恋愛 婚約破棄小説一覧
侯爵家の長女として生まれたウィスタリア・レルヒェンフェルトは、ウェールズという国で、王太子の婚約者となるのにもっとも相応しいと国中のほとんどの人たちに思われていた。
そんな彼女が必死になって王太子の婚約者になろうとしていたのは、想い人のため。それだけだった。
それが、蓋を開ければ、王太子が選んだのは別の令嬢だった。選ぶことも王太子が、好きにしていいと言われていたが、ほとんどの者がなぜ、そちらを選んだのかと不思議に思うが、その理由は本人しか知らないままとなる。
王太子が選んだ婚約者の暴走に巻き込まれ続けるウィスタリアだが、そんな彼女が婚約したのは、誰もが婚約したがらない子息だった。
彼女は妹のことを溺愛していたが、王太子と婚約できなかったことで、色々とありすぎて数年ほど会えずにいただけで、すっかり様変わりしてしまうとは思いもしなかった。
更には、運命の人とすれ違い続けていることにウィスタリアは中々気づくことができなかった。
文字数 47,106
最終更新日 2024.09.21
登録日 2024.09.04
ベラトリクス侯爵家のセイフィーラと、ライオロック王国の第一王子であるユークリットは婚約者同士だ。二人は周りが羨むほどの相思相愛な仲で、通っている学園で日々仲睦まじく過ごしていた。
ある日、セイフィーラは落馬をし、その衝撃で《前世》の記憶を取り戻す。ここはゲームの中の世界で、自分は“悪役令嬢”だということを。
転入生のヒロインにユークリットが一目惚れをしてしまい、セイフィーラは二人の仲に嫉妬してヒロインを虐め、最後は『婚約破棄』をされ修道院に送られる運命であることを――
そのことをユークリットに告げると、「絶対にその彼女に目移りなんてしない。俺がこの世で愛しているのは君だけなんだ」と真剣に言ってくれたのだが……。
その日の朝礼後、ゲームの展開通り、ヒロインのリルカが転入してくる。
――そして、セイフィーラは見てしまった。
目を見開き、頬を紅潮させながらリルカを見つめているユークリットの顔を――
※作者独自の世界設定です。ゆるめなので、突っ込みは心の中でお手柔らかに願います……。
※たまに第三者視点が入ります。(タイトルに記載)
文字数 47,244
最終更新日 2024.09.21
登録日 2024.09.13
ディアモンテ公爵家の令嬢ララが婚約を破棄された。
その噂は風に乗ってすぐにルーベ王国中に広がった。なんといっても相手は美男子と名高いフィルガルド王子。若い二人の結婚の日を国民は今か今かと夢見ていたのだ。
言葉数の少ない公爵令嬢が友人からの慰めに対して放った一言は、社交界に小さな波紋を呼ぶ。「災難だったわね」と声を掛けたアネット嬢にララが返した言葉は短かった。
「よくある婚約破棄なので」
・すれ違う二人をめぐる短い話
・前編は各自の証言になります
・後編は◆→ララ、◇→フィルガルド
・全25話完結
文字数 37,626
最終更新日 2024.09.21
登録日 2024.09.10
試験結果が貼り出された朝。
その掲示を見に来ていたマリアは、王子のハロルドに指をつきつけられ、告げられた。
「婚約破棄だ!」
と。
その理由は、マリアが試験に不正をしているからだという。
マリアの返事は…。
前世がある意味とんでもないひとりの女性のお話。
文字数 9,609
最終更新日 2024.09.21
登録日 2024.09.15
ヴィティカ国というところの伯爵家にエステファンア・クエンカという小柄な令嬢がいた。彼女は、世の令嬢たちと同じように物事を見ることが、ほぼない令嬢だった。
そんな令嬢に一目惚れしたのが、何もかもが恵まれ、世の令嬢の誰もが彼の婚約者になりたがるような子息だった。
そんな中でも例外中のようなエステファンアに懐いたのが、婚約者の妹だ。彼女は、負けず嫌いらしく、何でもできる兄を超えることに躍起になり、その上をいく王太子に負けたくないのだと思っていたのだが、どうも違っていたようだ。
文字数 25,798
最終更新日 2024.09.21
