「信」の検索結果
全体で9,963件見つかりました。
ついこの間、ぼくは仕事を辞めた。
そして疲れ切ったぼくはそのまま引きこもりになった。
' こんなはずじゃなかったのにな '
そんな想いばかりが募る。
そんなとき君からの着信が鳴った。
文字数 1,044
最終更新日 2019.10.06
登録日 2019.10.06
携帯しているスマートフォンに何件もの着信があったという事に山下宏典が気づいたのは、その最後から数えて大凡で小一時間は経過した後であった。愛機であるところのそのスマートフォンのディスプレイに表示されていた着信の数は十三件。そして、そのどれもこれもが同一人物からのものだという事を知った山下は、その人物からのものという事実に逡巡する。何故ならその人物とは、約半年前に別れてからこの日まで疎遠となっていた笹原由奈だったからだ。
逡巡が焦燥にクラスチェンジする中、山下は笹原にコールする。暫しして聞いた半年ぶりの声は、暗く沈んだ音色をしていた。イヤな予感がする。付き合っていた頃の事が蘇る。悪寒が走る。そしてそのとおり笹原が発した次の言葉は、自殺を仄めかすものだった。
結局のところ、笹原が命を落とすという事態にはならなかった。しかし、違う問題が提示された。笹原が自殺を図っていた際、何者かによる放火も同時進行していたのだ。全身に火傷を負った笹原は現在、病院で生活している。山下は足繁くお見舞いに通う。半年ぶりの再会と笹原が背負う現状に、山下の心は激しく揺れ動く。罪悪感。そして、背徳感。山下は笹原に溺れていった。
そんな中、笹原を担当する医師でもある芹澤が殺害される。犯人は放火も実行した人物だった。山下は複雑な心境を内包しつつ、笹原との今後を考える。
一方で笹原は、事態の経過に大満足していた。これは、恐ろしい企みと危ない賭けによって漸く手にした幸せだったからだ。
そう、全ては。
笹原の思惑どおりに進んでいた。
………、
………、
筈だったのだけれど。
文字数 254,710
最終更新日 2019.10.13
登録日 2019.10.13
教会が幅を利かせる世界で、勇者たちは魔物を倒し、平穏な日々が訪れようとしていた。
教会が信仰する白神女神の兄神は、魔物の住む廃墟で全ての力を取られ、空っぽになり、消えかけていた。
白神女神の神託により、忘れられた神、黒神は勇者アスランの奴隷として生きることになる。
文字数 18,470
最終更新日 2022.01.24
登録日 2022.01.24
何なのだ、この満たされない気持ちは。
僕は愛情を欲しているのだろうか。
このどうしようもない苦しみから抜け出す方法を誰か教えてくれまいか。
スマホのアプリケーションを立ち上げ、ひたすら女性の写真の下にあるグッドマークをタップしていく。
見た目などは全く気にせずにひたすら連打。
下手な鉄砲でも数を撃てばいつかは当たるだろう。それに僕の見た目も別に悪くはない。異性もまた僕の写真を見て好意的に思う奴もいるだろう、そんな気持ちだった。
ピロン
着信音とともに通知がきた。
文字数 3,712
最終更新日 2022.11.07
登録日 2022.11.07
―――あなたは信じますか?
―――女の子同士が仲良くなることを
―――あなたはわかりますか?
―――女の子同士が恋人になることを
―――そして誓えますか?
