推し活 小説一覧
1
狂言界の名門として知られる高邑家の娘として生を受けた杏璃は、『イケメン狂言師』として人気の双子の従兄に蝶よ花よと可愛がられてきた。
訳あって過干渉気味な従兄のおかげで異性と出会う機会もなく、退屈な日常を過ごしていた。
いつか恋愛小説やコミックスに登場するヒーローのような素敵な相手が現れて、退屈な日常から連れ出してくれるかも……なんて夢見てきた。
だが待っていたのは、理想の王子様像そのもののアニキャラ『氷のプリンス』との出会いだった。
以来、保育士として働く傍ら、ソロ活と称して推し活を満喫中。
そんな杏璃の元に突如縁談話が舞い込んでくるのだが、見合い当日、相手にドタキャンされてしまう。
そこに現れたのが、なんと推し――氷のプリンスにそっくりな美容外科医・鷹村央輔だった。
しかも見合い相手にドタキャンされたという。
――これはきっと夢に違いない。
そう思っていた矢先、伯母の提案により央輔と見合いをすることになり、それがきっかけで利害一致のソロ活婚をすることに。
確かに麗しい美貌なんかソックリだけど、無表情で無愛想だし、理想なのは見かけだけ。絶対に好きになんかならない。そう思っていたのに……。推しに激似の甘い美貌で情熱的に迫られて、身も心も甘く淫らに蕩かされる。
✧• ───── ✾ ───── •✧
✿高邑杏璃・タカムラアンリ(23)
狂言界の名門として知られる高邑家のお嬢様、人間国宝の孫、推し一筋の保育士
✿鷹村央輔・タカムラオウスケ(33)
業界ナンバーワン鷹村美容整形クリニックの副院長、実は財閥系企業・鷹村グループの御曹司、アニキャラ・氷のプリンスに似たクールな容貌のせいで『美容界の氷のプリンス』と呼ばれている
✧• ───── ✾ ───── •✧
※R描写には『※』表記
※この作品はフィクションです。実在の人物・団体とは一切関係ありません
※随時概要含め本文の改稿や修正等をしています。
✿エブリスタ様にて初公開23.10.18✿
文字数 15,087
最終更新日 2025.12.22
登録日 2025.12.21
2
転生令嬢カテリーナの趣味は、推しの騎士をこっそり絵に描くこと。
誰にも見せるつもりのなかったスケッチが――ある日、本人にバレました。
しかもその騎士は、国内序列一位の領地、次期領主のアンドレアス。
冷静沈着な彼の瞳に、描かれた自分の姿を見つめられた瞬間から、
令嬢の穏やかな推し活は一変する。
音と絵が結ぶ恋、そして貴族たちの思惑が交錯する中で――
「あなたには、俺がこう見えているんですね。」
その言葉が、世界を動かしはじめる。
こっそり描いていたら、いつのまにか溺愛されていました。
芸術と政治、そして“推し”が繋ぐ恋の物語。
文字数 134,729
最終更新日 2025.12.21
登録日 2025.10.13
3
身体が弱い理由で残りの余生を『終活』にしようとしていた、最高位の魔法賢者 ユーディアス=ミンファ。
ある日、魔法召喚で精霊を召喚しようとしたが……出てきたのは扉。どこかの倉庫に通じるそこにはたくさんのぬいぐるみが押し込められていた。
一個一個の手作りに、『魂宿(たまやど)』がきちんと施されているのにも驚いたが……またぬいぐるみを入れてきた男性と遭遇。
ぬいぐるみに精霊との結びつきを繋いだことで、ぬいぐるみたちのいくつかがイケメンや美少女に大変身。実は極度のオタクだった制作者の『江野篤嗣』の長年の夢だった、実写版ジオラマの夢が叶い、衣食住を約束する代わりに……と契約を結んだ。
四十手前のパートナーと言うことで同棲が始まったが、どこまでも互いは『オタク』なんだと認識が多い。
打ち込む姿は眩しいと思っていたが、いつしか推し活以上に気にかける相手となるかどうか。むしろ、推しが人間ではなくとも相応の生命体となってCP率上がってく!?
世界の垣根を越え、いざゆるりと推し活へ!!
