小説一覧
Pointシリーズ第三弾は寺内・菅沼両家の子供達のお話です。
前半は明日美視点の「Guidance Point」
後半は拓也視点の「Crossing Point」の予定です。
文字数 5,251
最終更新日 2018.07.31
登録日 2018.07.31
大学の時に出会い、親友になった友人にずっと片想いしていた僕は今日、失恋をした。
親友の結婚式の帰り道、親子を庇って亡くなった僕は何故か魔王の育児兼教育係に任命される。
「大丈夫、期限付きだから。」
「えっでも僕、何も知らないですけど…。」
「それでいいんだよ、じゃあお願いね。」
期限付きで魔王の教育係になった僕は、その期限まで懸命に次期魔王を育てる。
*念のためR18です。
*ムーンライトノベルズにも投稿しています。
文字数 138,288
最終更新日 2018.07.31
登録日 2018.04.01
「僕」は海と空以外に何もない海岸近くの小高い丘にいた。「僕」は、なぜ自分がそこにいるのかも、何者なのかもわからないまま、ただぼんやりと、目の前青い風景を。その中に溶け込みそうなくらいに見つめていたのっだった。だが、「僕」がふと思い立ち、丘の斜面を降り始めた時に聞こえてきた、謎の「声」。「僕」は、その声の予言のような「君は君に会う」と言う言葉に導かれ、砂浜を放浪するうちに、「思い出す」のであった。
それは、学生と転勤者の多く住むある地方都市の、九十年代半ばの頃のことだった。バブルが終わり、果てしなき不況の中に落ちて行く日本で、それでも落ちて行く者なりの浮遊感を楽しめた最後の時代。毎日毎日が、思い返せば特別で、濃密で、しかし飛ぶように過ぎていった日々。そんな毎日の中で、大学生ユウは、大音量のダンスミュージックに満ちたクラブSで、気のおけない友人や、気になる二人の女性、マイとサキに翻弄されながらも楽しく過ごしていたのだった。
しかし、そんな日々がしだいに終わって行く、そんなすべてを「僕」は思い出していくのだった……
文字数 92,887
最終更新日 2018.07.31
登録日 2017.08.19
食品工場で働いている「私」にとって、帰宅途中でいきあう野良猫とのふれあいは唯一の癒し。ところがある日、顔見知りの野良猫は姿を消し、かわりに現れたのは自分は猫だと言い張る小太りのおっさんだった――まじめに一生懸命生きている孤独な女性の身に起きた不思議な物語。
文字数 8,126
最終更新日 2018.07.31
登録日 2018.07.31
前世?
そんなものありませんが?
変わり者令嬢は、幼い頃から蛇狂いの変わり者。
家の者は、必死で令嬢の趣味を隠していたが…
…ある日婚約者にバレていきなりの婚約破棄。
全ては、浮気を隠すための婚約者の茶番劇だった。
慰謝料を払いたくないから?
全ては、令嬢の蛇狂いの所為にした?
でも、令嬢は喜んで受け入れます。
難のある令嬢は、魔界にお嫁に出されることになる。
魔界…
それは、ナーガ族がいる素敵な世界。
蛇狂いの令嬢の理想の土地。
魔界には、ナーガ族以外の種族がいます。
結婚相手が、ナーガ族とは限りません…
でも、希望を抱いて、魔界にお嫁に行きます!
令嬢の幸せは、訪れるのか?
文字数 57,010
最終更新日 2018.07.31
登録日 2018.07.15
『リアルラックが高いくせに運のない奴。』
そんな不名誉な噂と共にリア友の間である意味有名な彼“京極 幸”は、福引きの景品として当たった今話題の新作VRMMOゲーム【Free World Online 〜Another Story〜】通称“フリアナ”をプレイすることになる。
「MMOじゃ散々だったからなぁ...よし、今回は運に極振するか!」
そんな軽い気持ちで極振をする彼は大事な事をすっかり忘れていた。
このゲームは“全身フルダイブ型オンラインゲーム”つまり自身の身体能力、運、その他全てが殆ど忠実にゲームに反映されてしまうのだという事を...