―――二人の幸せを願うことを
―――これは誓い合ったカップルの物語
―――私はわかります。あなたと、私の愛がわかることを
―――そして願います
―――この愛をいつまでも続くように
―――神様。お願いします
ツイッターで公開してたのを改稿して作り直しています。百合の表現がいっぱいでてきます
文字数 18,427
最終更新日 2023.12.03
登録日 2023.10.27
【第1部・完】※再開まで少々お待ちください。
耐え難い二度の死を経験した俺は、9歳にして極悪非道と悪名高き辺境伯家の嫡子ルドルフとして三度目の生を受けた。
神に運命を弄ばれていると感じた俺は、『18歳の誕生日を迎えれば苦しまずに死ねる』と結論付け、運命に抗うことに。
そのためには周囲から向けられる悪意や殺意の芽を摘み取り、”良い人”と思われなければならない。
コミュ障だった日本人時代に読んだ物語を思い出し、主人公の”なんだかんだ上手くいく”言動を参考にすれば、理想の未来があると信じて疑わない俺。
俺は誓った。
剣と魔法の世界で剣も魔法も使えなくても、口八丁手八丁で生き抜くと。
だが俺は知らない。
自分が乙女ゲームのバッドエンド専用キャラ『蛮族王』であることを。
そして、過酷だと思っているこの世界が、思ったより優し世界であることを……。
※この作品は、『小説家になろう』『カクヨム』『アルファポリス』『ノベルアップ+』で投稿しております。
文字数 171,583
最終更新日 2020.05.17
登録日 2020.03.13
美貌の囲碁棋士・白秋と恋に落ちる中也。障害だらけでも、中也は彼との愛を貫く自信を持っていた。二人には、子供の頃からの強い絆があったのだ。だが中也は、その決意を揺るがす恐ろしい因縁を知ることになる……?
文字数 95,321
最終更新日 2021.09.03
登録日 2021.08.06
『心霊スポット巡り 特別編』として投稿された動画を最後に行方知らずになった動画配信者がいる。生放送と謳った動画につけられたコメントに対する返信はなく、続報もない。彼らの行方を知る者もなく、SNS上で拡散された噂話や根拠のない推測が話題を呼び、動画視聴率は駆け上がっていく。
彼らの身に何が起きたのか。
すべては動画の中に残されている。
※小説家になろうで掲載している短編を元に書いています。
文字数 28,543
最終更新日 2023.07.17
登録日 2022.02.27
生きることが当たり前だと、そう思える人にこそ、この物語を読んでもらいたい。
Q「ある日突然高校生28名と教師数名が戦国時代にタイムスリップしたとする。このとき、彼らが生きて元の時代へ戻る為の最適策を導け。ただし、戦の度に1人は必ず死ぬものとする。」
どこにでもいるごく普通の高校生、清重達志たち北大宮高校2年3組と教師は、突然脳裏に時代劇のような映像がフラッシュバックする現象に悩まされていた。ある冬の日、校舎裏の山の頂上にある神社に向かった彼らは、突如神社と共に戦国時代にタイムスリップしてしまった!!
「このままじゃ全員死んじまう!?」乱世に飛ばされた生徒達は明日の見えない状況で足掻きながらも命がけの日々を生きてゆく。その中で達志は、乱世を見る目を持つ信長、頭の切れる秀吉を始めとする多くの人物と出会い、別れを繰り返す。
数々の死線を乗り越え、己の弱さを知り、涙の日々を越えた彼は、いつしか乱世の立役者として、時代を大きく動かす存在となってゆくー
君たちがこれから見るものは、壮大な戦国絵巻。
これはそんな世を駆け抜ける、ある者たちの物語。
※今作は歴史が苦手な方にも、お楽しみいただけるように書かせてもらっております。キャラに多少チートあり。
文字数 126,215
最終更新日 2018.08.21
登録日 2018.07.06
私は 江戸川 マリ 前世の記憶を持ってる以外至って普通の女の子!
