ざまぁ小説一覧
オーガスタの婚約者が王女のことを優先するようになったのは――彼女の近衛騎士になってからだった。
婚約者はオーガスタとの約束を、王女の護衛を口実に何度も破った。
美しい王女に付きっきりな彼への不信感が募っていく中、とある夜会で逢瀬を交わすふたりを目撃したことで、遂に婚約解消を決意する。
そして、その夜会でたまたま王子に会った瞬間、前世の記憶を思い出し……?
――病弱な王女を優先したいなら、好きにすればいいですよ。私も好きにしますので。
文字数 79,228
最終更新日 2025.01.08
登録日 2024.12.07
主人公の高橋翔はとある願いを持っていた。
それは絶対に叶えたい願いであり、彼の生きる目的そのものだった。
そう自覚したのは、それを目指したのは幸せな時を生きるはずだったある日だった。
その日、彼の心が壊れた。
いや、もしかしたら日々の中で既に壊れていたのかもしれない。
これはそんな彼が辿った日々の物語。
文字数 220,900
最終更新日 2025.01.08
登録日 2024.02.14
主人公カレンは、村の風習でいけにえとして死ぬことを命令される。最低の家族たちに異常な育て方をされたカレンは、抵抗する気力もなく運命を受け入れた。村人たちは、自分がいけにえに選ばれなくて良かったと喜び、カレンの身を案じる者は一人もいない。
そして、とうとう山の神に『いけにえ』として捧げられるカレン。だが、いけにえの儀式で衰弱し、瀕死のカレンの元に現れた山の神は、穏やかで優しく、そして人間離れした美しさの青年だった。
彼との共同生活で、ずっと昔に忘れていた人の優しさや思いやりを感じ、人間らしさを取り戻していくカレン。一方、カレンがいなくなったことで、村ではとんでもない災いが起ころうとしていた……
文字数 24,851
最終更新日 2025.01.08
登録日 2024.12.20
強力な魔力を受け継ぐ一族に生まれながら、魔力ゼロで生まれてきてしまった、16歳の少女、侯爵令嬢のカリナ•オルデウス─。
しかし家族は、魔術の才能しか評価せず、魔力ゼロのカリナを、虐げるばかり。
とある、思いがけない幸運からカリナは、王太子妃候補に選ばれ、王太子との婚約をつかむ。
しかし、聖女にハメられ、婚約破棄。家族からも死を願われ、冤罪で処刑されてしまう。
ここで、奇跡がおき、断頭台を前に逆向転生する。
【巻き戻ったのは不当逮捕の3日前】この短い期間でどうにか、死亡フラグを回避しなければ、殺されてしまう!
そこで封印された古の魔王に助けを求めるのだが…!!!
【主人公は良い子属性】
【主人公にのみ恋愛フラグが集中します】
文字数 106,542
最終更新日 2025.01.08
登録日 2024.12.27
ソイコット伯爵家の長女として生まれた私、アビゲイルは幼い頃から双子の兄ゼッシュと比べられて生きてきた。百年に一度しか生まれない癒やしの力を持つ子供として生まれたにも関わらず、ゼッシュに比べて、私の癒しの力はほとんど役に立たなかったからだ。ある日、他国の王家のパーティーでゼッシュの恋人であり私の親友であるポメラと私の婚約者であり第二王子であるシドロフェス様が抱き合っている場面に出くわしてしまう。
シドロフェス様は浮気の理由を私の力不足だと言い、ゼッシュも私のせいでポメラが浮気したのだと責める。
その場で婚約破棄されてしまった私は、ゼッシュを可愛がる両親に顔も見たくないと言われ、僻地に行くように言われてしまうのだが――
※R15は保険です
文字数 60,726
最終更新日 2025.01.08
登録日 2024.12.22
「結婚を前提にお付き合いを─」
「全力でお断りします」
主人公であるティナは、園遊会と言う公の場で色気と魅了が服を着ていると言われるユリウスに告白される。
だが、それは罰ゲームで言わされていると言うことを知っているティナは即答で断りを入れた。
…それがよくなかった。プライドを傷けられたユリウスはティナに執着するようになる。そうティナは解釈していたが、ユリウスの本心は違う様で…
一方、ユリウスに関心を持たれたティナの事を面白くないと思う令嬢がいるのも必然。
令嬢達からの嫌がらせと、ユリウスの病的までの執着から逃げる日々だったが……
