じんわり小説一覧
名もない黒猫はある日優しい魔女に拾われる。
彼女に『クロ』と名付けられ、魔女の住む森でのんびりと和やかな日々を過ごすクロ。
次第に森の近くには町が興り、魔女は人間と交流し始める。
そんなある日、魔女は人間の男に恋をした。
けれど、魔女は人間より遥かに長い刻を生きる。
同じ時間を歩めないことに思い悩む魔女の背中を押したのは、黒猫のクロだった。
※同名の短編を加筆修正したものです
※1話あたり短め
※まったり更新します
※カクヨム様にも掲載しております
文字数 15,856
最終更新日 2023.07.23
登録日 2023.06.30
あたし、飛鳥すずめ16歳は半年前までスズメとしてこの世界で暮らしていた。
ある日、かわいいものが大好きな悪魔の黒沼流生先生に踏まれて死んでしまったあたしは、彼の手によって人間の、それもとびきり可愛い女子高生として生まれ変わる。
生まれかわったあたしは第二の人生をその悪魔の弟子として生きることになったんだけど、彼の自由奔放な振る舞いに日々、しりぬぐいをさせられることになる。
そして今日、師匠である悪魔はまたとんでもないことをしでかした。
猫の雨を降らせたんである。
その暴挙をとめるため、あたしは屋上に走ったんだけど――
イケメン悪魔とかわいい女子高生が織りなすドタバタハチャメチャコメディ。
※このお話の舞台は静岡県です。作中には静岡の方言がところどころ出てまいります。一応、()書きで標準語訳をつけております。方言も楽しんでいただければ幸いです。
文字数 54,901
最終更新日 2023.07.23
登録日 2023.06.29
昭和の頃、30年数年前に起きた鹿児島の伊佐市の双子姉妹が絡む交通事故
事故で亡くなったのは伊佐の老舗酒蔵の娘で当時9歳の伊佐倉美羅
そして現場に居合わせ唯一の目撃者となった妹の伊佐倉沙羅
美羅を殺したんな、あたいじゃ
あたいを刑務所に入れたもんせ
あたいを死刑にしたもんせ
事故後、そう驚きの発言をした伊佐倉沙羅
その事故を一生の贖罪として彼女は背負って生きていくことになる
そして時は流れ、令和の世
沙羅の娘、伊佐倉羅羅は親友洞院咲希の力を借りて母の沙羅の過去を探す旅を始める。愛する母の積年の呪縛を取り除きそのアイデンティティを取り戻す夏休み
日頃はインドア派で行動力もなく流されて生きてる様な羅羅だけど
いざとなったら後先なく突っ走って周りが見えなくなってしまう
そんな羅羅を諌めながら励ましながら時にはお尻を叩いて背中を押す咲希
そんな二人の京女の友情も絡めながら物語の核心を紐解いてゆく
文字数 8,439
最終更新日 2023.07.22
登録日 2023.06.10
楓はスポーツが好きで、中でもとりわけバレーボールが好きだった。だが、それに夢中になって弟との約束を忘れた時、弟は病気をこじらせて亡くなってしまう。それからの楓は、好きなスポーツを楽しむことができなくなってしまった。弟への贖罪のためにも、自分はもう、好きなことをしてはいけないのだと。
だがそんな楓の前に小学生の時に少しだけ話したことがある同級生、小川君が現れて……。
死者には、その思いを届けることは難しい。
だけど聞いてほしいんだ。
文字数 33,183
最終更新日 2023.07.21
登録日 2023.06.25
毎年夏休みになると祖父母の家に帰省していた小学六年生の翔太。
幼馴染の美優がいつも通りについてくる。
長い電車の旅を終えてようやく到着したと思ったら、おじいちゃんは寝込んでいた。
おじいちゃんの邪魔をしてはいけないと、二人で裏山の神社に遊びに行ったとき、背後で何かが閉まる音が響いたかと思うと鳥居を潜れなくなっていた。
仕方なく神社の敷地内を探索していると、おじいちゃんが大切にしていた御神木が枯れているのを発見する。
そこには見た目がタヌキと栗のハイブリットのような謎の生物が……。
謎の生物に導かれるまま、この空間から脱出するために冒険を始める!
文字数 51,431
最終更新日 2023.07.19
登録日 2023.06.30
【第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞 受賞作品】
【千年に一度、雨は死ぬ】
西暦二千五百年。
一年中、雨に包まれる世界。
人々は雨を原動力として、世界を発展させた。
雨は全ての命の源であり、世界は雨によって生かされている。
しかし、そんな雨にも寿命は存在する。
「神木様」
神がその姿を変えたといわれるその木は、世界中に雨をもたらす。
雨を降らす膨大な力は千年が限度とされ、神木様の寿命こそ、雨の寿命だった。
木船洸太郎は、雨の降らない世界を知らない。
新学期を迎え、幼馴染の大介と千歳、そして新しくクラスメイトとなった瑠奈とともに、洸太郎は「神木様」のある神社へと赴く。
数年振りに見た「神木様」の姿は、どこか昔と違っていた……。
雨と共に歩んだ人類の成長。
それは、『歴史は繰り返す』というレール上での進歩に過ぎなかったのだろうか――。
文字数 113,883
最終更新日 2023.07.18
登録日 2023.06.14
エールありがとうございます!
