現代小説(外部サイト)一覧
幼馴染の美波と翔悟には秘密があった。 美波は性同一性障害を抱えながらも、バンドでギターを弾くことで、自分の曖昧さを昇華しようとしていた。 翔悟も、最近付き合いだした相手が男子だという事にお互いが秘密を共有して過ごしている中で、 美波と翔悟が同じ合唱部で活動をしていると、翔悟を好きでいる愛斗が、二人の仲を切り裂いていく。愛斗は自身をメンヘラだと云い、翔悟に冷たくされてから、自殺未遂をしてしまう。 その後、翔悟は付き合っていた良に別れたいと告げられ、翔悟は落胆するが、美波がそれを支えようとするも、翔悟はピアノをやっており、美波もバンドをやっているから、夢が不利になるくらいなら恋愛なんてしなくてもいいと言う翔悟に対して、美波は勇気付ける。 その後、美波はライブに向けて新曲の制作に打ち込み、美波の恋の相手、「夢物語」というバンドのボーカル、樹里にあてた曲を作る。それをライブで披露しようとするも、ライブの当日、樹里に恋人がいることが発覚する。 落ち込む美波だったが、バンドメンバーにライブが終わったあと、自分は男であることを打ち明ける。 それからバンドメンバーに強く当たられ、音楽を辞めることを決めた。その時同じくして、翔悟は愛斗と身体の関係を持ってしまう。それを愛斗が美波に伝えたことにより、美波と翔悟は喧嘩をした。それから美波は学校に来なくなってしまい、翔悟は落ち込んでしまう.......。 それを見た愛斗は、翔悟を奪えることを考えているが、翔悟が悲しみに明け暮れているときに、愛斗に自分を支えてくれるよう頼むと、それから弱っている翔悟を支えようと決心した。 すれ違っていた三人だったが、翔悟のピアノのコンクールで最優秀賞を取り、美波と仲直りが出来ると、翔悟はその後、愛斗と真剣に付き合うことを告白する。美波も自分と向き合い、世界中へカミングアウトをする。三人は各々の形で自分に正直に生きることを選んだ。
登録日 2020.04.02
梁田雪(はしだゆき)は、天涯孤独の24歳・処女。会社に首を切られ、今は就職活動中だった。ある日、住んでいたアパートが火災に見舞われる。雪は所持金342円で路頭に迷う羽目に……。さすがの不幸さに橋の下で泣いていたら、美しい顔をした男に声をかけられ……?
「なあ君、よかったら俺の家にこないか」
河部末(かわべまつ)と名乗った彼にそう言われ、付いていった雪だったが、そこにあったのはダンボールハウスだった!?
「狭くて申し訳ねぇ! でも、雨風しのげるし、野宿よりマシだろ?」
屈託なく笑う彼は一体何者なのか? 雪のその疑問は、翌日になって面接のために訪れた会社で判明する――!
登録日 2023.01.05
登録日 2024.08.13
レイチェル・"ブロンディ"・クロフォードは、アメリカの有名格闘団体に所属する総合格闘技の美人女性選手。順調にキャリアを重ねる彼女だが、ある時一人娘のエイプリルを謎の組織に誘拐されてしまう。
そして『パトリキの集い』と呼ばれるその組織から、娘の安全と引き換えに、とある島での非合法の格闘大会への出場を強要される事に――
空手、柔道、ボクシング、ムエタイ、果てはサンボやパンクラチオン等々……。彼女の前に立ち塞がるのは数多の流派の闇格闘家達。
敵は全員男性で男女対戦という不平等な条件の中、娘を守る為に必死で戦い続けるレイチェル。果たして彼女は闇試合を生き延び、娘と共に悪夢の島を脱出できるのか――!?
悪意のアリーナを舞台に、美女の汗と肉体が舞い跳ねる! 究極の格闘アクションエンターテイメント、開幕!
