歴史・時代小説一覧
世界が欲しくば天上の桜を奪い取れ
世界を死守したくば天上の桜を護り抜け
西遊記の平行世界のような場所で繰り広げられる三蔵一行、妖怪、人間、神仏の攻防。のはず、……多分……きっと……。
天上の桜は聖樹か、それとも妖樹か。神仏の思惑に翻弄される人々。
戦いなどの場面が多々入ります。残酷な描写もありますので、ストレスを感じる方もいらっしゃるかもしれません。m(__)m
できる限り直接的な言葉にならないよう、あえて遠回しなわかりにくい言い方になっています。
小難しい言葉、昔の表現がちょくちょく出ます。
玄奘三蔵一行と言うより、神仏の方の出番が多かったりするかも。三人称です。
十数年前に趣味で書いていた話を元に、つくり直しています。
この話は、絵空事、ご都合主義です。誤字脱字もあろうかと思われます。初投稿ですので色々不備もあるかと思いますが、よろしくお願いいたします。m(__)m
※亀更新です。m(__)m
文字数 498,574
最終更新日 2024.05.11
登録日 2019.12.01
時は戦国
“鬼武蔵”と呼ばれ恐れられた森長可の末弟、森忠政
ハチャメチャすぎる兄に憧れ続けたこの男の生涯を描きます
文字数 12,697
最終更新日 2024.05.10
登録日 2024.04.19
注意⚠️この小説は竹取物語をある程度理解してから読むとより面白いと思います。ぜひ一度竹取物語の大雑把な流れを知っていただいてからお読みくださいな。
文字数 2,370
最終更新日 2024.05.10
登録日 2024.04.25
「俺はお前に見合う男になって必ず帰ってくる。それまで待っていてくれ」
身分という壁に阻まれながらも自らその壁を越えようと抗う。
たとえ一緒にいられる“時間”を犠牲にしたとしても――
「いつまでも傍で、従者として貴方を見守っていく事を約束します」
ただ傍にいられる事を願う。たとえそれが“気持ち”を犠牲にする事になるとしても――
時は今から1000年前の平安時代。
ある貴族の姫に恋をした二人の義兄弟がいた。
姫を思う気持ちは同じ。
ただ、愛し方が違うだけ。
ただ、それだけだったのに……
「どうして……どうしてお主達が争わねばならぬのだ?」
最初はただ純粋に、守りたいものの為、己が信じ選んだ道を真っ直ぐに進んでいた3人だったが、彼等に定められた運命の糸は複雑に絡み合い、いつしか抗えない歴史の渦へと飲み込まれて行く事に。
互いの信じた道の先に待ち受けるのは――?
これは後に「平将門の乱」と呼ばれる歴史的事件を題材に、その裏に隠された男女3人の恋と友情、そして絆を描く物語。
文字数 427,117
最終更新日 2024.05.09
登録日 2022.12.18
ネット小説には、対話体小説が向いている。
登場人物が二人か三人による、ほぼ対話で進行する小説。
情景を抑えて、その場のやり取りを様々に想像していただく。
作者は登場人物の邪魔をしない、語るにまかせて筆をすべらす。
登場人物よ、どんどこと勝手にしゃべってほしい。私は、書き留める。
さあ、出てこいや……
文字数 23,277
最終更新日 2024.05.09
登録日 2023.05.20
(時代小説新人賞最終選考落選歴あり、別名義、別作品)藩の忍びだった小平治と仲間たち、彼らは江戸の裏長屋に住まう身となっていた。藩が改易にあい、食い扶持を求めて江戸に出たのだ。
が、それまで忍びとして生きていた者がそうそう次の仕事など見つけられるはずもない。
そんな小平治は、大店の主とひょんなことから懇意になり、藩の忍び一同で雇われて仕事をこなす忍びの口入れ屋を稼業とすることになる――
文字数 32,981
最終更新日 2024.05.09
登録日 2024.05.05
1942年、世界初の装甲空母である鳳炎はトラック泊地に停泊していた。すでに戦時下であり、鳳炎は南洋艦隊の要とされていた。この物語はそんな鳳炎の4年に及ぶ奮戦記である。
というわけで、今回は山本双六さんの帝国の海に登場する装甲空母鳳炎の物語です!二次創作のようなものになると思うので原作と違うところも出てくると思います。(極力、なくしたいですが…。)ともかく、皆さまが楽しめたら幸いです!
