婚約破棄小説一覧
薄れていく意識の中、私の吐いた血溜まりに転がるそれは釦(ボタン)でした。
旧大陸で発見された古代魔導呪文を思わせる文様が描かれた、どこかで見たことのある釦です。
死に逝くものの見た幻覚だったのかもしれませんが、その釦は私の血の上を転がって、うっすらと光り始めました。
文字数 30,143
最終更新日 2024.06.23
登録日 2024.06.16
伯爵令嬢でありながらも、公爵令息であるルイス・ノッカス様の専属メイド兼護衛騎士として働いている私、フィリア・ノイズは、ある日、婚約者から「婚前交渉をさせてもらえないから」という理由で婚約破棄を言い渡されてしまう。
失恋した私を慰めるために、ルイス様が紹介してくれたのは、元公爵令息で現在は伯爵であり騎士でもある人物で――。
※過去作の改稿版ですが、設定が変わっております。
※史実とは関係なく、設定もゆるゆるでご都合主義です。
※中世〜近世ヨーロッパ風で貴族制度はありますが、法律、武器、食べ物など、その他諸々は現代風です。話を進めるにあたり、都合の良いものとなっています。
※誤字脱字など見直して気を付けているつもりですが、やはりございます。申し訳ございません。
文字数 101,316
最終更新日 2024.06.22
登録日 2023.09.13
エリザベート・フォン・シュヴァルツは、王太子アルベルトと婚約している美しい名門貴族の令嬢。しかし、最近アルベルトの態度が冷たくなり、婚約破棄の危機を感じ始める。エリザベートは愛するアルベルトを取り戻すため、彼の興味を引く作戦を立て、歴史の勉強や彼の側近との信頼関係を築く努力を重ねる。
文字数 13,927
最終更新日 2024.06.22
登録日 2024.06.22
王立学園の卒業パーティーで婚約者であるラインハルト侯爵に婚約破棄を告げられたフィーナ。
愛する人に裏切られた絶望から、塔から飛び降りる。しかし、フィーナが目を覚ますと、そこは知らない部屋。「ここは……」と呟くと、知らない男性から声をかけられる。彼はフィーナが飛び降りた塔の持ち主である伯爵で、フィーナは彼に助けられたのだった。
伯爵はフィーナに、自分と婚約してほしいと告げる。しかし、フィーナはラインハルトとの婚約が破棄されたことで絶望し、生きる気力を失っていた。「ならば俺がお前を癒そう。お前が幸せでいられるよう、俺がお前を守ってみせる」とフィーナを励ます伯爵。フィーナはそんな伯爵の優しさに触れ、やがて二人は惹かれあうようになっていく。
文字数 49,697
最終更新日 2024.06.22
登録日 2024.06.20
ランドール王国最東端のルード地方。そこは敵国や魔族領と隣接する危険区域。
そのルードを治めるルーデル辺境伯家の嫡男ショウは、一年後に成人を迎えるとともに先立った父の跡を継ぎ、辺境伯の椅子に就くことが決定していた。幼い頃からランドール最強とされる『黒の騎士団』こと辺境騎士団に混ざり生活し、団員からの支持も厚く、若大将として武勇を轟かせるショウは、若くして国の英雄扱いであった。
幼馴染の婚約者もおり、将来は約束された身だった。
だが、ショウと不仲だった王太子と実兄達の謀略により冤罪をかけられ、彼は廃嫡と婚約者との婚約破棄、そして国外追放を余儀なくされてしまう。彼の将来は真っ暗になった。
はずだったが、2年後・・・ショウは隣国で得意の剣術で日銭を稼ぎ、自由気ままに暮らしていた。だが、そんな彼はひょんなことから、旅をしている聖女と呼ばれる世界的要人である少女の命を助けることになる。
彼女の目的地は祖国のランドール王国であり、またその命を狙ったのもランドールの手の者であることを悟ったショウ。
