皇太子小説一覧
公爵令嬢のルナ・プライスには一歳下の妹のエミリーがいた。
エミリーは六歳のころからの虚言癖で周囲に嘘を言いふらし、ルナを貶めていた。
エミリーには人に信じてもらうことに才能があり、ルナの言葉は信じてもらえなかった。
そして十年後、エミリーはついに婚約者のレオ・ロバート皇太子まで取ろうとした。
「ルナ・プライス! お前との婚約を破棄する! エミリーのことを虐めていただろう!」
冤罪をかけられ、ルナは婚約者を取られてしまった。
「あはは! 残念だったわねお姉さま! これで王妃の座は私のものよ!」
「いや、一向に構いませんけど?」
後悔するのはそちらですよ?
★★★
レオはルナを裁判にかけようと、エミリーを虐めていたという証拠を集め始める。
しかしその証拠は一向に見つからなかった。
そしてレオは、エミリーが嘘をついていたことに気づく。
しかし遅かった。
レオはルナを冤罪にかけたことを糾弾される。
「だから言ったでしょう? 後悔するのはあなただと」
文字数 16,105
最終更新日 2021.05.28
登録日 2021.05.14
大陸の東に位置する小国ウォルシュ聖国は、小国でありながら、各国へ大きな発言権を持っていた。
それはウォルシュ聖国が、この世界の大半が信仰するオドノイアー教の聖地に位置している事、そして神に選ばれた聖女を有する事が主な理由だった。
聖国の公女であるカテリーナ ラングフォードは、その日、儀式により聖女に選ばれた。
前任の聖女が崩御した事により、国中の純潔な乙女達が集められ、その中より神に選ばれたのだ。
これによりカテリーナ聖女は、幼い頃に結んでいた皇太子フィリップ ウォルシュとの婚約は、神の神託により破談となった。
その身を神殿に保護される前の短い時間、カテリーナは幼い頃からの婚約者であるフィリップに別れを言う事を許される。
そこで幼い頃から良く知る優しい婚約者は、初めてカテリーナに仄暗い表情を見せた。
「ねぇ、カテリーナ。神託くらいで僕から逃げられると思ってないよね?はぁ…こんな事になるなら必死に我慢して、君の純潔を守るんじゃなかったよ。」
「フィリップ殿下…?」
「大丈夫だよ、カテリーナ。今からでも遅くは無いと思わないかい?純潔でなければ聖女にはなれないのだから。」
嬉しそうに笑うフィリップを最後に、カテリーナの意識がゆっくりと沈んでいった。
------------------------------------
病んでる皇太子を書きたかっただけの小説です。
R18表現は予告なく入ります…というか、ほぼ全編で入ります。
2020/3/10 本編完結致しました。
今後は番外編を更新して参ります!
よろしくお願いします。
文字数 111,138
最終更新日 2021.05.13
登録日 2021.02.28
真面目に聖女として王宮に仕えてきたアリエルは、ある日突然、可愛いだけの義妹に婚約者の皇太子と聖女の地位を奪われ、王宮を追い出された。
途方に暮れていたアリエルは隣国の王子に聖女としてスカウトされる。ホワイトな王宮でイケメンの王子に溺愛され、聖女として充実した人生を送る事となる。
一方のその頃、義妹と皇太子はアリエルがいなくなった事で苦難の連続を味わう事になる。
可愛いだけで何の役にも立たない義妹に対して匙を投げ始める元婚約者。
終いには土下座で復縁を迫ってくるが……。
文字数 4,445
最終更新日 2021.03.23
登録日 2021.03.21
ポピーは貴族階級の令嬢で、貧乏ながらふんだんに自由気ままに暮らしていた。しかし、姉のハリエットが後宮入りすることになり、状況は一変。侍女として半年間、付き添うことになってしまう。
無事に帰ってくることを祈りながら、わがままな姉のために尽くしていたが、ある出会いがきっかけで宮廷の女性になってしまう。そして皇太子に愛され、後宮でトップに立つことにーー⁉︎
文字数 43,593
最終更新日 2020.09.15
登録日 2020.07.18
何十年も後継者が出来なかった「帝国」の皇帝の世継ぎである「息子」を身ごもったサヘ将軍家の娘アリカ。そしてその側近の上級女官となったサボン。
実は元々はその立場は逆だったのだが、お互いの望みが一緒だったことで入れ替わった二人。結果として失われた部族「メ」の生き残りが皇后となり、将軍の最愛の娘はそのお付きとなった。
膨大な知識を皇后となったことでインプットされてしまった「アリカ」と、女官となったことで知り得なかった人生を歩むこととなった「サボン」の波乱と友情と日常のはなし。
成人した皇太子が皇宮に戻ってきて四年。二十歳の彼のもとには「皇后」ではなく「皇太子妃」になりたい女性が増えていた。果たして彼は皇帝になる前にそんな女性を得られるのか。
文字数 15,308
最終更新日 2020.06.23
登録日 2020.06.17
何十年も後継者が出来なかった「帝国」の皇帝の世継ぎである「息子」を身ごもったサヘ将軍家の娘アリカ。そしてその側近の上級女官となったサボン。
