和風ファンタジー小説(外部サイト)一覧
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異形のはびこる世で、結界によって守られた里・佳蛇。その里の元巫女、彩音は不治の病にかかり、潮の祠に幽閉されてしまった。
暗い岩場で、誰にも知られることなく死を迎えようとしていた彼女の前に、銀色の光をまとった不思議な男が訪れる。
「そなた、どうせここに居ても、息絶えるその時まではただ徒然なるばかりであろう。私に付き合え」
「は……?」
気まぐれで傲慢で、それでいて美しいその男の正体は……。人外の者と卑屈な巫女の王道恋物語。
登録日 2016.09.16
風に乗ってどこまでも遠くへ運ばれていく、沈丁花の香り。
蝶がその香りに吸い寄せられるように、
体に沈丁花の形をしたアザがある娘――せつなもまた
“よからぬもの”を引き寄せる力を宿していた。
親戚中から忌み嫌われ、人買に売られた少女せつな。
遊郭の次期楼主――天珠に買われたことで、
絶望的だったその後の運命が大きく変わろうとする。
「お前を買った時点で、お前の命は俺のもの。
勝手に死ぬことは許さない」
“あること”のために、毎日一度だけ
せつなと天珠は口づけを交わす。
そこに、感情なんてものは存在しない。
――はずだったのに。
「どうした?その、物欲しそうな表情は」
「…そ、そんなことありません」
「正直に言ってみろ。でないと、今日の分はお預けだな」
今宵もせつなは、天珠の甘い罠に翻弄される。
そんな2人はまだ気づいていない。
遊郭に咲く沈丁花の香りを求め、
“よからぬもの”がすぐそばまで忍び寄っていることに。
登録日 2024.12.26
「俺も悪神倒しの仲間にいれてください」
日本のどこにあるのか分からない不思議なとある村。
刺激のない平凡な日々を過ごしていた高校生の橘平は、雪の夜、森の近くで村の神社の跡取り娘・桜と出会う。
危険を冒してまで暗い森を目指す彼女の目的は、大切な人たちのために「悪神」を消滅させることだった。
橘平は桜から村に封印される「悪神」の存在、そして村の「おかしさ」を知り、自身も桜とともに悪神の謎を探ることを決意する。
大切な人たちのために自分を犠牲にしてまで頑張る桜。
大好きな人たちを守るために他人と距離を置く向日葵。
美しい見た目と面倒な性格で苦労する葵。
将来の夢も好きなモノもない橘平は、彼らの姿に、生きることの意味や自分に欠けている感情を見出していく-。
村に伝わる不思議な力を操る桜たちと、普通に見えてちょっと変わった特技を持った少年が織りなす現代和風ファンタジー。
登録日 2024.07.05
ある日突然、特別な存在の妖になってしまった私、三好陽菜。
ヒトとして生きていけないことを知り、仕方なく妖世界へと向かうのだが、私の存在は絶対的なものらしい。だから、私を慕ってくれる妖ばかりかと思ったらどうやらそうではないらしくて──。
私は無事に妖として生きていけるのか。
そして、ヒト嫌いな妖狐と出会い、喧嘩したりするも妖狐は徐々に心を開くようになっていき、お互いが意識しあうようになるも素直になれず少し焦れったいかもしれない妖狐×女主人公の異世界ラブストーリー。
※偶数日更新
カクヨムでも投稿しています。
登録日 2019.01.30
妖狩りを生業にする桂花宮家で生まれ、先祖返りの生力を持つ千里は、ある日二人の存在に突然口付けをされる。
❇️一人は、通称『鴉』と呼ばれる半不死の妖。彼は千里に忘れている何かを思い出すように言う。鴉の口付けがきっかけで千里は他人の記憶を夢に見るようになり、第二の能力である過去夢の力に目覚める。
❇️一人は、幼なじみであり守り人の、妖のクォーターの智太郎。
千里は智太郎がいつか妖側に完全に堕ち、妖力に耐えられず死んでしまう事を知る。
妖と人との過去の記憶から、大切な存在である智太郎を救う方法を必ず見つけてみせる!