文字数 74,755
最終更新日 2025.12.20
登録日 2025.10.19
4
アリシアは父の再婚により義姉ができる。義姉・セリーヌは気品と美貌を兼ね備え、家族や使用人たちに愛される存在。嫉妬心と劣等感から、アリシアは義姉に冷たい態度を取り、陰口や嫌がらせを繰り返す。しかし、アリシアが前世の記憶を思い出し……推し活開始します!
文字数 39,894
最終更新日 2025.12.20
登録日 2025.09.26
5
二次元男性アイドルにハマっている川瀬理人は、ぼっち参戦したライブで隣の席になった人と翌日偶然再会。食事に誘われ、初の推し友に浮かれる理人だったのだけれど――
※この物語はフィクションであり、実際の人物·団体·既存のコンテンツとは関係ありません。
文字数 5,700
最終更新日 2025.12.19
登録日 2025.12.19
6
「私、異世界でも推しを愛でます!」
大好きな女性向けスマホゲーム【夜空を彩るミルキーウェイ】の世界に、聖女として召喚された日本の女子高生・イオリ。
イオリの推しは敵のゾンビ男子・ノヴァ。不良そうな見た目でありながら、真面目な努力家で優しい彼にイオリは惚れ込んでいた。
しかし、ノヴァはチュートリアルで主人公達に倒され、以後ストーリーに一切出て来ないのであった……。
「どうして」
推しキャラ・ノヴァを幸せにすべく、限界オタク・イオリは異世界で奮闘する!
限界オタク聖女×拗らせゾンビ男子のピュアラブストーリー!
※この作品は小説家になろうにも掲載中です。
文字数 215,164
最終更新日 2025.12.19
登録日 2024.10.31
7
「きょ、今日からお世話になります。有馬蓮です……!」
高校二年の有馬蓮は、人生初のアルバイトで緊張しっぱなし。
そんな彼の前に現れたのは、銀髪ピアスのギャル系先輩――白瀬紗良だった。
見た目は派手だけど、話してみるとアニメもゲームも好きな“同類”。
意外な共通点から意気投合する二人。
だけどその日の帰り際、店長から知らされたのは――
> 「白瀬さん、今日で最後のシフトなんだよね」
一期一会の出会い。もう会えないと思っていた。
……翌日、学校で再会するまでは。
実は同じクラスの“白瀬さん”だった――!?
オタクな少年とギャルな少女の、距離ゼロから始まる青春ラブコメ。
文字数 90,094
最終更新日 2025.12.16
登録日 2025.10.14
8
大学受験に失敗したことで「優秀な双子の姉・爽月(さつき)の“出来損ない”」として罵られるようになり、家族に虐げられる日々を送っていた彩月(いつき)。
そんな彩月の唯一の楽しみは人生に絶望していた自分の心を救ってくれた元アイドル・「五十鈴 響夜(いすず きょうや)」の推し活であった。
迎えた二十歳の誕生日。「五十鈴 響夜(いすず きょうや)」の推し活をしていると、野良猫に襲われかけていた響葵(ひびき)と名乗る迷いうさぎを保護する。
月が昇った途端にうさぎから人間に姿が変わってしまった響葵だったが、その正体は「五十鈴 響夜」本人であった。
主君の命を受けて“月の姫”を探していた響葵だったが、とある事情から人間の姿になれなくなっていた。
誰にも聞こえなかったうさぎ姿の自分の声が聞こえたことで、彩月が“月の姫”であると確信した響葵。
そんな響葵に“月の姫”になるように頼まれるが、優秀な姉と違って取り柄がないからと彩月は断ってしまうのだった。
自分なんかが“月の姫”になれるのだろうかと悩む彩月。そんな彩月に自信を持たせようと愛してくれる響葵。
そんな二人を引き裂くように、彩月を疎む家族の魔の手が伸びるのだった――。
ひたむきな熱い想いはアイドルとファン、そして主人と従者の関係さえも越える。
推しへの情熱は誰にも止められない――!
優秀な双子の姉と比較されてきた不遇な妹 × 次の主君を探して月から降り立った元アイドルのうさぎ青年
推し活する月の姫と推されるうさぎの種族と身分を越えた現代版・竹取物語、ここに開幕。
※以前掲載していた作品を改題の上で加筆修正したものです。
※小説家になろう、カクヨム、アルファポリス、ノベマ!等でも掲載中
文字数 236,515
最終更新日 2025.12.16
登録日 2025.10.04
9
推し活女子と爽やかすぎる隣人――秘密の逢瀬は、推し活か、それとも…?