文字数 26,100
最終更新日 2024.05.09
登録日 2024.04.21
別作、「鬼と天狗」の五番組の一員として出てくる笠間市之進。戊辰戦争の頃は糠沢組代官として活躍し、ある密命を帯びていたと笠間家には伝えられています。
ご子孫の方から伺った笠間家の伝承と、白沢村史収録の史伝を合わせながら、独立の短編にしてみました。
文字数 24,686
最終更新日 2024.05.09
登録日 2024.05.01
三国志の諸葛亮(あざな孔明)。山での隠者生活はもう限界!お嫁さん候補を一目見るために家を飛び出しお船に乗ってどんぶらこ。ちびっ子海賊とのバトルが始まります。飛ばせ羽扇、突きだせ冠!金髪令嬢との結婚はかなうのか!?
史書にある「黄頭」という単語の解釈によるガチの黄夫人水賊説。もしかしたらこうだったかもしれない創作です。正史の頼もしい孔明さんと比べるとギャップがあって解釈違いの方もいらっしゃるかと思うのですが、三国志の悠久の受容のなかで形作られてきたいくつもの孔明像の中の一つとしておおらかに眺めていただければ幸いです。若くて全然できあがっていなかった頃の孔明さんのお話です。これから頼もしくてかっこいい孔明さんに育つんですよ、きっと!
文字数 5,240
最終更新日 2024.05.09
登録日 2024.05.09
文字数 59,699
最終更新日 2024.05.08
登録日 2023.06.12
古代中国の戦国時代。秦が統一を果たす前のお話。貧しい農民の高鵬は無理矢理に徴兵されて戦場へ。愚かではあるが善人の彼は、偶然が重なり出世する。善人であることが彼を幸運へ導くかと思われたが、愚かであることで、身を滅ぼしていく。
文字数 16,308
最終更新日 2024.05.07
登録日 2024.04.29
世間から下馬将軍と呼ばれた酒井忠清の死因は何か?それを調べに2050年の未来から探偵Uがやって来た。秘密を探し当てることはできるのか?警備を突破できるのか?探偵Uの活動の物語
文字数 10,618
最終更新日 2024.05.07
登録日 2024.05.07
※完結しましたが、新連載とつながる閑話投稿(2024.05.07)
「いんてぃかぱっく」もよろしく!
雑賀衆の一人「銀」が尾張国に持ち込んだのは、賢者の石と巨大絡繰人形!?
それが戦国女子達の運命を変える!
◆あらすじ
秘薬「賢者の石」の効果で、生まれながらにして天才になってしまった、織田信長の妹であるお市。
更に愛染明王そっくりな、女性しか乗れない巨大絡繰人形に彼女が乗り込み、付喪神の三種の神器や戦国時代に生まれた歴史上有名な女性達まで巻き込んで歴史は斜め上の方向に進んでいくのだった。
◆章紹介
第1章
天文26年 お市0歳(赤子編)
天文28年 お市2歳(上洛編)
天文28年 お市12歳(女学校、愛染学院編)
天正3年 お市?才(九州編)
第二章
天正10年 織田内閣←今ここ!
