「かに」の検索結果
全体で9,334件見つかりました。
主人公の新垣 寅(あらがき とら)は、何も変哲もないただの男子高校生。
今年の春で高校3年生になった。
勉学もスポーツも、クラス全体では中の中で、特に飛び抜けた能力はなかった。
ただ、少し好奇心旺盛で少し演技が上手かった。
専門でやっている人ほどではないが、たまに演劇部の友人に助っ人に呼ばれていた。
その日は演劇部で助っ人で呼ばれた後の帰りのことだった。
ふと、寄り道をしたくて、遠回りしていると、薄暗い通路に行きついた。
そこにあったのは、汚れがひとつない机と椅子、明かりがついたデスクトップパソコン。
明らかに異質な"それ"に思わず、足が動く。パソコンの画面を覗き込むとこう書かれていた。
「君に質問だ。この日、世界が終焉を迎えるとしよう。君にはそれを変える力がある。どうする?」
その奇妙な問いかけに、「変える力があるなら・・・変えたいかな」と呟くと目の前が真っ白になった。
目を覚ますと、百合の花のようふんわりとした白い布が、目に飛び込んできた。
ふれたら壊れてしまいそうなガラスのような肌とは対照に、二つ結びされた燃えるような赤い髪が揺らめく少女がいた。
「君は一体・・・」
そう呟くと、少女は無邪気に笑う。
白い世界が淡い色に染められた気がした。
「ボクの名前はシアナ、よろしくね」
「ボクと一緒に終焉《カタストロフィ》を止めてくれないか!」
「か、かたすとろふぃ・・・?」
「この世界で、終焉《カタストロフィ》を止めないと、キミが元居た世界も、終わってしまうのだよ」
追放、転生、転移などの当たり前のこの世界で繰り返される悲劇を止める為に・・・。
新垣 寅と、シアナと名乗る赤髪の少女の―終焉を止める険しい冒険が始まる。
「それは本当に正しい事なのかい?」
文字数 13,382
最終更新日 2019.06.15
登録日 2019.05.23
都賀楽器店・店長、都賀雅人。
バリバリ仕事をしてじゃんじゃん稼ぐ彼も、かつては演奏者になることを諦め、打ちひしがれていた時期があった。
僕には才能がない。そう絶望していた青年を救ったのは、父親のたった一言。
気が付けばシリーズいちの稼ぎを叩き出すようになっていた彼。
生きている以上はしたたかにいこう。そんな商売人の、転んでもただでは起きない話です。
※こちらは本作「川連二高吹奏楽部」シリーズの外伝になります。本編を読んでいなくても楽しめるように作っています。
登録日 2020.07.10
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昭和29年(1954年)、映画「ゴジラ」が放映。さらには昭和33年(1958年)、「月光仮面」がテレビ放送を開始。そして今日に至るまで、いわゆる特撮技術を使った作品は、21世紀の現在も私たちを愉しませてくれます。
特に昭和と言われた期間は、令和の現在では想像を絶するほど、量も内容も豊富で次から次へと制作されました。その一方、作品の良し悪しと言う意味で、甲乙を付けられたのも事実です。昨今ではDVD市場が活況であり、それこそ半世紀以上前の作品も、続々とメディア化され気軽に愉しめる様になりました。しかし、まだ時代の狭間に埋もれている作品も有ります。確かにそれらのものを入手する・しないは各人の判断に委ねられます。
とは言え、価値観は人それぞれです。そこでこのコンテンツは、かつてリアルタイムで特撮作品を愉しんだ方、最近になって特撮に興味を持たれた方などのために、作品を紹介し私なりの感想を展開して参ります。
そしてこのコンテンツが、皆様にとって少しでも喜んでいただければ幸いですし、切に願っています。
さあ! 「昭和特撮」の旅へ参りましょう!
文字数 3,242
最終更新日 2021.10.28
登録日 2021.10.28
現実世界の変わらない毎日に嫌気を感じ、服毒自殺した少年、ヒナタ。
「これでやっと楽になれるーーー」
はずだった!?
天国だと思ったその場所はRPGを連想させる異世界ワールド!
明らかに僕、主人公設定なのに回復特化ってどういうこと??
英霊術?三英傑?何のことだかさっぱり分からないけど、現実世界より楽しそうだからもうちょっとだけ生きてみます!
内向的な主人公の異世界サクセスストーリー!
