「かに」の検索結果
全体で9,309件見つかりました。
悠久の時を生きるエルフ。しかし長く生きるがゆえに脳に負担がかかり、記憶の整理のために睡眠が妨げられるという弊害をもっていた。
そこでエルフたちは定期的に記憶を整理し、不要な記憶を消していく。自身を守るために。
しかし、忘れたくない記憶は宝石に封じ、世界のどこかに隠す。
そして世界にその手掛かりを散りばめておく。
いつかその手掛かりを手にした時、思い出を探してエルフは旅に出るのだ。
これは、エルフの女性ルーチェの生涯を切り取ったお話である。
なお、短編集になるので、しばらくは続きます。
文字数 40,590
最終更新日 2023.11.04
登録日 2023.10.30
熊本と沖縄と宮崎に住む怪人娘3人が、福岡県の南端、築70年のボロ家屋で最低賃金で共同生活をしている。
「遠い」という理由だけでヒーローは全く来てくれず、相変わらず関東の怪人とばかり戦闘を繰り広げていた。その為、巨大化もせず、必殺技も使わず、そしてやられもせず、もちろんお約束の爆殺もされず、ただのうのうと平和に生きて‥‥‥、しかし、これは彼女らにとって地獄なのである!
彼女らはなんとかヒーローとアポイントをとり、戦闘してお約束のやられるというマゾプレイができないとなにひとつ生産性も持たない為、生きる価値を失ってしまう。即ち自然消滅してしまうのだ。
マゾプレイは歩合制給料として増えてゆき、やればやるほど豊かになる。その為、ガンガンやるべきなのだがなかなかできないし、やろうともしないダメダメ怪人共を救う為、一人の新米介護福祉士がプロデュースすることを決心する。
文字数 18,435
最終更新日 2018.12.30
登録日 2018.12.30
かあさんはテレビをみるときよこになっている。
そんなかあさんのおなかをみるとポコっとなっている。
ときどき、むしょうにそれをつまみたくなる。
なんだかはずかしいからぼくはさわったりしない。
でもいもうとはちがう。ようしゃがない。
おなかのにくをギュッとつまんだかとおもえば、それをおもいっきりひっぱるのだ。
ビヨーン!!
なかなかのびるんだな。
かあさんがあおむけになれば、おなかをバチーンとたたく
そしたらこんどは、
にぶいおとがしたかとおもえば、なみうちながらブルンブルンとゆれるゆれる
いったいどうしたらこんなおなかになるのか?
ぼくなんてつまめるにくもないのに。
ぼくは、かあさんとぼくのなにがちがうのかかんがえてみた。
かあさんはぁ…
かあさんはぁ…
ひるねをする。
うんどうしない。
ほかには…
ぼくには、ものをだいじにしなさいというのにシェイプアップグッズをかいあさっては、ぜんぶみっかぼうずでゴミにしてしまう。
さすがにぼくもいってやりたい!
いってることとやってることがちがう!!!って。
かあさんのおなかはみっともない。
ただぼくには、たったひとつわすれられないことがある。
あのおなかにあたまをおいてみると、とってもよいここちがするのだ。
あれほどよいここちのするまくらはどこをさがしてもない。
ぼくは、ちいさいころのじぶんをおもいだしていた。
みっともないけど…
なかなかいいもんだ。
文字数 576
最終更新日 2018.12.20
登録日 2018.12.20
この物語「不気味な郵便」は、一人暮らしの男性、山田を主人公にしたホラー短編です。彼は毎日同じ時間に郵便受けをチェックする習慣を持っていますが、ある日、差出人不明の奇妙な封筒を受け取ります。封筒の中には、彼のアパートの玄関や部屋の中を撮影した不気味な写真が入っていました。
その後も毎日、彼の生活を盗撮した写真が届き、彼は不安と恐怖に陥ります。ついには、彼の部屋の鍵と「次はお前だ」というメッセージが書かれた紙が封筒に入っており、恐怖は頂点に達します。物語の最後、山田は背後に何者かの気配を感じ、悲鳴を上げますが、その声は二度と聞かれることはありません。翌日、別の住人が同じ郵便受けを開け、そこには山田の姿が写った写真が残されていました。
この物語は、静かに迫り来る恐怖と、見えない存在によって追い詰められる恐怖感を描いています。
文字数 824
最終更新日 2024.08.13
登録日 2024.08.13
主人公有村瑛那は高校三年生。
容姿端麗な優しい子で憧れの先輩。
瑛那が学校帰りに友達と駅のホームで電車を待っていたら、いきなり瑛那だけ誰かに押されホームから落ちそうになった時、たまたま電車がやってきてしまった。
気がつくと駅のホームで倒れていた。明らかに落ちて死んだと思っていたが天国とかではなく、現実だった。周りには誰にもいなかった。
文字数 817
最終更新日 2015.08.25
登録日 2015.08.25
«社交界の花»ことセレスティナ=フラウデンは、フラウデン伯爵家当主。幼き頃に両親を亡くし、弟と二人、フラウデン伯爵家を守る彼女にはもう1つの顔がある。
«仮面の死神»。それは帝国軍の第十三番隊に所属するセレスティナのもう一つの顔であるアクリュスの異名。生者は誰一人としてその素顔を見たことがないと、まことしやかに囁かれる正体不明の大鎌使い。
これはそんな彼女の復讐と愛の物語である。
※感想やアドバイスをいただけると飛び跳ねて喜びます!