☆☆着物姿のおっとりお嬢様×少女顔ポーカーフェイス幼なじみ(俺様)の、近いようで遠いような両片思い! 智太郎目線の話もあります。心理描写、情景描写多め☆☆
■ファンタジーだけど、ファンタジーじゃない……本当の夢から生まれた、リアルな想いの物語■
恋愛展開、バトル展開、過去夢、ファッション展開に、飯テロ!?ありです! 裏切り者は誰……? 愛と憎悪の狭間に立つ☆☆
―秋―
①大ノ蛇栄螺堂(おおのへびさざえどうへん) 婚約破棄と出会いの話(第一章改稿済み)
②青ノ鬼編(あおのかみへん) 人と妖の、恋の末路の話
―冬―
③秘匿ノ罪編(ひとくのつみへん) 隠された想いの話
④雪原ノ心懐編(せつげんのしんかいへん) 崩壊した、欲望の話
⑤玲瓏ノ魔眼編(れいろうのまがんへん) 雪道を往く、彼らの想いの話
⑥ 寒鴉ノ冀求編 (かんあのききゅうへん) 粉雪舞う闘乱が、答えを導く話
―春―
⑦鶯ノ眠編(うぐいすのねむりへん) 過去夢の内、眠り続ける彼女の話
⑧ 翡翠ノ紅孔雀編(ひすいのべにくじゃくへん) 彼女を追う、彼らの話
⑨NEW 色獄ノ躑躅編(しきごくのつつじへん)隠世で欲に抗う、彼女の話 進行中 ❇️
♡キュン話=1、9、10、14、15、22、36、46、50、51、52、55、56、82、83
◎挿絵あり話=1、10、13、131
※小説家になろう様、魔法のiらんど様、カクヨミ様にも投稿あり
登録日 2022.02.20
酒は飲んでも飲まれちゃいけねえ。
江渡城下の岡場所で使いっ走り兼用心棒をしている平蔵は、酒に酔った帰り道めっぽう美しい一振りの刀を手に入れた。
金になりそうだと長屋に持ち帰った翌朝、玉のように美しい女が平蔵の前に三つ指をついていた。
「ふつつかものですが、よろしくおねがいいたします」
……ただし、童女だったが。
ご神木で造られた特別な鞘を依り代とする神、鞘神(さやがみ)がその刀に宿っていたのだ。
質屋に売られようと刀をかついで平蔵のもとへと舞い戻ってくる童女、さや。仕方なくほっとくことにした平蔵は、次から次へと魍魎はびこる怪事件に巻き込まれてゆくのだった。
だめおっさんと人外幼女がおりなす痛快アクション時代劇。
登録日 2018.09.16
神の世界の見えざる影に隠された世界、影神界(かげしんかい)。そこは、太古から伝わる剣(つるぎ)が眠られていた。剣を手にするに選ばれし者だけが、その世界へ来ることを神から許される。
虐められ、虐待をうけ、精神不安定に陥っていた少女が家出をしたのちに、影神界へ迷い込んでしまった。この世界へ続く通路となっていた地下横断歩道が消えてしまい、帰るすべが見つかるまで、彼女は影神界での生活を余儀なくされる。苦境だった少女、小春の成長物語が今、はじまる。『未来を信じろ!』
なお、第一章は〝一部〟実話を元に制作をした。
※他サイトにも投稿しています。
※本作は、「NAVERまとめ」の【評価ランキング】おすすめWEB小説、にも掲載されております。
登録日 2018.10.08
少年が目覚めたそこは、妖怪屋敷だった!
化け物に怯え、驚き、逃げ惑ってみたものの、あれ?冷静になってみたらめっちゃ優しいじゃん。
血筋、立場、責任。たくさんの理由はあるけど、とにかくできることをやっていくことに決めたから。
立派な天狗にオレはなる。
天狗に弟子入りした少年が、周囲に温かく見守られつつ、空回ったり怖がったりびびったりしながら一生懸命頑張っていく。
最初は何も出来ないけれど、様々な試練を乗り越えて、やがて誰もが認める大物へと成長して行くお話。
ストーリーはちょっとダークかもしれません。
※当作品はどこかの島国の数百年前の時代と似てなくもない感じですが、オリジナルのファンタジー世界観ですので悪しからず。
登録日 2018.06.02
※この作品はPixiv:https://www.pixiv.net/novel/series/7386995 にも掲載していたものです。
文明開化によって近代化の進む日の本の国で、時代に逆らう様に、馬と共に荷運びの仕事をする馬借の青年。
ある日、いつもの取引先である港町の茶屋へ向かう途中、急な雨に降られてしまう。運ぶ荷が雨に濡れないようにと、青年が雨宿りに選んだのは、山中に建つ今にも崩れそうなほどボロボロの小さな神社。
人など寄り付きそうもない隙間風の入る神社の中で、一夜を明かそうとする青年の前に現れたのは、その場にも時代にもそぐわない青い瞳の美しい少女の姿をしたモノだった。
青年が声をかけると逃げるように少女は消えてしまう。だが、青年に掛けられた布団がそこに何かが居る様に思わせた。
翌朝、荷を下ろした港町の茶屋の若旦那に青年が神社について問うと、雨の神様を祀った神社だという事がわかる。
果たして、青年が出会った青い瞳の美しい少女は、狐か、妖か、はたまた神なのか。
雨をテーマにした、人と人ならざるモノとの関わりを描く和風ファンタジー!
