「考えた」の検索結果
全体で1,352件見つかりました。
【人魔大戦】を終わらせた大賢者『キュレル・レナード』は、人生を魔法の研究に費やしていた。
それは、人魔大戦が終わった80年後の事、研究を重ねても己の欲が満たされない『キュレル』は転生を考えた。
未完成のまま、自分の死期を迎えた『キュレル』は『死』を媒体に転生魔法を成功させる。
そして、時は流れ……500年後の時代が流れ———
その時代では『ティリス』という少年に転生していた。
幼い妹と、二人暮らしのティリスは貧しい生活を送っていたが、10歳のある頃に転生前の『キュレル』の記憶を取り戻す。
そこから、新しく天才賢者の無双冒険譚が始まる。
文字数 62,831
最終更新日 2022.06.30
登録日 2022.06.06
あの時、橋に身を投げ捨てて死んでいたら、きっと今もこんなことで泣くこともなかっただろうな。
明日のクリスマス前日に、私は思い出して貰えなかったら……。そんなことばかりを考え、今日も一人、部屋の中から沈んだような月を眺めていた。生きていて良かったと思う。そして同時に、あの時死んでしまっていればとも思う。どのみち私の人生は死んでいたも同然だった。明日で、もう彼と会うこともなければ、同じ道を歩くこともないのだろうな……。
3月下旬。
どうしても会いたい人がいた。何を失っても、どんな言葉をかけられようとも、私には会いたい人がいたのだ。だから私は高校一年生にして実家を離れ、無理を言って一人暮らしを始めさせてもらった。
幼稚園の卒園と共に、父の仕事の関係で突然の別れとなってしまった彼に、もう一度会いたい一心だった。そんな幼い頃の記憶だけで、一人多くのものを手放すのは馬鹿げていたかもしれない。こんな方法でしか彼と出会うことができないと思い込んでいたのだろう。
引っ越し作業も終わり、私はとある別のアパートへと向かった。彼が以前住んでいた家だ。自宅となったアパートから徒歩10分弱で記憶を頼りに目的のアパートの前へと到着したが、私の足は立ち止まったまま動けない。心臓が私の身体を強く叩くのがわかる。彼と会えたら、なんて声を掛けよう。ちゃんと笑えるだろうか。
不安を抱えるも、私は深呼吸をし、意を決して部屋横のインターホンを鳴らした。カメラのないインターホンなど、当時のままだった。
ドアノブが倒され、扉の向こうからは20代くらいの男性が現れた。鼓動が一瞬だけ止まったようだった。
「……すみません間違えました」
それもそうだった。何年も前のことだ。彼はもうどこかへ引っ越してしまったのだろう。
どうして考えなかったのだろう。この場所に戻ってきても彼がいる保証などないということを。いや、わかっていたが考えたくなかったのかもしれない。
アパートの家へ戻り、私はベッドの前で力が抜けてしまい、床に崩れ落ちるように座り込んだ。
溢れる涙を制御できない。何度拭っても、溢れかえる。私は片付け切れていない部屋の中、ベッドに顔を埋め、声を大きく吐き出した。
どうするのが正解だったのか、自分でもわからない。ただ思い出の中に囚われている自分が、憎く、悔しく、心が枯れてしまったようだった。
文字数 100,309
最終更新日 2022.09.23
登録日 2022.09.23
主人公(篠崎)はラノベ、アニメなどを余りにも読むあまり、二次元の世界に行きたいと思っていた。
しかし、誰でもわかるように、そんな世界に行けるはずはなかった。
そこで彼が考えた作戦が三次元の女子を二次元の理想の女性のようにすれば、二次元の世界に行ったも同然だ!という説得力のない作戦だった。
登録日 2017.07.09
頭脳明晰、運動神経抜群、おまけに眉目秀麗。完璧過ぎるが故に周囲から疎まれ孤立してきた一色 千真(いっしき かずま)は、中学に上がる頃には、すっかりひねくれ者になってしまった。
もう誰も、自分の傍には寄ってこないだろう。――そう思っていたのに。
ただ一人、同じクラスの時任 砂音(ときとう さおと)だけは、違った。
『砂時計は、もう落ちた。』の他サイトBLフェア用に考えた、BLライズされたスピンオフ短編。
