騎士×魔法師小説一覧
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15年前、私はさびれた山村の村人たちに保護された。
私を連れていたのは虫の息の旅人で、セシルと……名前を告げただけで息を引き取った。
貧しい村では、どこの誰とも知らない子供を引き取り育てる余裕などない。それでもそのまま捨てられなかったのは、私に魔法の素質があったら。村人は私を忌み嫌いながらも、最低限の寝場所と食事を与えた。
やがて私の噂は地方領主、イングリス伯爵家の耳に止まった。
伯爵家には王家の騎士を目指す令息、モーガン・イングリスがいた。彼のパートナーとして召喚された私は、選択の自由なく契約を結ぶことになった。
契約――魔法師は戦う騎士のすべてをサポートし、騎士は魔法師を護る。
二人は運命を共にする対の翼となり、騎士は魔法師と契約して一人前とされる。
モーガンと契約した私は共に王都に赴き、新しい生活を始めた。
けれどそこで待っていたのは、半ば奴隷のような扱いだった。初めて私を必要としてくれた相手だからこそ、心より従う覚悟ではいたのだけれど……。
森の中で一人悲しさに耐えていた時、魔物の戦いで負傷した仲間を連れた騎士、エヴァン・アシュクロフトと出会った。
●R18な展開は※マークをつけています。
●諸々により執筆ペースがとても遅くなっていますが、少しでも書ければとおもいます。
文字数 52,175
最終更新日 2024.12.15
登録日 2024.10.31
月の国ミェスィーツの王宮付筆頭魔法師の落ちこぼれ見習い、アレシュ・ユルカは男に騙され、有り金を取られた挙句、肉体まで奪われる。『魂抜き』の棺に入れられた自分の体を取り戻そうと焦るアレシュ。
一方、王の跡継ぎを巡る陰謀に巻き込まれ、殺人と謀反の疑いをかけられた近衛騎士カミル・アンドリークは、自分の身を守り、ある密命を果たすために逃亡を余儀なくされる。
無骨でクソ真面目な童貞騎士殿(攻)と、黙っていれば美形なのにしゃべると残念で下半身がちょい緩い、おまけに自分の体に戻れない魔法師見習い(受)。2人は一緒に歴代王墓を目指すことになるのだが、「魂が消えないためには、あなたの力(というかアレ)が必要なんだ」というアレシュの嘘にカミルが気づくのはいつだろう?
たぶん週に一回更新。目標は金曜日の夜。
文字数 30,490
最終更新日 2023.12.01
登録日 2023.10.13
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