「出た」の検索結果
全体で2,018件見つかりました。
3人姉妹の次女、エイリンは魔塔で働く優秀な人材だ。(自称なだけでなく優秀な事務員の筈)
姉の結婚も間近で、恋人が途切れない妹とは別な道を進んでいる。彼女の結婚計画は白紙である。
それに文句はないが。不満はある。結婚願望はちゃんとあるのだ。けど、今の仕事も楽しい。
魔塔での面倒な事務処理もあるが、予算の獲得や成果の運用方法など任される事も多くなった。
そう言ったのが苦手な魔道士、男どもの中で気負うことなくやっていたら、妙な仕事を任された?!結婚願望から始まって、婚約した魔術士という実績が出たせいで続くお見合い。
行き遅れになりそうな男どもを、令嬢に紹介する仕事をさせられるようになったのだ!
私、まだ未婚でお見合いババアとか噂されてる!、
なお、別途給金はおいしく頂戴している。
文字数 9,416
最終更新日 2022.07.31
登録日 2022.07.27
高校生の悠亮は同級生の女子二人と居合わせた時、たまたま発生した時空震によって異世界に転移してしまった!
そんなファンタジーな事に巻き込まれ、うんなアホな! と突っ込んでいた悠亮にはチート能力もないし素質もなかった。なので一緒に転移してきた剣道部女子のアオイと二人で、もう一人の女子エリザベート・ハインリッヒを探す旅に出たはずだが・・・甲冑の騎士?
なんでアオイが戦士に選ばれて無双を目指す手伝いをしないといけないんだ? なんでこの世界の戦争はトーナメントなのか? なんでエリザベートは? 悠亮は従士として今日もたぶん明日も振り回されるのであった。いったい三人の明日はどこなのさ?
文字数 38,715
最終更新日 2019.03.10
登録日 2017.08.20
3万もの騎士団を引き連れ、魔王軍討伐に出た勇者パーティは、為す術もなく蹂躙され壊滅寸前。そこに突如と現れ、1千もの魔族を涼しげな顔で殲滅する少年アルティス15歳。人であるにも拘わらず、神の力を宿し生まれ、5歳の時、創造神により神界に保護され育てられる。神界で神々の下で暮らし、磨かれたその力は、既に神の域すらも超えているのではと、創造神の下に集う12柱の神々は囁く。10年もの間行方不明とされていたアルティスは、討伐隊に参加していた元婚約者、王女フィオナとの衝撃の再会…いや、笑劇の再会を果たすのだった。
最終話まで書き終えました。
7月30日迄、全96話、毎日12時に予約投稿完了です。
文字数 210,199
最終更新日 2024.07.30
登録日 2024.04.27
飯島菊菜は25歳のOL。
家賃と食費と光熱費で、いっぱいいっぱいな生活をしていた。
でもある日、電車に乗ろうとしたら異世界に飛ばされて王妃様になっていた。
夫である国王様とは不仲のようだけど、今まで我慢していたお洒落や美容へはお金かけ放題。
宮廷のファッションリーダーなんて呼ばれて大富豪国家最高!って有頂天になっていた。
でも宮廷の外に出たら、なんと国民は今日食べるパンにも困る暮らしをしていて、王妃が宮廷で遊び呆けいている場合じゃないでしょう!