※この作品はフィクションです。登場する国家、団体、人物は架空であり、実在の物とは一切関係ありません。
※本作品には実在する様々な格闘技が登場しますが、現実の試合よりも映画的なエンターテイメント展開を重視しています。その為現実の格闘試合ではあり得ない展開となる場面がありますが、予めご了承下さい。
また特定の格闘技の現実における優劣を断定する意図も一切ありませんので、併せてご了承下さい。
登録日 2019.04.27
「『できない』なんてことはない。自分が『できる』と思いさえすれば、不可能も可能になるんだってことを永瀬くんに見せてあげる!」
県内屈指のバスケットプレイヤーだった永瀬修は、中学最後の大会で大きな怪我を負ってしまう。
大好きなバスケができなくなった修は高校入学後も鬱屈した日々を送っていたが、ある時体育館で美しいワンハンドシュートを放つ少女・宮井汐莉に目を奪われる。
それまでお互い話したこともなかったのに、何故か汐莉は修を体育館へ誘うようなことを言ってきてーー?
高校女子バスケ部の活動を中心に繰り広げられる、登場人物たちの悩み、葛藤、恋愛などの人間模様をお楽しみいただければと思います。
登録日 2020.04.23
会社の同性愛差別、偏見により配属された新卒のゲイでネコを自認する崎谷樹(さきや いつき)と、心を通わせ順調なお付き合いをしているお客様相談窓口コールセンター長、宮代善爾(みやしろ ぜんじ)。
恋人になってはじめての冬、ふたりの周りの人間関係も巻き込んで、手探りで仲を深めていく宮代と崎谷の物語。
サブタイトルの名前の攻/受交互視点で進みます。
性描写を含む話には★がついています。
※短編「ネコの気持ちはわかるまい」
https://novel18.syosetu.com/n4362gx/
完結済「再生可能なオオカミの牙」
https://novel18.syosetu.com/n0100gz/
の続きです。
※攻めに女性、受けに攻め以外の男性との過去がある設定です。
※メインふたりに対しては恋愛感情が存在しない女性キャラクターが目立って登場します。
※感染症対策を考慮する必要のない世界線を想定しています。
登録日 2021.11.29
女子高生の静香(しずか)、穂香(ほのか)、麻里(まり)の三人は、海水浴場に来ていた。
海水浴を楽しむ三人だが、麻里は雷に打たれ、帰らぬ人となってしまう。
だが、その背景には、ある理由が隠れていた。
登録日 2024.02.15
毎度、おなじみの、可愛いミネ子ちゃんと、多感でスケベなスケオくんの、青春系のホラーの物語です!
前作の『赤い紐』につづき、2話の1章を完成しました。
ご覧いただきますと嬉しいです!ヒデキ感激!
2章は、学校でミネ子ちゃんがお蝶夫人に嫌がらせを受けるお話です。
どスケベなスケオくんだって、男だから身を挺してミネ子ちゃんを守ります。ご期待ください!
=あらすじ=
クラス一番で美しい藤ミネ子と、目立たなくて全然冴えない助男くんの
セクシーで身の毛もよだつ、怖ーいお話です。
助男くんは何度もミネ子に殺されてしまいますが、
私自身病みつきになり、助男くんを生き返らせてまた新しいお話を書いてしまいます。
謎めいた二面性をもつミネ子の恐ろしさ、狂気ぶり、ご期待ください!
(あらすじ)
ミネ子が大切にしているウサギを何者かに飼育小屋を荒らされ殺されていた。
ウサギたちの無残な死に方を見てミネ子は泣き崩れる。
彼女の前に現れたお蝶夫人が「みんなから同情されたくてあなたが殺したんでしょ」とクラスのみんなの前で彼女を責め、嫌がらせをしにきた。
助男はミネ子の前に立ちはだかりなんとかお蝶夫人を追っ払うことができたが、
気が付くと場面が変わり、彼はある地下牢に閉じ込められてしまった。
その隣に別の檻に入った怯えるお蝶夫人がいた。
