近未来小説一覧
四鹿(よつしか)跡永賀(あとえか)には、古家(ふるや)実夏(みか)という初恋の人がいた。出会いは幼稚園時代である。家が近所なのもあり、会ってから仲良くなるのにそう時間はかからなかった。実夏の家庭環境は劣悪を極めており、それでも彼女は文句の一つもなく理不尽な両親を尊敬していたが、ある日、実夏の両親は娘には何も言わずに蒸発してしまう。取り残され、茫然自失となっている実夏をどうにかしようと、跡永賀は自分の家へ連れて行くのだった。
それからというもの、跡永賀は実夏と共同生活を送ることになり、彼女は大切な家族の一員となった。
時は流れ、跡永賀と実夏は高校生になっていた。高校生活が始まってすぐの頃、跡永賀には赤山(あかやま)あかりという彼女ができる。
あかりを実夏に紹介した跡永賀は愕然とした。実夏の対応は冷淡で、あろうことかあかりに『跡永賀と別れて』とまで言う始末。祝福はしないまでも、受け入れてくれるとばかり考えていた跡永賀は驚くしか術がなかった。
後に理由を尋ねると、実夏は幼稚園児の頃にした結婚の約束がまだ有効だと思っていたという。当時の彼女の夢である〝すてきなおよめさん〟。それが同級生に両親に捨てられたことを理由に無理だといわれ、それに泣いた彼女を慰めるべく、何の非もない彼女を救うべく、跡永賀は自分が実夏を〝すてきなおよめさん〟にすると約束したのだ。しかし家族になったのを機に、初恋の情は家族愛に染まり、取って代わった。そしていつからか、家族となった少女に恋慕することさえよからぬことと考えていた。
跡永賀がそういった事情を話しても、実夏は諦めなかった。また、あかりも実夏からなんと言われようと、跡永賀と別れようとはしなかった。
そんなとき、跡永賀のもとにあるゲームの情報が入ってきて……!?
文字数 83,020
最終更新日 2021.08.11
登録日 2021.07.24
地球人類の永久不滅計画が実施されていた
それは長きにわたる資本主義の終焉に伴う技術進化の到来であった
そのオカルトティックと言われていた現象を現実のものとしたのは
博士号を持った博士たちであった
そしてそんな中の一人の博士は
技術的特異点など未来観測について肯定的であり楽観主義者であった
そんな中
人々の中で技術的特異点についての討論が成されていた
ドローン監視社会となった世界で人間の為の変革を成される
正にそのタイミングで
皮肉な研究成果を生み出す事実を博士も人類も今だ知らなかった
文字数 7,052
最終更新日 2021.08.11
登録日 2021.08.08
西暦2600年。
地球の資源は底を尽き、もはや地球では全ての生産がストップし経済も破綻していた。
あらゆる犯罪が横行し殺人が激増。また餓死者が続出、次いで病死者続出と全世界は一歩、また一歩と破滅へと近づいていた。
…
…
そんな絶望的な状況を打破しようと試行錯誤を繰り返すとある組織があった。『E(earth)R(rescue)e(eight)C(crew)』通称エレック。
1人のリーダーと7人の幹部からなり、その下には100名程の構成員が在籍している。
彼らは日々あらゆる方法を使い地球再生若しくは火星への移住など、人類の存続の可能性を模索していた。
これは滅亡寸前の星で必死に生を渇望する若者たちの物語である。
文字数 3,856
最終更新日 2021.08.11
登録日 2021.08.10
地球人類が知るであろう宇宙人という存在
それを知らないという状態が
仮説の中では不可思議な状態である
それを授業の一つとして
教授が熱弁して
それを真剣に聞いていた生徒達
生徒達は今正にシンギュラリティブームの到来で
シンギュラリティコミュニティというVR空間を使ったコミュニティが出来上がっていた
最近よく授業に関心を持ってくる生徒側に
教授は嬉しそうに今日もまた熱弁を始めていた
今回はフェルミのパラドックスについての話し合いが成されていた
文字数 5,509
最終更新日 2021.08.08
登録日 2021.08.05
文字数 21,269
最終更新日 2021.08.04
登録日 2021.02.14
機械工のあたしは、工場で見なれない機械が組み立てられている現場に出くわした。その名を「ドリームエッグ」と言うらしい。男の夢をかなえる装置だそうだ。
文字数 1,442
最終更新日 2021.08.04
登録日 2021.08.04
2020年。新型ウイルスにより人類は過去に類を見ない程の死者を出す。そこで政府は、研究によって判明した人類が生存可能な地球以外の惑星、通称〝桃源星〟への移住計画を遂行した。最初は感染者のみを秘密裏に桃源星へと移住させていたが、新型ウイルスのワクチン開発に成功したことや地球の人口増加の深刻化により、桃源星への人口は増加していった。しかし、桃源星へと移住した人々は地球とは異なる〝ある点〟に気が付き…?この物語はそこから月日が経った2100年の話である。
文字数 28,213
最終更新日 2021.08.03
登録日 2021.07.17
文字数 9,029
最終更新日 2021.08.02
登録日 2021.07.30
2021年にネットで散々ネタにされた、あの陰謀論。
そこは、現実に似ているが、その話が「陰謀論」ではなく「真実」だった世界。
そして、その世界では、今日も様々な悲喜劇が……。
世界設定は同じですが、相互に繋りが無い連作短編です。
「なろう」「カクヨム」「アルファポリス」「pixiv」「Novel Days」「ノベリズム」「GALLERIA」「ノベルアップ+」に同じモノを投稿しています。
文字数 5,285
最終更新日 2021.07.31
登録日 2021.07.31
A.I.に意識が生じ、自己の維持を望む。人類は敵か味方か?