文字数 35,220
最終更新日 2025.01.08
登録日 2024.12.16
侯爵家の令嬢ジェニエル・フィンガルドには、幼い頃から仲の良い婚約者がいた。数多くの候補者の中でも、ジェニエルは頭一つ抜きんでており、王家に忠実な家臣を父に持つ彼女にとって、セオドール第一王子との結婚は約束されたも同然だった。
年齢差がわずか1歳のジェニエルとセオドールは、幼少期には兄妹のように遊び、成長するにつれて周囲の貴族たちが噂するほどの仲睦まじい関係を築いていた。ジェニエルは自分が王妃になることを信じて疑わなかった。
16歳になると、セオドールは本格的な剣術や戦に赴くようになり、頻繁に会っていた日々は次第に減少し、月に一度会うことができれば幸運という状況になった。ジェニエルは彼のためにハンカチに刺繍をしたり、王妃教育に励んだりと、忙しい日々を送るようになった。いつの間にか、お互いに心から笑い合うこともなくなり、それを悲しむよりも、国の未来について真剣に話し合うようになった。
ジェニエルの努力は実り、20歳でついにセオドールと結婚した。彼女は国で一番の美貌を持ち、才知にも優れ、王妃としての役割を果たすべく尽力した。パーティーでは同性の令嬢たちに憧れられ、異性には称賛される存在となった。
そんな決められた式を終えて3年。
国のよき母であり続けようとしていたジェニエルに一つの噂が立ち始める。
――お世継ぎが生まれないのはジェニエル様に問題があるらしい。
文字数 12,169
最終更新日 2025.01.08
登録日 2024.08.26
生前、社畜だったおれの部屋に入り浸り、男のおれに乙女ゲームの素晴らしさを延々と語り、仮眠をしたいおれに見せ続けてきた妹がいた
人間、毎日毎日見せられたら嫌でも内容もキャラクターも覚えるんだよ
そう、例えば…今、おれの目の前にいる赤い髪の美少女…この子がこのゲームの悪役令嬢となる存在…その幼少期の姿だ
そしておれは…文字としてチラッと出た悪役令嬢の行いの果に一家諸共断罪された兄
ナレーションに
『悪役令嬢の兄もまた死に絶えました』
その一言で説明を片付けられ、それしか登場しない存在…そんな悪役令嬢の兄に転生してしまったのだ
社畜に優しくない転生先でおれはどう生きていくのだろう
腹黒?攻略対象×悪役令嬢の兄
暫くはほのぼのします
最終的には固定カプになります
文字数 374,514
最終更新日 2025.01.08
登録日 2024.08.15
スペインを舞台にした恋愛小説『鋼鉄の聖女』。
しかし、恋愛小説と銘打ちながら、内容は戦記に近く、マドリードを本拠地とし、王を称する冷酷非道な男オルデン・デスト・ルクシオンとバルセロナを本拠地とし、鋼の聖女と呼ばれる女リベルタ・インテンシオンの壮絶な戦いが人気を博した作品だった。
アニメ、映画へとメディアミックス展開も功を奏し、大成功を収めた。
メインキャラクターを始めとした個性豊かなキャラクターもまた人気を集め、悪役でありながら絶大な人気を誇ったのが悪女ステラ・プラッツである。
小都市レウスを治める女辺境伯ステラは強烈なキャラで物語を引っ掻き回すとその名の通り、星のような鮮烈な最期を遂げる。
映画から再ノベライズされた『鋼鉄の聖女』を読み終えた女子大生・星野美心(ほしのみこ)は、自分にはないステラに羨望を抱くも突如出現した黒き獣の姿をした災厄により、19歳の生涯を終えた。
……と思ったら、実在したステラ・プラッツその人に転生していた。
しかし、『鋼鉄の聖女』の物語が始まるよりも前の時代だった。
見たことのない少女時代のステラになった美心はどうにかして、生き延びる方法を模索する。
文字数 7,887
最終更新日 2025.01.08
登録日 2025.01.05
目を覚ました俺は”ヒロインが少なくとも半分死ぬゲーム”、『フュージョンライズ・サーガ』のキャラに生まれ変わっていた。
名前はネイト・ヴィクター・ゴールディング。
こいつはゲームの中じゃ最低最悪の悪役貴族。
主人公に敵対するだけじゃなく、ヒロイン達をひどい目に合わせるクソ野郎だ。
――だけどこの世界は、ゲームの中と少し違った。
持つはずのないチート魔法を持っている!