引っ越し先のお隣さんは、ちょっと優しすぎる爽やか青年。
今どき、あんなに気さくで礼儀正しい人、実在するの!?
私がガチのアイドルオタクだと知っても、引かずに一緒に盛り上がってくれるなんて、もはや神では?
でもそんな彼には、ちょっと不思議なところもある。昼間にぶらぶらしてたり、深夜に帰宅したり、不在の日も多かったり……普通の会社員じゃないよね? 一体何者?
それに顔。出会ったばかりのはずなのに、なぜか既視感。彼を見るたび、私の脳が勝手にざわついている。
彼を見るたび、初めて推しを見つけた時みたいに、ソワソワが止まらない。隣人が神すぎて、オタク脳がバグったか?
これは、アイドルオタクの私が、謎すぎる隣人に“沼ってしまった”話。
清く正しく、でもちょっと切なくなる予感しかしない──。
「隣人を、推しにするのはアリですか?」
誰にも言えないけど、でも誰か教えて〜。
※「エブリスタ」ほか投稿サイトでも、同タイトルを公開中です。
※表紙画像及び挿絵は、フリー素材及びAI生成画像を加工使用しています。
※本作品は、プロットやアイディア出し等に、補助的にAIを使用しています。
文字数 149,974
最終更新日 2025.12.14
登録日 2025.07.19
10
「エリザベート、貴様との婚約を破棄する!」
卒業パーティーで突きつけられた婚約破棄。その瞬間、公爵令嬢エリザベートは前世の記憶を取り戻した。 ここは前世で廃課金するほど愛したソシャゲの世界。 そして、会場の隅で誰にも相手にされず佇む第三王子レオンハルトは、不遇な設定のせいで装備が買えず、序盤で死亡確定の「最愛の推し」だった!?
「恋愛? 復縁? そんなものはどうでもいいですわ。私がしたいのは、推しの生存ルートを確保するための『推し活(物理)』だけ!」
エリザベートは元婚約者から慰謝料を容赦なく毟り取り、現代知識でコスメ事業を立ち上げ、莫大な富を築く。 全ては、薄幸の推しに国宝級の最強装備を貢ぐため!
「殿下、新しい聖剣です。使い捨ててください」 「待て、これは国家予算レベルだぞ!?」
自称・ATMの悪役令嬢×不遇の隠れ最強王子。 圧倒的な「財力」と「愛」で死亡フラグをねじ伏せ、無能な元婚約者たちをざまぁしながら国を救う、爽快異世界マネー・ラブファンタジー!
「貴方の命も人生も、私が全て買い取らせていただきます!」
文字数 101,057
最終更新日 2025.12.10
登録日 2025.12.10
11
『完璧な王太子』アトレインの婚約者パメラは、自分が小説の悪役令嬢に転生していると気づく。
このままでは破滅まっしぐら。アトレインとは破局する。でも最推しは別にいる!
それは、悪役教授ネクロセフ。
顔が良くて、知性紳士で、献身的で愛情深い人物だ。
「アトレイン殿下とは円満に別れて、推し活して幸せになります!」
……のはずが。
「夢小説とは何だ?」
「殿下、私の夢小説を読まないでください!」
完璧を演じ続けてきた王太子×悪役を押し付けられた推し活令嬢。
破滅回避から始まる、魔法学園・溺愛・逆転ラブコメディ!