砂音の親友、千真の語られざる胸の内。
あの変態化学教師の撃退秘話も明かされる!!(爆)
━━━━━━━━━━━━━━━
※BL要素を含みますので、本編千真のイメージを損ないたくない方は読まない方が良いかもしれません。
※本編の内容と繋がっていますが、いっそ二次創作的なものとして、別に考えた方がいいかもしれません。
※プラトニックですが、一応レイティングしときます。ええ、プラトニックですよ!!(重要)
R15程度の性表現があります。
文字数 14,122
最終更新日 2020.12.25
登録日 2020.12.25
深澤賢作(ふかさわけんさく)29才
彼女いない歴年齢……俺はもうすぐ魔法使いになる。
でも良いのさ、俺にはかけがえの無い愛する人がいるから。
この春遂に高校生なる妹、深澤雪(ふかさわゆき)15才
彼女はとある雪の日、親父が家に抱いて連れてきた。
俺へのプレゼントだと言って。
不登校の引き籠りだった俺は、仕方なく雪の、赤ん坊の面倒を見る事に。
そして数年後……親父は俺達血の繋がらない兄妹を残して、逝ってしまった。
俺は親父と一緒に死のうって……そう考えた。
このまま生きていても意味が無いって……。
雪と一緒に後を追って……、でも出来なかった。天使の様に微笑む雪を傷付ける事なんて俺には……出来なかった。
あれから十数年……雪が遂に高校生に、そして俺はもうすぐ魔法使いに……。
血の繋がらない妹と29才コミュ障男
二人は兄妹なのか? 親子なのか? それとも……。
文字数 41,017
最終更新日 2022.07.05
登録日 2022.03.14
もう何度聞いたかわからない婚約破棄。こちらから断れど、相手から断られようと、何をしても変わらない世界。
公爵令嬢ラディッシュは、考えた。
どうせ繰り返すなら、何をしてもいいのでは?
「どこかに、いい男いないかしら?
私の代わりに働いてくれる…そう蜜蜂のような」
文字数 3,249
最終更新日 2020.12.06
登録日 2020.12.03
文字数 71,013
最終更新日 2021.01.27
登録日 2021.01.07
とある王国に美しい公爵令嬢がいた。
どの御令嬢よりも気高い志を持ち、いくら婚約者である王子が目の前で他の女と戯れようが、彼女は耐えてきた。これは……国のためなのだと自分自身に言い聞かせながら。
そんな少女に告げられる婚約破棄。
『どうやら私は婚約していた王子に捨てられたようだ』
知らぬ間に婚約破棄された挙句、人身売買されるという不幸続き。
いつ私の人生に安らぎは訪れるのだろうか?
※小説家になろうで投稿していた短編小説『捨てられた令嬢と拾った青年』をモチーフに考えた連載小説です。かなり内容と設定が変更されています。重複投稿させていただきます。
※念にR15指定です。
文字数 31,676
最終更新日 2017.02.20
登録日 2017.01.02
幼い頃お母さんはよく僕に言っていた言葉があった。
[いい子でいなさい]
僕はいい子って何だろうと考えた。
僕の行動による母の態度によって、
僕は幼いながらに結論を出したんだ。
相手の気持ちだけを考えて、
自分の気持ちを押し殺す。
相手が僕に対していい子と思うなら、
僕は相手にとって理想となる自分を演じた
ある時、相手が言ったんだ。
[君はどうして僕にそんなに何かしようとするの?]
僕は言った。
[君に喜んでもらいたいからだよ。]
相手は微笑みながらこう言った
[それはいい子だね。いい子いい子。
…君は(都合の)いい子だね。]
文字数 250
最終更新日 2018.06.03
登録日 2018.06.03
宇賀神拓哉(28)はプロ野球チーム・東北ジャガーズ所属の崖っぷちプロ野球選手。大卒6年目で鳴かず飛ばずの宇賀神は、クビを覚悟しなければならないほど追い詰められている中、久し振りの一軍戦出場。
プロ野球選手として生き残るため、宇賀神はフェンス際の危険な打球にダイビングキャッチを試みる。その勢いでフェンスの扉にぶつかった宇賀神は、扉の向こうへ飛び込んでしまい--そのまま異世界へ突入!!
