少女小説一覧
元冒険者と天才少女、その軌跡が導く国の真実
─
十年前、悲劇を機に剣を置いた元冒険者。その前に現れた金髪碧眼の少女との出会いが、平穏を打ち壊し、やがて国を揺るがす真実へと繋がっていく。
---
35歳の元冒険者カーライルは、ダンジョン近くの街にある酒場で、冒険者たちの愚痴を聞きながら平穏な日々を送っていた。彼はかつて第一線で活躍していたが、今では過去を遠ざけ、穏やかな生活に身を置いている。
一方、15歳の領主の娘アルマは、王立魔法学院を飛び級で首席卒業した天才少女。故郷を良くするために奔走していたが、若さゆえに誰も彼女の情熱を真剣に受け止めてはくれなかった。孤立を感じながらも進む彼女は、ある日、カーライルが足繁く通う酒場を訪れる。
最初はアルマに関心を示さなかったカーライルだったが、彼女の真摯な行動と熱意に次第に心を動かされ、手を貸すことを決意する。経験豊富な彼の助けを得たアルマは、次々と困難を乗り越えていく。
そしてその旅の果て、二人が目にする真実は、国を揺るがすだけでなく、二人自身の運命をも大きく変えるものだった。静かな酒場から始まった物語は、彼らを誰も予想し得ない結末へと導いていく。
文字数 294,387
最終更新日 2024.11.27
登録日 2024.10.02
ある日突然、シングルマザーだった姉の忘れ形見、わんぱく盛りの姉の娘、環(たまき)を引き取ることになった25歳独身、京冥(きょうめい)。
アパートで独り暮らしを満喫中だったキョウメイに、天変地異の福音が到来!?
彼の生活は一気に天国から地獄・・・かと思いきや、思わぬところで、タマキには心残りがあることを知る。
それは、母との〝お別れ式〟の日が、タマキのお誕生日と重なっていたこと。
キョウメイは、〝あれ〟から数か月が経ったその日、初めて姪の誕生日を知る。
思わず、自分の恥ずべき行為の数々を実感したキョウメイは、生まれて初めて自分を変えようと努力を始める・・・!!
文字数 613
最終更新日 2024.11.27
登録日 2024.11.27
スキルが全ての世界。
十歳になると、成人の儀を受けて、神から『スキル』を授かる。
スキルによって、今後の人生が決まる。
当然、素晴らしい『当たりスキル』もあれば『外れスキル』と呼ばれるものもある。
聞いた事の無いスキル『クエスト』を授かったリゼは、親からも見捨てられて一人で生きていく事に……。
少し人間不信気味の女の子が、スキルに振り回されながら生きて行く物語。
一話辺りは約三千文字前後にしております。
更新は、毎週日曜日の十六時予定です。
『小説家になろう』『カクヨム』でも掲載しております。
文字数 890,012
最終更新日 2024.11.24
登録日 2021.08.29
高校一年生になったばかりの小鳥遊 千鶴は交通事故により両親を亡くしてしまう。
頼れる身寄りはいないと思っていたが、そんな千鶴の元に母親の兄である伯父が現れる。
「君が千鶴ちゃんだね。よかったらうちに来ないかい?」
他に頼れる人が居なかった千鶴は伯父に着いて行くことに。
伯父が経営しているという旅館でバイトをしながら過ごす事になった千鶴であったが、彼女はこの新しい生活によって伯父の狂った愛をその身に受ける事になる……。
ーーーーーーーーーー
伯父(40代男)×養女(16歳元JK)
兄妹の近親相姦を仄めかす表現があり、今後描写する可能性があります。
性描写があるタイトルには*がつけられており、冒頭に要素の注釈が入ります。
基本的にはレイプ、強姦、望まない性行為を取り扱っております。
本作そのような犯罪行為を助長する目的で書かれているものではありません。あくまで娯楽としての読み物としてお楽しみ下さい。
文字数 23,259
最終更新日 2024.11.16
登録日 2023.12.14
月から地上に降りた人々が祖となったいう、謎の遊牧民族「月の民」。聖域である竹林で月の民の翁に拾われた赤子は、美しい少女へと成長し、皆から「月の巫女」として敬愛を受けるようになります。
竹姫と呼ばれる「月の巫女」。そして、羽と呼ばれるその乳兄弟の少年。
二人の周りでは「月の巫女」を巡って大きな力が動きます。否応なくそれに巻き込まれていく二人。
でも、竹姫には叶えたい想いがあり、羽にも夢があったのです!