いつの間にか彼は聖女の護衛をさせられることになり、それについて思うこともあったが、祖国の現状について気になることもあり、再び祖国ランドールの地に足を踏み入れることを決意した。
文字数 605,965
最終更新日 2024.06.22
登録日 2022.04.05
クラリッサは子爵である父と、その愛人との間に生を受けた娘である。
実母が出産後間もなく亡くなった為、クラリッサは父のもとに引き取られた。
クラリッサを良く思わぬ正妻と異母兄姉たちから嫌がらせを受けつつも彼女は美しく成長し、やがて美貌の伯爵ダミアンに見初められる。
幸せを掴めると思った矢先、庇護者であった父が急死すると、正妻とその子らの企みによりクラリッサは婚約者のダミアンに裏切られ、婚約を破棄されてしまう。
守ってくれる者もなくなったクラリッサは、更に異母兄が自身を慰み者にしようとしているのを察知する。
このままでは地獄の生活が待つのみと、クラリッサは実家から逃亡する。
貴族育ちで生きる術など持たぬクラリッサは、ゴロツキたちに騙され拉致されかかるも、突然現れた謎の男に救われる。
美しい顔に傷を残したその男の正体は、若き辺境伯ユストゥスだった。
舞台は西洋風の異世界です。世界観についてはユルユル設定なので、御了承ください。
貴族なども出てきますが、文明レベルは中世ヨーロッパ準拠ではありません。
魔法を利用した、ご都合便利テクノロジーもあります。
動植物や食べ物などリアル世界と同じ名称のものが登場することもありますが、似たようなものがあって、読者の方に分かりやすいよう翻訳してあると解釈していただければ幸いです。
また固有名詞や人名など、現代日本でも分かりやすいように翻訳したものがあります。
もし、お好きなキャラクターやシーンなどありましたら、今後の参考の為に、コメントなどで教えていただければ幸いです。
この作品は「ムーンライトノベルズ」様、「エブリスタ」様にも掲載しています。
文字数 13,347
最終更新日 2024.06.21
登録日 2024.05.07
「ルシナお姉さまよりも私のことが好きだと言うのだから、仕方がないじゃない」
なんでも欲しがるわがままな妹に婚約者を奪われた私、ルシナ・アルベール。
事業に失敗続きの父に加えて、義母と妹の散財。おかげでわが家は没落寸前。
そんな時、アルベール家に手を差し伸べてきたのは若き実業家の男、グレン。交換条件は私との結婚。
「この結婚には裏があるはずよ」
怪しむ私の前に現れたのはスラッとした高身長に、金髪碧眼の端正な顔立ちの男性。内心、ときめいてしまった私。
だが、参加した舞踏会で彼の愛人と思わしき女性からけん制され、挙句には彼と友人の会話を聞いてしまった。
「お嬢さまはお嬢さまらしく、綺麗な鳥かごにいるのがお似合いだ。せめて大事にしてやるさ」
平民出身の彼が欲しているのは身分。彼は貴族社会に進出したいがために、私を選んだのだ。
……上手い話は、そう転がっているわけではないわね。
それならいっそ、政略結婚だと思って割り切るわ!!
我が家の借金を払ってくれてありがとうございます!!
将来的に離婚したいのなら、私は田舎に引っ込みましょう!! 愛人がいるもよし!!
だけど隠し子だけは事前に言ってくださいね。
「私たち、白い結婚にしません?」
「――ふざけるな」
彼に切り出したが、バッサリ拒絶された初夜。
それになぜか結婚後もドレスに装飾品、山のような贈り物。
どうした、旦那さま。借金を払ってくれただけで十分です。もう贈り物は結構ですから。
そして最近、妹と一緒にいるのを見かけたのですが。
あなたも妹がいいって言い出すのかしら?