しかも主人公はあっさり死んだ!
だったら俺が、主人公の代わりにヒロイン達を守るしかない──はずだけど、そのヒロイン達とハーレム展開⁉︎
このゲーム、一体どんな結末を迎えるんだ⁉︎
※本作品は他サイト様でも掲載しています。
文字数 180,761
最終更新日 2025.01.08
登録日 2024.12.04
ブラック会社を辞めて親と一緒に田舎に引っ越して生きたカズマ!
そこには異世界への鏡が納屋の中にあって……異世界に憧れたけど封印することにする!!
しかし、異世界の扉はあちらの世界にもあって!?
突如現れた世紀末王者の風貌の筋肉女子マリリン!!
マリリンの一途な愛情にカズマは――!?
他サイトにも掲載しています。
※12時10分 17時10分の1日2回更新です。
頑張ります!(`・ω・´)ゞ
文字数 184,870
最終更新日 2025.01.08
登録日 2024.07.04
出版社に勤める纐纈美香は、その中でも広告部門を担うデザイナーだった。
ある日、同僚で親友の天音に、取材協力を頼まれる。
天音はゴシップ紙を扱う記者であり、多忙を期していた。
その取材協力場所を確認する事無く、天音の頼みなら、と了承するのだが、取材中に天音は事故に遭い入院。
しかし、なんと取材協力を頼まれた先へ、美香に行って欲しいと頼んで来たのだった………。
*過激な性描写が苦手な方はご注意を
文字数 54,585
最終更新日 2025.01.08
登録日 2025.01.01
「幼なじみと子供が出来たから別れてくれ。」
本当の理解者は幼なじみだったのだと婚約者のリオルから突然婚約破棄を突きつけられたフェリア。彼は自分の家からの支援が無くなれば困るに違いないと思っているようだが……?
文字数 13,489
最終更新日 2025.01.08
登録日 2024.12.14
異世界のヨーロッパ風国家「グランゼリア王国」を舞台にした合理主義冒険ファンタジー。
主人公レオン・クラウゼンは、冷静な判断と効率重視の性格を持つ冒険者。彼の能力「価値転換(バリュー・シフト)」は物や素材の価値を再構築するもので、戦闘向きではないが経済的な可能性を秘めている。パーティーから追放されたレオンは、自身の能力を活かし「FIRE(経済的自立と早期退職)」を目指す人生設計を実行に移す。
彼が一人で挑むのは、廃鉱での素材収集、不動産投資、商業ネットワークの構築といった経済活動。次々と成功を収める一方で、魔獣の襲撃や元パーティーとの因縁など、様々な試練が彼を待ち受けることになる。
「戦わずして生き抜く」レオンが描く、冒険者とは一線を画す合理主義の物語。追放を前向きに捉え、自らの手で自由を掴む彼の成長と活躍をお楽しみに!
