ざまあ小説一覧
「早速だけど、カレンに子供が出来たんだ」
隣に居る座ったままの栗色の髪と青い眼の女性を示し、ジャンは笑顔で勝手に話しだす。
「離れには子供部屋がないから、こっちの屋敷に移りたいんだ。部屋はたくさん空いてるんだろ? どうせだから、僕もカレンもこれからこの屋敷で暮らすよ」
三年間通った学園を無事に卒業して、辺境に帰ってきたディアナ・モンド。モンド辺境伯の娘である彼女の元に辺境伯の敷地内にある離れに住んでいたジャン・ボクスがやって来る。
ドレスは淑女の鎧、扇子は盾、言葉を剣にして。正々堂々と迎え入れて差し上げましょう。
妊娠した愛人を連れて私に会いに来た、無法者をね。
本編九話+オマケで完結します。*2021/06/30一部内容変更あり。カクヨム様でも投稿しています。
随時、誤字修正と読みやすさを求めて試行錯誤してますので行間など変更する場合があります。
拙い作品ですが、どうぞよろしくお願いします。
文字数 15,123
最終更新日 2021.07.02
登録日 2021.06.21
「お姉さま、ずるいわ!」
この言葉を何回聞いたことだろう。何千、何万で事足りるだろうかと、アデライドは辟易した。
妹であるルルリアの「ずるいずるい」と言う攻撃は数年前から始まり、アデライドもルルリアも成人し、アデライドが婚約者のミネルヴァとの結婚を数か月後に控えた今日日まで続いている。
この癇癪が始まった始めの方は、両親も笑って見ていたが、徐々にこれは冗談では済まされないぞと顔色を変えていき、最近では頭を抱えている。
「お姉さまの宝石の方が大きし色も綺麗だわ!お姉さま、この髪留めちょうだい!」
今回は、この前オーダーメイドで作った髪留めが、ずるいらしい。ルルリアも自分でデザインして作ったものが目の前にあるのに、だ。
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ずるいずるいと言う妹とそれに辟易する姉とその婚約者達のお話です。
人気のずるい妹ものを書いてみました。
スリラーな描写がありますので、お気を付け下さい。
小説家になろうにも投稿しております。
文字数 10,372
最終更新日 2021.06.30
登録日 2021.06.30
王宮で開催されている今宵の夜会は、この国の王太子であるアンデルセン・ヘリカルムと公爵令嬢であるシュワリナ・ルーデンベルグの結婚式の日取りが発表されるはずだった。
「シュワリナ!貴様との婚約を破棄させてもらう!!!」
「ごきげんよう、アンデルセン様。挨拶もなく、急に何のお話でしょう?」
「言葉通りの意味だ。常に傲慢な態度な貴様にはわからぬか?」
どうやら、挨拶もせずに不躾で教養がなってないようですわね。という嫌味は伝わらなかったようだ。傲慢な態度と婚約破棄の意味を理解できないことに、なんの繋がりがあるのかもわからない。
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シュワリナが王太子に婚約破棄をされ、王様と結婚することになるまでのおはなし。
小説家になろうにも投稿しています。
文字数 8,006
最終更新日 2021.06.30
登録日 2021.06.30
「うちの学園には君のような落ちこぼれは必要ないのですよ。分かりますよね?」
魔術学園の落ちこぼれであるレイスは、突如担任教師から追放宣告を受けてしまう。理由は単純で、レイスが召喚魔法を使えないから。もう一つはレイス本人が嫌いだから。
『だが――白状するとレイスは召喚魔法が使える』
『今まであえて使ってこなかっただけなのだ』
レイスは目立ちたくないから能力を隠していただけで実際のステータスは全て一般の召喚師より遥かに高い。次の学園では追放されないよう、本気を出してトップにまで成り上がろうと決意したレイスは、転校先の学園で無双しまくる。
噂を聞いたレイスを追放した担任は連れ戻そうと多額の金貨を持って学園に訪れるが……結果はお察し。
文字数 16,254
最終更新日 2021.06.29
登録日 2021.06.24
「セリアさん、単刀直入に言いますね。ルーカス様と別れてください。」
……これは一体、どういう事でしょう?