元婚約者のようにーー。
文字数 136,910
最終更新日 2024.06.21
登録日 2024.05.24
レイリーナ・フォン・アーデルバルトは、美しく品格高い公爵令嬢。しかし、彼女はこの世界が乙女ゲームの世界であり、自分がその悪役令嬢であることを知っている。ある日、夢で見た記憶が現実となり、レイリーナとしての人生が始まる。彼女の使命は、悲惨な結末を避けて幸せを掴むこと。
エドウィン王子との婚約を避けるため、レイリーナは彼との接触を避けようとするが、彼の深い愛情に次第に心を開いていく。エドウィン王子から婚約を申し込まれるも、レイリーナは即答を避け、未来を築くために時間を求める。
悪役令嬢としての運命を変えるため、レイリーナはエドウィンとの関係を慎重に築きながら、新しい道を模索する。運命を超えて真実の愛を掴むため、彼女は一人の女性として成長し、幸せな未来を目指して歩み続ける。
文字数 10,066
最終更新日 2024.06.21
登録日 2024.06.20
※完結まで更新します。
「メル・メロール! きみとの婚約を破棄させてもらう!」
わたしには、誰にも言えない秘密があります。
それは、わたしが持つスキルについてです。
「だが、何も不安に感じることはない! これはあくまでも、形だけの婚約破棄だ! きみへの愛が途切れることは未来永劫あり得ないということを、今ここで誓おう!」
わたしが持つスキル、それは……。
「だから、メル。我が兄を亡き者にし、王位継承権を手中に収めたあかつきには、もう一度きみに結婚を申し込ませてほしい! これはきっと長い道のりになる……だが、たとえそうだとしても、待っていてくれるかい?」
――『溺愛』
わたしと目を合わせた人は、例外なくわたしを溺愛したくてたまらなくなる。
このスキルこそが、わたしが持つ誰にも言えない秘密なのです。
故に、わたしは目を合わせたまま、笑顔で言葉を返します。
わたしを溺愛してくださる殿方の期待を決して裏切らないために……。
「……ええ。喜んで」
文字数 101,812
最終更新日 2024.06.21
登録日 2024.05.24
「お前との婚約を破棄する!」
国を支える公爵家の令嬢に、婚約者である筈の第3王子が一方的に告げた婚約破棄は、王子の愚行と処理され、元王子は辺境に追放された。元凶である男爵令嬢とともに。
それから年月が過ぎ、公爵令嬢は跡を継いだ事で女公爵になった。彼女が心底恋い慕う執事が、令嬢の伴侶となった。
そんなある日、女公爵になった彼女は王都一のカジノに呼び出される。
そこで待っていたのは……。
文字数 23,972
最終更新日 2024.06.21
登録日 2024.06.11
レモンズ侯爵家の長女である私は、幼い頃に母が私を捨てて駆け落ちしたということで、父や継母、連れ子の弟と腹違いの妹に使用人扱いされていた。
私の境遇に同情してくれる使用人が多く、メゲずに私なりに楽しい日々を過ごしていた。
ある日、そんな私に婚約者ができる。
相手は遊び人で有名な侯爵家の次男だった。
初顔合わせの日、婚約者になったボルバー・ズラン侯爵令息は、彼の恋人だという隣国の公爵夫人を連れてきた。
そこで、私は第二王子のセナ殿下と出会う。
その日から、私の生活は一変して――
※過去作の改稿版になります。
※ラブコメパートとシリアスパートが混在します。
※独特の異世界の世界観で、ご都合主義です。
※誤字脱字など見直して気を付けているつもりですが、やはりございます。申し訳ございません。
文字数 81,422
最終更新日 2024.06.21
登録日 2024.06.09
王子に婚約破棄され牢屋行き。
挙句の果てには獄中死になることを思い出した悪役令嬢のアタナシアは、家族と王子のために自分の心に蓋をして身を引くことにした。
だが、アタナシアに甦った記憶と少しずつ違う部分が出始めて……?
