婚約破棄小説一覧
その日、ローザリア王国では革命が起きた。
民を顧みず贅沢の限りをつくした王に反旗を翻し、革命軍が蜂起したのだ。
ローザリア王国王女であるエメイラ・トゥレヤ・ラーズィリア・ロゼヴァルトは戦火にまみれた王宮で、ただ静かに自分が処断されるその時を待っていた──。
死を覚悟する偽りの王女と、その革命軍の中心に立つ本来の王家の血筋をもつ『彼』の在りし日の面影の話。
※ムーンライト様にも掲載しています。
短編書きたい欲を満たすために勢いで書いたので設定がふわっとしているところがあります。
文字数 10,497
最終更新日 2024.06.02
登録日 2024.06.02
学園の中庭で繰り広げられる婚約破棄騒動。
婚約破棄してみたいブームに乗り、遊ぶ学生たち。
でも、そこにはマジで破棄する気の者も混ざったりして。そんなブームも騒ぎも他人事だと思っていた少女が、婚約破棄されてしまい?
*外部サイトにも掲載しています。
文字数 3,542
最終更新日 2024.06.02
登録日 2024.06.02
侯爵家令嬢アデラの幼い頃からの婚約者であるレナードは、いつしか義妹ばかり優先するようになっていた。まだ家族になったばかりなのだから、時間が必要なのだろう。アデラはそう思って、婚約者同士のお茶会に義妹が乱入してきても、デートの約束を一方的にキャンセルされても、静かに見守っていた。
けれどある日、アデラはふたりの会話を聞いてしまう。それはアデラを蔑ろにし、ふたりで愛し合っているかのような内容の、酷いものだった。
そんなに義妹が好きなら、彼女と結婚すればいい。
そう思ったアデラは、彼らを後押しするために動き出した。
※以前掲載した短編の、長編版です。
文字数 148,957
最終更新日 2024.06.02
登録日 2023.12.23
レイス家の長女、フィオナは婚約者のラルフから婚約破棄されてしまう。
しかも、3年以上待った末の婚約破棄だった。
それは実家の資産を継げず、路頭に迷うことも意味した。
ラルフの不誠実な態度に憤りを覚えるものの、仕方なくフィオナは得意の黒魔術で生活費を稼ぐ日々を送るが、ある日、ラルフに恨みを持つという青年が現れる。
フィオナは彼に呪いのアイテムを渡して、復讐をサポートすることになるが……。
黄昏迫る暗黒街で、黒魔術師フィオナの冷酷な結婚が始まる。
7話完結予定の短編です。
小説家になろう、カクヨム様にも掲載しています。
文字数 25,307
最終更新日 2024.06.02
登録日 2024.06.01
今まで投稿していた異世界恋愛短編をまとめました。
◆英雄となった幼なじみに婚約破棄された見習い聖女は、白い花を胸に抱いて追放される
◆悪役令嬢は真実の愛なんて信じない
◆後宮の雑草令嬢は愛を令嬢力(物理)で掴み取る
◆何もしなかった悪役令嬢と、真実の愛で結ばれた二人の断罪劇
◆白い絹とレースの手袋は幸福をもたらさない
◆お前を愛することはないと夫に言われたので、とても感謝しています
◆「あなたの謝罪にそんな価値があるとでも?」~婚約破棄された令嬢はやり直さない
※小説家になろうにも掲載しています
文字数 46,450
最終更新日 2024.06.02
登録日 2024.06.01
公爵令嬢マリーの婚約者は第一王子のエルヴィンであった。しかし、エルヴィンが本当に愛していたのはマリーの妹であるアンナで…。一方、マリーは幼馴染のアランと親しくなり…。
文字数 11,337
最終更新日 2024.06.02
登録日 2024.05.31
──10年前。
神託に従い魔界の扉の封印の為に『勇者』『剣士』『魔導士』『聖女』の4人を王宮に招請することになった。
指名された4人のうち二人はなんと、まだ8歳の子供……そのひとりがナディーヌであり、また、もうひとりは第一王子クロヴィスだった。
無事帰還を果たしたあと、婚約を果たしたナディーヌとクロヴィス。
王となるべく育てられた第一王子のクロヴィスの為にナディーヌは精一杯努力したのだが、卒業パーティーの際、『次代の国母には相応しくない』と婚約を破棄されてしまう。
※ざまぁはありません
※ラブコメです
※設定はユルいです
※他サイトからの転載
文字数 13,090
最終更新日 2024.06.02
登録日 2024.06.01
完璧な令嬢であれとヴェルセット公爵家令嬢クラリッサは期待を一身に受けて育ったが、婚約相手のイアムス王国デルバート王子はそんなクラリッサを嫌っていた。挙げ句の果てに、隣国の皇女を巻き込んで婚約破棄事件まで起こしてしまう。長年の王子からの嫌がらせに、ついにクラリッサは心が折れて行方不明に——そして約十二年後、王城の古井戸でその白骨遺体が発見されたのだった。
一方、隣国の法医学者エルネスト・クロードはロロベスキ侯爵夫人ことマダム・マーガリーの要請でイアムス王国にやってきて、白骨死体のスケッチを見てクラリッサではないと看破する。クラリッサは行方不明になって、どこへ消えた? 今はどこにいる? 本当に死んだのか? イアムス王国の人々が彼女を惜しみ、探そうとしている中、クロードは情報収集を進めていくうちに重要参考人たちと話をして——?
