学園小説一覧
現役恋愛小説家の勇利愛華は、万年ネタ切れで頭を抱えている。
いつも通っている馴染の海の見えるおしゃれカフェ。
……の一番奥の日の当たらない端の席が彼女の指定席。
勇利愛華はいつもそこに腰を掛けて、執筆に励むが、気がつけばやって来るお客さんの会話に聞き耳を立ててネタになるような話はないか邪推を繰り返す。
ひょんな事から、自身も通っていた腰越高校の文化祭実行委員に送りつけられた脅迫状の犯人を探す事になってしまう。
しまいには親友である奏汐音によって何でも屋『スギウラ』で探偵の真似事の様な事をさせられてしまうことに……
人の死なないミステリーをテーマにした作品となっております。
カクヨム様、ノベルアップ+様、小説家になろう様でも連載させていただいております。
文字数 91,171
最終更新日 2024.06.24
登録日 2024.01.09
仮結婚―少子化が止まらない日本で新たに出された制度。高校を卒業する年齢に達するまでに誰かしらの異性と仮結婚を結ぶ、要は恋人関係にならなければならない、という制度だ。仮結婚が義務化してしまった齊場高校生徒会執行部が繰り広げる恋愛戦争をとくと見よ‼
文字数 2,761
最終更新日 2024.06.23
登録日 2024.06.23
「また負けたぁぁっ!」
赤井紗理奈は才女であった。
勉学、運動、趣味の範囲まで自分は何でも『出来てしまう』
それが彼女にとって大きな悩みでもあった。
だけどそんな自分よりハイスペックな男子の登場で悩みは悩みでなくなった。
今はコイツに勝つことだけに全力を注ぎたくなったのだ。
「さぁ! 今日も勝負よ! 萌黄くん!」
文字数 6,401
最終更新日 2024.06.23
登録日 2024.06.23
α、β、Ωの生徒が同じだけ集められる少し特殊な全寮制の男子校。
その生徒会長を務める通称『β様』こと仁科儀冬弥は、Ωの後輩である行家春真とパートナー関係にある。
けれど少しパートナーの行動が少しおかしい。
そう思っていたある日、αの弟と密かに会っている姿を目撃してしまった。
抱いていたαと弟へのコンプレックスが同時に刺激され、少しずつ暴走を始めてしまい……。
βでなければ。αであれば。
無理矢理にでも繋ぎ止める術があったのに。
学園オメガバース(独自設定あり)
【αになれないβ×βに近いΩ】の盛大で人騒がせな痴話喧嘩の話。
※「芽吹く二人の出会いの話」でくっついた二人のお話です。
文字数 35,010
最終更新日 2024.06.23
登録日 2024.06.04
東雲詩乃は付き合っているはずの彼氏に散々ひどい目に遭わされた。
会社の金を横領し、詩乃の預金をすべて引き出した男は捨て台詞を吐いて、乙女ゲーとまったく同じ異世界に上級悪役貴族として転移した。
詩乃は底辺の貴族令嬢シリカ・ランバートとして、男に復讐しつつ幸せになる。
文字数 114,127
最終更新日 2024.06.22
登録日 2024.06.07
王立学園の卒業パーティーで婚約者であるラインハルト侯爵に婚約破棄を告げられたフィーナ。
愛する人に裏切られた絶望から、塔から飛び降りる。しかし、フィーナが目を覚ますと、そこは知らない部屋。「ここは……」と呟くと、知らない男性から声をかけられる。彼はフィーナが飛び降りた塔の持ち主である伯爵で、フィーナは彼に助けられたのだった。
伯爵はフィーナに、自分と婚約してほしいと告げる。しかし、フィーナはラインハルトとの婚約が破棄されたことで絶望し、生きる気力を失っていた。「ならば俺がお前を癒そう。お前が幸せでいられるよう、俺がお前を守ってみせる」とフィーナを励ます伯爵。フィーナはそんな伯爵の優しさに触れ、やがて二人は惹かれあうようになっていく。
文字数 49,697
最終更新日 2024.06.22
登録日 2024.06.20
こちらは及川奈津生さま主宰 #現代異能バトルBL 企画参加作品となります。