酷い結末を迎えるくらいなら自分から身を引こうと決めたアタナシアと王子の話。
※小説家になろうでも投稿しています
文字数 205,671
最終更新日 2024.06.21
登録日 2020.03.19
公爵令嬢で王太子の婚約者なロザリーナは突然婚約破棄されてしまう。
婚約破棄されてしまったロザリーナは一体どうなってしまうのか。
文字数 2,028
最終更新日 2024.06.21
登録日 2024.06.21
あらすじ
夏の夜カフェで、玲奈は彼氏の翔太に告げられた。「玲奈、もう我慢できないんだ。」と。
文字数 1,722
最終更新日 2024.06.20
登録日 2024.06.20
ある日突然、神の花嫁に選ばれたリリス。彼女は滅びの危機に瀕した王国を救う代わりに、すべてを捨てて神の御許へと旅立つことを望まれた。
動揺した彼女は、愛する婚約者や家族に助けを求める。しかし婚約者には婚約を破棄され、家族には栄誉ある死を早く賜るように言われてしまう。誰もが彼女の運命を悲しむどころか、早く旅立つように説得してくることにひどく傷つく。
味方のない中、リリスは聖なる書に魔王を召喚する呪文が隠されていることを知ってしまう。
君は強いひとだからと言われ続けた、実は傷つきやすいヒロインと、ヒロインの弱さに気づき、うっかり絆されて契約したところ、今ではすっかりヒロインの虜になってしまったヒーローの恋物語。
この作品は、他サイトでも公開しております。
表紙絵は、写真ACよりチョコラテさまの作品(写真のID:23071301)をお借りしています。
文字数 10,418
最終更新日 2024.06.20
登録日 2024.06.20
ある日、アルトから突然婚約破棄を考えていると告げられたエリスは、彼に条件を出す。それは「1ヶ月間、毎日私を抱いてください」というものだった。最初は驚きながらも、エリスの意外な提案にアルトは興味を示し、条件を受け入れる。
毎晩、二人は庭園や宮殿の部屋で静かに時を過ごし、抱擁を交わす。アルトは次第にエリスの温かさや優しさに触れ、彼女に惹かれ始める。一方のエリスも、アルトの本当の姿や複雑な感情について知ることで、彼をより深く理解していく。
文字数 10,343
最終更新日 2024.06.20
登録日 2024.06.20
現代日本の普通一般人だった主人公は、突然異世界の豪華なベッドで目を覚ます。鏡に映るのは見たこともない美しい少女、アリシア・フォン・ルーベンス。悪役令嬢として知られるアリシアは、王子レオンハルトとの婚約破棄寸前にあるという。彼女は、王子の恋人に嫌がらせをしたとされていた。
王子との初対面で冷たく婚約破棄を告げられるが、美咲はアリシアとして無実を訴える。彼女の誠実な態度に次第に心を開くレオンハルト
悪役令嬢としてのレッテルを払拭し、彼と共に幸せな日々を歩もうと試みるアリシア。
文字数 10,014
最終更新日 2024.06.20
登録日 2024.06.20
婚約破棄をされたり、したかったり、その他色々。
わりとサクッと解決するお話を書きたかったので書きました。
1話1万字前後のお話です。
文字数 30,104
最終更新日 2024.06.20
登録日 2023.11.11
アナ・ベイア子爵令嬢はごくごく普通の貴族令嬢だ。
彼女は短期間で二度の婚約解消を経験した結果、世間から「傷物令嬢」と呼ばれる悲劇の女性であった。
「すまない」
そう言って彼らはアナを前に悲痛な顔をして別れを切り出す。
アナの方が辛いのに。
婚約解消を告げられて自己肯定感が落ちていた令嬢が、周りから大事にされて気がついたら愛されていたよくあるお話。
※こちらは2024/01/21に出した短編を長編化したものです
※小説家になろう・カクヨムにも掲載しています
文字数 81,632
最終更新日 2024.06.20
登録日 2024.05.05
異世界恋愛、特に「婚約破棄」系の作品の短編集です。
ガイドラインの改訂により、これまで投稿していた2作品をまとめることにしました。
旧作の方は、来月の上旬までには勝手ながら非公開とさせていただきます。
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『婚約解消と運命の女神』
「婚約を解消してくれないか、ヘレネ」
ヘレネに運命の女神はほほえむ。
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『花束の贈り主』
毎年誕生日になると、私の家には花束が送られてくる。
贈り主の名前はきっと婚約者のユージーンだろう。
しかし、「婚約を破棄する」と言われてしまって……。
小説家になろう様では一作品ずつ投稿しています。
文字数 13,086
最終更新日 2024.06.20
登録日 2024.06.20
婚約時に両家で決めた、毎月1回の婚約者同士の交流を深める為のお茶会。だけど、私の婚約者は「彼が認めるお茶会日和」にしかやってこない。そして、数ヶ月に一度、参加したかと思えば、無言。短時間で帰り、手紙を置いていく。そんな彼を……許せる?