登録日 2024.09.18
辺境伯爵令嬢のリーゼロッテは幼馴染と婚約者に悩まされてきた。
幼馴染で親友であるアグネスは侯爵令嬢であり王太子殿下の婚約者ということもあり幼少期から王命によりサポートを頼まれていた。
婚約者である伯爵家の令息は従妹であるアグネスを大事にするあまり、婚約者であるサリオンも優先するのはアグネスだった。
王太子妃になるアグネスを優先することを了承ていたし、大事な友人と婚約者を愛していたし、尊敬もしていた。
しかしその関係に亀裂が生じたのは一人の女子生徒によるものだった。
貴族でもない平民の少女が特待生としてに入り王太子殿下と懇意だったことでアグネスはきつく当たり、婚約者も同調したのだが、相手は平民の少女。
遠回しに二人を注意するも‥
「所詮あなたは他人だもの!」
「部外者がしゃしゃりでるな!」
十年以上も尽くしてきた二人の心のない言葉に愛想を尽かしたのだ。
「所詮私は他人でしかないので本当の赤の他人になりましょう」
関係を断ったリーゼロッテは国を出て隣国で生きていくことを決めたのだが…
一方リーゼロッテが学園から姿を消したことで二人は王家からも責められ、孤立してしまうのだった。
なんとか学園に連れ戻そうと試みるのだが…
文字数 27,837
最終更新日 2024.09.21
登録日 2024.09.10
初恋の人にもう一度会う方法は、これしかない。そう思いこんだ少女がいた。
彼女の名前は、トレイシー・ナヴァル。子爵家の一人娘として生まれ、突然会えなくなった人の婚約者になることをずっと夢見ていた。
その夢を叶えるために頑張っている間に色々なことがあったが、彼女の頭の中はその人のことばかりで、周りで起こっていることを見聞きせずいたせいで、途方に暮れることになるとは思いもしなかった。
文字数 19,749
最終更新日 2024.09.21
登録日 2024.09.15
愛情のない夫婦生活でした。
お互いの感情を偽り、抱き合う日々。
しかし、ある日夫は突然に消えて……
文字数 24,777
最終更新日 2024.09.21
登録日 2024.09.17
どんなことがあろうとも、心折れず、ただ前へと進みます!
文字数 44,218
最終更新日 2024.09.21
登録日 2024.09.09
傲慢で思慮の浅いアーロン王太子の婚約者として選ばれてしまった伯爵令嬢のリアナは、王太子の失態を隠すため、体のいい小間使いとして扱き使われていた。今回もまた、学園で平民娘のロマンス詐欺に引っかかったアーロンがリアナに事態の収拾を求めたため、リアナは平民娘を容赦なく断罪する。
アーロンとの婚約関係はしょせん仮初のもの。いずれは解放される。そう信じていたリアナだったが、アーロンの卒業を祝う舞踏会の日、リアナはアーロンの婚約者であることを笠にした傲慢な振る舞いをしたとして断罪され、婚約破棄されてしまう。
その上、明確な罪状がないまま国外追放までされてしまったリアナ。周囲の心配をよそに毅然とした態度で会場を後にするが、その場に崩れ落ちて。
そんなリアナを追いかけてきたのは、第二王子のジェームズだった。誰よりも高貴な身の上でありながら不遇な立場に追いやられているジェームズ。想いの通じ合った二人は手に手を取って隣国に渡る。だが、隣国で意外な事実が判明する。どこまでが彼女の計算だったのか。全ては誰かの手の平の上。
悪役令嬢役を強いられた令嬢がしたたかに幸せを掴み取るお話です。
文字数 8,245
最終更新日 2024.09.21
登録日 2024.09.21
文字数 158,978
最終更新日 2024.09.21
登録日 2023.05.29
ある日突然現れた、異世界から召喚された聖女モモカ。彼女を前にするとどんな異性も途端に心を奪われてしまう。公爵令嬢であるアルスリーアの婚約者もまた、彼女に心奪われた内のひとりであった。
婚約破棄を求められたアルスリーアだが、すぐに承諾するのはなんだか癪である。それに、彼女にはあるひとつの疑念があった。
もしかして、あの聖女様、怪しい魔法とか使ってるんじゃない?