菊菜の革命が始まる。
文字数 5,445
最終更新日 2021.06.27
登録日 2021.06.23
兄との恋を守れるのなら闇の中でも泳ぎ続ける――。他に何もいらないから。
私は、必死で闇の中を彷徨い続ける。
深い沼のような闇から浮き出て息をしたいなんて思わない。
この闇から抜け出たいとも思わない。
お兄ちゃんと共にいられるなら、光の届かないこの闇で永遠に泳ぎ続ける――。
心優しい兄
長谷川 春彦(ハセガワ ハルヒコ)
欲しいものはただ一つ。兄だけを想い続ける妹
長谷川 メイ
――ごめんね、お兄ちゃん。
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兄妹の恋愛になります。
それゆえ、完璧な清々しいハッピーエンドではありません。その点、お読みになる際、ご留意ください。
文字数 277,362
最終更新日 2021.02.28
登録日 2021.01.31
伯爵令嬢のお姫様。
ある日を境に、娼婦姫と言うあだ名が社交界に広まった。
彼女は、一度も公の場に出たことがなく、王でさえ姿を見たことがなかった。
文字数 1,119
最終更新日 2020.05.19
登録日 2020.05.18
同名のタイトル作品、「お飾り妻は離縁されたい」の主人公、シルフィーナの一人称バージョンになります。
読み比べて下さった方、ありがとうございます。
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「君を愛する事はできない」
新婚初夜に旦那様から聞かされたのはこんな台詞でした。
貴族同士の婚姻です。愛情も何もありませんでしたけれどそれでも結婚し妻となったからにはそれなりに責務を果たすつもりでした。
元々貧乏男爵家の次女のわたくしには良縁など望むべくもないとは理解しておりました。
まさかの侯爵家、それも騎士団総長を務めるサイラス様の伴侶として望んで頂けたと知った時には父も母も手放しで喜んで。
決定的だったのが、スタンフォード侯爵家から提示された結納金の金額でした。
それもあってわたくしの希望であるとかそういったものは全く考慮されることなく、年齢が倍以上も違うことにも目を瞑り、それこそ父と同年代のサイラス様のもとに嫁ぐこととなったのです。
何かを期待をしていた訳では無いのです。
幸せとか、そんなものは二の次であったはずだったのです。
わたくしの人生など、嫁ぎ先の為に使う物だと割り切っていたはずでした。
女が魔法など覚えなくともいい
それが父の口癖でした。
洗礼式での魔力測定ではそれなりに高い数値が出たわたくし。
わたくしにこうした縁談の話があったのも、ひとえにこの魔力量を買われたのだと思っておりました。
魔力的に優秀な子を望まれているとばかり。
だから。
「三年でいい。今から話す条件を守ってくれさえすれば、あとは君の好きにすればいい」
とこんなことを言われるとは思ってもいなくて。
新婚初夜です。
本当に、わたくしが何かを期待していた訳ではないのです。
それでも、ですよ?
妻として侯爵家に嫁いできた身としてまさか世継ぎを残す義務をも課されないとは思わないじゃ無いですか。
もちろんわたくしにそんな経験があるわけではありません。
それでもです。
こんなふうに嫁ぐ事になって、乳母のミーシャから色々教えて貰って。
初夜におこなわれる事についてはレクチャーを受けて、覚悟してきたのです。
自由な恋愛など許される立場ではなかったわたくしです。
自分の結婚相手など、お父様が決めてくる物だとそう言い含められてきたのです。
男性とそんな行為に及ぶ事も、想像したこともありませんでした。
それでもです。
いくらなんでもあんまりじゃないでしょうか。
わたくしの覚悟は、どうすればいいというのでしょう?
文字数 8,424
最終更新日 2022.05.05
登録日 2022.05.05
【言葉にするまで気付いていなかった、自分が後悔していることに。】
介護士の水元(みずもと)は、転職活動中に訪れた病院で中学時代に同級生だった響野(ひびの)と再会する。
突然目が見えなくなって病院を訪れたという響野を放っておけず、サポートを申し出た水元だが、中学生の頃、ひそかに恋愛感情を抱いていた響野にどう接するべきか悩む。
一方、過酷な状況に置かれた響野も、水元の温かさに触れるうちに友情だけではない感情を彼に抱きはじめるのだが――。
*-‥-‥-‥-‥-‥-‥-‥-*
・『ポケットのなかの空』番外編。本編のストーリーを水元サイドから書いています。
・性描写のある回には「※」マークが付きます。
*-‥-‥-‥-‥-‥-‥-‥-*
※本編はこちら
『ポケットのなかの空』https://www.alphapolis.co.jp/novel/728386436/426811899
文字数 252,817
最終更新日 2024.08.18
登録日 2024.07.12
私は前世で大好きだったラブコメ小説の世界に転生した。しかも、その小説の悪役令嬢であるエリザベス・フォン・ローゼンベルクだった。私はこのままでは、小説通りに婚約破棄されて追放される運命にある。それを回避するために、私は婚約者である王太子レオンハルトに自分から婚約破棄を申し出た。しかし、それが逆効果になってしまった。王太子は私の気持ちを知らずに、私を溺愛するようになってしまったのだ。さらに、私は毒親である父親からも逃れられない。父親は私を自分の道具としてしか見ておらず、私の幸せなど考えていない。私はどうすれば、この世界で幸せになれるのだろうか?