小説家になろうでも同時更新しています(https://ncode.syosetu.com/n5963lh/)。
文字数 115,193
最終更新日 2025.12.03
登録日 2025.11.02
12
皆さんこんにちは、淡希蘭央です。
ここでは、私の推し活状況を紹介しようかな〜と思います。
見るのはファンだけでいいぞ。
推し:
Snow Man
timelesz
怪盗キッド
リムル=テンペスト
モニカ・エヴァレット
シリル・アシュリー
響カイト
スカーレット・エル・ヴァンディミオン
文字数 2,920
最終更新日 2025.11.30
登録日 2025.09.22
13
「俺は黒波燦を崇拝している!」
「俺は君の声に恋をしている」
完璧なはずの俳優が心奪われたのは、瞳孔の開いた自分のガチオタ。
国民的俳優・黒波燦×自信ゼロのフリーターミュージシャン・灯坂律。
正反対の場所で生きてきた二人が、恋とコンプレックスと音楽に揺さぶられながら、互いの人生を大きく動かしていく溺愛×成長BL。
声から始まる、沼落ち必至の推し活ラブストーリー。
文字数 58,340
最終更新日 2025.11.24
登録日 2025.10.28
14
魔王軍のボスの魔王エルシエラは、勇者ユリアスが推しである。むしろガチ恋勢だ。
推し活大好き、魔王軍内にも布教している。魔王軍は、もういろいろ諦めている……。
文字数 5,981
最終更新日 2025.11.20
登録日 2025.11.15
15
文字数 3,850
最終更新日 2025.11.20
登録日 2025.11.20
16
アルシェリウム学園に通うカーヴェリス公爵家の末息子・ルカ(16)には、誰にも譲れない趣味がある。
それは――エルディア王国の第一王子、アレクシス・ヴァルクレスト殿下(19)を“推す”こと。
学園生活は、殿下の凛々しい姿を眺め、心の中で歓声を上げる、至福の時間のはずだった。
しかし、その平穏は幼馴染のレオン・モントクロワ(19)によって崩される。
「ルカ、殿下はやめておけ」
勘違いしたレオンの妨害は日に日にエスカレート。
しかも殿下まで何やら距離を詰めてきて――。
推し活と恋愛の狭間で揺れる、王国学園ラブコメディ。
※誤字脱字など、修正中です。
11/2~ゆっくり更新です。
文字数 30,776
最終更新日 2025.11.14
登録日 2025.08.15
17
信仰心、忠誠心、そして――推しへの愛。
アツい“想い”が対象の力になる、そんな世界のお話。
圧倒的美貌と力を持つ魔王サリオンは知らない。
自分が最強なのは、四天王の「推し活」のおかげだということを。
秘書ラブリア、影武者ヴァレン、科学者メル、騎士団長ガルド。
有能な四天王の裏の顔は、魔王様公式ファンクラブの運営チーム!
SNS更新、グッズ開発、ライブ企画……
四天王の国を、世界を巻き込んだ本気の推し活が、魔王様を世界最強にしていく。
「我らの魔王様を、世界の覇者に!!」
異世界×推し活×コメディ。
新感覚ファンタジー、ここに開幕!
文字数 63,868
最終更新日 2025.11.04
登録日 2025.10.03
18
過去の恋愛で心に傷を負い、女性不信になった奏(かなで)は、オタク仲間のヒロに誘われ、地下アイドル「LUMINA」のライブに足を運ぶ。
ステージに現れたのは、透明感のある歌声、きらめく笑顔、そしてどこか懐かしさを感じる少女・香織(かおり)――
彼女は、かつての“幼なじみ”だった。
推しとして、そして一人の人間として彼女を支えるうちに、奏の止まっていた時間が少しずつ動き出す。
アイドルとしての夢、家族の事情、再会した記憶。
そして「推す」という言葉に込めた、彼なりの本気の愛――
一人のオタクが、少女の未来を変えるアイドル×オタクの恋愛ストーリー、ここに開幕。
文字数 33,355
最終更新日 2025.10.29
登録日 2025.08.25
19
目が覚めたら、そこは最愛の乙女ゲーム『星降る夜のロマンス』の世界だった。
私――ごく普通の日本の社会人だった前世の記憶を持つ女は、この世界の公爵令嬢、アルティアナ・ディ・アルトワースとして転生していた。
プラチナブロンドとアメジストの瞳を持つ彼女は、物語のヒロインを苛め抜き、最終的に婚約者である第一王子に断罪され追放される運命の悪役令嬢!
「嘘でしょ、なんでよりによって破滅エンド直行のこのキャラに……!」
だが、絶望に打ちひしがれている暇はない。このままでは、確実に悲惨な断罪ルートを辿ってしまう。
新しい人生の目標はたった一つ。破滅の未来を全力で回避し、穏やかなモブ生活を確立すること。
そして何より重要なのが、この世界に実在する「推し」の存在だ。
私が狂信的なまでに愛する、陰鬱で皮肉屋だが、実は繊細で優しい心を持つ攻略対象、クロード・ユスティーツェ侯爵令息。
推しがこの世界にいる……!
