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1巻

1-3

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「リック・フォン・ニューフィールドだ。ここを通してもらうぞ」

 俺が名乗ると、門番達は驚いた顔をした後、行く手をさえぎってきた。

「どういうことだ?」
「申しわけありません。デイド様からお通しするなと命じられていますので」

 デイドか……母親は違うが、一応俺の兄に当たる人物だ。

「俺はこの家の次男だぞ? 何故通せないのか理由を教えてくれ」

 門番達は互いに顔を見合わせた後、こう口にする。

「ゆ、勇者パーティーから追放されたリック様は、もう価値がないので屋敷に入れるなと……」

 門番から予想通りの言葉が返ってきた。デイドは平民出の俺がニューフィールドの姓を名乗ることも、エミリアの婚約者になったことも気に食わないと言っていた。これはおそらく嫌がらせだろう。

「なら兄をここに連れてきてくれ! 話がしたい」
「しょ、承知致しました。少しお待ちください」

 門番の一人が慌てた様子で屋敷の中に入っていく。
 俺と門番のやり取りが騒ぎになってしまったため、周囲には人が集まってきていた。

「あれって……リック様じゃないか」
「ああ……勇者パーティーから追放された……」

 もう俺が勇者パーティーを抜けたことが伝わっているのか。

「リック!」

 突然屋敷の中から、太った金髪の男が高圧的な態度で現れた。

「お前はどのつらを下げてここへ戻ってきた!」
「兄上……申しわけありません」
「兄などと呼ぶな! おぞましい! だからお前を我が家に迎え入れることには反対だったんだ! ハインツ様に捨てられた無能が!」

 デイドは怒っている振りをしているが、内心では笑っているはずだ。

「お前の処遇については父上が沙汰さたを下すとおっしゃっていた」

 デイドは俺に近づいてきて、小声で語りかけてくる。

「お前のような平民が、ニューフィールド家の次期当主になるなどありえんことだ。父上にはお前がハインツ様に取り入り、ニューフィールド家の当主の座を狙っていると伝えておいた。その他にも父上を辺境へ追いやるつもりだとか、あることないこと吹き込んでいるからな。どんな処分が下るか楽しみだ」

 あることないことってそれはほぼないことだろ? 
 だが、狙い通りことが進んでいるようで、俺は内心ほくそ笑んだ。
 俺は情報屋を使って、勇者パーティーを抜けたリックはデイドに代わって次期当主の座を狙っているという噂を流した。
 ハッキリ言ってデイドは無能だ。俺がエミリアと婚約した時は、父親が公爵家の影響力を重視して俺を次期当主に指名するのでは、と戦々恐々としていただろう。だから俺が勇者パーティーを追放されたと聞いたら、デイドは歓喜し、そのまま俺を追い落とそうとするはずだと思った。そしてそれを助長する噂を流したところ、こうしてまんまと俺をおとしめるために動いてくれたのだ。

「どうした……なんの騒ぎだ」

 屋敷の中から、数人の護衛を引き連れたニューフィールド家の現当主、俺の父親であるゴルドが現れた。

「ち、父上! リックの奴がこの家の敷居をまたごうとしていたので、私がガツンと言ってやりました」

 ゴルド……正直俺はこの人のことを父親だと思ってはいない。俺を認知した後も、目障りなのか母さんを屋敷に入れることはなかった。しかも嫌がらせで権力を使って、母さんを家族と会わせないようにしていたのだ。そのため俺は母さんの両親とは会ったこともない。
 だから俺にとっての肉親は母さんだけで、ゴルドもデイドも赤の他人だと思っている。

「リックよ……先程公爵様よりお前とエミリア嬢の婚約破棄を言い渡された」
「……はい」

 展開が予想以上に早いな。もしかして公爵もこのドルドランドにいるのか?