文字数 10,985
最終更新日 2024.09.21
登録日 2024.05.31
とある時代の、とある国の都。
世の中には人々を襲うあやかしが跋扈していた。
そんな中、退治人のリツは婚約者だった上司から任務失敗の責任を押しつけられたあげく、一方的に婚約破棄を言い渡され妹と婚約すると――中略――
そんなテンプレートな運命を辿ったリツの左遷先では、セツと名乗る新しい上司が待っていた。
仕事の説明が始まると思ったリツに対して、セツは結婚相手にしか教えてはならないはずの真名を名乗りだし……。
すれ違い的なあれから始まる、平安風ファンタジーっぽい恋愛ものです。
※「【R18】半妖の退治人と呪われた上司」の前日譚ですがこちらはBLではなく男女CPとなっているため、ジャンルを女性向け恋愛にしています。
文字数 99,069
最終更新日 2024.09.21
登録日 2024.02.03
優しい王子様。あなたに恋をした。
あなたに相応しくあろうと努力をした。
あなたの婚約者に選ばれてわたしは幸せでした。
なのにあなたは美しい聖女様に恋をした。
そして聖女様はわたしを嵌めた。
わたしは地下牢に入れられて殿下の命令で騎士達に犯されて死んでしまう。
大好きだったお父様にも見捨てられ、愛する殿下にも嫌われ酷い仕打ちを受けて身と心もボロボロになり死んでいった。
その時の記憶を忘れてわたしは生まれ変わった。
知らずにわたしはまた王子様に恋をする。
文字数 66,065
最終更新日 2024.09.20
登録日 2024.08.24
大変なことやややこしいことがあっても乗り越えて幸せを掴みます。
だって、幸せに生きたいから!
文字数 97,875
最終更新日 2024.09.20
登録日 2024.08.02
婚約破棄を告げられたミレーナは、冷静にそれを受け入れた。
「ただ、正式な婚約破棄は呪いを解いてからにしてもらえますか」
婚約破棄から始まる自由と新たな恋の予感を手に入れる話。
全4話で短いお話です!
文字数 2,105
最終更新日 2024.09.20
登録日 2024.09.20
ここは小説の世界。
学園の卒業後、ヒロインの姉で脇役の私は、婚約者の第一王子に婚約破棄された。
次に私に待っていたのは辺境伯との結婚⁉︎
待って、辺境伯って、両親を亡くし後を継いだ、妹を好きな1人じゃない。
そんな彼と結婚したら白い結婚……それもいいじゃない、好きにさせてもらうわと思っていたのだけど。
あれれ、違うの⁉︎
文字数 16,682
最終更新日 2024.09.20
登録日 2024.09.06
子爵令嬢のクロエ・ルーベンスは今日も《おひとり様》で夜会に参加する。
公爵家を継ぐ予定の婚約者がいながら、だ。
クロエの婚約者、クライヴ・コンラッド公爵令息は、婚約が決まった時から一度も婚約者としての義務を果たしていない。
クライヴは、ずっと義妹のファンティーヌを優先するからだ。
「ファンティーヌが熱を出したから、出かけられない」
「ファンティーヌが行きたいと言っているから、エスコートは出来ない」
「ファンティーヌが」
「ファンティーヌが」
だからクロエは、学園卒業式のパーティーで顔を合わせたクライヴに、にっこりと微笑んで伝える。
「私のことはお気になさらず」
文字数 79,261
最終更新日 2024.09.20
登録日 2024.07.11
婚約が決まり、意気揚々とお仕事を辞めた私、パトリシアにとんでもない報せが舞い込んだ
どうやら私の婚約者は真実の愛に目覚めたらしく、伯爵家の娘と結婚するらしい
しかも相手は妊娠中…
相手の親には平謝りされ慰謝料を貰い、浮気相手のご両親にも謝り倒され慰謝料もらい、半年ほど遊び歩くことにした
だって、今さら仕事に戻れないもの
毎週末にはパーティーにいきやけ酒のみつついい相手はいないかと思っていた中、私は褐色の肌の貴族の青年、アルフォンソ様に出会う
どうやら彼も婚約破棄されたらしく、しかも妊娠中だとか…?