※挿絵ありのページは★マーク(AI画MidJourneyで作成→canvaに変更)
文字数 161,150
最終更新日 2024.05.07
登録日 2023.03.06
蕎麦屋の仕事を失い、いつの間にか無一文になってしまったおいらは仕方なく飛脚の求人に応募することになった。
そして、物語は始まるのである、、、
文字数 1,179
最終更新日 2024.05.06
登録日 2024.05.06
時は昭和9年。第二回の天覧試合。府県剣士の部で、一刀と二刀、それぞれの最強と目されていた剣士たちが激突した。幼少から剣道の帝王学を受けて育てられたエリート野間恒と、戦前大流行を起こした二刀剣道の中でも最強と言われた志田三郎、彼らの勝負の決着の行方は。昭和剣道レトロロマン。
文字数 7,258
最終更新日 2024.05.06
登録日 2024.05.06
跡目争いが決着せず、改易の危機にある伊那代藩。
唯一の生き残り策は、将軍の養女となった老中の姫に婿として認めてもらうこと。
能と武術にしか興味のないうつけの若殿は、姫に認められるのか。
一方、若殿の後見役でもある叔父は切れ者として藩政を牛耳り、藩主の座を狙う。
おっとり姫とちゃきちゃき腰元のコンビ(実は反対)が、危機を救うのか、それとも潰すのか。
架空の藩、実在の人物はなし。箸休め的なお気楽時代劇。
文字数 28,964
最終更新日 2024.05.06
登録日 2024.04.16
「この世に生まれて来るべきではない命などひとつもない」
「生まれて来ない方がよい人間などひとりもいない」
ーーまったくどこのどなたが、そんな戯言抜かしやがるんでございましょう?
恐らく斯様な方々は、おぎゃあと生まれて臍の緒切られたその日から、よっぽどお幸せに生きて来なすった、世間知らずの大馬鹿野郎とお見受け致します。
そんな輩は腹が立ちます殺意が湧きます、あぁこの物の言い様、ひねくれ者の私怨にて何卒御勘弁を。
けれど斯様な方々も、誰ぞに心身魂に、人の尊厳痛めつけられ、ようやく改心なされれば。
この世に神仏なしと御心改められしことあらば。
どうぞ我々【天誅殺師】が、御用命承ります次第。
はてさてそれは、
ーー死者の「うらみすだま」でござんしょか。
ーー生者の「すくいすだま」でござんしょか。
暁に祈る巫女様の、御顔に次にとまりしは、死霊の黒蝶か生霊の白蝶か。
さすれば丁半壺振って、賭けてみましょか【天誅殺師】ーー。
⚠️本作は、前作の「天誅殺師 鴉ノ記」の続編、第2シリーズとなりますが、前作の元締め「曼陀羅院鴉」のキャラ設定を大幅に変更致しました。
名は「天狗浄眩黒羽(あめくじょうげんくろう)」に改名し、容姿、服装、性格等、変更点が多数ありますが、
「いいんだよ、細けぇこたぁ」
ーーの精神でお許し頂けると幸いです。
他のキャラと世界観は、前作とあらかた同じです。
この度、ペンネームも浅永マキから比嘉環(ひが・たまき)に変更致しましたので、改めましてよろしくお願い致します。
文字数 99,654
最終更新日 2024.05.06
登録日 2023.04.14
文字数 55,913
最終更新日 2024.05.05
登録日 2020.01.31
(時代小説新人賞最終選考落選歴あり、別作品、別名義で)
貧乏御家人の次男の助之進は、通っている剣術道場の娘の志乃と心を通わせ合う仲にあった。しかし、それを知らない志乃の父、道場の師範は縁談の話を持ってきてしまう。実は隠してきたが労咳を病んでいる志乃、思い詰め、助之進に伊勢参りを勝手に子どもだけで敢行する“抜け参り”に同道してくれと申し出る。迷った末に受諾する助之進。敢行当日、待ち合わせ場所に朋友である晴幸が姿を現し共に伊勢に向かうこととなる。
文字数 30,846
