花魁小説一覧
時は昔。吉野の国の寒村に生まれ育った少女・常盤(ときわ)は、主都・白鴎(はくおう)を目指して旅立つ。領主秋月家では、当主である京次郎が正室を娶るため、国中の娘から身分を問わず花嫁候補を募っていた。
安曇城へたどりついた常盤は、美貌の花魁・夕霧や、高貴な姫君・容花、おきゃんな町娘・春日、おしとやかな令嬢・清子らと出会う。
境遇も立場もさまざまな彼女らは候補者として大部屋に集められ、その日から当主の嫁選びと称する試練が始まった。
ところが、その試練は死者が出るほど苛酷なものだった……。
常盤は試練を乗り越え、領主の正妻の座を掴みとれるのか?
文字数 28,160
最終更新日 2024.12.18
登録日 2024.07.15
江戸時代 吉原遊郭
遊女屋など建ち並び多くの人が行き交う中でひときわ目立つ店が一軒
張り店などなく、それでも存在感を放つ男娼のお店…そこで繰り広げられる男娼と男性のお話
文字数 3,285
最終更新日 2024.10.14
登録日 2024.10.14
導かれる様に河辺で拾った瀬戸物の破片、その破片から禁断の過去世界が展開する。
かつて無い過去未来が入り混じる新感覚娯楽時代ミステリー小説を体感せよ! スッキリと明日へ向かいたい、全ての大衆諸君へ。(極度な疲労時は回覧禁止)
他・一作
文字数 5,357
最終更新日 2024.10.02
登録日 2024.09.23
ここは、吉原遊郭。男に一夜の夢を売るところ。今宵も、一人の花魁が、仲見世通りを練り歩く。
その名を『雛菊』と言う。
遊女でありながら、客と『情』を交わすことなく高級遊女『花魁』にまでのぼりつめた稀な女に、今宵も見物人は沸く。しかし、そんな歓声とは裏腹に雛菊の心は沈んでいた。
『明日、あちきは身請けされる』
情を売らない花魁『雛菊』×吉原一の遊び人『宗介』
華やかな吉原遊郭で繰り広げられる和風シンデレラストーリー。果たして、雛菊は情を売らずに、宗介の魔の手から逃れられるのか?
絢爛豪華な廓ものがたり、始まりでありんす
R18には※をつけます。
一部、流血シーンがあります。苦手な方はご自衛ください。
時代考証や廓言葉等、曖昧な点も多々あるかと思います。耐えられない方は、そっとブラウザバックを。
文字数 52,434
最終更新日 2024.09.17
登録日 2024.08.24
生まれて間もなく、花街に捨てられた姉妹。2人は楼主に拾われ、将来の花魁候補として育てられる。しかし妹が9歳で結核を患い、帰らぬ人に。唯一の血縁者を失った11歳の姉は絶望し憔悴するも、妹との最後の約束を果たさんと奔走する。
そんな中、都からとある貴人が妾探しに来るという噂を聞く。はじめは興味がなかった姉だが、傾国の美貌を持っているらしいと聞いて一目だけでも見てみることに。そして目の前に現れた美丈夫に一目惚れしかけるも、最低な性格の持ち主だと知り幻滅。思わず蔑みの目を向けてしまい、不敬として連行される。貴人は「最後のチャンスをやる。一生敬いますと言えば許して下女にしてやるぞ」と言うが、姉は「信念を曲げるくらいなら死を選ぶ」と啖呵を切った。処刑される寸前、家臣たちの話が耳に入る。どうやら貴人は帝の命で『蘇りの石』を探しているらしい。姉は妹を生き返らせる方法があるならと貴人に頭を下げた。そんな姉を見て何を思ったか、貴人は処刑をとりやめ姉を下女にする。姉は貴人の身の回りの世話をしつつ石探しを手伝うことになる。
文字数 20,741
最終更新日 2024.08.18
登録日 2024.08.18
風と雲 丸山遊郭異剣譚
レンタル有り旧題:邪剣使い
生真面目でカタブツの香月左馬之介は、ある日、父・主税に突然遊郭へ呼び出され、思いもよらぬ告白をされることになる。父の思惑に左馬之介はある決心をする表題作『邪剣使い』。華やかな夜の街を暗躍する隠密や間者、刺客が左馬之介を国家を揺るがす陰謀に巻き込んでいく『はかりごと』。遊郭に現れた死神とあだ名される浪人と左馬之介、そして彼の異母兄の関わりを描く『夢の浮き橋』。異母兄弟たちが互いの相容れぬ違いに煩悶する「夢の浮き橋」事件の後日譚『菊露抄』の4連作を掲載中―――。
文字数 156,060
最終更新日 2024.07.29
登録日 2019.03.21
一ト切り【いっときり】……線香が燃え尽きるまでの、僅かなあいだ。
奈落大夫の異名を持つ花魁が華麗に謎を解く!
