現代文学 日常小説一覧
俺は35歳で|山国雄一《やまくにゆういち》という。奥さんは9つ年下の山国|達子《たつこ》、26歳。結婚6年目。今日は3月3日、ひな祭りの日で、結婚記念日。子どもは1人いて3歳の女の子で年少さん。幼稚園に通っている。達子はとても娘の|凛《りん》を可愛がっている。でも、俺は子どもが嫌いだ。だから、自分の子どもでも可愛いとは思えない。このことは達子には言っていないけれど。できちゃった婚だから責任をとるために結婚しただけだ。達子1人じゃ、凛を育てられないし。経済的にも難しいし。生活保護という手もあるけれど、それは達子は嫌みたいだ。なぜ嫌かと言うと多分、車を持てなくなるからだろう。確かに、この地域は車がないと非常に不便だし、困る。車は俺の普通車と、達子の軽自動車の2台ある。チャイルドシートは達子の車の助手席に設置されている。一応、念のため俺の車にもチャイルドシートは助手席に設置してある。
文字数 7,814
最終更新日 2024.03.29
登録日 2024.03.29
福岡生まれ、福岡育ちの一般男性(26)が、お仕事終わりや貴重な休みに飲食店に赴いて1人宴をするだけの話。
文字数 10,095
最終更新日 2024.03.27
登録日 2024.03.20
重病の母を支える私の家に来た男。義理の父となった男は母を看取った。
母を失った私は、家族になったばかりの男と二人きりの家族になる。
ビターエンド。淡々としたお話です。
事件の少ない、湿気の多い、ちょっとジメジメしたものになりました。
文字数 7,720
最終更新日 2024.03.24
登録日 2024.03.24
誰もが〝無〟の中を漂っている。
空虚さを埋めつつ、虚勢を張るための独り言――
どこにでも転がっている物語、
その中の人たちの人生の一場面を切り取っている、
そんなテイの話です。
ショートショートにしていますがオチはないので、
そのあたり期待せずに読んでいただければ嬉しいです。
文字数 4,318
最終更新日 2024.03.24
登録日 2023.05.22
行きつけの喫茶店は既に閉店済み? 通りで客がいないわけだ……
雰囲気のある古い喫茶店、なんとなく話を聞いてくれる店主。
大学卒業を間近に控えた俺は、いきつけのカフェが実は閉店していたことを知る。
なぜ喫茶店は開いていたのか、この出会いがなければ俺はどうしていただろう。別れから冬が終わりはじめる。いつかの春を目指す物語。
※カクヨムとノベルアップにも投稿しています。
文字数 1,935
最終更新日 2024.03.23
登録日 2024.03.23
カレーは飲み物、ポテチはふりかけ。デブの合言葉さ。
婚活パーティーで再会した幼馴染――空井揚(そらいあき)、略してからあげは、昔と変わらなかった。
からあげはホームだという居酒屋で謎の注文をする。「トリあえずカラ、オールインで」。
彼はまさしくデブに誇りを持っているデブ、キングオブデブだ。
そんな彼との油まみれな居酒屋トークに花を割かせる。
はたして、女の子とマッチングしなかったメンタルショックと呪文注文による胃へのダイレクトアタック、どちらのダメージが大きいか。からあげの奮闘にこうご期待。
※カクヨムにも投稿しています。
文字数 2,267
最終更新日 2024.03.18
登録日 2024.03.18
一話完結物語です。一話も短めです。
黒川麗子(25)はごく普通のどこにでもいる女性。毎日を楽しく生きている。
しかし、ときどき嫌になる日がある。そんなときの麗子を見てやってください(^^)
文字数 734
最終更新日 2024.03.14
登録日 2024.03.14
主人公、遥(24)は勇敢で友達想い、長身の女性。友達の葵(24)は温厚で優しく、ボランティア活動を熱心にやっている女性。二人は幼馴染で仲が良かった。ある日、遥のもとに悲しい知らせが届く。悲しみをこらえ、遥の選んだ道は……。
文字数 15,705
最終更新日 2024.03.14
登録日 2024.03.11
あるところに少女がいました。それはそれは普通の少女でした。しかし、孤独な少女でした。未だ未成年の少女の日記は、一つの起承転結もなく普通の日記でした。ただひたすらに、その時を待っていました。
文字数 14,645
最終更新日 2024.03.12
登録日 2024.01.27
文字数 56,068
最終更新日 2024.03.11
登録日 2023.11.01
文字数 1,473
最終更新日 2024.03.10
登録日 2024.03.10
文字数 11,121
最終更新日 2024.03.08
登録日 2019.11.05
文字数 5,406
最終更新日 2024.02.25
登録日 2024.02.25
四畳半の部屋に机と椅子を置いた原稿用紙とペンだけの生活。
窓から見える雨をぼぉっと眺めていた。
読んでいただけたら、頑張って続き書こうかと思います。(えらそうに)
文字数 4,860
最終更新日 2024.02.21
登録日 2023.04.06
文字数 478
最終更新日 2024.02.18
登録日 2024.02.18
僕は隙をみて彼女にキスをした。すると、
「ちょっと、何すんのよ!」
と言われ、ビンタされた。
「痛っ! 叩くことないだろ!」
「悪いのはあんたよ!」
俺をビンタした女は|合津清美《あいずきよみ》と言い、十九歳。ビンタされた俺は|竹田翔太《たけだしょうた》、二十歳。大の女好き。
俺は狙った獲物は逃がしたことはない。でも、清美はなかなか落ちない。ガードか固いというか。こんな女は初めてだ。俺に興味がないのか? いやいや、そんな訳がない。女から嫌われる時は別れたあとだ。
日本は一夫一婦制だが、一夫多妻制ならいいのに。いつもそう思う。そしたら、とっかえひっかえ出来るのに。
俺は一人の女だけと付き合うのは物足りない。必ず浮気する。それがバレていつも別れる。原因はそれだ。
文字数 11,322
最終更新日 2024.02.18
登録日 2024.02.18
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