※誤字脱字は不治の病
※諸事情により更新はまちまち。でもプロットは完結してるから!
文字数 57,015
最終更新日 2020.04.03
登録日 2020.02.04
『私を溺愛する方伯閣下は猛き英雄でした』
ネルソン子爵家の令嬢ソフィアは婚約者トラヴィスと踊るために王家主催の舞踏会にきていた。だがこの舞踏会は、ソフィアに大恥をかかせるために異母妹ロージーがしかけた罠だった。ネルソン子爵家に後妻に入ったロージーの母親ナタリアは国王の姪で王族なのだ。ネルソン子爵家に王族に血を入れたい国王は卑怯にも一旦認めたソフィアとトラヴィスの婚約を王侯貴族が集まる舞踏会の場で破棄させた。それだけではなく義母ナタリアはアストリア帝国のテンプル方伯家の侍女として働きに出させたのだった。国王、ナタリア、ロージーは同じ家格の家に侍女働きに出してソフィアを貶めて嘲笑う気だった。だがそれは方伯や辺境伯という爵位の存在しない小国の王と貴族の無知からきた誤解だった。確かに国によっては城伯や副伯と言った子爵と同格の爵位はある。だが方伯は辺境伯同様独立裁量権が強い公爵に匹敵する権限を持つ爵位だった。しかもソフィアの母系は遠い昔にアストリア帝室から別れた一族で、帝国守護神の聖女に選ばれたのだった。
「アルファポリス」「カクヨム」「小説家になろう」「ノベルバ」に同時投稿しています。
文字数 9,182
最終更新日 2021.03.26
登録日 2021.03.19
主従でありながら結婚式を挙げた護衛騎士のアレクと王女マルティナ。戸惑い照れつつも新婚2人のいちゃいちゃ、ラブラブの日々。また彼らの周囲の人々の日常を穏やかに優しく綴ります。※不定期更新です。一応Rをつけておきます。
文字数 29,967
最終更新日 2021.05.16
登録日 2021.04.11
「生きるのが辛い」
そんな人生に疲れた者達が異世界に勇者として召喚されたもんだからさぁ大変!
個性豊かなメンバーに魔王討伐は果たして達成できるのか!?
相手の所有物であろうが、自らの唾液を付着させて所有権を主張する勇者のエントリーだ!
世間を舐めきってる態度から将来自分がなりたいビジョンが浮かんでない典型だ!
暴力と恫喝でモンスタークレーマーとして君臨する聖騎士の登場だー!
その圧倒的目力で凶悪なモンスターからクレーム御用達の店主まで震え上がらせること間違いなし!
他人のものは自分のもの! ゴネて強請るプロフェッショナルの聖女が現れた!
見つめあったら最後、死ぬ一歩手前まで絞り尽くされるぞ!
シッ見ちゃいけませんされる聖女がいていいのかー!?
そして疲れ切った社畜OLの賢者が堂々のエントリーだ!
どう考えてもこの場で浮きまくっている。今すぐにここから逃げ出そうとしてるが果たして逃げ出すことができるのかー!?
そしてここで登場したのはちょっと生真面目気質な美容師!
来るところ間違えた?
戦闘経験は一切なしだ! 又のご来場をお待ちしています!
最後にはぽっちゃりめで口下手な美容整形師! 君も来るところ間違えたよね?
もっとお腹の奥から声出そ? もう他にいませんかー?
明らかにハズレが多いが、これには審査員(国王)も苦笑いだー!
そんなこんなで私、疲れた社畜OLの但馬茉莉は異世界に呼び出された。うん、こんなメンツと仲良くしようなんてストレスがマッハで死ぬぅ! なので私は明らかに場違いな女子二名を連れてワケあり過ぎる王国を出た。
プランもなんもないけど、搾取され続けるポジションにいるよりマシだ。こうなったら隣国に高跳びしてスローライフでも送ってやるわ〜!