最終更新日 2024.05.04
登録日 2024.05.04
梗概
我が名、景戒と申す、諾樂右京藥師寺沙門にて僧位は傳燈住なり、常には紀伊國貴志村貴志寺に修行する沙弥行者にござる。
我前世に功徳の善為さず、その因果に依って、我受身唯有五尺餘矣。また我れ、背の低さのみならず、我が生活の困窮にはただただ慚愧憂愁に絶えぬ。この世に生きながら,生きる術を知らず、結愛の網に絡まり,煩惱に纏わりつかれ,貧と飢に苦しみただただ生と死の境を彷徨い,八方に食を乞いて生きる有り様にござる。
薬師寺沙門と云いながら諾樂右京とはかけ離れた紀州貴志村の俗家に住んで妻を持ち,その妻子を養う蓄えもなく,粗末な菜も鹽(塩)もない。子らに着せる服も無ければ、竈にくべる薪も無い、何も無い。このこと愁いて,心安らかならず。晝も夜も飢えと寒さに震えて眠れぬ有り様なり。
我景戒、善悪を語らんと思い、ここに物語を著す。そもそも、善悪とは、人に付いて離れぬ影のようなもの、善行には幸楽をもたらし、悪行には必ず苦を以って報いる。善行とは因果を知り信じて布施を行うを云い、悪行とは因果を知らず信じず三宝を敬わず、誹るを云う。
しかしながら、悪の影は闇に入れば消え、闇に生きる者には己の影を見ることも己の影に気付くこともなく、第三階末法の世、全て闇に覆い尽くされたこの地上に於いて、何れが善なるか、いずれが悪なるか見分けがつかず、今まさに我景戒が書こうとする、我が「霊異記」最終章に登場する人々の、闇の世に生きるこれら人々の、その業の深さ、その恨みの深さ、いずれが善かいずれが悪か、明らかにせんと欲す。
因果の理、果には必ず因がある、因には必ず端がある、端の起こりは欲である。欲こそ闇の正体、闇に棲むは鬼、鬼こそは悪、悪は恨、恨はひとの根源なり。恨あればこそひとは嘘を繕いて悪に染まる。人の世は恨みでのみ成り立つのでござる。我、茲に著すは、
「端」の章にて、真備、恨みに因って勢い失う様を、
「欲」の章にて、仲麿、恨みに因って勢いを得る様を、
「因」の章にて、仲麿、恨みに因って勢い失う様を、
「果」の章にて、道鏡、恨みに因って「黒足」踏み外す様を著し、
何れが善か、何れが悪か、世に問わんと欲す。
文字数 66,088
最終更新日 2024.05.03
登録日 2024.05.03
作中では語れない作者の想いを少々書かせて頂きたいと思います。
本作は全107話、合計644,109文字の長編です。作風としては、歴史上の大きな出来事はそのままに、実在した人物と創作上の人物を縦横の糸のように絡み合わせてエピソードを紡いでいます。創作部分の方針は、有り得たかも知れないエピソードであり、有り得ない絵空事的なエピソードは極力排除するようにしています。
第一章では、草原で育っていた千方(千寿丸)が下野の隠れ郷に連れて行かれ鍛えられる経緯と併せて承平天慶の乱及び蝦夷とは何かを描いています。
狙いは、非宮廷文化を描くと言う事です。京と言う狭い範囲で、僅か1600人ほどの貴族とその取り巻きの人達で構成された特殊な社会を以て平安時代とするのは変だという想いが有りました。遍く各階層を描こうと思い、まず、最下層である蝦夷から話を始めました。将門も蝦夷も、更に言えば坂東の兵《つわもの》もアンチ宮廷文化としての存在であり、律令制の中で後世の武士となる兵《つわもの》達の萌芽の過程を描いたものでもあります。
時代を描く為には、人と人の関わりばかりではなく、政治・経済、そして権力の所在の推移を描く事も必要と考えています。
第二章では千方が陸奥国を訪れる話に乗せて、蝦夷とはどう言う存在なのかを描いています。武士の歴史・源平史は前九年の戦いから描き起こされる事が多いと思いますが、突然、俘囚と鎮守府将軍の間で争いが起こる。蝦夷を束ねる安倍氏が税を納めなかったとか、それらしい理由は語られるが、何故そうなったのか、大きな力を持つ俘囚の長・安倍氏が如何にして存在したのかは普通語られない。本作ではその辺を穿っています。