「ハインツ様からも無能の烙印らくいんを押されたようだな」
「……その通りです」
「メリスのような下賤げせんな者から生まれた奴に期待した私がバカだった」

 母さんが下賤……だと……
 俺は怒りのあまり、ゴルドのことを思いっきりぶん殴りかけた。しかし、ここで手を出したら全てが水の泡だ、となんとかこらえる。

「お前がこの屋敷に入ることは許さん。ニューフィールドの姓も二度と名乗るな」

 ゴルドは元々エミリアと婚約したから俺を引き取っただけだ。俺に利用価値がなくなれば、捨てるのは当然だろう。
 それに父親としての愛情など、俺は受け取ったことすらなかったからな。

「役立たずはもういらん! 母親共々この街から出ていけ! 二度と私の前に現れるな」

 それだけ言うと、ゴルドはまた屋敷の中へ戻っていった。
 屋敷だけではなく、この街からも出ていけか……まったくもって問題ない。
 俺としては、このままゴルドの目が届くところにいさせられる方が嫌だった。
 この世界では貴族の言うことは絶対だ。もし無能なデイドが問題を起こした時のための保険として、この街に留まれと命令されたら、今後自由に動くことができなくなる。それに、デイドがニューフィールド家の当主になった時、邪魔な俺を殺そうとするのは間違いないだろう。
 それなら街を出ていく方がずっといい。だから噂を流し、デイドが動くよう仕向けたのだ。

「リック! 領主である父上の命令だぞ! 早く出ていけ!」

 デイドは、虎の威を借る狐のように強気になって怒鳴り散らす。
 正直な話、一人じゃ何もできない奴に何を言われてもどうでもいい。

「これで次の当主はデイド様か……」
「もうこの街は終わりかもしれない」

 どうやらこの街の人達も、デイドが無能であることを理解しているようだ。

「どうだ? 悔しいか? 初めからお前の居場所はここにはないんだよ! 薄汚れた貧民街に帰りやがれ!」

 だがデイドはそんな街の人達の声に気づかず、俺を街から追放できたと喜んでいる。
 もうこの場所に用はない。
 俺は後ろを振り返らず、母さんが住んでいる貧民街へと向かった。


 街の中央に位置する領主館の周囲は、レンガでできた建物がほとんどだ。
 だが街の南区画にある貧民街は、木やわらでできた建物が多く、とても同じ街とは思えない場所になっている。


 そして古びた木でできた家が密集している区域に近づくと、住民達の服装も煌びやかなものから穴が空いたものや継ぎはぎがあるものに変わっていく。
 道の脇に目をやると、みすぼらしい服を着た少年や少女達が地面に座り、側を通る大人達に物乞ものごいをしていた。

「くっ!」

 前世の記憶が戻る前は特に何も思わなかったけど、これはひどい有りさまだ。
 この街……いやこの国の大部分は、貧しい少年少女達であふかえっている。
 理由は簡単で、貴族や王族が民から搾取さくしゅしているからだ。
 平民は、毎年国や領主にその年にかせいだ分の八割を納税しなければならない。
 そして大半の子供達は教育を受けられないため、貧しい暮らしから脱却だっきゃくすることなどできない仕組みになっている。
 日本の義務教育を知っている俺にとっては、この光景には違和感しかない。

「底辺の者は一生底辺か……でも、そこは前の世界と同じかもしれないな」

 俺は目の前の光景に対して無力感を抱き、貧民街を駆け抜ける。
 すると薄汚れた木で作られた、小さな家の前に辿たどいた。
 ここが俺の家だ。

「母さん、いるかな」

 はやる気持ちを抑えて家のドアを開けると、長い髪をまとめた女性が台所に立っていた。母さんは三十二歳だが、見た目が若く二十歳くらいに思われることがしょっちゅうだ。子持ちと言うとよく驚かれるらしい。