ここではない場所、今ではない時間。人と精霊がまだ身近な存在であった時代。
中国の奥地、ゴビの荒地と河西回廊の草原を舞台に繰り広げられる、竹姫や羽たち少年少女が頑張るファンタジー物語です。
物語はゆっくりと進んでいきます。(週1、2回の更新) ご自分のペースで読み進められますし、追いつくことも簡単にできます。新聞連載小説のように、少しずつですが定期的に楽しめるものになればいいなと思っています。
是非、輝夜姫や羽たちと一緒に、月の民の世界を旅してみてください。
※日本最古の物語「竹取物語」をオマージュし、遊牧民族の世界、中国北西部から中央アジアの世界で再構築しました。
文字数 744,579
最終更新日 2024.11.11
登録日 2018.04.21
夜勤帰りの朝、いじめで川に落とされた女子中学生を助けるも代わりに命を落としてしまったおっさんが異世界で第二の人生を歩む物語です。高見沢 慶太は異世界へ転生させてもらえる代わりに、女神様から異世界でもとある少女を一人助けて欲しいと頼まれてしまいます。それを了承し転生した場所は、魔王侵攻を阻む天使が興した国の都でした。慶太はその都で冒険者として生きていく事になるのですが、果たして少女と出会う事ができるのでしょうか。初めての小説です。よろしければ読んでみてください。この作品は小説家になろう、カクヨム、ノベルアップ+にも掲載しています。
※第12回ネット小説大賞(ネトコン12)の一次選考を通過しました!
文字数 543,995
最終更新日 2024.11.10
登録日 2022.08.28
文字数 79,696
最終更新日 2024.11.06
登録日 2024.04.22
文字数 4,566
最終更新日 2024.11.03
登録日 2024.08.25
天災で亡くなってしまった主人公。
もっとおいしいものを食べたかった。もっといろんなところに行ってみたかった。もっと誰かを笑顔にしたかった。もっと生きていたかった。そして恋がしたかった。
やりたいことがたくさんあったことに気づくも息を引き取った主人公は、魔眼という特殊な力を持って生まれる世界に転生する。そこで、魔眼を使い、人々の命を救っていく。
魔眼だけではなく、前世で身に着けた知識や技術を使い、自分が前世でやりたかったことをしてく。
自分ができることをしていく中で、王族や貴族の子息・令嬢たちと仲良くなっていく。
この世界で生きていく。たとえ、違う世界に生まれ変わっても。今度は悔いのない人生を送ろう。
文字数 248,623
最終更新日 2024.10.28
登録日 2024.02.27
【正しい】とは何だろうか。
誠実なこと
純粋なこと
正義を保つこと
平和なこと
この世界に正しさなんて存在しないのかもしれない。
それこそ、正しいという言葉を被ったエゴの可能性だって十分ある。
これは【正しさ】を問い続ける少女の話。
国を滅ぼして回る少女は本当の正しさを求めて彷徨っていた。
平和に暮らす国民が立つ下には幸福の為に犠牲となった沢山の屍が埋まっている。
それを憐れむのか、はたまた素晴らしいと称えるのか。
正しさを求める少女は傍で全てを見ていた黒猫に問う。
「世界は国を滅ぼし続ける私を悪だと言うのかしら」
黒猫は長い尻尾を揺らしながら答える。
「善も悪も視点によって変わるさ」
そして彼女たちはある男に出会った。
国の悪事を知りながらも国を守るために剣を振るう彼の姿は少女の目には憐れに映った。
「盲信は愚かなことよ。私はそれで身を滅ぼした人間を数えきれない程見てきた」
〈正しい〉国の滅ぼし方
〈正しい国〉の滅ぼし方
あなたはこのタイトルをどちらだと思いましたか?