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※ この作品は、作者が脱パーティネタに飽きたので自分で書き始めただけです。更新は遅い(ストック書かないので)ですし、文章も設定もガバガバで、唐突に作品削除の可能性もありますが、生暖かく気長にお付き合いください。
※ あと作者がMMOゲームそんなにしないので不可解な点が多々ありますが気にしないで下さい。
※ プロローグはMMOのお話、本編がVRMMOのお話になる予定です。気長にお待ちください。
文字数 257
最終更新日 2018.07.31
登録日 2018.06.09
ライアンはこの国の姫リリアに変装して、学園に通っていた。女装は嫌だが王命には逆らえない。また、ライアンが変装しているリリアは…。何で俺に変装しているの!?しかも凄いモテモテで隣にいる俺が嫉妬されるんだけど。
両片想いな2人の勘違いラブストーリーです。6話完結予定です。
文字数 7,621
最終更新日 2018.07.31
登録日 2018.07.29
文字数 3,715
最終更新日 2018.07.31
登録日 2018.07.28
「────ここはどこ・・・。」
大学2年の春、友人は少ないけれど少数の親友と共にそこそこ楽しい、平穏な人生を送っていた神崎 花。
そんなある日、車に引かれる寸前になっていた少女を助け、代わりに引かれて死にました。
霊体になってしばらくして自分の葬式が始まり、火葬場で自分の体が燃え尽きた瞬間意識が消え、目覚めたら燃え尽きたはずの体が戻っていてなおかつ森の中で生き物たちに囲まれていました・・・
── 時は流れ、森での生活が馴染んできた頃また新たな出会いが待っていた!?
拙い文章ですみません。
誤字、日本語が可笑しかったらごめんなさい🙏
不定期更新です。
完結させる気はあるので長い目で見守って下さい…!!_|\○_
質問感想等ございましたらお気軽に✨
文字数 15,359
最終更新日 2018.07.31
登録日 2018.03.18
写真がまだ伝わっていなかった世界のお話。
時代は現代です。
カテゴリが違っていたらすみません。
文字数 1,019
最終更新日 2018.07.31
登録日 2018.07.31
西暦1845年最期の魔女、メアリー・サリヴァンの後、魔法を使う存在は確認されず。国際連盟は魔法絶滅宣言を発令した。
そんな魔法亡き世界で今も魔法に関連する伝説は多く残っている。
例えば、魔法学校として栄えたサウスフェリア学園の森にひっそりと佇む塔に魔女がいるとか。
文字数 12,706
最終更新日 2018.07.31
登録日 2018.07.25
連載の打ち切りを機に漫画家を諦め、途方に暮れていた俺。やることのないまま、息子とヒーロー番組を見ていた。
文字数 2,372
最終更新日 2018.07.31
登録日 2018.07.31
僕の私生活に溢れた、身の回りの気になった事をご紹介します。
例えば、純粋とは、本来…まじりけのないこと。けがれのないこと。一途なこと。
など、明白かつ意識的なものではない。天然ものだと、僕は感じます。
みなさんの、純粋とは…なんでしょうか?また、僕との感覚にギャップを交えつつ、お楽しみいただけたら、嬉しいです。
ギャップを交えた瞬間、純粋ではなくなってしまうのですが…ね。(o^―^o)ニコ
このように僕の自己満足で、テーマを決めいろいろ書かせていただきます。
もちろん、純粋な面持ちで……。
文字数 4,827
最終更新日 2018.07.31