「母さん!」

 声をかけると、母さんは振り向き驚いた。

「リックちゃん!」

 母さんは夕食の準備を放り出し、こちらに向かって走ってきた。
 俺は手を広げ、母さんをしっかりと受け止める。
 母さんからは相変わらずいい匂いがするな。
 ただ、この年になると抱きしめられるのは少し気恥ずかしいぞ。
 俺は母さんを引き離し、今俺が置かれている状況を説明しようと口を開く。

「母さん実は……」

 すると母さんは、俺の口に人指し指を置いた。

「おかえりなさい……リックちゃん」

 街でも噂になっていたし、たぶん母さんは俺が勇者パーティーを追放されたことを知っているのだろう。
 それでも何も言わず抱きしめてくれる。
 改めて俺の肉親はゴルドやデイドではなく、メリス母さんだけだと実感した。

「さあさあご飯がもうすぐできるから一緒に食べましょう」
「う、うん」

 俺は変わらず迎えてくれる母さんの優しさに涙が出そうになりながら、食卓についた。
 どうやら今日の夕食は、ジャガイモを塩味のついたスープに入れたもののようだ。

「「いただきます」」

 俺と母さんは、スプーンを使ってスープを食べる。
 苦い……俺がこの世界で生活する上で、一番つらいと思ったのは食事だ。
 母さんの料理の腕が悪いというわけではなく、日本と比べると、この世界はかなり食文化の発展が遅れている。
 まず昆布は入手困難であり、鰹節かつおぶし顆粒かりゅうのだしというものも存在しないため、風味が薄いものが多い。
 このスープも塩味はついているが、塩自体が粗悪品そあくひんのため、えぐみがすごく苦い味がする。
 正直な話、前世で食べたものを思い出した俺にとって、食事は拷問でしかなかった。
 そのため、前世の記憶が戻ってからというもの、俺はこれからの食生活をなんとかするために、色々試行錯誤しこうさくごしてきたのだ。
 俺は両手に魔力を込めて魔法を唱える。

「クラス2・創造クリエイト創聖魔法ジェネシス

 すると魔法の光で両手が輝く。
 イメージはチキンコンソメ……とりガラと香味野菜を軽く煮込み、アクをとって濃縮のうしゅくし、固形にしたものを頭に思い浮かべる。
 そして魔法の光が収まると、皿の上に黄色っぽい固形物が現れた。

「リックちゃんそれは……」

 母さんは、突然息子が魔法を使ったことに驚いている。

「騙されたと思って、これを入れてスープを飲んでみてくれないかな」
「わかったわ」

 母さんがコンソメをスープに入れる。すると透明なスープの色が薄い黄色に変化していった。
 そして母さんは躊躇ためらいもなくスープを口にし、幸せそうな笑みを浮かべた。