文字数 78,667
最終更新日 2024.05.31
登録日 2024.05.27
公爵令嬢マーガレットの妹ローズはいつもマーガレットに嫉妬していた。マーガレットに婚約を申し込む貴族は多く、マーガレットは絶好調…そんなマーガレットを憎むローズはマーガレットの婚約者候補を順番に葬り去る計画を立てたのだった。
文字数 13,787
最終更新日 2024.05.31
登録日 2024.05.27
公爵令嬢フェリシアは、8年に及ぶ婚約関係にあった王太子レイモンドから、ある日突然、前代未聞の「誠実な」婚約破棄を提示された。
彼にしなだれかかる令嬢も、身に覚えのない断罪とやらもない。賠償として、レイモンドはフェリシアが婚姻するまで自身も婚姻せず、国一番の金山と、そして、王位継承権まで、フェリシアに譲渡するという。彼女は承諾せざるを得なかったが、疑問を覚えてしまう。
どうして婚約破棄をするの?どうしてここまでの賠償を――?
色々考えているものの、結論は考えていないものと大差が無くなってしまうヒロインと愛が深すぎて溺愛を通り越してしまったヒーローの話です。
文字数 41,121
最終更新日 2024.05.31
登録日 2024.05.18
辺境から王都まで旅をしてきた少女は、王都にある「学園記念サロン」で大事な人の到着を待っていた。遠方からのその待ち人がなかなか来ない中、毎日毎日変なカップルに絡まれ続けることになるのだが。
文字数 19,174
最終更新日 2024.05.30
登録日 2024.05.30
☆R15作品として書いてましたが、内容が妖しくなってきたのでR18作品に変更します。
直接的ないやらしい擬音の表現はありませんが、性的な描写が増えそうなので、変更です。
お気に入りにしてくれてる方々、申し訳ありませんm(_ _)m
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『ジュリエッタ・メルセデス公爵令嬢!数々の非道な行い、王族として見過ごすわけにはいかない!』
学園祭の最終日、ダンスホールで壁の華になってたわたくしに、壇上から婚約者のアルファード第一王子殿下が意味不明な言葉を投げ掛けた。
(あの方が王子殿下だったのね。初めて知りましたわ)
クラウン王国の国王がジュリエッタの叔父。父親は王弟。メルセデス公爵家はただの高位貴族ではない。歴とした王族である。
壇上で取り巻きに囲まれジュリエッタに吠えているのは、従兄弟であり婚約者でもある。ただ、一度も会ったことはない。
『貴様は、義姉である美しいアイリスに嫉妬し、暴虐の限りを尽くした!よって今此処で処分を言い渡す!』
ジュリエッタは冷たい眼差しで見据え、次の言葉に耳を疑った。彼女はそのまま捕らえられ……
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※異世界逆転移物語。
※R18作品。残虐シーンは有りません。
※ちょいエロです。ガッツリはたぶん有りません。
※異世界の令嬢が、日本に転移して溺愛される話です。
※気まぐれ更新(1日1回更新は目指す予定です)
文字数 115,494
最終更新日 2024.05.30
登録日 2024.05.11
成り上がりの男爵家に生まれた姉妹、ヘスティアとデボラ。
美しく貴族らしい金髪の妹デボラは愛されたが、姉のヘスティアはみっともない赤毛の上に火傷の痕があり、使用人のような扱いを受けていた。
デボラは自己中心的で傲慢な性格であり、ヘスティアに対して嫌味や攻撃を繰り返す。
火傷も、デボラが負わせたものだった。
ある日、父親と元婚約者が、ヘスティアに結婚の話を持ちかける。
辺境伯家の老人が、おぼつかないくせに色ボケで、後妻を探しているのだという。
こうしてヘスティアは本人の意思など関係なく、辺境の老人の慰み者として差し出されることになった。
ところが、出荷先でヘスティアを迎えた若き美貌の辺境伯レイモンドは、後妻など必要ないと言い出す。
そう言われても、ヘスティアにもう帰る場所などない。
泣きつくと、レイモンドの叔母の提案で、侍女として働かせてもらえることになる。
いじめられるのには慣れている。