ユニークスキル(異能)を持つ人と普通の人がいる世界の現代日本では異能者は異能バトルで興行を行うか裏社会で隠れて生きることになるものが多かった。
そんな異能者が社会に適応出来るように作られた国立異能学園では三月のある日卒業試験が行われていた。戦闘系異能力者達が潰しあう中、勝者に与えられる権利がほしい非戦闘系能力者ケイはその性格からおっかなびっくり千載一遇のチャンスを狙う。
目付きの悪い平々凡々な受けがスパダリ攻めに想いを伝えたくてもだもだしてたら逃走生活を送ることになった話です。
この作品は他のサイトでも掲載しています。
文字数 37,691
最終更新日 2024.06.22
登録日 2024.05.17
あらすじ
王子と婚約関係にある侯爵令嬢のメリベルは、訳あってずっと秘密の婚約者のままにされていた。学園へ入学してすぐ、メリベルの魔廻が(魔術を使う為の魔素を貯めておく器官)が限界を向かえようとしている事に気が付いた大魔術師は、魔廻を小さくする事を提案する。その方法は、魔素が好むという悲しい記憶を失くしていくものだった。悲しい記憶を引っ張り出しては消していくという日々を過ごすうち、徐々に王子との記憶を失くしていくメリベル。そんな中、魔廻を奪う謎の者達に大魔術師とメリベルが襲われてしまう。
魔廻を奪おうとする者達は何者なのか。王子との婚約が隠されている訳と、重大な秘密を抱える大魔術師の正体が、メリベルの記憶に導かれ、やがて世界の始まりへと繋がっていく。
登場人物
・メリベル・アークトュラス 17歳、アークトゥラス侯爵の一人娘。ジャスパーの婚約者。
・ジャスパー・オリオン 17歳、第一王子。メリベルの婚約者。
・イーライ 学園の園芸員。
クレイシー・クレリック 17歳、クレリック侯爵の一人娘。
・リーヴァイ・ブルーマー 18歳、ブルーマー子爵家の嫡男でジャスパーの側近。
・アイザック・スチュアート 17歳、スチュアート侯爵の嫡男でジャスパーの側近。
・ノア・ワード 18歳、ワード騎士団長の息子でジャスパーの従騎士。
・シア・ガイザー 17歳、ガイザー男爵の娘でメリベルの友人。
・マイロ 17歳、メリベルの友人。
魔素→世界に漂っている物質。触れれば精神を侵され、生き物は主に凶暴化し魔獣となる。
魔廻→体内にある魔廻(まかい)と呼ばれる器官、魔素を取り込み貯める事が出来る。魔術師はこの器官がある事が必須。
ソル神とルナ神→太陽と月の男女神が魔素で満ちた混沌の大地に現れ、世界を二つに分けて浄化した。ソル神は昼間を、ルナ神は夜を受け持った。
文字数 191,047
最終更新日 2024.06.22
登録日 2024.04.22
文字数 106,313
最終更新日 2024.06.22
登録日 2023.04.20
文字数 29,988
最終更新日 2024.06.21
登録日 2024.04.27
聞いてくれ。
騎士科学年一位のアイツと、二位の俺は同じ部屋。これまでトラブルなく同居人として、良きライバルとして切磋琢磨してきたのに。
最近のアイツ、俺のシャワー中に絶対入ってくるんだ。しかも振り向けば目も合う。それとなく先に用を済ませるよう言ったり対策もしてみたが、何も効かない。
とうとう直接指摘することにしたけど……?
距離の詰め方おかしい攻め × 女の子が好きなはず?の受け
短編ラブコメです。ふわふわにライトです。
頭空っぽにしてお楽しみください。
文字数 36,663
最終更新日 2024.06.20
登録日 2024.06.05
日本で善行を重ねた老人は、その生を終え、異世界のとある国王の孫・リーンオルゴットとして転生した。
家族に愛情を注がれて育った彼は、ある日、自分に『神に愛された子』という称号が付与されている事に気付く。一時はそれを忘れて過ごしていたものの、次第に自分の能力の異常性が明らかになる。
常人を遥かに凌ぐ魔力に、植物との会話……それらはやはり称号が原因だった!
平穏な日常を望むリーンオルゴットだったが、ある夜、伝説の聖獣に呼び出され人生が一変する――!
