じんわり小説一覧
私は、父と母の愛を知らない。けれど悲しいと思ったことはなかった。大好きなおじさんが傍にいてくれたから──。
父の双子の兄である青葉おじさんに育てられた私は、幸せに暮らしていた。実の父である水樹が突然海外から帰国するまでは。
「私を捨てて海外に行ってしまったくせに……」
今更「お父さん」なんて呼びたくない。
私と父の和解を望む青葉おじさんの気持ちを考え、どうにか父親を受け入れようとした。
けれど父の水樹は衝撃の告白をする。
「俺は朱里を殺そうとした。おまえは俺を、一生許してはいけない」
私がいらない子だから、父は私を捨てたの?
おじさんの言葉も信じられなくなった私は家を飛び出し、同級生の少年海斗に救いを求める。
ぶっきらぼうだけど優しい海斗に支えられながら、私はおじさんと父に向き合うことを決めた。
「全部話すよ。朱里の母親のことも、僕たち兄弟のことも」
父とおじさんは語る。 それぞれに青春と出会い、切ない別れがあったことを。
そして私は、生まれてきた意味と生きていく尊さを知る──。
不可思議な絆で結ばれた双子の兄弟、
その娘の朱里と、今は亡き母の桃子。
これはとある家族の、絆と再生の物語。
章ごとに視点が変わっていきます。
第一章は主人公の朱里
第二章は朱里のおじさんである青葉
第三章は朱里の実父である水樹
第四章で視点は再び朱里に戻り、完結へと進みます。
※エブリスタと小説家になろうにも掲載していますが、こちらは改稿版となります。
文字数 163,370
最終更新日 2022.04.28
登録日 2022.03.26
彼女は、大変くたびれていた。
なんとか終電に乗った帰り、誤って1つ前の駅で降りてしまう。
夜中の道を歩いていくと、空きっ腹に沁みる、いい出汁の香りが……!
神社の境内に、ぽつんとおでんの提灯が揺れる。
恐る恐る近づいたおでん屋台は、着物を着たハチワレ猫とぽっちゃり黒猫が出迎えてくれて……
文字数 10,062
最終更新日 2022.04.27
登録日 2022.04.27
髪を切りたい友人と、阻止したい主人公の百合
文字数 1,070
最終更新日 2022.04.25
登録日 2022.04.25
高校の天文部で初めて出逢った『君』と『僕』。
この街で一番高い丘、『星に一番近い場所』で、天体観測をするのが好きだった。
君とのなにげない毎日の幸せ。
そして、その幸せが音を立てて崩れていった、夜空の下の、『絶望』と『希望』の物語。
文字数 10,883
最終更新日 2022.04.25
登録日 2022.04.19
高熱を出した時に口にした風邪薬シロップのせいで、少年は耳が聞こえなくなった。
悲しんでばかりはいられない。家族総出で幸せに暮らし、色んな難関を飛びぬけていくストーリー。
文字数 3,215
最終更新日 2022.04.24
登録日 2022.04.24
魔法は奇跡の力。そんな魔法と現在医療の知識と技術を持った俺が異世界でチートする。神奈川県の大和市にある冒険者ギルド酒場の冒険者タカミの話を小説にしてみました。
俺の名前は、加山タカミ。48歳独身。現在、救命救急の医師として現役バリバリ最前線で馬車馬のごとく働いている。俺の両親は、俺が幼いころバスの転落事故で俺をかばって亡くなった。その時の無念を糧に猛勉強して医師になった。俺を育ててくれた、ばーちゃんとじーちゃんも既に亡くなってしまっている。つまり、俺は天涯孤独なわけだ。職場でも患者第一主義で同僚との付き合いは仕事以外にほとんどなかった。しかし、医師としての技量は他の医師と比較しても評価は高い。別に自分以外の人が嫌いというわけでもない。つまり、ボッチ時間が長かったのである意味コミ障気味になっている。今日も相変わらず忙しい日常を過ごしている。
そんなある日、俺は一人の少女を庇って事故にあう。そして、気が付いてみれば・・・
「俺、死んでるじゃん・・・」