いきなり現れたルーカスの愛人に、別れて欲しいと言われたセリア。
ルーカスはセリアと結婚し、スペクター侯爵家に婿入りしたが、セリアとの結婚前から愛人がいて、その愛人と侯爵家を乗っ取るつもりだと愛人は話した……
設定ゆるゆるの、架空の世界のお話です。
全6話で完結になります。
文字数 6,703
最終更新日 2021.06.29
登録日 2021.06.26
浮気をした夫と姑を交えて、今後について家族会議をすることにした。
話し合いをしていると、姑がどうも息子をかばい、話が進まない。
過保護すぎる姑の行動に怒りが込み上げてきた私は…
文字数 1,407
最終更新日 2021.06.28
登録日 2021.06.28
公爵令嬢ロザリンド・フォークロアは、卒業パーティーの会場で王太子とその側近に断罪される。
だが彼女の脳内に流し込まれる記憶によれば、ここは乙女ゲームの世界ではなく、それをモチーフとした死罠満載の脱出系フリーホラーゲームだっだ。
文字数 27,989
最終更新日 2021.06.27
登録日 2021.06.27
2人の少女が人の来ない場所で話し合いをしていた。ある問題のある教師についてだ。女子生徒の体を触る。その標的にされた友人に訴える。
噂には、友人を悪く言うものまで入ってきた。このままでは婚約破棄って事も最悪かんがえられる。
彼女のせいじゃないのに。成長してきた体は、大人に近いがまだ未成熟。うまく回避できない今の年齢を狙っているらしい。
できないなら、アイツを消さないと。あの教師が消えてほしい。変態消えて
文字数 1,068
最終更新日 2021.06.27
登録日 2021.06.27
「ベルーナ・ディボラ嬢! 貴女との婚約を破棄する!!」
結婚前パーティーで突然婚約者であるディデリクス王子から婚約破棄を言い渡されるベルーナ。婚約破棄をされるようなことをしでかした覚えはまるでないが、ベルーナは抵抗することなく「承知致しました」とその宣言を受け入れ、王子の静止も聞かずにその場をあとにする。
「ぷはー!! 今日は宴よ! じゃんじゃん持ってきて!!」
そしてベルーナは帰宅するなり、嬉々として祝杯をあげるのだった。
※他のサイトにも掲載中
文字数 20,608
最終更新日 2021.06.27
登録日 2021.06.24
迷子ですか?いい歳した男が。まあ貴方が住んでいた家ですの?帰ってきたのはいつですかね。
私が家に入れないと怒りますけど、ここはもう貴方を迎え入れるいえではありません。
実家に帰ってたら?
愛人の家に帰るんでしょう?この家は窮屈で嫌だって。
もう、貴方は他人よ。
文字数 426
最終更新日 2021.06.24
登録日 2021.06.24
「彼女は私のことを好きなんだって。だから君とは婚約解消しようと思う」
他の女性に言い寄られて舞い上がり、10年続いた婚約を一方的に解消してきた王太子。
今まで婚約者だと思うからこそ、彼のフォローもアドバイスもしていたけれど、まだそれを当たり前のように求めてくる彼に驚けば。
「君とは結婚しないけれど、ずっと私の側にいて助けてくれるんだろう?」
貴方は私を母親だとでも思っているのでしょうか。正直気持ち悪いんですけれど。
王妃様も「あの子のためを思って我慢して」としか言わないし。
あんな男となんてもう結婚したくないから我慢するのも嫌だし、非難されるのもイヤ。なんとかうまいこと立ち回って幸せになるんだから!
文字数 32,335
最終更新日 2021.06.22
登録日 2021.06.18
私は今、ベッドの上で仰向けに寝ながらイヤホンで女の喘ぎ声を聞いている。
女はやけに激しく喘ぎ、男を誘惑しているように聞こえた。
「これって、わざとよね…嫁の私を挑発したいのね」
ふざけてるわ…この女。
文字数 1,380
最終更新日 2021.06.21
登録日 2021.06.21
伯爵令嬢だったジョアンナは、アンソニー・ライデッカーと結婚していた。
5年が経ったある日、アンソニーはいきなり離縁すると言い出した。理由は、愛人と結婚する為。
アンソニーは辺境伯で、『戦場の悪魔』と恐れられるほど無類の強さを誇っていた。
だがそれは、ジョアンナの力のお陰だった。
ジョアンナは精霊の加護を受けており、ジョアンナが祈り続けていた為、アンソニーは負け知らずだったのだ。
精霊の加護など迷信だ! 負け知らずなのは自分の力だ!