絵師崩れの若者・佐彦は、幕臣一の堅物・見習与力の青木市之進の下男を務めている。
ある日、頭の堅さが仇となって取り調べに行き詰まってしまった市之進は、筆頭与力の父親に「もっと頭を柔らかくしてこい」と言われ、佐彦とともにしぶしぶ吉原へ足を踏み入れた。
そこで出会ったのは、地獄のような恐ろしい柄の着物を纏った目を瞠るほどの美しい花魁・桐花。またの名を、かつての名花魁・地獄太夫にあやかって『奈落太夫』という。
御免色里に来ているにもかかわらず仏頂面を崩さない市之進に向かって、桐花は「困り事があるなら言ってみろ」と持ちかけてきて……。
文字数 66,886
最終更新日 2024.07.01
登録日 2024.05.31
戯作者為永春水と関係した芸者が密かに産んだ子である梅次郎は、幼い頃から剣術の修行を積み、暴れん坊旗本・勝小吉(勝海舟の父)の弟子となった。梅次郎は小吉が幕府から密かに請け負っていた江戸市中見回りの見習いを勤めつつ、吉原の廓「志信屋」の花魁玉糸と辰巳芸者の音八からの支援を受けて江戸市中の治安を守るべく活動していた。
あるとき、夜鷹連続辻斬りが起こり、梅次郎は玉糸から家宝の正宗を受けとり見回りを強化するが……巡回中に連続辻斬りの下手人・影沢英之進と斬りあう。英之進はかつては為永春水の人情本の愛読者であり、戯作者を志したこともある剣客であった――。
ここに戯作者によって人生を狂わせられたふたりが、激突する――。
戯作者の子で町人剣客の梅次郎、吉原の花魁玉糸、辰巳芸者の音八、暴れん坊旗本勝小吉という異色の面々が活躍する、滑稽あり剣戟ありの痛快エンタメ時代小説です!
※「第10回歴史・時代小説大賞」奨励賞受賞作です。
文字数 69,393
最終更新日 2024.06.29
登録日 2024.05.01
【楼主×死神】
吉原にある藤乃屋。楼主の最澄(もずみ)は、吉原では珍しい京言葉を使う。ある日、競争店である菊乃屋の花魁が殺された。裸体の花魁の首を鋭利な刃物で切り裂いた犯人。疑われたのは、最後の客では無く、最澄だった————。
「人と違うとあかんのか?」
彼の前に現れたのは、自分を死神だと名乗る少女だった。
自分の生い立ちに不満を抱えた最澄。追い討ちをかける様に犯人だと罵られる。自分の身の潔白を証明出来るのは、少女だけ————。親から継いだ藤乃屋を守る為、楼主である最澄は、真犯人を追う事を決めた。
生きる意味を模索する楼主と死神の少女が送る和風ミステリー。人の欲が入り乱れる吉原で、真犯人は見つかるのか?!!
文字数 12,329
最終更新日 2024.06.27
登録日 2020.05.16
江戸期、紅花の商いで大儲けした、実在の紅花商人の豪快な逸話を元にした物語である。
出羽尾花沢で「島田屋」の看板を掲げて紅花商をしている鈴木七右衛門は、地元で紅花を仕入れて江戸や京で売り利益を得ていた。七右衛門には心を寄せる女がいた。吉原の遊女で、高尾太夫を襲名したたかである。
花を仕入れて江戸に来た七右衛門は、競を行ったが問屋は一人も来なかった。
七右衛門が吉原で遊ぶことを快く思わない問屋達が嫌がらせをして、示し合わせて行かなかったのだ。
事情を知った七右衛門は怒り、持って来た紅花を品川の海岸で燃やすと宣言する。
文字数 24,282
最終更新日 2024.06.23
登録日 2024.06.14
文字数 5,367
最終更新日 2024.03.16
登録日 2024.03.11
─── あらすじ
時は宝暦。
御上の厳しい改革により、江戸最大の色街・吉原遊廓は存亡の危機に陥っていた。
多くの遊女屋は廃業を強いられ、女郎や従業員達の行き場は無くなり、路頭に迷う者が続出した。
【夕風屋】の筆頭花魁・吉野はその悲劇を打開すべく、馴染みの客たちに協力を仰いだ。
幕府に対する反対の声を受けて、御上は改革を断念。遊郭は徐々にかつての栄光を取り戻していった。
その後の吉原の存続は許され、売春防止法が成立するまでの200年間続けられた。
お客のみならず、女郎たちから慕われてきた吉野が如何にして羅生門河岸の切見世女郎から最高位の花魁へ登り詰めることが出来たのか。その壮絶な人生のストーリーを解き明かす。
─── *注意
吉原遊廓の遊女を主人公にしている為、性的表現が多く出て参ります。「※」と章前に記載することにします。しかし、規制は一切しませんことをご了承ください。
また、性的表現のみならず、心中表現、客から遊女に対する暴力描写もございますので、お読みになられる際はご注意願います。
文字数 233,809
最終更新日 2024.02.17
登録日 2021.01.01
現代に吉原がある世界。
吉原一と呼ばれた花魁がある日突然姿を消した。
その花魁は「伝説の花魁」と呼ばれ、数年経った今でも人々の記憶に残り続けている。
その中で頭を悩ませる男が1人。
「一体いつになったら俺のこと、忘れられるんだ!?」
元吉原一と呼ばれた男は、地味にひっそりと会社員として過ごしていた。
しかし、その平穏な日常も花魁の正体を知る元客だった男に再会したことで脅かされることになる。
伝説の花魁と呼ばれた男と、その花魁を引退することになった原因の男が出会い、止まっていた時が動き出す・・・!