文字数 47,668
最終更新日 2024.09.30
登録日 2024.08.31
少女は実験体だった。
あまりにも残酷な人体実験の唯一の成功例__死を知らない最強の異能力者である彼女はその能力を大いに活用して実験施設を滅ぼした。
そして、そんな彼女が国家機密として城で暮らし始めてから3年が経ったある日、親同然と言える国王陛下から1枚の紙を渡された。
「学園への入学許可書?」
「そうだ。来月からこの国にある学園に通ってこい」
「私、国家機密だけど??」
ひょんなことから始まった学園生活。
人体実験のせいで7歳ぐらいで成長が止まってしまった容姿と他言できない異能を交えて送る無双物語をどうぞお楽しみください!
文字数 22,783
最終更新日 2024.09.30
登録日 2024.08.31
桃夏という小学5年生の女の子がボランティアを始めちゃう!というお話!
どうやって?どんなことをしたの?
それは本文で!
文字数 891
最終更新日 2024.09.29
登録日 2024.09.29
死んだように生きる男は何も得られない。求められても愛されても満たされない。
そんな彼が偶然出会った少女と言葉を交わす物語。
文字数 5,011
最終更新日 2024.09.29
登録日 2024.09.23
舞台は本島とは離れた穏やかな島。
まだ冬から春に移り変わる合間の季節。
比類なき頭脳を持ったが故に一族から理解されず、本島から追い出され一人、誰も来ない家で本を読んで暮らす幼い少女。もう一人は天涯孤独でどこにも行き場がない成人になりかけの少女。二人の少女が出会い、お互いを支え合う時。
探偵と助手のバディがうまれ、古風にも予告状を出す怪盗や偉そうな刑事たち、依頼人。たくさんの人に触れ合うに従って、物語は回り出す。
アラライラオ・ハルシオン様の「真綿の心臓」をオマージュさせて頂きました。
御本人様にも確認済みです、どうかよろしくお願いいたします。
文字数 59,065
最終更新日 2024.09.24
登録日 2024.08.17
「友梨奈さまの言う通り」
この学校にはどんな病でも治してしまう神様のような生徒がいるらしい
だけど力はそれだけじゃなかった
その生徒は治した病気を再び本人に戻す力も持っていた……
文字数 46,313
最終更新日 2024.09.10
登録日 2024.09.01
学校に伝わる花子さんの呪いのウワサ……それを調べるため、夜の旧校舎に忍び込んだ2人の女子中学生、月菜と明日香。そこで2人が見たものとは――?
※第2回きずな児童書大賞参加作品。応援よろしくお願いします!
文字数 68,829
最終更新日 2024.08.22
登録日 2024.07.31
主人公の夏木真奈(なつき まな)は夏休みの間、田舎にあるおばあちゃん家に滞在することとなった。のどかな場所で穏やかな日々を送っていた。
おばあちゃん家の裏には林があって、探索がてら歩いていると、ひときわ大きなうろを持つ木があった。好奇心から足を踏み入れると、景色が一変した。
目の前には一面雪に覆われた世界が広がっていた。そこで真奈は少女ルファシエと出会う。
彼女は魔法を使い、自分は魔女であると名乗った。
これは本来交わることのない二つの場所が結ばれて出会った少女たちの物語。
魔法が生んだ奇跡のお話。
文字数 13,729
最終更新日 2024.08.21
登録日 2024.07.31
二つの大陸に挟まれた海に浮かぶ、サヤ島。サヤ島では土着の信仰と二つの宗教が共存し、何百年もの調和と繁栄と平和を享受していた。
この島には、「龍神の化身」と呼ばれる、不思議な力を持った少年と少女がいた。二人は龍神の声を聞き、王に神託を与え、国の助けとなる役割があった。少年と少女は、6歳から18歳までの12年間、その役に就き、次の子どもに力を引き継いでいた。
島一番の大金持ちの長女に生まれたハジミは、両親や兄たちに溺愛されて育った。六歳になったハジミは、龍神の化身として選ばれた。もう一人の龍神の化身、クジャは、家庭に恵まれない、大人しい少年だった。
役目を果たすうちに、龍神の化身のからくりに気づいたハジミは、くだらない役割から逃げだそうと、二年越しの計画を練った。その計画は、満月の祭の夜に実行されたが……。
40000字前後で完結の、無国籍系中編ファンタジーです。
文字数 41,799
最終更新日 2024.08.16
登録日 2024.07.05
敵国首都に長年潜伏しているシュミット少佐は、皇国軍最高のスナイパー。かなりの年齢になるが、最近ますます腕が上がり、“魔術師”なる二つ名で呼ばれ始めたほどだ。
シュミット少佐の給与を計算していた軍の総務部経理課の主任フレンゼンだが、ふと妙なことに気付いてしまう。そこで、軍令部にいる同郷出身のベッカー大尉に相談することにしたのだが……
文字数 29,994
最終更新日 2024.08.12
登録日 2024.07.22
その学校にはある噂がある
「この学校は三階建てでしょう? だけど、屋上に出るための階段がある。そこに、放課後の四時四十四分に行くの。階段の、下から四段目に立って『誰々を、誰々に交換』って口に出して言うの。そうすれば翌日、相手が本当に交換されてるんだって!」
そんな噂を聞いた主人公は自分の人生を変えるために階段へ向かう
そして待ち受けていたのは恐怖だった!