そこに忍び寄るのは、お腹を空かせて狂人になったミネ子だった。
助男は震えながら凄まじい光景を目の当たりにする…。
登録日 2019.09.16
幽霊や残留思念をみることができる少年に取り憑いたのは、記憶を失った巫女さんの幽霊であった。
少しだけイジワルな年上お姉さん幽霊に振り回されながら人々の思いや幽霊関連の事件を解決したりしなかったりするバディものっぽいなにか。
登録日 2018.12.17
冷戦末期のロシアで、不可解な連続殺人事件が発生した。国際機構のパステルナーク達は、正体不明の容疑者を「石の魔女」と名付けて捜査を進めるが、その直後、地球への小惑星衝突という天変地異が起きる。それ以来、世界中で「超能力」と思われる現象の目撃が相次ぎ、それらを用いた犯罪・紛争も激増していた。
一方、この大混乱を必死に生き延びた出羽(山形)の清水賢一郎と、八ヶ岳の七宝院夜宵らは、それぞれ「清水財閥」と「七宝院学園」を築き、新時代の日本列島を復興せんと尽力していた。
そんな賢一郎の娘、桐原愛美と清水夢有は、七宝院学園の東京渋谷校に入学し、部活動の一つである地学部(地球科学部)に所属した。そこで彼女らは、自然科学としての地学(地質学・気象学・天文学)を勉強するが、太古から「地球と宇宙」を探究してきた先達の叡智は、占星術やパワーストーンなどの魔術とも結び付いていた。そして、地学部を率いる星河亜紀も、その当事者であった事を知る。
やがて私達は、魔術や異能力の持ち主を育成する「三大能力学園」の存在と、その起源に纒わる「異界」の神話、歴史の裏側を巡る戦いへと導かれる事になる…。
スライダーの会『Planet Blue』シリーズに登場する勢力のうち、清水財閥・七宝院学園・異界のキャラクター達に焦点を当てた作品です。ノベルゲームには『PLANET BLUE SIDEWINDER』及び『Nine Lives』も同梱されています。
本作品の関連コンテンツとして、現実世界の事象を探究する『地球研究会』『武蔵風土記神話 埼玉見沼の地球学 共生と文芸の歴史地理学』『大森清陵会』も御座いますので、地球学(地理学・地学など)に関心のある方は、こちらも併せて御覧頂ければ幸いです。
登録日 2024.12.10
その日、異世界から地球への侵略が始まった。
それに対抗するため地球の神はこの星の知性生命体である人間すべてに異能の力を授けた。
多くの人間は夢として一夜で目が覚めたのだが、十五歳の青年だった玖珂アキトは強力な力を貰った代償のため、目覚めるのに二十年掛かってしまった。
二十年後目覚めた世界は魔物が出現する危険な世界になっており多くの人間達は授けられた異能を使い戦う世界になっていた。
二十年の眠りを代償に手に入れた「あらゆる現象を停止させる力」を使い玖珂アキトは翻弄されながらもその世界で戦う事を決意する。
これは異能を授かってから二十年経過し、変質した地球で異能の力を使い戦う玖珂アキトの物語。
登録日 2021.01.17
記憶喪失を患っている謎の男はとある女を手にかけることになるが同時に恋愛感情を自覚してしまう…。そして、死因に関与するもう一人の男を『必ず殺す』。…とだけ誓うがその念も虚しく訳も分からぬ『異世界』と一般的にはそう呼ばれる謎多き場所にまた謎めいた男も転移してしまう…。
ただ、それは八方塞がりという訳でもないようで…?
※追記:水曜は基本休み。他は基本的には投稿しますが、休みの場合もあります。
あらすじを見てくださったみなさまどうも「いち。」です。
この作品、定期更新ではないのですが月一ぐらいで「更新されてっかなー」ぐらいの軽いノリで訪れてくださるとありがたいです。その方がこちらとしても気負わずに、精神衛生も守られますので…。
でも、アドバイス的なのは大歓迎なので、えっと、その、、気にせずバシバシ正直なコメントとかもください!頑張ります!