あれ、その話、どこかで聞いたと思ったら、お互いの元婚約者がくっついた、と知る
飲みすぎて彼に絡みまくった後、気が付いたら私はアルフォンソ様と裸でベッドの上にいた
え、どういうこと? 訳が分からずその場を逃げ出したら、翌日からアルフォンソ様がうちに来るようになったんだけど?
しかもアルフォンソ様、付き合ってほしいなんて言ってきた
婚約破棄された者同士がなんだかんだでくっつく話
他サイトにも投稿
※ネオページ様で先行公開になりました
文字数 38,890
最終更新日 2024.09.20
登録日 2024.06.26
私の婚約者の隣には何故かいつも同じ女性がいる。
婚約者の交流茶会にも彼女を同席させ仲睦まじく過ごす。
これではまるで私の方が邪魔者だ。
苦言を呈しようものなら彼は目を吊り上げて罵倒する。
どうして婚約者同士の交流にわざわざ部外者を連れてくるのか。
彼が何をしたいのかさっぱり分からない。
もうこんな茶番に付き合っていられない。
そんなにその女性を傍に置きたいのなら好きにすればいいわ。
文字数 192,450
最終更新日 2024.09.20
登録日 2024.07.19
「ベルフェルミナ! お前との婚約を破棄させてもらう!」
王宮で開かれた夜会で、突然、婚約者の王太子フレデリックに婚約破棄を突き付けられた。そのうえ、義妹のリーンと婚約をすると言い出したのである。なんでも、リーンは聖女だったらしく、そのリーンをベルフェルミナが虐めていたというのだ。あげく、悪女の汚名を着せられ、国外追放を言い渡されてしまう。貴族社会で不自由なく生きてきた伯爵令嬢が、町の外に出れば魔物がいる危険な世界で生きていけるわけがない。しかし、国外へと護送される道中、ある事件をきっかけに前世の記憶が蘇ると、最強の竜だったころの魔法もスキルも使えるようになってしまった。異国の地で幸せな暮らしをもとめ、あくまで淑女として奮闘するのであった。
文字数 81,587
最終更新日 2024.09.20
登録日 2024.07.30
ラーチェル・クリスタニアは、男運がない。
初恋の幼馴染みは、もう一人の幼馴染みと結婚をしてしまい、傷心のまま婚約をした相手は、結婚間近に浮気が発覚して破談になってしまった。
ある日の舞踏会で、ラーチェルは幼馴染みのナターシャに小馬鹿にされて、酒を飲み、ふらついてぶつかった相手に、勢いで結婚を申し込んだ。
それは悪魔の騎士団長と呼ばれる、オルフェレウス・レノクスだった。
文字数 120,162
最終更新日 2024.09.20
登録日 2024.09.15
伯爵令嬢であるアルティリアは、婚約者からある日突然婚約破棄を告げられた。
彼はアルティリアが上から目線だと批判して、自らの妻として相応しくないと判断したのだ。
それに対して不満を述べたアルティリアだったが、婚約者の意思は固かった。こうして彼女は、理不尽に婚約を破棄されてしまったのである。
そのことに関して、アルティリアは実の父親から責められることになった。
公にはなっていないが、彼女は妾の子であり、家での扱いも悪かったのだ。
そのような環境で父親から責められたアルティリアの我慢は限界であった。伯爵家に必要ない。そう言われたアルティリアは父親に告げた。
「私は私で勝手に生きていきますから、どうぞご自由にお捨てになってください。私はそれで構いません」