野球というスポーツそのものが存在しない異世界。日本への戻り方も分からない。でも、大好きな野球は続けたい! まだないなら今から広めればいいんだ! そう考えた宇賀神は、広大な異世界に野球というスポーツを根付かせるため、時に美人にうつつを抜かしながらも、その身を投じていくのだった。
文字数 47,213
最終更新日 2019.02.27
登録日 2019.02.07
【早漏は繁殖に優れた偉大なる能力である】
早漏を恥じる風潮がある現代社会。
しかし本来の目的を考えたとき、果たして恥じる必要はあるのだろうか?
「ちょっとぉ!またイッちゃったの?」
「ご、ごめんっ!気持ち良すぎて・・・。まだデキるから!」
これはどこにでもいる早漏男の物語である。
制御できない繁殖本能。
溢れ出る精液。 止まらない身体の痙攣。
肉棒を酷使し、連戦により薄れていく意識。
テクノブレイク寸前で失神した彼が目を覚ましたとき、その世界は変わっていた。
「こんなにすぐイけるなんて天才だね♪」
「あなたは世界を救うきっかけになれるはずです!」
「伝説の早漏マスターですか?!」
混沌とした世界でのレベルアップ条件は【射精すること】
また精子は貴重なレベルアップ資源のため、パーティーの女の子達にも大事にされて・・・。
世界を救うのが先か。
精子が枯れるのが先か。
男の威厳とは何かを考えさせられるライトノベルになります♪
文字数 3,198
最終更新日 2020.08.21
登録日 2020.08.16
何か夢や目標、趣味を追いかけることもなく、友達との特別でしかし普通の日常を送るわけでもなく。ただただ漠然と生きてきた少女、日野 緋奈は、明るくなりたかった。
ふんわりとしていて、軽薄で。筋の通らない自身の生き方、命の消費の仕方に疑問を抱き始めていたある日。これまた漠然と、「明るくなろう」と考えたのだ。
そう考え決意し、しかしなにから始めて良いかと迷っていた日々のただ中で——。
ある朝身体がまるで、太陽のように光り輝くようになってしまった!!!
突然変異を迎えた彼女は自身の気持ちと現実との乖離を知る。
※こちらの作品はカクヨム、小説家になろうでも掲載しています。
文字数 9,394
最終更新日 2024.05.13
登録日 2024.04.29
――本当は助けていたんです!
これが言えたらどれだけ楽だったか。
その日、冒険者クラン“龍へと至る道”で5年荷物持ちを勤めていたアレクセイは、あえなく解雇となった。
ずっと家族のように思っていたのに。
クランリーダーのおやっさんに、「役立たずだから出ていけ」と告げられ、仲間達も誰一人としてアレクセイを引き留めなかった。
アレクセイはもって生まれた能力、憑依で幾度となく仲間を救ってきた。でも、魂とは神に祝福されたものであり、そのものをどうこうするような力は教会が定めた禁忌。
そのことは決して言えなかった。
解雇を受け入れるしかなく、借りていた剣を返そうとしたら、役立たずが使っていた剣なんて「ゲンが悪い」と突き返される始末。
アレクセイは涙をこらえ、「皆さんは俺の憧れでしたッ」と最後に言い残して、元仲間達の元を去った。
とはいえ、つらいかなしいとばかりも言ってられない。
いきなりの無職なのだから。
そんなアレクセイが外に出ると、声をかけてくる者がいた。
白鉄騎士団団長ライヤと名乗る女性。更に、その後ろにはフードで顔を隠した長身の女性。
「ぜひ、君を我が白鉄騎士団に迎え入れたい」
まさかの騎士団への勧誘。
心が動く。だが、アレクセイは冷静に考えた。
冒険者をクビになったら、騎士団が勧誘? なんの実績もない平民を?
そんな都合のいい話あるかぁ!
詐欺だ、絶対に詐欺だ。しかも心が弱っているところを狙ってくる最低の詐欺だ。
ちくしょう! と、アレクセイはダッシュした。
二人ともが騎士の勲章をつけていることに気づかずに。
――アレクセイの明日はどっちだ……!?