第三章では土豪層と受領《ずりょう》層(都から派遣されて来る国司)との爭いという、当時実際起こっていた政治問題・社会問題をベースとして、やがて起こる歴史的な大事件・安和の変に繋がる秀郷流藤原氏と源満仲、満季兄弟との確執の発端を本作の主人公・藤原千方を通して描いています。
第四章では描く階層が、下級貴族と上級貴族の関係、貴族層の中でも藤原摂関家へと変わり、源満仲、満季兄弟、源高明、藤原実頼、藤原伊尹、藤原兼家ら安和の変の登場人物達の動きが描かれます。
第五章は、歴史的事実というよりも創作に力点を置いた章になります。但し、まるっきりの絵空事と言う訳ではありません。安和の変で囚われた千晴、源高明を救い出そうと画策する千方と『千常の乱』と言われる騒動を描いています。歴史的に広く知られる事件ではありませんが『信濃国より千常の乱を奏す』と言う記録が実際存在します。ただ、その時期に付いて私としては疑問が有り、物語の進行の中で辻褄合わせをしています。
この時期の信濃守は実際、平
文字数 2,090
最終更新日 2024.05.03
登録日 2024.05.03
戯作者為永春水と関係した芸者が密かに産んだ子である梅次郎は、幼い頃から剣術の修行を積み、暴れん坊旗本・勝小吉(勝海舟の父)の弟子となった。梅次郎は小吉が幕府から密かに請け負っていた江戸市中見回りの見習いを勤めつつ、吉原の廓「志信屋」の花魁玉糸と辰巳芸者の音八からの支援を受けて江戸市中の治安を守るべく活動していた。
あるとき、夜鷹連続辻斬りが起こり、梅次郎は玉糸から家宝の正宗を受けとり見回りを強化するが……巡回中に連続辻斬りの下手人・影沢英之進と斬りあう。英之進はかつては為永春水の人情本の愛読者であり、戯作者を志したこともある剣客であった――。
ここに戯作者によって人生を狂わせられたふたりが、激突する――。
戯作者の子で町人剣客の梅次郎、吉原の花魁玉糸、辰巳芸者の音八、暴れん坊旗本勝小吉という異色の面々が活躍する、滑稽あり剣戟ありの痛快エンタメ時代小説です!
文字数 4,910
最終更新日 2024.05.03
登録日 2024.05.01
甲賀の上忍・辻家に嫁入りしたが、虐げられる毎日を送っていた寿女(ひさめ)は、
ある日、とある事情から辻家の当主を殺害した男にさらわれる。
男は伊賀の上忍に生まれながら、日に当たれぬ疾患から叔父に実権を奪われていた青年・清貞(きよさだ)
生き延びるため、叔父の暗殺を企てる清貞は、
甲賀の報復を避けるため、
寿女に「人質として妻になれ」という。
強引に妻にされた寿女だが、
冷たくしきれぬ清貞と過ごすうちに、彼との暮らしをよく思うようになる。
その裏では、清貞を殺し、上忍の実権を奪うべく、
叔父と甲賀による計画が進んでいるのだった。
文字数 30,941
最終更新日 2024.05.01
登録日 2024.04.14
尊皇
二本松藩の泰平の眠りを醒ましたのは、尊皇攘夷の嵐だった――。
文久2年、思いがけず名家を継いだ二本松藩の番頭、大谷鳴海の視点から二本松藩内における幕末動乱、そして天狗党騒乱を描きます。
【主要登場人物】
大谷鳴海……主人公。義弟の縫殿助の死により彦十郎家を継ぎ、詰番・番頭と出世していく。
<彦十郎家>
二階堂水山(信義)……鳴海の義兄であり、先代彦十郎。鳴海の父親代わりを務める。
二階堂衛守……鳴海の義弟。
大谷信吉(養泉)……鳴海の実父。
玲子……水山の妻。鳴海の養母。
りん……鳴海の妻。
<上司・同僚>
大谷与兵衛……六番組番頭。大谷家本家の当主。