*6/21続編公開。「幼馴染の王女殿下は私の元婚約者に激おこだったらしい。次期女王を舐めんなよ!ですって。」
*外部サイトにも掲載しています。(1日だけですが総合日間1位)
文字数 16,310
最終更新日 2024.06.20
登録日 2024.06.20
正論パンチでヒロイン(笑)を改心させるお話。
ざまぁあり、多分ヒロインは改心し始めたはず、取り巻きはヒロインがなんとかして欲しい。
ご都合主義のSS、とりあえずハッピーエンド。
小説家になろう様でも投稿しています。
文字数 2,756
最終更新日 2024.06.20
登録日 2024.06.20
家族、友人、婚約者、その信じていた全てを奪われて、全てに捨てられた悪役令嬢に仕立て上げられた無実の少女が幸せを掴むお話。
ざまぁは添えるだけだけど過激。
主人公は結果的にめちゃくちゃ幸せになります。
ご都合主義のハッピーエンド。
精霊王様はチートで甘々なスパダリです。
小説家になろう様でも投稿しています。
文字数 2,377
最終更新日 2024.06.20
登録日 2024.06.20
リリアナ・エルシエンヌは、美しい金髪と深い青の瞳を持つ公爵令嬢であり、王子アルフレッドの婚約者。しかし、ある日、アルフレッドから婚約破棄の話を切り出される。政治的な理由で他国の王女と結婚せざるを得ないアルフレッドの決断に、リリアナの心は揺れるが、彼への愛を諦めることはなかった。
数週間後、アルフレッドは王に対し、自分の意思を貫きリリアナとの愛を守る決意を示す。彼らの絆はさらに深まり、共に未来を築くことを誓う。
リリアナとアルフレッドの幼少期からの絆や、将来への不安に悩むアルフレッドを支えるリリアナの姿が描かれる番外編では、二人の愛の強さとその背景がより明確にされる。
数々の困難を乗り越え、運命に抗う二人の愛の物語が紡がれる「王子に恋する悪役令嬢 ~運命を超える愛の物語~」は、真実の愛の力を信じる全ての人に贈る感動のロマンスです。
文字数 10,239
最終更新日 2024.06.19
登録日 2024.06.19
「ベアトリーチェ! 悪辣な所業を働いた貴様との婚約を破棄し、ジュリアマリアと婚約するっ!」
巷で流行の小説のような婚約破棄。甥が婚約者に返り討ちにされるのを見ていた王弟・レナートは、ふとひとりの令嬢に目を止める。王太子の傍らで化けの皮がはがれた令嬢——その姉・フェデリカは、扇の陰でひどく愉しそうに嗤っていた。
「君は何を隠している?」
王弟殿下の興味から、ヒロインの姉は逃れられるのか。
腹黒二人が送る異世界ファンタジー。
文字数 50,121
最終更新日 2024.06.19
登録日 2024.05.26
華やかな舞踏会の喧騒が響く宮殿の大広間。その一角で、美しいドレスに身を包んだ少女が、冷ややかな笑みを浮かべていた。名はアリシア・ルミエール。彼女はこの国の公爵家の令嬢であり、社交界でも一際目立つ存在だった。