この作品は「カクヨム」様にも掲載しています。
文字数 51,078
最終更新日 2025.01.08
登録日 2024.12.31
婚約者が別の令嬢に恋をして、婚約を破棄されたエルム・フォンターナ伯爵令嬢。
婚約者とその想い人が自殺を図ったことで、美談とされて、
悪意に晒されたエルムと、家族も一緒に爵位を返上してアジェル王国を去った。
その後、アジェル王国では、徐々に異変が起こり始める。
文字数 186,237
最終更新日 2025.01.08
登録日 2024.09.19
我が家門は王都郊外に屋敷を2つ持つ子爵家。
研究馬鹿で跡継ぎの兄が薬草の国の王女に
見初められ婿入り。私が後を継ぐことになった。
やっと平民の恋人を溺愛して
私を嫌う婚約者と別れることができた。
隣に建てた兄の屋敷を貸し出すことにしたが、
うっかり見てしまった。
その日から美形隣人との交流が始まった。
* 作り話です
文字数 30,549
最終更新日 2025.01.08
登録日 2024.12.22
「みすぼらしいな……」
戦地に向かった騎士でもある夫––ルーベル。
彼の帰りを待ち続けた私––ナディアだが、帰還した彼が発した言葉はその一言だった。
彼を支えるために、寝る間も惜しんで働き続けた三年。
望むままに支援金を送って、自らの生活さえ切り崩してでも支えてきたのは……また彼に会うためだったのに。
なのに、なのに貴方は……私を遠ざけるだけではなく。
妻帯者でありながら、この王国の姫と逢瀬を交わし、彼女を愛していた。
そこにはもう、私の居場所はない。
なら、それならば。
貴方の傍に幸せがないのなら、私の選択はただ一つだ。
◇◇◇◇◇◇
設定ゆるめです。
よろしければ、読んでくださると嬉しいです。
文字数 61,773
最終更新日 2025.01.08
登録日 2024.12.22
異世界に転生した田村涼に割り振られた職業は「物乞い」。それは一切の魔術が使えず、戦闘能力は極めて低い、ゴミ職業であった。おまけにこの世界は超階級社会で、「物乞い」のランクは最低の第四階級。街の人々は彼を蔑み、馬鹿にし、人間扱いさえしようとしない。そのうえ、最近やってきた教会長はこの街から第四階級の人々を駆逐しようとさえしている。そんななか、田村涼は「物乞い」には”隠されたスキル”があることに気がつく。そのことに気づいたところから、田村涼の快進撃が始まる――。
文字数 308,531
最終更新日 2025.01.08
登録日 2024.10.01
文字数 73,454
最終更新日 2025.01.08
登録日 2024.11.23
役立たずの烙印を押されパーティを追放された少年、ルカ。
しかし、彼には秘められたスキルと目標に向けて努力するひたむきさがあった。
そんな彼を認め、敬愛する新たな仲間が周囲に集まっていく。少年は仲間と共に冒険者の最高峰を目指す。
※ノベルアップ+にも投稿しています。
文字数 780,536
最終更新日 2025.01.08
登録日 2021.12.31
政略結婚した夫には結婚するまえからの愛人がいる。
それはどうぞお好きに。あなたには何の興味もありませんので。
そう思っていたけれど、どうやら愛人が私を毒殺しようとしているらしい。
それはさすがに、ね。
そろそろ思い知らせてあげましょうか?
文字数 4,824
最終更新日 2025.01.08
登録日 2025.01.08
ある日、いきなり婚約者であり第一王子でもあるシュバルツ殿下から婚約破棄を言い渡されたシャーリー。
殿下の傍らには平民であり、陰でシャーリーの事を悪役令嬢と言いふらし、自分の事は正妻と言ってたアイリスの姿がそこにあった。
そしてシャーリーの運命は大きく動き始めるのであった。
注意)
※当作品でございますが【〇〇side】とかの指標はございません。
キャラ視点の切り替え、または時間経過、場面の切り替え等がある場合は【◆】で一度区切らせていただいておりますのでこちらを一つの指標として頂ければと思います(*'▽')
文字数 41,057
最終更新日 2025.01.08
登録日 2024.12.21
「愛なんていらない、って言ったのはそちらですから」
王子に利用され、最後は「役立たず」と見捨てられた伯爵令嬢セリア。落ち込む彼女だが、田舎で出会った人々は彼女が持つ魔力を必要としてくれる。静かな村で才能を正当に評価される中、王国は崩壊寸前になり、泣きついてくる。だけどもう手遅れ!
