悟った時、真輝人の心に光は差し込むのか……。
アロマオイルが人を繋ぐ、青春ヒューマンドラマ。
文字数 102,218
最終更新日 2024.12.14
登録日 2024.12.14
俺の好きな人には、恋愛以外のすべてを満たす唯一無二の相手がいる。
バスケ部の絶対的エース男子高校生×家庭環境問題ありありの男子高校生の短編連作です。
エースの彼には、幼馴染でずっと一緒にバスケをしてきた絶対的に信頼しあっている相棒がいます。
『恋人』という形ではあるけれど、
彼の心の中の唯一無二は自分ではない――…みたいな切ないお話です。
続きも書けたら楽しいです。
読んでくださる方が、少しでも楽しんでくれたら嬉しいです。
文字数 102,000
最終更新日 2024.12.14
登録日 2024.05.09
男子校教師副島一成は、入学して一ヶ月しか経っていない教え子の桐枝伝馬から告白される。
それに対する返答はストレートパンチだった……
男子校を舞台に、個性的な教師や生徒たちがわちゃわちゃと入り乱れ、毎日が賑やかに展開する。
その中で、告白し告白された伝馬と一成はどうなっていくのか。
体育系の猪突猛進な生徒×男前な三白眼の教師。
ライトなコメディ風味の男子校BL小説をめざして書いています。
ゆっくりと更新していきたいなと思います。※「承前」を全面改稿しました、2024、10、31。
登場する人たち
副島一成
日本史教師。一年三組の担任。20代。三白眼が怖いが男前。どうして教師になったのかと生徒たちから不思議がられているくらいに教師という職業が似合わないらしい。
桐枝伝馬
高校一年生。一年三組。剣道部所属。何事にも直球タイプで、猪突猛進に担任の副島に告白したらストレートパンチを受けて振られた。
綾野勇太
高校一年生。一年三組。サッカー部所属。伝馬とは幼馴染み。食べ物=人生。人生の全てが食べること中心になっている。
藤島圭
高校一年生。一年三組。学級委員長。伝馬と勇太の友達。ちょっとナナメに賢い。時々キモいことを口にするが自分がキモい自覚はあるのでよし。
松本古矢
体育教師。一年三組副担任。ウザいくらいにポジティブでうるさい。ほんとにうるさい。
橋爪理博
数学教師。古矢とは同窓生で友人。「五月蠅い」が口癖。数字がトモダチ。
筒井順慶
三学年担当の数学教師。柔道部顧問。ガタイが良く、暢気そうに見えて鋭い。恋人を抱くために体を鍛えている。
副島冴人
吾妻学園理事長。一成の叔父。マンガに登場しそうな高慢キャラ。全身が尊大という名の細胞の塊でできている。
貴水原七生
司書。一成の同窓生で友人。バーテンダーのような色気のある雰囲気を漂わせているが、ディープな本好きオタク系。
上戸麻樹
三年生。剣道部主将。面倒見が良く人も好い。なので、なんだかんだで宇佐美の無二の親友をやれている。
蘭堂宇佐美
三年生。空手部主将。麻樹とは無二の親友と二言目には豪語している。「!」が乱立するほど声がデカすぎて話も長い。
倉本颯天
一年生。剣道部所属。伝馬の部活仲間。「ヤバい」が口癖で、全て「ヤバい」の一言を駆使して毎日暮らしている。
深山榮
推理作家。元、吾妻学園教師。祖父はイギリス人。皮肉家。
文字数 69,042
最終更新日 2024.12.13
登録日 2023.10.30
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誰かの想い、誰かの記憶の葉を実らせた大きな樹木です。
誰にも見つけることが出来ない樹木は、いつか、誰にも分からない気持ち、誰にでも分かる気持ちを抱えた記憶と想いを、誰かに見つけてもらえるように、今日もひっそりと木の葉を揺らしてあなたを待っています。
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これは、私の短編小説を書き遺すものです。
皆さんは、連想ゲームというのを知っていますか?
1つの単語、あるいは言葉を中心に、想像出来る事や、言葉を並べていってそこからまた想像出来るものを書いていくという繰り返し。
全体を見ると、葉っぱをつけた木のように見える様です。
この短編小説集は、連想ゲームではありませんが、沢山の小説を葉っぱに見立てて、その登場人物達の記憶を、《記憶と想いの葉》として記録した不思議な短編小説集です。
続きが気になる!という所で終わっていたり、結末や登場人物がこの先どうなるのかではなく、その時の《想い》を中心にしたもので、小説が終わる事は後その《想い》が変化したり展開が変わるんだと、感じていただければ幸いです♪
短編小説は書いて投稿したことがありませんが、どうか、少しでも楽しんでもらえれば幸いです♪
2週に1回の金曜日、8時に投稿する予定です♪
供給が追いつかないこともあるので、投稿が途絶える可能性もあります!
ご了承くださいっ!
文字数 148,035
最終更新日 2024.12.13
登録日 2022.03.25