大谷志摩……詰番。与兵衛の息子。
丹羽丹波……二本松藩家老座上。
日野源太左衛門……家老。
丹羽和左衛門……郡代。
丹羽新十郎……郡代。和左衛門の養子。
丹羽一学……番頭。後に家老に出世。
小川平助……山鹿流の兵法学者。
三浦十右衛門(義制)……藩の砲術指南指南役。
<五番組の部下>
大島成渡……経済感覚に優れている。
笠間市之進……糠沢組代官。
丹羽権太左衛門……長柄奉行
原兵太夫……弓術師範の免状持ち。
杉内萬左衛門……鍛冶奉行。奥右筆も兼任。
小笠原是馬介……伊東流槍術が得意。
大谷右門……与兵衛の次男。
<二本松藩内の勤皇思想家>
藤田芳之助……剣豪として知られた藤田三郎兵衛の孫。
三浦権太夫(義彰)……丹波や藩公にも直言を辞さない。
安部井清介……父子共に勤皇思想の持ち主。
<商人>
中島黄山(長蔵)……二本松藩の御用商人。城下で蚕種業を営む。
宗形善蔵……針道の富豪。生糸の買付問屋を営む傍ら、貸金業も営む。
<水戸藩・守山藩関係者>
猿田(田中)愿蔵……水戸藩の郷校時雍館の代表。天狗党。
藤田小五郎……水戸藩の改革派、藤田東湖の四男。天狗党。
三浦平八郎……守山藩の顔役。
攘夷の嵐の中で、宿命を背負った武士は二本松を救えるか――。
文字数 256,324
最終更新日 2024.05.01
登録日 2023.08.17
幕末の信州上田藩。
藤井松平家の下級藩士・芦田家に、柔太郎と清次郎の兄弟が居た。
兄・柔太郎は儒学を学ぶため昌平黌へ、弟・清次郎は数学を学ぶため瑪得瑪弟加塾へ、それぞれ江戸遊学をした。
嘉永6年(1853年)、兄弟は十日の休暇をとって、浦賀まで「黒船の大きさを測定する」ための旅に出る。
品川宿で待ち合わせをした兄弟であったが、弟・清次郎は約束の時間までにはやってこなかった。
時は経ち――。
兄・柔太郎は学問を終えて帰郷し、藩校で教鞭を執るようになった。
遅れて一時帰郷した清次郎だったが、藩命による出仕を拒み、遊学の延長を望んでいた。
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神童、数学者、翻訳家、兵学者、政治思想家、そして『人斬り半次郎』の犠牲者、赤松小三郎。
彼の懐にはある物が残されていた。
幕末期の兵学者・赤松小三郎先生と、その実兄で儒者の芦田柔太郎のお話(になる予定)。
※この作品は史実を元にしたフィクションです。
※時系列・人物の性格などは、史実と違う部分があります。
【ゆっくりのんびり更新中】
文字数 29,231
最終更新日 2024.04.29
登録日 2023.05.31
文字数 6,219
最終更新日 2024.04.29
登録日 2024.04.29
天明八年の江戸。神田松永町の両替商「秋野屋」が盗賊に襲われた上に火をつけられて全焼した。一人娘のゆみは運良く生き残ったのだが、その時にはゆみの小さな身体には不思議な能力が備わって、いた。
一方、婿入り先から追い出され実家からも勘当されている旗本の末子、本庄龍之介は、やくざ者から追われている途中にゆみと出会う。二人は一騒動の末に仮の親子として共に過ごしながら、ゆみの家を襲った凶悪犯を追って江戸を走ることになる。
浪人男と家無し娘、二人の刃は神田、本所界隈の悪を裂き、それはやがて二人の家族へと繋がる戦いになるのだった。
文字数 38,148
最終更新日 2024.04.28
登録日 2024.03.21
文字数 2,081
最終更新日 2024.04.27
登録日 2021.08.16
文字数 21,309
最終更新日 2024.04.26
登録日 2024.04.13
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