感想欄にネタバレ補正はしてません。閲覧は御自身で判断して下さいませ。
文字数 781,012
最終更新日 2024.06.20
登録日 2018.05.20
金髪、つり目、荒い口調という見た目から根も葉もない噂を立てられ、不良少女と呼ばれて嫌われている西城 香織。
陰キャぼっちの東野 陸はとあるきっかけから、学校で孤立しているもの同士、香織と助け合う仲になる。
「可愛いって言われるとすぐ照れるし、強がってるくせに甘えたがりだし、妹思いな優しいお姉ちゃんだし……誰だよこんな可愛い子を不良少女とか言ったヤツ!」
悪意を向けられてきた香織は誰にも心を許すまいとツンツンしていたが、徐々に陸にだけはデレるようになっていって……。
陰キャぼっちと不良少女のじれじれ甘々な日々が始まる。
文字数 14,803
最終更新日 2024.06.19
登録日 2024.05.18
文字数 2,862
最終更新日 2024.06.19
登録日 2024.06.19
※魔王の側近として育てられた少年と将来の勇者候補生達のドタバタコメディ!
幼い頃に身寄りを失い、魔王に拾われた人間の「ナイト」彼が仕える魔王は人間に敵意は抱いておらず、むしろ人間と交流を深めたいと考えていた。そこで彼女は他の魔王が動き出す前にナイトを人間の国に送り込み、伝説の勇者のような優れた人材を育成するための学園に彼を入学させる。将来的に勇者になりそうな人間を見出し、親交を深めるように命じられた。だが、何故かナイトが関わるのは一癖や二癖もある問題児ばかりだった。
「ふええっ……もう動けないよ」
「ぼ、僕の影魔法は凄いんだぞ!?一発で魔王を倒せるぐらいだからな!!」
「いったぁっ!?また足挫いた!!」
「皆、落ち着いて!?」
運動音痴の白魔術師、見栄っ張りの黒魔術師、足癖の悪い獣人族の女の子、ナイトはそんな彼等と共に学園生活を過ごす――
文字数 129,291
最終更新日 2024.06.19
登録日 2024.06.01
神戸のMIXBAR「千流」のマスターの滝千佳史はとても優しい人。千佳史の優しさに癒されに毎夜傷を抱えたマイノリティ達が「千流」に集う。その千佳史には、中学卒業から10有余年、一度も会えず、もう二度と会うこともないけれど、ずっと心に抱く忘れ得ぬ人が居た。ある日、毎年開催の同窓会に、今まで一度も顔を見せたこともなく、今年も予定ではなかったその人、志賀篤仁が突然、来るという。
嬉しさを通り越す混乱の中、中学の卒業式以来、実に14年振りの再会に胸が震える千佳史だか、実はその日、志賀は人生最悪の事態に見舞われていた……
文字数 172,197
最終更新日 2024.06.19
登録日 2024.06.06
前世で病弱だった私は死んだ。
私は死ぬ間際に願った。
もしも生まれ変われるのなら、健康で丈夫な身体がほしいと。それに魔法が使えたらいいのにと。
そしてその願いは叶えられた。
小説に登場する悪役令嬢として。
本来婚約者になる王子などこれっぽっちも興味はない。せっかく手に入れた二度目の人生。私は好きなように生きるのだ。
私、魔法使いになります!
※ご都合主義、設定ゆるいです
※小説家になろう様にも掲載しています
文字数 5,475
最終更新日 2024.06.18
登録日 2024.06.18
創世暦4755年。
人類は新たな進化を遂げ、崩壊した地球を脱し、「漂流者」となって宇宙を旅していた。
彼らは第4次世界大戦の後、核兵器の使用によって荒廃した大地の上で、死にゆく星と生命の行く末を見届けようとしていた。
人類を救ったのは、ソラリス(調停者)と呼ばれる外界の“ヒト”であり、人類の“祖先”であり、——現生生物の祖先であった。
実は、人類を含む地球上のあらゆる生命体は、地球の誕生以後、宇宙生命化プログラム(エネルギー保存化計画)の一端として、原始生命体の細胞を分け与えられ、独自に進化を遂げた歴史を持っていた。
ソラリスは全宇宙に存在する無数の星に種を植え付け、あらゆる生命体の可能性を探り、様々な種と生命の繁栄を手助けする「箱舟」の役割を担っていた。
人類は、彼らの集積する生命のパーツ、——すなわち“宇宙生命化プログラム”の「データ」の一部として回収され、次なる進化へと向けたステップに移行していた。
銀河GN-z11の中にある星、カストル星には、かつて地球で暮らしていた人類の細胞を受け継ぐ「フェアリー」や「バーバリアン」、「アヤカシ」、「エルフ」、「ドラゴニア」、その他様々な種族が、“第一次大陸間戦争”と呼ばれる大規模な戦時時代の真っ只中にいた。