文字数 13,260
最終更新日 2023.11.29
登録日 2023.10.31
文字数 127,799
最終更新日 2023.09.30
登録日 2023.09.16
★第9回歴史・時代小説大賞 奨励賞受賞★
「近頃、吉原にて次々と遊女の美髪を根元より切りたる『髪切り』現れり。狐か……はたまた、物の怪〈もののけ〉或いは、妖〈あやかし〉の仕業か——」
江戸の人々が行き交う天下の往来で、声高らかに触れ回る讀賣(瓦版)を、平生は鳶の火消しでありながら岡っ引きだった亡き祖父に憧れて、奉行所の「手先」の修行もしている与太は、我慢ならぬ顔で見ていた。
「是っ非とも、おいらがそいつの正体暴いてよ——お縄にしてやるぜ」
※「今宵は遣らずの雨」 「大江戸ロミオ&ジュリエット」「大江戸シンデレラ」に関連したお話でネタバレを含みます。
文字数 131,396
最終更新日 2023.07.04
登録日 2023.05.28
職人の若者・清吾は、吉原に売られた幼馴染を探している。登楼もせずに見世の内情を探ったことで袋叩きにあった彼は、美貌に加えて慈悲深いと評判の花魁・唐織に助けられる。
清吾の事情を聞いた唐織は、彼女の情人の振りをして吉原に入り込めば良い、と提案する。客の嫉妬を煽って通わせるため、形ばかりの恋人を置くのは唐織にとっても好都合なのだという。
純心な清吾にとっては、唐織の計算高さは遠い世界のもの──その、はずだった。
嘘を重ねる花魁と、幼馴染を探す一途な若者の交流と愛憎。愛よりも真実よりも美しいものとは。
第9回歴史・時代小説大賞参加作品です。楽しんでいただけましたら投票お願いいたします。
表紙画像はぱくたそ(www.pakutaso.com)より。かんたん表紙メーカー(https://sscard.monokakitools.net/covermaker.html)で作成しました。
文字数 84,747
最終更新日 2023.06.24
登録日 2023.05.31
代筆屋を営む私の元に、大店の旦那が手紙をもってやってきた。
それは、菊乃からの手紙。
旦那から受け取った扇子に書かれた返歌を読み、私は向かう。
愛しいあの子の元へ……
文字数 10,138
最終更新日 2023.05.31
登録日 2023.05.31
明治時代。
遊郭の花魁夕霧(18歳)は、元武家の姫だ。不運にも遊女に売られた。遊郭の街吉原一の美貌と名高く、店では常にトップの存在だ。気位も高い。
彼女は、吉兆のシンボル神獣麒麟を持つと噂される大富豪の老華族専属の花魁だった。男女の仲ではなく、娘のように彼女を可愛がってくれていた。
しかし、頼みの老華族の足が途絶えてしまう。ほどなく、死亡の知らせが届く。
失意の彼女に、その息子(柊理)の意思が告げられた。父を継いで彼女との契約を続ける、と。
これまでとは違う。
夕霧は新たな覚悟で受け入れるが、柊理の彼女への行動は、辛辣でプライドを折るようなものが続く。とうとう息子へ本音を出してしまった。
「下がれ、下郎!」
太客に決して見せてはいけない夕霧の本音が露わになたっとき、柊理は怒りとは違う反応を見せた。彼女を遊郭から引き取り、自由にしてやるつもりっだったというが―――。
「あんた、処女か?」
「何がいけない!?」
「処女なら話が違う」
「どうしてだ?」
柊理の持つ秘密が、二人の関係絡ませていく————。
かなしい過去を持つ元姫と麒麟の息子と呼ばれる華族の男の恋愛ストーリーです。
パラレル明治時代のお話です。設定等ちぐはぐな場面もあるかと思います。ご容赦いただけますと幸いです。
※小説家になろう様にも別タイトルで投稿させて頂いております。※
文字数 96,726
最終更新日 2023.04.17
登録日 2023.04.14
来夜(らいや)は9歳にして盗賊団の頭目をつとめる天才少年怪盗。趣味はバトルと女装。