文字数 769
最終更新日 2022.08.15
登録日 2022.08.15
セイディは役立たずだ。
人の気持ちを察することと、瘴気を一時的にしか祓うことができない。
そんなセイディはある日、姉のように慕っていた聖女エマに冤罪を着せられて神殿を追放されてしまう。
「これから先、どうやって生きていこう……」
そう途方に暮れるセイディは、神殿の裏で怪しげな密談を聞いてしまう。
「あの聖女は偽物だ。瘴気すら見えていないだろう」
そう言うのは、生きているのが不思議なほどの瘴気を纏う隣国の第三王子、フェリクスだった。
咄嗟に瘴気を祓ってしまったセイディに、フェリクスは跪いて求婚する。
「俺のすべてを捧げる。――だからどうか、俺を救ってくれないだろうか」
どうやら彼はセイディを聖女と誤解し、そして助けを求めているようだ。
(聖女じゃないのに……絶対にお役に立てない未来しか見えない……)
そう心の中で十字を切るセイディに、冷酷非道と恐れられているフェリクスは思ったよりも優しくて。
そして。
「フェリクスさま! また睡眠をおろそかになさって……!」
「……」
「あっ! まさかお食事もされてないのですか!?」
「……」
放っておいたら死んでしまいそうな人でもあった。
彼が自分を聖女じゃないと理解し離れるまでは、彼に人間らしい生活を送らせようと、セイディは決意するのだった。
臆病でお人好しな世話焼き聖女×復讐のために生きる王子とのお話です。
文字数 6,793
最終更新日 2023.05.22
登録日 2023.05.20
文字数 5,430
最終更新日 2023.08.31
登録日 2023.08.31
深夜カフェ・ポラリス
レンタル有り子供の入院に付き添う日々を送るシングルマザーの美和。子供の病気のこと、自分の仕事のこと、厳しい経済状況――立ち向かわないといけないことは沢山あるのに、疲れ果てて動けなくなりそうになる。そんな時、一軒の小さなカフェが彼女をそっと導き入れて――(夜更けのぬくもり)。「夜更けのぬくもり」他4編を収録。先が見えなくて立ち尽くしそうな時、深夜営業の小さなカフェがあなたに静かに寄り添う。夜闇をやさしく照らす珠玉の短編集。
文字数 148,328
最終更新日 2023.11.09
登録日 2023.11.09
ソフィアは家族にも周囲にも疎まれて育った。それは妹が光の聖女に選ばれたから。公爵家に産まれているのになんの才能もないと蔑まれていたのだ。
そして、妹に惚れ込んでいる第二王子であり、ソフィアの婚約者の男から婚約破棄を受けた時、ソフィアは意を決する。
「家を出よう」
そう決めたソフィアの行動は早かった。16を数えたばかりのソフィアは家を出た。そして見つけてしまった。『伝説の魔女』と呼ばれた稀代の英傑を。
それから20歳になる。
師匠と崇めた老婆が死に、ソフィアは育った森で、弱った冒険者を助けたり、時に大疫病に効く薬を作ったりと活躍をする……。
そんなソフィア宛に、かつて婚約破棄をした王子や、その国からの招待状やらが届く。もちろん他の国からも。時には騎士達も来るが……。
ソフィアは静かに森で暮らしてたいだけなのだが、どうも周囲はそうさせてくれないよう。
イケメンに化けるドラゴンさんも、そんなソフィアを脅かす一人なのだ。
文字数 33,843
最終更新日 2020.03.11
登録日 2017.08.27
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文字数 8,297
最終更新日 2020.12.14
登録日 2020.02.24
前世の記憶をおぼろげながらもって転生した少年は、銀色の髪と赤い目のせいで、生まれた直後に魔狼の森に捨てられた。
だが少年は、最強の魔狼王にして、先代の死神の使徒の従者でもあったフレキに拾われる。
魔狼王フレキによって、フィルと名付けられた少年は、子魔狼たちと兄妹のように一緒にすくすく育った。
フレキによって、人族社会は弱肉強食の恐ろしいと教えられ、徹底的に鍛えられたフィルは、本人も気付かないうちに、人族の枠を越えた強さを身につけてしまう。
そして、フィルは成人年齢である十五歳になると、死神によって使徒に任じられ、魔狼の森から巣立つのだった。
死神は、生命に寿命を迎えさせ、死した魂が迷わぬよう天に還す善なる神なのだが、人々には恐れられ、忌み嫌われている。
そのためフィルは死神の使徒であることを隠し、下級冒険者となり、迷える魂を天に還すため、人が健やかに寿命を迎えられるように暗躍するのだった。
※なろうとカクヨムにも投稿しています。
文字数 112,981
最終更新日 2022.07.17
登録日 2022.07.06
おねえちゃんが、しゃべる壺になっちゃった!?
錬金術師である姉、ノーラ・ウィンストンがある日「しゃべる壺」になって依頼先から帰ってきた。ノーラを壺にした犯人を捕まえるべく、リーシアはそれまで閉めていたアトリエ「ファルム」を開業し、さまざまな依頼をこなしていく。そんな中、意外な真実が明らかになっていき──?