東の大陸に鎮座する帝国、ミゼリア東方共和国の兵士養成学校、『セントラル・アカデミー』の期待の新人として名を馳せる“セフィリア・ハールート”は、自らの特性を活かした修道士(ソーサラー)としての道を極めようと、日々の修練を重ねていた。
そんな最中、アカデミーの教官から“ある人物”と手を組んでみてくれないか?と提案を受ける。
彼女は研修生の身ながら、次期魔導兵候補生の一員として将来が約束されていたも同然だった。
誰かの手を借りる必要も、余計な勉学に励む必要もない。
しかし、教官は言ったのだ。
「お前に足りないものは、戦闘に於ける「力」ではなく、「知識」なのだ」
と。
彼女は理解できなかった。
力はもちろん、知識が不足していることなんて…
才能あふれる彼女の前に現れたのは、同じく“期待の新人”として名を馳せていたダリの村出身の戦士、“ソラ・アーケード”だった。
彼は、期待の新人ながら、とある問題点を抱えていて…
文字数 12,248
最終更新日 2024.06.18
登録日 2024.05.27
学校イチモテ男の渡来直人(わたらい なおと)に翻弄され続ける百瀬ヒナミ(ももせ ひなみ)。人の感情に鈍感なヒナミは渡来君からの一言がきっかけで彼を気にかけてしまう。そんなヒナミをみかねて心配するクラスメイト本郷大志(ほんごう たいし)は恋愛ゲームの金字塔。「ストロベリーカフェへようこそ!」の生みの親。本郷あゆむの息子である。ヒナミが渡来を忘れるように、大志はしぶしぶ会社の最新作。「バーチャルシュミレーション愛」に招待してしまう。果たしてヒナミのコミュ症は改善するのか!
文字数 4,064
最終更新日 2024.06.18
登録日 2024.06.06
高校生の夏目秋子と幼馴染みの柊春一。いつまでも変わらないと思っていた二人の関係が変わる時、二人は自分の秘めた想いに気がついた。
文字数 6,057
最終更新日 2024.06.17
登録日 2024.06.17
人生でもっと最悪な中学二年生の六月にタイムスリップをしてしまった、坂口泰也。
同じ地獄が同じ匂いで同じだけ、あの時にように広がっている。
あの時自分を殺してくれなかった神の悪戯に、彼は深い絶望を覚えた。
しかし、同じでないものが一つだけ。
再度歩む人生の中、自分だけが知らない少女が彼の家族の中にいる。
彼女は一体、誰で何者なのか。
なにが目的なのか。
本当にここは過去なのか。
文字数 77,488
最終更新日 2024.06.17
登録日 2024.06.17
王妃レイジーナは出産を期に入れ替わった。現世の知識と前世の記憶を持ったレイジーナは王子を産む道具である現状の脱却に奮闘する。
さらには息子に殺される運命から逃れられるのか。
中世ヨーロッパ風異世界転生。
文字数 110,376
最終更新日 2024.06.17
登録日 2023.12.04
転生して女に生まれ変わった紅葉秋音は、ここがホラーゲームの世界だと気づく。
しかも最大にして最悪のハードモードなホラゲー『ユウヒ―青の防衛戦線―』、略して夕青のメインキャラクターの一人だった。
紅葉秋音というキャラクターができるのは弓道部としての天才的な力のみ。しかし転生した秋音は弓なんてしたことがなく、特技も何もない状態だった。
「ハードモードどころかナイトメアモードじゃねえか!!」
ゲームにおいて、遠距離攻撃が得意な秋音は必要不可欠な存在。
負け続ければ、いつか死ぬ。そんな恐怖に怯えていたある日、彼女は思いついた。
「そうだ、知識しかないなら主人公に全部押し付けちゃおう! あいつなら頭脳特化だし、いい方法が思いつくはずだ!」
死亡フラグを抱えた秋音は、生きたいがために主人公の神無月鏡夜と手を組むことに決めた。
ホラーゲームの知識を主人公に教えて攻略することとなった彼女はまだ知らない。この世界はホラーゲームではあるが、全てが同じではないことに……。
文字数 17,650
最終更新日 2024.06.17
登録日 2024.06.17
日本で子持ち主婦だった私は、死後に異世界転生していた。どうやらここは乙女ゲームの世界で、私は悪役令嬢らしい。乙女ゲームをプレイしたことがない私は、何のゲームかさっぱりわからない。
かくなるうえは、前世で読みあさった異世界漫画の知識で乗り切るしかない。
やがて舞台は貴族が通う学園へ。ヒロインらしい女生徒も登場して、いよいよ乙女ゲームらしくなってきたわ。
とにかく私は、悪役令嬢として断罪されないように、気をつければいいのよね。
何とか1年目を終えた私に、衝撃の展開が。
ヒロインみたいな人が、もう1人現れた?