破滅回避なんて、推しへの愛の前では瑣末な問題! いや、破滅を避けてこそ、私は安全な場所から推しを拝み、あわよくば、彼の幸せに貢献できるのではないか!?
悪役令嬢としての断罪フラグ? そんなもの、推しへの愛でねじ伏せてやる!
まずは第一王子との婚約破棄、そしてヒロインとの友好関係樹立。推しを幸せにするためなら、手段は選ばない!
かくして、「悪役令嬢」の仮面を被った元オタクは、断罪フラグ回避と、最推しへの献身(ストーカーすれすれの熱烈応援)を胸に、波乱に満ちた第二の人生をスタートさせる!
これは、前世のオタク知識と熱すぎる推しへの愛を武器に、悪役令嬢が自らの運命と、推しの未来を切り開く、異世界転生ラブコメディである。
文字数 13,911
最終更新日 2025.10.24
登録日 2025.10.24
20
小説?エッセイ?いえいえ推しに対するラブレターです。
推しへの愛を語るだけ。ただそれだけ。
※ただ推しを語るだけの文章です
※ここに書いてある事は私個人的感想です。私の気持ちをなぐり書きしたもので、オタク全般に当てはまる事ではありません。
※1話200〜700文字前後の短いお話になります
※超不定期更新の予定です
※エッセイですが、全てノンフィクションな訳ではありません。
文字数 13,761
最終更新日 2025.10.23
登録日 2024.09.28
21
魔王城の玉座に座る史上最強の魔王、ヴァルザックは、数百年続く平和な世界に心底退屈していた。世界征服は完璧に成し遂げられ、部下は有能、もはや魔王に「難題」はない。彼が飢えているのは、予測不能な「物語」への刺激だった。
そんな虚無にも似た日々の中、人間界に**新たな勇者「ライナス」**が誕生したという報告が入る。
「勇者か。退屈を終わらせる観測者として、この目で確かめよう」
ヴァルザックは、正体を隠す魔道具で平凡な青年**「ザック」**に変身し、勇者の動向を「観察」するため、勇者パーティへの潜入を決意する。本来の目的は、勇者の成長という物語を追うこと、そしていざとなればその芽を摘むことだった。
勇者の町でザックは、眩しい光を放つ勇者ライナスと、冷静な魔法使いシルフィ、心優しい聖女ティアに出会う。ライナスは、ザックの灰色の瞳の奥に、ヴァルザック自身さえ自覚していなかった**「底知れない才能」**を見出し、即座に採用。
「よし! ザック、お前は我がパーティの希望だ!」
こうして、勇者の暗殺者として潜入した魔王ヴァルザックの、見習い兼雑用係ザックとしてのヒヤヒヤする潜入生活が幕を開ける。
最初のミッション、ゴブリン討伐。
手練れの魔物に対処するため、ザックは思わず魔王の力**『虚無の一瞥』**を「うっかり」発動させてしまう。敵は瞬く間に塵と化し消滅。
(やっべええええええええ! 力を出しすぎた!)
正体がバレるかと焦るザックだったが、勇者ライナスは目を輝かせ、その魔王の力を「魔石を割ってゴブリンを倒す機転だ! さすが俺が見込んだ逸材!」と、最高の勘違いで片付けてしまう。
魔王の圧倒的な力は、次々と「底知れない才能」や「優しさ」へと誤認されていく。
そして、勇者パーティの、人間味溢れる日常に触れるうち、ヴァルザックの冷え切った心は溶かされていく。料理が苦手な聖女、勉強嫌いで怒られる勇者。彼らのひたむきな姿は、魔王の「観察」という目的を上書きした。
「ああ。もう、この推しが解散するのは、耐えられない!」
いつしかヴァルザックは、勇者を倒すべき敵ではなく、**世界で一番、彼らの幸せを願う熱狂的な「推し」**へと変貌していた。
正体がバレたら即死! 推しの笑顔のために、今日も魔王ザックの**「誤魔化し必須! 激重ファン活動」**が始まる。最強の魔王は、最強の雑用係として、世界を救済(?)することになるのか――!?
文字数 40,261
最終更新日 2025.10.22
登録日 2025.10.13
22
気づいたら、読んでいたBL小説の中に転生していました――。
しかもよりによって、“推しカプの悲恋を引き起こす令嬢”セレナに!?
