アヤカシ小説一覧
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とある田舎町。普通の高校生活を送っていた奏太は、ある日突然本家に呼び出され自分の役目を知らされる。それは、人の世、妖の世、鬼の世を隔てる結界を守り、そこにできた綻びを塞ぐこと。
結界を塞ぐには、「陽の気」と呼ばれる力を注ぐ必要がある。その力を使い役目を果たす使命を負うのは、たった三名。従兄姉である、柊士と結、そして奏太だった。
しかし、結は既に自殺。頼るべき柊士は役目を担う事に前向きでは無い。
奏太は右も左もわからないまま、蝶の妖で案内役である汐に言いくるめられ、大鷲の妖である亘にからかわれながらその背に乗って、結界の綻びを閉じる役目を負い始める。
廃校、廃病院、トンネル、キャンプ場……
家を抜け出し夜闇に紛れて役目をこなしていく中、奏太は次第に妖界の事情に否応なしに巻き込まれていくことに。
本家の罪、妖界の朝廷に潜む闇。葬ったはずの過去の歯車がピタリと嵌まり、それが大きな騒動へと繋がっていく……
文字数 174,320
最終更新日 2024.07.27
登録日 2024.06.23
元彼の結婚式に、招待されたミクル。
相手の女は親友でした。
憐れまれるのはゴメンで、レンタル彼氏を雇うことにしたけれど…。
文字数 5,910
最終更新日 2021.01.10
登録日 2020.12.31
室町時代から続く武家の家系に生まれた美華子。
彼女は巫女の血筋もひいていた。昔から霊感はあったが気配を感じ取れるのみ。あやかしを見ることは叶わなかった。
しかしあの夏の日、全てが変わってしまって…。
文字数 2,968
最終更新日 2021.01.02
登録日 2020.12.31
「寝てないよ? ん? 一か月」
「甘いわ、こちとら半年よ」
「……今の上司になってからおよそ数世紀」
人外統率機関元老院。
長である元老院長を中心に、行政・軍事・司法・外交・医事。多岐に渡り人外のモノを統べ、人間との調停を行う機関。
そこでは様々な人外達が己に課せられた業務を日々こなしている。
その元老院において、医事を司る課に所属する女が一人。
引き起こされる数多の事件に巻き込まれながらも、日々自分の力と経験を元になんとか解決し、
多種多様な他の元老院の者達と絆を深めていく物語。
欲するものはただ一つ。誰にも邪魔されない長期休暇、ただそれだけ。
最近の心の一句は、【頼むから、大人しくしろ、課長達】
文字数 49,459
最終更新日 2020.09.16
登録日 2017.08.05
神々の薬師は、人に顔を見せてはいけない。
何故ならば、薬師は人であって人ではない存在だから。
選ばれたものらは、自らの願いを叶えた対価として、薬師へと姿を変える。
家族や親しい人ら、そして愛しい人からも自分の記憶は消えるというのに、それでも叶えたい願いとは何だったのか。それすらも、もう遠い記憶。
これは一人の神々の薬師の少女が織りなす物語。
文字数 31,198
最終更新日 2020.03.08
登録日 2019.12.28
最近宮川昴の周囲では、奇妙だと感じる事が多い。古くからの友人達が次々に想いを叶えて結ばれていくのだ。妹のような存在が好きだった奴や、女性を遠ざけて仕事に没頭していた奴。絶対に結婚出来ないだろうと思っていた性にだらしのない奴までが一人の女性を選んだ。
おっとりマイペースだった弟までが、実家で同棲を始めたのだが、その相手“白尾葛葉”は俺の最も奇妙だと思う一番の存在だった。
『アイツはいったい何者なんだ?』
疑問は増えるものの、答えが出ない。
そんなある日、風呂場に一匹の大きな獣が乱入して来て、俺とソイツとの微妙な生活が始まった——
○捻くれ者な内科医と追っかけ癖のある白狐のお話です。
【R18】作品ですのでご注意下さい。
【関連していなくもない作品】
『コイシイヒト』作品中に登場した宮川昴さんの作品です。
文字数 50,205
最終更新日 2020.01.06
登録日 2019.12.18
ぼくの父親は黒い羽根が生えている烏天狗だ。
ぼくの父親は寂しがりやでとっても優しくてとっても美人な可愛い人?妖怪?神様?だ。
大きな山とその周辺がぼくの父親の縄張りで神様として崇められている。
父親の近くには誰も居ない。
参拝に来る人は居るが、他のモノは誰も居ない。
父親には家族の様に親しい者達も居たがある事があって、みんなを拒絶している。
ある事があって寂しがりやな父親は一人になった。
ぼくは人だったけどある事のせいで人では無くなってしまった。
ある事のせいでぼくの肉体年齢は十歳で止まってしまった。
ぼくを見る人達の目は気味の悪い化け物を見ている様にぼくを見る。
ぼくは人に拒絶されて一人ボッチだった。
ぼくがいつも通り一人で居るとその日、少し遠くの方まで散歩していた父親がぼくを見つけた。
その日、寂しがりやな父親が一人ボッチのぼくを拐っていってくれた。
ぼくはもう一人じゃない。
寂しがりやな父親にもぼくが居る。
ぼくは一人ボッチのぼくを家族にしてくれて温もりをくれた父親に恩返しする為、父親の家族みたいな者達と父親の仲を戻してあげようと思うんだ。
アヤカシ達の力や解釈はオリジナルですのでご了承下さい。
文字数 81,597
最終更新日 2019.06.26
登録日 2018.10.23
桜のアヤカシと自殺志願少女の切ない恋物語。
自殺未遂表現があります。ご注意ください。
エブリスタとマルチ投稿です。
文字数 13,283
最終更新日 2018.06.30
登録日 2018.06.30
ある日釣りに出かけた僕は、山の中で巨大な水竜と出会う。一緒に楽しく釣りを楽しんだ水竜様は、僕の家に住みたいと言ってきた。困った僕は、ばあちゃんがOKしたらという条件で連れて帰ることにしたのだった。異能力者と水竜様、混ぜると危険。
文字数 15,688
最終更新日 2017.12.10
登録日 2017.11.30
愉快な荒御霊だった俺は、なにがなんだか分からないまま平安時代にトリップ。陰陽師の女の子の式神になってました。京の都に跋扈する魑魅魍魎は、俺達が許さない!え?陰陽師ちゃん術使えないの?じゃあどうやってかっこよく悪霊退治するの?え?しないの?悪霊退治。暇だね式神って。
文字数 2,071
最終更新日 2017.11.30
登録日 2017.11.30
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