ちょっと待って。1年目に始まったゲームが、まだ終わっていないのに。最初に出てきたヒロインは、誰も攻略していない。
一体、どうなっているの?
R18要素と百合要素*は中盤から、BL要素**は後半にあります。いずれも、ごく一部です。
番外編一は、ヒロイン視点で入学時から最終学年始めまでの期間で、裏クエストをこなす話がメインです。
番外編二は、シャルル王子視点で、悪役令嬢が前世の記憶を取り戻す前の二人の出会いや、不本意な婚約に対する彼なりの抵抗を書いています。回想を挟みますが、時系列としては、本編終了直後に当たります。
文字数 312,777
最終更新日 2024.06.16
登録日 2024.04.03
文字数 21,072
最終更新日 2024.06.16
登録日 2024.05.06
人々は夢を見ている。
現実と、非現実。
その境界線には、果てのない「線路」があった。
地平線の彼方へと伸びる、3番線の線路。
線路は、“いつの日かの世界”からやって来ていた。
昨日でも、今日でも無い世界から。
「線路を走る電車には、帰りの便がない。それでも行くの?」
夢と現実、——生と死の狭間にて繁栄する街、「黄泉國(よもつくに)」。
そこでは、人々の魂を捕食する存在、“ソウルイーター”と呼ばれる獣が跋扈していた。
これら魔物は人々の魂に棲みつき、内側から命を蝕んでいく存在であり、古くから下界(ソウル・シティ)を脅かす存在として忌み嫌われていた。
近年、ソウルイーターと呼ばれる怪物たちはその勢力を広げつつあり、『十界曼荼羅』と呼ばれる謎の軍事戦略組織が、黄泉国の中央に鎮座する『八葉蓮華』を破壊しようと目論んでいた。
八葉蓮華は人々の魂が輪廻するために必要なエネルギーの通り道であり、魂が持つ記憶を浄化し、新たな生へと昇華するための事象変異機関(Sマトリクス機関)であった。
出雲国真那(いずもくにまな)は、元々ソウルイーターとして生まれた魔物であったが、ある出来事を境に、ソウル・シティに紛れ込んでしまう。
紛れ込んだ当時、幼子の姿であった彼女を森の中で見つけた平山薫は、彼女を匿い、自らの娘として育てることを決意する。
平山薫は、黄泉国の元住人であり、ソウル・シティに紛れ込む魔物たちを討伐する役割を担うハンターだった。
ある日、魔物との戦闘によって脳に重い傷を負ってしまった薫は、植物状態となり、1年以上意識不明の状態が続いていた。
真那は自らがソウル・イーターであること、人間ではない異形の怪物であることを知らされないまま、12年もの間下界で暮らしていた。
しかし、薫の書斎で、彼女が書いた一冊の日記を発見し、そこで自らの存在や、薫が待ち受ける運命を目の当たりにする。
薫の意識が戻らないことを悟った真那は、急ぎ病院へと向かうが——
文字数 971
最終更新日 2024.06.16
登録日 2024.06.16
涙が落ちる。
涙は彼に届くことはない。
彼を想うことは、これでやめよう。
何をどうしても、彼の気持ちは僕に向くことはない。
僕は、その場から音を立てずに立ち去った。
僕はアシェル=オルスト。
侯爵家の嫡男として生まれ、10歳の時にエドガー=ハルミトンと婚約した。
彼には、他に愛する人がいた。
世界観は、【夜空と暁と】と同じです。
アルサス達がでます。
【夜空と暁と】を知らなくても、これだけで読めます。
随時更新です。
文字数 19,822
最終更新日 2024.06.16
登録日 2024.06.13
厄災は解き放たれ希望だけが残った。
その箱は開いてしまったのか、それとも誰かの手で開け放たれたのか。
これは混沌への序章。
あるいは、希望へのエピローグとなるか。
文字数 647
最終更新日 2024.06.16
登録日 2024.06.16
ねえ、タカ君。
私はもう存在していないって知っている?