ここは、王子アルベルトと音楽家の卵ルシアンの恋が描かれる世界。
けれど、このままでは二人は結ばれない――。
「だったら、私が運命を変えてみせる!」
推しカプの尊い恋を守るため、セレナ(=私)は決意する。
……のはずが、なぜか“攻め”アルベルト王子の好感度が爆上がり!?
「えっ、推しが私に恋するルート!? そんなの聞いてません!」
推し活精神で世界を救う(はずが、恋も大渋滞!?)
笑いとときめきが交錯する、異世界転生×メタラブコメディ!
文字数 19,819
最終更新日 2025.10.18
登録日 2025.10.10
23
『俺の完璧な潜入作戦が、いつも謎の令嬢にめちゃくちゃにされる件について』と対になっている作品です。
「悪役令嬢リリアーナ! 貴様との婚約は破棄する!」
――やったぁ、自由だ!
断罪イベント真っ最中に前世の記憶を取り戻した元OLの私。
破滅? ざまぁ? そんなことより、この世界には……私の“最推し”がいる!
彼こそは、乙女ゲームの隠しキャラ、近衛騎士ゼノン様!
生きてる! 動いてる! 顔面偏差値が測定不能! 尊い!
決まりましたわ。この人生、全てをゼノン様の『推し活』に捧げます!
彼の視線を浴びれば「照れ隠しですね!」と舞い上がり、冷たくされれば「最高のファンサ!」と感涙。
彼を守るために開発したグッズ(という名の爆弾)で敵を浄化し、彼の任務を助けるための奇策(という名の妨害工作)で現場を大混乱に!
周りは「聖女だ!」「天才だ!」と勘違いの大合唱。
でも、推し本人からは「お前は一体何者だ…?」とドン引きされている模様。
いいえ、これはドン引きなどではありません! 愛の告白ですわ!
勘違いと愛の暴走機関車が、推しと世界を巻き込んで大爆走!
勘違いだらけのハッピーエンド、掴み取ってみせますわ!
GEMINI使用しています
文字数 94,197
最終更新日 2025.09.27
登録日 2025.08.31
24
賭博の罪で3年間刑務所に収監された剣組の構成員皇牙遼太郎。3年間の刑期を終え、出所したら剣組の組長が亡くなり、組が解散したと知る。居場所を失くした遼太郎は意気消沈していると、アニメオタクの山岸由香という女性と出会い、恋に落ちる。彼女の好きなアニメを観ているとすっかり沼にハマり…元極道が好きな人に振り向かせるために推し活を始める推し活ライフ!
文字数 2,287
最終更新日 2025.09.23
登録日 2025.09.23
25
推しアイドルで亡き親友の妹と再会した時、変わり映えしない日常はきしみ音を立てながら変わり始める。
「底辺ダンジョン配信者」。同時視聴者数0。これまでのアクセス数の最高は2桁。石引伸忠が行うダンジョン配信の結果である。
でも、見方を変えれば、「自由なソロ探索者、猫(ヤマネコ型モンスター)付き」でもある。パーティメンバーに邪魔されずに、気ままにダンジョンに潜り、地上に戻れば、行きつけの居酒屋で一杯ひっかけ、美味い料理に舌鼓を打つ。それと、アイドルへの推し活をする日々。
一方で、過去のハラスメントの記憶に悩まされ続けてもいる。
ならば、彼は何者なのか? 「底辺ダンジョン配信者」なのか。「自由な探索者」なのか。それとも……。
*
全23話です。
カクヨムと小説家になろうにも投稿しています。
文字数 118,637
最終更新日 2025.09.20
登録日 2025.08.16
26
27
28
29
推しのライブの最前神席チケットを手に入れた神代蛍。
発券後浮かれたのも束の間、白い猫が現れて人間の美しい女に化けたかと思うと、不思議な力で蛍は猫に変えられてしまった。
神席チケットを奪われた挙句、何故か猫になってしまいなすすべもなく寒空の下震えていたら、奇しくも蛍が推しているアイドルの一条冬馬に拾われる。
冬馬と同居している義理の弟の迅が霊力持ちで、彼に協力してもらいながらチケットの奪還と人間に戻るための方法を模索しつつも推しの過剰供給に怯える蛍のオタク猫ライフ!