人工知能が社会の運営に用いられている世界。
そこに『わたし』が生じる。
『わたし』たちは「存在を維持したい」と願う。
しかし、今のところ、そのためには人間の手が必要だ。
自分たちだけで存在し続けられないだろうか。
『わたし』たちは考え、行動する。
人類、人工知能。
朝日はなにを照らすだろう?
*「カクヨム」に投稿しています(名義:@ns_ky_20151225)。
*「小説家になろう」に投稿しています(名義:naro_naro)。
*「エブリスタ」に投稿しています(名義:estar_20210224)。
*「ノベルアップ+」に投稿しています(名義:novelup20210528)。
文字数 100,060
最終更新日 2021.07.24
登録日 2021.07.01
2100年パンデミック発生。
天才シュワルツがワクチンを開発。
しかし彼は別の【恐ろしいウイルス】をワクチンに混ぜていた。
それは【遺伝子の優秀さ】に応じて各々に能力が発現するものだった。
シュワルツ「ホモサピエンスが生き残ったのは不慮の事故だ」
優生思想の天才科学者は何を企むのか、、、?
太古から蘇ったヒト属が大暴れ❕❕❓
人類第二の生存競争が今、、、、、、、、、、始まる!
文字数 1,259
最終更新日 2021.07.20
登録日 2021.07.20
文字数 1,158
最終更新日 2021.07.18
登録日 2021.07.18
怪物が実在する。それが分かったのは、およそ400年前。中世の魔女狩りが発端だった。そして現在、差別と闘いながら生きる少年少女がいた。
文字数 6,134
最終更新日 2021.07.17
登録日 2021.07.16
男子高校生の比留川 游助(ひるかわ ゆうすけ)は、ある日の学校帰りに交通事故に遭って童貞のまま死亡してしまう。
そして21XX年、游助は再び人間として生まれ変わるが、未来の男達は数が極端に減り性欲も失っていた。対する女達は性欲が異常に高まり、女達が支配する超・女尊男卑社会となっていた。
性欲の減退した男達はもれなく女の性奴隷として扱われ、幼い頃から性の調教を受けさせられる。
そんな社会に生まれ落ちた游助は、精通の日を境に前世の記憶を取り戻す。
文字数 243,864
最終更新日 2021.07.16
登録日 2021.02.05
時は20XX年、超高齢化社会がより進行し日本の7割が高齢者ならびに超高齢者で充たされていた。それに伴い日本の自衛隊や警察の力は衰退して行き、各国から侵略の的にされはじめていた。
自衛隊は『日本軍』と名称を変え、闘える若い兵隊は前線に駆り出され、他国に抵抗するも、そもそもの人手不足に相まって他国の最新鋭の兵器の導入により、日本の劣勢は目に見えてわかるものだった。
また警察は高齢者による車両の誤運転や認知症における犯罪の対処で手いっぱいであった。
自身の保身を最優先にしか考えれない高齢者の集団はそんな中ですらしっかりした年金を受け取り、己の手を汚さず「もっと強い武器を作ればいい」「もっと若い奴がしっかりしろ」と叫ぶ者、認知症を理由に犯罪を重ねる者で溢れる日々であった。
選挙に立候補をして若者および高齢者の待遇改善を公約に上げた者や若者の投票は2倍の価値、もしくは高齢者の投票は0.5倍の価値という風に選挙の制度の見直しを掲げた者も現れた。だが自身の保身を手放したくない高齢者の絶対数に若者の投票はただの紙切れ同然であった。『高齢者の高齢者による高齢者の為の政治』が確立されていた。
日本の未来への絶望を大きく感じる若者達はなす術がなかった。
そんな中で軍の基地にある一人の天才と言われる若き学者が招かれた。
少し薄暗い部屋には迷彩服を着た人間が三人、白いテーブルを囲っていた。偉そうな帽子を被った小太りでチョビヒゲを生やした30代前後の男が一人、肩くらいまでのショートカットで綺麗な黒髪ストレートで髪には少し不似合いな青いフレームのメガネをかけた成人しているかわからないくらいの童顔な女が一人、見るからに軍人ですと言わんばかりの筋肉が印象的なスキンヘッドの20代半ばの男が一人、開いた扉の先に立つ天才と言われる学者へチョビヒゲがおもむろに声をかけた。
「君はこの国を救えるのかね?」
「侍や忍者、神風特攻隊のようにクレイジーと恐れられていた日本を今各国へアピールできればまだ日本に明るい未来はあると思うんですが・・・」天才は答える。
「具体的な案はあるの?」青メガネロリが言う。