「なにこれ! 急に風味が豊かになった! こんなスープ飲んだことないわ!」

 俺は母さんの反応を見た後、自分のスープにもチキンコンソメを入れて飲んでみた。なんだか懐かしい味がする。

「この四角い固形物は、リックちゃんの魔法で生み出したの?」
「そうだよ。旅をしているうちにできるようになったから、ぜひ母さんに食べてもらいたかったんだ」

 俺が思っていたことを口にすると、母さんはスプーンを置いて席を立ち、テーブルを回り込んで近づいてきた。

「さすが私の子供ね! これからの食事はなんだか楽しくなりそうだわ」

 そう言って母さんは、先程と同じように俺を抱きしめた。
 母さんに喜んでもらえてよかった。試行錯誤して作った甲斐があるというものだ。
 前世の記憶が戻ってから、創聖魔法について色々試してみた結果、七つのことがわかった。
 一つ目。創聖魔法はMPの消費が激しい。
 二つ目。創聖魔法で物体を生み出す際、元の材料になるものがあればMPの消費を抑えられる。たとえば紙を生み出す時、ユーカリやアカシアなどの広葉樹があれば、少ないMPで済む。
 三つ目。何かものを生み出すにせよ、スキルや魔法を作製するにせよ、初回はMPの消費が大きいが、二回目以降は五分の一程になる。
 四つ目。今回のチキンコンソメのように、想像することができれば前の世界のものも作れる。
 五つ目。物体を生み出す際は、イメージするものによって魔法のクラスが変わる。チキンコンソメはクラス2だったが、ものによってクラスが高くなったり、下がったりするようだ。
 六つ目。新しいスキルや魔法を作製した場合、その後二十四時間は再びスキルや魔法を創ることができない。
 七つ目。これは先日女神様から教わった。創聖魔法で作製したスキルは相手に付与することができる。そして女神様曰く、その際は大量の魔力とMP、そして何より俺との信頼関係が必要らしい。こればかりは試そうにもスキルを渡す相手がいないし、今は女神様を信じるしかない。
 初めて炎の矢フレアアロー創聖魔法ジェネシスを使った時は、触媒しょくばいとなるものもなく高温の矢を無制限に生み出そうとしたため、MPを使いすぎて倒れてしまった。
 しかし、今回のチキンコンソメくらいなら、初回でもMPの消費が少なく済むことは検証してわかっていた。もちろん創り出す量にもよるが。
 MPの使いすぎに気をつけさえすれば、前世の記憶がある俺にとって、創聖魔法は最良の魔法であることは確かだ。俺は改めて創聖魔法をくれた女神様に感謝する。
 そしてなごやかな雰囲気で食事が進み、スープを食べ終えた頃。
 母さんは、俺が勇者パーティーを追放されたことは知っていると思うが、ドルドランドを出ていかなきゃならなくなったことは知らないだろう。
 しかもその追放に、母さんも巻き込んでしまった。
 それだけは謝罪と共に俺の口から母さんに伝えなくてはならない。
 意を決して話しかけようとした瞬間。

「お母さんそろそろ実家に戻ろうかなって考えているの」

 母さんの方から話しかけてきた。しかも実家に戻る?

「実家の商売でグランドダインに来て、リックちゃんが生まれてから一度も帰ってなかったから」

 確か、母さんの実家は共和制をいているジルク商業国にあったな。あそこは貴族ではなく、選ばれた代表者がトップになるという国だったはず。
 グランドダイン帝国は、二十年前くらいから経済的な急成長をげていたため、それを好機と見た母さんと母さんの父さん……俺の祖父が、商売のためにドルドランドに来たのだ。
 そしてその時に母さんはゴルドに気に入られ、俺が生まれたらしい。
 母さんは今まで一度も実家のことを口にしなかった……今唐突に話してきたのは、たぶん俺のためだ。勇者パーティーを追放された俺がこのままドルドランドにいると、ゴルド達に何をされるかわからないと考え、母さんは気をかせてくれたんだ。
 ゴルドは今まで母さんが家族に会うのをずっと邪魔してきた。だから、母さんはゴルドの執念深さと恐ろしさを誰よりよく知っているはず。それなのに、危険もかえりみず俺のために逃亡を提案するなんて……
 俺は母さんの優しさにまた涙が出そうになった。

「そうだね。俺……勇者パーティーを追放されて、ゴルド達に母さん共々ドルドランドから出ていけって言われたから……」
「そうだったの? それならちょうどよかったわね。これからは私と一緒にジルク商業国で暮らしましょ」
「うん」