文字数 48,442
最終更新日 2024.08.12
登録日 2024.07.31
都会の喧騒に疲れたロバートは、雄大な自然が広がる草原へと旅に出る。
青く澄み渡る空、緑の草原、白い雲。
色鮮やかな景色に心を癒され、本当の自分を見つめ直そうとしていたロバートは、草原の真ん中にある湖で不思議な少女と出会う。
彼女はまるで幻想のような存在でありながら、ロバートに不可解な言葉を残していく――
文字数 2,928
最終更新日 2024.08.07
登録日 2024.08.07
寒い冬、奇跡のマスク売り少女の物語
冬の寒さの中、マスクを売る少女が現れた。最初は売れなかったが、少女がつけているマスクを高額で買う男が現れ、その後続々と他の男性たちも買いに来る。少女は全てのマスクを売り切り、幸せになる。
文字数 354
最終更新日 2024.07.30
登録日 2024.07.30
服部晴子は中学一年生。亡き父の夢、「世界一の空手家になること」を目標に空手に打ち込んでいる。中学進学前、空手大会で優勝した晴子は龍宮学園にスカウトされる。関西では言わずと知れたスポーツ名門校の誘いに、晴子は転入を決める。
九月初め、晴子のもとに金髪の貴公子・明星が現れる。二十二歳で龍宮学園の理事長に就任した明星は、「父が貴族、母が将軍家の末裔」というエリート。
晴子には、空手で同級生にケガを負わせた、トラウマがあった。そんな過去が、成長をとめていると見抜いた明星は、「忍びにならないか?」と声をかけた。
忍びになれば強くなれる。その言葉を信じて晴子は龍宮学園の忍びになる。任務のほとんどは学園内で起きる、いじめを解決すること。ある日、晴子はイタリアから転入してきたクリスに「パートナになって」と誘われる。
クリスは明星の弟で、兄を救うためにイタリアからやってきた。明星は、長男の嫉妬で明星財閥から追い出されようとしていた。「ひとり日本でがんばる明星を助けたい」、そんなクリスの熱い想いに打たれ、晴子はパートナーを引き受ける。
数日後、龍宮学園に事件が起きる。「龍宮学園の闇!」という陰湿な記事が出回り、明星はピンチに陥る。学園の評判が地に落ちれば、明星は本家を破門になる。陰湿な記事を流した犯人を、晴子とクリスが捕まえることになった。
犯人は、龍宮学園に恨みをもつ夜霧という元生徒。夜霧は学園最強と呼ばれた天才空手家だった。夜霧がたむろするクラブに潜入すると、晴子は組手での勝負を挑む。ふたりの攻防はつづくが、決着はつかなかった。そこへ明星が現れて夜霧は降参する。
明星は夜霧を龍宮学園に復学させた。そして空手部のコーチとして迎え入れる。晴子のトラウマを知る夜霧はコーチとして、「服部晴子を強く育てる」と誓う。こうして「世界一の空手家になる」、「忍びとして学園を守る」、晴子の新しい日々がはじまった。
文字数 49,021
最終更新日 2024.07.25
登録日 2024.07.25
自分大好き自分ファーストな性格の花咲結菜は、ダンスが得意な中学1年生。自分より美人な女の子は基本、大キライ……。そんな結菜が不思議な予知夢を見て人助けをはじめるアクションコメディ。
結菜は夢使いだから、美人は良き教科書と考え自分磨きの材料にしてきた。
ある日、予知夢を見始めた結菜は、自分の能力が怖くて仕方がなくなってしまう。だが、予知夢でクラスメイトを救い、父に自分の運命を知らされるのだ。なんと花咲家は代々、予知夢で人を助ける「夢使い(ゆめつかい)」の家系だった。人からモテたい、人からありがたがられたい、そんな欲望を胸に秘めるJC(女子中学生)ダンサー結菜は、予知夢で危険を回避し人を助けることになる。