と、アンソニーはジョアンナを捨てた。
その結果は、すぐに思い知る事になる。
設定ゆるゆるの架空の世界のお話です。
全10話で完結になります。
(番外編1話追加)
感想の返信が出来ず、申し訳ありません。全て読ませて頂いております。ありがとうございます。
文字数 12,771
最終更新日 2021.06.21
登録日 2021.06.15
貴族階級においいぇ跡継ぎは、尊重されると思うんだけど。僕の家は違った。
姉がにわがままが全て叶えられる様を、僕は見ていた。対して僕には家を継ぐ事だけそ求められ、高慢ちきな女の相手などしたくないと離れていた。
同じ家だが、勉強しているからといえば避けていられる。それでも、同じ名前で残念至極だが姉であるから噂が僕に耳にも聞こえる。
アレのお守りなんてする気はない。母と父がどうするのかは見過ごしたけど僕の代ではごめんだ。そう思っていたら、アレはやらかしたらしいと聞いた。
文字数 703
最終更新日 2021.06.19
登録日 2021.06.19
公爵令嬢の役目とは?
王家に近しい者として、国を支える。女であるからその役割は外の敵よりも、内側の敵に対抗する力だった。
そして、その力を遺憾なく発揮するべく決心を必要とした。
それをしなければ、国が終わる。王を頂きに、その柱が倒されれば腐敗していくのみ。
傀儡の王などもってのほかだがその危惧が生まれてしまったため、私は…。
文字数 760
最終更新日 2021.06.18
登録日 2021.06.18
「我が家は終わりだ。」悲劇的に言う男が、破滅を決めたのだ。
確かに手を出したのはこの男ではないが。この男の暴挙が、この結末を引き寄せた。
長男、長女、次男。虐げられた3人が、領主であり父の力を削ぐ。
貴方を父とは思わない。ただ、愚かだったと記憶にとどめるのみだ。それが私の領主代行として最後の仕事だと思う。
文字数 769
最終更新日 2021.06.15
登録日 2021.06.15
「お姉さま、死んでちょうだい」
そんな妹リコッタの言葉と共に、バルコニーにいたフローレンスは背中を強く押され死んだ───はずだった。
けれども、フローレンスは死ななかった。正確に言うと10歳の自分に時が戻っていた。
死に戻ったフローレンスはリコッタに復讐を誓う。未来がわかる彼女にしかできない復讐を……
文字数 32,735
最終更新日 2021.06.13
登録日 2021.04.27
契約違反とは、その代償を払う必要がある。それは、どんな強い力の下で契約したかにもよる。魔法は全てに及ぶ世界、命も扱える契約を破った男がいた。
その代償は彼の愛した女へ向かう。
まあ、婚約者に手を出す女だから同情も何もないけど。ケジメよね。
※公認の復讐、悲鳴あり
文字数 768
最終更新日 2021.06.12
登録日 2021.06.12
十五歳で第一王子のフロイデンと婚約した公爵令嬢のイルメラは、彼のためなら何でもするつもりで生活して来た。
だが三年が経った今では冷たい態度ばかり取るフロイデンに対する恋心はほとんど冷めてしまっていた。
そんなある日、フロイデンが「イルメラなんて要らない」と男友達と話しているところを目撃してしまい、彼女の中に残っていた恋心は消え失せ、とっとと別れることに決める。
しかし、どういうわけかフロイデンは慌てた様子で引き留め始めて――
文字数 29,938
最終更新日 2021.06.11
登録日 2021.05.15
子供を連れて買い物をした帰り、駐車場ですれ違う車に乗っていた人を見て私は愕然とする。
その2人とは、夫と双子の姉だった。
繰り返される裏切りに、とうとう私の怒りは爆発。
そして、決断する…
文字数 1,669
最終更新日 2021.06.11
登録日 2021.06.11
夫スチュワートの浮気現場を見た瞬間、前世の記憶が戻ったミリアーナ。スチュワートは前世でもミリアーナを裏切り続けた相手だった。
離縁を告げて実家に帰り、父スベン男爵に愛人の事を話すと、スベン男爵は激怒し…
「あのクソ野郎……絶対に許さない! その令嬢も同罪だ! 大切な娘を侮辱した事を後悔させてやる!」
そしてスチュワートと愛人は全てを失う事に…
設定ゆるゆるの架空の世界のお話です。
本編5話で完結になります。
もうひとつの最終回2話←最初はこちらが本当の最終回でした。アッサリ編と前世編がありますので、どちらか好きな方をお読み頂けたらと思います。