それでもしっかり働けば追い出されないだろうと、役に立とうと決意するヘスティア。
しかし、辺境伯家の人たちは親切で優しく、ヘスティアを大切にしてくれた。
戸惑うヘスティアに、さらに辺境伯レイモンドまでが、甘い言葉をかけてくる。
信じられない思いながらも、ヘスティアは少しずつレイモンドに惹かれていく。
そして、元家族には、破滅の足音が近づいていた――。
※小説家になろうにも掲載しています
文字数 104,820
最終更新日 2024.05.29
登録日 2024.05.02
ある国の平民街のアパルトマンの一室で貴族や王族まで通う予約がなかなか取れないと有名な恋愛相談所がある。貴族の恋に悩む乙女とその親が足繁く通うそこの主はピンクの髪をしたメアリーと言う女性だった。相談者にむけて彼女はあるカップルの恋の顛末を語って聞かせるのであった。小説家になろうにも掲載しています。
文字数 6,629
最終更新日 2024.05.29
登録日 2024.05.29
第二皇子にフられてしまったナオミ・スレイマニ。たが彼のことを深く愛しているかと問われれば「そうでもない」と答える自信が彼女にはあったので、実際、そこまで凹まなかった。ただし、いい年こいた「公爵令嬢」が未婚だとそれなりにみっともない。だからといって、ナオミは焦るようなニンゲンでもない。だから恋愛等については成り行きに身を任せようくらいに考えていたのだが、そこに若くして位を継いだ伯爵エアーズがいきなり現れ――。
※他サイトにも掲載しています。
文字数 3,996
最終更新日 2024.05.28
登録日 2024.05.28
幼い頃から辛くて苦しい妃教育に耐えてきたオリヴィア。厳しい授業と課題に、何度も心が折れそうになった。特に辛かったのは、王妃にふさわしい体型維持のために食事制限を命じられたこと。
とても頑張った。お腹いっぱいに食べたいのを我慢して、必死で痩せて、体型を整えて。でも、その努力は無駄になった。
婚約相手のマルク王子から、無慈悲に告げられた別れの言葉。唐突に、婚約を破棄すると言われたオリヴィア。
アイリーンという令嬢をイジメたという、いわれのない罪で責められて限界に達した。もう無理。これ以上は耐えられない。
そしてオリヴィアは、会場のテーブルに置いてあったデザートのケーキを手づかみで食べた。食べながら泣いた。空腹の辛さから解放された気持ちよさと、ケーキの美味しさに涙が出たのだった。
※本作品は、少し前に連載していた試作の完成版です。大まかな展開や設定は、ほぼ変わりません。加筆修正して、完成版として連載します。
※カクヨムにも掲載中の作品です。
文字数 47,951
最終更新日 2024.05.28
登録日 2024.05.09
皇太子のフィアンセである公爵令嬢カタリーナ。彼女はある日突然、皇太子から婚約解消の旨を告げられた。理由は「ほかに好きな女ができたから」。無情な事実を聞かされ、カタリーナはいよいよ人間不信に陥った。誰を信じることもせず、場合によっては身の回りのニンゲンに当たり散らす。悪徳でも悪役でもいいが、自分が嫌な奴になってしまったことくらい、カタリーナはわかっていた。
※他サイトにも掲載しています。
文字数 4,219
最終更新日 2024.05.28
登録日 2024.05.28
色々拗れてるお話。
世界を救った勇者様の婚約者だった女の子が、お互いのために身を引いたはずが何故かその後勇者様に捕まったお話。
御都合主義の短いお話。
ぶっ壊れてるけどここから癒していくから多分ハッピーエンド。
小説家になろう様でも投稿しています。
文字数 2,955
最終更新日 2024.05.28
登録日 2024.05.28
婚約破棄追放のざまあです。
文字数 101,860
最終更新日 2024.05.28
登録日 2024.04.27
貧乏子爵令嬢のラシェルは、クリストフ王子に見初められ、婚約者候補となり王宮で暮らすことになった。しかし、王妃の宝石を盗んだと、王宮を追い出されてしまう。
離宮へ更迭されることになるが、王妃は事故に見せかけてラシェルを殺す気だ。
殺されてなるものか。精霊の力を借りて逃げ切って、他人になりすまし、公爵家のメイドになった。
……なのに、どうしてまたクリストフと関わることになるの!?