文字数 38,465
最終更新日 2023.04.22
登録日 2023.04.22
お庭の手入れからペット探し、魔物の討伐に要人警護と、魔女はいろんな仕事で大忙し!
だけど花形でもある魔女はみんなの人気者。
今年もまた魔法学校を卒業して憧れの魔女を目指す候補生たちだが、そのなかに万年最下位のポンコツといわれた少女がいた。
【アリス(13歳)】
これはアリスが一人前の魔女を目指して奮闘する物語。
文字数 881
最終更新日 2024.07.30
登録日 2024.07.30
成瀬康汰(なるせ こうた)、27歳。
都内のIT企業で働く彼は、今年1月から虎ノ門の本社勤務となり、静かな日常を過ごしていた。
ビルの10階で働く康汰は、仕事以外に大きな刺激もなく、昼食を取ることも稀だった。ただ、時折1階のカフェに足を運び、窓際の席で小説を読みながらコーヒーを楽しむことが、珠の息抜きになっていた。
一方、同じビルの6階で働く23歳の小牧月香(こまき るか)。
彼女もまた、同じカフェで時折パニーニを頬張っていた。普段は週末に作り置きしたお弁当を持参する彼女だったが、うっかり忘れてしまった時には、カフェに足を運んでいた。
ある日、混雑するカフェの中、窓際の席に腰掛け小説を読んでいた康汰の前に一人の女性がふと現れた。
見覚えのある彼女に驚きながらも、康汰は気づかぬふりをしていたが、彼女は微笑みかけながら言った。
「こんにちは!」
それが、康汰と月香の初めての会話だった。日常の中で交差する二人の人生が、静かに動き始める。
文字数 9,523
最終更新日 2024.10.06
登録日 2024.10.03
霧に包まれた街に、ひっそりとある喫茶店『ひだまりの丘』。
ひだまりなんて名前はついているけれど、薄暗くて日の当たらない、小さなお店。
けれどどこより落ち着けて、素敵なマスターのいるお店。
14歳の少女・ロズは、そんな喫茶店の常連客。年上のマスターとは、他愛ない会話を楽しむ良いお友だちです。
緩やかに、何事もなく、日々は過ぎていくと思っていました。
けれど、様々な事件は起こるのです。平々凡々な少女の身にも、日々変化はあるのです。
ロズは今日も『ひだまりの丘』に赴きます。
あたたかな紅茶と、マスターとのおしゃべりで、前に進む勇気を出せるように。
登録日 2015.11.16
踏切内の線路の溝に車輪がはまって立ち往生した車イスのお婆ちゃんを救出すべく、遮断機の降りた踏切内に颯爽と乗り込んだ色取 浅葱。
助けたのはいいがあと一歩間に合わず電車にはねられこの世を去るはめに。
目が覚めると法廷のような場所。
そこで行われた来世を決める転生の審判にて来世の幸福度などを決めるガラポンくじ引きをしたのだが、出てきたのは……なんだこれ?
一等の裕福層に生まれ変わる権利でもないし、二等の平凡な玉でもない。
出てきたのは透明なガラスのようなたまであり、これが意味する次なる転生とはいかに!?
【色取シリーズの2作品目、翠色の次は浅葱色。 神様projectの世界をより深く楽しもう。】
文字数 21,563
最終更新日 2018.04.05
登録日 2018.02.24
魔物が押し寄せる「暗き森」から魔物を国内へと侵入させない様に防衛している第八騎士団。
暗き森は奥深く広大で、その先は険しい道を超えて隣の国との国境に位置する。防衛の要として常に戦いにおいて最前線のこの地は、辺境過ぎて他の騎士団及び中央の貴族からも赴任となれば左遷扱い……の、蔑みの対象であった。
そんな砦で、専属の薬師として生活しているリサは、治癒術師達に馬鹿にされながらもせっせと薬作りに励み、仕事を謳歌していた。治癒術では治らない体の不調には薬が一番だと自負しているからだ。
ある日、森の中を薬草取りに出掛けたリサは、魔物に襲われて倒れていた王子を思い切り踏んでいた。それは、もう両足でしっかりと。
明らかに事故であったが、バレたら首を(物理的に)切られても文句は言えない。
どうにかバレずに距離を置きたいリサだったが、王子は第八騎士団の砦に世話になりたがっていて、ぐいぐい来る始末。
そもそも、リサは穏やかに暮らす為に無理を押して砦に居ると言うのに、王子が来てから状況が変わってしまって……?
文字数 97,598
最終更新日 2019.08.08
登録日 2019.07.20