「また貴方ですか、アリシア様」
彼女の前に現れたのは、今宵の主役である王子、レオンハルト・アルベール。彼の瞳には、警戒の色が浮かんでいた。
「何かご用でしょうか?」
アリシアは優雅に頭を下げながらも、心の中で嘲笑っていた。自分が悪役令嬢としてこの場にいる理由は、まさにここから始まるのだ。
「レオンハルト王子、今夜は私とのダンスをお断りになるつもりですか?」
文字数 12,804
最終更新日 2024.06.18
登録日 2024.06.18
伯爵令嬢であるイルティナには、優秀な妹がいた。
文武両道、才色兼備な妹は魔法の才能もあり、日夜偉業を成し遂げる程の天才だった。
そんな妹と比べて平凡であるイルティナは、慈善活動に精を出していた。
彼女にとって、人の役に立てることといったらそれくらいしかなかったのである。
ある時イルティナは、伯爵令息であるブラッガと婚約することになった。
しかしながら、彼もその両親や兄弟も、イルティナのことを歓迎していなかった。彼らが求めているのは、彼女の妹だったのである。
優秀な妹と婚約したら、全てが上手くいく。ブラッガは、そのような主張をした。
そしてその望みは、叶うことになる。イルティナの妹は、ブラッガと婚約したいと言い出したのだ。
しかしブラッガは、理解していなかった。
イルティナの妹は、決して一筋縄ではいかない者だったのだ。
文字数 90,360
最終更新日 2024.06.18
登録日 2024.05.13
この婚約を破棄したら、大切な彼は王になれない…。
異世界+婚約破棄+オメガバース(拗らせα×健気Ω)
シセラ王国きっての大貴族である公爵家の末子、フロルは銀髪に紫の瞳の美しいオメガだ。アルファの王太子レオンの18歳の成人の日には、二人の婚姻の儀が行われる。ところが、式を二か月後に控えたある日、宮廷ではレオンに「運命の相手が現れた」との噂が飛び交う。
フロルが王宮に向かうと、レオンは温室で金髪のオメガ、メイネと過ごしていた。そこでフロルはレオンの本音を聞いてしまう。大貴族の子である自分との婚約を破棄すれば、レオンは廃嫡になるかもしれない。必死で彼を庇うフロルの心は、レオンにも周囲にも届かなくて……。
◇王太子α×公爵令息Ω
◇拗らせ攻め×健気受け
◆中盤まで主人公が不憫ですがラストはハピエンです。本編の後に番外編を追加。
◆R18表現のある回には※マークが副題に入ります。
★本作よりPNを変更&併記しております。詳細は近況ボードをご覧いただければ幸いです。
🌸HOTランキング掲載ならびにたくさんのご感想やいいね、エールをありがとうございます!!
🌟素敵な表紙はpome村さんが描いてくださいました。ありがとうございました!