こうしてアルティリアは、新たなる人生を送ることになった。
彼女は伯爵家のしがらみから解放されて、自由な人生を送ることになったのである。
同時に彼女を虐げていた者達は、その報いを受けることになった。彼らはアルティリアだけではなく様々な人から恨みを買っており、その立場というものは盤石なものではなかったのだ。
文字数 15,382
最終更新日 2024.09.20
登録日 2024.09.17
【お知らせ】
※【100%完結】本文完成済み。
※ 全46話
※ 更新日時 9/21→9時 12時 18時 19時 21時 投稿します。 (9/21は計5本)
時間によっては10分程度前後することがあります。
以降の更新時間も決まり次第こちらに書きます。
【あらすじ】
王太子はバチェラー(王太子妃決定婚活バトルロワイヤル)を開始すると宣言した。
たったひとりの妃をめぐって、令嬢達が競う、婚活祭りだ。
そこに悪役令嬢である、アニマ・タウンゼントが招待を受ける。
王太子はアニマに告げた。悪役令嬢は嫌いだ。あなたを愛すことはない、と。
「では、なぜ、私はバチェラーに呼ばれたの?」
アニマは疑問に思いながらも、バチェラーへの参加を決意するのだった。
――これは、アニマという虐げられた悪役令嬢が、幸せをつかみ取る話。
文字数 10,380
最終更新日 2024.09.20
登録日 2024.09.20
深い海の底で暮す人魚のマリアナは、ある嵐に夜に船から投げ出された青年を助ける。
美しい若草色の瞳に一目で恋に落ちたマリアナは、青年にもう一度会いたいと願い、海底の魔女に頼み人間の足を手に入れた。
陸に上がり、名門公爵家に拾われて下働きをしていたマリアナは、ようやく青年と再会を果たす。
彼は公爵家の次期当主、アダム・タウンゼントだった。
アダムから結婚を申し込まれ、婚約者になれたのもの束の間、わずか一か月で婚約破棄されてしまう。
実はアダムにはすでに交際相手がおり、その女性と結婚するために、マリアナを利用しただけだった。
失意のマリアナの前に現れたのは、アダムと瓜二つの双子の弟、イーサン。
そして嵐の夜にマリアナが助けた青年は、アダムではなくイーサンだったと知らされる。優しく誠実な人柄のイーサンは、命の恩人であるマリアナに感謝し、自分の屋敷へ客人として迎えてくれた。
アダムに対して怒りが収まらないマリアナは、純粋な乙女心を弄んだ罪はかならず償わせてやる!!と、固く復讐を誓う。しかし、婚約破棄されたマリアナにはアダムに近付く術はない。そこでマリアナが選んだ手段とは……?
文字数 44,754
最終更新日 2024.09.20
登録日 2024.09.06
───酔っ払って人を踏みつけたら……いつしか恋になりました!?
政略結婚で王子を婚約者に持つ侯爵令嬢のガーネット。
十八歳の誕生日、開かれていたパーティーで親友に裏切られて冤罪を着せられてしまう。
さらにその場で王子から婚約破棄をされた挙句、その親友に王子の婚約者の座も奪われることに。
(───よくも、やってくれたわね?)
親友と婚約者に復讐を誓いながらも、嵌められた苛立ちが止まらず、
パーティーで浴びるようにヤケ酒をし続けたガーネット。
そんな中、熱を冷まそうと出た庭先で、
(邪魔よっ!)