というようなはじまりの小さな英雄譚。
決して生まれてきてはならない――そんな風に定められた禁忌の少年が、居場所を見つけ、仲間として受け入れられ、そして英雄へとなってゆく物語。
小説家になろう、カクヨムにも掲載しています。
文字数 135,681
最終更新日 2021.05.03
登録日 2021.03.28
俺の名前は鎌田亮二、18歳の普通の高校3年生だ。
中学1年の夏休みに俺は小さい頃から片思いをしている幼馴染や友人達と遊園地に遊びに来ていた。
しかし俺の目の前で大きなぬいぐるみを持った女の子が泣いていたので俺は迷子だと思いその子に声をかける。そして流れで俺は女の子の手を引きながら案内所まで連れて行く事になった。
助けた女の子の名前は『カナちゃん』といって、とても可愛らしい女の子だ。
無事に両親にカナちゃんを引き合わす事ができた俺は安心して友人達の所へ戻ろうとしたが、別れ間際にカナちゃんが俺の太ももに抱き着いてきた。そしてカナちゃんは大切なぬいぐるみを俺にくれたんだ。
だから俺もお返しに小学生の頃からリュックにつけている小さなペンギンのぬいぐるみを外してカナちゃんに手渡した。
この時、お互いの名前を忘れないようにぬいぐるみの呼び名を『カナちゃん』『りょうくん』と呼ぶ約束をして別れるのだった。
この時の俺はカナちゃんとはたまたま出会い、そしてたまたま助けただけで、もう二度とカナちゃんと会う事は無いだろうと思っていたんだ。だから当然、カナちゃんの事を運命の人だなんて思うはずもない。それにカナちゃんの初恋の相手が俺でずっと想ってくれていたなんて考えたことも無かった……
7歳差の恋、共に大人へと成長していく二人に奇跡は起こるのか?
NOVがおおくりする『タイムリープ&純愛作品第三弾(三部作完結編)』今ここに感動のラブストーリーが始まる。
※この作品だけを読まれても普通に面白いです。
関連小説【初恋の先生と結婚する為に幼稚園児からやり直すことになった俺】
【幼馴染の彼に好きって伝える為、幼稚園児からやり直す私】
文字数 309,271
最終更新日 2023.01.19
登録日 2022.11.23
「わたし転生しちゃった!?」
毒親に反発して家を飛び出た少女柚子は、事故で死んでしまう。
だが次の瞬間、柚子は異世界でも有数の魔法大貴族ユーラヴェン侯爵家の末娘リコとして転生していた。
突然の出来事に戸惑うリコだったが、彼女はこう考えた。
「やった! 毒親が追いかけてこれない世界に逃げる事が出来た!」
長年の問題が解決されたリコは大喜びで異世界を満喫する事にする。
特に魔法と呼ばれる神秘の力に彼女は魅了された。
「決めた! 私は魔法を極める 他人に人生を決められるなんてまっぴら! 私の人生は私が決める!!」
そして、やりたい事をやりたいままに極め駆け抜けるリコを人々は敬愛を込めて魔法姫と呼ぶようになる。
これは自分がやると決めた事を貫き通した一人の少女の魔法姫譚である。
登録日 2021.04.20
勇者召喚経験43回の日本人、藪雨 昴(やぶさめ すばる)は異世界転生した。昴は召喚されるたびにチート補正が上乗せされ続けて17回目の召喚時にはパンチ一発で魔王を葬るまでになった怪物勇者。そんな昴が異世界で行いたいこと…それは平凡な生活!異世界召喚に慣れ過ぎた昴は冒険を望まない!でも、ここは魔王も魔法もある世界。だから43回の勇者経験を持つ自分は間違いなく勇者をやらされる。そう考えた昴は最強の勇者を育て、勇者の仕事を押し付けようと考えた。その結果は…
登録日 2014.09.12
R-18/学園/中学生/同級生/ルームメイト/優等生寮長攻/鈍チン純情わんこ受/三角関係/義弟→義兄/etc.
【優等生寮長×純情わんこ←義弟】
初めて彼とルームメイトになったのは、12歳の時だった。
犬みたいな性格で誰にでも懐き皆から愛される堀内 健(ホリウチ ケン)を嫌っていた筈なのだ。
理事長の親戚である堀中 和志(ホリナカ カズシ)は、幼馴染のカリスマ、佐倉 光輝(サクラ コウキ)の弟分である健を嫌っていた。
健とルームメイトになり、彼と一緒に過ごす内に嫌悪感は段々と恋情にと変化し、中等部に進学する頃には健を好きだと自覚するに至っていた。
中学になって、またルームメイトになれたことに安堵する和志だったが、健の義弟になったばかりの堀内 啓(ホリウチ ケイ)が編入してきて――?