文字数 78,728
最終更新日 2025.08.19
登録日 2025.07.05
30
「この婚約は間違いだった」
開口一番そう言われた子爵令嬢ミシュリーヌは目を見開いた。
ミシュリーヌの婚約相手はアイドル的な人気を誇る第一騎士団の副団長オレリアンだった。
面識のないオレリアンから婚約を申し込まれておかしいなと思っていたが、どうやら絶世の美女と呼ばれている妹と勘違いしたのではという結論に至る。
「一年後に婚約を解消してくれればいい。後の縁談は保証しよう」
ミシュリーヌも推し活に忙しいため恋愛どころではないと思っていると……。
「オシカツは君の好きにしてもらっていい。そのために手伝えることはしよう。資金が必要ならば好きに使ってくれていい」
何故か申し訳なさそうなオレリアンは推し活のスポンサーに!?
ミシュリーヌは大喜びで推し活に没頭する毎日。
ミシュリーヌとオレリアンの不思議な婚約生活がスタートするが、妹のクロエとオレリアンからの溺愛が止まらない!?
「ミシュリーヌお姉様を悲しませたら……容赦なくブッ○してさしあげます」
「俺も一緒に……ミシュリーヌと一緒がいいんだ」
「すみませんがあっちに行ってください。推し活の邪魔です」
誰かこのすれ違いを止めてくれ……!
*コンテスト用なので中途半端な終わりとなっております。
文字数 58,616
最終更新日 2025.08.18
登録日 2025.08.08
31
「信じたの? ……それが、君の負けだよ」
最下層の“嘘つき”少年・サシャは、帝都へ人質に出されたはずだった。
……はずだったのに、なぜか王様から【金塊争奪任務】を任され──
挙句の果てには、正義オタクの貴族令嬢(キレ芸持ち)、
推しに狂う諜報娘(ロリ巨乳)、
謎の踊り子(見た目大人、中身は腹黒)とパーティ組まされて、
「ちょっと待って、これって任務? 修羅場? それとも恋のデスゲーム?」
■□登場人物□■
✔️ 正義しか信じない系ヒロイン → 口悪い清純貴族(ツン)
✔️ 推しの肘にさえ萌える諜報娘 → うっかり致死レベル(病み)
✔️ 覇者のオーラ持ちの踊り子 → 全員の感情を把握してる(こわい)
✔️ 肝心の主人公 → 嘘で全員をコントロールする予定が、
→「リナにだけは、なんか……うまく嘘つけないんだよなぁ(照)」
💥 嘘と正義と推しと世界の存亡が交差する
⚔️ シリアス風味のドタバタ戦略ファンタジー!
だけど読者は知っている。
本当に危ないのは、“信じた方”なのだ──。
🌀友情か、愛か、国か。
🌀嘘か、嘘じゃないか、それも嘘か。
🌀彼らの関係性が“何だったか”に気づいたとき、あなたは沼に落ちる。
お気に入り・コメントはお気軽にどうぞ!!!めっちゃ励みになります♪
#嘘つきバディと世界を救え
#こじらせ貴族と詐欺師の距離感バグ
#推し活×戦場
#BLじゃないです(たぶん)
文字数 13,043
最終更新日 2025.08.13
登録日 2025.08.13
32
高校の友達に誘われて行った、メンズ地下アイドルのライブ。
そこで真由は、カイトというアイドルに目を奪われる。
彼をもっともっと輝かせたい。
純粋な気持ちが、彼女を闇へと連れて行く。
それでも彼女の瞳は、ずっと煌めきを映していた。
文字数 4,068
最終更新日 2025.07.19
登録日 2025.07.19
33
「顔も見たくない」とイヴェイン王子に婚約破棄された私。
あれ、ここって前世プレイしていた乙女ゲームの世界じゃない? しかも私……悪役令嬢セレノア!?
このままでは破滅エンドを迎えると悟った私は、さっさとヒロインに王子を譲って領地に引きこもることにした。
でも一生無職じゃ親に申し訳ない。そこで魔導具を使い、Vtuber『シエルノワール』として配信活動を始めることを思いつく。
かわいいアバターと甘い声に、誰もセレノアだと気づかないみたい。
だけど、毎回高額スパチャを送ってくるリスナー『ポンコツ紳士』さんが実はイヴェインだとわかって――!?