若き公爵ヴァレリアンにラシェルだと気付かれて、今度は公爵の婚約者!? 勘弁してよ!
ご感想、ご指摘等ありがとうございます。
文字数 141,217
最終更新日 2024.05.27
登録日 2024.05.03
王太子妃であるベアトリーチェと踊るのは最初のダンスのみ。落ち人のアンナとは望まれるまま何度も踊るのに。王太子であるマルコが誰に好意を寄せているかははたから見れば一目瞭然だ。けれど、マルコが心から愛しているのはベアトリーチェだけだった。そのことに気づいていながらも受け入れられないベアトリーチェ。そんな時、マルコとアンナがとうとう一線を越えたことを知る。――――不実なあなたを恨んだ回数は数知れず。けれど、今では感謝すらしている。愚かなあなたのおかげで『幸せ』を取り戻すことができたのだから。
※異世界転移をしている登場人物がいますが主人公ではないためタグを外しています。
※曖昧設定。
※一旦完結。
※性描写は匂わせ程度。
※小説家になろう様、カクヨム様にも掲載予定。
文字数 38,243
最終更新日 2024.05.27
登録日 2024.05.14
残念な姉と最年少でクラベル国から留学することになるような優秀な兄をもつ侯爵家の次女として生まれたルシア・エンリケス。
そんな彼女が一目惚れしたと思っていたら、それがどうやら一回り近く歳の離れた姉のやっとできた婚約者だったようだ。
ルシアは、自分だけの王子様だと勘違いしたことで、自分と別の記憶がいりまじることになり、前世を思い出すことになるのだが……。
文字数 104,612
最終更新日 2024.05.27
登録日 2024.03.23
妹の為に訪れた卒業パーティーで、突然第三王子に婚約破棄される大聖女マヤリス。更には「大聖女を騙る魔女!」と続く断罪。王子の傍らには真の大聖女だという、光魔法の癒しを使える男爵令嬢が。大した事の無い婚約破棄と断罪が、国を滅ぼしてしまうまで。
※残酷な描写が多少有り(処刑有り)念の為R15です。表現は控えめ。
文字数 10,174
最終更新日 2024.05.27
登録日 2024.05.27
学園の卒業と成人を祝うパーティ会場に響く、婚約破棄宣言。
婚約破棄された貴族令嬢は現れないが、代わりにパーティの主催者が、婚約破棄を宣言した貴族令息とその恋人という当事者の2名と話をし出した。
文字数 9,653
最終更新日 2024.05.26
登録日 2024.05.26
伯爵令息のベイジルは、クラリッサという婚約者がいながら、ネリーという子爵令嬢と浮気をしていた。
証拠を突きつけられたベイジルは、ネリーとの浮気を認めたうえで「もうこんな女とは縁を切るから、どうか許してほしい。これからはきみだけを愛すると誓うよ」と告げた。
これにクラリッサは、
「──ならば、ネリーさんと婚約してください。そうしたら、あなたを許します」
という意味不明な提案をしてきた。
はたして、クラリッサの真意とは──。
文字数 23,520
最終更新日 2024.05.26
登録日 2024.05.07
侯爵家の莫大な借金を黒字に塗り替え事業を成功させ続ける才女コリーン。
だが愛する婚約者の為にと寝る間を惜しむほど侯爵家を支えてきたのにも関わらず知らぬ間に裏切られた彼女は一人、誰にも何も告げずに屋敷を飛び出した。
流れ流れて辿り着いたのは獣人が治めるバムダ王国。珍獣ミミルキーが生息するマサラヤマン島でこの国の第一王子ウィンダムに偶然出会い、強引に王宮に連れ去られミミルキーの生態調査に参加する事に!?
魔法使いのウィンロードである王子に溺愛され珍獣に癒されたコリーンは少しずつ自分を取り戻していく。
そして追い掛けて来た元婚約者に対して少女であった彼女が最後に出した答えとは…?
完結済全6話
文字数 31,025
最終更新日 2024.05.26
登録日 2024.05.21
総入れ歯の老令嬢、ソーイ・レーバーとオレとの婚約を、親父が酔った勢いで結んできた。しかしオレは下品で醜いソーイと結婚する気など毛頭ない。
文字数 5,756
最終更新日 2024.05.25
登録日 2024.05.22
私、エミリア・デーフェクトは稀有な光属性を持つ天才魔導師である。なぜか第三王子に気に入られてしまい無理矢理婚約させられたが、私の卒業式の記念パーティーで私が殿下の幼馴染のご令嬢に嫉妬して嫌がらせをしたあげく陛下にも毒を盛ったので婚約を破棄すると声高らかに告げられた。全く身に覚えもない罪状で訳もわからぬまま死刑宣告された私は気づくと9年前に戻っていた。
──よし。やり直せるなら今度こそは大好きな人と大好きな冒険を思いっきり楽しもうじゃないか───!!!