明治時代中期頃が好きな方におすすめの話です!
どうぞよしなにーーー!!!
登録日 2022.04.07
古道具屋「せぴあ館桜小町」 店主 架暁(かきょう)
年齢性別不明の正体は年を取った座敷童。
そんな架暁が営業する店には助けを求める家具たちが集まる。
それらは長年生きた付喪神たち。
店のマスコット京人形の桜子とお茶を楽しみながら、ゆっくり流れる日常をどうぞ。
登録日 2022.02.23
「それでは謹んで、お預かりいたします」
さつきの幼馴染・航夜(こうや)の家は代々、所有者や周囲の人間に怪異や災いをもたらす「忌み物」をあずかって供養する「あずかり処(どころ)」という生業を続けてきた。
ある日、さつきは叔母からの頼みで「何度捨てても家の中に戻って来る」とある一冊の絵本を航夜の家にあずかってもらう。
しかしその日の夕方、叔母と一緒に来ていたはずの幼い従弟が突然姿を消してしまい――――?
これは彼らの日常と、人の世に隣合う境界の物語。
祟りや神隠し、呪い、憑き物、幽霊、あやかし……
少年少女が怪異に立ち向かう、ちょっと切ない青春ホラー。ぜひご一読ください。
※エブリスタ、カクヨムにも投稿しております。
【宣伝】
第八回ネット小説大賞にて『奇書館黄昏堂の魔女 ~名もなき手記と追憶の栞~』が受賞しました。
新感覚ビブリオファンタジー、この機会にぜひご一読ください!
登録日 2020.08.10
登録日 2018.07.04
その日、彼女は死んだ。コンビニからの帰り道に《それ》に遭遇するまでは明日も自分が生きていると当然のように思っていた。身体が溶かされ痛みに耐えられなくなったとき、男は重い腰を上げて漸く彼女に話し掛けた。助けて、そう願ったとき――「助けるつもりならこんなのんびりするかっての」男は彼女を見下ろして言った。
登録日 2021.03.13
龍の二、三匹も殺せば一生遊んで暮らせる時代。屑場で生きる孤児の沙智は、義手を拾ったことをきっかけに龍退治を生業とする「おかみと」伊佐那と知り合い、伊佐那とともに龍退治の旅に出る。故郷の村を滅ぼした龍への復讐心に燃える伊佐那、龍に襲われたものの辛うじて命をとりとめた由良、龍に立ち向かう男たちには彼らなりの動機があった。龍退治の旅を通し、沙智は、それまで人を襲う忌まわしい存在でしかなかった龍の知られざる姿を知る。
登録日 2021.09.12
<薄紅色が吹雪となり舞い上がるまで、私は貴方を守り続ける>
時は平安。
陰陽師と呼ばれる者たちが活躍する時代。
陰陽連の同士と相まみえることもなく、式神を仕え、妖怪討伐に勤しむ男がいた。
桜の木をこよなく愛する男には、ある欠点があり……。
しかし大切な桜の木を失った彼の元に、ひとりの女性が現れたことで、男の心境は少しずつ変化する。
果たして彼女の正体は何者か、そしてその先に待ち受ける結末とは。
平安時代を模したオリジナル設定で描く、陰陽アクションロマンス小説です。
【第一幕・花芽】【第二幕・開花】【第三幕・散舞(前・後編)】の三幕構成でお送りします。陰陽師×妖怪や同胞たちとの熱き戦いをベースに、後半から切ない恋愛要素が濃くなってまいります。
春風感じる平安幻想録、ここに開幕です。
※平安の実際の用語を参考にしておりますが、素人が都合良く解釈した意味で使用しております。詳細は「用語集・解説」にてご確認ください。なお、安倍晴明氏などの実在した人物は一切登場いたしません。
※〝R15〟は「血飛沫」程度ですが念のためです。
登録日 2023.06.02
頭に響く不思議な声。親友と自分を襲った妖という存在。そしてそれを救ってくれたのは、今まで関わりのなかったクラスメイトと転校生だった。
普通の高校生として過ごしていた秋穂は、突如として非日常に誘われる。
長寿の一族、妖を屠る一族、その間にある因縁、さまざまな思惑が渦巻く中に身を投じることとなる。
*予告なく残酷シーンや偏った思想、性的なものを匂わせる表現が出てきます
*リメイクしてます。
*「小説家になろう」にも掲載してます。
登録日 2022.12.21
些細な理由で家出した相内柾樹は、かつて門番で爺や代わりでもあった老人、源右衛門の長屋へ転がり込む。そこでとある娘の世話を頼まれたのだが少々異様な娘で……。時は世事変遷と呑気悠長が折り重なっていた明治中頃。帝都のとある片隅で、宿命の針は動き出す。明治の和風ファンタジー。
※時代設定上、現代では不適切とされる言葉が出てくる事がありますが、差別や偏見を肯定、助長する意図はありません。ご理解ご承知の上でご覧下さい。
登録日 2014.02.01
姿を知らない姫君に想いを募らせる少年。
ある日、彼は御簾の向こうへ招かれる。
【ゆっるゆるの世界観のなんちゃって和風ファンタジーです。何時代とか考えてはいけません】
【R15と残酷描写タグは保険です】
登録日 2017.12.05
あなたは幸せな人間だと思いますか? それとも不幸な人間?