優等生であろうと背伸びしてしまう寮長様が、猪突猛進してしまう鈍チン純情小型わんこに振り回されるお話です。
*不定期更新。
性的描写があります故、高校生含む18歳未満の方は、自己責任に於いて判断をお願い致します。
当方では、如何なる不利益を被られましても責任が取れませんので、予めご理解下さいませ。
タイトル横に*印がある頁は性的描写を含みますので、お気を付け下さい。
此方の作品は、作者の妄想によるフィクションであり、実際のものとは一切の関係も御座いません。
以上のことご理解頂けたらと思います。
*筆者が中学高校で書いていたシリーズのリメイクとなります。
そのため、時代背景は1998年とちょっと昔になっております。
作中で古めかしいところがあっても、時代のせいということにして頂けますと助かります。
*此方の話は、設定、構成のみ中学高校で考えたものとなります。
実際には書いていないので、年齢制限が入る部分も学生時分には妄想の中でのこととなります。
学生時代にR-18を書いていた訳では御座いませんので、其処はご理解下さいまし。
文字数 12,163
最終更新日 2019.04.11
登録日 2018.09.24
山下君と大津君は、宇宙物理学の授業に出席した後、カフェテリアでコーヒーを飲みながら、ダークマターって、よく分らないよねーということになり、その日の夜、大津君は、自分の部屋でダークマターについて考えた。
文字数 1,056
最終更新日 2021.02.23
登録日 2021.02.23
フィクタは悪役である。
ヒロインに暴行を加え冤罪を擦り付けた悪役令嬢。彼女は物語のヒーローとヒロインに罪を暴かれ投獄された後、死を迎えた。苦しみ抜いて後悔して死んだ。けれど次に目を覚ました時、六歳に回帰していた。おかしいことに他人の記憶と性格が入っている。転生? 回帰? 特殊な回帰であるものの受け入れたフィクタは一度目のような死に方を回避したいと考えた。けれど悪役である自分が悪役として活躍しないとヒーロー・ヒロインが結ばれない可能性がある。
フィクタは一度目の人生を小説の物語だと認識していた。しかも物語本編のヒーロー・サクとヒロイン・クラスが自身の推しカプ。外伝のヴォックスとユースティーツィア、シレとソミアも推しカプだった。
推しカプたちが結ばれハッピーエンドを迎えないと困る。ファンとして困る。フィクタは推しカプたちがハッピーエンドを迎えるのを見届ける為に物語に介入すると決めた。
案の定、本来の物語の修正力でフィクタが最期を過ごした収容所所有者の弟エクシピートル・エクステンシス・マーロンと関わりを持ってしまい、なし崩しで一度目にフィクタが亡き者にしたキャラやフィクタを国際裁判にかけたキャラと出会う。いつ自分の死亡フラグを回収するのか気が気でない。それでも物語本編通りの未来を迎えられるよう調整を試み続ける。
自分が悲惨な死を迎えず、推しカプが幸せな未来を迎えるため、元悪役が動くやり直しの物語。
【元ツンデレ現変態ストーカーと亡き公国の魔女】の登場キャラ、悪役フィクタのアナザーストーリー。
前々回外伝のヴォックスとユツィの話・前回外伝のシレとメイドの話とは毛色が違います。コメディベースです。
変態ストーカー本編と外伝2つのネタバレを過分に含んだ内容となっているので、過去3作品は読んでいる方がよいかと思います。全54話。
今回のお話は過去作「クールキャラなんて演じられない!」を踏襲しています。ノリとか雰囲気とか細かいとことか。こちらを読んでなくて全く問題ないですが、私の作品を過去から読み続けてくださっている方はクールを念頭にいれて読むと楽しいかと思います。
※小説家になろう、ノベルアップ+にも投稿しています。※R15は保険です。
文字数 121,650
最終更新日 2023.07.15
登録日 2023.06.25