父親が蒸発し、女手ひとつで四人兄妹を育ててくれた母に先立たれ、途方に暮れる四人。
更に何の試練なのか、末っ子妹が難治性の病気にかかってしまう。長男の一樹だって、まだ高校生。学校を辞めて働いても、たかが知れている。そもそも、生活するのでいっぱいいっぱいだ。
悪いことはしたくない、亡くなった母も妹も悲しむ。でも、背に腹は代えられないと、闇バイトを検索してしまう一樹。
「それ、うちのパパ」
え、ターゲットが妹の友達のパパ?
わ、弟たちにバラさないで!
さて、どうなることやら……
文字数 30,385
最終更新日 2023.07.18
登録日 2023.06.30
塾講師のバイトを終えたワタルは、いつものようにいきつけの喫茶ジャスティを訪れる。そこにいたのは沙樹だった。普段ならこんな遅い時間に見かけることはない。
違和感を覚えながらも話しかけると、沙樹から思わぬ答えが返ってきた。
それを聞いたワタルは、自分の本当の気持ちに少し気づき始める。
☆ ☆ ☆
オーバー・ザ・レインボウシリーズです。
結婚話を書いたあとですが、時間を戻して大学時代のエピソードを書きました。
今回はふたりが互いの気持ちに気づき始めるきっかけとなったエピソードです。
☆ ☆ ☆
ほっこりじんわり大賞の関係で、エピローグのみ6月中に公開しました。
先に公開した『夕焼けと花火と』の連載終了後に続きを公開していきますことをご了承ください。
文字数 9,969
最終更新日 2023.07.17
登録日 2023.06.30
第一子を産んだ時の授乳の話です。
マジメに書いてるので、エロは一切ありません。
この話は産前産後の話で、出産に携わったことの無い方には直接的で刺激が強いかもしれません。
なので、少しソフトにするために、
おっぱい・・・OP
乳首・・・CKB
という表記に変換します。
読みにくいかもしれませんが、ご了承下さい。
⌘⌘⌘
私の頼るところは、担当の医師とネットでした。でも病院は大変忙しいし、私には余計な質問できるほどの知識が無かったので、医師に言われる事をYesマンとなってただ聞くのが大半。たまに補足説明をしてもらうために質問する程度。
なので、殆どネットのみです。
ネットがある時代で良かった。
もし私と同じように、このエッセイを読んで、参考になったと思ってくれる人が1人でもいたら嬉しいな、という思いで書きます。
文字数 21,814
最終更新日 2023.07.16
登録日 2023.06.30
お父さんはいないので、お母さんは夕食の後も働きにでていきました。でも、マイは寂しくありません。おばあちゃんが、側にいてくれるからです。マイは、パジャマに着替えると、おばあちゃんといっしょにベッドにいきます。そこで、マイは、いつもおばあちゃんにおねだりをします。
「おばあちゃん、お話をして」
すると、おばあちゃんは「まだ眠くないのかい。それなら、なんのお話をしてあげようかね」と言って、おはなしをしてくれるのです。その話は……。
文字数 12,464
最終更新日 2023.07.15
登録日 2022.06.05
文字数 6,865
最終更新日 2023.07.15
登録日 2023.06.03
シャルロット・ティア・ノイマールはレヒュブルク王国の王女だ。何不自由なく育ち、天真爛漫な少女として周囲から愛される幸せな生活を享受していた。
一方、一介の騎士でしかないエリク・ディアンヌはある出来事により呪いを受け、全身毛むくじゃらで化け物の姿となり、誰からも忌避される不遇な生活を送っていた。
恋人とも別れ、呪われ騎士という渾名で蔑んだ扱いを受けながらも生真面目に騎士としての職務に励んでいたエリクだが、あるときシャルロット王女を刺客から守ったことがきっかけで、全てが変わり始める。
「よろしくお願いいたします、旦那様♡ 末永く」
「いや、王女様ですよね?」
なんと王女シャルロットは使用人に扮してエリクの屋敷に押しかけそのまま働き始めたのだ。
シャルロットの突飛な行動と距離が近すぎるアプローチと、使用人としての振る舞いに長年呪われ騎士として生きていたエリクはただ困惑し、悩むばかり。
生真面目な性格の元、騎士としての役目を果たそうと奮闘するエリクだったが、シャルロットと共に暮らす中で徐々に騎士としての義務感だけでなく、一人の女性としてシャルロットを一人の女性として意識していってしまう。
そして、シャルロット王女が刺客に襲われた事件は、やがておもいもよらぬ陰謀に繋がっていたことが明らかになっていき、二人に想像できない騒動へと巻きこんでいく。
文字数 170,050
最終更新日 2023.07.15
登録日 2023.06.02
文字数 14,395
最終更新日 2023.07.14
登録日 2021.08.14
ぼくは しろくて ちいさな とり
ぼくも ママも 空を飛べない
怪我をしたママと、ごはんをたべられない ぼくは、
これからも いきるために……?