文字数 25,980
最終更新日 2022.11.28
登録日 2022.11.19
オムニバス形式で綴られる彼、彼女たちの物語。
ーその願い、叶えてやる。復讐、憧憬、栄誉……過去も繋いでみせる。
悩み訪れる彼、彼女たちを救いつつその強さで魔を退ける男ダリル。ゴリゴリの肉体から繰り出される一撃に耐えられる奴なんて神くらいか?
「強い武器でも売ってくれれば済む話だって?それでお前の「願い」は叶えられるのか?かつて願いに対して絶大な力を授けられて最後にはその力に滅ぼされた少年を俺は知っている。お前がその「願い」を叶えたいのなら、お前自身が「強く」「気高く」そして「心優しく」ならなければ。」
街に一軒だけの武器屋にいる無愛想な中年に差し掛かったくらいの歳の男、ダリル。ダリルは自分を訪ねる客をずっと待ち続けている。それは1年か10年かそれとも。
キーワードは「願い」。ダリルの元に訪れる客にはどうしても叶えたい「願い」がある。そうして訪れる客にダリルとその相棒が全力で応えていく。時には死ぬ思いをする事もあるだろう。時には絶望して打ちひしがれる事もあるだろう。それでもどうしても乗り越えられない、そんな時はきっと力になってくれる。道を示してくれる。
そんなダリル自身にも叶えたい「願い」がある。だから彼は今日もそのカウンターで待ち続けているのだ。
これはそんな街の武器屋に訪れる客がそれぞれの想いを持って奮闘し、やがて新たな一歩を踏み出す、そんな物語。
注)本作にあり得ないサイズの胸を持つ美女はでません。←ここ重要!!
一人称、三人称と視点が混在してたりしますが、登場人物自体がそれほどいないので特にだれだれ視点とかの注記はしてないです。
また、各章の主人公についてその特徴を明記していないのは、これまでの先達の方々によりたくさんの作品、キャラクターが生み出されてきた中で読み手の好みのキャラやイメージがあると思いますので、それを反映させて貰えればと思ってのことです。
剣士の青年とか、エルフとか、そう言う抽象的なもので思い浮かべる姿で構いません。
ただし、全編通しての主人公であるところのダリルについてはこちらのイメージをある程度押しつけることになりますが。
なろうにて書き上げてこちらにも転載しました。内容はどちらも変わりませんのであしからず。
あんまり一話ごとが長いのは敬遠されてしまうとかあるみたいですね(汗)
話数が多すぎると読み切れるかなって自分が思うことがあったから3桁入ったところでってまとめましたけど、確かに一話を読み切れないと困るかも…。
でもでも、この物語は全編通して、複雑な政治とかいろんな国がーとか登場人物多すぎてーなんてことはないので(汗)
登録日 2023.01.24
6年前、隣国のアルトキア王国との戦争で見事、勝利を収め戦勝国となったディアタット帝国はアルトキアの領地を支配し、アルトキアという国を滅亡させた。
その後、元アルトキア王国の大地には大きな都市が築かれディアタット帝国として発展していった。そこには戦争があったとは思えないほどの建造物と人々の活気に溢れていたが、その輝かしい復興都市の外れにはスラム街が静かに形成されていた。
スラムで薬師を名乗るノア×元隣国の兵士、現奴隷ラウル
文字数 6,849
最終更新日 2024.03.29
登録日 2024.03.24
文字数 3,755
最終更新日 2017.06.08
登録日 2017.06.08
機械を通して人にも感染する新種のコンピュータウイルスがSNSによって世界中に拡散してしまった。それにより、一瞬でほぼ全ての人類は自我を失い、ウイルスを広めた何者かに操られるだけの生きたゾンビになってしまう。
生き残った者達は機械に縁がないおじいちゃんや貧し過ぎて携帯も持てない女子高生、家も仕事もないホームレスのおっさん、極度のメカ恐怖症の青年など個性的すぎる人々ばかり。彼らはこの事件の謎を解き、世界を救おうことができるのか
文字数 9,859
最終更新日 2022.02.05
登録日 2018.05.31
高校生で大企業の三ツ倉財閥の御曹司こと、三ツ倉 新蔵。だが、三ツ倉グループの権利を狙う海外企業の何者かによって、こんな現代のご時世に暗殺されかけてしまう。
最後の力で開発しておいた異空間発生装置で生き残った仲間だけでも助けようと死ぬ間際、懐中時計型異空間発生装置デバイスを発動させるが、デバイスの誤作動で異世界へと転生してしまう。
そして、異世界転生をしたシンゾーとタマじぃは、再度その異世界で元の世界に異世界転生する異世界転生用デバイスを製造するため、その世界で自分で企業を設立、異世界初の起業家を目指す物語なのです!
文字数 58,300
最終更新日 2022.06.25
登録日 2021.08.19