文字数 7,802
最終更新日 2021.06.09
登録日 2021.06.06
こうしてシンディは幸せに暮らしました、とさ。
前編、後編、おまけ、の三話で完結します。
カクヨム様にも投稿してる小説です。内容は変わりません。
随時、誤字修正と読みやすさを求めて試行錯誤してますので行間など変更する場合があります。
拙い作品ですが、どうぞよろしくお願いします。
文字数 6,061
最終更新日 2021.06.06
登録日 2021.06.04
双子の姉が私の愛する夫とわかって奪い取った。
二人が熱く抱き合う姿を目にした私はその現実から一度は逃げようとしたが…許せない。
嫉妬と怒りが交差する私は姉の住むアパートへと引き返した。
文字数 1,414
最終更新日 2021.06.04
登録日 2021.06.04
「もう遅い」テンプレが流行っているので書いてみました。
王子の婚約破棄と醜聞を目撃した魔術師ビギナは王国から追放されてしまいます。
しかし王国首脳陣も本人も自覚はなかったのですが、彼女は王国の国家運営を左右する存在であったのです。
文字数 11,335
最終更新日 2021.06.04
登録日 2021.06.04
没落、それは貴族社会においてその存在を貶めるー
その理由には王の命令、領地を治める能力がないと認められてしまう。まtしゃ
賠償金。私の家は、船の沈没により
その荷物が王族への上納品だったため…不興を買ってしまった。領地は半分にされ、爵位も落とされ…
婚約破棄。あっさりと捨てられた。許さない、見返すわ!
文字数 1,005
最終更新日 2021.06.02
登録日 2021.06.02
「今日こそ、クリアしてやるんだから……!」
そう意気込みながら手にしたコントローラを振りかざしてモンスターをぶっ飛ばしていたら、突然画面が真っ暗になり、のびてきた手に画面の中の引きずりこまれた女子高生・紫亜は目が覚めたら知らない場所にいた。
文字数 20,610
最終更新日 2021.06.01
登録日 2021.05.14
優雅にお茶をしていても、婦人達というのは情報に耳をそば立てている。
用意された物、その出され方にホストの人となりえお見定め今後の付き合いの参考にする。
そんな女の集まりを遊びだと殿方は言ったそうだけど、このスピードについて来れないだけじゃない?
私の夫もその1人、家柄で決めたけどなかなか合わない方向性に冷めて来た間柄。
どう修復すればいいのか?と思いきや目の覚める情報が?
文字数 810
最終更新日 2021.05.31
登録日 2021.05.31
辺境伯のセバス・ブライト侯爵に嫁いだミーシャは優秀な聖女だった。セバスに嫁いで3年、セバスは愛人を次から次へと作り、やりたい放題だった。
そんなセバスに我慢の限界を迎え、離縁する事を決意したミーシャ。
私がいなければ、あなたはおしまいです。
国境を無事に守れていたのは、聖女ミーシャのおかげだった。ミーシャが守るのをやめた時、セバスは破滅する事になる…。
設定はゆるゆるです。
本編8話で完結になります。
文字数 6,838
最終更新日 2021.05.31
登録日 2021.05.25
オレは、しがない男爵家の三男坊。そんなオレが勉強もそこそこ、商売に精を出していた時。
ある貴族のおっさんから娘と婚約をしないか?ともちかけられた。そのおっさんとはまあまあ話も合い、貴族との商売を考えないか?
「男爵の三男坊で貴族の相手は無理だ」「なら、家に婿入りしないか?」でトントン拍子に決まった婚約。
おっさんの娘とは軽く挨拶しただけで、よく分からんがお試し気分でその婚約を続けたが…そろそろ限界だな。
文字数 922
最終更新日 2021.05.30
登録日 2021.05.30
私、アリアナ=バルバシリアは聖女の一人でありアークランド家令嬢でもあるイベリア様に仕える従者です。
最近、困ったことが起きました。
なんと、確定していた公爵家のミハイル=ブリジッタ様との婚約が破棄されてしまったのです。
イベリア様は失意に暮れてお可哀想ーーとも思ったのですが、存外そうでもありません。
自業自得、日頃の怠惰の積み重ねの結果が理由なので同情するのは難しそうです。
でも、私はお嬢様の従者。
主人の失態は私の失態。
この婚約破棄、なんとかしてみましょう!