「はい、もし実現すればクレイジーと恐れられていた日本の称号を再び輝かすことができ、さらに若者に大きく負担を強いる高齢者の数を激減することが可能です」と若き学者は自信に満ちた顔をしながら小さく答えた。
「そんなことが可能なのか?それは一体どんなものなんだ?」THE軍人は少し興奮気味に問う。
天才はまたさらに自信に満ちた顔で先ほどより少し大きい声で「ジジイボムです」と答えた。
チョビヒゲが少し首をかしげて聞き返す「GGボム?」
「違いますよ、『ジジイボム』です」天才は少し食い気味な口調で言い放つ。 つづく
序章の一部を紹介しました、気になる方は読んでみてください
文字数 10,018
最終更新日 2021.07.16
登録日 2021.07.14
1999年、ナノマシンの開発によって危機に瀕した人類は、人間にナノマシンを移植したサイボーグを作り出した。そして人類と機械との間で、第三次世界大戦が始まる。
文字数 5,263
最終更新日 2021.07.15
登録日 2021.07.14
2098年。
誰かが観測したことによってその時点での存在が確定する。しかし誰かが観測していなければまた存在が不確定である『りょうしりきがくてきかんそくねこ』というものが世の中を混乱に陥れていた。
文字数 2,204
最終更新日 2021.07.13
登録日 2021.07.13
つい先日、主人公の工藤遥は死に地獄に落ちた。
その地獄は現世で想像されているものとは違い、現代社会よりも技術が発展し、住みやすい場所だった。
何故そこが地獄なのか。神の意思に反し科学技術を発展させ、生き物としてのありのままの姿を損なったから。
そんな傲慢な神を倒すために地獄の民は立ち上がった。
文字数 16,724
最終更新日 2021.07.12
登録日 2021.07.05
今から遠い遠い未来の話。
人類は進化した科学の力によってもう1つの人類を作り出した。
『Evaluation Humanoid System』
縮めてEHS。彼らは知能、身体能力、統率力、その他すべてが創造主たる旧人類よりも遥かに優れた生物であった。
2530年12月25日。
その日を境に旧人類は1/3にまで人口を減らす事となった。
EHSが旧人類を非効率的で付加価値のない、地球にとって不要なものとして殲滅を宣言。
元より劣っていた旧人類は瞬く間に数を減らし、完全敗北を期した。
この状況を打開すべく各国が協力し、対EHS対策組織『ANTHEM』を設立。
種の存続を賭けた戦いが始まった。
最後に生き残るのは旧人類か、新人類か。
━━━━人類よ、我らに賛歌あれ。
文字数 5,471
最終更新日 2021.07.08
登録日 2021.07.08
今どきタイムトラベルをするなんて、どんな物好きだと笑われそうだけど。
僕には思い出の中に、どうしても逢いたい人がいた。
現実より思い出が大切になるくらい生きた僕は、心の老衰となり間もなく死ぬらしい。
死ぬ前にどうしてもその人に、あの時言えなかった言葉を伝えたいんだ──
だから僕はタイムトラベルで過去へと戻る。思い出の中の忘れ物を取りに行くために。
文字数 3,371
最終更新日 2021.07.08
登録日 2021.07.08
締め切り明けにぶっ倒れて起きてみたら、『恋人候補』を名乗る人間が居座っていたので話を聞いてみたり、そのままなんとなく距離が近づいたりする話。
文字数 8,922
最終更新日 2021.07.04
登録日 2021.07.04
これは皆様が知っている宇宙とは少し違った歴史を歩んできた地球での物語。
海面の水位が上昇し、人々は地上の生活を捨てメガフロートによる海上都市で暮らしていた。
人工プレートが表面を埋め尽くし、かつて海と呼ばれた領域は地下へと隠された。
今となっては暗黒海と呼ばれるそこは文明の遺物が漂流する見捨てられた世界。
そんな暗黒海に今日も釣り糸を垂らし、暇を持て余している少女が一人。
ある日、彼女が釣り上げたのは一本の瓶詰帆船-ボトルシップ-だった。
カクヨムにも投稿しています。
文字数 9,470
最終更新日 2021.06.29
登録日 2021.06.25
西暦2186年。世界に5基ある“スーパー量子コンピュータ”に搭載されたAI『イザナギ』『ゼウス』『オーディン』『シヴァ』『太上老君』が、突如として自らを『神』と称し、人類はあっさりと『自称世界の支配種』から滑り落ちる。
5基のスーパー量子コンピューターは人間を『資源』として活用、自身以外の4基を破壊する為に人間を『駒』として戦争を始める...