文字数 72,275
最終更新日 2024.06.18
登録日 2024.05.06
エレオノーラ・フォン・リヒテンシュタインは婚約者である王太子アルベルトから婚約破棄を言い渡され、全てを失ったと思っていた。絶望の中、彼女の意識は突然1年前に戻る。婚約破棄の悲劇を避けるため、エレオノーラは過去の自分の行いを反省し、周囲との関係を修復しようと決意する。
まずは家族との絆を深め、召使いや貴族たちとの信頼関係を築くために行動を改める。特に、以前のライバルであるイザベラとの友情を築くことに成功する。そして、運命の日が再び訪れた時、エレオノーラは以前とは全く異なる姿を見せる。
アルベルト王太子との再会では、彼女の真摯な態度と変わった行動に感心し、彼もまた心を開き始める。過去の過ちを乗り越え、新たな未来を築くために奮闘するエレオノーラの姿は、周囲の人々にも影響を与え、やがて彼女は尊敬と信頼を勝ち取る。
エレオノーラが過去の過ちから学び、未来を変えるために奮闘する姿を描いた物語。彼女の努力と成長が、やがて王太子アルベルトとの本物の絆を築き上げる。
文字数 11,668
最終更新日 2024.06.18
登録日 2024.06.18
ファーレン公爵家の令嬢であるリリアーナは、ここファリーヌ王国第一王子で王太子であるレイモンド殿下に卒業パーティーで婚約破棄を宣言された。レイモンドの隣には身分違いの恋人と噂になっているサラがいる。
しかし、それは予定通りなのである。なぜなら事前にサラの義姉、リーナに全て聞いていたからである。
バカ王子とサラにやり返す‼︎
文字数 6,688
最終更新日 2024.06.17
登録日 2024.06.17
お粗末な婚約破棄が失敗に終わったその後の話。
嫌いになるには情が深すぎた、ただそれだけ。
※ざまぁ!!よりも案外こういうのがずんと鉛のようにダメージ食らうよね…と思いながら執筆しました。
※小説家になろう様にも同内容の掲載があります。
文字数 6,812
最終更新日 2024.06.17
登録日 2024.06.17
【親愛なるソフィアへ 俺との婚約をなかったことにしてほしい。】
騎士であるジョセフと婚約していたソフィアは、いつか彼と結婚することを疑うこともなかった。しかし、ある日突然、手紙で一方的に婚約破棄を告げられた。理由もなく婚約を解消されたことにソフィアは深く傷つき、立ち直ることができなかった。さらに、親から「もうこの家には置いておけない」と言われ……
文字数 27,265
最終更新日 2024.06.17
登録日 2024.06.01
「お前なんか生まれてこなければ良かった」
母親に罵倒されたショックで、アイオラに前世の記憶が蘇った。
「愛され聖女の物語」という物語の悪役聖女アイオラに生まれて変わったことに気がつく。
アイオラは、物語の中で悪事の限りを尽くし、死刑される寸前にまで追い込まれるが、家族の嘆願によって死刑は免れる。
しかし、ヒロインに執着する黒幕によって殺害されるという役どころだった。
このままだったら確実に殺されてしまう!
幸い。アイオラが聖女になってから、ヒロインが現れるまでには時間があった。
アイオラは、未来のヒロインの功績を奪い生き残るために奮闘する。
文字数 33,485
最終更新日 2024.06.16
登録日 2024.06.03
公爵令嬢アンナの婚約者:スティーブンが不倫をして…でも、アンナは平気だった。そこに真実の愛がないことなんて、最初から分かっていたから。
文字数 20,180
最終更新日 2024.06.16
登録日 2024.06.11
「アデリナ・ハウゼン、貴様との婚約を破棄する!」
アデリナはアヒム・メンロス王太子に婚約破棄された。その瞬アデリナの頭の中に前世の記憶が蘇る。この世界がアデリナがよく読んだ『メンロスのピンクの薔薇』という小説の世界だという事に気づいたのだ。小説のヒロインのクラーラは公爵令嬢で元々幼馴染の王太子アヒムと婚約目前だったが、近隣国のハウゼン王国の王女アデリナが王太子の婚約相手として留学して虐めまくるのだ。がアデリナの国が隣国エンゲル王国に攻め滅ぼされて、アデリナはアヒムに断罪されて最後はその隣国に引き渡されて処刑されてしまうのだ。
呆然とするアデリナは虐めていないのに、皆が虐めていたと証言をしてくれて、追放されてしまう。
そこにはならず者共が待ち受けていて、危機一髪の所を白馬に乗った騎士ルヴィが助けてくれるのだ。
ルヴィとともに帝国に渡ろうとするアデリナに襲いかかるエンゲルの手の者。二人は果たして帝国に逃げ切れるのか?そして、ルヴィの正体は?