文字数 14,683
最終更新日 2023.04.05
登録日 2023.03.31
箱入り息子の東雲時雨は、母の言いつけを守り22年間の人生で一度も屋敷から出た事がない。
それだけでなく、自身の全てが母に監視される日々。
いつからか、時雨は表情を失っていた。
そんなある日、時雨は屋敷の書物庫に隠されていた牢獄を見つける。
牢獄の中には拷問を受け身体中から血を流した男が鎖に繋がれ跪いていた。
「昔話、暇つぶしに聞いていけよ」
突然、牢獄の中の男は時雨に向かって言った。
男の口から語られるとある町の昔話。
嘘か真か。語りながら男は、遠くを懐かしむように瞳を揺らす。
牢獄に幽閉された男と屋敷から出ることができない時雨。
思いがけず出会った2人の物語。
あらすじは最初の数話をまとめたものです。
※最初はメインの2人のみ。
後々CPは増える予定です。
まだ先ですがR18が出てきます。
出る話には最初に※いれておきます。
文字数 26,443
最終更新日 2023.04.09
登録日 2023.02.11
イシュトハン家シリーズ1作目
女伯爵としての未来が決まっているクロエは、暫く会話もしていなかった幼馴染でもあるフリードリヒ殿下との婚約を突然知らされる。
婚約を拒んでいたのだが、あれよあれよと言う間に婚約は発表されてしまう。
3年前にフリードリヒ殿下が、社交性がないなどと言って、クロエを婚約者候補を外したことを知っているクロエは、突然の婚約に「絶対結婚しない」と掲げて婚約破棄を目論んでいるが、卒業式のプロムはもうすぐそこ。
それなのにプロムに誘われないクロエは、王子の監視を続ける。
殿下がクロエの友人のサリーにプロムのドレスを贈ることを知ったクロエは、自分との結婚を隠蓑にして友人といちゃつく計画なのだと確信する。
結婚はしたくないがプロムには出たい。
一生に一度の夢の舞台のプロム。
クロエは無事に参加できるのか。
果たしてその舞台で微笑むのは誰なのか…
文字数 286,078
最終更新日 2023.05.26
登録日 2021.01.01
この世界において、聖女様は絶対。何があっても守られなければならない。そんなはずだったのに、聖女様はある日、事故に巻き込まれて呆気なくこの世を去ってしまった。事故を起こしたのは、王子ツァイスの婚約相手である令嬢エリーナの乗る馬車だった。
エリーナに直接の非があったわけではなかったが、これに怒ったツァイスは、即刻婚約破棄を申し出た。そして、罪深き令嬢として、広く世界に知れ渡ることになった。
「ふざけんじゃないわよ!何が悪役令嬢よ!」
エリーナも怒った。しかしながら、ツァイスに逆らったところで何もできなかったので、とりあえず、実家に帰ることにした……。
*よくある(?)物語だと思います。投稿のペースは日によって異なりますので、悪しからず。
文字数 22,991
最終更新日 2020.04.21
登録日 2020.04.02
犬の耳と尻尾が出てしまう青年と、お試しの恋人のお話。
浅月澄香、28才。定食屋「のきした」の店員。獣憑きという特異体質を隠しながら生きている。
外崎蛍斗、26才。barロマネスクにて、ピアニストのアルバイトをしている。
この世界には、世の中に広く知られてはいないが、動物の能力の一部を持つ、獣憑きと呼ばれる体質の人々がいる。
時折、犬の耳と尻尾が出てしまう澄香も、その内の一人だ。
獣憑きの人々がいることは、世の中にほとんど知られていない。遠い昔、酷い扱いを受けた歴史があり、現在は、その体質を知られないよう生活が出来るよう症状を抑える薬もあり、獣憑きの人々はひっそりと守られていた。
