狙って追放された創聖魔法使いは異世界を謳歌する

旧題:狙って勇者パーティーから追放される~異世界転生前の記憶が戻ったのにこのままいいように使われてたまるか!

 【第15回ファンタジー小説大賞の爽快バトル賞を受賞しました】

ここは異世界エールドラド。その中の国家の1つ⋯⋯グランドダイン帝国の首都シュバルツバイン。
 主人公リックはグランドダイン帝国子爵家の次男であり、回復、支援を主とする補助魔法の使い手で勇者パーティーの一員だった。

 そんな中グランドダイン帝国の第二皇子で勇者のハインツに公衆の面前で宣言される。

「リック⋯⋯お前は勇者パーティーから追放する」

 その言葉にリックは絶望し地面に膝を着く。

「もう2度と俺達の前に現れるな」

 そう言って勇者パーティーはリックの前から去っていった。
 それを見ていた周囲の人達もリックに声をかけるわけでもなく、1人2人と消えていく。

 そしてこの場に誰もいなくなった時リックは⋯⋯笑っていた。

「記憶が戻った今、あんなワガママ皇子には従っていられない。俺はこれからこの異世界を謳歌するぞ」

 そう⋯⋯リックは以前生きていた前世の記憶があり、女神の力で異世界転生した者だった。

 これは狙って勇者パーティーから追放され、前世の記憶と女神から貰った力を使って無双するリックのドタバタハーレム物語である。


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