登録日 2023.03.26
「アユリ、こっちに来てくれないか」
「はい?」
「今日は君と一緒にいたいんだ」
夫であるレイヤと結婚したのは、今から約二年前。
しかし私とレイヤは、親同士が決めた結婚で、いわゆる政略結婚だった。
レイヤは悪い人ではないし、優しい人なのだけれど。レイヤには他に思い人がいるということを、私は知っている。
レイヤはその女性のことを、ずっと忘れられずにいる。 だから私のことも、妻として見てくれていない。
私はレイヤから愛されることなんて、この先ずっとないんだ。
ずっとずっと、そう思っていたのにーーー。
「アユリ、君はもしかして……俺との離婚を考えているか?」
「えっ……?」
「違うと言いたいのか?」
それなのにレイヤは、私をベッドへ押し倒すと、私を抱いた。
それがレイヤの、私へのせめてもの償いなんだと思っていたから。
でもーーー。
「アユリ、俺は君が好きだ。愛している」
「君は俺の妻だ。簡単に君を手放せる訳がないだろう?」
アユリの夫・レイヤ(25)
アユリとは二年前に結婚した。アユリいわく、思い人がいるということであるが……。
アユリのことを大切にしたいと思っている反面、アユリが離婚したがっていることに気付き、困惑する。
「レイヤ……私もあなたが好き。 でも……」
「どうして? あなたには、心にずっと思ってる人がいるんでしょう?」
主人公・アユリ(25)
ティアナ家の長女。両親が決めた結婚相手・レイヤと二年前に結婚。
しかしレイヤに思い人がいることを知り、離婚するかどうか葛藤している。
実家は有名なホテルを経営している。
新しい恋愛ファンタジー作品となっています。
START 2022/11/10〜
登録日 2023.01.20
幼馴染に長年片思いをしている主人公。Web投稿していたミステリー小説が書籍化して売れっ子覆面作家となり、幼馴染との話題が増えたことを密かに喜んでいたが、それでもなかなか進展はない。その理由は、たぶん…。
登録日 2019.04.20
あいつが親友の花嫁となった夜、俺は繁華街で一人の高校生に逆ナンされた。世間知らずなお嬢様に夜の世界を教えるのも一興と思ってつきあってみたけれど、それは俺の転機の夜となった。
----- R18、残酷描写は保険です。どちらかというと、ほのぼのな感じ……え? 違う? -----
※日曜朝、更新予定です。長編ではないです。中編。全5回……くらい。
登録日 2016.07.17
※美少女が罵詈雑言をまき散らして泣く部活も悪くない
「わたしは理不尽なことが大嫌いなんだ――よって貴様も大嫌いだ!」
高校入学の春。優馬が出会ったのは、容姿端麗・博学秀才、でも性格に難ありの鬼畜嬢ことアリス。そんなアリスの隠れた秘密は×××で...。お互い訳ありの上に、まともな青春を知らない二人とその周りで繰り広げる純・学園系物語。それぞれの闇を抱えて出会った彼らの青春像は難破船。青春って、正しさって、理不尽って……なんだ?
※作中には“あまりよろしくない言葉遣い”が散見されます。注意してご覧ください。
登録日 2020.05.01
*幼馴染二人は、百合だった*
灯掘優真(とうぼり ゆうま)は、自他共に認められた平凡なる高校生。しかし彼には、誰もが羨むような可愛い幼馴染が二人もいる。朝霧萌乃子(あさぎり ものこ)と、由良森(ゆらもり)ルシア。快活乙女とバイリンガル娘。そんな美少女たちの片想いを、優真だけは知っていた。
レッツ・ハーレム?ウェルカム修羅場?
いや、そんな簡単な話じゃない。彼女たちは、"女の子"に恋をしている。幼馴染たちは、百合だった……ーーーーむしろ主人公が負けヒロイン!これは禁忌の立場に追い込まれた少年の、危険すぎるラブコメである!
*「第七回書き出し祭り」参加作品の連載版です。
*不定期の更新になります。
*純度100%のGLではありませんので、男要素に苦手意識がある方はご注意ください。
登録日 2020.06.05
学年一番の成績だけが取り柄のあか抜けない女子高生、梶原美希は、ある日、学校一のモテ男、上坂蓮に交際を申し込まれる。自由奔放で軽薄な上坂に振り回されながらも、真面目に付き合い続ける美希。そんな二人は、次第に、他の誰も知らないお互いの顔に気づいていく。しかし...