目の前に現れたのは結構”チャラ”そうな自称 創造神。彼とのやり取りで俺は異世界に転生する事になった。
新たな家族と仲間と出会い、翻弄しながら異世界での生活を始める。しかし、医療水準の低い異世界。俺の新たな運命が始まった。
元外科医の加山タカミが持つ医療知識と技術で本来持つ宿命を異世界で発揮する。自分の宿命とは何か翻弄しながら異世界でチート無双する様子の物語。冒険者ギルド酒場 大和支部の冒険者の英雄譚。
文字数 479,124
最終更新日 2022.04.23
登録日 2021.07.11
文字数 30,280
最終更新日 2022.04.22
登録日 2022.04.20
「誰もみな、誰かの愛おしいエイリアン」
子供の頃から聡明で華やかだった従姉妹と、平凡な自分はずっと比べられてきた。身勝手で嫌いだった従姉妹。そんな彼女が突然消えた。
文字数 7,724
最終更新日 2022.04.21
登録日 2022.04.21
アラサーOLの志摩 燈(しま あかり)は、母親からの「結婚しろ」攻撃にうんざりし、一人暮らしを始めた。12月の雪が降る日、アパートの階段下で裸足の少女と出会い、彼女の生活は一変する。
文字数 5,620
最終更新日 2022.04.20
登録日 2022.04.20
僕の父はイケメンと呼ばれるが節操なしの最低男。
楓義母さんは父の後妻だが、正義感のある強い女性だった記憶がある。
義母の連れ子の桜も、いいやつだった。
しかし父の浮気が原因で両親は離婚。僕は父に引き取られ、すっかりひねくれて数年が経ち……。
あちらの顔も思い出せなくなった頃、桜が突然会いに来て……?
変わり者の父と息子とかつて家族だった少女の、家族の物語。
文字数 43,275
最終更新日 2022.04.20
登録日 2022.03.26
ある日、勇馬は道端に落ちていたポスターを拾った。それは、運命の相手が見つかる召喚ポスターだった。なんと、ポスターからは魔法の国の姫様がでてきた。
文字数 66,814
最終更新日 2022.04.15
登録日 2016.10.22
庶民が平和に暮らしているところに、侵入者。
暗殺に来た?こんな庶民をえ、聞き間違い。
早朝に起こされた怒りも入り、大声で文句を飛ばす娘。
父母は事情を汲みまあ、取れる対処は…。関係ないですで突き通すこと!
文字数 1,040
最終更新日 2022.04.12
登録日 2022.04.12
文字数 11,257
最終更新日 2022.04.12
登録日 2022.04.09
『空色のウサギを見た者は、必ず幸せになれる』
それは、私と妹の菜々の二人だけしか知らない秘密だった。
文字数 3,512
最終更新日 2022.04.11
登録日 2022.04.11
烏合学園監査部…それは、生徒会役員とはまた別の権威を持った独立部署である。
その長たる高校部2年生の折原詩乃(おりはら しの)は忙しい毎日をおくっていた。
妹の穂乃(みの)を守るため、学生ながらバイトを複数掛け持ちしている。
…表向きはそういう学生だ。
「普通のものと変わらないと思うぞ。…使用用途以外は」
「あんな物騒なことになってるなんて、誰も思ってないでしょうからね…」
ちゃらい見た目の真面目な後輩の陽向。
暗い過去と後悔を抱えて生きる教師、室星。
普通の人間とは違う世界に干渉し、他の人々との出逢いや別れを繰り返しながら、詩乃は自分が信じた道を歩き続ける。
これは、ある少女を取り巻く世界の物語。
文字数 511,056
最終更新日 2022.04.11
登録日 2021.06.15
文字数 8,972
最終更新日 2022.04.05
登録日 2022.04.05
何でも理詰めで考えている少年、涼介。彼はある日、同級生の女子から恋愛相談をされる。その場では適当に返したものの、彼の中では恋愛感情について、まだ分からないままであった。次第に距離が近くなっていく二人だが、少年は考え続けるー