目の前に転がっていた“邪魔な何か”を思いっきり踏みつけた。
しかし、その“邪魔な何か”は、物ではなく────……
★リクエストの多かった、~踏まれて始まる恋~
『結婚式当日、婚約者と姉に裏切られて惨めに捨てられた花嫁ですが』
こちらの話のヒーローの父と母の馴れ初め話です。
文字数 90,810
最終更新日 2024.09.20
登録日 2024.09.08
<最終話まで執筆済。毎日1話更新。完結保障有>
フランクフルト王国の辺境伯令嬢アーデルは王家からほぼ選択肢のない一方的な命令でクズな王太子デルフリと婚約を結ばされた。
アーデル自身は様々な政治的背景を理解した上で政略結婚を受け入れるも、クズは可愛げのないアーデルではなく天真爛漫な義妹のクラーラを溺愛する。
貴族令嬢達も田舎娘が無理やり王太子妃の座を奪い取ったと勘違いし、事あるごとにアーデルを侮辱。いつしか社交界でアーデルは『悪役令嬢』と称され、義姉から虐げられるクラーラこそが王太子妃に相応しいっとささやかれ始める。
そんな四面楚歌な中でアーデルはパーティー会場内でクズから冤罪の後に婚約破棄宣言。義妹に全てを奪われるという、味方が誰一人居ない幸薄い悪役令嬢系ヒロインの悲劇っと思いきや……
蓋を開ければ、超人のようなつよつよヒロインがお義姉ちゃん大好きっ子な義妹を筆頭とした愉快な仲間達と共にクズ達をぺんぺん草一本生えないぐらい徹底的に叩き潰す蹂躙劇だった。
もっとも、現実は小説より奇とはよく言ったもの。
「アーデル!!貴様、クラーラをどこにやった!!」
「…………はぁ?」
断罪劇直前にアーデル陣営であったはずのクラーラが突如行方をくらますという、ヒロインの予想外な展開ばかりが続いたせいで結果論での蹂躙劇だったのである。
義妹はなぜ消えたのか……?
ヒロインは無事にクズ王太子達をざまぁできるのか……?
義妹の隠された真実を知ったクズが取った選択肢は……?
そして、不穏なタグだらけなざまぁの正体とは……?
そんなお話となる予定です。
残虐描写もそれなりにある上、クズの末路は『ざまぁ』なんて言葉では済まない『ざまぁを超えるざまぁ』というか……
これ以上のひどい目ってないのではと思うぐらいの『限界突破に挑戦したざまぁ』という『稀にみる酷いざまぁ』な展開となっているので、そういうのが苦手な方はご注意ください。
逆に三度の飯よりざまぁ劇が大好きなドS読者様なら……
多分、期待に添えれる……かも?
※ このお話は『いつか桜の木の下で』の約120年後の隣国が舞台です。向こうを読んでればにやりと察せられる程度の繋がりしか持たせてないので、これ単体でも十分楽しめる内容にしてます。
文字数 118,391
最終更新日 2024.09.20
登録日 2024.07.25
ラウラは仕事の書類に紛れていた婚約破棄の書面を見て、心底驚いてしまった。
だって、もうすぐ成人するこの時期に、ラウラとレオナルトとの婚約破棄の書面がこんな風にしれっと用意されているだなんて思わないではないか。
いくらラウラが、屋敷で透明人間扱いされているとしても、せめて流行の小説のように『お前とは婚約破棄だ!』ぐらは言って欲しかった。
しかし現実は残酷なもので、ラウラは彼らに抵抗するすべも仕返しするすべも持っていない、ただ落ち込んで涙をこぼすのが関の山だ。
けれども、イマジナリーフレンドのニコラは違うと言い切った。
彼女は実態が無くラウラの幻覚のはずなのに、力を与えてやると口にしてきらめく羽を羽ばたかせ、金の鱗粉を散らしながら屋敷の奥へとツイッと飛んでいったのだった。
文字数 25,679
最終更新日 2024.09.20
登録日 2024.09.19
私は夫に殺された。
正確には、夫とその愛人である私の親友に。
夫である王太子殿下に剣で身体を貫かれ、死んだと思ったら1年前に戻っていた。
もう二度とあんな目に遭いたくない。
今度はあなたと結婚なんて、絶対にしませんから。
あなたの人生なんて知ったことではないけれど、
破滅するまで見守ってさしあげますわ!