最終話は2023-07-13 18:00に完結しました!宜しくお願いします<(_ _)>
文字数 1,604
最終更新日 2023.07.13
登録日 2023.06.02
もののけ達の居るところ
レンタル有り第4回ほっこり・じんわり大賞『大賞』受賞
美大を卒業後、希望の就職先へと勤めて好きな仕事をこなしているのに、突如、ストレス性の鬱と診断されて会社を辞めざるを得なくなってしまった主人公、瑠璃。会社を辞めて、文房具店でアルバイトを始めることとなったが、お金も無く再就職先も見つからず、今いる社宅を出て行かなくてはならず困っていた。
おまけに瑠璃は鬱と診断されてから、謎の幻聴に困っており、四苦八苦していた。
そんな時、バイト先によく来る画廊のマーケターが、担当の画家の個展をするので特別チケットを渡してくれる。美大の学生時代から憧れていたモノノケ画家と呼ばれる龍玄の個展で、瑠璃は心を躍らせながら出かけて行く。
龍玄に住み込みの手伝いをしないか誘われ、引っ越し先に困っていた瑠璃は、その仕事を引き受けることに。
✬「第4回ほっこり・じんわり大賞」大賞受賞作。
応援ありがとうございました!
文字数 275,243
最終更新日 2023.07.12
登録日 2021.07.05
一九九〇。
にこやかにほほ笑んだまま頷く老人の顔を見ながら、僕は停車ボタンを押した。
「いってらっしゃい」
僕は限りなく三十年近く前の過去へと足を踏み出した。
〈参考書籍、作中に登場する本〉
村上春樹『ノルウェイの森』(講談社文庫)
東野圭吾『卒業』(講談社文庫)
文字数 53,326
最終更新日 2023.07.11
登録日 2023.06.29
マイペースでめんどくさがりな主人公ユキと、自分とは真反対な性格の数少ない友達カオリ。3年生で同じクラスになれたものの、教室は地下にあり生徒は8人しかいない。そこには、校長を名乗る人物が『友情』を確かめるためのゲームをするという。そんな非現実的な状況の中でユキたちを待ち受ける結末とは…
文字数 6,861
最終更新日 2023.07.10
登録日 2023.04.25
本当の自分を周りに見せることが出来ない女の子と、自分の事をあまり話さない男の子と恋愛ストーリー。
文字数 144
最終更新日 2023.07.10
登録日 2023.07.10
ある日、自身が勤める会社に嫌気がさし、自殺を図ろうとする主人公、盛厚。海で自殺をしようとするも死にきれず、全く聞いたことのない島に流される。
そこで出会ったのはこの島唯一の女の子、ネリネ。盛厚とネリネはどんどん関係を深め、ネリネの家で寝泊まりをするように。
しかし、物語が進むにつれて島の秘密が明らかに。果たして盛厚は島の謎を解き明かせられるのでしょうか。
文字数 26,532
最終更新日 2023.07.10
登録日 2023.06.25
幕末、逸話から見える志士たちの日常を私なりの解釈で書いてみました。
歴史に名を残す志士たちも現在に生きる私達と同じように悩み苦悩していたと思うのです。
文字数 7,493
最終更新日 2023.07.09
登録日 2023.07.06
遠い昔、深い森の奥に、ふわふわ浮かぶ、ひかるさかなが住んでいました。
ひかるさかなは、いつも そこにいて、周りを照らしています。
そこに 暗い目をした黒猫:やみねこがやってきました。
やみねこが、ひかるさかなに望んだこととは……?
登場人物
・やみねこ
・ひかるさかな
※ひかりにふれたねこ、完結しました!
宜しくお願いします<(_ _)>
文字数 922
最終更新日 2023.07.08
登録日 2023.06.30
「お前の一か月を言い値で買い取る」
大嫌いな父親にふざけた条件で一か月を買い取られた少年。
そして、条件として指定された場所に行くと...
鈍感な翔と中学生とは思えない椿姫の淡い恋愛模様と、過去を乗り越える物語
あなたはきっといいお金の使い方を学ぶ
完結まで2日に1話更新を続けていく予定です。
文字数 116,090
最終更新日 2023.07.08
登録日 2023.06.05
とあるアマチュアバンドのライブ会場。
このバンドはもうすぐメジャーデビューすることが決まった。デビュー前最後のライブとなる会場には沢山のファンが駆けつけている。
このバンドを通して出会った人たちもいる。
親友になった女性たちや、会場には来られないが配信を見ている夫婦。
自分の進むべき道を見つけた人もいる。
夢を叶える事が出来ず挫折した青年や、何をしても満足できなかった男性。
中には喧嘩の絶えなかった親子の姿もある。
彼らはこのアマチュアバンドに大きな感謝を抱いていた。
彼らがいなかったら「隣にいる人」と出会うことも、こうして同じ話題で盛り上がる事もなかった。
ライブを開催してくれてありがとう。
「大切な人」と巡り会わせてくれてありがとう。
アマチュアバンドのメンバーもきっと同じ想いだろう。
「僕達と出会ってくれてありがとう」
文字数 12,960
最終更新日 2023.07.07
登録日 2023.06.02