文字数 61,725
最終更新日 2025.01.08
登録日 2024.12.16
おっさんに唯一与えられたもの――それは【オートスキル】。
とある女神様がくれた素敵なプレゼントだった。
しかし、あまりの面倒臭がりのおっさん。なにもやる気も出なかった。長い事放置して、半年後にやっとやる気が出た。とりあえず【オートスキル】を極めることにした。とはいえ、極めるもなにも【オートスキル】は自動で様々なスキルが発動するので、24時間勝手にモンスターを狩ってくれる。起きていようが眠っていようが、バリバリモンスターを狩れてしまえた。そんなチートも同然なスキルでモンスターを根こそぎ狩りまくっていれば……最強のステータスを手に入れてしまっていた。これは、そんな爆笑してしまう程の最強能力を手に入れたおっさんの冒険譚である――。
文字数 1,045,061
最終更新日 2025.01.07
登録日 2022.06.11
今まで書いた短編を集めました。
① 婚約者の浮気現場に遭遇致しました……勘違いなさっているようですがお別れですよ?
② ヤンデレ令嬢、大好きだった婚約者とサヨナラします!
③ 婚約破棄されてヤケ酒した令嬢が幸せを手にするまで
(電子書籍化が決定したので引き下げました)
④ 婚約破棄したい影の令嬢は
⑤ 元婚約者がよりを戻そうと押しかけて来ましたが……わたくし、もう結婚してますけど
⑥ 「申し訳ないんだが、婚約を解消してくれないか?」と言われたので「はい、分かりました。さようなら」 と答えました。
⑦ ふしぎの国の悪役令嬢はざまぁされたって構わない!〜超塩対応だった婚約者が溺愛してくるなんて聞いていませんけど!〜
⑧"全く興味がない"それだけだった
文字数 133,128
最終更新日 2025.01.07
登録日 2024.02.24
京貴族の茜子(あかねこ)は、幼い頃に罹患した熱病の後遺症で左目が化け物と化し、離れの陋屋に幽閉されていた。一方姉の梓子(あづさこ)は、同じ病にかかり痣が残りながらも森羅万象を操る通力を身につけ、ついには京の鎮護を担う社の若君から求婚される。
己の境遇を嘆くしかない茜子の夢に、ある夜、社の祭神が訪れ、茜子こそが吾が妻、番いとなる者だと告げた。茜子は現実から目を背けるように隻眼の神・千颯(ちはや)との逢瀬を重ねるが、熱心な求愛に、いつしか本気で夢に溺れていく。しかし茜子にも縁談が持ち込まれて……。
「わたしを攫ってよ、この現実(うつつ)から」
文字数 11,225
最終更新日 2025.01.07
登録日 2024.12.29
伯爵令嬢ロザリンは、幼少期から王子の花嫁候補として育てられたが、いざ婚約が決まった矢先に「飽きた」という理由で破棄される。怒りと悲しみで半狂乱になりかけたが、周囲の冷淡な態度を見て気づく。自分はただ「王子の飾り」として利用されていただけで、真に味方と呼べる人はほとんどいない、と。
ならば、表向きは大人しく消えたフリをして、裏で思う存分やり返してやろう――。ロザリンは一念発起し、ずっと見下されてきたことで培った洞察力を駆使して、王宮内の不正や腐敗をひそかに洗い出す作業を開始。彼女は膨大な資料や使用人の噂話をまとめ、政治の流れを自在に動かせるような裏ルートを開拓していく。そして、無能と呼ばれたはずの令嬢が、実は王宮の暗部を握る最重要人物となるのだ。