実は元々はその立場は逆だったのだが、お互いの望みが一緒だったことで入れ替わった二人。結果として失われた部族「メ」の生き残りが皇后となり、将軍の最愛の娘はそのお付きとなった。
膨大な知識を皇后となったことでインプットされてしまった「アリカ」と、女官となったことで知り得なかった人生を歩むこととなった「サボン」の波乱と友情と日常のはなし。
皇太子誕生から十年後。ちゃくちゃくと進んで行くアリカの計画だが、息子は……
文字数 84,159
最終更新日 2020.06.15
登録日 2020.05.09
「カクヨム」と「小説家になろう」にも投稿しています。
マクリンナット公爵令嬢セイラは、身に覚えのない罪で断罪された。しかも相手は婚約者である王太子のジョエルだった。ジョエルの横で勝利の笑みを浮かべているのは、妹のアメリアと兄のアロンだった。セイラは悟った。自分が罠に嵌めらたのだと。平民の母から生まれ、今日までずって虐められ続けたが、これが総仕上げなのだと。王太子の、王家の秘宝を盗んだとあれば、処刑されるのは間違いない。そう覚悟を決めていたんだが、王の決定は留学という名の追放刑だった。セイラは追放先で平民の学生と仲良くなる。やはり自分は平民の生活の方が性に合っている。そう思うセイラだったが、その学生はお忍びで留学している大国の皇太子だった。
文字数 24,289
最終更新日 2020.05.23
登録日 2020.05.01
「カクヨム」と「小説家になろう」にも投稿しています。
文字数 6,403
最終更新日 2020.04.24
登録日 2020.04.18
「カクヨム」と「小説家になろう」にも投稿しています。
応援お気に入り登録お願いします。
ファインズ公爵家令嬢アリアンナは天使のような美姫で皇太子ディエゴの婚約者であったが、残虐非道な皇太子を心底嫌っていた。皇帝や皇太子や貴族の欲望と謀略が渦巻く中、神々の御子に選ばれている皇叔クリスティアンは、皇族を絶滅させてでも世の中をよくしようとしていたが、清廉潔白なアリアンナと出会ったのだった。
文字数 20,486
最終更新日 2020.03.21
登録日 2020.02.28
新月の悪夢と呼ばれる大火で、ザクシーズ帝国は皇帝陛下と皇太子を亡くす。
降嫁していた皇女クリスティーナが従兄であり夫であるベネディクトと供に、皇太子妃とし王城に舞い戻るが、彼女は鳥籠の皇太子妃と揶揄される。
※なろうにも掲載しています。
文字数 29,984
最終更新日 2020.02.08
登録日 2019.08.21
「――別れてほしい」
二年付き合った恋人兼上司に振られた私。彼は貴族のお嬢さんと結婚するという。
最低な気分の私に声をかけてきた男は、そんな私をたまたま見かけて興味を抱いたようだ。
君が欲しいと言われて、はねつけた。
「貴族らしい傲慢《ごうまん》なお言葉。それでなんでも自分のものになると思っていらっしゃる」
それっきりだと思ったら、なんと思わぬところで再会。
彼は私の勤め先、竜宮《りゅうぐう》の皇太子だった。
かたくなな私の心も次第にほぐれていくけれど、身分が違いすぎて素直になれない。
【異世界オフィスラブ】のスピンオフですが単品で読めます。なろうにものせています。
文字数 10,742
最終更新日 2019.11.16
登録日 2019.11.08
皇太子の婚約者の侍女が婚約破棄をするお話。
ミナは皇太子の婚約者であるルルリアナ、通称「雪の華様」の侍女となった。
ルルリアナの人生を通して、恵まれた運命の中にいても決して幸せになれに事をしったのだった。
自分の人生を見つめなおし、ミナがたどり着いた答えとは…。
「白の贄女と四人の魔女」のスピンオフ作品となります。良かったらそちらも合わせてお読みください。
もちろん「茅の侍女」だけでもお読みいただけますが、「白い贄女と四人の魔女」も読んだ方が話はわかりやすいかと思います。
ネタバレが嫌な方は白の贄女から読んで下さい。
文字数 8,716
最終更新日 2019.07.19
登録日 2019.07.19
「――墓前に供える花なんかもらって、不吉だな」
「不吉ってあんたねっ! 好意でくれたものに対して失礼じゃない!」
「おうおう。敵国に嫁ぐってのにずいぶんと余裕なことだな。――で、依頼されてたルークスの最終調整が終わったぜ。連れて行くんだろ?」
--------
絡操技術を駆使して作られた人形で栄えたアスター王国。
しかしロゼット帝国から侵略を受け、
十六になったばかりのメローネ姫は帝国に嫁ぐことになった。
先の戦争にて国を守り、傀儡姫と親しまれる彼女は、少々気が強くて頑張り屋な少女。
戦火が再び国に迫るのを防ぐため、
彼女は幼なじみの絡操技師エンシの作った絡操人形を連れて故郷を発つのだが――
※なお、当作品は他のサイトでも公開されています。
軽微な修正による多少の差異はありますが同一作品ですので、ご了承くださいませ。
文字数 21,106
最終更新日 2018.09.18
登録日 2018.09.09