なので、生活するのには困らないが、それで不安がないわけではない。獣憑きの体質が治ることはないので、対人関係や、夢があっても、もし獣憑きの症状が突然出たらと思うと、自然と何かを諦める事も多かった。
それでも、今の澄香は幸せだった。
きっと無理だと思っていた恋人が出来たからだ。
相手は、ミュージカル界の人気俳優、仁。彼はは、澄香の体質を受け入れてくれた。
だが、幸せな日々は、突然終わってしまう。
仁に、別れを告げられたからだ。
失恋の傷を抱えた澄香は、馴染みの店、ロマネスクに向かった。この店のピアノが好きだった。話したこともないし、名前しか知らないが、蛍斗のピアノはいつ聞いても澄香の気持ちを癒してくれた。この日も、失恋の傷を慰めてくれた。ただ、いつもと違ったのは、蛍斗が声を掛けてきたこと、そして、好きだと告白をされたこと。
澄香の体質を知っても、仁を忘れる為に利用しても良い、お試しで良いから付き合って欲しいと言う蛍斗。
澄香は唐突な告白に困惑しながらも、そのお試しの恋人を受け入れる事に。
最初はお互い、恋をするつもりなんて無かったのに、少しずつお互いを知っていく度に、迷いながらも、徐々に気持ちを傾けていく二人。
その中で、お互いの存在が、蛍斗は兄との関係を、澄香は疎遠になっている父との関係を、少しずつ変えていく。
澄香と蛍斗の、恋と家族。
二人が愛情に触れていくお話です。
文字数 105,311
最終更新日 2023.01.10
登録日 2022.12.14
ダンジョンにはびこるモンスターを倒す為、スキルや魔法を授かった者はダンジョンハンターになる。それがこの世界の共通の認識だ。ただし、祈りのスキルを授かった者は聖女になれて、ダンジョンハンターにならなくてもよかった。
だから祈りが欲しい。そうでなければ、普通の農民でいいです!
どうか神様、魔神様!
その願いは聞き入れられなかったクラドは、『スキル増殖』というスキルを手にする。
このスキル、ダンジョンの下の階に下りる度に増えるけど、ダンジョンを出たら全部消滅!
残念スキルだった――。
文字数 40,881
最終更新日 2024.09.08
登録日 2024.08.29
白川 瑞樹(しらかわ みずき)は、第二性がオメガの18歳だ。
中性的で愛らしいルックスだが、厳格な父親はそれが気に入らない。
瑞樹が進学する大学も、勝手に決めてしまう。
その上、心身を鍛えるために柔道部に入れ、などと言い出す始末だ。
父に怯える瑞樹は、従うしかなかった。
しかし、その部で彼は性暴力を受けてしまう。
父に訴えても、隙があるオメガのお前が悪い、と取り入ってくれない。
瑞樹は逃げるように、家族で唯一の理解者の兄を頼って家を出た。
職を探している瑞樹は、トルコギキョウが描かれた不思議な求人広告を見つける。
面接を受けに行った先は、時代を感じさせる古びた洋館だった。
執事・石丸に伴われて、瑞樹はこの屋敷の主である、叶 誠(かのう まこと)に面接を受ける。
好条件の上に即採用となる瑞樹だが、嬉しい反面この職場に謎を感じた。
なぜここは、こんなに立派なお屋敷なのか。
植物園、と名刺にあるが、草ぼうぼうの荒れ地なのはなぜか。
石丸のような使用人風の人間が、屋敷内にちらほらいるのは、どうしてか。
そして誠は、その使用人たちから『若様』と呼ばれているのだ。
執事の石丸は、孤独で辛く苦しい境遇の若様に、手を差し伸べていただきたいと願ってきた。
最も謎めいているのが、その若様・誠だ。
背の高い、筋肉質のアルファ男性。
少し長めの黒い前髪をかき上げる姿が、やけにセクシーに見える。
切れ長の目からの眼差しに、射られそうだ。
だが、自ら作業着を身につけて現場に出る実行力がある。
理知的に見える彼が、笑うと意外に幼く見える。