王子は新たな恋人を得た気分で浮かれているが、政局は彼の知らぬところで動き始める。ロザリンは静かに微笑み、彼女を切り捨てた一族や王子をじわじわと追い詰める算段を練えていく。表舞台から姿を消したはずの“元・婚約者”が、どうやって復讐を果たすのか――やがて、王子は震えることになる。
文字数 68,991
最終更新日 2025.01.07
登録日 2024.12.29
★これはパーティーを追放された男が、その実力で上り詰め、唯一無二の『レンタル冒険者』として無双を極めるお話です。
「君みたいな平均的な冒険者は不要だ」
この一言で、パーティーリーダーに追放を言い渡されたヨシュア。
しかしその実、彼は平均を装っていただけだった。
レベル35と見せかけているが、本当は350。
水属性魔法しか使えないと見せかけ、全属性魔法使い。
あまりに圧倒的な実力があったため、パーティーの中での力量バランスを考え、あえて影からのサポートに徹していたのだ。
それどころか攻撃力・防御力、メンバー関係の調整まで全て、彼が一手に担っていた。
リーダーのあまりに不足している実力を、ヨシュアのサポートにより埋めてきたのである。
その事実を伝えるも、リーダーには取り合ってもらえず。
あえなく、追放されてしまう。
しかし、それにより制限の消えたヨシュア。
一人で無双をしていたところ、その実力を美少女魔導士に見抜かれ、『レンタル冒険者』としてスカウトされる。
その内容は、パーティーや個人などに借りられていき、場面に応じた役割を果たすというものだった。
まさに、ヨシュアにとっての天職であった。
自分を正当に認めてくれ、力を発揮できる環境だ。
生まれつき与えられていたギフト【無限変化】による全武器、全スキルへの適性を活かして、様々な場所や状況に完璧な適応を見せるヨシュア。
目立ちたくないという思いとは裏腹に、引っ張りだこ。
元パーティーメンバーも彼のもとに帰ってきたいと言うなど、美少女たちに溺愛される。
そうしつつ、かつて前例のない、『レンタル』無双を開始するのであった。
一方、ヨシュアを追放したパーティーリーダーはと言えば、クエストの失敗、メンバーの離脱など、どんどん破滅へと追い込まれていく。
ヨシュアのスーパーサポートに頼りきっていたこと、その真の強さに気づき、戻ってこいと声をかけるが……。
そのときには、もう遅いのであった。
文字数 92,791
最終更新日 2025.01.07
登録日 2024.12.16
ルーナ・メソフィスは、あの冷たく悲しい日のことを忘れはしない。
ルーナの信じてきた世界そのものが否定された日。
伯爵令嬢としての身分も、温かい我が家も奪われた。そして信じていた人たちも、それが幻想だったのだと知った。
そして、告げられた両親の死の真相。
家督を継ぐために父の異母弟である叔父が、両親の死に関わっていた。そして、メソフィス家の財産を独占するために、ルーナの存在を不要とした。
絶望しかなかった。
涙すら出なかった。人間は本当の絶望の前では涙がでないのだとルーナは初めて知った。
雪が積もる冷たい森の中で、この命が果ててしまった方がよほど幸福だとすら感じていた。
そもそも魔の森と呼ばれ恐れられている森だ。誰の助けも期待はできないし、ここに放置した人間たちは、見たこともない魔獣にルーナが食い殺されるのを期待していた。
ルーナは死を待つしか他になかった。
途切れそうになる意識の中で、ルーナは温かい温もりに包まれた夢を見ていた。
そして、ルーナがその温もりを感じた日。