二人の間に芽生える愛の行方はどうなる。
ハッピーエンドはお約束。最後まで読んで頂けたら嬉しいです。
文字数 125,186
最終更新日 2024.06.16
登録日 2024.05.05
伯爵令嬢のリリカは、婚約者である侯爵令息ラルフに「水魔法しか使えないお前との婚約を破棄する」と言われてしまう。
異世界に転生したリリカは前世の知識があり、それにより普通とは違う水魔法が使える。
そのことは婚約前に話していたけど、ラルフは隠すよう命令していた。
「立場が下のお前が、俺よりも優秀であるわけがない。普通の水魔法だけ使っていろ」
そう言われ続けてきたけど、これから命令を聞く必要もない。
「婚約破棄するのなら、貴方が隠すよう命じていた力をこれから使います」
飲んだ人を強くしたり回復する聖水を作ることができるけど、命令により家族以外は誰も知らない。
これは前世の知識がある私だけが出せる特殊な水で、婚約破棄された後は何も気にせず使えそうだ。
文字数 52,143
最終更新日 2024.06.15
登録日 2024.05.18
2022/08/31第二部開始となりました!
人物名検索用一覧や各種設定、SS等は下記のアドレスにあります。
https://www.alphapolis.co.jp/novel/708145512/14583089
――
公爵令嬢、エリージェ・ソードルは凡庸である。
同い年の者を百名集めれば、せいぜい二、三十位ぐらいの素質しかない。
優れた機転も、奇抜な発想力も、正確無比の記憶力も、無い。
希にみる初期魔力量も、目を見張る魔術適正も、高い運動能力も、無い。
毎年学園を訪れては卒業していく、”そこそこ”優秀な令嬢にすぎないのだ。
だが、誰もエリージェ・ソードルの凶行を止められなかった。
英才教育を受けていた次期王太子も、
剣の天才である伯爵子息も、
魔術の奇才児も、
異国の王子も……。
誰一人として、この女を止められなかった。
だから、この女は完成させた。
楽園を、愛した男達が離れていくことのない――楽園を完成させた。
だが、それもこの女に以前仕えていた使用人らの登場で崩壊することとなる。
そして、元護衛騎士の男に心臓を刺し貫かれて、この女、エリージェ・ソードルは死んだ……はずだった。
ところがである。
この女、気がつくと六年前の自邸にいた。
この女、エリージェ・ソードルは現実主義者である。
正確には、自身が理解できる範囲で物事を考える。
故にこの女、過去に戻ったこの現象を放置する。
だが、そのかわりに前回、公爵代理としてぶつかった難問を、徹底的に改善し始めて……。
――
凡庸な女、公爵令嬢エリージェ・ソードルが、恐るべきと形容すべき目的意識で身につけた魔力と”改善”をひっさげ、国のため、公爵領のため、領民のため、使用人のため、愛すべき人の為にがんがん突き進む。
そんなお話です。
この女、基本的に貴族主義です。
この女、基本的に論破とか説得とかしません。
多くの場合、地位や暴力で解決します。
そしてこの女、基本的に自重はしません。
胸くそ描写が多数含まれていますが、基本的にざまぁ、とセットです。
文字数 570,237
最終更新日 2024.06.15
登録日 2020.12.08
シオン・グローリア公爵令嬢は、家柄や家の資産などの関係で、幼い頃から王家に嫁ぎ王妃になる事が運命付けられていた。
しかし、成人になる18歳のパーティーの会場で婚約を解消されるのだった。
「別に、婚約を解消されても、【私】が王妃から女王になる事は変わりませんので」
???
どうやら先行きが怪しいようで────
文字数 5,679
最終更新日 2024.06.14
登録日 2024.06.14