私が「人間」じゃなくて、神様の子どもだってことを。
あなたと会えた日から、いつも思ってた。
いつかこうなる日が来るだろうな、って。
いつか、今日という日が無くなるんだろうな、——って。
何もなかったことにはしたくないんだ。
あなたと出会えたことを、なかったことにはしたくなかった。
でも、もう行かなくちゃいけない。
星が降るのを止めなくちゃいけない。
きっと、もう、間に合わない。
だけど——
あなたと過ごせた日々のことを、世界に置いていくことはできない。
私は最初からどこにもいなかった。
それが「運命」なら、私たちが立ち止まれる場所は、もうどこにも残っていない。
たとえ抗うことができない時間が、明日の世界に続いているとしても、きっといつか、あなたと再会できる日が来ることを願っている。
失われた記憶の底で、いつか、雨が止む日が訪れたとしても。
文字数 4,062
最終更新日 2024.06.15
登録日 2024.06.09
夏の部活動。それは暑さと、疲労との戦い。精神はギリギリまで追い詰められる。しかし、そんな痛苦を一瞬で吹き飛ばしてしまう瞬間がたまに存在するから、また僕らは走り出す。
文字数 1,352
最終更新日 2024.06.15
登録日 2024.06.15
青藍坂学園には美女四天王が存在する!
彼女らを口説き落とすことができれば学園での高校生活はバラ色に輝き将来は安泰だが、未だ誰もその麗しくも可憐な手に触れることさえ叶わない。
そこに平凡で愚かな一人の挑戦者が現れた!!!
文字数 4,878
最終更新日 2024.06.14
登録日 2024.06.14
主人公は、とある学校に隣接する飲食店の店長。
元気いっぱいな男の子、おしゃべりに夢中の女の子、小難しい顔をしている大学生、眠たそうに歩いて電柱にぶつかりそうな高校生、そんな学生たちを横目に今日も俺は店先の花に水をやる。
放課後になると暇な学生たちのたまり場になることから「AOHARUキッチン」なんて呼ばれているが、俺自身そんなものとは無縁だったので、皮肉にしか聞こえない。
この物語は、枯れていくオジサンと眩しすぎる若者たちの話を作れたらいいなと思います。
文字数 4,803
最終更新日 2024.06.13
登録日 2024.06.05
父子家庭で育った俺、風間悠斗。全国を親父に付いて転勤引越し生活してたが、高校の途中で再び転勤の話が出た「インドだと!?冗談じゃない」という事で俺は拒否した
東京で遠い親戚に預けられる事に成ったが、とてもいい家族だった。暫く平凡なバイト三昧の高校生活を楽しんだが、ある日、変なガキと絡んだ事から、俺の人生が大反転した。「何だこれ?!俺のスマホギャルゲがいきなり仕様変更!?」
だが、それは「相手のパラメーターが見れる」という正に神ゲーだった
文字数 121,767
最終更新日 2024.06.12
登録日 2024.05.25
魔王討伐後の勇者に王様から新たな任命が下る。
指定された学園に赴き学園生として、恋に臆病な女生徒を勇気づける。
「ただちに告白せよ!」
勇者の肩書にこだわるルタはしぶしぶと王命に従う。
この作品は外部サイト「小説家になろう」「カクヨム」「ノベプラ」にも掲載しています。
文字数 12,799
最終更新日 2024.06.12
登録日 2024.06.12
僕、渡辺陸には好きな人がいる。 少女はクールで天才芸術家。名前は布虹花。 そして、彼女はいま野球部のエースの告白を受けている。 偶然、僕はその場を遭遇してしまった。 虹花と僕の恋の行方はどうなるのだろうか?
文字数 7,962
最終更新日 2024.06.11
登録日 2024.06.11
海外留学に行く前に、幼馴染が家にやってきた
イギリスの留学が決まった光は、いい朝を迎える。 そろそろコーヒーを飲もうかと思うと、ドアベルが強く押された。 部屋を出て、店の方の扉を開くと、幼馴染は不機嫌な表情を浮かべながら待っていた。 「遅い! 早く開けてよね!」 なんで、彼女はやってきたのか?
文字数 8,376
最終更新日 2024.06.11
登録日 2024.06.11