 あくまで自分は俺の追放を知らなかったと言うのか。本当にこの人はもう……
 俺はその優しさに甘えることにし、改めて母さんの子供でよかったと心から思った。


 旅立ちの日の朝。
 俺と母さんはジルク商業国へ向かうため、ドルドランドの西門にやってきた。

「なんだか旅行に行くみたいで楽しいわね」

 母さんは実家に帰ることがうれしいのか、で鼻歌でも歌いそうな足取りで歩いている。

「それにしても魔法って便利ね。さすがリックちゃん」

 そう……今の俺と母さんは荷物を持っていない。全て異空間に収納しているからだ。
 俺が知る限り、この世界には異空間に荷物を収納するという概念や魔法はない。だが俺には前世でつちかったマンガやゲームの知識がある。というわけで、創聖魔法で異空間収納の魔法を作製してみた。
 初めて異空間収納の魔法を使った時は、炎の矢フレアアロー創聖魔法ジェネシスを使用した時と同様にMPの枯渇を起こし、その場で意識を失ってしまった。
 だがそのかいがあって、二回目以降はなんとか倒れずに異空間収納の魔法を使えるようになった。
 ただ、今の俺ではせいぜい一日に五回程しか使用できない。
 とはいえ、母さんが言うように便利な魔法なので、今後も重宝することになるだろう。

「おい! 下民げみん!」

 俺と母さんは西門をくぐろうと足を進めていたが、突然背後から聞き覚えのある声がしたので振り返る。

「デイドか……」

 取り巻き五人を連れたデイドが、ゲスな笑みを浮かべながらこちらに近づいてきた。

「なんの用だ? お前の望み通りこの街から出ていくから、邪魔をしないでくれ」
「邪魔をするな? いつから俺様に命令できるようになったんだ」
「デイドだって俺の顔を見たくないだろう?」

 本当に何をしに来たんだ? デイドのことだからろくでもないことだと思うが。

「その通りだ。だが最後にいいことを教えてやろうと思ってな」
「いいこと?」

 周囲にいる人々は、領主の息子である俺達の会話を聞いて、何事かと視線を向けてくる。

「父上が帝国にお前を除籍したと証明する書類を提出したんだ。まもなく俺様とお前は正式に赤の他人になる。ようやく父上も、本当に必要な子供は誰か気づいてくれたようだ」

 ということは、もうすぐ俺はニューフィールド家と無関係になり、貴族ですらなくなるわけか。望んでいた通りの展開になったな。

「元々娼婦しょうふの息子ごときが俺と兄弟など、ありえない話だったんだ」
「娼婦……だと……」

 デイドは今、母さんのことを娼婦と言ったのか!

「おっと……あまりにもみすぼらしい服を着ているから、娼婦がいることに気づかなかった。てっきり生ゴミか何かだと思ったぜ」
「デイド、お前!」

 俺のことを悪く言うのはかまわない。だが母さんのことを悪く言う奴は許さん!

「リックちゃんダメ!」

 俺はデイドに殴りかかろうと拳を振り上げたが、母さんが俺の手をつかみ阻止してきた。

「リックちゃん……私のことはいいから」

 母さんは目を伏せて悲しい表情をしていた。

「ププッ……リックちゃんだと。その年で親からそんな呼ばれ方をしている奴、初めて見たぞ。お前達も笑え」

 デイドの命令で、取り巻き達も俺と母さんのことを笑い始める。

「お前ら!」
「リックちゃんいいから……早く行きましょう」

 母さんは俺の手を引いて西門の方へ引っ張っていく。

「逃げるのか? さすが勇者パーティーを追放されただけはあるな」

 デイドはここぞとばかりに挑発してくる。
 別に勇者パーティーの追放は狙ってやったことだから腹は立たない。
 だがデイドに言われると腹が立つ。

「お前に代わって、俺がエミリア様の婚約者になってやるから安心しろ」

 それは正直どうでもいい話だ。もしドSのエミリアと結婚したら……俺は家に帰らない夫になりそうだからな。そもそも、無能なデイドがエミリアの婚約者になれるはずがない。

「お前は前から気に食わなかったんだ……突然現れてエミリア様の婚約者になり、勇者パーティーに入りやがって。それだけじゃ飽き足らず、領主の座まで狙ってきた。親子共々、このまま五体満足でドルドランドから出られると思うなよ!」

 デイドが声を発すると、取り巻き達が俺達を囲んできた。


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