文字数 148,685
最終更新日 2024.09.20
登録日 2024.08.16
「はい、ちゅーもーっく! 本日わたしは、とうとう王太子殿下から婚約破棄をされました! これがその証拠です!」
ヴィルヘルミーネ・フェルゼンシュタインは、そう言って家族に王太子から届いた手紙を見せた。
「「「やっぱりかー」」」
すぐさま合いの手を入れる家族は、前世から家族である。
日本で死んで、この世界――前世でヴィルヘルミーネがはまっていた乙女ゲームの世界に転生したのだ。
しかも、ヴィルヘルミーネは悪役令嬢、そして家族は当然悪役令嬢の家族として。
ゆえに、王太子から婚約破棄を突きつけられることもわかっていた。
前世の記憶を取り戻した一年前から準備に準備を重ね、婚約破棄後の身の振り方を決めていたヴィルヘルミーネたちは慌てず、こう宣言した。
「船に乗ってシュティリエ国へ逃亡するぞー!」「「「おー!」」」
前世も今も、実に能天気な家族たちは、こうして断罪される前にそそくさと海を挟んだ隣国シュティリエ国へ逃亡したのである。
そして、シュティリエ国へ逃亡し、新しい生活をはじめた矢先、ヴィルヘルミーネは庭先で真っ黒い兎を見つけて保護をする。
まさかこの兎が、乙女ゲームのラスボスであるとは気づかづに――
文字数 46,795
最終更新日 2024.09.20
登録日 2024.09.07
実家が借金まみれのことを暴かれ、婚約破棄される地味眼鏡ルイーザ。しかし、ルイーザが関心を持っているのは婚約者ではなく、その父。
だって、わたくしオジ専なんです。禁断の愛?? いいえ、これは真っ当な純愛です。
大好きなチェスが運命を変えてしまう物語。
……からの、チェスドラマです。
舞台はその十年後。
元婚約者の私生児、ローランを引き取ることになったルイーザは困惑していた。問題児ローランは息子との折り合いも悪く、トラブル続き……
心を閉ざす彼が興味を保ったのはチェス!
金髪碧眼の美ショタ、ローランの継母となったルイーザの奮闘が始まる。
※この小説は「小説家になろう」でも公開しています。
文字数 152,395
最終更新日 2024.09.20
登録日 2024.08.07
人生をやり直していると気がついたのは、庶子の私を親族に紹介するためのお披露目式の直前だった。
しかし私はやり直していることよりもこのあと訪れるはずの義兄との出会いに困惑していた。
――なぜなら、私を殺したのは義兄だからだ。
それなのに、やり直し前は私に一切興味を示さなかったはずの義兄が、出会った直後から溺愛してきて!?
これは、ワケあり義兄とやり直し令嬢の距離がバグった溺愛ファンタジー
小説家になろう様にも投稿しています
文字数 47,352
最終更新日 2024.09.20
登録日 2024.09.06
交通事故に遭って死んだはずなのに、気が付けば猫になっていた。
前世の記憶と共に、昨夜の夜会でセドリック王太子に婚約解消を告げられた事を思い出す。
そしてセドリック王太子の傍らには妹のキャロリンの姿が…。
猫になった私は家を追い出され、彷徨っている所を偶然通りかかった人物に拾われて…。
各話のタイトルで少し遊んじゃってます。
笑って流していただけると幸せます。
文字数 113,597
最終更新日 2024.09.20
登録日 2024.07.10
君しかいないと甘い言葉を囁く婚約者エドワード。
リリアはそんな彼のことが好きだったが、舞踏会の夜、彼が他の女性と愛し合っているところを発見する。
リリアは心を傷つけられ、どんな手を使ってでも彼らに復讐してやろうと決意する。
文字数 14,369
最終更新日 2024.09.20
登録日 2024.09.20
17歳の少女カレンは、6つほど年上であるグレムリー伯爵から婚約関係を持ち掛けられ、関係を結んでいた。しかしカレンは貴族でなく平民の生まれであったため、彼女の事を見る周囲の目は冷たく、そんな時間が繰り返されるうちに伯爵自身も彼女に冷たく当たり始める。そしてある日、ついに伯爵はカレンに対して婚約破棄を告げてしまう。カレンは屋敷からの追放を命じられ、さらにそのまま隣国へと送られることとなり、しかし伯爵に逆らうこともできず、言われた通りその姿を消すことしかできなかった…。しかし、彼女の生まれにはある秘密があり、向かった先の隣国でこの上ないほどの溺愛を受けることとなるのだった。後からその事に気づいた伯爵であったものの、もはやその時にはすべてが手遅れであり、後悔してもしきれない思いを感じさせられることとなるのであった…。