※軽い流血・欠損表現があります。ご注意ください。
文字数 96,855
最終更新日 2024.05.25
登録日 2023.03.24
ジスカールという国で、雑草の中の雑草と呼ばれる花が咲いていた。その国でしか咲くことがない花として有名だが、他国の者たちはその花を世界で一番美しい花と呼んでいた。それすらジスカールの多くの者は馬鹿にし続けていた。
その花にまつわる話がまことしやかに囁かれるようになったが、その真実を知っている者は殆どいなかった。
そんな花に囲まれながら、家族に冷遇されて育った女の子がいた。彼女の名前はリュシエンヌ・エヴル。伯爵家に生まれながらも、妹のわがままに振り回され、そんな妹ばかりを甘やかす両親。更には、婚約者や周りに誤解され、勘違いされ、味方になってくれる人が側にいなくなってしまったことで、散々な目にあい続けて心が壊れてしまう。
その頃には、花のことも、自分の好きな色も、何もかも思い出せなくなってしまっていたが、それに気づいた時には、リュシエンヌは養子先にいた。
そこからリュシエンヌの運命が大きく回り出すことになるとは、本人は思ってもみなかった。
文字数 88,786
最終更新日 2024.05.24
登録日 2024.03.16
家族に虐げられてきたフローラ。
婚約者を姉に奪われた時、本当の母は既に亡くなっており、母だと思っていたのは後妻であり、姉だと思っていたのは異母姉だと知らされた。
失意の中、離れの部屋にこもって泣いていると、にわかに庭が騒がしくなり……?
文字数 59,527
最終更新日 2024.05.24
登録日 2024.04.20
恋愛短編集です。
作品のうち、男性主人公のものになります。R15作品のものになります。
そのため、ざまあの対象も男だったり女だったりします。いままでの作品のうち5000文字いかのものを統合していくほか、新作もアップしていきます。
文字数 13,547
最終更新日 2024.05.23
登録日 2023.09.07
タイトル統一しました!
小説家になろうにて先行公開中
https://ncode.syosetu.com/n5925iz/
残虐非道の鬼女王。若くして女王になったアリエルは、自国を導き反映させるため、あらゆる手段を尽くした。時に非道とも言える手段を使ったことから、一部の人間からは情の通じない王として恐れられている。しかし彼女のおかげで王国は繁栄し、王国の人々に支持されていた。
だが、そんな彼女の内心は、女王になんてなりたくなかったと嘆いている。前世では一般人だった彼女は、ぐーたらと自由に生きることが夢だった。そんな夢は叶わず、人々に求められるまま女王として振る舞う。
そんなある日、目が覚めると彼女は少女になっていた。
実の姉が魔女と結託し、アリエルを陥れようとしたのだ。女王の地位を奪われたアリエルは復讐を決意……なーんてするわけもなく!
ちょうどいい機会だし、このままセカンドライフを送ろう!
彼女はむしろ喜んだ。
文字数 90,368
最終更新日 2024.05.22
登録日 2024.05.08
「明日からミノスラード伯爵邸に住んでくれ」
婚約者にそう言われ、ミノスラード伯爵邸に行ってみたはいいものの、婚約者のケサス様は弟のランドリュー様に家督を譲渡し、子爵家の令嬢と駆け落ちしていた。
わたくしを家に呼んだのは、捨てられた令嬢として惨めな思いをさせるためだった。
実家から追い出されていたわたくしは、ランドリュー様の婚約者としてミノスラード伯爵邸で暮らし始める。
そんなある日、駆け落ちした令嬢と破局したケサス様から家に戻りたいと連絡があり――
そんな人を家に入れてあげる必要はないわよね?
※誤字脱字など見直しているつもりですが、やはりございます。申し訳ございません。教えていただけますと有り難いです。
文字数 26,772
最終更新日 2024.05.22
登録日 2024.05.16
とあるパーティーの席でのこと。
『アナスタシア・フレア。この場を借りて、グルー・マルクは貴方への婚約破棄を申し入れる!』
公衆の面前で、アナスタシアは婚約者であるグルーに婚約破棄を突きつけられ……!?
婚約者に搾取され続ける日々を過ごしていた没落貴族令嬢のアナスタシア・フレアの悲劇からの逆転劇!
文字数 14,729
最終更新日 2024.05.22
登録日 2024.05.20