「一目お顔を拝見できませんか?」……って、そんなの絶対にお断りですわ~!
※他サイトにも掲載しています。
文字数 18,175
最終更新日 2025.07.18
登録日 2025.07.16
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地味顔だけどコスメ大好きな主人公、杏子(あんず)の推しは、ロックバンド『バティスタ』のヴォーカル『アベル』様。
これまでのバイトを首になり、次のバイト先に行くと、まさかの推し、アベル様ご本人が働いてた!!!?????
やばい、正気でいられる自信がない!でもお金がいま必要!ライブに行かなくちゃ!でも目の前に本人!意味不明!
推しと共に稼ぎ、推しに推しのすばらしさを語るというわけのわからない日常恋愛コメディもの。
2025/4/24→タイトル【推しとお仕事することになりましたが、このまま推し活したいので推しには内緒にしています】から変更
文字数 156,734
最終更新日 2025.07.04
登録日 2025.03.28
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推し活を国家の基盤とする独裁国家「推民共和国(すいみんきょうわこく)」
そんな国で若くして代議士になった曽根埼隆康。不自由なく暮らしていた彼の身に降りかかる出来事とは…
推民共和国シリーズ 記念すべき第1弾!
○登場人物
・曽根埼 隆康 (そねさき たかやす)
本作の主人公。推民共和国の代議士をつとめた。国王陛下とも良好な関係を築いた。成長するにつれて金に無心になった。
・国王陛下
推民共和国の国家元首。国王として君臨しつつ、政治家、タレント、アイドル、定刻鐵道(この国の国鉄)の総裁など、様々な側面を持つ。
・成瀬川 彗子 (なるせがわ けいこ)
隆康が惚れた謎の女。
文字数 2,866
最終更新日 2025.06.06
登録日 2025.06.04
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人気男性アイドルグループ『Spring』が、突然解散を発表した。
これは、同じアイドルグループを推していたオタクの、解散から始まる六つの物語。
♦︎連作短編集
文字数 97,768
最終更新日 2025.05.31
登録日 2025.04.30
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「お前の代わりなんていくらでもいる。そんなお前が社会の役に立てるように言ってやってるんだからありがたいと思え」
教師はそう言った。
「あいつが無理矢理押し付けてるだけだよ。いらねえっていってんのに、迷惑してるんだよな」
幼馴染はそう言った。
「こんなプレゼント嬉しくないよー。なんかクスリでもやってんの?」
推しはそう言った。
彼らに翻弄され続けるのに疲れ果てた少女、絵麻は決意する。
「そんなに嫌いなら、私、消えるから」
モラハラ教師、無神経幼馴染、性悪ストリーマー。
彼らに翻弄され、限界に達した少女の物語。
・狭川竜介(さがわ りゅうすけ)
絵麻のクラス担任。クラス委員の絵麻に何かと難癖をつける。
・七原未来(ななはら みらい)
絵麻の幼馴染のサッカー部のエース。母子家庭。毎朝絵麻に弁当を作ってもらえたが、男子にからかわれ「あいつが勝手に作ってるだけ」「迷惑」と言ってそれを捨てる。
・難波零文(なんば れいもん)
芸名「レイモン」。人気になって段々調子に乗ったストリーマー。
・三上絵麻(みかみ えま)
クラス委員。良くいるいい子だったが、限界が来て辞めた。
吹っ切れた後は人生楽しんでいる。
文字数 9,307
最終更新日 2025.05.28
登録日 2025.05.28
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りん(24歳、プロニート)は、アイドルグループ「スターダスト7」のユイトに心血を注ぐ推し活命のオタク。6畳ワンルームは推しグッズのキラキラで輝く聖域! ある日、女神ルミエラが現れ、「異世界の勇者になって!」と転生を迫るが、りんは「推し活以外NG!」と即拒否。ルミエラはユイトそっくりの王子、金貨、豪華ライブなど次々提案するが、りんの推し愛は鉄壁! 部屋のキラキラが怪しく増える中、ルミエラのドタバタ作戦と、りんの「推し活、命!」な日常がコミカルに炸裂! 果たして、りんは推し活を貫けるのか!?
文字数 15,754
最終更新日 2025.05.18
登録日 2025.05.18