登録日 2018.07.27
雪国出身、金なしコネなし学なしの、高卒期間工オトコと中卒准看護師オンナ。就職氷河期・平成不況をしぶとく生きぬく雪ん子コンビのタンデム人生一代記。彼らの目指す目的地はどこに。幸せはそこに。
文字数 27,268
最終更新日 2018.07.31
登録日 2018.06.28
津森慎吾は高校一年生の十六歳。
この春からバスで一時間以上も掛けて、島根県立湘北高校に通っている。
湘北高校は、成績別にクラス編成が行われたり、夏休みもほとんど補習に充てられるなど、県下でも一番の名門進学校だった。
あるとき、慎吾はバスの窓越しに、美しい『ふくらはぎ』を持つ女子学生を目にする。
さっそく、一目でその後姿の虜となった慎吾の、彼女探しが始まった。だがそれは、言うほど簡単なことではなかった。なんといっても、百四十年の歴史と伝統を誇る湘北高校には、厳格な風紀が歴然として存在していたからである。
慎吾は、様々な障害にぶつかりながらも、校内一の不良である井原武行や、用務員の野沢光男など、様々な人の協力を得て、彼女探しを続けたが、残念ながら徒労に終わっていた。
慎吾が、彼女探しを諦めつつあったある日のことだった。
湘北高校随一の美女と噂の高い、同級生の桜井美咲が教室に慎吾を訪ねて来た。大物政治家の孫娘であり、正真正銘、良家のお嬢様である彼女は、校内男子生徒からマドンナと呼ばれ、憧れの的でもあった。
そんな彼女の用件は、なんと慎吾と友人になりたいということだった。友人とは名ばかりで、その実交際を求めているのだと早合点した慎吾は、思いがけない幸運に困惑しながらも、彼女の求めに応じた。しかも、彼女こそが、あの麗しいふくらはぎの持ち主だったのである。
慎吾は奇跡のような展開に、すっかり舞い上がってしまったのだが、彼女の行動の裏には、ある秘密が隠されていた。そうとも知らない慎吾は、彼女との交際を続けて行くのだった。
文字数 35,183
最終更新日 2018.07.30
登録日 2018.07.06
2人だけの秘密。そんなもの、いくつあるだろうね。
でも、あなたにも言ってない秘密もあるんだよ。
そんな、お話…。
文字数 2,894
最終更新日 2018.07.30
登録日 2018.07.30
ホールン領次期当主であるシュヴェルト・ホールンは、アリベンス王国との戦いで戦功を上げ、教皇軍最高司令官カミネルに認められる。
彼の見事な策略でアリベンス王国軍を打ち破り、領内に侵攻しようとしたとき。王都から急使がやってきた。
『魔物の襲撃により、王都カラリヤ陥落寸前! 北方軍、東方軍、南方軍は国境線の守りを捨て、直ちに救援されたし!』
カミネルと共に王都へ参じようとしたシュヴェルトは、その道中で衝撃のものを目にする。
それを一掃し、王都へ馳せ参じ、玉座の間へ行った。
シュヴェルト達が一掃したことによって、魔物の動きは静沈。
そして王都城下で、シュヴェルトはある少女に出会う。
その少女との出会いが、シュヴェルトの運命を大きく変えることとなる。
王城に戻ったシュヴェルトは、国王を教皇が暗殺し、教皇が政を牛耳ろうとしていることを知り、王女を連れて脱出する。
その過程で教皇の確かな反逆の証拠を手に入れることとなったシュヴェルトは、王女と共に教皇打倒の兵を挙げた。
文字数 23,122
最終更新日 2018.07.30
登録日 2018.07.25
18歳の青年紅蓮拓哉は喧嘩をしていた相手の内
の1人に刺されて死んだ…
だが気がつくと白い何もない世界に存在しており、目の前には妖艶な笑顔を向けてくる美女がいた。その女性は異世界の女神様らしい。