文字数 25,659
最終更新日 2024.09.20
登録日 2024.09.11
イリス・カリスタは平民出身ながら、貴族の青年と婚約し、輝かしい未来を夢見ていた。しかし、突然の裏切りによりすべてを失い、彼女の人生は一変する。絶望の中で目覚めたイリスは、再び誰にも裏切られない強さを求め、魔法の力に目覚める。
やがて彼女は、強大な力を持つ盟友と契約し、復讐の道を歩み始める。しかし、その道は簡単ではなく、彼女の前にはさまざまな試練と敵が立ちはだかる。過去を乗り越え、自らの運命を切り開くために、イリスは新たな仲間と共に貴族社会の陰謀に立ち向かう。
文字数 13,008
最終更新日 2024.09.20
登録日 2024.09.20
エリーゼ・ミレー侯爵令嬢はこの国の第三王子レオナルドと婚約関係にあったが、当の二人は犬猿の仲。
ある日、とうとうエリーゼはレオナルドから婚約破棄を突き付けられる。
「婚約破棄上等!」
エリーゼは喜んで受け入れるが、その翌日、レオナルドは行方をくらました!
殿下は一体どこに?!
・・・どういうわけか、レオナルドはエリーゼのもとにいた。驚くべき姿で。
殿下、どうして私があなたなんか助けなきゃいけないんですか?
本当に迷惑なんですけど。
※世界観は非常×2にゆるいです。
文字数 19,569
最終更新日 2024.09.20
登録日 2024.09.10
前世で病床に伏していた主人公は、愛する人との再会を夢見ながら命を終えた。気がつけば異世界で公爵夫人として生まれ変わり、前世の分まで愛を注ごうと決意する。
しかし、
婚約者のアレクサンダーは初恋の相手に未練を抱き、彼の心を掴むのは一筋縄ではいかない。主人公は彼の心をつかもうと奮闘するが、数々のハプニングと困難に直面する。
そんな中、田舎の花火大会で出会った花火師のリアムと共に予期せぬ事件を乗り越え、彼との深い絆を育んでいく。最終的に、幻想的な夜空に咲く花火を見上げながら、過去と現在を笑い合い、心からの幸せを手に入れる新たな人生の一歩を踏み出す。
文字数 19,250
最終更新日 2024.09.20
登録日 2024.09.18
どこぞの物語のように、夜会で婚約破棄を告げられる。結構ですわ、お受けしますと返答し、私シャルリーヌ・リン・ル・フォールは微笑み返した。
愚かな王子を擁するヴァロワ王家は、あっという間に追い詰められていく。逆に、ル・フォール公国は独立し、豊かさを享受し始めた。そこに自称聖女が現れて引っ掻きまわす。シャルリーヌは、豊かな国と愛する人、両方を手に入れられるのか!
ハッピーエンド確定
【同時掲載】小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2024/09/12……小説家になろう 異世界日間連載 7位 恋愛日間連載 11位
2024/09/12……エブリスタ、恋愛ファンタジー 1位
2024/09/12……カクヨム恋愛日間 4位、週間 65位
2024/09/12……アルファポリス、女性向けHOT 42位
2024/09/11……連載開始
文字数 12,909
最終更新日 2024.09.20
登録日 2024.09.11
嘗て日本人だった「私」は乙女ゲームの悪役令嬢になっていた。
卒業式当日、婚約者である王太子とヒロインとその仲間達によって断罪され、王都を追放される。
いよいよ日本の「思い出」を駆使して準備してきた、私のその後の人生が始まる――。
※一人称
※短めで駆け足
※ラブの要素やや薄め
■作品転載、盗作、明らかな設定の類似・盗用、オマージュ、全て禁止致します。
文字数 15,455
最終更新日 2024.09.20
登録日 2024.09.16