彼が盗むものは人の体――そう、遠い未来のこの時代、人間の身体パーツは取り外し・付け替え可能になっていたのだ! 便利ですねえ。
来夜(らいや)は今夜もお宝目当てに夜の街を駆け抜け、警察から逃げ、個性派ぞろいの部下たちと一筋縄ではいかない日々を送っている。
そんな彼には3歳のころ生き別れた姉がいる。遊里で一番人気の花魁こそ、姉なんじゃないかという情報を得て遊郭へ忍び込んだ。遊郭の部屋には「矢来化石」という謎の四字が刻まれていた。
ギャグとバトルが炸裂する近未来時代活劇。
文字数 106,031
最終更新日 2022.09.27
登録日 2022.08.31
文字数 40,753
最終更新日 2022.07.06
登録日 2022.05.30
花魁だった前世の記憶を持つ男子高校生・青原啓介は軽音部に所属し平凡な日々を送っていた。ある日ネットに上げた歌と演奏の動画をきっかけに大学生と会うことに。その大学生は前世で愛した武士の生まれ変わりで……
前世で武士だった剣道大学生×前世で花魁(遊女)だった男子高校生
男女カプが転生してBLになっています。書きたいシーンだけ書いたネタメモです
長期で書こうか書かないか悩んでいます
追記
思った以上に指示をいただけましたので、ぼちぼち連載してみることにしました。転生した二人の恋の行方を書いていきます。ちゃんとハッピーエンドにします。いつまで出来るだろうか……
追記2021/12/6
続き書けないなと思ったので一旦完結にしときます。待っていただいた方大変申し訳ございません。他の作品に力入れています……
文字数 8,005
最終更新日 2021.11.10
登録日 2021.09.06
世界には男女以外の性別が存在する。
それはバース性と呼ばれるもので、α、β、Ωの三つが存在している。
Ω性の者の一部はウサギの耳のようなものを持っていた。
ウサギの耳の形によって性格などがあらかた決るらしい。
耳の形は三つ。
寂しがり屋のドロップ。
甘えん坊のネザー。
何にでも染まれるレプス。
そんな世界で二人の少年が織り成す儚く切ない愛憎劇。
これより開幕でございます。
文字数 9,363
最終更新日 2021.11.02
登録日 2019.09.26
帝国を中心とした五つの都市、そのうちの一つ和楼魅外街(わろうみがいまち)から少し外れた街、
デッドシティーあるカジノ・イデア
夢魔たちが営むそこは、連日賑わっていた。
そんなある日、ゴミの少女を引き取り、
それから動き始める絶望の渦。
特殊能力、魔法、のストーリー!!!
ゴミの少女は、何を見るのかっ!!
絶望の先にある希望は見えるのかっ!
どうか、どうか、見守って欲しい。彼女の決断を、、、
文字数 156,693
最終更新日 2021.06.16
登録日 2021.02.07
文字数 7,313
最終更新日 2021.05.30
登録日 2021.05.30
安政4年、時は江戸時代末期。9歳の私は吉原へと連れてこられた。
そこで見かけた花魁道中……この世のものとは思えない美しさに一瞬で心を奪われた。
この出逢いが私の運命を決定づけた。
遊郭に売られた自分の悲運にくじけている場合ではない。やるならトコトンやってやる。
目指すは最上級遊女、花魁だ!!
それから8年。
願いを成就させるためにいつものように神社で願掛けしていると、正体不明の謎の色男が話しかけてきた。
出逢ってそうそう、失礼なことばかり言ってくる男に嫌悪感を抱く……
だがこの男との出逢いこそが、私の今後の人生を大きく狂わせることとなるのだった─────……
文字数 36,910
最終更新日 2020.11.10
登録日 2020.11.10
吉原とは遊女と男が一夜の夢をお金で買う女性
水商売に情は不要
生い立ち、悲惨な過去、そんなものは気にしない
これは忘八とよばれた妓楼の主人の話
文字数 1,547
最終更新日 2020.05.15
登録日 2020.05.13