文字数 5,304
最終更新日 2022.04.01
登録日 2022.04.01
結婚して、10年。
俺達に、子供が出来ないのはこうなる運命だったんじゃないかと今になって思うんだ。
最初は、興味本位だった。
なのに、いつの間にか、君は心の中にいた。
お互いがお互いを愛しているからの決断だった。
これから先、どんな事があっても君を愛してる。
でも、もう二度と元には戻れない。
誰にも理解されない関係
それでも、俺達だけが理解していればいい。
もう、君を失いたくない。
その気持ちにハッキリと気づいたんだ。
三万文字以内の短編小説になります。
まだまだ、書き足りないなぁーと思いながらも終わらせました。
最後まで読んいただきありがとうございます。
これから先も、愛してる
↓
愛してる。真白&梨寿(りじゅ)
↓
愛してる。由紀斗&千尋
↓
鼓動の速さでわかる事
の順番になります。
小説家になろう、カクヨムにも載せてます。
文字数 29,998
最終更新日 2022.03.28
登録日 2022.03.28
東京から大阪に来た大学生・小阪初名は、地元民でも迷うと噂される地下街に足を踏み入れ、見事に迷ってしまう。
途方に暮れていた初名に手を差し伸べたのは、驚くべき美貌をたたえた謎の青年・風見だった。
だがその風見という人、とんでもない方向音痴で、さらに迷うことになり……!?
大阪の地下街(地下迷宮)で出会う、ちょっと暖かい、ちょっと切ない、”さがしもの”の物語。
ここは何でも見つかる場所。
だから皆、何かを探し求めている。
あなたのさがしものは、何ですか?
表紙は若月しょうさんに描いていただきました!
https://illust.daysneo.com/illustrator/t0mar0n15/
※こちらの作品はエブリスタ、魔法のiらんどの方でも公開しております。
文字数 164,333
最終更新日 2022.03.27
登録日 2021.12.31
欧州のとある小国 多分中世なヒストカル
・・・私は御店で働く店員 お洋服を作ってます ですが店はブラックです しくしく
幼い頃は 身分は低いけれど貴族の娘として育ったのですけれど
内乱で生き別れました で、見ず知らずの人に拾われたのですが あっさり売られました しくしく
様々ありまして 今はブラックな御店で働います
女主人のカラス夫人は お金に厳しいわ こき使うは 怒鳴るわ パワハラな人で
御主人は 酒と女に目がなく しくしく
ですが ある時 貴族の青年の方が・・
私を王女と・・「え?」
病気の王女さまにそっくりだとかで・・
他サイトありです
文字数 7,423
最終更新日 2022.03.26
登録日 2021.07.20
CroSs MiND第四部移行の為の転機の物語。 第二部の主人公らが・・・。そして、第四部で物語構成が群像恋愛劇から、空想科学群像劇や推理、探求劇へと変化してゆく。
文字数 230,646
最終更新日 2022.03.18
登録日 2022.03.18
【第一部】
ー真珠の白を薔薇色に染め上げてー
ドイツ貴族令嬢のヴィルヘルミーナは、貴族生活に失望していた。
「もっと自由に生きたい」と言う彼女は、友人の大商人の娘であるエマリーとイリーゼを伴い、大海原の海賊となる。
私掠船として、海賊行為をしてたヴィルヘルミーナだが、スペイン海軍にダブルスタンダードがバレてしまった。
そして、敵の砲火の危機に、現れたのは……
白馬の王子様ではなく、漆黒の大男、シュベルツの黒船。
ヴィルヘルミーナとシュベルツ、二人の恋の行方は?
時は英西戦争直前!
ヴィルヘルミーナの白い海賊船、“Der Schlüssel zur Zukunft”(未来への鍵)号は、今日も明日も、大海原を駆け抜ける。
【第二部】
ー真紅のモノローグを伝えてー
時は1625年!