前世では、公爵令嬢をやってたんだけど私の婚約者だった奴が私のこと嫌っててね好きな人ができたからって私に冤罪かけてたわけよ。
私は今まで頑張って淑女としての心得とか学んできたのにそれを全部否定されてすごく屈辱だったわけよ。それにその好きになった相手は私の親友女の子だった子。
そのことは怒りというか失望感がすごかったんだよね。だってそうでしょ?信じていた親友に裏切られるなんてね。
その後はまあ‥刺されて死んでしまいました。
※家の事情により長い間投稿出来ずに誠に申し訳ありません。
※誤字脱字が多いですけれどよろしくお願いにします。
文字数 1,384
最終更新日 2019.06.01
登録日 2019.06.01
魔人の像を復活させないために、生まれてから笛を吹き続ける少年がいた。
約束を信じ、自由を求め健気に使命を果たす日々。
しかし、ある事件で魔人の封印が解かれてしまう。
文字数 2,911
最終更新日 2021.01.03
登録日 2021.01.03
高校二年生の夏。僕の目の前に現れたのは、僕にしか見えない容姿端麗な同い年の女の子。
信じられないが、彼女は一度死んだ人間だった。未練を晴らすために、生き返ってきた。
そんな彼女から僕は恋人になってくれないか、と提案される。僕にしか見えていない彼女の願いを渋々引き受けることになってしまう。
彼女が現世にいられる期間は一ヶ月。
彼女と共に過ごす時間が長くなるにつれて、僕の心境も徐々に変わっていく。
僕が彼女と出会ったのは偶然なのか? それとも必然か?
そんなお話です。
文字数 97,487
最終更新日 2022.02.08
登録日 2022.01.17
頭の中は恋だの愛だので埋め尽くされてる高校2年生の笹野由香は今日も白馬に乗った王子様が迎えに来てくれると信じている。そんな由香に毎日そんなことあるわけないじゃんと現実を突きつけるのは親友の遠野真奈。
脳内お花畑ガール由香に果たして運命的で素敵な恋愛はやってくるのだろうか…
学校一のイケメンや爽やか生徒会長など様々な学校でかっこいいとされている男子を巻き込みながら由香は恋愛革命を起こしていく…?
文字数 9,077
最終更新日 2022.12.17
登録日 2022.05.08
この国を支えるのは、天にも届かんばかりの大きな木である。
木の上に国があり、木の下には海が広がっている。
精霊カカオと異世界人信吉は、不思議な国の話を聞いた。
美味しい海産物や塩が豊富で、果実酒も旨いとか。それは是非とも味わってみたい。
そんな軽い気持ちで、カカオと信吉は海を渡り、噂の世界樹都市ローカルに辿り着いた。
文字数 252
最終更新日 2022.10.20
登録日 2022.10.20
~概要~
ネクサスという「縁が見える力」を持つ「ゲイのおっさん」が主人公のお話です。
本編ではこの世界の世界観に関わるテネブラエの呪いにまつわる話にフォーカスを当てています。
~テネブラエの呪い~
一つ、この世に生を受けた者は、やがて死を迎える。
二つ、男と女、性は二つに分かたれる。
三つ、信仰のもとに神は産まれる。
文字数 38,276
最終更新日 2023.05.28
登録日 2023.04.02
貴族の婚前恋愛禁止令が出されてからというもの、疑似恋愛相手として自律稼働人形が飛ぶように売れ、それらをつくる人形師は空前絶後の繁忙期に入っている。
ひとりでメイド人形をつくり続けていたところ、美丈夫人形ばかりつくる羽目になり、べそべそ泣いている可愛い女の子の人形好き人形師エスターは、ある日騎士のシリルに押しかけられる。
「俺の顔をした人形を売るなんて、なにを考えているんだ!?」
「えっ!? お客様に言われた通りの人形をつくっただけなんですけど!?」
シリルに片思いしているものの婚前恋愛禁止令のせいでなにもできないから人形をつくりたい令嬢のせいで、何故か怒られるエスター。
エスターは自分を挟んで令嬢と騎士が不毛な争いをするのを涙目で見守りつつ、いつしか彼女にも恋が舞い込んでくる。
人形つくる以外の全てを諦めているエスターと、自信満々俺様騎士シリルの、喧嘩と人形談義と、ときどき恋。
サイトより転載になります。
文字数 100,198
最終更新日 2023.06.19
登録日 2023.05.22