※梶原家長女、美希ちゃんの話です。不器用な乙女の恋愛に、しばしお付き合いください。
登録日 2016.04.09
「清き一票をお願いいたします!」
今回も当選を狙うため、先生は駅前で選挙演説を行っている。
私が尊敬してやまない先生なのだが、髪の生え際が不自然すぎて、不格好だ。見事に浮いている。そのせいか、通りゆく人々から笑われている。
そんな先生を見て、かつらを直すよう、心の中でお願いしていたのだが……
登録日 2023.02.12
主人公の木立 松葉は学生時代の同級生に10年間片思いをしていたが、失恋してしまう。
落ち込んでいた松葉は偶然出会った青年、奏に出会い、彼の取材に協力することに。
奏は恋愛小説を書くために話を聞きたいのだという。
松葉を慰めるように良き友人として振舞う彼だが、時折何かを考えているような素振りをみせる。
不思議な青年の魅力に松葉は惹かれていく。
【掲載サイト】
この小説は以下のサイトで公開しています。
★ 小説家になろう ★ https://ncode.syosetu.com/n8330ga/
登録日 2020.02.26
カーネーションの花言葉をモチーフに描いた恋愛物です。主人公の須藤亜紀は母親との感覚のずれから、お見合いをして断ったり、同僚に誘われた合コンで断った相手にであい、薬をもられたり。本社に転勤したりしながら人を愛し支えられていることに気づいていきます。
登録日 2018.11.25
女子高生の日和塚葵(ひよりづか あおい)は帰宅途中、痴漢に襲われて心に傷を負ってしまう。心の傷に苦しむ葵に、手を差し伸べたのはクラスメイトの男子、麦穂星蓮(むぎほぼし れん)だった。
登録日 2022.01.09
正義感の強い「私」は、周りの人々が社会に順応し、各々の正義を捨てていく中でも己の正義を持ち続けていた。
しかしそういった正義感の強いものは一般的には社会不適合者という扱いを受ける。
現代社会における正義とは一体なんなのか。
その答えを見つけたとき、「私」はどう動くのか。
登録日 2018.05.17
1年前、武装した吸血鬼の集団が、日本各地にてゲリラ作戦を展開。
この事件によって両親を失った高校生、佐竹三澄は自身の歩みを止め、ひたすらに怠惰な日々を過ごしていた。
そんな折、雨降りしきる公園のベンチにて、彼は吸血鬼と人間のハーフだという少女と出会う。
この出来事が、彼の停滞していた日常が否応なく動いていくきっかけとなった。
人と人が互いに影響を及ぼし合い変化していくその様を描いた作品となります。
少々物騒な世界観ではありますが、戦争モノではありません。あくまで学園ラブコメです。
登録日 2020.05.04
ある日、自宅でゲームをプレイしていた御影豊(みえい ゆたか)は、エンディングを迎えると共にゲームの世界に降り立っていた。
しかも姿は、プレイしていた時のアバターの姿。
突然の事態に混乱し、現実に帰ることを熱望する。どうすればいいか分かる筈もないが、しかしゲームの内容を知る故に、現代へ帰る手段を思い立つ。
この世界には、あらゆる願いを叶える『遺物』がある。
その為に仲間を見つけ、多くの事件を解決すると共に必須アイテムを入手し、そして目的の場所に辿り着く。
三年もの年月を要したが、それでもこの世界に根を下ろす気にはなれなかった。
『遺物』を使用し現実へ帰還を果たす御影豊。
しかし姿はアバターのまま、時間は三年過ぎていて家も財産もなく、更には仲間も着いてきた。
頭を抱えて思い悩むも、ついでにこの日本も色々おかしい。
現実世界には魔法もなければ魔物もいない、それが当然の筈なのに……?
ただ帰って、元通りの生活を送りたかっただけだった。でも、現実がそれを許してくれそうもない。
ゲーム世界の三年で、頑張る事にはもう疲れた。
だというのに、何もしたくないなんて、周りの環境がそれを許してくれないのか?
――ここからまた、新たな戦いが始まる。
登録日 2022.08.20
かつて、魔界大戦があって、魔王軍が負けた。その未来。かつての六大勇者の子孫である青山恭一は、勇者同盟のなかでも昼行燈。一緒に組んでいる中野聖菜とは凸凹コンビで通っていた。そこへある日、魔王の娘を名のる、ユーファという少女が現れる。
「私は、弱い魔王軍なんかじゃなくて、勇者になりたいの」
その面倒を見ることになった青山恭一。ほかの勇者の子孫に嫉妬されてからまれる等のトラブルもあったが、それ以上の問題も起こった。かつての魔界大戦で封印されたはずの、魔将軍マイヤードが復活したのである。誰も対抗できないはずのマイヤードに、なぜか対抗できる青山恭一。その実力に驚くマイヤード。
「魔王軍の再興には、まず、貴様を倒さねばならん」
青山恭一とマイヤードは対決する。かなりのピンチを強いられるが、ユーファの助太刀もあり、なんとかマイヤードを再封印することに成功したのだった。
この話は、「小説家になろう」、「ノベルアップ+」にも掲載しています。
登録日 2021.06.26