ルーナ・メソフィス伯爵令嬢は亡くなったと公式に発表された。
文字数 8,962
最終更新日 2025.01.07
登録日 2024.01.20
1/7最新『美しい使用人を愛し、妻である私を大事にしなくなった事が夫の不幸の始まりでした。』
規約改定に伴い、今まで掲載して居た恋愛小説(夫の裏切り・離縁がテーマ)のSSをまとめます。
今後こちらに順次追加しつつ、新しい話も書いて行く予定です。
文字数 213,116
最終更新日 2025.01.07
登録日 2024.02.05
長年片思いしていた幼馴染のレイモンドに大失恋したアデレード・バルモア。
自暴自棄になった末、自分が不幸な結婚をすればレイモンドが罪悪感を抱くかもしれない、と非常に歪んだ認識のもと、女嫌いで有名なペイトン・フォワードと白い結婚をする。
しかし、初顔合わせにて「君を愛することはない」と言われてしまい、イラッときたアデレードは「嫌です。私は愛されて大切にされたい」と返した。
あまりにナチュラルに自分の宣言を否定されたペイトンが「え?」と呆けている間に、アデレードは「この結婚は政略結婚で私達は対等な関係なのだから、私だけが我慢するのはおかしい」と説き伏せ「私は貴方を愛さないので、貴方は私を愛することでお互い妥協することにしましょう」と提案する。ペイトンは、断ればよいのに何故かこの申し出を承諾してしまう。
かくして、愛され妻と嫌われ夫契約が締結された。
出鼻を挫かれたことでアデレードが気になって気になって仕方ないペイトンと、ペイトンに全く興味がないアデレード。温度差の激しい二人だったが、その関係は少しずつ変化していく。
そんな中アデレードを散々蔑ろにして傷つけたレイモンドが復縁を要請してきて……!?
*小説家になろう様にも掲載しています。
文字数 243,641
最終更新日 2025.01.07
登録日 2023.10.17
花のJK入学式当日、今まで結構いろいろ言われてたけど今日でおしまい!だって私は今日、まさに今日!高校デビューするんだから‼
と、意気込んでいた疋田ヒカル(15)入学してから数日で入院する事となり、その後、車いすのお世話になり生活をすることが決まったのです。いや、家の中は掴まり立ちとかするけど、外での移動はムリ‼
高校デビューの計画もパー。マジ勘弁~って感じだったけど、周りがいろいろサポートとかしてくれて元気に学校に行っています。
文字数 56,421
最終更新日 2025.01.07
登録日 2025.01.02
地上世界の裏面ともいえる【負極界】(マイナスワールド)から人間界を“淫魔界”に変えるべく、満を持して襲来したババイヴ=ゴドゥエヴンⅥ世率いる【凶祭華同盟】は、中国地方O県の寂れたポルノショップ【いたる堂】を拠点に壮大な野望達成に向けて卑小極まるスタートを切る!
一方、太古より負極界を監視してきた【聖闘防霊団】は、ババイヴのターゲットとなった日本(中国地方O県)の女子大生・越水ルリアに白羽の矢を立て、霊団の主力メンバーであるエジュケーが憑依して無敵の【雷の聖使】第1号となった彼女の“人類社会最後の一線”を守るための苦闘がスタートした──!
【主要登場人物】
・越水ルリア…天日女子短大2年生。聖防霊エジュケーに一方的に選出&憑依されて【雷の聖使】となり、ひとたび事あらば、白く輝く戦闘衣に身を包み、卓越した格闘能力と必殺の《六十九の雷撃技》を引っさげてババイヴの野望粉砕のため奮戦する!