今まで生きてきた人生の中で、どれほどの〝不幸〟を享受すれば幸せになれると思う?
人生の岐路に立つ度に、不幸の道を歩んできた私――四季みことは今日も一人で自分の生き方について嘆き思い悩んでいた。
自分のことを不幸体質な人間だと自覚しながら、それを変えることのできない意気地なしな自分。そんな生活に悩みながら過ごしていたある日、みことはたまたま目に付いた『願いを叶える心霊スポット』に足を向ける。
全てが嫌になり自暴自棄に落ちかけたみことだったが、その時偶然通りかかった男が交通事故に巻き込まれそうになるのを目撃する。
咄嗟に男を助けようと襲う痛みを覚悟したみことだったが――その時間は訪れることなく、恐る恐る目を開けると其処は見知らぬ場所。そして、みことが助けようとした男がいた。
「おまえは〝幽冥(ゆうめい)の月〟に見初められたのだ」
それは『冥婚』という名のもとに行われる、『魂の契り』。
ある理由から自分の〝メ〟を捜していたという男からの突然の求婚に戸惑い拒絶をするみことだったが、そんなみことに対して男は婚礼の意義を説き、必ず振り向かせることを約束する。
自分自身を許し、愛されることで得られる幸せもあるのだと説く男――冥一郎。
言葉はぎこちなく、行動は不器用。なのに――向けられる〝感情〟はただただ、優しい冥一郎に対し、初めはその言葉を信じられず疑心暗鬼に陥っていたみこと。
言葉だけでなく行動を以て示す冥一郎に対し、すれ違いながらも次第に心を寄せ合い互いに惹かれるようになる――。
登録日 2023.01.31
ここ、<言ノ葉ノ国(レウ・レリア)>では、皆、生まれながらに<詩(エピカ)>という不思議な光る字を読むことができた。<詩>を紡ぎ、火や水、木や土の力を少しだけ分けてもらうことで、民たちは概して普通の暮らしを営んでいる。しかし、<言ノ葉ノ国>ではウェンという、獰猛で残酷な化物が、人の血肉を求め度々現れた。そんなウェンを狩る<狼(ホロケウ)>に身を置くアトイは森の中、1人の少女と出会う。真っ白な髪と紅の瞳をもった少女は、腰に太刀を携えていた。しかし、その少女、自分には一切の記憶がないと言う。そんな少女を訝しむも、アトイは少女と共に、歩きだした——。なぜ世界はこうであるのか。なぜ自分はこうであるのか。未曾有の厄災に立ち向かい、様々な人の思いを知りながら、その謎を追う二人の旅が、いま始まる。
*もし、作品を気に入っていただけたら、★を押していただけると、大変、執筆の励みとなります!
実はもう30話近くまで書けているのですが、気長に毎日少しずつアップしていきます ^^)
登録日 2020.06.03
好きだった人は別の人が好きだった。
告白する前に失恋をした松木サヨは、失恋を癒すために友達と夏祭りを思いっきり楽しんでくることに。
いざ夏祭りに来たものの、そこは別の世界の夏祭りだった。
人ならざるものがいる恐ろしい世界。
そこで出会った白い髪が目を惹く深い緑色の着物を着た不思議な少年に、もとの世界に戻る方法を教えられ、戻るために助けてもらうことになる。
りんご飴、水風船、和太鼓、くじ引き、景品のキーホルダー、かんざし。
時折感じる既視感の正体とは。
花火がなるまでに全てを終わらせて、社の扉を開けなければ帰れない。
サヨは無事に帰れるのだろうか。
*表紙は「AIイラストくん」より
*前半は糖度控えめ
*小説家になろうでも掲載
登録日 2024.03.13
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