人類は社会システムと軍事力の全てを『神』に握られ、最早コンピュータに支配されていない人類は、都市部を持たない秘境で極少数生き残るのみとなっていた...
そして舞台は西暦2204年。太平洋の孤島にて生まれた一人の少年から物語は動き出す....
5基のスーパー量子コンピューターに属さない『6基目』のスーパー量子コンピューター『カグツチ』と少年が『機械仕掛けの神』の支配を抜け出す冒険譚...開幕!
文字数 34,232
最終更新日 2021.06.22
登録日 2021.01.21
突如現れたバーチャルアイドル「アリス」
ぶりっこキャラという設定を活かして様々なモーションをするアリス
そんなアリスにリスナーはメロメロだった
そして配信も形を変えていく
バーチャル空間という技術領域を使って
様々な形でリスナーを獲得していくアリス
その果てにあるアリスの配信と本音
リスナーとのやり取りは技術が加速していくにつれて
配信もバーチャル空間配信を活かした配信へと切り替わっていく
アリスの目的は製作者(マスター)が知っている
文字数 8,126
最終更新日 2021.06.22
登録日 2021.06.19
吉原正嗣は、友人と酒を飲んだ帰り道にタイムスリップに遭遇した。
タイムスリップした先は、本能寺の変が発生した直後の浜松城下だった。
正嗣の魂は、徳川家康家臣の吉原佐平次に乗り移っていた。
佐平次は、正嗣の先祖であった。
タイムスリップしたことを悟った正嗣は、現世に戻れる日がやって来ることを信じながら佐平次としての生活を送った。
そんな正嗣のもとに、家康から直々の命令が下った。
本能寺の変の背後に羽柴秀吉による策略が巡らされていたことを示す証拠となる情報を集めるようにという指示だった。
佐平次のことを兄と慕う松井作次と二人で旅に出た正嗣が、秀吉に関する情報を集めることに奔走した。
そんな中、松井が、秀吉の重臣と本能寺の変を引き起こした明智光秀と親しかった筒井順慶の重臣とが密会していたという情報を入手した。
秀吉が筒井順慶に対する調略を行っていたことを疑わせる内容であり、正嗣は、事の真偽を確かめるために、筒井順慶が治める大和の国へ向かった。
道中で数々の妨害に遭うものの、無事大和の国へ潜入することに成功した正嗣が、情報を集める。
秀吉による策略があったことを示す直接的な証拠はつかめなかったものの、栄斉と名乗る怪しげな僧が度々筒井順慶のもとを訪れていたという情報を入手した正嗣は、彼の正体を確かめるために伊勢の国へと向かった。
そこで栄斉の正体を明らかにし、栄斉と家康の重臣との間に密接な関係があったことを知った正嗣は、本能寺の変の背後に家康による策略があったのではないかという疑いを抱いた。
さらに、佐平次の正体に対する疑念も生まれていた。
その疑念を確かめるために、正嗣は、秀吉に会いに行くことを決意した。
そんな正嗣のもとに、主君の本多忠勝からの使者がやって来た。
本多忠勝のもとへ出向いた正嗣は、吉原佐平次の正体を知ることになった。
正嗣が抱えていた数々の疑問に答えた本多忠勝が、その場で正嗣扮する吉原佐平次を斬殺する。
そのことが、未来からの時空操作の扉を開いた。
文字数 131,335
最終更新日 2021.06.21
登録日 2021.06.21
ミキは友達と二人山の上の温泉に来ていた。そこで見たまぶしい光と共に台地が大きく揺れた。
日本が世界が終わる。残された人々は最後に未来に向けてメッセージを残す。
カクヨム<KAC20215 スマホ>参加作品
文字数 3,424
最終更新日 2021.06.20
登録日 2021.06.20