拓哉は女神様にお願いされ、異世界をダンジョンマスターとして生きていく
初めて小説を書かせていただきます。拙い文章ですがよろしくお願いします 。趣味書きですの誤字脱字など多々間違いがあると思いますがご了承下さい
文字数 3,567
最終更新日 2018.07.30
登録日 2018.07.30
心が壊れてしまった勇者ーー西条小雪は、世界を壊す化物となってしまった。しかも『時の牢獄』という死ねない効果を持った状態異常というおまけ付き。小雪はいくつもの世界を壊していった。
それから数兆年。
奇跡的に正気を取り戻した小雪は、勇者召喚で呼ばれた異世界オブリーオで自由気ままに敵である魔族を滅していた。
だけどその行動はオブリーオで悪行と呼ばれるものだった。
それでも魔族との戦いに勝つために、自らそういった行動を行い続けた小雪は、悪臭王ヘンブルゲンに呼び出される。
「貴様の行動には我慢ならん。貴様から我が国の勇者としての称号を剥奪する」
そんなことを言われたものだから、小雪は勇者の証である聖剣を折って、完全に勇者をやめてしまった。
これで自分の役割を終えた。『時の牢獄』から抜け出せたはずだ。
ずっと死ねない苦しみを味わっていた小雪は、宿に戻って自殺した。
だけど、死ぬことができなかった。『時の牢獄』は健在。それに『天秤の判定者』という謎の称号があることに気が付く。
まあでも、別にどうでもいいやと、適当に考えた小雪は、正気である間を楽しもうと旅に出る。
だけど『天秤の判定者』には隠された秘密があった。
小説家になろう様、カクヨム様に投稿しております。
文字数 163,164
最終更新日 2018.07.30
登録日 2018.03.31
葬式に現れる架空の蝶の話。
※この作品は、Twitter(@ojitw)・カクヨム・エブリスタ・pixiv・小説家になろう等にも掲載しています。
文字数 926
最終更新日 2018.07.30
登録日 2018.07.30
親友の凛ちゃんが、交通事故に遭った。
凛ちゃんは昏睡状態になり、いつ目が覚めるかも分からない眠りについてしまった。
……わたしのせいだ。
あの日のことを後悔して、悲しみに暮れる日々を過ごしていた。
そんなある日のことだった。
突然、凛ちゃんは幽霊の姿でわたしの前に現れた。
わたしだけにしか見えない、凛ちゃんと過ごす、奇妙な毎日。
だけど、凛ちゃんとの楽しい日々が戻ってきたようで、わたしは浮かれてしまった。
でも、わたしはただ、気が付かないようにしていただけだったんだ。
幽霊の凛ちゃんの身体が、日に日に薄くなっていくのを。
※注意
・百合成分が含まれます
・クール美人×苛められっ子の百合。高校生同士。
・ハッピーエンド。
・以前、別の話で公開していた作品。(現在削除済み)
文字数 8,853
最終更新日 2018.07.30
登録日 2018.07.28
▽これは ある ヤンデレ と ある 脇役 の フラグ 回避 の 検証 演算 考察 の リプレイ です
▽主人公 が 正しき エンディング に たどりつける ように 演算 を 続け ヤンデレフラグ を 折って ください
▽リセット を 駆使 し 死なないように がんばりましょう
▽与えられた 演算補助用アイテム は 「攻略本」 と 「リセット」 それだけ です
▽検証 の 選択肢 を 作る のは 貴方達 です
▽演算 検証 の 補助 の 選択 を 待っています
▽では 検証 を 開始します
▽演算 を 開始 しますか?