そんな誠のアシスタントなった瑞樹は、やがてその謎を解き明かしていく。
それと同時に、深い恋にも落ちていく……。
文字数 27,234
最終更新日 2024.05.05
登録日 2024.04.26
制限の70文字を超えてしまった本来のタイトル「隣の部屋に住む男性(37)を自分が魔法で召喚したヒト形の犬だと思い込んでしまっている少年(10)と、己の欲望に飲み込まれそうになりながらもまだまだ社会的に生きていたい少年趣味おじさんの話。」
10階建てのマンションに引っ越してきた鈴木虎呼郎はプロの業者に任せられなかった秘密の趣味の荷物を地下駐車場から7階にある新しい部屋まで自力で運び入れていた。
何往復もの重労働を終えてようやく一息をついたところで虎呼郎は一冊の本を経路の途中に落としてきてしまっていたかもしれないと気が付く。
慌てて廊下に出たところ、虎呼郎が落とした本を手に持っているだけに留まらず、あろうことか音読までしていた少年を発見する。
「勘弁してくださいッ。言う事、何でも聞きますから。もう犬と呼んでください!」
電光石火のスライディング土下座で泣きを入れた虎呼郎をじっと見詰めながら少年は言った。
「おじさん、犬なの?」
文字数 86,881
最終更新日 2023.04.25
登録日 2022.08.20
大国ブリュンヒルド王国第一王女アルベルティーナ・セシル・ブリュンヒルド。
広大な国土と肥沃な土地に恵まれた国、ブリュンヒルド王国。
王国には武器や防具に欠かせない銅や鉄、かなりの強度を持つアダマン鉱も採掘出来る鉱山が豊富にある。
宝飾品に欠かせない宝石を種類豊富に採掘出来る鉱山を持つ国は、世辞抜きで豊かだ。
そんな豊かなブリュンヒルドが近隣諸国に侵攻されにくいのは、
一重に広大な領土を持ちながらも国土をぐるりと取り囲む大海のお陰であろう。
この大海に阻まれ地上の楽園とも評されるブリュンヒルド王国は守られてきたのだ。
ブリュンヒルド王国は、男性を頂点に据える周辺諸国からすれば珍しい女王が統治する国だ。
女王が統治する国は片手で足りる程しかない。
そして、代々となるとブリュンヒルド王国のみである。
王子が産まれず、暫定的に女王が統治する事はあれど、代々女王が統治するというのはとても珍しかった。
代々女王が統治してきた国である故、王子ではなく姫が王位継承権を持っていた。
どんなに王子が優秀であろうとも、王になることは出来ないのだ。
女王の伴侶は王ではなく“王配”だ。
数多の王配候補の中から特に優秀な4名が選ばれた。
それから更に2名に絞られる。
1人は物腰が柔らかで御し易そうなヴェーゼル王国の第二王子。
もう1人は、ヴェーゼル王国の王子より優秀さでは抜きん出たヴィレムス皇国の第二皇子。
最有力と見られたヴィレムス皇国の第二皇子に決まったかに見えたが、
とある理由でアルベルティーナはヴェーゼル王国の第二王子を選んでしまう。
――結局、それが間違いであったのは婚約者の国へ留学した後のこと。
ヴェーゼル王国の第二王子は自分が愛されていると勘違いをし、驕った。
愛されてるという勘違いは王子を増長させた。
愛されているから少しの遊びくらい許して貰えるだろうと。
周りの忠告も耳に入らない。婚約者のアルベルティーナが何も言ってこないから。
愛されていれば、遊びなど許せる筈も無いことに気付きもしない王子。
驕った王子は気付かない。アルベルティーナが解消か破棄かに動き出した事を。
王配に選ばれる筈であったヴィレムスの皇子がまだ諦めていない事にも気付かない。
――女王の寵愛は誰に?
文字数 29,452
最終更新日 2021.02.20
登録日 2020.11.12