夢使いになった結菜に、見た目がパグ犬、関西弁をべらべらと喋る獏が相棒になる。夢使いは嫌で仕方がないが、結菜は相棒の獏と持ち前の運動神経のおかげで、電車に轢かれそうになった父を救った。その様子を動画に撮られた結菜はネット上で話題に。舞い上がってしまった結菜は、もう少しだけ夢使いを続けようと思う。
2週間後、結菜はクラスメイトのイケメンに誘われ美術館へ。商業施設の中の美術館はVR体験もできる話題のスポットだ。しかし、結菜たちは運悪く何者かの陰謀で、美術館に閉じ込められてしまう。予知夢で美術館が爆破されるシーンを見た結菜は不安になるのだった。
怖くて仕方がない結菜は獏とイケメンに導かれ、商業施設に潜む犯人を捕らえに行くことに。嫌で嫌で仕方がないが、結菜は持ち前の運動神経で犯人を捕まえてしまう。
その様子を動画に撮られた結菜はまたネット上で大人気に。夢使いなんて怖くてやめようと思っていたが考え直すことに。人からモテたい、人からありがたがられたい、そんな欲望を胸に秘めるJCダンサー結菜は、その願いが叶い、これからも予知夢で危険を回避し人を助けようと思う。
ノリツッコミが出来る獏、イケメンダンサーのクラスメイトとともに、結菜の愉快で刺激的な人助けが始まるのだ。
文字数 56,147
最終更新日 2024.07.25
登録日 2024.07.25
ユーリ、11歳の誕生日の夜。
ミミズクがはこんできた、科学者だった亡き祖母からの手紙には「ミモザの丘のブルースターの、カルシャという星読みをたずねなさい」とある。
翌日、ミモザの丘を目ざしたユーリ。
ブルースターという占いカフェで最初にユーリが出会ったのは、カルシャの妹のサーシャだった。
サーシャはユーリに冷たく応対する。姉のカルシャを取られてしまったような寂しさからだった。
カルシャはユーリを快く迎え、星読みにしか読み解けない『星読みの書』を見せてくれる。
しかし、ユーリにはちゃんと読める。
ユーリは星読みとして、生まれついたのだった。
『星読みの書』をもとに、星を見るときの基本を教わるユーリ。
ある日、サーシャにせがまれ、『星読みの書』を勝手に開いてしまった。
中からは小さな星が現れ、ガーデンへと飛びだしてしまい……。
ひとりの少女と、彼女をとりまく人たちとの、星と愛情のストーリー。
文字数 56,614
最終更新日 2024.07.23
登録日 2024.07.16
どんなよいこでも迷子になったことがあるという人は多いかと思いますが、ヘカッテも同じでした。小さい頃にうっかり迷宮で迷子になった時の恐怖は、今も時々悪夢となってヘカッテを襲いました。そんな時、ヘカッテをいつも助けてくれるのが、小さい頃に助けてくれた知らないお姉さんでした。そのお姉さんはヘカッテにとって、まさに憧れの人だったのです。
あれからしばらく。ヘカッテも日々少しずつお姉さんになっていきます。迷子の思い出を夢に見る事も少なくなってきました。けれど、久しぶりにヘカッテの夢にあの時に似た迷宮の景色が広がりました。しかし、どうも様子が違います。泣きながらお家を捜しているのはヘカッテではありません。まだ子どもの夢まくらの精霊だったのです。自分の名前も分からない迷子ちゃんにすがられて、ヘカッテは夢の中をさまよいます。あの時とは、逆の立場で。
※この作品は「小説家になろう」にも投稿しております。
文字数 13,630
最終更新日 2024.07.11
登録日 2024.07.11