あのヴィルヘルミーナが他界した。
そして、この年、イングランド王国がスペイン王国との『ロンドン条約』を破棄!
つまり、これは、私掠船制度の復活を意味する。
再度、海賊時代の到来なのだ。
そして、時は流れ、世代は変わり……
ヴィルヘルミーナの孫、ヴィルヘルミーナ二世こと、ミーナは祖母の出来なかった自由恋愛とシュベルツ海賊団の出来なかった黄金郷への航海へ向けて出発する。
「我らは、自由と平等の権利を有する者。つまり、海賊だ!」
第二部は、ノベルアッププラス様、カクヨム様にも、同時連載いたします。
***
この作品は、以前、ノベルアップ+様に『キーナ・コスペル女海賊団』として掲載したものを再編集したものです。
再編集前の作品は、今もノベルアップ+様で読むことが出来ます。
カクヨム様でも、同時連載中!
文字数 96,645
最終更新日 2022.03.07
登録日 2021.07.21
私がうつ病と診断されてから日記のように書いた文章です。思っていることを出来事をそのまま書きました。
文字数 4,935
最終更新日 2022.03.01
登録日 2022.02.16
瀬野川さくらは小さい頃に出会った真夏という男の子の事が好きだ。
そしてアイドルの真夏の事も好きだった。
けれどもこの二人の接点には何もないものだとばかり思っていた。
だが、鳴海健人という少年がさくらのクラスに転校してきた事からお話が動き始める。
文字数 13,064
最終更新日 2022.02.27
登録日 2022.02.22
いじめられっ子の早乙女千冬は俺の幼馴染だ。
決してクラス全員にいじめられている訳ではない。可愛らしい見た目と男子にも気軽に接するその姿勢が女子から反感を勝っているだけなのだ。
そんな千冬を助けるべく、俺は様々な作戦を亮介と共に練っていく。
しかし、そんなことは現状を悪化されるだけだった。
散々な結果で心が病んでいた俺は何となく、とあるQ&Aサイトで相談した。別にネット上でいじめを解決できる策が生まれるとは思っていない、ただそうでもしないと心が落ち着かなかったのだ。
すると返信が来た。そこには何のコメントも書かれていない名無しからのURLが。
俺は自暴自棄だったので、何も考えずそれを開く。
すると何にもない部屋が画面に映しだされた。
「写真を写してね?」
そう、コメントを添えられて。
どうするか、迷ったが取り敢えず、幼馴染を写真撮ることに――。
これが全ての始まりだった。
文字数 35,656
最終更新日 2022.02.26
登録日 2021.07.17
ー聴力を失った僕が代わりに得たのは、桜の声が聞こえる、という能力ー
時代は昭和から平成へと移り変わったばかり。主人公・野樹咲人は子供の頃、病で聴力を失った。その代わりに「桜の声を聞くことができる」という不思議な能力を得る。咲人はそれを活かして全国の桜と人間の心を繋ぐ旅をしている。人々は彼のことを「桜の旅人」と呼んでいる。
信州の山奥にある小さな村。そこに生息する老木「ヤヨイ様」は咲人が初めて言葉を交わした桜であり、村人達からこよなく愛されている。その小さな村は時代の移り変わりに伴って隣町との合併が決まった。寿命を迎えようとしているヤヨイ様と、もうすぐなくなってしまう村に住む人々はそれぞれ「最後に思い出を作りたい」と、咲人に依頼をする。彼らの願いを叶えようと咲人は奮闘する。
咲人は果たして彼らの願いを無事に叶えることができるのか?そして、ヤヨイ様が最後に起こした奇跡とは……?
もうすぐ寿命を向かえる桜と、桜を愛する人間達が心を通わせる物語。
※カクヨムに投稿していたものに若干加筆しました※
文字数 42,147
最終更新日 2022.02.26
登録日 2022.02.26