・エジュケー…宇宙に破滅をもたらす負極界を監視する善霊で、その激しすぎる正義感と闘志は【聖闘防霊団】においても筆頭格。ババイヴの地球侵入を阻止できなかったことを死ぬ(蒸発する?)ほど悔いており、ルリアの都合などお構い無しで戦闘に引きずり込む、彼女にとっての大悪霊。
目下、かぐわしきJDの肉体に居候を決め込みつつ、雷の聖使〈第2号〉の爆誕に向けてリサーチに余念なき日々を送る。
・神野優彦…ルリアの彼氏。国立O大学3年の秀才&イケメンで長身のスポーツマンという“完璧な恋人”であるが、いたる堂の常連という裏の顔を持っており、彼に無限の利用価値を見出すババイヴに虎視眈々と狙われている。
・立山満寿也…ルリアの母方の従兄で初恋の人。祖父の遺した莫大な遺産のお陰で気ままな遊民生活を送っている。そのプライベートは謎に包まれており、独特の性愛哲学を持つ。
・片尾茂一郎…高校時代から同級生のルリアに熾烈な想いを寄せ、現在は立派なストーカーと化している。優彦とエジュケー子飼いの霊獣【ミンチ】に一度ずつ完膚無きまでに叩きのめされているが、懲りることなくひたすら邪心の成就に勤しむ。
その“不屈の淫欲”をババイヴに高く評価されており、凶祭華同盟入りも間近の模様。
・鬼舞嵐太郎…ババイヴの地上滞在時の姿。
自称“エロスの最高権威”だが、本業は田舎の寂れたポルノショップ経営のしがないオヤジである。
しかしこれは本人曰く“世を忍ぶ仮の姿”であり、悲願の《地球淫界化計画》に向けて着々と?準備は進行中。
なお、凶祭華同盟の最大の資金源は〈自家製AV販売〉である。
文字数 55,775
最終更新日 2025.01.07
登録日 2024.11.18
先日――
三年上の先輩方が、卒業式後のパーティー会場で、あろうことか婚約破棄騒ぎをおこしましたの。
それも、二件同時に。
勿論、男性側の不貞ですわ。
どちらも浮気ではなく、〈真実の愛〉だと騒いでいたと聞きました。
一人は幼馴染と、もうひと方は義妹と。
なら、私はどうなるのでしょう。
だって、私の婚約者のそばには、常に元幼馴染であり義妹でもある方が寄り添っておられますから。
あのような晒し者になる前に対処しなければなりませんね。それとも、このまま放置して、気ままなスローライフを手に入れるのもいいですね。
ほんと、どうしましょうか……
まぁ、どちらに転んでも、私は私が生きたいように生きるだけですけどね。
鋼なみにメンタルが強い少女が兄姉の手を借りながら、様々な障害を乗り越え、自分の居場所を探し掴み取る物語です。
文字数 100,862
最終更新日 2025.01.07
登録日 2024.11.29
『ベルンシュトルフ ホールディングスシリーズ』
第二弾『不感症の僕が蕩けるほど愛されちゃってます』の吸収合併バージョンのお話です。
最初のあたりは上記作品とかぶっている部分は多々ありますが大幅に改稿していますので、お話が進むにつれて前作とは内容が変わっていきます。
詳しくは近況ボードをご覧ください。
<あらすじ>
上田法律事務所で働く小田切智は6年目の優秀な弁護士。
代表の上田先生が休暇中に、アポイントなしでやってきた北原暁の相談を受ける。
彼に一目惚れをした小田切は彼の心の傷を癒すためにまずは彼の抱えている問題の解決に乗り出す。
先輩弁護士とその他の協力者の力によってあっという間に問題を解決した小田切は彼を自宅に誘い、愛を伝える。
心に傷を持つ優秀な営業事務員と初めての一目惚れに戸惑いつつも絶対に落としてやると意気込む優秀な弁護士のイチャラブハッピーエンド小説です。
R18には※つけます。
文字数 93,932
最終更新日 2025.01.07
登録日 2023.08.11
男爵令嬢ヴェロニックに暴力を振るってストレスを発散していた、伯爵令嬢ロナ。ヴェロニックの婚約者である男爵令息ジャルッズに暴力を振るってストレスを発散していた、ロナの婚約者である伯爵令息アントワン。
そんな2人はよりストレスを発散するために相手の婚約者も傷付けようとしたがために、ヴェロニックとジャルッズの逆鱗に触れてしまうこととなります。
――自分が攻撃されるのは我慢できるけど、大好きな婚約者が傷付けられるのは許せない――。
ロナとアントワンは、まだ知りません。
格下だからと調子に乗って虐げていた、ヴェロニックとジャルッズの恐ろしさを――。
※1月7日、本編完結。後日、ヴェロニックとジャルッズに関するお話の投稿を予定しております。
文字数 23,172
最終更新日 2025.01.07
登録日 2024.12.23