Y▼
N
ぴろりん♪
※初の試み、「読者参加型小説」です。まだ手探り状態ですが、よろしくお願いします。もし、ヤンデレ回避のために、「こんな選択肢いいんじゃない?」というのがあれば、お気軽にコメント欄に。作者の乏しい頭を補助してください。
文字数 24,564
最終更新日 2018.07.30
登録日 2018.07.16
忘れたい記憶を忘れたつもりで
いる
大人になった今でも
その記憶は消えないのが現実で
生きていくには
忘れようと努力するか
心の中にしまい
1人で時に思い出し悲しむか
忘れようと何年も頑張ったと思う
けど向き合ってみると
記憶が少し薄れただけで
完全には記憶が消えていない
これは私の体験談で
自分のその時の気持ちを
一つ一つ思い出しながら
書いている話です
文字数 1,097
最終更新日 2018.07.30
登録日 2018.07.30
書籍化に伴い引き下げた本編『運命の改変、承ります~』の完結後のお話です。
他サイトに掲載していたものにちょっと付け加えてみました。全10話ほどの短いお話ですけれど……(;´Д`)
一応、これだけでもふわっと読めると思うので、感謝の気持ちを込めまして、良かったらお読みください。
文字数 28,892
最終更新日 2018.07.30
登録日 2018.07.01
世界のあらゆる事象を計算する分散型生体コンピュータ”Akasha”には教会だけが知る秘密があった。
仮想現実世界”HisStoria"。
それは神体結晶に眠る神々がAkashaのネットワーク上に構築したもう一つの世界。
HisStoriaに潜る事の出来る才覚あるものとして、地方各地から学院に秘密裏に集められたPrayer候補生たち。その1人であるユウキ・タッキナルディーはPrayerとして任務に挑み一年前にHisStoriaで消息をたった姉を追って自らもまたPrayerとなる道を選ぶ。
今二つの世界の間で、古代から現代へと続く長い人類の物語が動き出す。
※小説家になろう、カクヨム、エブリスタ、マグネットにも同じペンネーム、タイトルで同時掲載しています。
文字数 120,891
最終更新日 2018.07.30
登録日 2018.06.11
コールドスリープから目覚めた人類には、それ以前の記憶がなかった。目覚めてから数年が経ち、ある程度の社会基盤を取り戻しつつある人類だが、かつての文明は失われ、発見されたそれらは遺品《アーティファクト》と称されていた。旧人類の遺品を調べる仕事に就いたミサキは、待望の派遣調査に胸を踊らせながら、彼女の上司であるイライジャ博士とともに林道を抜け、予定通り新たな遺跡を発見するがー。
文字数 1,594
最終更新日 2018.07.30
登録日 2018.07.30
廃部寸前の天文学部。とある出来事により異世界に飛んでしまう。そのふたりを待ち受けているのは果たして...?
(GL要素あります。異世界系です。苦手な方はバック推奨。)
文字数 6,626
最終更新日 2018.07.30
登録日 2018.07.04
よくある物語の話だ。
偶然知り合った人が不治の病で、最後には悲しい悲しい永遠のお別れ。主人公は泣き崩れて、でもその数日後には立ち直って前を見て歩き出す。そんな、ありふれた感動物語。
何度も小説で読んできた。
そもそもそのジャンルが好きだった。バトル系のド派手な物語や、古文や日本文学のような訳の分からない名作などではなく、ただ泣ける綺麗な物語が好きだった。
僕はあの日、図書館に来ていた。
いつも通り、泣ける本を探そうと思って。
書棚の1つ向こう側。
僕は顔も名前も声も何も知らない女の人の、命が朽ちる時を見た。
死ぬこともなく、老いることもない彼女は、僕より年上なのに、精神年齢は多分僕より少し下。
辛いのに笑顔で、嫌なのに引き受けて、「ごめんなさい」なんて一言も言わなくて、見せる笑顔はまるで幼稚園児のように無邪気で。でも、死の話をすると、真剣になって。色々な表情を持っていた。病室にいるとたくさん話して、息苦しい学校のことも忘れて。唯一の至福の時間だった。
でも、とある夏の日、君は死んだ。
いや、病気が治ったと言うべきか。
治せば死、治さねば永命。ようは不老不死。
治しても治さなくても報われないその病は、とても憎くて、酷いものだった。
最後に君が言っていた。
「いつかまた、あの時のように偶然にも君に会えたりするかな?」
夏が来る。
君がいなくなると同時に風鈴の音がした。
君は、何度目の夏ですか?
文字数 40,505
最終更新日 2018.07.30
登録日 2018.06.16
王国の毒薔薇、公爵令嬢カトリーヌ・アリプランディーニは冤罪で処刑され、その罪無き死から10年。
カトリーヌは当時の記憶を持ったまま同じ国の平民の家に生まれ変わる。
幼い頃、両親が馬車の事故で亡くなり引き取ってくれた眠り猫の占いお婆も亡くなり一人になったミーアは前世の自分の失敗を思い出し、地味に目立たずひっそりと暮らそうと決意する。
しかし、前世と同じ精霊に愛された宝石の様な紫の瞳を持つ彼女が目立たない訳がなくて。
文字数 75,917
最終更新日 2018.07.30
登録日 2018.07.12