ーー
残念令嬢のために有能従者が奔走する物語
21.05.24スタート
文字数 6,716
最終更新日 2021.05.30
登録日 2021.05.24
婚約はお父様の親友同士の約束だった。
だから、生まれた時から婚約者だったし。成長を共にしたようなもの。仲もほどほどに良かった。そんな私達も学園に入学して、色んな人と交流する中。彼は変わったわ。
女学生と腕を組んでいたという、噂とか。婚約破棄、婚約者はにないと言っている。噂よね?
けど、噂が本当ではなくても、真にうけて行動する人もいる。やり方は選べた筈なのに。
文字数 955
最終更新日 2021.05.29
登録日 2021.05.29
「お兄さんの子供を妊娠したの」と妹がいきなり告白してきた。
恐ろしい告白に私はうろたえる。
だが、妹が本当に狙っているものを知って怒りが湧き上がり…
文字数 1,409
最終更新日 2021.05.28
登録日 2021.05.28
文字数 6,842
最終更新日 2021.05.27
登録日 2021.05.27
貴族令嬢のメリヤは、見合いで婚約者となったカールの浮気の証拠をつかみ、彼に突きつける。しかし彼は悪びれもせず、自分は幼馴染と愛し合っていて、彼女を愛人にすると言い出した。そんなことを許すわけにはいきません。速やかに別れ、カールには相応の報いを受けてもらいます。
※四話完結
文字数 3,536
最終更新日 2021.05.24
登録日 2021.05.24
女神様に加護をもらったし楽に生きていける!
そう思った時期が私にもありました。
えっなんでも作れるわけじゃない?
人には限界がある?
あっ。そうですか...。
私は山川知佳22歳。
四人家族の一般的な家庭に生まれた。小柄で高校生に間違われることもあるけど、大学を卒業し就職も無事きまって順風満帆!
それなのに女神様の「異世界転移させたら面白そう!」という身勝手な理由で女神様から加護(創造改変)をもらって異世界へいくことに。
勇者はすでにいるそうなので、魔王のことなんて知りません!
私は楽しく平和に生きていきます!
猫耳パーカーには触れないでください。
仕方なかったんだよ...?
異世界で楽しく平和に生きていくことを目標に仲間達と出会い、過去に憧れた彼女に支えられながら奮闘し成長していくチカの異世界生活が今はじまる。
文字数 357,373
最終更新日 2021.05.24
登録日 2020.08.27
21.05.23完結
ーー
「ごめんなさい、姉が私の帰りを待っていますのでーー」
差し伸べられた手をするりとかわす。
これが、公爵家令嬢リトアの婚約者『でも』あるカストリアの決まり文句である。
決まり文句、というだけで、その言葉には嘘偽りはない。
彼の最愛の姉であるイデアは本当に彼の帰りを待っているし、婚約者の一人でもあるリトアとの甘い時間を終わらせたくないのも本当である。
だが、本当であるからこそ、余計にタチが悪い。
地位も名誉も権力も。
武力も知力も財力も。
全て、とは言わないにしろ、そのほとんどを所有しているこの男のことが。
月並みに好きな自分が、ただただみっともない。
けれど、それでも。
一緒にいられるならば。
婚約者という、その他大勢とは違う立場にいられるならば。
それだけで良かった。
少なくとも、その時は。
文字数 69,570
最終更新日 2021.05.23
登録日 2021.03.23
「お前は醜い。」ずっとそう言われてきたメリッサは、ずっと部屋に閉じこもっていた。
幼い頃から母や妹に、醜いと言われ続け、父テイラー侯爵はメリッサを見ようともしなかった。
心の支えは毎日食事を運んでくれるティナだけだったが、サマーの命令で優しいふりをしていただけだった。
何もかも信じられなくなったメリッサは邸を出る。邸を出たメリッサを助けてくれたのは…
設定はゆるゆるです。
本編8話+番外編2話で完結です。
文字数 10,421
最終更新日 2021.05.20
登録日 2021.05.17
寮生活も後少しで、高等学院に上がる者と家業を継ぐ者とにお別れだ。私は高等学院で染め物の研究を進める。婚約者である彼の家業を後押しできると思う。
婚約者は、家業を継ぐため別れてしまうけど。よくよく話し合っていた。
「離れていても、私達うまくやれるわよね?」「そうだね」という彼の変化に気づいた時、
その側には、馴れ馴れしく態度の従姉妹が居た。
私は、寮で最後のお別れパーティにあるスキルを使った。なんの危険もないはずのそのスキルだけど…。
文字数 1,074
最終更新日 2021.05.20
登録日 2021.05.20